チェレンがからかい混じりに笑っている。
「トウコも後で来るってさ。まったく驚いたよ。まさかチャンピオン時代にすっかり四天王と仲を深めていたなんてね」
ベルが少し膨れながら声をかけてくる。
「もう、私達に黙ってこんな美人さん捕まえて、びっくりだよ!」
僕の隣には、可憐さと美しさ、気品を兼ね備えた美女、カトレアがいる。
カトレアは優雅に自信の口元に手を当て、
「ふふ、ありがとう。アタクシもトウヤの素敵なお友達に会えて嬉しいわ。コクランからお茶菓子をいただいたから、二人も食べてみて」
カフェで4人同じテーブルにつき、談笑する。まるでごく普通のカップルと友人たちが過ごす様に、どこにでもある昼下がりのように。
隣に座るカトレアを見ると、こちらの視線に気づいて顔を向け、小首をかしげながら微笑んでくれた。
机の下の彼女の右手に触れようと手を伸ばすと、カトレアも右手を伸ばしてくれる。指先が触れ合い、そのままベルとチェレンに気づかれないように――。
(……あれ?)
一瞬、視界が白と黒にざらついてブレた後、元のカフェの光景へともどる。チェレンがいる、ベルがいる。隣にカトレアがいる。
何も変わっていない。いや、一つだけあった。机の下でカトレアの触れ合っていた右手が離れている。
(……?)
チェレンとベルとの談笑が続いてる。幻というには些細な変化に戸惑いカトレアへと視線を映すと、
「ふふ……」
こちらを見て、いたずらっ子のように微笑んでいた。
(……?)
カトレアと付き合いだしてから、最近の生活は順調だ。このパシオで大会に挑み、バディや同じチームの皆と絆を深め、戦いや触れ合いを経て共に成長する日々。
かつてカトレアと過ごした、あの『楽園』を思い出すことも、ある。今も恋人としてすることは日々しているけれど、あんな欲望にまみれた日々はもう、
……ぬるり。
「へうっ!?」
と、ゆっくりと撫でまわすような感触があったのは、僕の股間だった。ズボンの上から撫でられたわけじゃない。まるで突然素肌の股間がなでられたような感覚に、声をあげてしまう。
(え、な、な)
慌てる僕に対して、カトレアは気にした様子もなく、チェレンとベルと会話を楽しんでいる。
「あら、トウヤったら昔はそんな感じだったの。ふふ……」
直接僕の男性器を、執拗に愛撫するようなこの謎の感覚。その正体に僕はすぐに思い当たった。
(カトレアが、手でしてくれるときと同じ……!?)
玉袋を揉み解され、亀頭をごしごしと彼女の柔らかい指でこすられ、亀頭から鈴口を親指でくにゅくにゅとくすぐられる。
「か、カトレア」
身動きができない僕のかすれた声を出すと、カトレアはベルとチェレンには見えないように、口元を広げた手のひらで隠し、僕にだけは唇を見せて。
「れろぉん、ちゅぱっ、ちゅるる、ちゅぅう♡」
唇と舌で、空間を舐めしゃぶるかのように見せつけた。それと同時に、僕のペニスが、まるで舐めしゃぶられたかのような快感に包まれる!
「あぐっあ!?」
カトレアの柔らかい唇、亀頭を包み込むように這いまわる舌、亀頭への吸引。全部知っているあの快感が、突然僕の股間部を襲った。
僕のペニスは痛いほどに勃起し始め、我慢汁をびゅるりと出した瞬間、カトレアは口元をすぼめて「ちゅううぅ♡」と音をだして何もない空間を吸い上げる。
「ぁっ!」
僕はたまらず前かがみになり、肘でガタンとテーブルを揺らしてしまう。
けれど、チェレンとベルは、
「今度のイベントバトルは、僕とどうだい? トウヤ」
「え、チェレンが言うなら、私も! いいよねトウヤっ」
「ふ、二人共……?」
まるで僕の異常事態に何も気づいていないかのように、会話を続けている。
もうこれは日常じゃない。こんなことができるのはエスパーを持つカトレアしかいない。そう確信した僕がカトレアを見ると、
「どうしたの、トウヤ……?」
キス寸前の距離まで、カトレアの美しい顔が迫っていた。微笑む顔はあまりに可憐で、カトレアを糾弾しようとした気持ちが霧散してしまう。
それでも、なんとか問いかけする。
「カト、レアっ。こんな、何をっ」
「それはもちろん……アタクシとトウヤが望むことをしているの」
「え……?」
カトレアがテーブルの下の僕の股間部へ手を伸ばすと、そこにはいつのまにかズボンのチャックが開けられ、全てを晒して勃起するペニスがあった。どくどくと我慢汁を出して震えている。
「トウヤ、アタクシにこうしてほしいのでしょう? どこでも、いつでも、暖かくて気持ちのいいこと。アタクシなら全部、叶えてあげられるわ」
『トウヤぁ♡ アタクシを、孕ませてぇ♡』
どうしても思い出してしまう。全てを忘れ、ただただカトレアと愛と体を求めあい、体を動かすことすら忘れて混じり合った日々の事。昼も夜も夢も現実もすべて忘れ、人らしい生活も全てかなぐりすてて、全てがカトレアだけになった日々の事。
「ち、ちがうっ。こんな、二人にバレちゃうっ」
「バレなければいいのね?」
カトレアは迷うことなく僕のペニスを両手で包むと、ゴシゴシと上下にしごきはじめる。既にカトレアの手のひらは彼女の唾で濡らされていたのか、グチュグチュと水音をたて始めていた。
「か、かと、ぁあっ!?」
抵抗もできないまま、カトレアの顔が迫ってくる。するカトレアは、
「もう、トウヤったら。口元にクッキーついてるわ……ちゅ♡」
と、僕の頬と唇の間にキスをした。
チェレンとベルは顔を真っ赤にしている。チェレンはクイクイと眼鏡を上下させながら、
「か、カトレアさん、公衆でそういうのはっ」
ベルは口をパクパクさせた様子で、
「あわ、あわわわわ!?」
そんな二人に対して、僕は何も言い返せなかった。カトレアの心地いいキスの合間にも、机の下ではカトレアの柔らかい指で包まれたペニスが、ゴシゴシとしごかれ、
(もう、出っ!?)
その瞬間、カトレアは一気に体を前へ倒し、顔を僕の股間へ、一気に亀頭を唇で包み込んで、
「はぼっあんむっむちゅうううううううううう♡」
ドビュルルルルル!! ブビュルルル! ビュウウウウウ!
「あっがっ……!」
カトレアは金髪をふんわりと広げて僕の下半身を包んだまま、ゴシゴシと竿をしごき、亀頭を唇ではむはむと甘噛みし、射精する鈴口を舌先でチロチロとくすぐり、
「ちゅうううううぅぅぅ♡ んくっんん♡ ちゅううぅ♡」
喉を鳴らして精液を飲み込んで、すぐさま吸引愛撫に戻り、竿をしごいて玉を揉んで射精を継続させる。
ビュルルルルル……ビュルルルルル……!
「ぢゅるるるう♡ ちゅううう♡」
「あっ……あっ……」
僕はもう、目の前にチェレンとベルがいることも忘れて、ただただカトレアのフェラチオの気持ちよさに支配されてしまっていた。カフェなのに、目の前に親友二人がいるのに、誰が見ているかもわからないのに。
カトレアのフェラが、気持ちいい。何も考えられない。
「ぢゅるるるうぅっ♡ ちゅぽん……♡」
ペニスごと根こそぎ吸い取られかのような激しいフェラのあと、カトレアは僕を見ながら、口を開き、
「あはぁ……♡」
僕が出し尽くした精液を見せつけ、口を閉じると、人差し指で唇を抑えながらコクンと飲み込んだ。
とんでもないことをしてしまったという背徳感と、射精直後の倦怠感、そしてカトレアのいやらしくも極上の可愛さに魅了されて、僕は椅子の背に体重を預けて身動きが取れない。
チェレンとベルは、変わらず会話を続けている。なんとなくだが、わかってきた。どうやらカトレアのプレイの一環で、親友二人はこちらの様子が認識できていない。カトレアのエスパーがなせる技なのだろう。もしかしたら、既に彼女のエスパーポケモンが補助として周りを取り囲んでいるかもしれない。あの楽園のように。
けれどあまりにも危険な行為に思えるし、やめるようカトレアに言おうと思っても、言葉が出なかった。目の前でカトレアがふわりと浮かぶと、彼女の帽子と肩にかかった薄ピンクのシースルーはそのままに残し、カトレアは全裸になっていた。
形のいい乳房と、いやらしくも可愛い薄桃色の乳輪と乳首。そしてトロリと太ももへ涎を垂らしているヴァギナ。
何度もその場所へペニスをぶち込んだから、どれだけの気持ちよさがあるかは知っている。ここが二人のベッドならば、すぐさま服を脱ぎ捨てて彼女を押し倒してただろう。
でも視界には、欲情した裸のカトレアと、親友のベルとチェレンがいる。親友二人とは、また一緒にチームを組んで大会に行く約束もある。
カトレアが僕に背中を向け、そのまま僕の膝の上に舞い降り、背面座位でペニスをヴァギナへ挿入しようとしている。
ここで伝えなければ。
僕が選ぶ世界は、
「カトレア……」
「なぁに?」
……。
「……キスしながら……したい」
カトレアは背を向けたまま僕の膝上に舞い降り、僕に背中を預け、顔だけ横に向けてこちらを向き、目をつむって薄く開いた唇を突き出す。カトレアの薄く開いた口には、紅い舌先が覗いている。
僕は後ろからカトレアの二つのおっぱいを両手でそれぞれ鷲掴みにし、カトレアの唇に吸い付いて舌を入れ、彼女のヴァギナへペニスを一気に突き入れた。
「んんぅうう♡」
カトレアのくぐもった喘ぎ声と共に、プシュっとカトレアの潮吹きがテーブルを濡らした。グチュグチュと熱く絡みついてくるカトレアのおまんこを、僕は一心不乱に激しくピストンする。
べろべろと舌を絡ませる激しいキスをしながら、
「トウヤぁん♡ あむちゅるぅ♡ トウヤのおちんちんっ激しくてっすごいぃんぅんれろちゅぱ♡」
「カトレアっんむっんんっカトレアぁ!」
もうここが、どこかわからない。どこでもいい。カトレアの乳首を指で押しはさんでこねくりまわし、バチュバチュとひどい水音を立てながらカトレアの奥の奥までピストンして、周りに見せつけるように交わり続ける。
「え……な、なに、してるの……?」
「!? ベル、見ちゃいけない!」
え。
(アタクシ以外の誰にどう思われようと、どうでもいいじゃない……♡)
……カトレア、カトレア、カトレア、カトレア! カトレア!! カトレア!!!
「あぁん♡ トウヤぁ好きぃ♡ なかにっなかに♡ らしてっあむんちゅうう♡ あああぁあん♡」
カトレアの激しいキス、極大の潮吹き、彼女の膣内全てが僕のペニスを吸い、ついてっ、
ビクビクビクビクビクビク! プシャアアアア!!
ドビュルルルルル!! ブビュルルルルル!! ビュウウウウウウ!!!
(トウヤ、好き、トウヤ、好きぃ♡ このまま、溺れましょう……♡)
頭の中にカトレアの声が響く。カトレアの唇をピッタリと吸いながら、カトレアの舌を舐めまわして、カトレアの唾液を飲み込み、花のような濃いカトレアの香りに包まれ、おっぱいを揉みながらカトレアの乳首を指で引っ張り、ペニスをカトレアの子宮口へ届くように奥まで突き入れてドバドバと射精をする。
ビクビク……プシャアア……ビクビク……プシュ、チョロロロ……。
カトレアが絶頂痙攣してお漏らししする度、ペニスがカトレアのふわふわトロトロの膣にぎゅうぎゅうと締め付けられて、また射精する。
ドビュルルルルル……ビュウウウウ……。
カトレアしか見えない。カトレアしか聞こえない。カトレアしか嗅げない。カトレアしか味わえない。カトレアしか感じられない。
「トウヤぁんちゅ♡ ちゅるるちゅぱ♡ んんちゅうぅ♡」
カトレアのふわふわの金髪に包まれ、カトレアの薄く開いた青い瞳を見つめながら、僕は、カトレアがもたらしてくれる幸せに、いつまでも包まれて、溶かされて、消えていく。
(このまま、一緒に溶けて……♡ トウヤ……好き、トウヤぁ♡)
「あむれろちゅぱっトウヤぁん♡ んちゅううううううぅ♡」
ビクビクビクビク……チョロロ……。
ビュルルルルル……ビュウウウウ……。
「ん……ん……あれ……?」
心地よく温かい感触に包まれて、目を開ける。見慣れた天井、寝慣れたベッドの感触。
朝特有の鳥ポケモンの鳴き声が外で聞こえる。
僕の頬をなでたのは、ふわふわの金髪だった。
「んん……トウヤぁ……」
瞼を閉じたカトレアが僕の半身を包みように抱き着き、僕の頬に唇をつけている。狸寝入りには見えない。
(……夢……)
「ん……あら……起きたの……?」
「ん、おはよう、カトレア……今日は……」
今日はカフェで、チェレンとベルに、カトレアさんを彼女として紹介して……。
「……あれ……?」
Cギアで日付を確認してみると、おかしい。
一日、進んでいる。
思考が定まらない中、視界が全てカトレアの顔で埋め尽くされ、柔らかく温かい口づけをされる。
ああ、気持ちいい。
「んちゅぅう……♡ 今日はどこで、イきましょうか、トウヤ♡」