※この作品はR-18です。

いやし屋 なきり   作:ナルキケーネ(ハーメルン支店)

7 / 8
ノットイコール・サービス

「ぁっ……♡」

 

 夢に触れる。現実を悟る。矛盾しているはずのふたつを同時に感じながらあやめの頬を撫でると……わずかに濡れた柔らかい髪の毛の感触に、凝り固まった常識が壊される。

 

 しかし……寝転がったあやめに覆い被さり、物欲しそうに潤んだ寂しがりの紅い宝石を見下ろしたところで――少しばかり残った、常識的な理性が邪魔をする。

 

 ……本当に、いいのだろうか。これまで守ってきたアイドルとしての貞操を、出会ったばかりの男に散らされてしまって……彼女は、後悔しないだろうか。

 

「……出会ったばっかりじゃないよ……? たしかに、お顔を見たのは初めてかもだけど……余と人間様は……これまでずっと……四年も、一緒だったんだから……」

 

 不安で硬直した俺の胸板に手を添え、あやめがふんわりと微笑んだ。その慈愛に満ちた視線には……大切な家族から感じるような、身体の内側にまで届くほどの温もりが満ちていた。

 

「さっきも言ったけど……余は……相手が人間様だから、あんなにエッチで恥ずかしいことも頑張れたんだよ。人間様には……この気持ちも、覚悟も……ちゃんと、感じてほしいな……?」

 

 腹を据えたあやめの言葉で、ようやく目が覚めた気がした。長い眠りの中で、ずっと間違っていた夢を見ていた自分の目から邪魔な霞が晴れていく……そんな気分だった。

 

 ……馬鹿か、俺は。たとえ電子空間での交流だろうが、あやめがアイドルとしてファンを――俺たちのことを心から想いながら接してくれていたことなど、よく知っているはずだ。

 

 それに……あやめに送り続けたコメントは、俺が心から想っていた言葉だ。あやめと分かち合ってきた感動と不安は、俺たちの大切な思い出だ。

 

 それらを数えきれないほどに積み重ねてきた時間を……彼女が『リアルじゃない』と放り捨てるわけがない。少なくとも、俺が推してきた百鬼あやめという女性は、俺たちとの時間を何よりも愛してくれていた――俺は、そう信じている。

 

 あやめが暮らす場所を『画面の向こうにある二次元』だという正論で決めつけ、越えられない壁を築こうとしていたのは……彼女を〝身近な生身の女性〟だと認識したくなかった、俺の方だった。

 

 彼女の言う通り、俺はあやめと出会ったばかりの男ではない。それに、たとえこの選択で後悔させてしまったとしても――もう、そのつらさを一緒に背負う覚悟も決めている。

 

『推しのアイドルを穢す』というプレッシャーに押し黙っていた俺を、少しだけ不安そうに見つめていたあやめ。そんな彼女に非礼を詫び、俺の胸に触れていた手を強く握った。

 

 自分の中に溢れた、性熱以上の温度で燃える愛を届けるために。これまで積み重ねてきた画面越しの思い出が、あやめと同じぐらい大切だと伝えるために。

 

「……んっ……♡ 余ねぇ、たしかに人間様のこと、全部は知らないかもなんだけどさ……。あなた様のそういう誠実で優しいところは、かなり好きかな……って……ふふっ……♡」

 

 くすくすと笑うあやめが、再び両手を首に回してくる。先ほどにも感じた、メスがオスを誘惑するような引き寄せ方ではなく……俺に身をゆだね、今後の全てを受け入れるかのような誘引の仕方だった。

 

 ずっと一緒にあった心をひとつに繋げて、触れたかった身体の距離を、次元の壁なんかでは阻めないほどに近づけた。ツノの付け根におでこを擦り合わせ、汗ばむ髪の毛を絡ませて……鼻先で、猫のように愛し合う。

 

「あ、んっ……♡ 人間、さま……♡ そろそろ……もっと……ねっ……♡ 余ね……さっき、人間様がエッチを望まなかったときから……ずっと、切なかったから……♡」

 

 唇を淫靡にゆるませていたあやめが、俺の乳首をカリカリと掻いて催促する。ピュアで甘いばかりの語らいよりも、深くて熱くて甘酸っぱい……オトナ同士のまぐわいを求めてきた。

 

 俺が次のステップに踏み出しやすいように、身体を起こすと――。

 

「はぁ……♡ 温める場所……間違えないでね……? ずっと、あっついのが欲しかったの……余の……ここ、だから……♡」

 

 ――あやめはナニが欲しいとまでは言わず、びちゃびちゃに濡れた白布の向こうで――くぱぁっ♡と秘密の花園を割り開いた。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 その、目を貫いて脳まで奮わせた性感は――ヘタレで真面目さしか取り柄がない俺の理性を破壊するのに十分すぎるほどの刺激だった。同時に、ここから先は『サービスを超えた行為』だということを伝えるほどに、直接的な〝情事のおさそい〟だとわかってしまう。

 

 秘部を隠す半透明のヴェールの奥には薄桃色の大輪が咲いており、くぼみから溢れた花蜜が粘っこい水滴となって布地を伝う。秘部から垂れた愛液は、丸見えになっていた菊座をとろりと濡らして、ヒクつく粘膜を淫らに飾っていた。

 

 その間接的に誘う仕草で、『故意的な性器の露出行為』を禁止されている対称にはあやめ自身も含まれていることを察した。ルールを破れば、この逢瀬も失われることになり……あやめのおねだりに応えることもできなくなる。

 

 涎がこぼれるほどに溢れた俺は、フンドシもどきが全部めくれてしまわないように、のれんをくぐらせるように陰茎を挿し込む。無毛のぷに肌に刻まれた肉厚な溝をしゅりしゅりと滑らせながら……くちゅり♡と濡れたヒダの入口を探り当てた。

 

「あ、ぅっ……♡ に、人間様ぁっ……♡ 硬いの、余の……大事なところに、当たって……あっ……あぁああっ……♡」

 

 くぱくぱっ♡と本能的に子種を欲していた女陰に、熱した杭のようにいきり立った陰茎を挿入する。ずぶずぶと槍身を沈めていくと、最初は抵抗するように強張っていた肉ヒダたちが……ずっと我慢していた肉棒を求めて、ザワザワとうごめきながら亀頭を舐め回してきた。

 

 小柄なあやめの膣はやや狭いが、温めたマシュマロのような弾力が俺のペニスに合わせてカタチを変え、ぴったりと吸い付いてくる。愛液で潤んだ肉筒は、その肉棒を食むことだけに夢中になっているようだった。

 

「ぁっ……あぁあ……♡ すっご、い……あ、んんっ……♡ 人間様の……おっきくて、かたくてっ……あっついっ……はぁあっ……♡」

 

 あやめはビクビクを身体を震わせて、エラや裏スジの隙間すらも肉ヒダで吸い上げるように膣を収縮させてくる。挿入しただけで軽く絶頂しているのか、とろんとゆるんだ瞳には貪欲で妖しい光が覗いていた。

 

 あやめの濡れた蜜壁を押し拡げ、柔壁の森を掻き分けていく。ぷりぷりとした肉感がうごめくように先端や肉幹を撫で回す膣内は、ミミズ千匹と呼ばれるような具合の良さで……挿入しているだけでも、油断をすれば射精してしまいそうなほどの性感を与えてくる。

 

 何度も妄想したあやめの膣内よりも温かく、とろとろに熟れている。愛液のシロップがたっぷりと垂らされた肉壺は、何を考えるのも億劫になるほどに、癒やしと愛に満ちていた。

 

 夢見がちな妄想が規定した〝最高〟を、現実の絡み付くような魅力が軽々と打倒する。起きたまま、ハッキリとした夢を見ているような……幸せすぎて、気持ちよすぎて、狂ってしまいそうなほどの充足感に心が悲鳴を上げていた。

 

「んっ……ん、ぅっ……♡ 人間様の……どんどん、入ってくる……っ……♡ わかっちゃう……余の、ナカで……ぴくん、ぴくんって……ぁあっ……♡ おち×ちんが悦んでるの……伝わっちゃう……うぅ……♡」

 

 あやめの最奥をこつんと突き上げると、少女の身体が雷に打たれたようにビクビクと震えた。柔らかそうな乳房を小刻みに揺らす緊張がほどけて、まったりとした温もりで包みながら……ハマったくぼみの中で、亀頭をじゅろじゅろと蜜まみれに汚してくる。

 

 粘膜同士が少しこすれるだけで、腰が抜けそうになるほどの快感に抵抗し……俺は突き入れた肉槍を引き抜く。つぶつぶな触感の壁をこそぐように刺激し、エラで愛液を掻き出しながら、愛液まみれの幹を露出させ……再び、深くまで愛し抜いていく。

 

「あっ……♡ だめっ……ちょっ、と……いま、動いちゃ……はぁっ――くっ、ううっ……!!♡」

 

 比較的ゆるやかなスピードで腰を前後し、あやめの秘部をぬぷぬぷっ♡と鳴らすように抽挿する。

 

 活動休止期間に会えなかった分の、溢れ出した想いを全部ぶつけるように。あやめの骨盤を揺さぶるほど、しっかりとした腰の動きで……離れていたときのフラストレーションを吐き出すように、とちゅっ♡とちゅっ♡と子宮口をノックした。

 

「あっ♡あっ……♡は、ぁあああっ……!♡ おち×ちん、いっぱいっ……余の、お腹……っ……♡ はっ♡あっ――く、ぁっ……♡ ん、ぁああっ……!!♡」

 

 そこまで激しくはないはずの単調なピストンだったが、身悶えをして喘ぐあやめが身体を震わせて、男根をぐっぽりと咥え込む膣を強く締め付けた。

 

 その切羽詰まった呼吸に驚き、肉を弾ませる動きを止めると……あやめは呼吸を乱しながら、顎を持ち上げて絶頂する。染み出た我慢汁を吸い上げるかのような蠕動でキュウキュウと粘膜をむしゃぶり、容赦なく射精を促そうとしてきた。

 

「は、ぁっ……♡ はぁーっ……♡ ご、めんっ……余、ホントに……はふぅ……久しぶり、で……ぁ、んっ……♡ ふっ……ふぅっ……♡さっきから……ずっと、へにゃへにゃしとるの……っ……♡」

 

 あられもない顔を見せたくないのか、肩を震わせたあやめが、目元を手で隠しながら絶頂感を噛み殺していた。

 

 そんなあやめの乱れた姿に、理性のタガが外れていた俺の身体はこじれた熱情を加速させる。

 

「はひっ……♡や、ぁああっ……!♡ さっきより、おっき……ぃっ……♡ あっ♡あうっ、くぅっ……♡ ふぅっ……ふぅうっ……♡」

 

 ローションを注ぎ込んだかのような、愛蜜まみれの膣肉をほじくる。腰を回し、最奥のコリコリとした子宮口を縁取るように、ぬちゅっ♡ぬちゅうっ♡と子宮頸部をくすぐると、切ない嬌声が細喉で反響する。

 

 性器を露出させるような激しいまぐわいはできない。それでも、じっくりとあやめの蜜肉を味わうために腰を突き上げて、鬼神様に最高の快感を捧げていく。

 

「人間様っ……ぁあっ……♡ もっと、ゆっくりっ……んっ、ぅうっ……♡ おくっ……グリグリ、いじめないでっ……♡ うぎゅっ……♡ふきゅっ、うんっ……♡」

 

 小動物のように喉を鳴らしたあやめが、何度目かわからない軽度の絶頂を繰り返す。接合部からはトロトロと滝のように愛液が溢れ、タオル地の布団に大きなシミを作っていた。

 

 どうやらあやめは、膣内の感覚が普通の女性よりも敏感のようだ。無数にうねる膣ヒダの一つひとつが性感帯になっているのか、亀頭でゴシゴシと愛液を泡立てると、どこを突いても甲高い歓喜を漏らしていた。

 

「あぁっ……ん、ぁあああっ……♡ すご、いっ……♡人間様のおち×ちんっ……余の、イイところばっかりっ……んふぅっ……♡く、ぅううっ……!!♡」

 

 軽く果ててしまったのか、あやめは鼻息を荒げて腰をガクガクと震わせていた。イキやすい膣内で男根をしゃぶるのは本当に久しぶりのようで、張り詰めた膣口はとてもおいしそうに、淫らに涎を垂らしていた。

 

 とはいえ、抽挿自体は原始的な男女のセックスでしかない。再会と決意で昂りきった俺としては、もう少し刺激が欲しいところだった。

 

 挿入したまま身体を起こした俺は、あやめの軽い身体を抱き上げて――くるりとひっくり返す。いわゆる背面座位の体位に移行し、あやめの汗だくになった首筋を舐める。

 

「はぅっ……んっ……♡ に、人間様っ……あっ……♡ こ、これっ……大丈夫かな……? おま……こ……み、見えて……あ、ぅうっ……♡」

 

 フンドシもどきのおかげで、接合部は見えていないはずだ。試しに、何度かあやめの肉壁を軽くノックしてみるが……周囲の光景に変化は見られないため、きっとセーフ判定なのだろう。

 

 反り返りが逆になってもしっぽりと吸い付いてくる膣肉を掻き分けて、子宮を揺さぶるように膣奥を小突き上げる。とちゅっ♡とちゅっ♡と粘膜が擦れるたびに、あやめが身体をくねらせて息を乱した。

 

「あっ♡あっ、んんぅっ……♡ これっ、さっきと、違うっ……♡ 深い、とこにっ……ごりごり……って……♡ はあっ♡ぁんっ……♡」

 

 あやめの下腹部を掴み、より深い場所に届くようにピストンを繰り返す。安産型のムッチリしたお尻が、下腹部で潤いを散らすように弾けて……汗ばんだ肉同士をパンパンと打ち鳴らした。

 

 淫らな鬼神への祈りを捧げるように、肉拍子を響かせる。きのこの笠のように張った突起をこそぐ肉感も変わり、最大限まで膨張した槍先で子宮口の奥にあるくぼみを貫いた。

 

「んっ♡んっ、ぐぅうっ……♡ 太いしっ……ふか、い……っ……♡ 人間様のおち×ちん、すごすぎてっ……あ、ぁあっ……♡ もぉ……指だと、物足りなくなっちゃうよっ……あぅうっ……♡」

 

 肉筒を下から突き上げるような抽挿を繰り返し、あやめの肺から空気を押し出すように喘がせる。バックでの挿入の方が余裕を感じられるのか、あやめはにんまりと頬を緩ませて、たるんだ口端から銀の糸を垂らしていた。

 

 すべすべな下腹部の柔肌越しに、熱く熟れている子宮を撫でさする。ドクンドクンと激しく脈打つ官能が、セックスを楽しみ始めた女体の興奮を伝えてきた。

 

 単調になりがちなセックスに変化を加えるために、俺はあやめの最奥に亀頭のくさびを打ち――心許ないマイクロビキニのせいで、ぷるぷるっ♡とピストンに合わせて揺れていた双丘に手を掛ける。

 

「ん、ぁっ……♡ このまま、おっぱい触るの……? お腹、ちょっと苦しいんだけどっ……ん、むぅ……♡ ふぅ……ふぅ……♡」

 

 雌蜜で輝くあやめの乳房に触れてみると……見た目よりも大きく感じて、中身がぎっしりと詰まっていた。ぷりぷりとしたハリがあって、揉み込むと柔らかくたわみ――ぽよんっ♡と弾けるように俺の指を押し返してくる。

 

 ガラス細工に触るような手つきで慎重に揉むと、手から脳まで、幸せの波が一気に駆け抜けた。俺の手にジャストフィットする乳肉が、潤んだ性器のように沈み込む指を受け入れてくれる。

 

 柔らかい。まるで食べ頃まで育った果実のように瑞々しい。触っているだけで気持ちいい。手の平に乗る重たさがひたすらに心地良く……手指に吸い付くなめらかな果肉と香りに酔ってしまいそうだった。

 

「んっ……んぅっ……♡ 人間様……あんまり、おっきくないかもだけど……余のおっぱい、好き……?」

 

 あやめのおっぱいは、掴めば手の平からこぼれるサイズでしっかりしたボリュームがある。決して小さくはないと思うのだが……同じ事務所で活動している巨乳アイドルたちと比べると、見た目のインパクトを気にしてしまうのだろうか。

 

 俺はあやめの首筋に顔を埋めて、『今触れているおっぱいが最高だ』と伝える。冗談抜きにしても、一生触っていたいと思える魅惑の肉感がそこにあった。この、もにもにと手に吸い付く感触がたまらない。

 

「そ、そっか……あぅ……んっ……♡ い、一生は、さすがに困るんだけども……人間様だけは……余のおっぱい、いつでも触っていいからな……えへ……♡」

 

 こちらに振り向き、赤らんだ頬に満足そうな笑みを浮かべたあやめ。繋がったままの秘部がキュッと締まり、可愛らしくおねだりをしてきた。

 

 それに応えるために、あやめのマイクロビキニをズラして乳首をポロリとこぼさせる。オイルと汗で濡れた双丘のてっぺんで、乳輪からぷっくりと膨らんだ乳蕾が顔を出した。

 

 俺の指を誘うように、丸っこく膨らんだ色っぽい突起をつまむ。小指の先ほどの大きさでグミのように硬くしこった乳首が、くにくにと弄ぶ指を程良い弾力で押し返して、強めの愛撫を求めてきた。

 

「あっ♡うっ……んっ……♡ んきゅっ……に、人間様っ……♡ 余の、ちくび……おっきくて、ごめんね……? もっとちっちゃい方が……かわいいよね……?」

 

 たしかに『かわいい』というよりも『エロい』と褒めた方がしっくりくる大きさと張り具合ではある……が、あやめの粒だった乳首は触り心地もよく、丸みもあって、つまみやすくて愛しやすい。赤ん坊が吸い付くのに適した具合は、猫の肉球のようなキュートさも感じる。

 

 あやめの乳首がこんなにエロくてぷっくりとしているのは、普段の可憐すぎるイメージとはちょっと違うかもしれない。実際に愛撫してみれば……『この乳首の方がイイ』と気づけるほどに素晴らしいギャップを感じた。

 

 余計な言葉を介さず、あやめの乳首をくりくりと弄り続ける。膨らんだ乳輪を指先で撫でたり、乳首を縁取るように二個の円を描いたりと、あやめの好みを探りながら愛撫する。

 

「あっ♡あっ♡だめっ、それだめっ……♡ 先っぽ、さわさわされるのっ……感じすぎちゃう、から……はぁっ……あぁ……♡」

 

 薄ピンクの花壇を搾るようにつまみ、上向いた乳蕾の先端を指の腹で撫でると……あやめが髪飾りの鈴を鳴らして悦んだ。両方の突起をコリコリとしごきながら、乳首にあるわずかな溝をこすると、秘部がキュンキュンと疼いて男根を搾り上げてくる。

 

 あやめの乳房を愛しながら、止まっていた腰の抽挿を再開する。揺さぶるようにゆったりとしたピストンで膣内の愛液を掻き出し、ヒダの隙間をエラの返しで刺激した。

 

「ひゃあっ♡あん、ぅううっ……!!♡ ど、どっちもは無理っ……むりぃっ……♡ きもちいの、たくさんっ……溢れちゃう、からぁっ……!♡」

 

 あやめは俺に全体重を預けて、のけぞるように快感から逃れようとした――が、スケベに咥え込んだ陰茎で繋がれた男体から、弱点ばかりを責められてお尻の穴を締めるばかりだった。

 

 あやめの大きすぎない最高の乳房を谷間に寄せて、片手で両方の乳首を押し潰す。そのまま、下半身で飛沫を飛ばさせる接合とリズムを合わせてこね回した。

 

「ふきゅぅっ!?♡ に、人間様っ……人間様ぁっ……!♡ お腹、トントン止めてっ……♡ これ、余……おかしく、なっ――ぁっ♡あっ♡だ、めっ……♡ あううぅうっ……!♡」

 

 乳首を引っ張るようにギュッと寄せて、ぬかるんだ膣奥をくすぐったとき、あやめの狭まった尿道口からぷしゅっ♡と透明な雌汁が噴き出した。膣が強く狭まり、子種を欲して蠕動する……おそらく、大きな絶頂に達したのだろう。

 

 少しイラついたように、あやめが俺の手をどかそうと掴みかかるが……ハメ潮を噴き散らかした鬼神様はすっかり脱力しているらしい。腕力で俺の意地悪な抽挿を止めるどころか、くねらせる腰から恥汁をぴゅっぴゅと漏らすばかりで、刺激から逃れることすらできそうになかった。

 

 快感の鎖で縛られた女体が、内側から男根に侵されていく。あやめの嬌声が汚れるほどに理性が融けていくと……膣の締まりがより自然になって男根に吸い付き、トロトロに濡れた膣肉がざわついてカリ首を撫で回した。

 

「んぉっ♡ほぉ……ほぎゅぅっ……♡んぁっ♡あ……あぁああっ……!♡ やばい、これやばいっ……んぁああっ……!!♡ ふぃっ……ひぃいっ……ぃんっ……♡」

 

 淫口はくぱくぱと肉幹を食んで、我慢汁を吸い上げるように蠕動する。波打つ肉ヒダのザワつきと、粘度の増した蜜液があやめの興奮をダイレクトに感じさせる。

 

 キュンキュンと男根を欲する下腹部を撫で、恥丘のハリがある膨らみを軽く揉んでから、股布の隙間に指を差し込む。いやらしくペニスを咥え込んでいるであろう秘部を縁取るようになぞり、接合部の上部で指に引っ掛かる突起を……こりゅこりゅっ♡と引っ掻いた。

 

「にゃひんっ!?♡ あっ♡まはっ♡ま、待って、人間様――あっ♡んぁっ♡はぁああっ……!!♡ そこ、いじっちゃっ……ぁああああっ……!!♡」

 

 あやめはイヤイヤと身体をよじるが、快感にほだされた四肢は男の腕力に抗うことができない。厚めに被っていた包皮を押し上げ――ぷりゅんっ♡と顔を出したクリトリスに、愛液をまぶした指で愛撫を始める。

 

 あやめのピンと張っている陰核は指でつまめるほどの大きさがあり、乳首よりも少し弱めの弾力があった。ぷにぷにとした肉芽を軽く潰すと、「んひぃいいっ?!♡」と啼いた鬼神の性器がキツく締められる。

 

 軟体生物の頭のようにピンと尖った秘蕾を、くりゅくりゅっ♡としつこいぐらいにこね回す。付け根から先端に向かってピンと弾くたびに、ぶしゅっ♡ぶしゅうっ♡と漏れ出た潮が布団を汚していた。

 

「お、お豆、やだ――ぁ♡あっ♡だめっ♡ホントにむりっ♡ こ、われちゃうっ――ううぅっ……!!♡」

 

 節分の行事でもあるように、豆は鬼の弱点だとよく言われているが……それは鬼神にも共通するものらしい。

 

 つまみ上げたクリトリスをシコシコと擦ると、あやめは暴れながら俺の身体に髪の毛を擦り付け、ぷしっ♡ぷしっ♡ぷしゅうっ♡と雌汁を噴いてフンドシもどきの透け具合を増させていた。

 

「うぎゅっ♡ふーっ♡ふっ♡ん、ふぅーっ♡ ふひぅううっ……♡ しょこっ……あっ♡ばかっ♡なんで、そんなっ……ああんっ……♡ 弱いとこ、わかってっ……はぁっ……♡ふおぉ……んあぁあっ……!!♡」

 

 寂しそうに膨らんでいた乳首と陰核を同時に責めながら、ピストンを続けて膣壁を震わせる。ぴょんぴょんと跳ねる腰を逃がさないように、カリ首でGスポットをぐじゅぐじゅと引っ掻き、あやめの特別な性感帯を内外から刺激した。

 

 下りてきた子宮を亀頭で戻すように、大きめのストロークで肉壺をごちゅごちゅっ♡と突き穿つ。膣内に肉杭を打ち込まれ、少し張った下腹部を揉むように押し撫でると……あやめは首のスジを限界まで伸ばして、ツノで弧を描くように背を反らせた。

 

「はぁっ……あ、ぁああっ……あっ……♡ ぐっ、ぅうんっ……♡ に、人間さまぁっ……♡ き、きもちいのも、イイけどっ……く、ほぉっ……♡ お、お顔っ……人間様の……お顔、見たいよぉ……♡」

 

 それは終わらない絶頂地獄から逃れるための、苦し紛れの抵抗だったのかもしれない。だが、そんな風に求められて、応えないわけにはいかなかった。

 

 俺はあやめの身体を再び回し、子宮口にドリルな刺激を与えて「ふぎゅううっ!?♡」と軽い絶頂に押し上げてから、上下の口からヨダレを垂らした少女の顔と向き合う。

 

 対面座位で、すっかり情欲にとろけた表情を間近に見据える。汗だくのおでこを重ねながら、エステの施術中から溜まっていた射精欲を加速させた。

 

「あっ♡あっ♡あああああっ……♡ これ、すきっ……好きぃっ……!♡ 人間様っ……人間、さまぁっ……♡ もっと……♡もっと、激しくっ……ぅうんっ……!!♡」

 

 先ほどから何度も絶頂をしているあやめが、俺の身体に密着して腰を振り乱す。禁欲から解放され、身体が求めている男根による深い刺激が、彼女を淫らに衝き動かしているようだった。

 

「イイっ……これ、イイっ……♡ キてるっ♡キちゃってる……♡ さっきから、ずっと……あ、ぁっ……♡ 人間様に……すごいの、もらって……はぁあああっ……♡」

 

 男根に跨って舞う鬼神の、華奢なのに力強い身体を強く抱き締める。柔肌に痕がつき、折れてしまうかもしれない強さで……あやめが自分を求める強さと同じだけの力で、彼女の全てを欲した。

 

 肉欲を爆ぜさせ、汗と身体を弾ませる。肌を撫で合う胸で鼓動を伝え合い、壁で隔たれた心がひとつになるまで混ざり合う。

 

 痴女のように乱れ咲くあやめの花が、恥を忘れて色香を撒き散らす。その濃い香りにアてられた俺は、あやめと律動を重ねるように膣肉を突き上げた。

 

「あっ♡あっ♡すごいのクるっ……キちゃうっ……!♡ 人間さまっ……人間様っ……あっ♡あっ♡イくっ、イッ――にゃあああああああああっ……!!♡」

 

 全身を激しく痙攣させたあやめの胎内に、大量の精液を放出する。蜜壺から本気汁を押し出すほどの白濁の奔流が生まれ、彼女の愛蜜と混ざり合った。

 

 脈打つ性器同士が、鼓動を重ねるように愛を語らう。二人分の呼吸を乱しながらまぜこぜにして、時間と次元で阻まれていた愛熱の差を埋めて……お互いの恥汁で汚し合った接合部から、夢の残滓がどろりと溢れた。

 

「あぁっ……♡ は、ぁっ……はぁーっ……♡ に、人間様……あ、んっ……♡ すっごい、出したね……あっついよぉ……♡」

 

 お腹の中でちゃぽちゃぽと淫らな水音を響かせて、あやめが満足そうに下腹部を撫でさする。自分の中に溜まっていた、鬱積した性欲と愛情を受け止めてもらえたような気がして……とても清々しく、気持ちがいい事後だった。

 

 あやめとしばらく繋がったまま、呼吸の乱れと絶頂の余韻が収まるまでの温かい時間を過ごす。エステもそうだが……年を重ねると、直接的なセックスや性感よりも、こういう曖昧な刺激を好みやすくなってしまうらしい。

 

「……んっ……♡ 人間様、ちょっと眠そうだね……♡ 今日もお仕事、大変だったね……たくさん頑張って、えらいえらい……♡」

 

 男根を優しく包んだままのあやめに、よしよしと頭を撫でられる。まるで、自分が帰ってくるべき場所に戻れたような温かさを感じた。

 

 それもこれも、あやめと心の深い部分まで繋がって、見たくなかった事実や感じたくなかった想いと……融け合うほどに熱い性愛を分かち合えたからなのだろう。

 

 あやめの覚悟に導かれてやってきた場所は……自分ひとりでは絶対に辿り着けず、夢見ることすらできなかった幸せに満ちていた。

 

「はぁ……ふぅ……そろそろ、離れよっか……んっ……♡」

 

 すっかり落ち着いたあやめが、ゆるゆると腰を上げて――にゅぽっ♡と膣口から男根を吐き出した。

 

「んっ……あぅ……ちょっと溢れちゃった……♡ えへへ……なんだか、ね……気恥ずかしい……ですねぇ……♡」

 

 あやめは股間を手で押さえるようにして座り、はにかみながら微笑んでいた。すぐそこで揺れている花は、見るだけで満足していた高嶺の花ではなくなっており……自分の性臭を孕んでくれた、俺の守るべきものになっていた。

 

 これからもずっと……あやめが痛みを感じたときにも、もう独りにさせたくない。あやめが感じた嬉しさも、悲しさも……全部、本当の意味で、一緒に分かち合える存在になりたい。

 

 ……俺はきっと、最初からそうなりたかった。『アイドルとファンの関係性』という高すぎる現実の壁を見上げるばかりで、ずっと立ち止まっていたから……自分の未来を見ることすらできなかったのだ。

 

 その事実に気づいたとき――俺は、周囲の空間が歪んでいることに気づいた。

 

「……ん……ぁ……? 余と人間様……ここの約束事、やぶっちゃった……かしら……?」

 

 途中から激しさを増した情事の最中に接合部が見えてしまったのか。それとも、接合をといたときに性器を露出してしまったのか。どちらが要因だったのかはわからないが……この空間が融けるような歪みが、穏やかなものではないことは確かだ。

 

 不安そうに瞳を揺らがせたあやめを離すまいと強く抱き締め、その華奢な身体を震わせる現実から彼女を庇おうと試みる。

 

 ――どんなことがあっても君を離さない。たとえ離れたとしても――この責務を果たすために、必ず迎えに行くから。

 

 ひとつの夢を叶えて、ひとつの夢が終わろうとしている。揺れ動く意識の狭間であやめに約束して、その顔を上げさせると……柔らかな花びらのように、微笑みがゆっくりと咲いた。

 

「……約束だよ、人間様っ――んっ……♡」

 

 あれだけ濃密に絡み合った後だというのに、こうして接吻を交わすことは初めてだった。

 

 薄くて、温かくて、柔らかい。少し濡れた感触が、もどかしそうに震えて……幸せがぷるりと弾けて、お互いの心に浸透していくのが鮮明に伝わった。

 

 どんなにエッチなプレイよりも強く、確かに感じた多幸感に舞い上がりながら――俺は、扉の中に入ったときのような違和感に意識を搔き乱される。

 

 身体中から力が抜けていく感覚が、神経をバラバラに引き裂こうとする。それでも、俺は……両手で抱き締めたあやめを、最後の瞬間まで手放そうとしなかった。

 

 

 

 

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