アルベドもすべての服を脱ぎ、悟もすべてを脱ぎ去った。そこにいるのは男と女。雄と雌。生殖行為以外の目的は二人にはない。
アルベドと悟のキスはいつまでも続く。キスをしながらも本能で理解している生殖行為の体勢へと互いに少しずつ身体をよじりながら移行していく。アルベドは膝を開き、悟の身体を受け入れる。悟もまた、膝をアルベドの膝下へと潜り込ませる。
長い長いキスを終えて、視線を交わす。アルベドはこくりと頷き、すべてを悟へと委ねる。悟ははちきれんばかりに勃起したペニスをアルベドの陰部へと密着させる。
ダイブ式のアダルト作品のおかげで、所作だけは知っている。悟は理性と性欲の狭間を漂いながらも、ペニスの先端を密着させただけで、溶けるように柔らかく温かいアルベドの陰部の感触だけで簡単に振り切れてしまいそうになる。軽くこすり合わせて、愛液をペニスへとなじませる。にゅるにゅるとしたアルベドの柔らかさと愛液の感触だけで暴発してしまいそうなほど気持ちがいい。アルベドの膣へとペニスを挿入した時の気持ちよさを考えると、とても長時間耐えられるものではないな…と悟は不安がよぎる。
そんな悟の態度を見て取ったアルベドは、悟の両頬に手のひらを当てて顔をあげさせる。アルベドと悟の目が再び合う。今日見つめ合うのはいったい何度目になるのか。
「悟様、何も気にする必要はございません。不安に思う必要はございません。ただ、私は悟様を、モモンガ様を愛しております。その証左がこの行為なのでございます。もし…もし悟様が私と同じ気持ちであるならば一緒に…」
アルベドのこの言葉で、腹を決めた悟はアルベドの膣口へとペニスをあてがう。
「アルベド…愛している。俺の想いも受け取ってくれ」
悟はアルベドの膣奥に向かって腰を進める。ペニスの先がアルベドの膣に包まれるとダイブ式のアダルト作品でも、リアルの自慰行為でも得られなかった強烈な快楽が背中を伝って脳へと伝わる。
「あっ…入っております、熱い…熱いです」
アルベドの腰は悟のペニスを飲み込もうと小刻みに揺れる。悟は膣口からほどなく引っかかりを感じる。
(これが処女膜というものか…)
「はぁ…はぁ…悟様…一気に、一気に奥までお願いいたします」
アルベドは額に汗を光らせて、健気にも悟への忠義を尽くして微笑む。その想いを無下にするわけにもいかず、悟は軽くうなずくとアルベドの腰を両手でつかみ一気にペニスを膣奥へと押し込む。細い糸を何本か一気に引きちぎったような感覚と一番奥まで押し込んだ際に残るのは弾力のあるものにぶつかった感覚。あとはとにかくペニスを締め付けてくる初めての感覚だけが残った。
「はああああああっ!ああああああっ!」
アルベドは大きく背を反らせて腰を浮かせる。慌てた悟はアルベドを強く抱きしめ、ビクンビクンと全身の痙攣が収まるのを待つ。
「はぁ…はぁ…悟様…ご心配おかけいたしました。大丈夫でございます…」
強く抱きしめていた身体を少し離して、真剣な表情で悟はアルベドに詰め寄る。
「いや、しかし今の反応はすごかったぞ。本当に大丈夫なのか?」
悟は心配そうにアルベドを見つめる。アルベドは少し恥ずかしそうにしながら答える。
「破瓜の痛みよりも、悟様のおち〇ぽ様がその…子宮口を一気に押したものですから…気をやってしまい…」
「あの激しい反応は、快楽だというのか…俺のモノで…」
「うふふっ、悟様のおち〇ぽ様はご立派でございますから。私は嬉しゅうございます。幸せでございます。どうかこのまま、最後までアルベドの身体をご堪能いただけませんでしょうか?」
「いや、それがそんなに保ちそうには…」
「何度でも致しましょう。何度でも愉しみましょう。何度でも溺れましょう」
アルベドは両足を悟の腰に回し、両腕を悟の首に回す。そして悟の耳元でそっと囁く。
「私、すでに何度悟様のおち〇ぽ様で達したとお思いですか?」
「アルベド…」
悟がアルベドの名を呼ぶと、アルベドは悟をしっかりと抱きしめて密着させる。隔てるものが何もない状態での完全密着状態は、久しく聞いていなかった自分の心音なのか、アルベドの心音なのかわからないほど悟を溺れさせてゆく。アルベドから放たれる言葉の一つ一つが、香りが、その仕草が悟の理性を少しずつ削り取ってゆく。悟の腰が再び動き出した時には迷いはなく、ただ快楽に溺れる覚悟ができた瞬間だった。
「悟様っ!悟様っ!あんっ!ああっ!」
悟が腰を振り、ペニスがアルベドの膣壁をこするたびにアルベドは悟を強く抱きしめて甘い声をあげる。
「アルベド…すごい。気持ちいいよ…」
「悟様っ!気持ちよくなってください!アルベドの身体をご堪能くださいませっ!」
部屋には悟とアルベドの肉と肉がぶつかりはじける乾いた音が響く。激しく悟の腰がアルベドの腰とぶつかるたびに、愛液が悟のペニスによって膣内でかき混ぜられ、あふれ出た愛液がアルベドの太ももと悟の股間を熱く濡らし水音を響かせる。
アルベドはサキュバスとしての天性のものなのか、悟のペニスが挿入される時は声を出して息を吐き挿入しやすくする。奥まで届いたところで息を少しだけ止めてキュッと膣奥でしっかりとペニスを締め付けると、ゆっくりと息を吸いペニスが名残惜しいかのように締め上げる。
それに対して悟は、ただ力任せに腰を打ち付け、膣奥までペニスを届かせることに集中しており武骨でありながらもアルベドへの配慮と思いやりを感じられる。それがまたアルベドには少しくすぐったくもあり、きゅんとさせる悟の人の良さでもあった。
「悟様…激しいのも…私好きですよ?」
頃合いを見計らってアルベドが悟へと助け船のような言葉を投げかける。その言葉を待っていたかのように、悟の腰の動きは一層激しくなる。
「あんっ!あんっ!奥に来ていますっ!コツンコツン悟様のおち〇ぽ様が子宮に届いていますっ!」
悟はアルベドを完全に組み敷き、上から押さえつけるような激しいピストンを繰り返す。アルベドもそれに応えるように腰を動かして悟の射精を促す。
「悟様っ!悟様っ!あああああああっ!いくっ!中にっ!中に下さいっ!」
「で、でるっ!だすぞっ!」
「はい!ぴゅーって!ぴゅーって一番奥に下さいっ!」
悟のペニスが勢いよくアルベドの膣奥にガツンと当たる。するとアルベドがより一層、悟の身体にしがみつき膣内がぎゅっと締まりペニスが痛いくらいに締め付けられる。
そして悟のペニスがアルベドの子宮口がぴったりとくっついた状態で大量の精子が放出される。
ドクンドクンと激しくペニスが脈打ち、自分が組み敷いているアルベドの中に精子を放出しているという征服欲と支配欲が満たされる。
アルベドは精子を放出する度にビクンビクンと大きく身体を反応させて絶頂を迎える。
荒い呼吸のまま、どちらともなく自然に両者の顔が近づきキスをする。ぺちゃぺちゃと唾液音が鳴り響き舌を絡め合うキスを繰り返す。頬を撫で合い、髪をくしゃくしゃにして互いの愛情を確かめ合う。
少しずつ勃起も収まり始め、悟はゆっくりとアルベドの膣からペニスを抜く。
アルベドはまだ息を整えながらも、足はだらしなく投げ出したまま。ペニスを抜いた後にどろりと膣から流れ出る精子に混じった赤い破瓜の後を見て、悟は現実へと引き戻される。
そんな悟を尻目に、アルベドは自分の膣から流れ出る精子を指で丁寧に救い上げて、そのまま口へと運ぶ。
じゅるじゅると精子をすすり、ちゅぱちゅぱと指を舐め、舌を伸ばして手のひらを舐める。
アルベドは口内に溜めた精子を舌の上にのせて悟に見えるように転がして味わう。
やがてゴクンとアルベドは精子を飲み切ると、また舌を出して完飲したことを悟へと見せつける。
悟は初めての性交渉、アルベドの破瓜、更に中出しとオンパレードで現実に戻った時の罪悪感で押しつぶされそうなくらい不安な顔をしている。
「あ、アルベドよ…」
悟はそう声をかけるのが精いっぱい。それに続く言葉が謝罪の言葉であろうことはアルベドであれば当然読んでいる。
「ふふふっ、悟様、ご存じありませんでしたか?私、精子は大好物なのです」
アルベドのサキュバスとしての特性『吸精』。それはサキュバスにとっての食事。快楽は得ても生殖ではない。そのことにようやく気付いた悟は声も出ない。
「あ、あ、あぁ…」
にっこりとほほ笑むアルベドは、悟のペニスをぱくっと咥えるとじゅるじゅると下品な水音をたてて一気に吸い上げて舌で舐め上げてゆく。
「あーん」
アルベドがまた尿道に残っていた少量の精子を見せつけ、味わい、飲み込む。飲み込んだ後に口を開いて悟に口内を見せつけることも忘れない。
それが終わるとアルベドは、腰が抜けたように呆けている悟へと近づく。吸精をして初めて知る今までに感じたことがないほどの全能感。そしてそれを与えてくれた悟への絶対なる感謝。両手を広げて頭を自慢のおっぱいで挟み込み悟の頭をしっかりと抱きしめて、優しく撫でる。二の腕でしっかりと左右からおっぱいを寄せて、悟の顔へと押し付けることも忘れない。
「だから『大丈夫』と申し上げましたでしょう」
「うん、うん、ありがとう…」
「悟様の睦言、逞しくてとっても気持ちよかったですよ」
「アルベドの中も、すごく気持ちよかった」
悟も落ち着きを取り戻し、アルベドへ身を委ねて抱き着く。
「そして悟様のお精子、とっても美味しかったです。ありがとうございます」
「そうか、アルベドに喜んでもらえたなら…よかったよ」
「汗をかきましたので、ご入浴になさいますか?」
悟はアルベドの胸の中でこくりと頷き、また優しく包まれる。