※この作品はR-18です。

その性的欲求を満たして   作:智明

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結城明日奈の欲望 EX

「ん、んむ、ん、ぷ、ちゅぷ、ん、ちゅぷ」

 

 

  窓のカーテンの隙間からは月の光が差し込んでいた。暗い室内の中、光の柱の先には一糸纏わぬ姿の私とキリト君がいた。

 

  ここは海近くのとあるホテルの一室。私達が普段から訪れる恋人同士が利用するものではなく、かなり年期がある一般的な老舗ホテル。そこに私達は宿泊していた。

 

  本当は雰囲気出しに旅館とかにしたかったが旅行費の問題もあってそこは断念する事になった。旅館はまた次の機会という事で。

 

  今回の旅行最後の大トリは海。訪れたのは東京から少し離れたI県O町の海水浴場。そこは一般に開放されたパブリックビーチである為、凄く大勢の人だかりで溢れていた。やはり夏。山も、川も、海も、どこを行ってもずっと混雑していた。

 

  まぁ、人が大勢いてもあまり関係なかったかな。若者らしく体を動かしてビーチで目一杯遊べば大衆の群れも気にはならなかった。つまりマイペースこそ正解。

 

  真夏の太陽が照らす光の下で砂に熱さを足で感じながら運動するのは本当に楽しかった。ALOも十分リアルなんだが本物の現実は鬱陶しく思うもどこか安心する熱と風を感じる。仲間達と共に汗を流して現実を謳歌するのはゲームとはまた違う楽しさがあった。

 

  そういえば海で大学生ぐらいの男達にナンパされるというイベントにも遭遇した。実際危なかったけどあれも過ぎればいい思い出の一つとも言えるかな。

 

  ところでナンパされて嫌な気分をしたかというとそんな事はない。声をかけるという事はそれだけ私が彼らからは無視する事ができない存在という意味だろうし私の魅力が正しく認識されている証拠でもある。

 

  普段からは自分の見た目に気をつかっているからそこを褒められると気分がいい。正直に言えばかなり嬉しかった。他の子達は知らないけど、少なくとも私は嬉しい。

 

  可愛いと言ってくれた。

 

  スタイルが凄いと褒めてくれた。

 

  話が面白いとも言った。

 

  実際彼らとはなにもなかったがもしもキリト君がいいタイミングで現れなかったら多分あのままコロっと一発はヤらせていたのかも知れない。別に私はちょろくはないがそれだけ褒められて悪い気分じゃなかったって事だから。

 

  まぁ、大人アレルギーだから流石にセックスは無理だけどね。セックスそのものは出来るけど不快な気持ちになるから基本は大人とはヤらない。同い年でもせめて○○君並みじゃないと多分満足出来ないだろうし…、我ながら難儀な体になったものだわ。

 

  人に褒められるのはやっぱ好き。

 

  どこかの誰かさんなんて私の水着を見ても一言も褒めたりしなかったからね…。まぁ、照れて上手く言えなかっただけなのは気づいてるがそれでも声に出して褒めて欲しかった。私だって女の子なんだから。

 

 

「ん、ん、ちゅぷ、ちゅぷ、んむ、ちゅぷ」

 

 

  この日の夜、私はキリト君との夫婦の営みに励む為(本当は物凄く溜まっているから)、夜這いしに彼の部屋を訪れた。海で遊びすぎたのか、今日の彼は本当に怠そうにしていて直ぐにでも寝て休みたい様子だった。

 

 

「…立たないね」

 

 

  先程からずっとフェラをしてあげているのだがキリト君の男性器は半立ちどころか縮んだ状態から一向に変わる様子がなかった。

 

 

「体が疲れてるんだ、さすがにこうも怠いとな…、飯食ったけど体力は回復しないし悪いけど今日は…」

 

 

  疲れてる…、ね。

 

 

「どうかしたか?」

 

「ううん、何でもない」

 

 

  訝しむ様な表情をしたのかキリト君が顔を覗き込むが私は前髪を落として目元を隠す。中々勃起しない恋人の男性器を睨みながら私は考える。

 

  体が疲れてるから立たない…、か。それは認識の違いというものよキリト君。

 

  大勢の男性達にはあまり知らない話なんだが本来男性器を勃起させるのと体力に因果関係なんてものはない。勿論セックスをする以上は体を動かすのだから体力はいるがそれと男性器を硬くするのとでは事情が違う。

 

  男性器が勃起する基本的なメカニズムは体力ではない。如何に相手に対して感情を強く高ぶらせる事…、つまり興奮度なのだ。

 

  異性を見て興奮する事によって股間部に血液が集中する、そうやって男性器は膨らむ。肉体的ではなく精神的な話なんだ。

 

  まぁ、食べ物とかの中には勃起を手助けする効果のある物はあるがあれは補助的な意味であって決め手ではないし。

 

  興奮すれば男というものは立つ、それが勃起。ちなみに一度射精すると男性器が縮むのは興奮から冷めたのが原因であり、逆に○○君の様に射精した後もずっと興奮状態を維持すれば体力が無くなっても長い時間勃起し続ける事も可能だったりする。…控えめに言って○○君の性欲って怪物クラスはあるね。

 

 

「れろ、れろ、ちゅぷ、ん、ちゅぷ」

 

 

  こんなに口で刺激を与えているのにカウパー液すら出ない。かなり本気で奉仕しているのにキリト君の男性器が立たなくて流石に傷つくがこうも無反応なのは流石におかしい。興奮させて立たせる手っ取り早い一番の方法は異性の裸を見せたり男性器を刺激する事なのだが肝心の彼からの反応が全然無い。つまり今のキリト君は私のフェラや裸を見ても勃起出来ない程興奮出来ないってことかしら。…冷静に考えたらなんだかムカつく話よね。

 

  もちろん疲れやストレスが原因で立てないケースもある。…あるがそれは20~30代の話であって未だに10代のキリト君には『まだ』関係のない話の筈だった。

 

  世の男性にとって10代といえば性欲が最も強い時期だ。ピークとも言えるがもっとも盛んになりやすい時期…、それがティーン。

 

 

「……」

 

「アスナ?」

 

 

  これは不味いと思った。

 

  キリト君はまだ気づいてないが明らかにEDの予兆が出ている。というか裸の女性、しかも恋人である私の裸を見ても何の反応も無いのはかなり危うい状況だ。

 

  私は焦りつつも女性器を彼の縮んだままの男性器と雑にくっ付けて擦り始める。

 

 

「ん、ん、ん、はっ、ん、は、あっ」

 

 

  必死に腰をグラインドさせて何度も素股で男性器に刺激を与えているが何の反応も無かった。噓でしょ…。

 

 

「…アスナ、だから無理だって…」

 

 

  ギリっ。

 

  思わず歯ぎしりをしてしまう。

 

 

「アスナ?」

 

 

  状況分かってるの? 目の前にいるのは私なのに何で興奮してくれないの? 本当にただの疲労? それとも…、もう私の体に興味持てないの?

 

 

「……」

 

 

  気が付けば動かしていた腰がいつの間にか止まっていた。私は無言のまま立ち上がってその後は彼の隣に移動して仰向けになる。

 

 

「もう寝る」

 

 

  ぶっきらぼうに言う。自分の部屋には戻らずせめて隣で一緒に寝たいと思った。

 

 

「悪いな、今度埋め合わせするからさ」

 

「……」

 

 

  イライラする。この夏休みの間、私はまだ一回もセックスしていない。

 

  私は周辺の目を気にしながら何度かセックス出来る機会を窺った。旅行が始まった当初はもっと簡単に出来ると思っていたが実際はちがった。

 

  キリト君の周りには女の子がいすぎて二人っきりになる機会なんて中々無かった。恋人なんだし無理矢理引き剥がして二人っきりになる事も出来たがその場合後でリズ達がうるさいからやらなかった。…何で正式に付き合っているのにこっちが気を使わないといけないのかな。こういう時は普通はキリト君の方が私に合わせないといけないのに…。

 

  結局チャンスがあったのはこの日の夜だけだった。そのチャンスもようやく訪れたかと思えば肝心のキリト君の男性器が立たないと来た。

 

  ストレスが溜まる。性欲が発散出来ないだけではない。キリト君が私の事を構ってくれない事も、意識していない事にも怒りを覚える。

 

 

「…キリト君、手、握ってくれる?」

 

「ああ…、おやすみ、アスナ、…愛してる」

 

「……」

 

 

  手を握ってくれたから多少怒りは収まったが眠れる気がしなかった。体中が完全にセックスをする気でいたから自分でも分かるくらいに内側から火照っている。

 

 

「…おやすみなさい、…私も、愛してるよ」

 

 

  力のない消え入りそうな声で言いながら私は目を瞑る。彼の手の温もりを感じながら私は無理やりでも眠ろうとした。

 

 

ーーー

ーー

 

 

  揺れの少ない特急列車の中で私達はいた。

 

  ホテルで一泊した後は名残惜しさを感じさせながらもこの日東京へ帰る事となった。一時間弱もあれば電車は直ぐに東京へつくが一時間もある。これがまた微妙に長く、ただ座って待つのが普通に退屈だった。行く時はわくわくするが帰りの時は何故こうも怠くなるんだろう。他の乗客もいる為騒ぐ事も出来ず、やる事もないので皆は携帯を取り出して各々と気軽に出来るソーシャルゲームで時間を潰しているがこの時の私はそれどころではなかった。

 

  窓際のある指定席で私は頭を抱える。

 

  キリト君がED(まだ未確定)になっている。しかも本人は無自覚(おそらく)。予想だにしなかった事態に私は悩んでいた…、どうすればいいのか。

 

  もちろんEDに関する話は本人には言わない、ていうか言えない。

 

  EDの事を意識するようになるとむしろ悪化する恐れもあるから。まさに言わぬが花、余計な事は言わない方がいい。それにEDを何とかする方法はちゃんとある。一応。

 

  例えば精力が高まるような食事を中心に食べたり、筋トレで男性ホルモンを上げたりとか、…後はサプリを利用するという手もあるが出来ればそれは最終手段にしたい。それと彼の浮気。

 

  キリト君の不能疑惑は果たして私だけなのか、それとも他の子にもなのかはまだ分からない。

 

  他の女の子に対して簡単に目移りするタイプの男は一定の異性に対して愛情と興味と性欲と興奮を維持するのが何故か出来ないって聞いた事がある。常に新しい女、日替わり感覚で女が変わらないと興奮出来ない。もしかしたらキリト君はそういう性質に目覚めてるかも。はぁ…、まるで風俗通いみたいだね。

 

  でもだとしたら私にも責任はあるかも。ずっと浮気を指摘せず見逃してあげていたがもしかしたらそれ自体がとんでもない悪手だったなのかもしれない。私の判断でキリト君がEDになっている。

 

 

「はぁ」

 

 

  今からでも遅くはないからキリト君の性欲を私の方で管理した方がいい…、本当にいいのかな?

 

  そんな事をすれば彼は嫌がらないだろうか。嫌がると思う。

 

  食事はなんとかなるとして浮気を止めさせれば私も安心するし私だって浮気を止め…、あれ? 止められるだろうか。

 

  私の場合キリト君が浮気したから浮気した訳ではなく元々欲求不満だから浮気したのだった。まぁ、私の浮気に関しては考えてあげてもいいか。ただキリト君ので満足出来なければ止めるメリットはないんだよねぇ。私も気持ちいいのが好きだし。

 

  そうなるとキリト君の浮気はしばらく黙認するべきかしら。…改めて考えると私もキリト君も真っ当な恋愛は全然してないわね…、お互い色欲か。SAOが懐かしく感じるのは何故か。

 

  ふと、お手洗いに行くと言って私の隣に座っていたキリト君が席を外してから大分経っている。いくら何でも長すぎない?

 

  そこでハっとなって私は思わず席から立ち上がった。後ろの席を確認するといつの間にか携帯を仕舞ってお互い肩を寄せながら眠っているリズと直葉ちゃんしかそこにいなかった。シリカちゃんがいない。…またか。

 

  二人がいないという事はつまり『そういう事』だろう。

 

  別に驚きはない。この旅行中にキリト君が他の子と一緒に抜け出す事が何度かあったから。

 

  キリト君がEDじゃなかったのは安心したがだとしたら何故私には無反応なんだろうか。今朝だってホテルを出る前に朝立ちになるタイミングを狙って誘惑したのに彼からの反応はいまいちだった。…もしかして私に対してだけ?

 

  それはありえない…、と思いたかった。

 

  そんなのはうそ…、と信じたかった。

 

  でもキリト君のこれまでの行動を思い返せばその可能性は無いとは言い切れなかった。

 

  別に彼の浮気を今更咎める気はない。…本人がそれを望んでいるのなら。

 

  それに私だって現在進行形で○○君と浮気している、だから浮気はお互い様。何より彼の浮気に関して怒るのはもう疲れた。愛してるけどどうせ改善出来ないなら好きにさせた方がいいと思ったからだ。

 

  そう、怒りはない、悲しさだってとっくに失っている。だけど腹立たしいって思いはある。

 

  何故私だけ?

 

  浮気は許そうと思った。その代わり私だって浮気する。だけど愛する気持ちは冷めさせるつもりなんてこれっぽっちもなかった。好きだから。

 

  でも昨夜は私が相手だと立たなかった癖に他の女ならやる気が出るのはどういうことだろうか。

 

  二十日間もあった。なのにたったの一度も彼とは交わらなかった。

 

  …もしかして愛してるのは私だけ?

 

  黒い感情が芽生える、そんな気がした。

 

 

「…っ」

 

 

  手に力を込めて拳を握った。

 

  …いや、待て。まてまて待って。冷静になろう。熱くなっちゃだめ。一回深呼吸をしなきゃ。

 

 

「すぅー…、はぁー…」

 

 

  …分かってる。これは仕方の無い事だって分かってる。私がキリト君が大好きなように皆だって彼の事が大好きなのは分かってるし彼だって皆の事を大切に思ってるのを…、分かってる。皆の思いを簡単にふり切れないのは分かってるし大切な仲間でもあるから断り切れない部分があるのもちゃんと分かってる。分かってる、分かってるから。

 

  …分かってるけど、でも…、私だって…、私だって今直ぐにでもセックスがしたいのに…。ずっと溜まっているのにキリト君だけ気持ちよくなってて…。恋人に慰められたいのに出来なくて…。

 

  ――ずるいよ。

 

 

ーーー

ーー

 

 

  電車に乗ってからその一時間後、一同は上野駅で解散した。

 

  今現在私はキリト君と共にうどんを食べていた。本当はイライラしているが食事を取っていると溜まっていたフラストレーションが薄れている気がした。やはり美味い物を食べると落ち着く。旅行は確かに楽しかったけどずっとセックスが出来なかったかのが唯一の不満だった。正直気持ちがスッキリしなかった。

 

 

「キリト君…、この後はどうするの?」

 

「あー、家に帰って夜までに寝ようかと」

 

 

  今は二人っきりだし私を誘って昨夜と朝の続きをするとかは言わないんだね…。はぁ、もう分かったわよ。

 

 

「そだ、そういえば三日後に祭りがあるらしいけど今度行かないか?」

 

 

  夏祭りかぁ…。言われてみれば現実に帰ってから祭りに行くのって久々かも。面白そうだしここはひとつデートと行きますか。セックスはいったん諦めるがなにもそれだけが恋人との過ごし方じゃないしね。

 

 

「いいわね、じゃあ行こっか」

 

「ああ、皆で行こうな」

 

「…皆、か」

 

 

  …うん、そこは二人で一緒に行こうとは言わないのね。まぁ、知ってたけど。

 

 

「祭りもいいけど宿題は?」

 

「お、おう、ちゃんとやるぞ…、帰ってからな」

 

 

  二十日間も遊びまくったから宿題なんてまだ一つも手を付けてない。今から始めれば3~4日で終わる量なのだが一気に片づけるのは私でも流石に骨が折れそう。

 

  その後、食事を終えてキリト君とはそのまま別れて解散した。祭りの日には電話すると別れ際に彼は言った。

 

 

「……」

 

 

  彼と別れた後、私は無言のまま山手線で列車に乗り、そして渋谷へと向かう。電車を何度か乗り換えて世田谷駅を出ると私は歩く。

 

  家に帰る…、のではない。向かうのは別の場所。

 

  駅からはそう遠くない。歩いても数分の距離。なのに自然と速足になる。

 

  心臓の音がうるさいくらいに聞こえる。速足で歩いてるからではない。気持ちと体がもう待ちきれないって唸りを上げているから。

 

 

「はっ、はっ、はっ、はっ」

 

 

  夏の太陽はやはり暑い。汗が服にしみこむがあまり気にならなかった。

 

  自然と笑みなって頬がつり上がる。

 

  早く、早く彼に、○○君に会いたい。あってキスしたい、おちんちん触りたい、入れたい入れたい早く入れたい。

 

  さっきまではキリト君の事でたくさん悩んでいたのにその悩みは何処へ行ったのか、悩みなど早くセックスがしたいという強い欲求の前では全て消え失せた気がした。

 

  やはりもう頭を空っぽにしてひたすら気持ちよくなりたい。

 

  彼の家の屋根が見えた。

 

  木造一階建ての和家。ちょっとした庭が付いており、敷地はそこそこの広さを持っている。○○君に理由は聞いていないが何故か両親はおらず、彼はずっと一人でこの家に住んでいる。

 

  私は鞄からこの家の合鍵を取り出してドアを開けようとする。だが気持ちが早っているのか、中々鍵穴に入らなくて開けるのに十秒はかかってしまった。

 

  ドアを開けて中に入ると家の中に人の気配があった。靴も玄関にあるしどうやら彼は出かけてない。良かった。

 

  気配は居間の方に感じる。私は迷うことなく速足でそこへと向かった。

 

  ○○君がそこにいた。最後に会った日と何ら変わらないいつも通り落ち着いた様子だった。畳の上で座っている、髪が少しだけボサボサしているのかさっきまで寝ていたのだろうか。

 

 

「あ、結城…、んむ!?」

 

 

  私は勢いよく彼の胸に飛びついてその後はキスをする。

 

 

「ん♡ ちゅ♡ ん♡ れろ♡ ちゅる♡ れろ♡ れろ♡ ん♡ んちゅ♡」

 

 

  ○○君っ、○○君っ、○○君っ、○○君っ、○○君っ。

 

  もう頭も体もどうにかなりそうだった。久しぶりの会話も無く私は一目会った瞬間タガが外れたような感覚に襲われて彼を求めずにはいられなかった。手が股間に触れると既におちんちんが硬くなっている。良かった、ちゃんと大きくなっている。

 

  キスしながら慣れた手つきで下着ごとズボンを下ろすとそこには勃起したおちんちんが姿を現す。先走り液が出ており、ぴくぴくと脈を打って動いていた。…あなたも待ちきれないんだね。

 

  私は右手で少し強めに握ってさっそく手コキをしてあげる。シャツの下から左手を潜らせると腹筋を少しなでなでした後は彼の乳首を摘まむ。愛撫してあげると彼の顔がみるみる赤くなっており、必死に快楽を我慢している様子がとても可愛かった。遠慮なんかしないで、もっと私でいっぱい気持ち良くなってもいいんだから。

 

  ○○君とのキスが止まらない。その唇を味わいたい、その唾液を飲みたい、その舌に絡みつきたい。元々キスは好きだったがここまで夢中になれたのは生まれて初めての経験だった。彼と唇を重ねるだけで幸せになる。

 

 

「んむ♡ れろ♡ ん♡ ちゅむ♡ ぷは、はぁ、はぁ、はぁ」

 

 

  ずっと続けてしたいが下の口もさっきから疼いてる。私はキスを中断して彼から唇を放した。手で握っているおちんちんをおまんこに近づけて擦る。くちゅくちゅと下品な音を立てて○○君の耳に刺激を与える。

 

 

  

「入れるね? もう入れちゃうね?」

 

 

  正直に言えばもう我慢の限界だった。一刻も早く彼のおちんちんを中に入れたい。

 

 

「結城さんちょっと待って!」

 

「駄目っ! もう待たない!」

 

 

  そう…、これ以上は無理。だって二十日間よ? 二十日間も我慢したんだよ? これ以上の我慢なんてもう無理だよ。

 

 

「あっ♡」

 

 

  腰を下ろすとおちんちんの先っぽが入る。おまんこで全体を咥えた瞬間私はイった。

 

 

「うお゛、あっ!!!」

 

「いく゛っ!!!」

 

 

  私と○○君が二人同時にイった。入れられただけでイってしまうなんていつぶりだろう。お互い体を震わせながら私は久々の生中だしに夢中でその味に浸る。気持ち良すぎてヤバイ。

 

  私はそのまま彼を押し倒してその上に跨る。騎乗位は好き。自分のペースで動けるからというのもあるが好きな人の為に奉仕しているようでこの体位が凄く好みだった。

 

 

「ああっ♡ ああっ!」

 

 

  体を上下に動かす度に軽くイってしまう。長い間我慢をしていたおかげか、今の私はかなりイキやすくなっている気がする。でもきっと理由はそれだけじゃない。中に入ってるおちんちんがずっと硬いまま膣内で立っていた。これが私を一番気持ちよくしてくれる。

 

 

「これ! これよっ!! おちんちんバキバキでっ! ずっと! ずっとずっとずっとずっとこれが欲しかったのよっ!!!」

 

 

  本当に素敵なおちんちんだった。亀頭もカリも長さも好みだが何よりも根本の太さがいい。細すぎず、太すぎないこの中間ぐらいの太さが私を魅了する。バナナのように反り返っててこれが私の中に擦ってて気持ちいい。私は男性器の形に関してはちょっとだけうるさいところがある。好きなところも、そして嫌いなところも。

 

  嫌いといえばジロウさんの男性器は嫌いだった。私が抱いた大人達の一人で巨根が自慢の男だった。彼にとって巨根である事は誇り。それは別にいいが女性は全員無条件で巨根好きと思い込んでいるところが玉に瑕。

 

  正直に言えば私は巨根は好きじゃなかった。○○君のように長くて力強さを感じさせるイケメンならともかくただ太いだけの男性器は魅力的ではなかった。歯が当たるから顎が外れるかと思うくらいにフェラしにくいし騎乗位もやりづらいだけ。その上カリが根本で隠れるから男性器が入ってるというよりも柔らかい棒が入れらている感覚しかなかった。膣内は圧迫するから気持ち良くないし正直苦しいだけだった。それが好きな人もいるにはいるが私は好きではなかった。テクニックはあるから気持ちよくはなれたが満足度は最低だから色んな意味で残念な人だったなぁ。

 

 

「あ゛っ、出る!」

 

「うあっ♡ うっ♡ ん゛ん゛~~っっ♡♡♡」

  

 

  昔の事を思い出しながらまた中出しされて私はアクメする。

 

  軽イキも含め、もう何度も何度もイっているのにもっと彼にイカされたいと思った。もっと彼と繋がりたい。もっと彼に気持ち良くされたい。もっと彼と…、○○君に愛されたい。

 

 

「はぁ、はぁ、あは♡ やばいよ、これ…、あん♡」

 

 

  本当に笑っちゃう。セックスが気持ち良くて楽しいのは知っているがここまで夢中になるのは何故だろう。○○君が相手だからなのかな。

 

 

「あ♡ あ♡ ○○君♡ あ♡ ○○君♡ ん♡ ちゅっ♡」

 

 

  彼に優しくキスをする。もっと感じたい。○○君のでもっと感じたい。でも私だけなのはずるいから彼にも私ので感じさせたい。

 

 

「あぁ♡ あぁ♡ やっぱ気持ちいい♡ 気持ちいいよぅ○○君♡」

 

 

  この二十日間、本当に辛かった。キリト君に相手にされない事も、セックス出来なかった事も。

 

  ずっと喉が渇く様な苦しみだった。満たされたかったのに…、恋人に何一つ満たされなかった。

 

  でもここには○○君がいる。

 

  彼がいれば私が満足しない日なんて来ない。

 

  私はもっと彼に気持ちよくされたい。

 

  

ーーー

ーー

 

 

  窓の隙間からは月の光が差し込んでいた。暗い室内の中、その光によって私は目を覚ます。

 

  畳の匂いがした寝室にて、布団の上には裸のまま毛布に包まった私と○○君がいた。これも日本人としての性質か、今日の夜も暑いのに何故か毛布で包まってないと気がすまない。その方が落ち着くがでもやはり暑い。

 

 

「すぅ…、すぅ…」

 

 

  私のすぐ隣には小さな寝息を立てている○○君がいる。

 

  あの日から既に三日が経っていた。

 

  あれから私は家に帰らず○○君の家に寝泊まりしながらぶっ通しでセックスをしまくってひたすら快楽に溺れた。親には旅行が伸びたと嘘をついてキリト君には家に籠っていると嘘を言う。

 

  寝ている○○君の腕に抱き付いて彼の体温を肌で感じる。あったかい。

 

  こうしているだけなのに胸がドキドキしているのが分かる。

 

 

「あ」

 

 

  おっぱいを腕に押し付けていると彼のおちんちんがムクムクと勃起し始めた。相変わらずの絶倫に驚く。

 

 

「クス」

 

 

  以前、男の勃起は相手に対する興奮の度合いで硬くなる事を考えていた事を思い出す。

 

  何日経っても私でここまで勃起してくれるって事はそれだけ私に対して強く興奮してくれるって事だった。それがたまらなく嬉しい。

 

  微笑みながら恍惚した目で彼を眺める。

 

  私の事を意識してくれている。

 

  まるで主張するように天高く勃起したおちんちん。それはまるで愛の告白のようにも受け取れた。

 

 

「……」

 

 

  でも、体はこんなにも素直なのに彼の心はまるで壁がかかっていると思えるぐらい厚かった。こんなにも一緒にいて、体を重ねて、近くにいるのに心の距離が縮む気が全くしなかった。普通の人なら私を落としたいと思う筈なのに彼は常に三歩後ろに下がるような姿勢を崩そうとしない。

 

  彼は時折悩む事が多かった。深みにはまらない様、私との距離に気を使って。私はその優しさに嬉しさを覚えると同時に寂しさも感じた。

 

  ふと、携帯から電話の着信音が鳴る。それと同時に外からは花火の音が聞こえた。今思い出した、そういえば今日は祭りの日だった。

 

  携帯から何度も何度も音が鳴る。だけど私はそれを手に取らない。5秒後、音が止む。

 

 

「ごめんね」

 

 

  私は寝ている○○君の腕に強く抱き付く。今はキリト君のところへ行く気分ではなかった。ただ、○○君から離れたくなかった。

 

  ○○君の顔を覗き込みながら思う。

 

  私に対してどこか遠慮しているこの人を…、私は振り向かせて落としたいと私は思った。




おかしいのだ。
ビッチアスナさん書いてる筈が気づけばメンヘラ属性が付いてしまったのだ。
そういえば原作はヤンデレだったし結果オーライなのだ?
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