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リアルに大変だけど頑張るのだ。
あなたに会えて良かったって思った。
現実でようやく会えてもその気持ちは変わらなかった。
世界が広がり、心の中がいろどられるようで…、幸せすぎて気絶してしまいそうな程に。
こんな幸せな気持ちが永遠に続くんじゃないかって思った。実際続くと思っていた。
昔キリト君が言ってたもんね。最後の一瞬まで一緒にいようって。その言葉、私は絶対に変わらないんだと思ったし私たちの関係はずっと『あの時』と同じなままだと信じていた。でも実際はそうはなっていない。ならなかったんだ…、お互いに。
キリト君は私だけでは満足出来なかったし私も同じだった。誰かを求めずにはいられなかったんだ…、気持ちよくなる為に。
ならば私たちは何の為に愛し合うの?
何の為に執着する?
何の為に嘘を重ねる?
何の為に騙し合う?
「ふっ、ふっ、んっ、ん」
ピンク色のネオンだけが明かりの薄暗い部屋の中、生まれたままの姿でまぐわう男女がいた。リズミカルに腰を振りながら何度もその股間の男性器を出し入れしているのはキリト。それに対し目を瞑りながらずっと無言で彼氏を受け入れていたのはアスナであった。
あの後、私たちは帰りの途中に少しだけデートをした後にホテルに行こうという話になった。勿論嫌じゃない。
キリト君が私に対してまだそういう気持ちがあって、ちゃんと私の事を見てくれていると分かっただけで気持ちが高まる。…たとえその理由が最近私が起こしている『浮気』による焦りだったとしても。
ウキウキした気分のままホテルに来たが心配事はあった。果たしてキリト君は私相手に勃起は出来るのだろうか。思い出すのは夏の日。何をやっても立たなかった彼の男性器だったが果たしてだうなるのだろうか。手を繋いだまま入店し、部屋に来た途端私たちは抱きしめ合いながらキスを交わした。
この時の私は何かを期待していた。これまでの事がチャラになるぐらいの出来事を。私だってキリト君の事が好き。出来ればまだまだ好きでいたい。だけど…。
「んっ♡ ん♡ あ♡ もっと…、深くついてもいいよ♡ あ♡ あっ♡ あ♡」
彼氏の激しい動きと共にその豊満な乳房を揺らしながら妖しく誘う。一見彼女も一緒にノッているように見えるだろうが…。
(…何も感じない)
夢までに見た。ずっと望んでいたキリト君とのセックスなのに…、あまり気持ち良くなかった。久しぶりすぎるだからという理由ではない。
彼の男性器が柔らかかった。柔らかいのだ。
別に○○君とのヤりすぎで身も心も感覚もガバガバになった訳ではない。私はずっと覚えてる。キリト君とのこれまでの行為を。だからこそ分かる…。
(全然気持ちよくない…、これなら指で手マンされてた方がまだマシだよぅ…)
今現在私は正常位でキリト君と行為している最中だが膣内に硬めのスポンジを入れられているみたいな感覚だった。彼には失礼だと思いつつも正直バイブが欲しくなる。
私に勃起していた事には嬉しかったがこの柔らかさは流石に駄目だった。完全に硬さが足りない。これだといくらヤってもオルガズムに達するのは難しい気がする。
顔に出して彼を落ち込ませたくないから気持ちよさそうにしている演技をしないといけないのだが正直ちょっとイライラする。まさかセフレじゃなく彼氏相手にこんな演技をする日が来るとは…。
別に彼が下手な訳じゃない、むしろ上手くなっている。色んな女性(全員知り合いだけど)を相手にしていたからキリト君もかなりの経験は積んでしょうけど『コレ』が柔らかいから私の感じ方が中途半端になっている。
「はっ、はっ、アスナ、は…、ふぅ、アスナ」
「ん♡ ん♡ あ♡ きて♡」
あまり口に出しすぎると棒読みになりそうで冷や冷やするが無言すぎるのも流石に不味い。
開始してから30分。これだけやっても一向に絶頂を迎えないのが逆に凄い。○○君が相手だと五分に二回ぐらいイクからどうしても比べてしまう。このもどかしさ、感覚としてはさっきまで小便を我慢していたのにいざ済まそうとすると一滴も出ずに引っ込んだみたいだった。
キリト君のじゃあもう無理のか。…それとも私の身体がおかしくなったのか。『あの人』以外じゃあもう無理なのだろうか。
確かに最近の私はずっと彼だけに身体を許していた。…ううん。彼と会ってからもう他の人がいらなくなっていた。
分かっていた事だった。だって私が浮気したきっかけはもっと気持ちよくセックスがしたいからだったじゃないか。そんな性欲まみれの動機でしかない。今は…、愛も欲しいが…、でもそれは○○君に対してでも十分あるって確信があったじゃないか。なら答えはもう出ているのに何に拘っているの?
『俺の命は君のものだ、アスナ』
『だから君の為に使う』
『最後の一瞬まで一緒にいよう』
行為中にそんな言葉が頭を過ぎる。
カッコイイ言葉を言われたり、素敵な言葉を言われたりもした。私も似たような事をキリト君に言ってたのを覚えてる。
でも、今まで言われた彼からの言葉、今の状況だとそれは何だか呪いみたいだなって思った。
あなた以外の人を決して好きになってはいけないという縛り。それは当たり前の事だ。愛を誓い合ったんだから別の人にふらふらなんてしてはいけなかった。
でも…、永遠の愛なんて幻想だ。
あったとしても続ける意思が必要だ。その意思を…、キリト君を愛し続ける意思を…、私には足りない。
もしも将来私たちが別かれる事になっても私は他の人を好きになってはいけないのだろうか。本当に貴方と結ばれるならともかくそうでないなら私はずっとあなたを好きなままにならないといけないのだろうか。
「………」
「…アスナ?」
気が付けばいつの間にか喘ぐ演技を止めてた私にキリト君が心配そうに声をかける。
私の名前を呼ぶ声に反応せず、変わり静かに起き上がる。
この時、私は少しだけある事を決心した。
「…キリト君、今度は私が動くから」
「ああ…」
彼を押し倒した後は馬乗りになり、勃起していた彼の男性器をマンコで咥える。
だが入れた途端直ぐにある違和感を感じた。やりにくい…、と。
(うっ、これはちょっと失敗したかも…)
長さは相変わらず申し分ないが硬さが足りないせいか上下で動こうとするとキリト君の男性器が途中で折れるのが分かる。キリト君を愛そうと自分で騎乗位を提案しといて何だがその好意が完全に裏目に出た。
「う、ぅお、おお」
それでも色んな男性を受け入れて経験を積んだ今の私に出来ないテクはほぼ無いと自負している。
上下によるピストンが駄目なら私はコルク抜きのように腰を動かして右と左へと交互に回し始めた。
「うおっ、ヤバっ、アスナそれヤバイっ!」
下半身に力を入れつつ、膣内の締りを良くしながらスピード緩めたり早めたりを繰り返した。中の男性器は半回転ながらもきちんと感じてくれているようだ。ぴくぴくと微動だに脈打っているその動きが手に取るように分かる。
ちゃんと気持ちいいなら良かったと安堵する。ただこれって後で腰を痛めるからあまりやりたくないんだよね…。なるべく早めに終わらせたい。
「はぁ…、はぁ…、ぅ、ふぅ…」
何度も腰を動かしているとキリト君の表情が強張り始めた。彼がイク時のサインだ。
「んっ、んっ、ほらっ、イって♡」
「はぁ、はぁ、うっ、い、イクっ!」
ホテルに来てから本日二度目の射精。
大量の精子が私の中に注がれているのがコンドーム越しでも分かる。
…ふと思った、私はキリト君に中出しされるどころか生でヤった事は一度も無いと。
「…ねぇ、キリト君…、生でヤってみる?」
「はぁ、はぁ、え、流石にそれはやばいんじゃない?」
それに…、と視線を股間の方に移すと彼の男性器が既にへなへなになっていた。
(…はぁ、私はまだイってないんだけどなぁ)
普通なら冷めて帰るところなのだが今日のアスナは少しだけスイッチが入っていた。男性器からゴムを外し、まだ息を整えていないキリトの金玉袋に触れてそれを優しく摩る。
「…調べたんだけど妊娠を防ぐ薬を飲めばそんな心配は無いって」
「マジ? でもそういうのって100%って訳でもないだろ」
「心配性だなぁ…、そもそもピルが99%なのと比べてコンドームの妊娠防止率って70%を下回るからむしろゴムのほうが危ないよ?」
「マジで!?」
キリト君今日一番の驚き顔だった。ちょっと面白い。
「出した時に横から垂れる場合があるからそれで当たる時があるみたいなんだよね」
「え、じゃあ今までとかは…」
「クスっ」
私がニヤリと笑って見せると反対にキリト君が顔から血に気が引いたのが分かる。明らかに何かやらかしたとか思っているだろうがいじわるが過ぎるので流石に謝る。
「ぷ、あははは、ごめんごめん本当に何も無いから安心して」
「そ、そうなのか?」
恐る恐る確認する。無理もない。私はともかく本人は現時点で赤ちゃんは無理だろうし流石に気が気でないだろう。ここはゲームの中じゃない…、リアルなんだ。
「うん、『私』はゴムでする時はちゃんとその後に薬も飲んでいるから大丈夫だから」
「そ、そうか…」
いくらお互い愛し合っているって分かってても私たちは所詮学生でまだまだ子供。本当に赤ちゃんなんて出来たらそれには大きな苦労と責任が伴う。いくらゲームの中で『家族』の経験があるからってそれが現実で活かされるとは限らない。
こどもが出来ても責任感も、お金も、親の許しも、私たちにはまだなにも無いのだ。
キリト君の金玉を優しく転がしながら少しだけ考える。未来の私たちを…。だけどそういう事は直ぐに振り払う事にした。
…だってさっき決めたから。
「さて、気を取り直して…、と」
「ちょっ、まだやるのかよ!?」
少しだけ硬さを取り戻した男性器を優しく握りながらマンコに当てる。全体が精子まみれながらもくちゅくちゅと音を立てながら膣口とキスさせる。
「本気で生でするのか?」
「後で薬飲むから平気だって」
悩む彼を待たずにそのまま男性器を下の口でくわえる。感動は無かったがそれでも私は腰を動かし続けた。少し気になったけどキリト君って私が他の男性と経験してるって全く疑わないんだね。さっきから他の男性の存在を匂わせるような発言を少しだけ言ってるのに…ね。信頼されてるのかただの鈍感なのかは知らないけど…。
「お、おぉ…、生だと何か違うな…」
「…そうだね」
「…流石に外で出すよな?」
「ん、ん、え、普通に中に出すけど…」
「…本気?」
「それじゃあピルの意味がないじゃない」
それでも彼は意義を申し立てようとしたが私はそれを無視する。
「ん、ん♡ あ、はっ、あ♡」
身体を動かす度に胸を伝う汗が勢いよく弾く。
キリト君の言う通り。本当にゴムがあると無いとでは感じ方が違う。生の方が感度が上がるのは何故だろうか。
「はぁ、はぁ、あ、はぅ、あっ、やばっ、これ気持ち良すぎるっ」
彼が本当に気持ちよさそうだった。その証拠にキリト君が感じる快感に答えるかのように男性器が少しづづだけど私の中に膨張し始めてる。
「はぁ、はぁ、生は大人になるまで取っておくかと思ったけど…、んっ、薬の方が安全ならもっと早く初めてを経験したかったな」
「………」
初めて…、か…。
思い返すと私の初生の相手って○○君になっちゃったねそういえば。以外な話に聞こえるがセフレ相手に生はOKでも皆律儀にゴム付けてくれていたんだよね。別に彼らが紳士だからという訳じゃない。彼らが言うには私のような遊ぶ娘は危ないらしい。どう危ないかと言うと病気を持っているかもしれないという事。失礼な話よね。
…一応病院とかに行って検査を受けたけど普通に大丈夫だった。うん。
まぁ大丈夫そうでも行きづりで生は勘弁して欲しいらしい。余程性病が怖いと見える。まぁ、冗談抜きで本当に怖いからね。
「アスナ…、アスナっ、俺…、もう」
「ん、ん、うん、一緒に♡」
全盛期とは程遠いがそれでも硬さをある程度取り戻したちんぽを何度目かの出し入れしていた時に電流が走った。イク。
「うっ、アスナっ!」
キリト君の両手が私の腰を掴んだまま勢いを止めることなく私に中出しをキメる。○○君ので何度も味わったこの感覚。私は中出しされるこの感覚が好きだ。
「はぁ、はぁ、はぁ、あ、キリト君…」
キリト君が私を押し倒した。まんこから男性器を抜くとその視線を私の股間に注目した。
「お、おおう…、本当に出てる…」
感動で感極まってる…、という訳ではなく、どこか戸惑いのある声だった。
「…そんなに心配しなくても本当に大丈夫だから」
もちろん絶対はないがこればかりは経験で判断するしかない。ピルは当たり前だけど今日は安全日だしどんなに悩んだところで私が今日孕むなんてありえない。多分ね。
「そうかも知れないけどさ…、でも、やっぱな…」
せっかくの生なのにこの嬉しそうにない反応には流石にテンションが下がる。とはいえこれでも愛想が尽きないから私も変なところで一途だなと思う。
キリト君はまだ私の事を好きなままだろうか。それとも今日はたまたま私とヤりたい気分だったのだろうか。
分からないけど…、気づいた事もある。
私はキリト君が好きだ。
好きだからこそ私はこの人を傷つけたくないんだ。
別れるような事をしたら間違いなくキリト君が傷つく。だから私はずっと彼に拘っていたんだ。甘やかしているのかも知れない。でもキリト君の事が嫌いなった訳でもないからどうしようもない。
手を彼の頬に振れる。
「アスナ?」
気づいた。気づいてしまた。気づいた…、けど、私は自分の決断を変えない。
だってそれじゃあ私が『満足』しないから。
だから望む。
大好きなキリト君を悲しませずに別れる方法を。
俺はSSを求め、その代償は自由で支払った。
そのツケを払う方法は一つしか無い。
俺はここで初めてSSを書いた日から、ハーメルンの住民達に読んでもらった日から。
ビッチなアスナさんが報われる日まで進み続けるんだ。
死んでも、死んだ後も。
これは、俺が始めた物語だろ。
その投稿主はいついかなる時代においても、SSを求めて進み続けた。
エッチなアスナSSの為に書いたその投稿主の名は…。