※この作品はR-18です。

その性的欲求を満たして   作:智明

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結城明日奈の煩悩 中

  男子に恋人が出来た場合にしたいことは何かと問うたとしよう。そして半分以上はエッチなことをしたいと答えるだろう。ソースはとある男子生徒が勝手にやった学生向けのフリーアンケート(男子限定)。

 

  別にそれ自体は悪いことではないし恥ずかしいことでもない。実に思春期らしい欲望に忠実な答えである。俺は好きだぜそういうの。

 

  そしてエッチなことをする以上、当然何処でやりたいか場所は選ぶ。

 

  これは学校のとある昼休みの話だが実は以外なことに学校派は少なく、大半は自分家かホテルを選ぶ人が多いと聞く。学生である以上、てっきり学校内でも一向に構わないかと思ったらそんなことはなかったようだ。ちなみに俺は夢の初エッチはホテルだと決めていて基本は自分家が理想である。まぁ、昨日は結城さんと野外でヤりまくったが俺は断然家派である。

 

  さて、今の俺はその夢までに見たラブホの中にいる。数ある部屋の一つに今現在バスルームにてシャワーを浴びている。

 

  目を半分閉じながら湯水を全身で受け止めつつ、ただひたすらに無言で体を洗う。これは一種の儀式のようなものだ。なんの儀式かって聞かれると…、まぁ、セックス前の儀式としか言えないが…。

 

  結局あの後、俺はいやとも言えず前回同様のまま流されて放課後結城さんと共にラブホに来てしまった。近場ではなく、電車に乗って少し遠い所にあるやつ。

 

  結城さんもどこに知り合いの目があるか分からないからわざわざ遠出したのだろうか。確かに彼氏である桐ケ谷ならともかく相手が俺だと近くのホテルを利用するのはやはり抵抗はあるかも。いや、あるのか。

 

  ところで結城さんとセックス出来ると分かるとホイホイついて来てしまう俺って実は案外ちょろいのでは? 単純とも言えるかこの場合。

 

  バスルームの外には既にシャワーを浴び終わった結城さんが待機してる。昨日は野外で着衣したままセックスしたから今回はお互いちゃんと裸になってしたいだそうだ。彼女にとって衣服はセックスの邪魔でしかないだろうか。俺てきには着衣も十分そそるんだがな。

 

  にしても昨日に続いてまさか今日も出来るとは…、ついに来たモテ期かな? たぶん違うと思う。判断対象が結城さんしかいないからモテ期かどうかもわからんな。だが仮にそうだとしても嬉しいんだが彼女の真意が全く分からない。

 

  何度も言うがこれは紛れもなく浮気である。本当何でこんなことに…。

 

  尋ねれば教えてくれるだろうか。俺はチキンだから出来れば教えて欲しいんだよね。たぶん俺が騙されてるとかないと思いたいがちゃんと教えてくれると安心するんだわ。

 

  全身に纏わりついてる泡を洗い流す。理由はどうあれ、俺はこれから結城さんとセックスする。流されて来た俺があれこれ考えても仕方ないかもしれないがここまで来た以上ヤることに変わりはない。彼女同様俺もしたいんだ。…桐ケ谷には少しだけ悪いと思うがな。いや本当に申し訳ないっす。

 

  ローブを着てバスルームを出ると目の前にはベッドに腰かけている結城さんがそこにいた。彼女も俺と同じようにバスローブを着ていてずっと待っていてくれたようだ。俺は無言で彼女の隣に座り、そして彼女も無言のままじっとしていた。近くで顔を見ると頬が少しだけ赤くなっているのが分かる。

 

 

「……」

 

 

  さて、ここからどうしようか。彼女の隣まで来たがここから先までが分からない。相変わらずの童貞ムーブでごめんなさい。

 

  彼女は俺と違って門限とかあるようだしホテルの滞在時間も限られてる以上早くヤった方がいいと思われるがどうしよっか。ちなみにシャワーを浴びたから時間てきに後一時間弱しかない。もう30分も過ぎたのか。改めて思ったけど時間って早く過ぎ去るもんだね。

 

  ふと、手が何かと触れる感触を感じた。目を下に向けると俺の左手の小指と彼女の右手の小指が触れていた。ベッドに座るまでは何も考えていなかったが改めて見ると超近い。そして考えなしのまま俺はその小さな手を握った。乱暴にではなく、優しく、まるで赤ん坊に触れるように優しく握る。

 

 

「…ぁ」

 

 

  無理やり手を動かせば簡単に振り解く力加減なのだが彼女は嫌がることなく同じように俺の手を握り返す。

 

  そして目と目が合う。彼女の目は何かを期待していてずっと待っている様な目だった。俺は察しはいい方なんだが経験と性知識が基本的に浅いので期待に応える自信はない。

 

  だからといって何もしない訳にもいかず、俺は少女漫画味のある純愛系のエロ漫画から知識を借りることにした。

 

 

「…結城さん」

 

 

  お互い握った手はそのままに、俺は空いてる右手で彼女の頬に触れた。柔らかくてすべすべな頬を数回摩ったあと、手を撫でるように下に滑らせて顎に触れる。そのままくいっと彼女の顔を上げた。

 

 

「………」

 

 

  まるで時が止まったかのような静けさ。

 

  …いや、確かにエロ漫画の知識を借りるとは言ったがいくらなんでも大胆すぎやしねーか? でも思い出したシチュエーションの中でこれが一番マシだし…。

 

  いくら彼女とのエッチがOKだからといっていきなり胸を触るとか、アソコを初っ端から触るとかいくらなんでも節操無しすぎる。俺ならそこまで積極的に行かない。まぁ、ただの臆病者なんですけどね。

 

 

「ふふ、なんだかドキドキするね…」

 

 

  雰囲気は悪くない、完全にキスの態勢になった。これ俺から迫った方がいいのか? やってしまった後にあれこれ考えるが自分からキスってかなりハードル高すぎない? 別にもう初めてではないがそれでもかなり緊張する。

 

  結城さんはというと俺の意図を察したのか察してないのか、目を閉じてじっと俺からのキスを待っていた。受け入れすぎだろ、嬉しいけども。

 

  覚悟を決めて俺は顔を近づけて自分の唇を彼女の唇に触れた。

 

 

「ん…」

 

 

  唇同士を合わせるだけの優しいソフトなキス、それ以上はない。ディープキスとかまだ無理っす勘弁してください。

 

  それにしてもキスをするだけで頭が熱くなるのを感じるな。たぶん今の俺の顔は茹でたこの様に赤いだろう。結城さんも顔が赤いのか同じように感じてくれるのだろうか。もしそうなら嬉しい。嬉しくなるともっと頑張りたくなる。経験がないからといって縮こまっている場合ではないな。

 

  俺は遠慮せず舌で結城さんの唇をノックした。そんな俺の行動に対して彼女は拒むことなく俺の舌を受け入れてくれる。そしてそのまま舌を口の中に入れて彼女の舌と絡ませた。

 

 

「…ん、ちゅ、ん、む、れろ、れろ」

 

 

  いや、絡むというより押し付けたりするだけの感じだが。まるでソフトクリームを舐めるような感じで必死に舌を動かす。正直上手とは言えない下手くそなディープキスだった。あまりのお粗末なキスで彼女を退屈させてないだろうか、もし嫌だったらなんかごめんなさい。

 

 

「は、ん、ちゅっ♡、れろ、ちゅるる♪」

 

 

  だが彼女は嫌がるどころか自分の方からアグレシップに舌を絡ませてきた。さすが経験者である結城さんの舌使いは早すぎず、かつ、ゆっくりしすぎない絶妙な速さ加減で舌を動かしてくれる。彼女だけにやらせるのは申し訳ないと思ったので俺は自分の舌を動かした。

 

  一生懸命に必死に食らい付こうとする俺の様子が面白いのか、結城さんは舌の動きを速めて俺を楽しませた。

 

 

「ちゅる、ちゅ、れろ♡、ん、ちゅっ♡、…ふふ♡」

 

  いったん顔を放すと数秒間お互いを見つめ合っていた。

 

  キスはこれで終わりだろうか。名残惜しいがホテルの時間もあまりないしな、でも悔しい。正直自分ばかりが気持ちよくなっていた気もするから申し訳ない気持ちでたくさんだった。

 

  今度キスする機会があったらなんとか挽回したいものだ。…って今度ってなんだよ、さすがに三度目は無いだろさすがによう。

 

 

「それじゃあ〇〇君。そろそろ始めよっか」

 

「あ、うん」

 

 

  俺は身に着けているバスローブをいそいそと脱いだ。朝からずっと勃起していた下半身の相棒は先ほどのキスでさらに膨らんでいてすでに待ちきれない状態だった。女の子に生まれたままの姿を見せるのは初めてだし死ぬほど恥ずかしかったが隠す姿勢をここでぐっとこらえた。

 

  結城さんはベッドでゆっくりと仰向けに倒れた。彼女は身に着けているバスローブをそのままにしてじっと俺を見て何かを待っている様子だった。…もしかして脱がして欲しいのか? 正解かどうかは分からないが俺は彼女に近づいてバスローブに触れる。彼女の顔を窺ったがとくに嫌がれることもないので俺は遠慮なく紐を解いてゆっくりと彼女を脱がす。

 

 

「お、おおう」

 

 

  綺麗な裸体だった。

 

  すらりとした細い体、しかし決してガリガリに痩せてるわけではなく、鍛えているような肉付きのある健康的なスレンダーボディー。服の上でしか知らなかったハリのあるおっぱいが激しく目の前で主張している。目が離せなかった。とくにおっぱいの中心にある乳首が淡いピンク色で可愛かった。正直むしゃぶりつきたいが俺は必死に衝動を抑えて冷静になる。

 

  へその下には昨日たくさんお世話になった女性器が目の前に映る。昨日は眺める余裕は全然なかったが見れば女性器の上には薄く生えてた陰毛が官能的で美しかった。正直興奮する。俺はパイパンよりもちゃんと生えてる方が好きだから結構嬉しい。

 

 

「どうしたの?」

 

 

  声を掛けられてハッと我に返る。

 

 

「ご、ごめん。裸…、あまりにも綺麗だったから、つい見惚れてしまって…」

 

「ふふ、なにそれ」

 

 

  まるで可笑しなことを聞いたかのように彼女は小さく笑った。

 

  結城さんはマンコに手で触れてソレを広げる。濡れやすいのか膣口からすでに愛液が滴る。

 

 

「きて」

 

 

  今思ったけど彼女とは何か色んな意味でやりやすい。手間がかからないというかなんというか。うまく説明出来ないが昨日もだけど童貞だった俺がまったく苦戦しないで簡単にヤれるのは何だか違和感がある。

 

  俺は彼女に近づいてちんぽが膣口とキスをし、クチュ♡という音を出した辺りで俺はあることを思い出す。今また俺は生でヤろうとしていたことを。

 

 

「……そうだ」

 

「ん?」

 

 

  姿勢はそのままで俺は床下に置いた鞄に手を伸ばした。鞄から未開封の箱を取り出してその中からコンドームを出した。

 

  昨日は持ってなかったことを反省して今日の朝に買った。ちなみに売ってる場所とかは知らなくてスマホとかでアレコレ調べるとなんだかコンビニとかで普通に売ってた。最初ウッソだろと思った。まさか普段通っている馴染みのあるお店にそんなのがあったなんて俺は今まで知らなかったのだ。いつも顔合わせする店員のおばちゃんに優しそうな生暖かい目で見られてたのが何ともいえない。

 

 

「え…。い、いいよ生でも」

 

「え、いや、でも…」

 

 

  結城さんの突然のゴム拒否に戸惑ってしまう。普通逆じゃね?

 

 

「ちゃんとピルは飲むから…、昨日みたいに生で入れていいよ」

 

 

  彼女がどこか不安そうな声で言う。

 

  いや、そういう問題とかじゃなくて何でそんな簡単に生を許すんだろう。もしかして結城さんって妊娠とかのリスク避けよりも快楽優先の人だろうか。たしか生の方が気持ちいいってよく聞くし俺も昨日気持ち良かったけどそんなにいいものだろうか。

 

  ピルを飲めば妊娠は回避されるって聞いたがそれでも100%ではない。それでも99%は防げるらしいから文明の進歩ってすげえ。

 

  結城さん本気で中出しが好きなのかな…。経験はないからわからないけどゴムありだとそんなに違うのだろうか。…う~ん。

 

 

「〇〇君?」

 

 

  ……まぁ、いいか。

 

  俺は手に持っていたコンドームと箱を鞄に戻した。俺はともかく彼女がそう望んでいるのなら応えようじゃないか。女の子のお願いはなるべく叶えてあげるのがモテる男の秘訣って聞いたしね。まぁ、程々にしないと都合のいい男として思われかねないから注意が必要だが。

 

 

「ぁ…」

 

 

  俺は仰向けになっている彼女を覆いかぶさった。そのまま結城さんの顔に自分の顔を近づけてキスをする。俺も段々大胆になってくるな。

 

  彼女は目を細めながら俺の唇を受け入れた。

 

 

「ん」

 

 

  唇同士を重ねたまま俺は膣口とずっとキスをしていたちんぽをゆっくりと押し付ける。

 

 

「あ、はっ、いった」

 

 

  昨日ぶりの結城さんのまんこ。思ってたけど彼女の膣内は本当に気持ちよすぎる。中のうねうねがちんぽに絡みついてて少しでも気が抜くと今すぐにでも射精してしまいそうだ。

 

  俺が早漏なのは隠しようがない事実なのだが俺にも男としてのプライドはある。せめて1分は持ちこたえたい。

 

 

「あ、あ、い、はっ、あ♡」

 

 

  ゆっくりめのペースでひたすら腰を振る。これでも出そうだがある程度は射精感を抑えることは出来るがいつまで持つか。

 

 

「あ、お、あ♡ はっ♡ すっ、ごい、あ♡ 奥、まで、あん♡」

 

 

  ……やっぱ届いてるのよなぁ。昨日もたくさん子宮口をノックしていたし、俺のって相当デカいという彼女のお墨付きは本当みたいだな。…にわかに信じがたいけど。やっぱり自分視点だとかなり分かりづらいな、誰とも比べたこともないし。

 

 

「あ♡ あ♡ い、あ♡ あ♡ い、いぃ」

 

 

  スピードを上げず落とさせず常に同じリズムでピストンしていた。覆いかぶさったまま荒い息を吐きながら腰を動かしていた俺に結城さんが両腕を俺の背中にまわした。そろそろ限界だった。

 

 

「ごめんっ、出す!」

 

「うんっ、きてっ」

 

 

  俺を放すまいと両腕に力を込めた。まるでブリーカーでもするかのように強く抱きしめて本気で放してくれなかった。まぁ、生でヤると決めた以上中出しをいまさら躊躇するつもりなんてないが。ただ全力で抱きしめられてるため若干動きにくい。

 

  出る。そう思った時、互いの体を押し付け合いながら俺は結城さんの膣内に精液を吐き出す。

 

 

「お゛、ん゛ん゛っ、ぅん♡」

 

 

  抱き合いながら体を小刻みに震える。そして思い知る…、俺の体は彼女を求めていると。オナニーで済ませようとした時と違い、今俺は本気で気持ちいいと感じてしまった。もう俺は彼女の虜なのかも知れない。いや、それは前からか。

 

  結城さんの膣内の中でちんぽが全然満足していないのかまだ精液を出していた。硬さも衰えを見せずずっと勃起したままだった。精液を出すのが気持ちよすぎて思わずちんぽをぴくっと動かしてしまう。

 

 

「あん♡ ふふ♪」

 

 

  結城さん相変わらず楽しそうだな。

 

  俺はいったんまんこからちんぽを引き抜く。膣口から大量の精液が溢れてて実に官能的な光景だった。結城さんは出てくる精液に対してなのか、本当に小さな声で『ぁ』と言いながら寂しそうな顔をしていた。

 

  お互いの目が合う。

 

 

「…ねぇ、〇〇君。時間はまだあるしもう1回しない?」

 

 

  時計を見るとまだ40分もある。たしかに終わるにはまだ早い時間だ。昨日もあれだけヤりまくったし1回で終わらないのはなんとなく分かってた。反対する理由もあまり無いので俺は続行に賛成する。

 

 

「うん」

 

 

  俺は上半身だけを起こさせて仰向けのままの結城さんの膣口に再びちんぽを入れる。正常位の体位で挿入したあとに俺はあることを思い出した。

 

  …そうだ。一応アレについても聞いておこうか。

 

 

「ねぇ、結城さん。ずっと気になっていたことがあるんだけど聞いていいかな?」

 

「ん、なぁに?」

 

 

  プライベートについてどこまで聞いていいか分からんがとりあえずたずねてみる。

 

 

「その、どうして俺とセックスしてくれるの? 桐ケ谷と何かあった?」

 

「………」

 

 

  彼女は目を見開きながら面を食らったような顔をして固まった。

 

 

「普通行為中にそれ聞く? あなたってセックスさえ出来ればそれで満足とかじゃないの?」

 

 

  不機嫌そうな感じで彼女が睨む。いや、たしかにセックス中にする質問じゃないのは分かるが…、ていうか結城さんは俺を何だと思ってるんだ。

 

 

「どうしても気になるんだ」

 

 

  水を差された結城さんに対してなおも食って掛かる。こっちはほぼ無条件でセックスさせてもらえてるんだ。しかも極上の美人を相手にだ。嬉しいし大変満足しています。…普通の馬鹿なら頭空っぽにして一切合切目の前の美人相手にひたすらセックスに集中するだろう。

 

  ――でも俺は。

 

 

「彼氏、いるんだろう? セックスがしたいならどうしてそいつに頼まないんだ? どうして俺とセックスしてくれるんだ?」

 

「……」

 

「…どうして赤の他人相手にそんな簡単に裸を触れさせるんだ? 彼氏以外相手に抵抗とか無いのか?」

 

 

  気になって仕方なかった。俺自身の不安を解消したい気持ちはあるがそれ以外にも彼女が心配だった。…友達でもないのにそんな心配をするのはお節介だろうか? でも聞かずにはいられなかった。

 

 

「…言わないとダメ?」

 

「ダメだ」

 

 

  強い口調で言う。もしかしたら気分を害してそのままお開きになるかもしれないが別にそれでも構わないと思った。元より成り行きで始まった関係だ。これで終わってもいいと思っている。

 

  結城さんは長い間何かを考えながら沈黙をしていた。5分時計が進んだ頃に彼女は沈黙を破る。

 

 

「…キリト君や友達には絶対言わないって約束出来る?」

 

「出来る。約束する」

 

 

  俺の言葉を聞いて再び沈黙する。すると何かを決断したかのように彼女は口を開く。

 

 

「…抵抗は、ない、かな。私は私を気持ちよくしてくれる人とか、凄く好きだから」

 

 

  観念したような小さな声で言う。その言い方だとまるで気持ちよくなれるなら彼氏じゃなくてもいいみたいに聞こえるんですが…。

 

 

「よく知らない俺とセックスしてて不快とは思わない?」

 

「ない、かな。キリト君を入れてもう男性経験は12人あるしいまさら…」

 

 

  …………うん?

 

  じゅうににん?

 

  じゅうににん…、じゅうににん…、12人?

 

 

「…え?」

 

「あ、○○君を入れて13人だった」

 

 

  ファ!?

 

  この時の俺は余程間抜けな顔をしていただろう。結城さんは驚いた俺に対して一瞬ぽかんとしていた。が、やがてまるでいたずらに成功したような子供のように彼女は笑い、そして怪しく微笑んだ。

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