BF世界のヤツが自作ガンプラと転生して、コズミック・イラで生きていく話 作:sakitaro
ユウヒがザフトの連中と邂逅した後の話。ニコルまで女の子かよ……と、またもや世界の異常を見たユウヒは頭を抱えながらアークエンジェルへと戻ってきた。せっかくのオーブなのだから自宅に帰ればいいはずなのだが、ユウヒは律儀だった。
「世の中のハーレム願望者って言うのは心が痛んだりはしないもんなのかね。オレには無理だな、あーゆーのは」
そーゆーものは大体が男にとって都合が良すぎる世界だと考えていたユウヒだったが、現状彼が置かれている状況もかなり男にとって都合がいいんだぞと言うことは言わないでおこう。
「ユウヒさん、いますか?」
「……ああ」
ユウヒは低いテンションのまま自室のロックを解除して来訪者を招き入れた。来訪者の名前はキラ・ヤマト。諸事情で偶然アークエンジェルへと乗り込んだ一般人で、コーディネイター。そして、この世界の闇そのものでもあり、妙な世界の変化で本来の性別と異なる性別でこの場に居る。最初に知ったユウヒは頭を抱えまくったのだが、今となっては慣れてしまっていた。
「……あ、の」
「何も言うな。お互い、きっとその方がいい」
ユウヒはキラに目線を向けないまま、ベッドに腰掛けて項垂れていた。前世では女性とのこういった関係はほとんどなかった。興味がなかった……と言うわけではないが、基本的にはガンプラバトルに熱中してばかりで、恋愛というモノに無頓着であった。外見が悪い訳でもなければ、性格に問題がある訳でもない。いや、ある意味問題ではあったのだが。趣味や友人との付き合いを優先するあまり、付き合っている女性にしてみれば寂しい思いをしたり、つまらないという気持ちにさせてしまうことが明白なのがユウヒの中で分かっていたのだ。だから、そう言った色恋を自分からしようと言う気持ちが無かった。常に遠ざけてきたと言っても良い。
今になってよくよく考えてみれば、最初こそ自分の好きな物語の世界の中だったのだろうが、ここはあまりにも救いのないコズミック・イラの世界。更には、元々夢中になっていた全てがこの世界には無い。元々この世界で過ごしていたユウヒ・コマムラの中へと宿るような形で無ければ、今頃発狂していてもおかしくは無かったろう。
「そう、ですね」
「よく、考えたのか?……何度でも言うが、オレの心は常にラクスと共にある。一時の感情に揺られて、叶わない願いを一時の情欲に任せるような真似をして……後悔は無いのか?」
「そんなの、わかりませんよ……でも、好きな気持ちだけは、変わりません」
「そう、か」
諦めたように天井を眺めるユウヒ。無くてもいい勇気が無く、どう事を進めるべきかも分からずにいた。そんなユウヒの前でしゃがみこんだ少女キラ。
「キラ?」
「……」
緊張して震えた手でユウヒの服を脱がそうとするキラ。流石にそこまでのことをされてはもはやユウヒも動かざるを得ず、仕方ない……そう思い、緊張するキラの頭を優しく撫で、ベッドに寝かせて服を脱がす。
「好きです、ユウヒさん」
「……」
「ごめんなさい、困らせて……」
こんな曇った気持ちでこんな事に及びたくはないのだが、と心の中で一人呟くユウヒ。どこに抑えつけてあったのか、歳の割に豊満な胸部を存分に曝け出し、艶やかな曲線美を見せつけるキラの肉体。本当ならば男性であったと思うには無理があった。
ユウヒはキラに表情を見られることを拒むように、キラの谷間へと顔を埋めた。
「ひゃっ、ユウヒさん……」
「あまり、顔は見られたくない」
そんな些細な抵抗など、事が始まれば無駄な努力になるが。
「それでも、大丈夫です……」
キラの言葉に何も返さず、キラの胸の先端にある薄桃色のソレを啄み、ショーツを半脱ぎの状態にして、そっと、優しく、確かめるような手つきで触れる。
「んっ、ふ……あっ、手……おっき、ぃ、あっ!」
耳にキラの嬌声が入り込むたび、脳が受け入れを拒否する。だと言うのに、本能の赴くまま、自身の怒張は上へ上へと張り詰めていく。本能のコントロールなど無理な事だったかと諦めたユウヒは、せめてキラの思い出が多少であれど良いものであるようにと願い、啄んでいた乳首から口を離し、キラの眼前に顔を寄せる。
「……いい、ん、ですか……?」
「……思い出だと、言うのなら」
「んっ……」
キラは嬉しそうに顔を綻ばせ、ユウヒへと口付ける。卑怯な言い方をした自覚はあるが、この際どうでも良い事だった。マリュー、ナタル、キラ……。ラクスという想い人が居ながら、心通わせた女性がいながら、この為体である。幻滅されても仕方あるまい。
そうしてキスをしていれば、ユウヒの指はキラの秘部から流れ出てきた透明な液体によって湿り、若干手がふやけるほどになっていた。
「……欲しいです、ユウヒさん」
「ああ」
キラの衣服と自身の私服を完全にベッドの外へと放り出し、ユウヒはキラのうっすらとしか生えていないその秘部へと怒張をあてがう。キラは薄暗いその視界の中でも分かるぐらい、不安と歓喜をごちゃ混ぜにしたような笑みを浮かべ、その時を待っていた。
「ん、んぅ、あ、ぅあああっ!!」
プツ、プツ、と何かを突き破っていくような感覚と共に、徐々にキラの中へと沈んでいく。
「くっ……」
人の欲望の果て……スーパーコーディネイター。誰もが望み、手に入れたいと願う存在。こうしてみれば、優れた容姿、能力……。そして、驚くべき程に具合の良い膣内。……これが、全て作り出されてしまったもの……。何度となくラクスと交わり合い、多少この行為に“慣れ”てきたというのに、挿入するだけでこうして余裕を奪われる事になるとは思わなかった。ユウヒは口元を軽く歪め、その快感に耐えるしかなかった。
「……ユウヒ、さん?」
「悪い、あまりに、具合が良くて」
「嬉しいです……良いですよ?中で……イッちゃっても」
キラはユウヒの首に腕を回し、耳元でそんな悪魔の囁きを放つ。耐えられるはずも無かった。三擦り半……とは良く言ったもので、たったそれだけの抽送であっさりと果てたユウヒから吐き出された精液。
「んぁ、う、あっ、んっっ、トクトク……して、る」
そうなって仕舞えば、タガなど無かったようなものだった。その精液すら潤滑液にして、ユウヒはやや乱暴にキラの中を掻き回す。
「あんっ!そ、んな、ひぁ、う、あ!あっ、あっ!い、きな、りぃぃ!」
抜かずの二度目。キラの嬌声は先ほどよりも強く、大きく部屋の中へと響く。戦艦の中、分厚い壁が無ければ隣の部屋まで響き渡っていた事だろうことは想像に難くない。
「ユウヒ、さ、あっ、んんっ!気持ち、いい──っ?」
「はっ、あ、あぁ、悔しいが……、な」
「う、れ、し……ぃぃっ!い、あっ!!」
ユウヒに好意を抱いて、しばらく。ずっと想い続けてきたこの状況に、キラは心からの喜びに耐えられず、既に幾度かの絶頂を迎えており、腰は常にカクっ、カクっと痙攣を起こしながら、それでも自身の中で暴れる怒張を離さず、唸りを上げてユウヒを射精へと導く。
「イクッ!あっ、ユウヒさ、あ!!イクッ!また、イ、クっ、イクぅっ!!」
「オレ、も──ッ」
「あっ、ああっ、イッ──────!」
歯を食いしばり、声を殺しながら、一際大きく痙攣したキラの腰。その痙攣の勢いのまま抜けてしまった怒張は、今更吐き出すことを止められる訳も無く、汗に湿ったキラの体へと派手にぶちまけられていく。
「はっ……はっ……あ、……ぅ……これ、が……ユウヒ、さんの……」
朧気な表情のまま、顔まで飛んできた精液を指で拭い、キラは口元へと運ぶ。一度目の精液と、二度目の半端分がキラの秘部から流れ出し、ユウヒのシーツを汚す。
「……ユウヒさん」
キラは汚れた体のままプルプルと震えながらも起き上がり、ユウヒの股座へと顔を寄せる。
「綺麗に……しますね」
「な、に」
有無を言わせず、キラはユウヒのまだ立ち上がったままの怒張を、一息に頬張った。
「んぶっ、ちゅぷっ、じゅるッ、ぐっ」
「お、いっ、ま……て!」
それから、三度目の射精をキラの口の中で迎え、キラはそれを飲み干す。そのままユウヒを押し倒したキラがユウヒを解放するまでには、二時間ほどの時を有したのだった。
「う、く……?」
「あ、起きましたか?」
しばらくしてユウヒが目を覚ますと、まだドロドロに汚れ、なんなら髪や頬にまで精液をつけたままキラの顔がそこにあった。後頭部は柔らかく暖かい感覚があり、ユウヒは膝枕をされているのだと即座に気付くが、起きあがろうという気にもならなかった。
「ごめんなさい……無茶しすぎちゃって……」
「もういい、満足したんなら、それで」
「すみません、嬉しくて、仕方なくって……」
「……先に体を洗ってきても良かったんだぞ」
「せっかくだから……一緒に入りたくて」
「……はぁ、わかった。行こう」
そうしてなんとか力を振り絞って立ち上がったユウヒはキラと共に浴室へ。個人の部屋のものであるため、そう大きくはないものの、二人で入って狭すぎると言うこともないバスタブ。二人で身体に付着した体液を一旦水で洗い流し、その後お湯でしっかりと洗う。その間湯船を溜めていたので、風邪を引かぬうちに湯船に浸かった。
「夢だったんです、こうやって、ユウヒさんにもたれながら湯船に浸かるの」
「小さな夢だな」
「恋する女の子には大きな夢ですよー」
どこか砕けた様子のキラ。その変化に、表現できない感情を抱いたユウヒは、行き場のない手を後頭部で組んだまま、しばらく湯船に浸かるのだった。
「ありがとうございました、ユウヒさん」
「ああ」
「……死なないでくださいね」
「……善処はする」
「はい」
そうして、最後だからと二人で綺麗にしたベッドに潜り込み、眠りについたのだった。
翌朝目が覚めるとキラはおらず、一言だけ書かれた紙がベッドサイドに置いてあった。
「また会える日を楽しみにしています」
そう書かれた紙を、どうするべきかも分からずポケットへと捩じ込んだオレは軍服に身を包み、モルゲンレーテへと足を運ぶ。
「ユウヒ、来たね」
「ああ」
モルゲンレーテの格納庫内で吊り下げられ、通常のフレーム材となったアルカナを見上げる。サイコフレームはすでに取り外され、専用のコンテナにて輸送予定である。そして、それを請け負っているのが……
「お前さんがあのアルカナって機体のパイロットかぁ!俺はロウ・ギュール!よろしくな!」
「地球連合軍所属、ユウヒ・コマムラ中尉だ。今回は無茶なことを頼んでしまい、申し訳ない」
「いやいや!いいってことよ。一応前報酬も貰ってるしな!」
こちらからは改修型イージスへの換装後の余剰パーツをロウに渡す手筈を整えており、その辺りはうまくアークエンジェルの組員たちにはごまかしてある。
「助かる。シモンズさんや姉さんづてで頼むだけ……というわけにもいかず、挨拶ぐらいはと思ったんだ」
「律儀なお兄さんやなぁ……任せな!ラクス・クラインに接触ってのは難しいかもだが、報酬をもらった以上はやり切るぜ!」
「……頼む」
「おう!それじゃあ俺は行くぜ!大仕事になりそうだからな!」
そう言って立ち去っていったロウを見送りシモンズさんと姉さんにも挨拶をした。
「……シモンズさんも、姉さんも無理を言って悪かった」
「ま!弟の無理を叶えるのがお姉ちゃんの役目じゃない?」
「……ありがとう」
「ええ、どこに所属してても、ユウヒくんはオーブの人間なんだから、無事に帰ってきてね。カガリ様も心配するだろうから」
「……わかってる。それじゃあ、また」
そして、オレは覚悟を決めた。アルカナはこのままオーブで再生機として預かられることになるし、隊長にはストライクに乗ってもらうことになった。OSはどうにかオレ、キラ、アスランの三人で試行錯誤を重ね、ある程度の行動パターンに絞る形で操縦可能にしてある。入力の簡易化だな。それも、器用な隊長だからこそ扱える代物ってだけだが……普通のナチュラルじゃあまだ難しいだろうな……。そして、オレは改修型イージスに乗り込む予定だ。
「……うまく、行ってくれよ」
あとは、オレが死なないかどうか……だな。
「ロウさん、お願いがあるの──」
「なんだって……?」