BF世界のヤツが自作ガンプラと転生して、コズミック・イラで生きていく話 作:sakitaro
まだR-18シーン来ておりませんが、楽しみにお待ちくださいますよう、お願い致します。
結論から言っちまえば、俺が居ようがどうあれ俺らの行動が読まれる道筋は変わらねえらしい。現在アークエンジェルは後からローラシア級戦艦ガモフに追われながら、前方にはナスカ級高速艦ヴェサリウスの待ち伏せを受けていると言う状況である。
この状況を打開するには、後方から迫るガモフから出撃したガンダム四機を撤退させつつ、前方のナスカ級にダメージを与える必要があった。
「俺とキラは後方のローラシア級から出てきた盗人どもを叩く。隊長はサイレントランで奇襲。前方のナスカ級のスラスターかエンジンを潰してくれ」
「了解です、コマムラ少尉!」
「了解だ、ユウヒ!」
二人の返事を受け、俺はウェイブライダー形態を維持したまま旋回。キラの乗るエールストライクをウェイブライダーの上に乗せる形で迫り来る四機へと肉薄する。ムウはそのままアークエンジェルの前方に位置するヴェサリウスをユニウスセブンの影に隠れるように潜航。
「……初めましてだな……ガンダムども!!」
────“五話「破壊の力」”────
ユウヒはキラをウェイブライダーから下ろし、アルカナをMS形態に移行させる。ツインアイではあるものの、ガンダムらしい二本角を持たず、バウの角を前後逆転させたようなトサカをつけており、迫り来る四機からすれば、アルカナは奪取した四機とは関連の無い機体に見えた。
「ナチュラルが!また妙なものを持ち出して来やがって!」
イザークは勇ましくアルカナへと肉薄する。長い砲身を持つ超射程高周波レーザーライフル『ダスク』を持つアルカナが、バスターのような遠距離戦に特化した機体に見えたのだろう。
「かかってこいよ、初見殺しだ!」
アルカナはダスクを構え、レーザーを連続して長時間照射……所謂ギロチンバーストを放つ。まるで放たれたビームがビームサーベルのように動く様は、あまりにも対応しかねるものだった。
「なにぃっ?!」
しかし、彼らもコーディネイターである。なんとか対応し、そのビームは爪先を擦り、ほんの少し切り飛ばす程度の被害で収める。
「あの一本角の持っているライフルに!!気をつけるんだ!!」
「分かっている!!いちいち指図するな!あんなもの、接近してしまえばッ!」
アスランからの注意を聞いてか聞かずか、デュエルはさらに接近。アルカナはスタビライザーにライフルをマウントし、両腕部に畳まれているビームサーベルを前方へ回し、ビームトンファーの状態で右腕から発振させ、腕を上に振り上げるようにしてデュエルを迎撃する。まるでイージスのような近接攻撃の挙動に、デュエルはまたも驚くことになる。デュエルもビームサーベルを発振させ、アルカナとデュエルのサーベル同士が激しくぶつかり合い、火花を散らす。
「ぐうっ?!こ、こいつっ!!」
「若いな。功を焦りすぎてやがる」
「貴様如きにぃぃっ!!」
「イザーク!!援護する!!」
背後から放たれるバスターによる“ 超高インパルス長射程狙撃ライフル”のビームを、アルカナはノールックで回避する。その際、スラスターを強く吹かせたアルカナはサマーソルトの要領でデュエルの頭部を蹴り上げる。
「ぐわぁあっ!!」
「イザーク?!こ、こいつぅっ!!」
「なんなんですあのパイロット……!!あっ、アスラン!!」
予想外の反撃を受けたイザークを見ていたディアッカとニコルが驚きつつも、ニコルはアスランと共にストライクへと迫る。
キラはキラで背後からビームライフルでニコルとアスランを牽制しつつ、ユウヒの戦いを見ていた。
(すごい……あれが正規パイロットの実力なの……?!)
「キラ!」
「っ──アスラン!!」
「どうしてお前が地球軍に……!お前もコーディネイターだろう!!」
「分かってるよ!!けど、あの艦には、友達が乗ってるんだ!」
お互いにまだ互いを討つ覚悟のない二人。
「呆けてる場合じゃねえぞ!!キラッ!!」
そこへ、デュエルとバスターを退けたユウヒが横槍を入れる。ウイングシールドを二分割し、左右の腕へマウントした状態のアルカナが両のマニピュレーターで高出力ビームソードを大上段から派手に振り下ろし、ブリッツのトリケロスを両断する。
「ぐぁああっ!!」
「ニコル?!このォッ!!」
即座にストライクから離れたイージスはライフルをアルカナに向けて数度放つが、アルカナは両腕のウイングシールドで器用にビームを防ぎながら、腰部ビームガンで牽制射撃を行いつつ、ビームソードで薙ぎ払う。イージスはそれを咄嗟にシールドで防ぐものの、ビームソードのあまりの高出力に対ビームシールドは耐えきれず、即座に溶断され、イージスは左前腕部ごと切り飛ばされた。
「くぅっ!!」
イージス、ブリッツは試験的な要素が多く絡むG兵器であるため、ストライクを含めた五機のGのデータを用いて製造され、さらにとあるブラックボックスを含めて製造された他のGと比べても汎用性、機動性に優れるアルカナとはあまりにも相性が悪い。
「ここで……墜とさせてもらうッ!!」
操縦方法に差異はあれど、ガンプラバトル世界大会の決勝トーナメントまで足を進めることができたユウヒにとって、まだ完熟訓練も済んでおらず、ましてやOSも自分専用にまだ描き込みきれていないG兵器など、取るに足らない相手と言わざるを得ない。
腕を切り飛ばされたイージスは後方に飛ばされる。そこへ、シールドを連結し、ウェイブライダーへと変形したアルカナが機首となったシールドを向けて突進。フェイズシフト装甲があるため、突き刺さったり貫通したりはしないものの、激しい衝撃がアスランを襲い、アスランはそのまま失神してしまう。
「ぐっ……ぁ、」
「アスラン!!!」
「貴様ァァァッ!」
「うるせぇ、力の差も分からないで……!!墜ちろォォ!!」
ユウヒの慟哭。その慟哭に呼応するが如く、機体装甲の隙間から青い光が漏れ出し始める。次第にその光は強くなる。まるで何かに意識を奪われていくかのような感覚がユウヒを襲うが、ユウヒはそれを拒むこともしない。破壊衝動のようなものに突き動かされる。
「な、なんだ……?」
モニター前面下部に『NT-D』の文字が表示されると同時、装甲が順次展開していく。脚部、腕部を始め、胸部。そして、顔のマスクのへの字スリット部分が縦にスライドし青い光を吐き出しているように見える。最後に頭部、バウの角が逆向きについているような一本角が縦に割れ、ガンダムらしい角へと変形……いや、変身する。その際、黄色かったツインアイは赤く発光し始める。
背部フライングアーマーも機体背面に対して並行だったものが、垂直へと変形し、フライングアーマーが接続されているバックパックからビームサーベルラックが出現する。
「ウォォォオオアアアアアッ!」
激しい絶叫の果て、シールドを投げ捨てたユウヒの駆るアルカナは他の機体には許されないほどの速度を出しながら飛翔する。両腕のビーム・トンファーを高速で、かつ合理的に振るう。すれ違いざまにブリッツの左腕を切り飛ばし、デュエルの頭部を溶断し、バスターの射撃武装二つを叩き落とした。
『ユウヒさん!!やめてください!!あの人たちにはもう戦闘の継続は不可能です!!』
「ッ……。そうだな」
キラからの通信で正気を取り戻したユウヒは頭を振り乱し、ヘルメットを外す。額から大粒の汗が流れており、機体内部に雫となって浮かぶ。戦闘終了と機体が判断したのか、青い光は収束して装甲が閉じていき、元に戻る。
『よっしゃあ!!坊主、ユウヒ、作戦成功だ!!ヴェサリウスの足を止めた!』
「了解。任務達成、帰投する」
ひどく疲れた様子のユウヒは機体を変形させ、ストライクをウェイブライダーに乗せてアークエンジェルへと帰投するのだった。
先ほどまでの戦闘をモニターしていたアークエンジェルの乗組員たちは皆、言葉を失っていた。同時期に開発されたはずの六機のG兵器。性能に多少の差異はあれど、ここまで圧倒的な性能差は現れないはずだった。
技術士官であるラミアスにすら知らされていない未知の機能。青い光。全身の装甲が展開して光を生み出し、中に居るパイロットの事など度外視したかのような圧倒的な破壊の力。
「アルカナ……あれは、いったい何だと言うの……?ハッ、ユウヒくん!!コマムラ少尉!!無事なの?!」
急いでアルカナと通信を繋いだアークエンジェル。マリューはユウヒに急いで声をかけた。
『騒がないでくれ……頭が割れそうだ……』
モニターに映し出されたのは、ヘルメットを外し、息を荒げているユウヒだった。モニターでも確認できるほどに大粒の汗がコックピット内部に浮遊しており、あの機体のあの力がパイロットにどれだけ負荷をかけるかが如実に現れたと言えるだろう。しかし、それでも一見無事に見える事から、ひとまずクルーたちは安堵のため息をついた。
「無事でよかったわ……帰投できそうね」
『実は、そうでもねぇ……はっ、ぐっ、う……。一時的に、臓器、が……』
そう言いかけながら、ユウヒはそのまま意識を失うように目を閉じてしまう。それに驚いたマリューとナタル、他のクルーたち。
「ユウヒくん?!」
「コマムラ少尉?!」
ナタル、マリューは特に、ユウヒの名前を叫ぶ。すぐさまキラに通信を行う。
「キラくん!コマムラ少尉が意識を失ってしまったの!そのままアルカナを牽引して着艦お願い!!医務室へ連絡!担架の用意!!」
テキパキと指示を飛ばすマリュー。キラも了解の意を伝え、艦内は大慌てとなったのだった。
キラがアルカナを牽引してアークエンジェルへと着艦する。本来生体認証がかかっているアルカナのコックピットは外部から開ける事ができないはずだが、ユウヒは意識を失うその時、咄嗟にコックピットのロックを解除していたのか、外部から開けることができた。
「ユウヒさん!!」
ストライクから降りたキラがすぐさまユウヒに声をかけるも、コックピットの中はかなりの量の汗が浮かんでいた。まるで逃げ場を得たようにコックピットから汗の雫が出ていく。このままでは脱水症状を起こしてしまう可能性すらある。
「すぐに医務室へ!!」
アークエンジェルのクルーが持ってきた担架にユウヒを縛り付け、急いで医務室へと運ぶ。その戦闘中、マリューはラクスを独房から出していた。彼女の身元がプラントの歌姫、ラクス・クラインであることが確定したのだ。そうとなれば、敵対組織の要人とも言える彼女を独房に入れておく訳にもいかなかったのである。
「あら?……ユウヒ様?!」
流石のラクスも苦悶の表情を浮かべながら運ばれていくユウヒを見かけて驚いたのか、大きな声をあげてしまう。
「えっ、ユウヒさん?!」
偶然近くに居合わせていたフレイもあの時自分を受け止めてくれた地球軍の兵士が意識を失って運ばれてきたとなれば、焦りもするだろう。ラクス、フレイの二人は運ばれていくユウヒについていくように医務室へと入っていくのだった。
何と次回……ついに……
全年齢向け版も書いたほうがいいかな?こっちは☆つきオンリー的な感じで()
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分けよう!
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このまま!
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めんどくさくないなら分けて!
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絶対分けるな!