そして現在に至る。
俺の自室。ベッドの上に俺は腰掛けている。
今は一人だ。
洗面台の方からは水が流れる音が絶えず続いている。
発しているのはたきなちゃんだ。
手や歯を磨いているらしい。俺も先にやるよう促された。ちさとちゃんの時はした後にシャワーを浴びたりすることはあったけど、ここまでしっかりと身支度を整えることは珍しい。
いや、案外当たり前のことなのかもしれない。お互いの身体に触れあったりしているわけだし、そういうことの前にはきちんと清潔にしておくべきなのだ。
そんなことを考えていたら、ガチャリと扉が開いた。
「おまたせしました」
現れたのはもちろんたきなちゃん。
服装ももちろん制服。うちにやってきた時と同じ姿だ。
左胸を不自然に守るように作られているそれをさも当然のように身に纏っている。
というか、彼女が私服を身に付けてる所を見たことがない。
リコリコで働いているときもお店が支給していると思われる和服くらいのものである。出勤してきたときも制服だったなぁと、妙に印象的だ。
「……どうかされましたか?」
まじまじと見つめてしまっていたからだろうか。
怪しげなものを見るような視線が突き刺さる。
「えっ……あっ……いやその……」
「……? おかしな人ですね……」
「……っ」
「とにかく始めましょう。隣、座りますね」
言い淀んでいるうちに隣に座ってきた。
肩が触れ合いそうな距離感。彼女の体温が伝わってくる。
シンプルな石鹸の香りが鼻腔を擽る。高級感が無いところが逆にそそるというか、なんとも言えない気分になる。
「……」
「……」
沈黙が場を支配する。
何を話すべきか分からない。
そうだった。そもそも俺は女の子と話すのが苦手だったんだ。
特にたきなちゃんのような子が。
むしろ今までがおかしかった。
ちさとちゃんの場合は、天真爛漫というか向こうがある程度アクティブに話しかけてきてくれるおかげで会話が成立していた。
だけど、たきなちゃんは違う。こっちから声をかけなければ何もしてくれない。ただじっと待っているのだ。
だからこっちからなにか起こさないと――
「って何してるの!?」
考えを巡らせている間に下半身から布が擦れる音が聞こえたから下を向くと、そこにはズボンのチャックに手をかけるたきなちゃんの姿があった。
「何って、最初に話しましたよね? やるからには手短に済ませましょう」
「いやいや! いきなりすぎない!? もっとこうムードって言うか……」
「……?」
キョトンと首を傾げるたきなちゃん。視線と仕草がホントに理解できていないという様子なのが奇しくも可愛らしい。
だけど本気で言っているのか、それとも冗談なのか判断できない。
っていうかこの子。結構アクティブだ。ちさとちゃんとは別ベクトルの方に振り切っている気がする。
初めてした時は俺のモノをみて声を上げていたほどなのにこの変わり様はある意味恐ろしい。
「あの、そういうのよくわからないんですけど……必要な事なんですか?」
「いや……まぁそう……かな?」
「そうですか。そういうものなら仕方ないですね」
そう言うと、俺のズボンから手をどけて行儀よく両手を膝の上に置いた。
品すら感じるその姿勢は育ちの良さを感じさせてくれて、なんだか少し落ち着く。
そして再び沈黙が訪れる。
「……あの」
それはこの空間に長く漂うモノかと思っていたが、意外にも口火を切ったのはたきなちゃんだった。
「どうしたの?」
「私、貴方のことなんて呼べばいいんでしょうか?」
そういえばちゃんと決めていなかった。
今までたきなちゃんからは貴方としか呼ばれたことがない。その程度の関係だったのに行為におよんだ挙げ句、今もこうして相手になってもらっているのかと思うと今までの自分では考えられないほどぶっ飛んだことをした自覚がでてきた。
でも、その質問くらいならもう答えは出来ていた。
「おじさんでいいよ。ちさとちゃんもそう呼んでるし」
「わかりました」
即答だった。迷いのない返事は俺にとってありがたいものだった。
個人的におじさんという呼ばれ方が気に入っている。若い女の子に馴れ馴れしく名前で呼ばれるのも、よそよそしく他人行儀にされるのもむず痒い。
だけど、今はそれよりも気になることがあって。
「じゃあ、始めましょうか。よろしくお願いします、おじさん」
「あ、あぁ…うん、よろしくね、たきなちゃん」
これから始めるというのに、なぜか敬語を使ってしまった。
緊張しているのだろうか。いや、きっとそれだけではない。
俺の中にあった彼女に対する恐怖心が薄れている。
それが一番大きいのだろう。
「じゃあ、改めて始めましょうか」
再び彼女は俺の股座へと手を伸ばす。
今度は先程よりもさらに大胆に。
ジッパーを開け放ち、そのまま中へ侵入してきた。
パンツ越しに指先が触れる。
彼女の小さな手が触れている。
それだけで心臓が高鳴る。
「……硬いですね」
「う、うん……」
そりゃそうだ。こんな状況になって勃たなかったら男として終わっている。
いきり立ったそれを了承の証と受け取ったのか、たきなちゃんの手がゆっくりと動き出し、形を確かめるように撫で回される。
「……」
その間も、ずっと俺の顔を見ていた。
猫のようにつり上がった瞼がまじまじに見つめられる。
色気のある妖艶な笑みでもなければ、軽蔑するような冷たい視線でもない。
ただ、じっと見つめてくるだけ。
これで正しいのかと確かめているような、そんな感じだ。
「…………」
「っ!」
ふいにたきなちゃんの顔が近づき、耳元に息がかかる。
「……んっ」
吐息混じりの声が鼓膜を震わせる。
ゾクッとした感覚が背筋を駆け抜けた。
「……気持ちいいですか?」
「きもち、いい……」
情けないことに声に出して答えることしかできなかった。
彼女の声は麻薬みたいに脳を溶かしていく。
「よかったです。私もちさとにされた時気持ちよかったので」
そう言って微笑むと、たきなちゃんはパンツの中から俺のモノを取り出した。
完全に露出させられたそれは、彼女の目の前に晒される。
「これが私の中に入ってたんですね」
まじまじと眺めながら呟くたきなちゃん。
つい最近自分を貫いた凶器だというのに臆する様子はない。
むしろ興味津々といった感じだ。
「改めて見ましたけど、やっぱり大きいですね」
「そ、そうかな……」
「いえ…比較対象がわからないので何とも言えないんですけど……少なくとも銃弾よりは遙かに大きいなと」
「……なんでそこで銃が出てくるのかな」
銃の知識なんてないからよくわからないけど、引き合いにするにはおかしい気がするんだけど…。
「それに……すごく熱いんですね」
たきなちゃんは俺のモノを包み込むようにして優しく握った。
ひんやりした感触から柔らかい手のひらの温もりを同時に感じる。
「……脈もすごい」
「うん……たきなちゃんに見られてるからかな……」
「そうですか」
短く返事をすると、たきなちゃんは手の動きを早めた。
握る強さは一定でブレが一切無い。その上速度は上がるばかり。少し痛い。
「……っく」
「大丈夫ですか?」
「あぁ、ちょっと痛かったかも」
「わかりました」
そう言うと、たきなちゃんは手を少しだけ緩めてペースを落とした。
それに伴って先ほどまでの貪るような快感から燻るような快感に
変わっていく。
しかし、それもまた違った意味で心地良いものだった。
「あの、もう一ついいですか?おじさん」
「どうしたの?」
「これ、なんて呼べばいいんですか?」
彼女は手に持ったソレを見ながら言った。
「男性器とか、ペニスとか言いますけど、どれが正解なんでしょうか」
……言われてみれば確かに。
今まで考えたこともなかったが、よく考えると呼び方って意外と難しい。
「うーん……人それぞれだと思うよ。好きなように呼んでくれれば」
「わかりました」
そう返事をするなり、たきなちゃんは再び手を動かし始めた。
そこで俺はふと変な企てを立ててしまった。
ここまで無垢なたきなちゃんにいやらしいことを教え込んでやりたいというなんともな欲求だ。
もちろんこんなことは初めてだし、上手くできる自信もない。
だけど、この好奇心を抑えることはできなかった。
「そうだね……俺が読む本とかだと、おちんぽとか言うね」
「なんですかその頭の悪そうな名前は……」
少し呆れたような目で見られた。
「まあ、でもわかりやすいと思うけどな」
「……そういうものですか?」
「うん、ほら読んでみて」
「えぇ……」
困惑しながらも、たきなちゃんはその言葉を口にしてくれた。
「……おちんぽ」
「っ……」
意図せずして俺の下半身が反応してしまう。
可愛い女の子が下品な言葉を発している姿は想像以上にエロかったのだ。
当然、それを今大事に握っているたきなちゃんにも隠し通せる訳も無く…。
「今、ビクってなりましたね」
「うぐ……」
「もしかして興奮しましたか?」
「……うん。ごめん」
正直に答えた。もう開き直るしかないと思ったからだ。流石に魔が差しすぎた。俺の身勝手な欲求からによるものだとバレたに違いない。
「どうして謝るんですか」
「いや、なんか悪いなって思ってさ」
「……別に私は気にしませんよ?」
「そう?」
「貴方の性処理を管理するんです。出すときならより興奮した方が効率が良いはずです」
「そっか……」
そう言ってもらえると助かるけど、何だろう。
どこか違和感があるような気がする。
「それにしても、おちんぽっていうのは本当にいやらしい名前ですね」
「……そうだね」
「これからはそう呼ぶことにします」
そう言ってたきなちゃんは、再び俺のモノを握りなおす。そして上下に動かし始めた。それと同時にまた耳元に口を寄せてくる。
そして――
「おちんぽ、気持ちいいですか?」
囁かれると余計に反応が大きくなる。
「あぁ……きもちいい……」
「じゃあ、もっと言いますね。おちんぽ、びくびくしてます。おちんぽ、大きくて熱くてすごく硬いですね」
そんなことを言われたせいで、より一層ソレは硬くなっていく。
「おじさんのおちんぽ…何もつけてないのにぬるぬるです。もしかして、私の手で感じてくれてるんですか?」
恥ずかしい単語を連呼される度に俺の中で何かが崩れていく。
理性という名の防波堤は跡形もなく消え去っていた。
「うん……たきなちゃんの手……すごく柔らかくて……あったかくて……」
「ありがとうございます。おちんぽも嬉しそうですね。ぴくんって跳ねました」
「うぅ……たきなちゃん、お願いだからそれ以上は……」
これ以上言われると本気でおかしくなる。
「いいんですよ? 私は貴方に気持ちよくなってもらわないといけないので」
「あぁ……それだめだって……」
「おちんぽがまた大きくなりました。私の手の中でドクンドクンと脈打ってます」
たきなちゃんの言葉はまるで麻薬のように脳みそを犯していった。
そのおかげでどんどん思考力が低下していき、快楽以外のことが考えられなくなっていく。
「おじさん、かわいいですよ」
「たきなちゃん……もう無理だよ……」
「いいじゃないですか。このまま出して下さい」
「でも……」
「大丈夫ですから。ほら、我慢しないで」
たきなちゃんは俺の身体を抱き寄せた。
自然と顔が近づき、彼女の甘い匂いが鼻腔いっぱいに広がる。
それは媚薬のように作用した。
それに加えてたきなちゃんの小さな手が俺のモノをしごいている。
それだけで俺は限界を迎えようとしていた。
「出るよ……!」
どぷっと音を立てて精液が出る。たきなちゃんはそれを受け止めてくれた。白く濁った液体が小さな手を汚していく。
「すごい量ですね。溜まってたんですか?」
「ああ……ずっと抜いてなかったからね」
「抜くって言うんですね。こう言うの」
「まあね」
射精後の脱力感で、俺の頭は完全に蕩けていた。
「そう言う割にはまだ元気みたいですね」
「うん……」
一度出したにも関わらず、俺のモノはまだ勃起したままだ。
「どうします?」
「え?」
「次は何をすれば良いですか?」
たきなちゃんは俺の目をじっと見つめながら言った。
俺は少しだけ考えてから答える。
「…じゃあその……舐めて欲しいな」
そう口にすると、たきなちゃんは素直に従ってくれた。
「わかりました」
彼女はその場に膝立ちになると、先ほどまでと同じようにモノを握る。
「これでいいんですか?」
「うん……」
そして、たきなちゃんはゆっくりと顔を近づけてきた。
「んっ……」
次の瞬間には温かいものが触れている。それがたきなちゃんの舌だと気づくまでに時間はかからなかった。
「ちゅぱ……」
「うあっ……」
敏感になった亀頭を舐められると思わず声が出てしまう。
慣れてないのか、先の部分だけをチロチロと舐められる。
それでも十分に気持ち良かった。
「れろ……ぺちゃ……」
だが、すぐに物足りなさを感じ始める。
俺の欲望は次第に膨れ上がっていく。もっと激しくしてほしいという感情に支配されてしまった俺は、無意識のうちにたきなちゃんの頭に手を伸ばしてしまっていた。
「んむ!?」
驚いたようにたきなちゃんが目を見開く。
しかし、それも一瞬のことだった。
たきなちゃんはすぐに俺の意図を理解したようで、再び口に含んでくれる。
「じゅる……ずぞ……ぢゅぽ……」
今度は最初から勢い良く吸い付かれた。
口内の粘膜と舌のザラついた部分が擦れる感覚に腰が震えそうになる。
「はぁ……気持ちいい……」
「ふぉうでふか?」
「喋らないで……出そう……」
「いいへすよ。らしてください」
さらに強く吸われると同時に手で竿をシゴかれる。
ただでさえ強い刺激なのに、口内全体で愛撫されるせいで頭が真っ白になりそうなほどの快感に襲われる。
「ぐぅ……あぁ……でる……!」
二度目の射精は一度目よりも早く訪れた。
「――ッ!!」
びくんっと大きく身体を震わせてから、俺は大量の精液を吐き出した。
喉の奥に流し込まれるそれが口の中で溜まっていくのがわかる。
しかしそれも長くは続かず苦しかったのか、たきなちゃんは口を離してしまった。
「うっ…ケホッ…ケホッ……」
口から溢れ出た精液を見て、申し訳なくなる。
「ごめん、ちょっと急すぎたよね」
ティッシュを取ろうとしたが、たきなちゃんに止められた。
「いえ、大丈夫です」
そう言って彼女は手のひらに溜まった白い液体を飲み込んだ。
「苦いですね。ちさとは美味しいと言ってましたけど……」
確かにそんなこと言ってたな。
「無理して飲まなくてもいいんだよ」
「いえ…前から気になってはいたので」
たきなちゃんは指についた分も丁寧になめ取る。
「こんな味なんですね……」
興味深げに呟く彼女からは淫靡な雰囲気は全く感じられなかった。
それが逆に新鮮さを覚えてしまう。何も知らない無垢な少女に自分の性欲をぶつけて汚しているような背徳的な気分だった。
そのおかげで俺のモノは再び硬度を取り戻しつつあった。
それを見たたきなちゃんは目を丸くする。
「…まだ物足りないんですか?」
俺が興奮していることが信じられないようで、しきりと首を傾げた。
無理もない。つい今しがた出したばかりなのだから。
でも、この程度で満足できるはずがない。
俺は黙ってこくりとうなずく。
「仕方ないですね」
たきなちゃんは小さくため息をつくと立ち上がった。
「とはいえ、次はどうしましょうか? 私にはこういう経験はないもので……」
困ったように眉根を寄せながら頬に手を当てる。
「それなら……」
と、俺は思いついたことをそのまま口にしていた。
「…………あの、これ本当に気持ちが良いんですか?」
「うん。すごく」
「そうですか」
たきなちゃんは納得していない様子だったが、それでも言うことを聞いてくれた。
彼女を壁に手をつかせてお尻を突き出す格好にさせると、俺は二度も放出したのにまだ強度を保っているそれを太ももの間に挟ませた。
俗に言う、素股とやらをやってみたかったのだ。
たきなちゃんの柔らかい肌の感触が伝わってくる。
そして、それと同時にかすかに感じる布のざらつきのようなもの。
それは下着の感触だ。たきなちゃんはショーツを履いているのである。
当然と言えば当然のことだが、こうして直接触れることでより鮮明に意識してしまう。
「んっ……」
動き始めるとたきなちゃんが小さく声を上げた。
「どうしたの?」
「なんでもないです。続けてください」
俺はゆっくりと前後に動く。
「んっ……んぅ……」
彼女の吐息が徐々に荒くなる。
俺の動きに合わせてたきなちゃんの腰も動いている。
やがて、先ほど出したばかりの精液が潤滑油代わりとなり、スムーズに動かせるようになっていた。さらに、互いの体液が混ざることで卑猥な水音が鳴り始める。
「んっ……んんっ……んぁ…」
一定のリズムを刻んでいるが、たきなちゃんの声だけが時折不規則になる。
そのたびに俺の心臓は大きく跳ね上がるのだが、本人は必死に声を抑えているようだ。
だが、そんな抵抗など無意味だと言わんばかりに腰を動かす速度を上げていく。
パンッと音を立てて打ち付けるとたきなちゃんの身体がビクンと震える。
可愛い……。
いつも凛とした表情を浮かべていた彼女が快楽に顔を歪めているのはとてもそそられるものがあった。
「あっ……だめ……そこ……」
「ここ?」
「あぁっ……!」
ある一点を突いた時、明らかに反応が変わった。
「んぁ……! はぁ……あぅ……あん!」
部屋に上がってきた時とは比べものにならないくらい大きな声で喘ぎ始めた。
そのせいで周りに聞こえてしまうんじゃないかという不安もあったが、それよりも今は目の前の少女をもっと可愛がってあげたいと思った。
「ひゃっ……そこは……ほんとに……!」
今までよりも激しく動かしてみるとたきなちゃんの反応はさらに大きくなった。
「ああぁっ!!」
身体が大きく痙攣する。
絶頂を迎えたようだった。
それと同時に俺は動きを止めた。このまま快感を貪るだけでもよかったが、もう少しだけ彼女の様子を見てみたいと思った。たきなちゃんはしばらく肩で息をしていたが、落ち着いたところでこちらを振り向いた。
顔は上気していて、目は潤んでいた。
「大丈夫?」
「はい…なんとか……」
たきなちゃんはそう言いながらも、どこか不満げな表情をしていた。
「どうかした?」
「いえ、別に……」
俺の声と同時に目を逸らす。
「じゃあ、続けようか」
俺は再び動き出そうとする。
だけど……
「あの…」
たきなちゃんの制止の声がそれを遮った。
「えっと……このまま続けると服が汚れてしまいます。これは汚したくないので……その…」
彼女は恥ずかしそうにしながら、自分の着ている制服を見下ろした。
確かにその通りだった。まだそれほど目立った汚れはないけれど、このまま出せば確実に下着やスカートが汚れてしまう。
彼女が通う学校の制服だ。きっと高価な品に違いないだろうし、何よりたきなちゃん自身も大切にしているはずだ。
自分のしたいことばかりするのは酷だ。
「それで…あの……」
壁に顔を向けたまま、たきなちゃんは空いている手を自分のスカートの中へと伸ばした。そしてそのままそれを掴むと、ゆっくりと持ち上げた。
白いショーツに包まれたお尻が露わになった。俺と触れあっているところが不自然に濡れているのが俺の視線を釘付けにした。
まさか、こんなことをしてくれるなんて思ってもみなかった。
「た、たきなちゃん?」
「……言わせないでください」
たきなちゃんは消え入りそうな声で呟きながら首を横に振った。
ここまでされて何もしないわけにはいかない。
俺は無言でうなずくと、腰を引き抜いた。
それと同時に露わになったショーツに手をかけて色が変わっているところの中身を引っ張り出す。
糸を引いているのが分かった。
たきなちゃんは羞恥に耐えかねているのか、耳まで真っ赤にして俯いていた。それに応えるように彼女の一番大事なところが寂しそうにヒクついていた。
それが何を求めているのかは一目瞭然だった。
ふと視線を感じて顔を上げると、壁に顔を向けていたはずの彼女が不安げにこちらを見ていた。
目が合うと慌てて顔を背けるが、一瞬見えた瞳は何かを期待しているように思えた。
「いくよ」
その言葉にたきなちゃんはこくりと小さく首肯した。
俺はもう一度モノをあてがって、今度は一気に奥深くまで押し込んだ。
「あっ……んっ……」
たきなちゃんは小さく声を上げて背中を大きく仰け反らせた。
これで本番は二度目だが、最初の時と比べてより深くまで沈んでいるのがわかる。
俺は彼女の細い身体を抱き寄せると、そのままピストン運動を始めた。
「んっ……んんっ……んぁ……」
たきなちゃんの口から漏れる声もどんどん大きくなっていく。もう周りのことなど気にしてはいられないのかもしれない。俺も彼女の声に煽られて興奮していた。
「んっ……んんっ……!」
「どう? 気持ちいい?」
「はい……とても…」
「どの辺りが? 教えてくれるかな?」
意地悪な質問だという自覚はあったが、どうしても聞きたかった。
「そ、それは……」
「言ってくれないとわからないよ?」
「えっと……なんて言えば…いいんですか……?」
たきなちゃんは戸惑っていた。
おそらく本当に知らないのだろう。今までのたきなちゃんからなら容易に想像がついた。
だからあえて聞いた自分は相当意地が悪くなっている自覚があった。
「たきなちゃんが今気持ちよくなってるところはね、おまんこって言うんだよ」
「お、おま……?」
「うん。女の子のお股にある穴のことだよ」
「そ…そうなんですね」
「知らなかったんだ?」
「はい……」
「じゃあこれから覚えようか」
「わかりました……」
素直でよろしい。
俺はさらに激しく動く。
「んっ……! んぁ……! んんっ……!」
さっきよりも激しい水音が鳴り響く。
それに呼応するようにたきなちゃんの声も大きくなっていった。
「んんっ……! んっ……! はぁ……あぁっ……!」
「じゃあ、もう一度聞くね。どこが一番感じる?」
「お、おまんこの……おくです……」
「ここだよね?」
「はいっ……! はぁ……あぁっ!」
たきなちゃんは何度も首を縦に振る。そのたびに長い髪が揺れて、シャンプーの良い香りが漂ってくる。
「おまんこ、何で感じてるの?」
「それは……お、おまんこ…おじさんのおちんぽでいっぱい突かれて……おまんこきもちいいです!」
「そうだね。気持ち良いね」
俺は彼女の頭を撫でながら言った。すると彼女は嬉しそうに目を細めた。
そんな仕草を見て、自分の胸中にある自己肯定感が高まっていくのを感じた。
もっと彼女に快感を与えたいと思った。
俺は腰を動かすスピードを上げた。
「んっ……んんっ……んぅ……!」
「はぁ……はぁ……はぁ……」
俺の息遣いも荒くなっていた。
「あぁっ……あぁっ……んっ……んんっ……んあぁっ……!」
たきなちゃんの声がだんだんと高くなっていく。
「あっ……も、もうだめぇ……イクッ……イッちゃいます……!」
「ああ、俺もだ……一緒にイこう」
「は、はいぃ……!」
俺はラススパートをかけるように腰の動きを速める。それに合わせてたきなちゃんの喘ぎ声も激しさを増していった。
「んっ……んんっ……んっ、んんっ……んんっ……!」
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
「あ、もう……ダメェ……い、いきます……! あ、ああ、いく、イっ……クゥ……!!」
たきなちゃんは身体をビクンと跳ねさせて絶頂を迎えた。同時に膣内が収縮する感覚に襲われて俺も同時に果てた。
どくん、どくん、という脈動とともに大量の精液が注ぎ込まれていた。
射精が終わってからもしばらく繋がったままだったが、やがてずるりと引き抜くと同時に白濁色の液体が流れ出た。
それが太腿を伝う光景はあまりにも淫靡だった。
「はぁ……はぁ……」
身体から力が抜けてしまっているせいか、崩れおちるかのようにその場にへたり込んでしまった。それでもなんとか腕の力で身体を支えていたが、それも長くは続かないことは目に見えている。
「……満足できましたか?」
「うん。最高に良かったよ。ありがとうね、たきなちゃん」
「…ウソ、ですね」
「え?」
「だって、ほら…まだ少し硬いままですよ……」
たきなちゃんは俺の一物を指差した。
確かに三度も出したはずなのに、まだわずかに硬度を保っていた。正直自分でも驚いた。だがそれ以上に、彼女がそれを見抜いていたことにも驚いていた。
「まったく、仕方のない人ですね」
「えっと……」
「私が鎮めてあげます」
「えっ?」
たきなちゃんはそう言うと、膝をついたまま這うようにこちらに向かってくる。その様子は、まるで蜜に惹かれる蝶のようでもあった。
そしてそのまま一物の前に顔を持ってきて、眉を細めながらじっと見つめてくる。
それからおもむろに口を開き、一口で飲み込んでしまおうとした時だった――
「な~んだ。やっぱりたきなも気持ちよかったんじゃん」
突然聞こえてきた声に思わず振り返った。
部屋の入り口に立っていたのはちさとちゃんだった。いつの間に入ってきたのか全く気が付かなかった。
部屋の入り口に、バイト帰りなのか制服姿で。
「ち…ちさと、一体…いつから……?」
あまりのことで体勢がそのままになっているたきなちゃんが震える声で尋ねた。
ちさとちゃんはその質問に答えるよりも先に動き出し、たきなちゃんの方に近づいた。
「あれ~なんだっけ~やりすぎだとか言ってなかったっけ~?」
その目はわずかに半開きになりジトーっとしていた。その表情は明らかに怒っている時のものだ。
「あ、あのね……これは……」
「でもすっごく気持ち良さそうな声出してたよね? 私の気のせいかな~?」
「そ、それは……」
「玄関からも聞こえてたよ~? 『おじさんのおちんぽでいっぱい突かれて……おまんこきもちいいですぅ』って」
「!?」
露骨に芝居がかったセリフに、たきなちゃんの顔が一気に赤くなった。どうやら本当に聞かれていたことに恥ずかしさが込み上げてきているようだ。
「それにしてもたきな、あんな大きな声出せるなんて知らなかったなぁ」
「ち……違うの……! それは……!」
「何が違うっていうの? さっきもおじさんのを咥えようとしちゃってたみたいだし」
「あ……」
たきなちゃんは今更のように自分のしていることに気が付いたようで、口をぱくぱくさせていた。
だけど、ちさとちゃんは追撃の手を緩めない。
「ちなみにぃ、さっきまでのヤツ、動画で撮ってま~す♪」
「えっ……?」
そう言いながらスマホを取り出し、画面をたきなちゃんの方に向けて見せつけるようにかざした。
そこにはちょうど俺が彼女の中に挿入したところをバッチリと捉えていた。
「ちょ…ちさとっ…また勝手にそんなコトして……!」
「おじさんも見てよ~。たきなったらこ~んなだらしない顔してたんだよ」
そこには、俺の角度からは見えなかったたきなちゃんの姿があった。
涙目になって顔を真っ赤にし、蕩けたような顔で喘いでいる姿がはっきりと映っていた。
「うわ……」
初めて会った時の凜とした姿とのギャップに思わず息を呑む。こんなエロい顔ができる子だったとは……。
「それとね~、特にここも見所だよ~? たきながおまんこ気持ちーなんて言ってるところとか――」
「もうやめてくださーい!!」