※この作品はR-18です。

百年の旅人~眠り姫を起こす為に~   作:ボルメテウスさん

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今回で、無人島編を終了となります。
次回からはロンドンを舞台にしたイギリス編へと突入していきます。
予定としては25年~29年を舞台にしています。
皆様の応募、お待ちしています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=286315&uid=45956


24年

「いやぁ、それにしても、本当に旅立つのか?」

 

 そう言いながら、俺を見送るように白石が言っていた。

 

「戦争もそろそろ終わったからな。

 

 それに、気になる事も多いからな」

 

 そろそろ大きな戦争が終わる頃だと思い、出発の準備を行っていた。

 

「それに、眠り病に関しても調べたいからな」

 

 気になる事として、これまでとは違う方面で調べる必要がある。

 

「それで、どこに行くつもりなんだ?」

 

「ロンドン」

 

「ロンドン? 

 

 また、なんでそんな所に?」

 

 色々と気になる点が多い。

 

 眠り病が普通の病気ではないと考えれば、それを解決する手段の一つとして、魔法に関する事を調べる必要がある。

 

 グレイフィアを始めとした人物から直接聞けば、色々分かるかもしれない。

 

 それでも、彼女からの視点だけでは分からない。

 

 それこそ、それを専門に研究している場所を調査するのが、一番良いかもしれない。

 

「にしても、お前って、昔から変わっているよな。

 

 アシリパちゃんみたいに、そういうのを信じているのか?」

 

「俺みたいな奴にそれを言うか」

 

 そう、俺は思わず苦笑しながら、答える。

 

 とにかく、少しでも眠り病の原因を探る為には、何かしらの手がかりを見つける必要がある。

 

 そして、その手がかりを見つけ出すには、まずはロンドンへと行く事が重要だった。

 

 ロンドンにある時計塔と呼ばれる場所に、今回の目的がある。

 

 そこに行けば、何らかの手掛かりを得られる可能性があると、考えている。

 

 ロンドンであり、イギリス。

 

 そこには魔術などの伝説が残っており、様々な伝承が残されている。

 

 だからこそ、そういう伝説を元に調査を行う。

 

 だが、問題はそれだけじゃない。

 

「とりあえず、俺はそろそろロンドンに向かうよ。

 

 これまで、世話になったな」

 

「まぁな。

 

 何時でも、遊びに来いよ」

 

 そう言いながら、俺は船に乗っていく。

 

「あぁ、その時には白石は爺さんになっているかもね」

 

「爺さんになるぐらいまでには、長生きはしてやるよ。

 

 その時には、旅の思い出話を聞かせてやるさ」

 

 そう言って、俺は船に乗り込んだ。

 

 ロンドンへと向かう船の中、俺はこれからの事を考えていた。

 

(さて、ロンドンで何をするかだ)

 

 正直、ロンドンについての知識は少ない。

 

 前世での漫画の知識がある程度だけで、実際に行った事は殆どない。

 

 ただ、そこで重要な情報が得られるかどうかも分からない。

 

 それでも、これまで20年も世界中を回ってきた。

 

 その中で得られた知識もあるし、これから得る事が出来るかもしれない。

 

 とにかく、今はロンドンへと向かう事にした。

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