アメリカ。
1930年代、ニューヨークに俺は訪れた。
当時のアメリカは建国されてからまだ150年あまり。
歴史を求め、人々は様々な伝統文化を取り込んでいる。
それは未来から来た俺から見ても、新鮮味があった。
「まぁ、だからこそ来たんだよね」
現代のアメリカには、他の国にあった文化を取り込んだ形跡がある。
様々な文化が合わさった事で、独特な文化が生まれる事がある。
俺は、その文化を調べる事にしている。
これまで分からなかった謎の病気も。
この独特に発展し、未来では残らないような不可思議な何か。
それが、イングヴィルドの眠り病から解放する手段に繋がるかもしれないからだ。
「さて、問題は、どうやってしばらく滞在する為の手段を手に入れるかだな」
俺はゆっくりと周りを見つめる。
道路に走る自動車や、人々の服装。
そして、看板に書かれた文字。
露店を見ても、これまでの国では見たことのない商品が並ぶ。
その商品の数々は、これまでの旅で鍛えた経験もあってか、奇妙な気配を感じる商品も確かにあった。
「なるほど、やっぱり、色々と興味深いな。
もしかしたら、病が治せる方法もあるかもね」
俺はそう思いながら、街の中を歩き回る。
「さて、どうしたものかな……」
街の中を歩いていく。
そうして、見て回りながら、歩いていく。すると、目の前にある建物を見つける。
そこには、大きな時計台が見える。
「ふむ、これは……」
そこで、俺は気がつく。
「ここに住めるかなぁ?」
時計台を見る限り、かなりの時間を過ごす事が出来そうだと思える。
何より、ここなら、この街の事を詳しく調べる事ができそうだと思ったのだ。
「よし、まずは、あそこに行ってみよう!」
こうして、俺は時計台の方へと向かっていった。
そして、入り口の方へと向かう。
「すみません、ここに住んでも良いですか?」
「ん? 君は誰だい?」
「えっと……旅人ですけど」
「旅人さんかい! いらっしゃいな! ここは誰でも大歓迎だよ! さあさあ入って入って」
「ありがとうございます」
こうして、俺は無事に街の中に入る事が出来た。
「それにしても、まさかとは思っていたけど、時計台で住めるとは」
世界中の冒険で、どんな所でも寝泊まりできるようにしてきたおかげだろうか。
それとも、俺自身が知らないだけで、こういう場所があるのか。
ともかく、今はここで暫く過ごす事が出来るようだ。
「さて、まずは気になる物を探すか。
イングヴィルドの所に戻りたい所だけど」
そう言いながら、俺はため息を吐く。
「手掛かりを探さないとな」