ギリシャから旅立って、1年。
俺はいよいよ、次の目的地へと向かう事にした。
行方不明となったイングヴィルドはおそらくは冥界にいる。
だからこそ、そこに行けば、どうなるか分からない。
それと共に、重点的に準備をしていた。
その時だった。
「この格好は結構久し振りじゃないかなぁ」
その言葉と共に二亜の格好を見る。
彼女自身の灰色の髪によく合った黒いシスター服を身に纏っている。
他の女性陣と比べても貧乳と言える胸。
だが、その黒いシスター服によく合っており、どこか背徳的な色気を放っていた。
「ふふっ、こうやって行うのは結構久し振りじゃないですか」
そう二亜は言うと、ゆっくりと俺に近づき、その唇を奪ってきた。
そしてそのまま舌を差し入れてくる。まるでこちらの口内を味わうかのように、深くねっとりとしたキスだった。
やがて満足したのか、ゆっくりと顔を離す。二人の間に唾液が糸を引き、それがぷつりと切れた。
二亜はそのまま上目遣いで俺をじっと見つめながら、
「んー、やっぱりいいねぇ。こういうのもたまにはさ」
などと言ってくる。俺は小さく息をつく。
そのまま彼女自身の方から、俺の方へと押しつける。
「それで、一体、何でこんな事を?」
「最近は色々と忙しいようでしたからね。
たまにはこういうのも良いんじゃないかなぁって」
そう言いながら、二亜は俺に寄り添いながら、その胸元を優しく撫でる。
シスター服を身に纏っている彼女からは考えられない程に淫乱な手つきだ。
彼女の吐く熱い吐息が耳にかかり、思わず身体が震えてしまう。
「あ、でも、折角ですし──」
そこで二亜は言葉を区切り、悪戯っぽい笑みを浮かべると、
「──もっと凄い事、してみますか? 今なら、きっと気持ちよくなれますよぉ?」
言って、二亜はそのまま俺の肉棒に寄り添う。
寄り添った箇所は、尻だった。
「君は、こういうお尻での行為はあまりやった事ないでしょ。
私、おっぱいはあまり自慢ではないですけど、こっちは少し自信があるので」
そう、柔らかな尻肉が俺の肉棒を包み込むように形を変える。
確かにこれは初めての感覚だ。柔らかいのだが弾力があり、温かい。そして何より、とても心地良い感触だった。
するとそんな様子に気付いたのか、二亜が小さく笑う。
「あれれぇ? なんか反応良くないですかぁ? ひょっとしてこれ、気に入ったんですかぁ?」
言いながら、さらに強く押し付けるようにしてくる。
同時に勃起した肉棒を挟み込んだ尻肉はぐにゅりと潰れて変形する。それはもうただの尻ではなく、立派な性器となっていた。
そして二亜はさらに、自らのスカートの中に手を突っ込み、下着を脱ぎ始める。
そのままゆっくりと、腰を上げていき──脱いだ下着を見せつけてきた。
黒いレースのついた、扇情的なデザインのショーツ。それをわざとらしく見せつけながら、二亜は再び尻を押しつける。
「ほれほれぇ、おっぱいとは違う感触を楽しんで下さいよぉ♡」
甘い声音と共に、再び尻肉が俺の股間を刺激する。
先ほどまでよりも強い圧迫感。しかしそれ故に快感もまた強かった。
そのまま二亜はゆっくりと動き出す。尻で挟んだまま前後に擦り上げ始めたのだ。
ぬちゃぬちゃという粘ついた音が響く中、二亜は艶やかな声で囁きかけてくる。
「んっ、どうですぅ? こうやってされるのも悪くないでしょう?」
その言葉通り、正直に言えば悪くなかった。柔らかく温かな刺激に、俺は思わず息を漏らしてしまう。
するとそれに気をよくしたのか、二亜は。
「ふふっ、それじゃ、こちらでもさっそく」
その言葉と共に、二亜はそのまま尻を持ち上げる。
同時にアナルを、先程まで愛撫でしていた事によって勃起した肉棒に近づける。
そのまま亀頭に触れさせると、彼女は妖しく微笑んでみせた。
「まずは一発目、いっちゃいますよぉ?」
直後、彼女の肛門が一気に窄まった。
瞬間、強烈な締め付けが俺を襲う。
まるで搾乳機のように吸い付いてきたかと思うと、今度は腸壁が生き物のように絡みついてきて射精を促してくる。
二亜は両手で俺の肩を掴み、身体を支えながら、激しく尻を振りたくってきた。
「んっ♡はぁっ♡ すごっ♡ これヤバすぎぃっ♡」
熱に浮かされたような声を発しながら、二亜が激しく動く。
それと同時に俺の方も限界を迎えようとしていた。
「あ、やばっ! 出そう!」
「いいですよぉっ♡ あたしのお尻マンコに出ひてくだしゃいっ♡」
呂律の回らない口調で言いつつ、さらに激しくなる二亜の動き。
そして次の瞬間、耐えきれずに俺は精液を解き放っていた。
どくどくと脈打つように吐き出されていく白濁とした液体。それが二亜の直腸内を満たしていく。
だがそれでもなお、二亜の動きは止まらなかった。
むしろより一層激しさを増し、貪欲なまでに快楽を求め続ける。
やがて射精が終わったところでようやく彼女は動きを止め、ぐったりと俺にもたれかかってきた。
荒くなった呼吸を整えながら、俺に完全に背中を任せている。
「ふふっ、君は本当に、この50年、頑張ったよ。
目的は未だに全然届いていないけどね」
「それは、そうだけどな」
「けど、向かおうとする意志さえあれば、たとえ目的に達せなくても、いつかはたどり着くでしょ?
向かっているわけだから、違うかい?」
そう二亜は俺に問いかける。確かに、彼女の言うとおりだった。
目的地には着かずとも、その過程としてどこかに辿り着くことはできるだろう。
例え、到達点が見えなくとも──そこに向かうことだけはできるはずだから。