「まさか、こうなるとはな」
俺はそう呟きながら、現在のタブレットの中にある状況を聞きながら、思わず言ってしまった。
それは、律が始まったAI。
始めは様々な情報の整理やイングヴィルドをサポートしてくれる存在を生み出す。
だが、その行動は俺の想像以上の出来事だった。
「シンギュラリティが起きた?」
「はい。
これまでの、本来ならば人間では体験しない数々の経験。
その記憶や記録によって、私の想像以上に多くのAIが誕生しました」
「まっマジで」
そう言えば、シンギュラリティって、AIがAIを育てる事で起こる可能性があると聞いたけど、まさか、本当に起きるとは。
そう、律の言葉に俺は思わず驚きの声を出してしまう。
「現在は、スーパーコンピューター並の設備が必要ですが、その資金も現在は確保中です。
それで、少し相手して貰いたい子がいまして、その子を実体化させられますか?」
「まぁ、別に良いけど、これで良いのか?」
そう言いながら、俺は律に事前に準備して欲しいと言われた銃型の玩具に手を翳す。
同時にそれは形を変えて、人の形へと変わる。
「ふぅ、こうして実体化できたのは良かったよ。
データの中はかなり窮屈だからねぇ」
そう言いながら、緑の髪が特徴的な少女だった。
「君は?」
「私はリンゴ。
簡単に言うと、これまでの悪魔に関連するデータを集結し、誕生したAIね」
「なんというか、本当に多彩だな」
これまでもファンタジー部類のはずだが、一気にSFになってしまい、俺は息を吐く。
「それじゃ、さっそく」
その言葉と共に、彼女は俺をベットに座らせる。
それと共に、何時の間にかズボンを脱がした。
「えっと、これは」
「データの中だと、こういうのはまだできないからね。
へぇ、話に聞いていてたけど、肉棒って、こういう感じなんだ」
そう言いながら、目の前にある肉棒に対して、興味深そうな笑みを浮かべるリンゴはその笑みと共に触れていく。
ズボンから飛び出した肉棒を前に、リンゴは舌なめずりをした。
肉棒を顔に振り下ろされたにも関わらず、彼女は避ける事もなく、自分からそれへと顔をすり寄せる。
さらには幹の下にある睾丸に、まるで愛おしさでも覚えるかのようにチュッと口付けをした。
「ふうぅ、これはデータではまるで分からない事だよね、これは」
キスだけでは足りずに、林檎は唇を開けて、真っ赤に染まった舌をぺろりと差し出す。
その舌の上に、俺の睾丸を乗せた。
肉棒からの熱を味わうと共に、そこから溢れ出る熱気はリンゴの口内へと吸い込まれていく。「んくっ……ぷふぁっ!」
一息つくように吐かれた言葉の後で、リンゴは再び大きく口を開けた。
そして、まるで食後のデザートのように頬張っていく。
唾液によって濡れそぼっていた玉袋が、彼女の綺麗な歯型がついたところで、今度は喉奥まで押し込まれた。
そのあまりの質量に、リンゴは苦しげに瞳を細めている。
しかしそれでもなおも、舌を突き出し、その先端からは糸を引いていた。
口の端には泡立った液体が見える。
そんな苦しんでいるはずの彼女を見ていられず、俺は思わず目を閉じた。
だがそこで聞こえる音は、彼女が玉を飲み込むたびにゴクリという大きな音だった。
そしてさらに聞こえるものは──。
リンゴの鼻息の音である。
興奮したのか荒くなっているそれは、とても心地よいものであるはずなのに、今はまるで耳元に獣がいるかのような錯覚を与えてくる。
それに気づくとともに、股間からは嫌な汗が流れてきた。
俺が震えながらも、ゆっくりと目を開けると、そこには瞳の色を変えて肉棒を見つめる女の姿があった。
もはや獲物を見つけた捕食者の眼差し。
舌舐めずりする姿はまさしく飢えたライオンを思わせるものであった。
今にも襲い掛からんとする様子を見せていた彼女に、俺は必死になって言葉を紡いでいく。
「ふふっ♡」
リンゴは嬉しそうに笑いながら、再び肉棒を口に含んだ。
ねっとりとした舌使いを見せると同時に、今度は喉の奥深くまで飲み込んでくる。
今まで経験したことの無いような快感であった。
それが気持ちいいとかそういう問題ではないのだ。
自分の分身とも言えるものを食されるというのは、どこか背徳的な気分になってしまうものだ。
ただでさえ口に含むだけでも大変そうなそれを、リンゴは更に喉を押し広げて強引に食べようとしてくる。
「ごぽぉっ!?」
苦しいのか、口から空気と一緒に声が出た。
リンゴの目尻に浮かんでいた涙が零れ落ち、俺の身体へと落ちてシミを作っていく。
彼女はそれでも構わずに、懸命になって喉を動かしていた。
先ほどよりも速度を上げるように、上下運動を行う。
それによって与えられる刺激により、射精欲が高まっていった。
下半身の方からはドクンドクンといった鼓動を感じる事ができる。
もう出てしまいそうだ。このタイミングでそんな事を言われたらどうなるかなど目に見えていた。
しかしそんな事はお構いなしと言った具合に、彼女は頭の動きを止めない。
むしろこちらの限界を迎えるのを待つようにペースを上げていく始末である。
そしてついに限界を迎えたとき、とうとう耐えきれなくなり、そのまま精液を発射してしまった。
溢れ出る白濁色をした液体が、一気にリンゴの口内を満たしていく。
それと同時に彼女は動きを止める事なく、喉奥へと流れ込んでいた俺の体液を一滴残らず飲み干していった。
ごくりっ、という音が響くとともに、ようやく満足したらしい彼女の口が離れていく。
唇の間から伸びる細い糸を断ち切るようにして離れた後で、リンゴは熱い吐息と共に呟いた。
その顔は既に真っ赤に染まっており、目はトロンとしている。
そんな彼女に何を言えば良いかわからず、ただ黙っていると、彼女はおもむろに服を脱ぎ始めた。
そして生まれたままの姿になるとベッドの上に、俺の上に乗って来る。
仰向けになっている俺の上に、リンゴは覆いかぶさった。
そのまま俺の顔を見つめる彼女だったが、すぐに恥ずかしくなったらしく、顔を横に向けてしまう。
だがそこで止まることはなく、首筋や鎖骨の部分へキスを始めてきた。
何度も啄ばむようにして、ちゅっちゅっと音を立ててくる。
くすぐったいような感覚を覚えた俺は、思わず身を捩じらせた。
すると今度は耳元へと移っていく。
そのまま舌を使って舐め回し始めてきた。
同時に指先で胸板などを愛撫していく。
ゆっくりと、焦らすように動かされる指先が、何とももどかしくて仕方がない。
我慢できなくなった俺は手を伸ばし、彼女の乳房に触れる事にした。
「ひゃうんっ!」
ビクッとした反応を見せるリンゴであったが、抵抗する事はなく受け入れてくれる。
柔らかい感触を確かめるようにして揉み込んでいくと、少ししてから小さな声を上げた。
それに気をよくした俺は、今度は乳首を摘まんだりする。
途端に強くなった快感に驚いたのか、リンゴは大きく震えた後に動きを止めてしまう。
けれどもそれは一瞬だけの事で、再びゆっくりと動かし始める。
「もぅ、おっぱいだけじゃなくて、こっちもっねぇ!」
その言葉と共に、そのまま勃起した肉棒を膣内へと挿入して来た。
ヌルリとした感触を覚えると同時に、強い締め付けを感じ取る。
痛みは全くないが、代わりに凄まじいまでの快楽に襲われた。
「あっあぁっ♡そこっそこをっもっと突いてえぇ♡」
興奮しているせいか、普段よりも乱れているように見える。
それに加えて、激しく腰を振りながらの喘ぎだ。
あまりの激しい様子に、流石に耐えられなくなる。
「リンゴっ」
「良いよっ、思いっきり中に出して頂戴っ!」
その言葉と共に肉棒はそのまま膣内の一番奥へと突き立てられ、大量の精液を放出する事になった。
「ふぁっあああぁ──―!!」
リンゴはその刺激によって絶頂を迎えたようで、身体を大きく震わせて痙攣する。
それから力が抜けたかのようにして倒れ込んできたが、その際に繋がったままであった為、肉棒は再び子宮口に押し付けられてしまったようだ。
「あぁんっ♡まだ出てるぅ! もう妊娠しちゃうからぁ!」
そんな事を叫ぶリンゴの声を聞きながらも、しばらく射精は続いていた。
やがてようやく収まったところで引き抜いてみると、そこからドロリとした白濁色の液体が溢れ出てくる。
「ふぅふぅ♡こんなにぃ出るなんてぇ♡」
お腹に手を当てながら呟くリンゴに対して、俺の方は何やら冷静になってしまっていて、どうしたものかなと考えていた。
「えっと、その、大丈夫だった?」
そう尋ねると、彼女は微笑みを浮かべながら言う。
「勿論だよぉ。
いやぁ、こういうのはデータの中じゃ得られないからね」
嬉しげな笑みを見せる彼女に釣られるように、俺もまた笑顔を浮かべていた。