※この作品はR-18です。

愛育   作:早見 彼方

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本作の書き溜めここまで。


第3話

 バタン、と玄関の扉が閉じる。たった今家に上がったばかりの俺はその音を耳で拾いながらも、意識は別のことに割かれていた。

 

 玄関近くの壁に追いやられた俺の目の前には、俺へと抱きついてきた宝多さん。俺の背中に両手を回して何度も掻き抱き、下から覗き込んでくる。見惚れてしまいそうな可愛い顔を間近に寄せて、浅い呼吸を繰り返し、俺をじっと見つめる彼女の瞳には明確なハートが浮かんでいた。

 

「やばい、本当に、格好いい……」

 

「え……?」

 

「ぁ、いや、なんでも、ない……」

 

 宝多さんがこぼした言葉はあまりにも突然で、俺は思わず聞き返したのだが、はぐらかされてしまう。でも、しっかりと聞こえた。格好いいと、俺の顔を見て言った。恥ずかしそうに頬を朱に染め、それでも俺へと抱きつくことを止めない宝多さんに、俺は強い肉欲を覚えた。

 

 宝多さんがそうであるように、俺もまた発情を抑えきれない。

 

 俺と見つめ合う宝多さん。

 

 彼女の背後で、アカネが愉快げな笑いを押し殺しながら、部屋の奥へと向かっていく。俺の自室だ。俺たちもついていくべきかと思って口を開こうとしたが、アカネは口元に人差し指を立てて俺に黙っているように促した。

 

 部屋へと移動したアカネに置いていかれ、俺たちは静かな玄関で向き合う。

 

 何をするでもなく、ただ触れ合ったまま沈黙が流れる。それでも全く苦にならない。背景の玄関の様子が見えないくらいに、視界を埋め尽くす宝多さんの可愛い顔。ぱっちりと開かれた眼の内側で、静かな湖面を思わせる澄んだ青い瞳に俺の顔が映っている。

 

「っ……」

 

 俺の腰の後ろで組み合わされていた宝多さんの手が解け、尻へと移動したのがわかった。制服のズボン越しに尻を撫でられ、揉まれる。その行為がそんなに楽しいのか、宝多さんは高熱を抱いた顔に薄っすらと笑みを刻む。

 

「私の彼氏……。私のパートナー……。私の……。全部、私のもの……」

 

 宝多さんの呟きを聞いて、瞬きも惜しむように視線を重ねる。

 

 それだけで宝多さんに対する好感度が上昇していく。元々宝多さんに対して抱いていた好意とか、醜い欲望とかが大したことがないと思えてしまう。それくらい、俺は宝多さんに惹かれ始めている。

 

 それは宝多さんも同じ、なのだろう。

 

 まるで、長年愛し合った男と離れ離れになった末に、ようやく再会できたような。たとえるならばそんな感じの強い悦びを見せるようになって、宝多さんの様子が目に見えておかしくなっていく。

 

「ん、ぁー……ぁー……」

 

 宝多さんが口を開き、舌を伸ばしてくる。それは俺の唇に届くことはない。だけど、俺の眼前で見せつけるように左右に揺らされた。唾液を絡めた女子高生の舌。白い歯が覗く赤みを宿した口内。

 

「むー……」

 

 しばらく舌を左右に揺らしていたかと思えば、俺の反応に何か納得がいかなかったのか、頬をぷっくりと膨らませた。可愛すぎる。なんだこの生物、と俺が驚嘆して逆に何の反応もできずにいると、宝多さんの顔が近づいた。

 

「ねえ……」

 

「ぅっ……」

 

 俺の耳に口を近づけ、至近距離で囁いてくる。見た目が美少女ならば、声も美少女。鼓膜が喜びに震える中で、宝多さんはもはや凶器とも言えるウィスパーボイスで俺の耳と脳を犯していく。

 

「私のこと、名前で呼んで……?」

 

 前にもアカネに言われたことを、宝多さんにも言われる。そんなに名前で呼ばれることが嬉しいのか。いや、嬉しいか。俺だって宝多さんに名前で呼ばれたら嬉しいと感じる。でも、それは宝多さんのような美少女だからだ。

 

 俺なんかで本当に良いのだろうか。

 

「早く……」

 

 アカネのときと同じように催促されて、俺は慌てて口を開く。

 

「六花……」

 

 自慰のときは何度も口にしていた名前を、本人に向かって告げる。

 

 それは俺の心に劇的な変化をもたらす。

 

「六花……」

 

 自然と俺の口が同じ言葉を紡ぐ。呼ぶたびに、心が湧き立つ。どうしてこんなに嬉しいのだろう。そんな感覚なんてなかったのに、長年埋められずにいた心の空白が満たされたかのように感じられて、名前を呼ぶのがやめられなかった。

 

「――」

 

 そんな俺に対し、六花はふわりと花が咲くような笑顔で、桃色の唇を開いた。

 

 俺の名前が呼ばれた。君づけでも、さんづけでもない。呼び捨てで、でも優しい声音で紡がれた。それだけで全身に鳥肌が立つほどの感動を得て、俺は自分からも六花の細い体を抱きしめて、それから。

 

「あ……、んっ、ふっ、くちゅ、ぴちゃ、ちゅっ、くちゅっ……」

 

 俺と六花は同時に互いを求めて、キスを始めた。最初から舌を伸ばし、手始めに先端をコツンと接触される。そうしてから絡め合って、互いの唾液を擦りつける。六花の舌が口内で動いて、積極的に俺を求めてくるのが嬉しかった。

 

 俺は六花のように、手を六花の尻に移動させた。スカートという頼りない布に守られた若い尻。他の女子よりもやっぱり大きくて、だけど形がよくて、そこから伸びる太腿も指先を沈めたくなるような揉み応え。

 

「ん、ぁ、ぬちゅっ、くちゅ、ちゅっ、ぴちゃ、ぬちゅ、ぐちゅっ……」

 

 口を離して舌だけでじゃれ合う。ぼたぼたと唾液がこぼれて、六花の制服の胸元を濡らした。それをチラリと一瞥した六花は、勿体ないと思ったようだ。舌を再び俺の口内に押し込んできて、中でぐぢゅぐぢゅと暴れまわる。

 

「ん、ふっ、ぶぢゅっ、ぐっちゃ、ぐちゃ、びちゃ、ぐぢゅ、ぐぢゅっ……」

 

 俺の口内を犯す六花。散々オナネタに使ってきた美少女に愛されながら、夢にまで見た六花の尻と太腿を両手で嬲る俺。縦、横、縦、横。遊ぶように尻を動かし、最後は両手の指で強く掴み掛かって全て尻肉に埋める最高の遊び。

 

 俺のもの。六花はもう俺の女。

 

「ぷ、はぁ……」

 

 口づけを終えた瞬間、身長差のせいで俺の口から六花の口へと唾液が垂れる。今度は制服に落ちることはなかった。下から掬い取るように舌を伸ばした六花によって、唾液のことごとくが回収される。

 

「ご、くっ……」

 

 甘い蜂蜜でも食べているのだろうか。六花の綻ぶ顔を見ているとそんな風に思えた。

 

 気分が蕩け、冷静な思考もままならない。

 

 もう、このまま行き着くところまで行きたい。

 

「熱いね、お二人さん」

 

 揶揄うような声が投げかけられた。はっとした俺と六花が同時に声の方向へと顔を向けると、俺の部屋に続く扉からアカネが顔を覗かせていた。

 

「お待たせ。準備できてるよ」

 

「準、備……」

 

 六花がアカネの言葉を復唱する。それが意味するところはなんとなくわかる。

 

 だけど、まだ完全に堕ちきっていない六花はすんなりと理解が及ばないようだ。

 

 その六花に教え込むように、背後から近づいて抱きついたアカネが耳元で囁く。

 

「六花と私と、私たちの素敵すぎる旦那様が愛し合う準備。あの部屋でね、六花は初めてを卒業しちゃうの。一生、ううん、永遠に旦那様の傍にいるために、処女も捧げて、今の名字も捨てて、旦那様の子種と苗字を貰っちゃうの」

 

「――の子種と、苗字……」

 

「私たちは家族になるんだよ?」

 

 上擦った声で言うアカネも、酷く興奮しているようだ。俺を見る目が妖しく、気のせいでなければ、アカネの太股に透明な愛液が伝っていた。そんな太腿を擦り合わせるものの、愛液の流出は止まらない。

 

 ぽた、ぽた、という水音が聞こえる。

 

 それはアカネの足元と、六花の足元の両方から聞こえた。

 

 触ってもいないのに、履いているショーツすらも浸透して、外に垂れる雌汁。アカネと六花はそれを垂らしながら俺を見て、表情を緩める。

 

 そのときの二人の顔は、姉妹であるかのようによく似ていた。息もピッタリで、欲望に突き動かされて俺へと手を伸ばし、俺の両手を握って自室へと引き連れていく。一歩、また一歩。部屋へと近づく。

 

 いつの間にか自室の扉には、ピンク色に染まるハート型のプレートが提げられていた。

 

 俺の名前を中心に、両脇をアカネと六花の名前が挟んである。三人の部屋。愛の巣。

 

 ここで俺たちは繋がり合う。そして俺は、これ以上ない幸せを得るのだろう。

 

 俺の足は止まらない。自分から踏み出して、二人と一緒に自室に入った。

 

 

 

「ぁ、はぁ、硬い……」

 

 俺のベッドに腰掛けた六花が、目の前に立つ俺の股間を撫で回している。今度は人目を(はばか)る必要はない。扉と窓を閉めて、カーテンも閉め切った部屋には三人だけ。防音もしっかりしているから、何も気にしなくていい。

 

「どうしてこんなに大きいの……? ねえ、どうしてそんなに格好いいの……?」

 

 六花の右手が股間を這い回る。六花に褒められるたびにズボンの中で肉棒が跳ねる。

 

 そうして熱を高められていくうちに、股間はさらに膨らんだ。これ以上はもう狭すぎる。まだ発育途上の巨根が外に出せと訴えるように震えた。

 

「そろそろ脱がせてあげたほうがいいよ……」

 

「わ、わかった……」

 

 六花の左隣に座するアカネが助言を与える。今回のメインは六花であり、アカネは性行為にまだ不慣れな六花のサポートに回るようだった。とはいえ、手を出せるところではきっちり手を出してくるだろう。

 

「下げるよ……?」

 

 アカネの指示に従い、六花がズボンのチャックに触れた。

 

 ジ、ジジジー、と音を鳴らしてチャックが下げられる。ズボンの股間に穴が開くが、それくらいでは感じる窮屈さは変わらない。

 

「次はベルト……」

 

 というアカネの言葉に頷き、六花がベルトを外しにかかる。チャックよりも苦戦していたようだが、それでもわずかな時間で緩められる。ベルトの拘束から解放されて、ホックも外されたことで、自然とズボンが足元に落ちる。

 

「ぅ、わ……」

 

「すごいでしょ……」

 

 俺が穿くボクサーパンツの内側に浮かぶ分厚い肉棒。十分に勃起したそれは普段よりもギチギチだ。亀頭の付近は我慢汁によって染みができている。

 

「可哀想だし、下着も脱がせてみよう?」

 

「うん……。早く、解放してあげないと……」

 

 別に苦しくはないのだが、二人からすればそう感じるのかもしれない。俺は何も言わず、下着の上から少しだけチンポの輪郭を辿った六花に、下着を脱がせてもらった。

 

 トランクスとかよりも締め付けがある分、いろいろと引っ掛かる。六花はまた苦戦しつつも、少しずつ脱がせていく。案の定、亀頭に引っ掛かったのだが、下着に手を突っ込んで亀頭を摘まんだアカネによって、下着も足元まで引きずり落とされた。

 

「じゃーん」

 

 とアカネは効果音を口にし、俺の竿を握る。真横どころから斜め上を向いて怒張する生殖棒。大きな陰嚢を携えたそれは我ながらとんでもない一物だと度々呆れかえるほどで、生で見つめる六花の目はいつもよりさらに大きくなっていた。

 

「これが私たちの、素敵な旦那様の、最強チンポ。たぶん、これに勝てる女の子はいないんじゃないかな。たとえば、彼がクラスメートの女子全員と一度でも繋がったら、私たちのクラスはあっという間に彼のハーレム教室になっちゃうよ? 彼の傍には常に女の子がいて、教室の席の周りには女子が集まっちゃう」

 

「それは、見たいような、見たくないような……」

 

 と六花が苦笑気味に言うが、そんなことになれば、男子たちからの視線はますます厳しさを増すことだろう。もう二度と男連中は俺に口を利いてくれないかもしれない。一応、俺にも友達がいて、友情も大切にしているのだ。

 

 今はまあ、愛情のほうを優先しているけど。

 

 などと考えていると、六花が肉棒に手を伸ばし、顔も近づけてきた。肉竿に指を掛け、伝わる熱に驚いている。鼻先を亀頭に近づけ、臭いを嗅いでいる。決してそこは良い匂いはしないだろう。だけど、六花はぼうっとした様子で鼻を鳴らし続ける。

 

「はい、そのまま深呼吸」

 

「すー、はー……すー、はー……」

 

「どう? 病みつきになるでしょ?」

 

「うん……。これ、大好き……。ずっと嗅いでいたい……」

 

「だよねっ。さすが六花、わかってるー」

 

 そう言って、六花の反対側から挟む形でアカネがチンポに鼻を寄せる。指先で竿にビキビキと浮かぶ血管の起伏をなぞりながら、亀頭の臭いを嗅ぐ。一年女子どころか校内でトップレベルに可愛い美少女二人がだ。

 

「竿も撫でてあげて」

 

「こう?」

 

「そうそう。裏筋が特に気持ちいいみたい。指の腹で、こうやって」

 

「っ……」

 

 アカネの人差し指で、ツー、と根本から亀頭の裏筋を撫で上げられると、チンポが跳ねた。至近距離で眺めていた六花はその反応に驚きながらも、自分もやってみたいと言って、アカネと同じようにチンポの裏を撫でる。

 

「ぅぁっ……」

 

「ね、気持ち良さそうでしょ?」

 

「うん、なんか、可愛い、かも」

 

「誰が? 旦那様が、それともチンポが?」

 

「どっちも……。えっと、だ、旦那様と、おチンポ……。どっちもすごく素敵……」

 

 六花はにっこりと笑い、素直な感想を述べる。その間も、六花の指は竿を優しく擦る。人差し指では足らなくなって、徐々に指を増やしていき、アカネの誘導がないにも関わらず竿を手で掴んで扱き始める。

 

「気持ち良くなって、旦那様……」

 

「だって。幸せ者だね」

 

 肉棒を扱く六花と、陰嚢を下から持ち上げるように揉み解すアカネ。

 

 本当に幸せだ。気持ちよくて体が弛緩する。尿道から我慢汁が垂れ流れ、アカネの協力を得て六花が竿に汁を引き伸ばしていく。ぐっちゅ、ぐっちゅ、と音が鳴るようになった頃には二人による手コキが始まっていた。

 

「痛くない?」

 

「大丈夫」

 

「そう、良かった」

 

「六花、空いている手で金玉も揉んであげて?」

 

「金……」

 

「金玉、だよ。陰嚢でも精子袋でも、なんでもいいけど。旦那様は、金玉って言ってあげると喜ぶよ」

 

「じゃあ、金玉で。ね、金玉揉まれると、気持ちいいの?」

 

「それは、まあ……」

 

「そっか……。じゃあ、こうやって、指でじっくりと……」

 

「私も手コキしながら金玉揉んであげるね? 精子がいっぱい作れるように」

 

「ぁ、ぁあっ……」

 

 六花とアカネによるダブル手コキ金玉マッサージ。男ならば誰しもが夢見るような愛情たっぷりの性奉仕だった。おまけにチンポに顔を寄せ、亀頭を柔らかい頬でサンドイッチされ、頬ずりまでされる。

 

 尿道からどぷどぷと追加の我慢汁が漏れて、二人の頬を濡らす。汁の臭いですらも二人は興奮するのか、手コキの速度が上がる。二人は指を絡ませ合った手で肉棒を一緒に握り、共同作業で扱き上げる。

 

 二人の瞳にはハートが浮かぶ。アカネが亀頭の前で口を開くのを見習って、六花も口を開く。アカネが舌で亀頭を撫で回せば、六花が尿道口を舌先で穿る。ただ真似をするのではなく六花には応用力もあるようで、上達も速かった。

 

「出していいよ、口の中に、出るんでしょ?」

 

「あはっ、六花に先に言われちゃった。私にも飲ませて? 君の濃くて苦いミルク」

 

 出してと、飲ませてと言われて、興奮が高まる。

 

「くぅっ……」

 

 二人の手の中で肉棒が膨れ上がる。熱が高まって、下腹の奥でどろどろとわだかまっていた欲望が汲み上げられていく。それは凄まじい快楽を伴って外に放出され、俺の前で美少女の顔を白濁に汚していった。

 

「ぁぁっ、ぁ、んっ……」

 

「あー、んんー、すっごく濃い……」

 

 びちゃ、びちゃ、と舌の上を中心として、口内や顔に精液が飛び散る。目を開いていた二人の目元にまで白濁液が放たれる。口を開いたまま目蓋を閉じた二人は、指で精液を拭い取り、そして自分の舌に撫でつける。

 

 二人の顔に白化粧を施せる量の精液がぶちまけられて、それら全てが二人の口内に回収される。殆ど呑まれることなく口に留めて、口内に精液のプールが出来上がっていた。舌で掬い上げると水とは全く違う粘り気を見せた。

 

「ごくっ……」

 

「ん、ぐっ……」

 

 俺が出した精液をしばらく見せつけてきたアカネが口を閉ざし、喉を鳴らす。六花も同じように嚥下をし始めた。静かな部屋に響き渡る精飲の音。

 

 それが止むと二人は口を開き直し、精液臭い息を吐いて、報告した。

 

「全部飲んだよ、苦くて、生臭くて、でも、すごく幸せになれる濃厚ミルク」

 

「本当、変わった味だけど、嫌じゃない……。これ、もっと欲しいかも……」

 

 二人からの評価が高い精液。こんなことを言われて嬉しくないはずもなく、今度は直接二人の口内で果てたいと思えてくる。

 

 だけど、そんな俺へとアカネは別の提案をしてきた。

 

「もう六花も我慢できないだろうから、そろそろ抱いてあげたら?」

 

 遂に来た。もういいのだろうか。まだ愛撫もしていないし。

 

 でも、六花はもう濡れていた。だとすれば、もう挿入できるだろう。

 

 即答に困る俺は、アカネから六花へと目線を転じる。

 

 六花も俺と同様に戸惑っていた。視線は泳ぎ、太腿を擦り合わせる。その反応も容姿も、俺の心を鷲掴みにした。抱きたい。素直にそう思った俺は着ていた制服の上着も全て脱いで椅子の上に放り投げた。

 

「ぁ……」

 

 ベッドに上がって、六花の手を引く。ベッドの中心に移動させた彼女をそのまま仰向けに押し倒すと、俺は彼女の太腿を掴んで左右に開かせた。

 

「二人ともやる気満々だね」

 

 アカネの言う通り、俺は勃起を強め、六花はスカートから露わになった白い下着をぐっしょりと濡らしていた。

 

 その下着を、六花は俺が手を伸ばすより先に指で触れ、クロッチの部分に指を引っ掛けて横にずらす。隠されていた秘所を自分で公開し、まだ男の侵略を許したことのない割れ目をこじ開けて、穴を開いて見せた。

 

「ここ……」

 

 俺から六花を求めたことで、六花はもう遠慮しなくていいと考えたようだ。さっきまでの逡巡した様子が嘘のように、両手の指で陰裂を開き、膣穴を示す。

 

「入れて……。お願い……。お願いします……。旦那様の、おチンポで、私の処女を奪って……。子種が欲しいの……。お腹の奥に、いっぱい……。私の中を、あなたで埋め尽くしてください……」

 

 ここまできて臆することはない。

 

 俺の心臓が高鳴る。緊張感と共に自然に速まる鼓動の音を聞きながら、俺は膝を突いて腰を前に突き出す。アカネが横から黙ってニヤニヤと眺めている前で、六花の膣穴に亀頭を押し当て、ゆっくりと開拓を始める。

 

 また、脳裏に響の顔が過ぎった。

 

 俺と彼、どちらが先に六花のことが好きだったのだろう。そんなものは誰に聞いてもわからないけど、もしも響のほうが先に六花のことを好きになっていたのだとしたら、俺は彼から六花を奪うことになる。

 

 響だけじゃない。六花に憧れる男子は多い。彼らから、六花という存在を奪うのだ。

 

 生じる罪悪感。でも、その罪悪感よりも、やはり俺の肉欲のほうが強かった。

 

「来て……。一緒に、気持ちよくなろう……?」

 

 六花に誘われて、俺は止めていた腰を動かした。

 

 亀頭が狭い穴に埋まっていく。膣の入口付近で張っていた処女膜に亀頭を食い込ませ、容易く引き裂く。人によっては血が出る人とそうでない人がいるが、六花は前者だったようで、処女膜を破いた瞬間に少量の血が垂れてきた。

 

「ん、はっ……」

 

 痛みに耐えて声を抑える六花が健気で、俺の腰に力が入った。

 

「ぅ、あぁあっ……」

 

 奥に埋まっていく。手狭な穴に入っていって、熱に包まれる。それが尋常でないほどに気持ち良くて、六花には悪いと思っていても、挿入速度を緩められない。

 

「ぉー、入ってる入ってる」

 

 観戦しているアカネの声を聞きながら、俺は具合のいい膣内に竿をしまいこんだ。

 

 やがて、奥まで亀頭が届く。

 

 肉棒を根元まで収納して、子宮口に亀頭を宛がう。

 

 そこで俺は、いや、俺と六花は理解した。

 

 俺たちは、互いを満たすために生まれてきた。アカネが言っていたことの殆どが理解できなくても、そこだけははっきりとわかる。どちらか片方が欠けていては駄目で、二人で一緒にいるべきなのだとわかった。

 

 俺が体を前に倒すと、六花は両手を伸ばして俺の首に抱きついた。両足は俺の腰に巻きつけて、顔を突き合わせる。さっきみたいに互いのことだけを瞳に映す。さっきと違うのは繋がるべき場所が繋がっている点。

 

 ようやく出会えた。宝多六花という雌に。

 

「六花は俺のもの……」

 

「――は私のもの……」

 

 互いに所有権を宣言し合って、俺たちは交尾を始めた。

 

 普通のベッドならば、ギシギシと軋む音が鳴り響くだろう激しい腰振り。重なり合う二人分の体重を乗せてもビクともしない頑丈で柔らかい土台の上で、俺たちは夢中になって生殖器を擦り合わせた。

 

「はぁっ、あぁっ、ん、ふっ、おぉっ、あぁっ、あんっ!」

 

 頭を抱かれながら耳元で喘がれる。

 

 自慰の際、妄想の中で何度も聞いた声。妄想で俺は、六花を何度も犯していた。抱き心地の良さそうな、いや、実際に抱き心地のいいことがわかった女体を独占し、膣にチンポをねじ込んだ。今こうしているようにイチャイチャすることもあれば、嫌がる六花を強姦したこともあった。

 

 最後には当然の如く、ガッツリ中出し。

 

 俺は妄想の中で六花を何度も孕ませた。何度も出産させた。

 

 俺はアカネと六花に惹かれていた。いつか、二人とこんなことがしたい。そう思うことはあっても、告白する勇気はなかった。だから、アカネだけじゃなくて六花ともこうして繋がれている現実が夢のようだった。

 

 現実となったこの夢を、俺は手放したくなかった。

 

 六花を抱きしめる。ここに六花がいる。それが嬉しくて、欲望が抑えきれなくて、俺は乱暴に腰を振りながら六花に顔を向けた。下卑た下心に満ちた顔を。

 

 俺の女。俺の妻。絶対に結婚するし、絶対に孕ませてやる。六花とアカネとやりたいことを、俺は全部やってやる。

 

 醜い想いを抱く俺を見ても、六花は俺を軽蔑しなかった。

 

 俺のように、欲望でにやついた顔をしていた。

 

「私の、私の旦那様……。早く、結婚したい……。名字も一緒にして、同じ家で暮らして……。同じベッドで寝て、毎日子作りセックス……。考えたこともないのに、子供の名前、いっぱい思いついちゃった……。家族で大人数のスポーツができるくらい……。多いかな……? でも、あなたとアカネと一緒なら、きっと作れるよね……。だって」

 

 六花が俺を抱く手と足に力を込めて、深く抱き寄せる。

 

 そして、俺にこう囁いた。

 

「この世界は、特殊だから……。私、気づいちゃった……」

 

 俺の腰が速度を増す。

 

「この世界で、私とアカネと、あなたは永遠に愛し合う……。これはもう確定だから……」

 

 六花よりも優位に立っていたはずの俺だったが、気がつけば俺の体は六花の抱擁で拘束されていた。力ずくで振り解くことはできるだろうが、そんなことをするはずもなく、俺は囚われて六花の膣に肉棒を忙しなく出し入れする。

 

「私を愛して……?」

 

 すぐ傍で、愛を囁かれる。

 

「私の傍にいて……? 私のことを見て……?」

 

 六花がそう言うと、俺たちを見守っていたアカネの笑い声が聞こえた。

 

 全てが計画通りにいって、嬉しくて嬉しくて堪らないといった声。

 

 アカネに呼応するように、六花も俺の耳元で小さく笑っていた。

 

 二人の声を聞きながら、俺は六花を食い続ける。痛々しく膨張した肉棒を膣から取り出し、抜いた分だけ押し込む。膣内をガリガリと削って子宮口に強烈な突きを加え、喘ぐ六花の声を聞く。

 

 アカネと六花が何を考えているのか、わからないことは多い。

 

 でも、深く考える必要はない。俺はただ二人と愛を育めばいい。

 

 それが一番幸せだ。

 

 俺は無心になって腰を振った。チンポが目まぐるしい速度で六花の肉穴を出入りする。ペースを考えず、ただ欲望に身を任せる。

 

 そして、俺は六花の中で盛大に果てた。

 

「っ、ぉぉおおっ……」

 

 迸る精液。膣肉に搾り取られたそれは全て子宮に呑まれていく。それを受け入れる六花は快楽に狂っていた。もうセックス以外のことを考えられない。そんな雌顔で艶やかな笑いを見せ、俺に向かって言った。

 

「私を孕ませてっ……!」

 

 美少女高校生による孕ませ懇願。

 

 そして、肉棒を締めつける六花の膣肉。ぎゅうっと精液を少しでも搾り取ろうとして、子宮口が亀頭を咥えて精子を吸い上げる。射精中にも関わらず俺は追加の射精欲求の波を感じ、さっきまで温められていた金玉から精子を汲み上げる。

 

「く、ぁっ……」

 

 止まらない中出し。尽きない幸福。

 

「六花完堕ちおめでとー。写真撮るよ、はい、チーズ」

 

 アカネの声と、シャッター音が聞こえる。それに対して六花は、すっかり自然になった雌顔を見せてピースをしていた。子宮に俺の精液をたっぷりと詰め込まれて、幸福に打ち震えながら。

 

「し、あわせぇ……」

 

 緩みきった笑顔でそうこぼす六花を見て、俺も幸せだった。

 

 でも、まだまだ俺は幸せになれる。六花を幸せにできる。

 

 そうだ。これではまだ全然足りない。何も六花に合わせる必要はないのだ。

 

 アカネみたいに抱いてしまおう。そうすれば、六花も勝手に適応してくれるだろう。

 

 心のどこかにあった迷いが振り払われて、六花の膣内で肉棒が滾る。

 

「え……? んんっ!?」

 

 驚く六花の唇を塞ぎ、俺は腰振りを再開させた。

 

 

 

 六花の初めてを奪ってから、もう何回射精したのだろう。

 

 気になった俺は、四つん這いになっているアカネの尻に目を向けた。

 

「おぉっ、おっ、んっ、あっ、あっ、あぁっ!?」

 

 バックで膣穴に肉棒を受け入れるアカネの尻にはマジックペンで正の字がちょうど二つ書かれていた。つまりはアカネのマンコにだけでも十発は射精したことになる。

 

 口数は少なくなったが、まだ交尾する余力のあるアカネから視線を横に向ける。

 

 そこには、上体をうつ伏せにして両膝をベッドに突き、尻を突き上げる六花がいた。その尻には正の字が一つと、三画分だけ書かれた未完成の正の字が一つ書かれている。

 

 六花に射精した回数は八発。アカネと合わせれば、十八発ということになる。

 

 自分のことながら化け物だと感じる。アカネはまだ意識があるが、六花はダウンしてしまった。突き出した尻の下、淫裂からはこれまで膣内に流し込まれた子種が垂れ流れていた。その様子はあまりにもエロく、目の保養になった。

 

「んぁっ、はぁっ、あぁっ、あんっ、あぁんっ、ぁ、あ、あああっ!?」

 

 アカネの体が脱力し、俺の股間に寄りかかる。肉棒を全て食い尽くし、俺の股間に擦りつけた尻がビクンッビクンッと震える。魅力的な尻に伝播しているのは絶頂による震えであり、膣内にも浸透して肉棒を引き締める。

 

 どくっ、どくっ、どくっ! と俺は射精をした。

 

「ふぅ……」

 

 吐息をつき、右手に持っていたマジックペンでアカネの尻に一画分を刻みつける。

 

 これで十九発目。さすがに人心地ついてきた。

 

 そろそろ終わりにしよう。お腹も減ってきたし。

 

 アカネのマンコから肉棒を取り出す。ようやく交尾が終わったことでアカネは脱力し、上体をうつ伏せた。そうすることで、アカネと六花がほぼ同じ体勢で尻を横並びにする光景ができあがった。

 

 そんな二人の膣からは、俺の子種がゆっくりと滝のように流れ出る。

 

 ごぷぅっ、どぽっ、どろぉ!

 

 ぶびゅっ、どぷ、どぷ!

 

 絶景スポットだった。この光景を見られて良かったと感動するほどに。

 

 そして、俺はまたヤル気を取り戻してしまった。

 

 いきり立つ肉棒。濃い雄のフェロモンを発し、獲物を誘う。

 

 そのフェロモンは、既に体力を失って再起不能だった雌にも効果があるようだった。

 

「も、もっとぉ、チンポ、ちょうだい……」

 

「六花ずるい……。私にも舐めさせてぇ……」

 

 精液と愛液が混ざり合った体液が絡みつく肉棒を、這い寄ってきた六花とアカネが舐め回す。六花が窄めた口内で竿を根元まで咥え込み、アカネが金玉を口に含む。膣とはまた違った熱に包まれるのを感じながら、まだまだ夜が長くなるのを感じる俺だった。

 

 こうして始まった三人の生活。

 

 まさか、翌日から同棲が始まるなんて、俺はこのとき思いもしていなかった。目と目が合ってヤル気になれば場所を選ばずに交尾を始める。卑猥に改造した制服や、アカネが何処からか取り寄せてきたコスプレ衣装を着て、いやらしく着飾った二人の嫁に種を植えつける。そんな最高のゴールデンウィークが待っていたのだった。

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