艦これ 殺しのライセンスを持つ男 作:century_1059
チュンチュン ザザーン
?「潮のいい香りだな。やっぱり休暇は海だよな〜。さて、働き詰めだったからしっかりと休ませてもらいましょうかね。」
体を横にして目を閉じる
ザザーン ザザーン
ザザーン ザザーン
ザザ…
ブーブー ブーブー
?「もしもし?」
?『私だ。休暇中ですまないが至急本部へ帰ってきてくれ。君に大事な話がある。』
?「至急ですか…。分かりました。すぐに向かいます。」
そう答えると電話を切り、車に戻ろうとする。
目の前にある海を一瞥して…
警察庁警備局公安課ー課長室
コンッコンッ
?「どうぞ」
そう声が聞こえると、扉を開けて中に入る
?「ああ、飛鳥《ひどり》か。久しぶりだな。まあ座りたまえ」
私が部屋に入ると課長は椅子に座るように促す
課長「飛鳥、休暇はどうだったかな?」
飛鳥「正直、休みでもいつもと変わりませんがね」
私は足を組みながら答える
課長「ハハハ、それもそうか。それじゃあ早速任務に移ろう。初耳だろうが、一昨年太平洋において不審な影を捉えたと防衛省から情報が流れてきた」
飛鳥「不審な影ですか…」
課長「そうだ。そして独自に防衛省が調べた所、人型の化け物が海から生まれていることが分かった。そして我々はそれを深海棲艦と呼ぶことにした。」
飛鳥「…深海棲艦」
課長「そして、一ヶ月後。突如としてして深海棲艦は我々に攻撃を仕掛け始めた。最初は大きな被害もなかったものの徐々に戦線は広がり始め今ではほとんどの船が運航を取りやめる事態になっている。」
飛鳥「なるほど、道理で最近海外製品が輸入されていないわけだ。」
課長「それもこれが原因だ。そしてこの事態を重く見た防衛省は深海棲艦に対抗するため海軍を復活させた。」
飛鳥「海軍をですか…。なかなか思い切ったことをしましたね。」
課長「他人事のように言っているが君にも関係のあることでね。ここからが本題だが、これから君にはその海軍に移動してもらう。なんでも防衛大臣直々のご指名だそうだ。」
飛鳥「防衛大臣直々ですか…。何かの間違いじゃないんですか?」
課長「いや、間違いではないんだが、詳しい話はこちらに来ていないんだ。ただ君の指名と一緒にこれらが送られてきた。」
飛鳥「これは?」
渡されたのは、分厚い封筒
課長「封筒に関しては向こうについての簡単な情報や基本的な人物をまとめたものだ。それは帰ってでも読んでくれ。」
飛鳥「分かりました。」
課長「まず、明日の九時に防衛省に向かって詳しい話を聞きたまえ。それと向こうに行ってもいつでも頼ってくれ。では飛鳥、健闘を祈る。」
その課長の言葉に私はにっこりと微笑み、部屋を後にした。しかし私は先ほどの話について一抹の不安と好奇心を持っていた。のちにあんなことになるとも知らずに…
というわけであらためて初投稿です。つたないうえに投稿頻度が遅いですが、どうか温かく見守っていただけると幸いです。