モーガンっていう海軍のおじさんと喧嘩して、町の人たちを集めて宴をやって、今日私は初めてたくさんの人にウタを聴いてもらえたんだ。みんな笑顔で、幸せそうで、盛り上がってくれて。
私はフーシャ村を出航してから、久しぶりにフカフカなベッドに寝転ぶ。お風呂にも入らせてもらったけど、まだ熱が冷めなくて、手を頬に当てると顔が熱いんだ。
「嬉しいな……」
私、やっぱりウタが大好きなんだ。
好きっていう気持ちを誰かと共有できることとか、好きなウタを聴いてくれることとか、そういうのもあるけど、私のウタが何かを良い方向に変えるきっかけになってくれたらって思うと、胸の奥がキューって喜ぶように熱くなるんだ。
ラブソングっていうのかな、まだ十分に満足のいくものはできていないけど、
「う~」
私は枕に顔を押し付けて、パタパタと両足で音を立てる。まだ賑わう夜で隠れて、今頃あの2人だけでどう過ごしているか、妄想するだけで私の心は幸せに満ち溢れるんだ。
「お~い、ウタ~、どこだ~?」
「えぇ!? ルフィ!?」
ヤバいヤバい。
さっきまでルフィは、ゾロやコビーと一緒にいて、酒場でお肉を食べていたと思ったけど、もう宿に来るとは思わなかった。場合によっては朝まで酒場で寝て、その後に出航するものだと思っていた。
「ちょっと! タンマ!」
今の私、ゆったりとした白いシャツと、白いパンツくらいしか身に着けていないんだ。だって最近ますます大きくなってきて寝る時に胸が窮屈だもん。
私は慌てて新品のリュックサックへ手を伸ばそうとして、足が
「いったぁ」
「なんだ? ベッドから落ちたのか?」
ガチャってドアが開く音がして、月に照らされたルフィが姿を見せて、首を傾げている。
「ば、バカ! ここ私の部屋!」
「いいじゃねぇか。俺たち船でも一緒に寝てるだろ」
確かにそうだけども!
「なっ! ちょっと!?」
私の腰を持って、ヒョイとベッドに座らされちゃう。デリカシーに欠けてるとか、私のほうが2歳もお姉さんだとか、急に腰を触られるとビックリするだとか、いろいろ文句を言いたいのに。
心臓がドキドキして言葉が出ないんだ。
「うひょ~ フカフカだ~!」
「もうルフィったら」
ルフィは自由気ままに私のベッドに大の字で寝転んだ。私はシャツの裾を引っ張って、パンツが見られないように少しでも抵抗することに忙しかった。でもルフィのことだから私の下着なんて興味すらないだろうけど、それはそれでイライラしてくるものがある。
「や~ 久しぶりに満腹だ。おやすみ~」
「はいはい、おやすみ」
まあ幼馴染ってこういうものだ。ダダンの家へ遊びに行った時は、ここにエースやサボも加わって床で寝ていたからね。ルフィたちは呑気にグースカ寝れていたけど、私はせめて枕が欲しくてルフィのゴムの身体の上に頭を置いてたんだっけ。
今日はどこに置こうかなっと。
「ゴクリ……」
そういえば、まだ試したことがない場所がある。子どもの頃は小さすぎて足と足の間、つまり股なんて、一度も選んだことがない。
あと結局、男子の神秘もまだ見れてないじゃん。
「ねーむれ ねむれ よいこよ♪」
「グガーZZZ」
うるさっ!
しまった、こいつ私の
「だ、大丈夫かな……」
ルフィの名前を耳元で呼んでみたり、顔の前で手を振ってみたり、頬をツンツンしたり、鼻をギューってやってみたり、起きないことを確認した。私が爆睡させちゃったせいで、いびきは相変わらずうるさい。
「ふっふっふ~ ルフィには実験台になってもらうもんね」
両手をワキワキしながら、いたずらが楽しみになってくる。だって私たちは幼馴染だし、ルフィも私の胸を揉んだことだってあるからお返しだ。あれ、あの時は私がルフィの手を使ったんだっけ。まあいいや。
まず赤シャツのボタンをはずしてみる。
「ま、また割れ目が増えてる……」
ゴムだから弾力はあるけど、ルフィの腹筋がすごい。普段はゴムの身体だからか細身に見えているけど、シャキーンって引き締まっているのもあるんだ。そういえば私が髪を整えるのと同じように、ルフィは毎朝筋トレをする習慣があるんだよね。
ち、乳首も興味があるけど、私の視線はさらに下へ。
「やっぱり、何かある」
ズボンの布を押さえつけてみると、山みたいになってる。
「えいっ」
ズボンのゴムに指を伸ばして、勢いのままにグイッて引っ張ってやる。でも何かに引っかかってルフィのいびきのリズムの調子がずれたようで、私は心臓が飛び出るくらい肩が飛び跳ちゃった。
だいじょうぶ、そう、だね。
安心して私はそっと息を吐いた。
「わぁ……」
マキノの話だけでは想像しきれなかったモノだ。今はダラーンってなってて思ったより小さかったけど、確かこれが大きくなるんだよね。親指と人差し指で三角形を作ってみたけど、今の脳内では長さについて考えがまとまらなかった。
顔を近づけて、すんすんしてみる。
匂い。
でも臭いわけでもなくて。
不思議な香りなんだ。
「なにこれ……」
私はいつの間にかシャツを握っていて、身体が火照っていくのを感じた。まだ私は自分のどこも触ってなくていわゆるオナニーをしていないのに、興奮してきちゃってる。
恐る恐る、指でチョンってしてみる。
「ひぅ!?」
何も分からなかったからもう一度やってみるけど、思ったよりしっかりしてるらしく、揺れが伝搬してるんだ。それでいて指でなぞってみると、ルフィの身体と同じゴムでできてると、思う。
「やだ、私、なんで」
指を軽く折り畳んで、私は口元に当てる。
ギュッってした唇が震えてる。
冒険心で始めたことだけど、私が悪い子になっちゃった感覚がして、背徳感っていうのかな、それにますます興奮してきちゃって、自分ではもう自分を止められなくて、ルフィのアレから目が離せないんだ。
私はどんどん顔を近づけちゃって。
垂れている赤髪と白髪を耳にかけて。
ハムッ
「!?」
唇で挟んでたんだ。
ハムハムと感触を楽しんじゃってる。
そして。
先端へ指で触れると、ベトッてしたんだ。
「んぅ んっ」
興奮してますます唇で覆っちゃった。
今私が出てるやつ、ルフィも出るんだって。
「ハァハァ……」
一度アレから顔を離して私は、自分の胸を揉んだり、すでにグショグショなパンツを指でなぞったり、いわゆるオナニーなんだけど、1人きりでいる時より、ルフィの前でこっそりやるのが1番気持ちいいんだ。
「んん!……ふぅ」
一度イッたんだけど、朧げな脳内で。
食べちゃいたい
そんな考えが浮かんじゃったんだ。
パクッて歯を立てないように、ルフィのアレを私は口に咥えた。不思議な味がするアレをペロリペロリと舌を転がしていると、まるでご馳走を食べているか本能が勘違いしちゃってるのか、ジュワジュクってよだれの音がしてくる。
噛んだらダメだよね。
ルフィ起きないで。
今の私はその2つの思考で頭の中がいっぱいだった。口で息ができないことと、興奮してることと、ふぅふぅと私の鼻息が鳴ってるけど、ルフィのいびきが上手く隠してくれている。ありがとうルフィ。
「んぅ~……ん~……」
舌で転がすだけじゃ足りなくて、私は顎を動かしてまで、ルフィのアレから不思議な液体を味わってしまっていた。
アレが少し硬くなってる。
なんだか嬉しい。
「む~……ん~……」
さすがのルフィでもアレは本能に抗えないってことなんだ。いつも私を女として見ているのか疑問が大きかったけど、これならルフィに勝つことができるって分かって、頬が緩むのを感じる。
だって、ずるいでしょ。
私だけドキドキしちゃうとか。
そんなことを考えていると、ますますかわいくなってきちゃって、手持ち無沙汰な手でアレをナデナデしてあげる。最初に触った時よりたぶん
誰にも渡したくない。
黒い気持ちすら湧いてくる気がする。
私たちはただの幼馴染で、たとえ今は航海に夢中なんだけど、いつか誰かと結婚して子どもを作るよね。そういうのをマキノも私も幸せに感じて楽しみにしていることなんだけど、こういう『大人な事』をしたいと思うのが、私はルフィだけかもしれない。友達になったコビーも、仲間になるゾロも、身近にいたエースたちも、思いつく男性の誰ともこういうことをしたくないとすら思ってきたんだ。
「むにゃむにゃ ウタ~」
「!?!?!?」
ガブッてしちゃった。
ヤバい。
終わった。
「ァ……やだ……」
ルフィ許して。
はしたない私を嫌わないで。
「ついてきてくれて ありがと~ ZZZ」
両腕を天井に掲げてパタンと落ちた。
ベトォってよだれ垂れてて。
先端から白い不思議な液体が出てて。
歯形をつけちゃったアレは、ゴムだから少しずつ痕が消えていってる。もし他の男の人だったら、どうなってたかと思うとゾッとする。
「こちらこそありがとう ルフィ」
ベッドのシーツへ垂れていきそうだから、指で
「ルフィなら笑って、話を聴いてくれるよね」
この心臓のドキドキとか、こんなはしたないことをしちゃうとか、まだ自分でも自分の気持ちが分からない時がいっぱいだ。
やっぱり昔からこいつといると調子が狂うんだもん。絵本で見たような王子様とお姫様の恋愛とは、なんだかかなり違う気がする。子どもの頃から何年も一緒にいる幼馴染だからそういう色恋沙汰なんて考えてこなかったけど、いつかワンピースを目指す航海で、自分の気持ちが分かるといいなって思う。
ルフィのこと私は好きではあるんだけどね。ルフィも私のことを好きだろうけど、フーシャ村で穏やかに暮らした私たちの周りは『好き』で溢れていたからね。
「これでよし」
ルフィはハンカチであっちもこっち綺麗に拭いたし、ズボンやボタンも丁寧に戻したし、私もパンツを履き替えた。それぞれタオルに包んでリュックサックの奥底にしまっておいたから、朝起きたらお洗濯しなきゃかな。
これにて今日の冒険は終了。
「おやすみ ルフィ」
腹筋を枕に、今日は寝ることにするよ。
このベッドは特別に大きくていいよね。
女将さんが笑顔でこの部屋を貸してくれたけど。