戦後
「今でも、当時の自分の無責任さに腹が立つわ。あの戦争を止めるきっかけは必ずあったはずなのに、私の怠慢で何万人もの犠牲者を生んでしまった…。私は巫女なのに…償っても、償いきれない…」
「私は……人を殺した。数えきれないくらいに…。男も女も…。子供も老人も撃ったよ。『幻想郷の為』なんて崇高な目的じゃなかったね。殺らなきゃ、こっちが死ぬ。生きる為に殺したんだ。世間じゃ私を英雄だ何だ言ってるけど…そんなんじゃない!そんなんじゃないんだ…。」
「彼らの中には良い人もいたし、悪い人もいた…。他の人間や、私みたいな妖怪と変わらないわ。こんな事言ってはダメなのだけど、たとえ吸血鬼だろうと、鬼であろうと、状況によったらまた繰り返されてもおかしくないわ…。そんな運命はごめんだけど。」
「私はあの頃が一番辛かった……。自分の作った物が沢山の人間を殺してるんだって頭では分かってた……。でも、実際に見たら…機械に触りたくなくなったよ…今でも、怖いよ。どんな道具も使い方次第で兵器に変わるんだから…。」
「大事なのは、この悲惨な戦争を未来に伝え続ける事だ。もしも忘れられてしまったら、何度でも同じ事が起こるだろう…。それが、教師として、半人半妖としての指名だと私は思っている。」
「先の戦争で、ねじ曲げられた情報がどれほどの犠牲者を出すか、痛感しました。新聞記者として何が出来るかを、生涯考え続けなくてはなりませんね…。」
「諏訪子様と神奈子様が消えてしまった時、私は死んでしまいたいと思いました…。お二人は神様だから復活しましたが…人間はそうではありません…。家族や友達や恋人を永遠に失う痛みは私なんかよりずっと…遥かに強いものだと思います。」
「永く生きてきて、戦争なんて何度も経験してきたはずだったけど、これほど悲惨な戦いは初めてだった…。勿論、薬師として救えた命は誇りとしてるわ…。でも時々考えるの。どうして助けてあげられなかったんだろうって…。」
「人間は弱い生き物だと、ずっと思ってました……。理性の大切さはよく説いているつもりですが、理性だけになった人間はあれほど恐ろしい事が出来るなんて…。生命がまるで玩具の様に壊れていくのはもう見たくありません。あの大罪人の魂は消滅。死後の世界すら否定したのですね。」
「幻想郷はもう少しで崩壊していました…。人と人ならざる者の共存がいかに難しいか、身に染みましたわ。…でも、諦めません。もう二度とこんな戦争を起こさない為に…。」
ありがとうございました。