9-nine- ここのつはるそらゆきのみち。R18 作:紅葉555
貴方を……気持ち良くさせたい
脱衣所の方から扉が開く音が聞こえてくる。この家に現在俺以外の人物は都しかいない。ということはつまり…………
「都……? どうした? 何か分からないことがあったか?」
シャワーで湯を頭から被り、わしゃわしゃと左手を動かしているので、都には悪いが背後を振り向かずに声をかける。
「……?」
しかしその返事は返ってこない。扉の開いた音がしたのは気のせいだったのだろうか?
「都? いるのか?」
二度目の声掛け。それでも返ってこなければ俺の気のせいだったのだろうと、踏ん切りをつけようと思っていたのだが……俺の質問に対する答えは、言葉ではなく感触で返ってきた。
「…………っ!?」
ピタッと触れる何か。
その何かは少し冷たくて、とても柔らかい。
「準備……終わったよ」
耳元でそう囁かれる。蕩けるように甘い声、浴室に響くその囁きは、脳内に直接語りかけるかのように俺の言う
「都ッ!? 準備って……!?」
「片腕じゃしっかりと洗えないでしょ? だから……私も入っちゃた」
「え! あ! いや……! あの……! 当たっ…………当たって……!!」
明らかに俺の肩甲骨辺りに触れている柔らかいボール。マシュマロのような弾力性を持つそれは、より強く、より近くへとどんどん迫ってくる。
「……何が、当たっているの?」
「そ、その…………!! む、胸……が……!」
くいっと俺の背後から伸びてきた細い腕が、お湯を放っているシャワーを止めて、俺の肩を離れたかと思えば…………ほんの少し隙間のできた場所を通り、俺の目の前に都が座り込んだ。
その姿はまさに生まれたままの姿であり、一切の体を遮る物を身につけずに美し過ぎる全てを俺にさらけ出してくれる。
「あ…………! あ……あの…………!!」
俺も正面に立つ都に対しては何も隠してはいないため、こちら側からも全てをさらけ出している。もちろん…………そんな都の姿を見てしまって反応してしまった、自分の反り勃った性器も。
「…………っ」
都の息を飲み込む音が聞こえてくる。どうやら初めて見る
「ご、ごめっ……! 汚いもの見せて……!」
「汚くなんかない……よ?」
彼女はゆっくりと俺の恥部へと手を伸ばしていき…………警戒するかのように指先でピトッと触れる。
すると反応するアレ。
「う、動いた……!」
「都……? 何を……」
「こうなっちゃったら苦しいんでしょ……? だから……その…………私が……」
そう言って都はさっきとは違って細い指でペニスを優しく握り、ドクドクと脈打つモノをゆっくりとストロークしていく。
不慣れで不器用な扱き。ぎこちない手つきで上下させるそれは自分でした時なんかよりも段違いの快感で、込み上げてきた訳でもないのに大きく反応をしてしまう。
「これで……いい?」
「…………もう少し、カリの所も」
「こう……?」
根元辺りを中心に手を動かしていた都は、徐々にその場所をずらしていき、先端の部分をメインでスリスリと動かしている。
上下にゆっくり動かしたり、たまにこねるように転がしたり。
まだ手つきはぎこちないが、最愛の人が自分の為に奉仕してくれているそのシチュエーションのせいか、ムクムクと膨れ上がるようなあの感覚が襲ってくる。
……が耐える。こんな簡単に達してしまっていたら、都を不安にさせてしまうかもしれない。そして何としても男としてのプライドがそれを許さなかった。
「今……ビクビクって……!?」
「痛かった?! そ、そうだったら言ってね……?」
「痛くない……むしろ……ヤバいかも……!」
「え? えっ? ヤバいって……!?」
正直、都から与えられる快感に耐えるために全神経を注いでいるせいで、ろくな返事ができていないが、そんな俺を真剣に心配してくれる。
そんな彼女が手の動きを止めてくれたおかげで、何とかギリギリのところで耐えることが出来た。
「も、もう……出そうだった……」
「で、出るって…………気持ちよかったってこと?」
「うん。気持ちよすぎた……」
自分の肉棒を見てみると、先の方からトロトロとした液体が漏れており、本当に危なかったと示唆するようにビクビクと反応している。
「だったら……いっぱい気持ちよくなってね」
自分が痛みつけていないと分かった都は、もっともっとといった様子で再び肉棒に手を伸ばし、刺激を与え始める。
「み、みや……こ……!!」
今度は片手で上下に扱きつつ、もう片方の手でグリグリと亀頭を攻め始まる。
「おち〇ちん……もっと気持ちよくするから、我慢しなくていいからね」
「────ッ!?」
唐突に都が発した言葉に、心にも刺激を与えられる。
あの都が「おち〇ちん」と発すること自体が、普段とのギャップも相まって更に興奮させる。
もう、限界だった。
「精液、いっぱい出してね」
「っ!」
その言葉がトドメとなって、遂に堪えていた快感を解放してしまう。激しく発射された白濁液は、次々に都の顔へと降り注いでいき……
ドピュッ──! ピュルッ──!
「きゃっ!?」
都の髪や頬、額や唇にぼとぼととへばりついていく。
普段なら絶対に出ることの無いレベルの量が溢れていき、自分でも驚く程に濃い精液が留まることを知らずに遠慮なく都にぶっかかっていく。
ビュルッ! ビュルッ! ビュルルルル────!!
とうとう一度目の射精が止まり、興奮で息が上がった心を何とか抑えながらも、彼女を心配しながら顔を覗かせる。
「ごめっ……! 都……! 顔にたくさん────」
「これが……精液……」
初めて見るその液体を都は指先にそっと乗せ、マジマジと見つめている。
「…………ぁむ」
そして俺の精液がべっとりとついたその指先をぱくりと咥えて、ニッコリと笑顔を見せてくれた。
「気持ちよかった?」