昨日、浴場でショウがユーニの豊満な胸を散々揉みまくった次の日。
ユーニは興奮と発情によって全く眠れなかったせいで、ずっと眠たげだった。
「どうした? ユーニ、随分と眠そうだけど」
「ん? ああ……ちょっとな……」
すでに起きているノアの質問になあなあで返した。ランツはもういない。
今日一日は何もない日である。アグヌス軍との戦闘も訓練も何もない、結構珍しい休息の日だ。ユーニはこういう日には、大抵フォーチュンクローバーが群生している地域を探したり、そこに赴いて、四つ葉を集めたりしていた。
全く眠れていないので、正直このままベッドに突っ伏して爆睡を貪りたいところだが、ここに駐屯しているのもいつまでかわからない。もしかしたら一週間後には別の地域に移動することになっているかもしれないことを考えると、できるだけ早いうちにフォーチュンクローバーを見つけておきたかった。
だから、ユーニは眠気を我慢して、コロニーの外に赴くことにした。
「ふぁーあ……眠た……ったく、ショウのやつずっと揉みやがって……」
「ん? 誰か呼びました? ……あっ」
「え? ……げっ」
ユーニが欠伸をかみしめつつテントから出ると、そこにいたのは、ユーニと同じように欠伸をかみしめるショウだった。
ショウを視界に捉えたユーニとユーニを視界に捉えたショウは、一気に顔を染め上げ、二人して顔をそらした。
「お、おはよう……眠れたか?」
「お、おはようございます……全く眠れませんでした……」
たどたどしく、昨日の記憶を必死にかきわけながら挨拶をしあう。
「そうだよな……って、お前、結局目ぇ逸らしてんじゃねえか! あんだけ私の胸揉んだくせに!」
「し、仕方ないじゃないですか! それに! ユーニさんだって目を逸らしてます!」
昨日あれほどショウに胸を揉まれ、快感を浴びせ続けられ、そのせいで夜全く眠ることができず、それでいて効果も無かったとなれば、本当に昨日の浴場での行為には何の意味があったのかわからない。
ただユーニが胸を揉まれて気持ちよくなっていた痴女になってしまうではないか。
それどころか、そのせいでユーニもショウと目を合わせられなくなってしまった。もうどうしようもない。
「はあ……とんだ結末だぜ……」
「そうですね……そういえば、ユーニさん、どこか行くつもりですか?」
ショウはそうユーニに尋ねた。
ユーニがフォーチュンクローバー集めを趣味としていることは、ショウも既に知っている。ショウも大体察しがついているようだった。
「ああ、このあたりはまだ来たことが無かったから、今から探しに行くってとこ」
「それなら、群生している場所、僕知ってますよ。案内しましょうか?」
どうやら、ショウは4期の時にコロニー9に新たに配属されたらしく、それまでは別のコロニーにいたらしかった。その時に、ここからほど近いところに駐屯していたことがあるらしい。その際、たまたまフォーチュンクローバーの群生地を発見していたようだ。
そういえば、ユーニとショウが出逢ったのは、ユーニが5期の頃だったことをユーニは思い出した。
あの頃は、まさか胸を揉まれるとは思ってもいなかったが。
「うーん……まあいっか。じゃあ頼むな、ショウ」
「わかりました、じゃあ早速行きましょうか。でも、その恰好でいいんですか? 戦闘服もパワーアシストもないですけど」
ショウは、ちゃんと戦闘服をつけてパワーアシストもつけている。それに比べて、ユーニは寝ていた時の服装そのままで、パワーアシストどころか、肌を露出しまくっている始末だ。これではモンスターに襲われでもしたら危険極まりない。
「ん……ま、いいだろ。このあたり強いモンスターいないし。……てか、よく案内しますよって提案出来たな。昨日の記憶無くしちまったか?」
「いや、昨日のはユーニさんが触っていいって言ったんじゃないですか」
「
「でも気持ちよさそうでしたよ?」
「なっ……! そ、そんなわけ、ねえだろっ!」
ユーニはショウの脛をげしっと蹴った。ショウがいてっと声を上げる。
揉んでいいと言っていないのも事実だが、揉まれて気持ちよかったのも事実だし、揉まれることを強く拒絶しなかったのも事実だ。だからその分、より恥ずかしく感じる。
(あん時、ノアとランツが来なかったら……キスされてたんだよな? 唇くっつけて……何なら舌までいれられて……。その先って……いったい何を……? っ何考えてんだ私)
ユーニは頭に走ったその考えを打ち切ることにした。そうしないと、もっともっと恥ずかしくてどうしようもなくなりそうだから。そして、下腹のあたりがちょっとだけうずいた気がしたから。
「おおっ! フォーチュンクローバーすっげえあんじゃねえか!」
ユーニの眼前に広がるミリク平原の片隅には、フォーチュンクローバーが辺り一面に咲き乱れていた。その多くは三つ葉だが、何千何万の一の確率で四つ葉が存在する。
この景色がユーニは好きだった。戦争に明け暮れる日々の中、フォーチュンクローバーを眺める瞬間だけは、大切な仲間を奪い奪われる戦争のことを忘れられた。良く言えば気分転換、悪く言えば現実逃避だが。
「多分アイオニオンの中でも、かなりの良好な群生地だと思いますよ、ここは」
「ああ、私が見てきた中でもダントツだ。ありがとな、ショウ!」
ユーニがショウに振り替えると、ショウは自らの頬を桃色に染めていた。
ユーニをぼうっと眺めて、我を忘れている様子だ。
「どうした? ……もしかして、私のかわいい笑顔に当てられたか~?」
「……はい、その通りです」
「なっ!?」
冗談めかして言ったことに本気で返されて、今度はユーニが頬を染めてしまう。ユーニはよく人をからかうのが好きだが、からかわれるのに弱かった。
ユーニは気を取り直して、四つ葉のフォーチュンクローバーを探すことにした。ショウも一緒になって探してくれている。
風が吹き、髪とフォーチュンクローバーをを少し揺らした。本当に良い環境だ。そう思った。
「四つ葉ってどれくらいの割合であるんですか?」
ショウがそう尋ねた。
ユーニは一度探し始めたら、二、三時間くらいなら平気で探し続けられるが、ショウにはそれは厳しいだろう。
「どうだろ。数時間はいつも平気で過ぎてくけどな」
「数時間……そうだ、ユーニさん、勝負しませんか? 先に四つ葉見つけた方がなんでも一つだけ命令できるっていう」
「なんだあ? 長年四つ葉を探してきたこの私に勝とうってか? いいぜ、受けて立つ……」
ユーニは最後まで言葉を発してから、途端に気がついた。「こいつ、絶対にエロい命令してきやがる」ということに。昨日の続きが出来なかったこと、ショウはおそらくするつもりなんだろう。ユーニはそう思った。
ショウは大口を開けて笑っている。やられた、と思い、ショウを精一杯睨んだ。
「……お前、何命令するつもりだ?」
「言ったら面白くないじゃないですか」
「……変態」
まあいい、こっちが勝てば良い話だ。
そうユーニは自分を納得させて、再度、地面に視線を落とし、四つ葉を探しにかかった。
この広さ、そしてこの密度。ショウが見つけるよりも早く私が——、
「あ、見つけた」
「ちょっと待て!? マジか!? 本当に四つ葉か!? 嘘ついてたらぶっ飛ばすぞ!? ほら、見せてみやがれ!」
「あっ、ちょっと待って、待って下さい! 当たってる、当たってるって!」
と、ユーニが意気込んだ途端に、四つ葉を見つけたと口にするショウに背後から飛びかかり、ショウが手に持つフォーチュンクローバーを奪い取ろうとする。急に飛びついてきたユーニのせいでバランスを崩したショウは、フォーチュンクローバーの草原に顔から突っ込んでしまった。
ユーニもショウに重なるように、ショウの後頭部に鼻の頭を打ち付けてしまった。
「……四つ葉だ」
「わざわざ嘘つくわけないでしょ……僕の勝ちですよ」
クローバーと土で汚れた顔で振り返りながら、得意げに笑うショウ。
「無効ってことには出来ないか?」
「受けて立つって言ったじゃないですか」
「……わあったよ。お前の勝ちでいいよ。ほら、何でも命令しやがれってんだ」
ユーニは立ち上がり、ため息をついて、背中から倒れ込む。呆れたように快晴な空を見上げた。
ショウをチラリと見ると、顎に手を当てて、なにやら考え事をしている様子だ。何の命令をされるのだろうか。やっぱり……胸とか、キスとか、そういうやつだろうか。……まあ、気持ちよかったけど……。
「うーん、思いつかないんで、今じゃなくても良いですか?」
「……は?」
「思い付いたら命令するので、その時にお願いします」
「……ちょっと待てって」
「四つ葉のフォーチュンクローバー、ユーニさんにあげます。じゃ、僕用事あるので、失礼しますね」
「……」
去っていくショウの背中を見て、拍子抜けを食らったユーニは一際大きなため息をついた。
「せっかく覚悟が決まってたってのに……はあ。いつ言われるか気が気じゃねえ……」
【ユーニのおすすめクラス】
◉ローンエグザイル
アシェラのクラス。ユーニが継承するのでストーリーを進めさえすればすぐに使えます。
ディフェンダーなので、タレントアーツはヘイトを稼げば貯まります。アシェラのアーツには、高ヘイトがあるのですぐに貯まります。加えて数少ないライジング持ち。しかも通常アーツです。
タレントアーツは範囲攻撃なので、使うとまたタレントアーツが貯まってまた……と連発できます。
ローンエグザイルのユーニは腰の細さがより強調されて、元々大きい胸との合わせ技でさらにエロいです。
タレントアーツを連発して、かっこかわエロいユーニを楽しみましょう