シスター服というものは、意外と脱ぐのが大変なものだ。それでも。
スゥ……
これが、わたくしの仕事着。
「……傭兵団への慰問か」
わたくしの、女性としては落第、情けないこの身体を、主への信仰の元に、隠してくれる。
「せめて、わたくしの同胞であるシスター達が、酷い目に遭わないように、大いなる偉大なる主よ……」
聖なる、衣服。
――――――
水浴びをするときに、嫌でも見てしまう、わたくしの裸体。
ゴリィ……
乳房というには、あまりにも小さい胸部。
クゥ、リィ……
か細い肢体、女の魅力などは欠片もない、少年のような肉体。
ゴ、ツゥ……
それに加えて、わたくしは顔の方も十人並み。
「……」
しかし、そこまではまだいい。
「……主よ」
わたくしは別に小娘ではない、すでに20の歳を超えているシスターではある。
「……わたくしは、別にいいのです」
もちろん、わたくしの発育の悪さは、生まれつきの物だろう。
「すでに、この身体は神に捧げ……」
昔から、誰からも女として見られなかった、わたくし。
――なんだぁ、てめぇは女だったのかよぉ?――
男からも。
――貴女って、私達と同じ「シスター」って、呼べるのかしら?――
女からも、馬鹿にされ。
「……欲情に、肉欲には決してとらわれず」
しかも、慈悲深き主は。
ム、リィ……
わたくし自身から見ても、まさしく、でき損ないと言える女の性器。
「……生涯純潔の誓いも、守っておりますから」
色素は黒ずみ、形は極めついて、いびつ。
「……殿方とも、婚約する事もありませんので」
スゥ……
わたくしの裸体の白さ、そこだけはかろうじて、女性としての魅力があるという、理屈もあるが。
グゥ、ニ……
その色白さ、それがかえってわたくしの陰部、腐敗した二枚貝の殻のような、歪んだ「線」の織り成す秘部。
グ、グゥニャア……!!
二本の歪んだ、赤黒い、毒々しい、腫れた「太い線」と、硬くデコボコの、その汚物にと、真横から食い込んでいる、二つの硬直した秘丘。そして。
「……子供を、授かる事もありませんから」
そして、女性の乳房とは全く思えない胸の板、その両胸の尖端に位置する、女の蕾。
「……乳も、子供に与える事はありませんから」
それもまた、秘部と同じく、どす黒く、その上。
ムゥ……
何か、地虫だか青虫の体色のような、沈んだ青みが、強くかかっている、そう例えるならば。
「……そう、例えるならば」
腐りかけの葡萄、病気に掛かった、汚ならしい紫色を帯びた果実。それが小さく、しかし不格好に出っ張っている、不気味な、二対の葡萄の、浅い容器たる、わたくしの「胸部」
「……しかし、わたくしは、修道女なのです」
そう、そう呟きながら、わたくしは「信仰の幸せ」に包まれながらも、それでも無意識に己の左手、それの人指し指は。
スゥ……
かるく、己の秘部近くへと導かれてしまう。
「ですので、このような物は、用を足すときにしか……」
秘部、もともと男女問わず、人間の生殖器というのはグロテスクな物であるが、その中でも極めつけに歪な、わたくしの部位、それの不気味さを際立たせているのが。
「……そう、一つの事にしか」
一本も、陰毛が、無い恥丘。
「……使いません、一本も、一つも、本来ならば、要らないのです」
穢れを知らない、と言えば聞こえはいいが、自分がその下腹部を鏡に映したとき。
「……」
腐った二枚貝、それの醜さが恐ろしい程に隠されず、恥骨近くの、その周辺の肌の白さもあって、まるで。
――白い皿に載せられた、排泄物――
これもまた、生まれ持った体質、運命なのだろう。
「……わたくしは、慈悲深き主の御心さえあれば、いいのです」
そうなのだ、わたくしは聖職者。それだけで十分だ。
――――――
これは、少し前の話になるが。
サァア……
小さな、修道院の近くの泉で、一糸纏わぬ姿になり。
――フウ、今日は風が気持ちいい――
自分の「醜い」裸体を晒し、身体を洗っていた最中の事。
――……?――
シィ……
何者かが、わたくしの水浴びを覗いている。確かにその気配をわたくしは、肌で感じた。
――あの辺りの草むらが揺れた、不自然に――
いる、何者かが、破廉恥な者が、だが。
――……だが、だけど――
だが、確かにその一瞬には、わたくしはその痴れ者に対して、軽い怒りを感じはしたが。
――わたくしを、女として観てくださるの……?――
スゥア……
風も、水も冷たい。
――ハァ……――
しかし、徐々にわたくしは、その冷たさが感じられなくなってくる。まずは脚のつま先から。
カァ、ア……
熱を持ち、そして、下腹部の辺りから。
――ハァア、ハァ……!!――
血の熱さが、どんどんわたくしの裸身を駆け上がり、胸へと、首筋へと、そして最後には。
カ、アァ!!
頭部にと、熱が上昇し、帯びて来るのを、わたくしは感じている。
――揺れている、アノ、草むらは、風とは、逆ニ……!!――
そして、自分でも無意識に。
クゥ……
軽く、有るか無しかの胸部を反らし、そのまま。
ギィ!!
――今、確かに、光った、ならば、わたくしは、次にここを!!――
そう臀部を、硬く、女としての魅力などない、コツコツとしたその腰を、先程に前へと突きだした胸部と同じく、僅かに顔を赤めつつ。
――わたくしは、あの草むらからの、間違いなく、光った目に、向けて……!!――
クゥ……
未だの、20越えの処女の恥を感じつつも、軽く、トンと、なるべく「性的」になるように。
――どう、ですか?――
尻を、突き出して、みせる。
――どうですか?――
そう、あたくしは、これでも女なのです。
――れっきとした、女なのですよ――
聖職者としては許されない、下劣な性欲。それは自分でも解ってはいるが。
――女と、認めて下さい――
抑えられない衝動、わたくしを女として見て下さる、覗き魔への、自分でも解らない、謎めいた好意。
――わたくしの裸体を、貴方の頭に記憶しても、決してわたくしは、怒りません、だから――
わたくしを、見て。
――見て、欲を感じて、下さい!!――
だが、しかし。
――ちっ、女かよ!!――
――……!!――
グゥア、ラ!!
わたくしが目星を付けた草むらから響く、乱雑な葉擦れの音。
――つまんねぇな!!――
続いて、呻くように風を伝わって聴こえてきた、罵りの言葉。
――あっ、アッ、アァ……!!――
わたくしがいつも、周りの人間から言われている陰口、嘲りの声。
――どっかに、可愛い小僧はいねぇもんかなぁ!!――
――そ、そんな……!?――
勝手に覗かれた挙げ句に、最初から男と間違えられ、さらには。
――全く、実に汚ねぇマ○コをしやがって、痩せ細った、豚女が!!――
――……!!――
さらには、一方的に、女性の肉体としての「価値」を評価され、あまつさえ、不合格の烙印を「圧され」る。
―――――
サゥ、ア……!!
涼しく、冷たい風が水面になびいた。
――夕方、夕陽……――
ああ、神様、太陽が行ってしまいます。
――なんで……!!――
ザァ、ン!!
わたくしの、怒りが、嘆きが、そのまま非情な夕陽の光を浴びて。
ザァ!!
大自然でさえ、わたくしの心を嘲笑うように、透明の水の色から、ギラついた、吐き気のするオレンジ色に変化した、水面へ。
――……ナンデ!!――
ザァム!!
清らかな色から、穢らしい色彩へと変わった、その水面に向かって。
――ナンで、こんな、酷イ……!?――
ガァ、ザァ!!
強く、殴り付けられる。
……スゥ、ム!!
わたくしはそのまま、滲む涙も拭かずに、自分の忌まわしい肢体を、肉体を、ゴミを、泉の中に縮こませ、その己の顔を、強く両手で覆い。
――わたくしは、生前に何か罪を犯したのでしょうか――
男性にも、同性にも馬鹿にされ、罵られる、わたくしという。
――わたくし、にだって、異性への興味くらいは……!!――
女の、出来損ない。
――――――
従軍シスター、それは決して生易しい、簡単な神への奉仕ではない。
「薬草、煎じ薬、そして包帯に……」
しかし、教会と、それに附属する修道院。それらは王国が大きなスポンサーとなっている以上、そうそう国からの要請を断る事は出来ない。
「金瘡の薬、これは絶対必要ですね」
当然、従軍した味方の軍が敵対する、その相手の軍隊には充分に警戒する必要はある、のは当然だが。
「……」
味方、シスターとして、健全なる奉仕を行う味方の軍。だが。
――ヘッヘ、良いケツしてんなぁ、尼さんよォ?――
――や、やめて下さい、悪ふざけが過ぎますよ!?――
正規の軍隊にしろ、傭兵団にしろ、しまいには民兵の集団でさえ、たとえわたくし達が、どれだけ、慈悲の救済を心がけても。
――イャァアァ、助けテェ、ヤメテェ……!!――
蹂躙される事がある。全くもって、女というのは、弱い立場である。
「……まあ、いいわ、あとは」
あとは、教会に伝わる薬草などを使用した、怪我や病気に対しての、治療法の道具。
「疫病の万能薬、ニンニクにショウガ……」
わたくしの噂に聴く限りでは、聖職者の中には神の奇跡、祈祷による祈りが天に届き、あたかも。
「……そう、どこかに、そのような魔法みたいな薬が、無いかしらね?」
極一部の人間のみが使える力、魔法と呼ばれる秘術を使える聖職者もいるらしいのだが。
「これは、あのシスターに頼んでっと……」
少なくとも、わたくしの知る限りでは、そのような本物の「奇跡」を起こした人間は、今まで一人も見たことがない。
「……よし、あとは悪から護る奇跡が起きるように、聖人の像を」
今回の教会本部からの指示、それは、とある傭兵団に従軍シスターとして、神と人への奉仕を行う事。
「……偉大なる処女聖女よ」
当然、起こり得る「女性」への危険、それは承知しているが。
「……わたくし達、神に仕える善意のシスターを、お守りください」
そう、わたくし達、教会の下部であるシスターには、上層部からの命令に対して、拒否権はない。
――――――
湿る空気、先程までの雷雨の残り香によって、重く湿気を含んで、わたくし達にのし掛かる空気。
「早く、医療テントへ!!」
その空気、それは決して天候のせいだけではない、重い空気を切り裂き、わたくし達のリーダーである、シスター長の叫びが、月灯りの無い、夜の野営地に拡がる。
「大丈夫、自分で歩けるわ」
「だけど……!!」
「それより、何か腰に纏う物を下さらないかしら?」
「あっ、はっはい!!」
それは一目瞭然、わたくしの目の前の女性戦士、この傭兵団のメンバーらしい彼女は、その下半身を産まれたままの姿で晒し。
「……神は、この方をお見捨てになったのね」
ここまで自力で歩いて、帰還したのだ。
「ふん、全くあのクソ野郎!!」
「……」
「今度会ったら、あの汚い物を、短冊切りにしてやる!!」
だが、おそらくはこの傭兵の彼女、わたくしとは同年代の女性は、相当に気丈な人間なのだろう。心に苦痛を受けているには違いないが、それを闘志に変えている。
「まあ、ともかく、一応治療は頼むわ、シスターさん」
「も、もちろんです、早くこっちへ!!」
「……あー、ごめん、股が痛むのよ、ちょっとヨタヨタとしか、歩けない」
「あっ、す、す、す、すみませんっ!!」
「……フフッ」
わたくしは、自分のデリカシーの無さを心の内で呪いながらも、とにかく、彼女をわたくし達の医療テントの中に案内して、そこに「男性」が誰もいない事を確かめると。
「さっ、早くここに横になって下さい!!」
「ええ、お願い」
そのままわたくしは、薄暗いテントの中で先程彼女に手渡したばかりのボロ布を。
「ごめんなさいね、股間が臭い女で」
「そっ、そんな、貴女は悪くない!!」
「まあ、負けたのが悪いって言う、理屈は間違ってないけど」
「……」
スッ、ズゥリ……!!
自分の顔を強張らせつつも、その彼女の腰周りから滑らせ、そしてわたくし達の後に付いてきた、もう一人の同年代のシスターと、軽く目配せをした。
「……」
診たところ、命に関わる致命傷は無いと思われる。出血もほとんど止まって、流血が見られない上、そもそもここまで歩いてこれたのだ。
「わたくしは上半身を見ます、下の方はお願いします!!」
「任せて!!」
まずは傷の消毒、毛布の上に横たわる彼女の鎧、上の身体を護る、革鎧の止め革、それの金具を外し。
カチィ……
その内側の衣服も脱がす。脱がすのが難しい所は、ハサミで切って、裂く。
「……」
淡いライトブルーのレースが、申し訳程度に中央に巻き付いているだけの、簡素な麻布のブラジャー。
「すみません、外しますね!!」
「あ、そこは多分大丈夫だと思うけど……?」
「でも、確かめなくては……!!」
「……まあ、そうね」
プツゥ、ス、リィ……
そして、その下着から弾けたのは、女性としての美しさに満ちた、二つの、形の良い乳房。
「……傷は無い、みたいです」
同性である、わたくしの目から見ても、見惚れてしまう程の、魅力ある双丘。
プルゥ、ン……
紅く、艶やかに色付きながらも、収穫したばかりのイチゴのような初々しさ、瑞々しさがある、その先端の張り。
――……ドクンッ!!――
わたくしの、疾病じみた、腐臭すら漂いそうな「葡萄」とは違う、本物。
――これが、まともな女性の乳房なんだわ――
ズゥ……
このような状態に、全くもって、あるまじき、醜いわたくしの嫉妬の炎。それが心に、僅かに芽生えてしまったその時、わたくしの視界の端に。
キィ……
近くに置いていたハサミ。彼女の衣服を切り裂く時に使われたハサミ。
キィ……
鈍く、テント内を力無く照らしている、カンテラの光を浴びてその刃を光らせる、ハサミ。
チィ、キォ……
カンテラの灯りを反射し、放たれる妖しい光、ハサミ。
――……!?――
一瞬、わたくしの頭に、とてつもない「魔」が忍び寄る。
――……主よ!!――
が。
「……どうしたの、シスターさん?」
「じょ、上半身には、異常無し!!」
「そ、そう、それは良かった……!?」
わたくしとて、神に仕える従軍シスターだ、その「浅ましい」を通り越して、圧倒的な、悪魔じみたその考えを一瞬の内に、脳裏から消し去る位には癒し手、シスターとしての誇りはある。
「そ、そっちはどうですか!?」
「出血はあるにはあるけど、さすがは鍛えている戦士、元の強い筋肉が上手く、血止めを助けているわ」
その間にも、同じシスターの仲間が、彼女の下半身、そこに幾多もある傷の診断をしつつ。
「あとは感染症とかの問題、染みるけど我慢してね、傭兵さん?」
「すまないわねシスターさん、助かるわ」
手早く、アルコールを含んだ綿を、比較的に深いと思われる傷から、順にあてがっていく。
「……うん、ほとんど全ての傷は浅いわね、消毒さえすれば、あとは化膿とかの予後が、悪くならないように祈るだけ」
「上半身の方はほとんど無傷、これからわたくしは、雨の中で冷えきった彼女の身体を暖める薬湯を作ります」
「そうね、お願い」
傷自体は彼女の身体中、いや下半身中に相当多く、痛々しかったが、どれも深手ではない。
「……あとは、望まない妊娠さえなければ、いいのだけど」
「……ちょっと、シスターさん?」
後は勿論、女性の問題。肉体の「内部」と、心の傷の問題だ。
「……ねえ、シスターさん?」
「ええ、しかし、わたくし達には……」
「今は止めて、その話?」
「えっ、は、はいすみません!!」
「もう、いくら聖職者さんとは言え、同じ女でしょうに……」
「ほ、本当にわたくし達が悪かったです!!」
ともかく、それについては、今考えてもどうしよもない。
「……わたくしには、彼女への慰めの言葉も、上手く見つからない」
さすがに、今は横たわっている彼女から少し離れて、薬湯を作りつつ、仲間のシスターだけと、ヒソヒソと話している。
「……あたしたちに、お金があったら堕胎薬を検討出来るけどね……」
「ああ、あれの事ですか……」
堕胎薬、それは一種類だけ聴いたことがあるが、極め付きに高価な品物。
「……たしか、以前にわたくしは」
以前に、わたくしは修道院の年老いたシスターから、その堕胎薬の効果について、聴いた事があったが。
――堕胎とは名ばかり、実質は子宮破壊薬、子宮と二つの卵巣を腐敗させるによって、その子宮をただれ、ボロボロに崩れさせる、劇薬、毒物――
と、修道院の長老格である彼女はそう、重々しい口調で話をしていた。
――最良の結果で、堕胎こそ成功するが、子宮は全て破壊される。中程度の結果で、その腐敗による毒が心の臓に廻り、その者の死亡――
――……最悪は?――
そのわたくしの問い、それには、彼女は何も返事をしなかった。
「……」
推測ではあるが、恐らくは死よりも辛い結果となるのであろう。
「……しかし」
そのような結果が、あるのだろうか。
「……いや」
あるかもしれない、例えば、わたくしのような、身体になるとか。
「……でも、まあ」
まあいい、どのみち手に入らない品物だ。
――――――
一通りの治療を終えた後、一息つくために、わたくしが出たテントの外では。
「……終わったの!?」
褐色肌の少女剣士、いま治療を行った彼女と付き添って、戦場から帰ってきた少女の剣士が、イライラとしながら待っており。
グゥウ……!!
「姉さんは!?」
険しい目付きで、真剣な面持ちをしつつ、わたくしに向けて、噛み付かんばかりに言葉を投げつけてくる。
「姉さんは大丈夫なの、いや、ですか!?」
「ええ、身体の傷は大した事はありません」
「あの、その、傷ではなく、その……!!」
「……それについては、何ともわたくしには、言えません」
「……ああ、姉さん!!」
そのまま彼女は、褐色の肌をした少女傭兵は、悲痛な叫び声と共に、その両目の端に光る物を見せて、しばしの間うつむいていたが。
……グゥ!!
「……許せないわ、あの傭兵団は!!」
「……」
「あたしがこの手で、姉さんを犯したヤツを、殺してやる!!」
「……」
敬愛する、その凌辱された女性に対する献身、そして彼女に不幸をもたらした者への、怒りと憎しみに満ちた雄叫びを上げ始める。
――ドクゥ、ン……――
しかし、その時にわたくしは。
――わたくしも――
彼女の、少女の激怒の声を聴いている内に。
――わたくしも、危険な場所に――
再び。
――もし、危険な場所に行く機会があれば、わたくしも女として、どのような形であれ、オンナとして、見てくれる人がいるのでは?――
再び、わたくしの脳裏に悪魔が滑り込んで来た。