朝田詩乃は悪の組織に忠誠を誓う 作:名無しの猫
神殿を囲む外壁が次々と吹き飛び、無数の瓦礫が飛び交う。
「……ッ、一体何が……っ!?」
突然の事態に理解が追いつかずとも、立ち上がるアリス――が、煙幕を抜けて迫る弾丸の気配を寸前で察知して避ける。
「…………くっ!」
空中宙返り一回転。着地と同時に剣聖ビルゲニアとしての純白の鎧を纏った怪人態へと変身したアリスの首元へ、追撃の刃が迫る――それも三点同時の。
「はっ!」
素早く自慢の愛剣を召喚して紙一重の所で受け止める。やがて、煙が晴れて現れたのは――骸骨の顔をした異形だった。
「……っ、何者だ貴様達は! 我らをゴルゴムと知っての狼藉か!」
ボロボロの黒ローブに身を包んだ骸骨怪人達はアリスの問いに鎌に更なる力を込める事で答え、三重の刃との鍔迫り合いを望んだ。
ならば、と相手のペースに飲まれぬようにアリスは地面を強く踏んで時計回りに旋回斬りで怪人達と距離をとった。
「……コイツらは、一体――」
警戒はそのままに未知の敵襲の正体を探るべく策を講じ始めた――直後、さらに信じられない光景に目を疑った。
「……なっ!? 馬鹿な、ありえない……」
煙幕が晴れるにつれ顕になっていく現実。
そこに広がるのは、地獄。
強靭な肉体を誇るゴルゴム怪人達が、成す術もなく、一方的に敵兵に蹂躙され、虐殺される地獄絵図。
黒、白、薄橙色の全身タイツに白いプロテクターを装備した、こちらの総数を遥かに上回る軍団に破滅させられる最悪の現実。何処から来たのかまるでわからない不気味な敵がやけに恐ろしくて夢かと思った。
が、奇襲に怯んだ隙に、囲まれ嬲り殺しにされる怪人や倒壊しつつある神殿の瓦礫にやられ、そのまま火炙りにされる怪人。またある怪人は抵抗を試みるも返り討ちに合い、腹部のストーンを抉られる姿や悲鳴は紛れもない現実で。
そして、その絶望は大神官といえども例外ではない。
「……っ、危ないっ!」
世紀王の手術に取り掛かっていたダロムら三神官の元にも敵は迫っていた。怪人の遥か上の力を持つ彼らなら普段ならこの程度の奇襲は造作もない――はずだった。普段なら。
だが今日はタイミングが悪すぎた。
ゴルゴムの今後を左右する重大な儀式の真っ最中で、すぐ傍には生まれたばかりの戦える状態ではない怪人二体を庇いつつ、手術で疲弊した状態で隙のない連携を受け続けるのは彼らとて困難で。
「!?ダロム……! ビシュム……! バラオム……!」
次から次へと散っていき、無惨にも殺されていく神官を、信じられない事態に、限界を迎えたアリスは歯を軋ませて骸骨に斬りかかった。
かつては人間の自身を切り刻み作り替えた憎き相手とはいえ、今では苦楽を何千年も共にした盟友なのだ。
彼らを傷つけられて黙っていることなど出来るはずもなくて。
「――――! よ、くもぉーーーっ!」
目を血走らせて剣を握るアリス――そこに掴みかかるユージオ。
「……っ!? 邪魔しないでユージオ!」
「周りを見るんだアリス! 今はそれどころじゃない!」
ユージオの言う通り、事態は更なる混沌を迎えつつあった。敵の次なる狙いは主たる創世王へと迫っていたのだから。
「……それだけは、させるものかっ!」
苦痛を堪えて立ち上がり、王達の元へ駆ける。
敵の兵隊は丁度装填したマシンガンやバズーカ砲を身じろぎ一つしない創世王へと向けた。
「……ぐうっ!?」
慌てて飛び上がって射線に立つ。
怪人の中でもトップクラスの防御力を誇るアリスの装甲の前ではマシンガンの弾など歯が立たず、続く砲撃も呼び寄せた盾を犠牲にして押されつつも何とか耐え抜いた。
「……貴様ら、よくも創世王を……っ!」
怒りに震えどこからか引き抜いた白銀の剣を振り翳し、迫るレイピアを振るう兵士と斬り合う。
「……っ、邪魔をするなぁ!」
剣の勝負ならアリスの方が上で、1人、2人と、容易く兵士達を切り捨て、射撃部隊を一振りで吹き飛ばした。
「……くっ、数が多い……!」
多勢に無勢では流石のアリスも限界で、解けゆく怪人態の装甲に焦りを浮かべつつ、創世王の元へと駆け寄る――
「……創世王様っ、ご無事で……っ!?」
――と、突然アリスの全身に痺れが走り、その場に倒れてしまう。
「……つっ、うっ、い、一体何が……」
命に関わるレベルではないものの、決して弱くはない電流に晒されて。神経をよじ登ってくるような痺れを受けて、アリスは苦悶に満ちた表情のまま、自らの胸を背部から貫く光の杭に気づいた。
「……こ、れは……!?」
アリスが引き抜こうと動くよりも早く第2、第3の杭が肉体を貫通して電流を放つ。
体を貫かれた痛みもさることながら、自由を奪うには十分すぎる三重の電撃にアリスの全身から力が抜けて、意識が薄れていく。
(宣戦布告だけのつもりだったが中々良い怪人だ……、我の元で働くがよい……)
「……っ、ア、アリスーーー!」
脳裏に直接響く男の野太い声とユージオの不安に満ちた声。
微かに開いた瞼には、再度砲撃を受ける創世王と産まれたての世紀王達に迫る兵士たちが映るが、どうにもならない。
全身を悔しさに蝕まれながらも、背後に開いた巨大な次元の穴に吸い込まれる浮遊感に煽られて、
アリスも目を完全に閉ざし、まるで時が止まったような感覚の中、意識を――
「…………くっ!」
――手放す事ができなかった。
「……っ!? ユージオ! 一体、何を……!」
吸い込まれるアリスの代わり――飛び込んだのはユージオで、支えのない彼の体は今にも完全に飲まれつつあった。
「……ア、アリス! 君だけは、怪人や……皆を守るんだ……!」
「……ユージオ、だめっ、だめぇぇぇぇぇーーーっ!」
アリスの叫びも虚しく。ユージオは完全に次元の奥へと消え、同時に穴も塞がれてしまった。
「あっ……そんな……」
宙を掻くしかないアリスの手は空虚にもユージオが消えた場所を揺れ続けていた。
どんな時も、いつも一緒にいた唯一無二の存在――いつしか親友の枠を超えた関係になっていたはずの彼が、こんなにも呆気なく目の前から消えてしまった。
「う、嘘だ……そんな……ユー、ジオ……嘘よ……そんな」
真っ白になった頭を抱えその場に蹲ってしまう。
今や変身は解けて1人の少女に戻ったアリスは、戦地にも関わらず無防備にも姿を晒していた。
そんな彼女の元へ迫る骸骨怪人の鎌。微かに捉えていた刃も躱す気になれなくて――
「あぶなーーーい!」
――ギリギリの所で、身を挺して庇ったクジラ怪人のおかげで、アリスは難を逃れた。
「……クジラ」
「何してるアリス! ユージオの言葉を忘れたのか!」
クジラ怪人は頭部から熱水を噴出して兵士達を怯ませた。
「……世紀王は俺が守るっ! うおおぉぉぉぉぉ!」
鬼気迫る猛攻で突撃し、立ち塞がる軍隊を蹴散らして世紀王の元へと駆け寄る。その先では、一体の飛蝗怪人――黒髪の少女が変身した姿――が苦戦しており、未だ覚醒していない亜麻色の少女を庇っていた。
「ウォォォォォーーーッ!!!」
熱水の放射で雪崩れの如き敵兵を吹き飛ばして散らすクジラ怪人。
これで世紀王は大丈夫かと安堵しかけたその時、大きな地響きと共に洞窟内が崩壊を始めた。
「な、何だ――ッ……!」
動揺するクジラのすぐ真上、大きな破裂音と同時に天井が崩れ、巨大な岩石が降り注いだ。
「……危ない、クジラー!」
アリスが叫ぶも遅く、クジラと飛蝗怪人の姿は瓦礫に塞がれて消えてしまい、その道も絶たれてしまう。
――更に、不幸は続いて。
「うわっ、わぁぁぁぁぁーーーっ!!」
崩壊寸前の神殿と繋がれていた亜麻色の少女の触手が暴走して、彼女を傷付けはじめたのだ。
「まずいっ……!」
慌てて触手を断ち切るも既に少女の肉体の負傷は激しく、まだ定着しきっていなかったストーンと注入した遺伝子エキスの影響で美しかった彼女の肉体は、電流を受けた遺伝子暴走のせいで一部が異形の姿たる飛蝗と化した醜悪な物へと変わり果ててしまった。
「……くっ、時間がない」
崩壊が進む神殿に残された時間は少なく、創世王も見つからない以上、今優先すべきである世紀王の保護を果たすべくアリスは少女を抱えボロボロの肉体を動かした。幸いにも、敵襲もいつしか消えていた。
爆発するゴルゴム神殿からなすすべなく、降り注ぐ落石を潜り抜けて、命からがら抜け出したアリスは入り口付近で倒れてしまった。
「――あっ……」
力無く消えていく意識の中、駆け寄る仲間に王を託した所で、アリスの記憶は途絶えていた。
※
謎の襲撃事件から数日後、深傷を負わされた全身を包帯でぐるぐる巻きにされたアリスは1人、滝の前に立っていた。
その表情は浮かなく晴れることは無くて。
失意、悲しみ、絶望、怒りに満ち溢れていた。
目を覚ましたのはほんの数時間前の事で、まだ傷も癒えていない起き上がるのもやっとな己の身を案じてくれたアネモネ怪人を逆に締め上げて断片的な情報を聞き出した。
生き残ったゴルゴム怪人は100名程度なこと。
三神官は死亡して、辛うじて継承の為のストーンを回収できたこと。
クジラが救おうとした世紀王は消息を絶ってしまったこと。
そして、アリスが助けたもう1人も治療の為に休眠状態にはしたが、回復の見込みどころか少しずつ死に近づいていること、だった。
だが、何より衝撃的だったのは創世王だった。
生き延びた主の姿を見た瞬間、アリスは言葉を失い、静かに涙を溢したのを覚えている。
ボロボロの小屋に通されたアリスが見たもの――
――それは、麗しく美しい女神の姿でもなければ、荘厳なる飛蝗怪人の姿でもなかった。
そこにいたもの、それは――
『――こ、これが、創世王、だと言うのか……!』
――そこに、いた……というより吊るされている心臓を見て、アリスは世界が崩れ去るほどの衝撃に身を震わせた。
仲間が冗談を言っているわけではないことは即座に理解した。心臓になってもなお圧倒的なまでの生命力とオーラは創世王そのもので、それがアリスの心を余計に抉った。
聞けば敵襲からの猛攻を受け、創世王の肉体はその限界を迎え、生命維持に注力した故の結果と推測されていた。
――もしも、自分が怯まず創世王の守護にまわっていたら。
――もしも、自分が1人で全てを倒せるほど強ければ。
――もしも、自分ではなくユージオが生き残っていれば。
後悔ばかりが浮かび、アリスは堪らず滝の上で涙し、怒りのままに叫んだ。頭を振り、感情のままに暴れても一向に晴れることはなく、傷だらけの体が痛むだけで虚しくて、余計にそれが腹立たしくて。
何時間そうしていただろうか。
いつしか日は完全に落ちて、夜の闇が辺りを支配していた。激しい雨が身を打ちつける。
いつしか変身していた体はまだ耐えられる状態などでは到底なくて、立っているだけでも負荷で気を失いそうだった。
遠くから雷鳴が轟き、世界が白く染まる。
アリスが雄叫びを上げて剣を築き上げた直後、稲妻が容赦無くアリスに降り注ぎ、そして、彼女を包む鎧を黄金へと進化させた。
激しい怒りと悲しみに共鳴するかの如く、迸った雷が、アリスに更なる力を与え、進化させたのだった。
※
ぼぉ〜、とどこからか汽笛の聞こえる真夜中の埠頭を1人、アリスは孤独を背負い歩いていた。
白いフード付きコートの哀しみが絡み、腰に携帯しているサタンサーベルはいつでも抜刀できる体制を整えている。
「遅いぞアリス。待ちくたびれたぜ」
向かう先に立つのは壮年の男。華奢な少女らしさを残したアリスよりも背丈は小柄であり、その色褪せたコートも帽子も少し不恰好にも見えるが、微かに覗く野生味ある眼光と鋭く光る牙が彼もまた怪人である事を示していた。
「誰が見ているかもわからぬ場所で不審な動きなどとれません。それよりコウモリ、あなたこそたかが海を超えるくらいで時間をかけすぎでは?」
「言ってくれるねぇ。こっちだってなぁ、ショッカーやわけのわかんねぇ連中に見つからねぇよう……アイツ連れてくるの大変だったんだかんな」
口の減らないアリスに負けじとコウモリも言い返し、背後にある大きなコンテナを顎で指した。
「……それで、彼女の容体は?」
「……良くねぇな。もって後一週間ってところだ。いそがねぇと本当に死んじまうよ彼女」
視線を尖らせコンテナの中にいる『彼女』を案じるコウモリ。その言葉に偽りはなく、アリスに皮肉られた航海の時間が予想以上に要したのも、運送中にも容体が悪化を起こし処置を必要としたからにならない。
「まずは私の目で確認します。コンテナを」
「はいよ」
アリスが言うより早く、コウモリは鍵を取り出してコンテナへと向かう。
――実のところ、アリスはコウモリの事をそれほど信用してはいない。
立場はアリスの方が上ながら年功序列的にはコウモリの方が先という微妙な関係。悪人ではないものの、一枚岩ながら多少の派閥は存在したゴルゴム内部で各勢力に媚を売って保身を計るその姿を好意的には見ていなかった。
「アリス、お前まだそんな剣を大事そうに抱えてんのか」
振り向く事なく、コウモリがアリスの腰に備えられたサタンサーベルに視線を向けた。
「当然です。これは王を守るための剣、剣聖ビルゲニアを継いだ私が持つべきものなのです」
「相変わらずお堅いねぇ。捨てちまえよそんなの、守る奴なんてもう残ってねぇのに」
「……ッ、余計なお世話です……!」
コウモリの一言にアリスは歯をぎしりと噛んだ。
崩壊したゴルゴム神殿より発掘した古の聖剣。かつての時代、創世王を守護する為に作られた剣であり、外敵のいない――はずだったこの時代では封印されていた武器。
それが神殿の倒壊と同時に再び眠りから覚めたのだ。導かれるように掘り起こした瓦礫の下から、これを掴み上げた時、何か運命めいたものを感じたのをアリスは覚えている。
――だが、その守るべき王は今や醜い心臓に成り果て、それに値するかどうかは最早アリスにも分からないのだ。
その事を突かれたようで辛くて、言い返せない自分に腹が立った。
「あんまり無理するなよ。お前は1人じゃない、そんな剣背負って使命まで抱え込んだら潰されちまうぞ」
「……心配どうも、ですが平気です、このくらい……」
「……前にもそう言って結局ボロボロになったのいっぱい覚えてるけどな」
「そうそう例えば――」と昔話に浸るコウモリを他所に、アリスもまた、かつての出来事が脳裏をよぎった。
そう、ゴルゴム壊滅後からの流れもまた、激動の毎日だった。
※
創世王と大神官を失った一挙にゴルゴムは急速に衰退の一途を辿り。呪術により維持できなくなった里は復興もままならずに荒廃し、生き残った怪人さえ組織の終焉を感じて世界中へと散ってしまい消息を追う力さえありはしなかった。
アリスは僅かに組織に残った怪人達を束ね、創世王の延命と世紀王の復活及び捜索に力を注いだが、もはや数える程度しか人員がいない現状では出来る事など限られていて。
やがて策が尽き、食糧であるヘブンの供給すら困窮した頃――差し伸べられた救いの手。
詳しくは知らないが、ゴルゴム怪人の一人であるサイ怪人が連れてきた『財団』と名乗る組織。
彼らの提案はただ一つ。怪人を産み出す創世王由来のストーンをサンプルとして幾つか提供する、ただそれだけ。
引き換えに創世王と世紀王の延命処置及び怪人の生存の為に必要な設備や技術の提供。
ヒートヘブンの安定供給を行うための工場の提供。
そして、ショッカーという怪人兵器を利用する組織との同盟関係を結ぶ為、その仲介役を担う。
という物だった。
あまりにもこちら側にとって都合が良過ぎる条件と下等だと見ていた人間の組織に借りを作る事実に、すぐには答えを出せなかったが、日に日に逼迫していく状況もあっては結局その条件を飲むしかなかった。
財団の支援開始後は見違えるほどにゴルゴムの状況も改善されて。
心臓と成り果てた創世王は安定し、瀕死の世紀王も回復は出来ずとも数年は延命させられることができた。
ヒートヘブンも財団の誇る技術を用いればより効率的な量産を可能になり食糧難も回避。
肝心のもう1人の世紀王は未だ行方知れずながら、散った仲間達の所在も少しずつではあるが掴むことが出来るようにもなった。
怪人を兵器としか価値を見出さないショッカーに対等とはいえ従うことに、当初は抵抗があったものの、感情を押し殺して任務を遂行するうちに内部に潜り込むことにも成功。
外様とはいえ大幹部として成り上がる内に少しずつ内部にゴルゴムのスパイを潜らせ、成果として奴らが創世王と世紀王を元に計画していた最強の改造人間『ホッパー』のデータを入手。
逆にそれを利用することで世紀王の復活と怪人の更なる強化を可能にするであろう『ベルト』を完成させることに成功した。
そして、完成した『ベルト』と、偶然にも世紀王にとって所縁ある人間をショッカーが捕らえてくれたおかげで復活の目処が立ったのだ。
※
重く閉ざされていたコンテナの扉が開かれ、中に微かな光が刺す。
アリスの目はその微かな灯りで全てを見通すことができ、真っ暗闇の中、丸い生命維持装置に隔離された醜悪な怪人を見た。
彼女はその姿を見て口の端を吊り上げると、コツコツとブーツを鳴らして歩み寄った。虹彩色に妖しく輝くさながら透明なシャボン玉の中に閉じ込められた、人とも飛蝗とも似つかない姿のそれを見下ろして――。
「――日本へおかえりなさいシャドームーン。あなたの故郷ですよ。ようやく帰ってこれましたね、嬉しいですか?」
維持装置に繋がれた怪物は、亜麻色髪の少女とバッタ怪人の姿を壊れた電灯が明転するように中途半端に行き交って、虚な目――複眼を微かに蠢かせるだけで。
嗜虐的に嗤うアリスの言葉に反応を示すことはなかった。
次は少し更新が空くかもしれません
流石に二章が長くなってきたので、予定では後数話で切って年内に三章に突入出来れば
まだまだ続きますが、気長にお付き合いを。