このすばらしい仲間と恋愛を! 作:てつろう
最近めぐみんとアクアの香水を買いました。匂いを嗅ぐと本当に気分が舞い上がります。そのおかげか小説を書く時間が前より長くなりました。感謝
ゆんゆんの裸姿を脳裏に焼き付けた後、俺達は野宿することになった。あの後大地の精霊は機嫌を取り戻し、無事俺達は進むことが出来たがもう夕暮れだったのでここで野宿している。のだが、
「…………」
「どうかしたか?ゆんゆん」
「別に…………怒ってなんかないですよ……」
「いや、怒ってるだろ……確かに悪かったよ。でも、そこに可愛い女の子が裸でいたら見ないことなんて出来ないって」
「「「「「…………」」」」」「くうっ!……流石だなカズマ!」
ダクネス以外の女性からの冷ややかな視線が怖い。
「ララティーナはあんな姿を見られたのに平気なんですか?」
「ダメよアイリス、あのお姉ちゃんはもう手遅れなのよ」
純情なアイリスの疑問にアクアが答えてあげている。
「減るものでもないし別にいいじゃないですか。カズマも反省してますし」
「めぐみんってこんなにカズマくんに甘かったっけ?前はもっと厳しかったと思うんだけど」
「私はカズマを甘やかすと決めているんです。カズマは私が守ってあげないと変な女が寄り付きますからね」
めぐみんは俺の理想のタイプを聞いてから俺を甘やかすと決めたようだ。俺のために尽くしてくれるのは嬉しい。
「本当にごめんな。今度俺の友達を紹介してあげるからさ」
「そんなものに私が釣られると思っているんですか?…………でも、沢山紹介してくださいね」
「もちろんだ」
しばらく口を聞いてくれなかったゆんゆんが少し俺の話に耳を傾けてくれた。これを機に徐々に仲直りしていこう。
「カズマさんもう食べていいかしら?」
「ああ。これとか焼けてるんじゃないか?」
今日の夜ご飯は焼き鳥だ。様々な種類の肉と野菜が香ばしい匂いを嗅ぎたてる。お嬢様育ちのダクネスとアイリスは物珍しそうに焼かれる肉を見ていた。
「はぐっ……かつっ……うぐっ……」
「めぐみん、そんなに慌てて食べなくてもご飯は沢山あるよ。」
「何を言ってるのですか。食事は試合ですよ。早く食べなければ負けてしまうのです。」
「試合なんかじゃないから!本当にそんなに食べてるのに栄養はどこに行ってるのかしら……」
「ふぉい!今わたひの胸を見へ思っはほとを言っへもらほうか!!」
「やめてー!私の胸を掴まないでえ!ってカズマさんこっち見てるのバレてますからね!今日こそは本当に怒りますよ!」
目の前で女の子の胸が揺れていたら見てしまうのは男の性(さが)というやつだ。こればっかりは俺も逆らうことが出来ない。
「よく見てなさい。ここにある焼き鳥に手をかざすと……ほら、元の鳥になっちゃいました!!」
アクアが手に取った焼き鳥はどういうカラクリか普通の鳥へと早変わりした。それを見ていたアイリス達は感嘆の目を向ける。
「おい!それは俺が焼いてた焼き鳥じゃねえか!なんで人の肉鳥に変えてんだよ!!」
「仕方ないじゃない!今日はアイリスがいるから朝からネタを仕込んできたのよ!私の芸になれたのならこの焼き鳥も本望よ!」
「アクアさん、今の芸を私にも教えてくださいませんか?私も出来るようになりたいのです。」
「い、いけません!アイリス様が宴会芸を覚えるなど!こらアクア!食べ物で遊ぶんじゃない!」
「ダクネスまで!」
そんな風に騒いでいるうちに夕飯はすっかりなくなり寝る時間に差し掛かってきた。
夜の見張りの当番はまず俺とダクネス、次にアクアとクリス、最後にめぐみんとゆんゆんの順になった。王女かつ最年少であるアイリスは夜の見張りは免除した。
「今日言っていたがアイリス様からの求婚を断ったそうだな」
ダクネスと他愛もない会話をしていると突然そんなことを言ってきた。
「……ああ、アイリスは俺の可愛い妹だからな。手を出すことなんて出来ないさ」
「そうか……」
ダクネスは俺の返答を聞くと喋らなくなった。俺達は黙って空を眺める。空には幾千もの星が輝いていた。
「……カズマは王族と結婚したら側室に妻を迎え入れられることを知らないのか?」
「それなら後でクリスから聞いたよ。アイリスと結婚してめぐみんやお前も妻として受け入れられるらしいな」
「それを知っていてよく結婚を断ったな……正直言ってカズマが求婚を断るなんて信じられないんだ。」
「まあ俺も断ったことに自分で驚いてるよ」
「……どうして断ったのだ?」
「お前らがいるからだよ」
「え?」
ダクネスが驚きの声をあげる。
「俺がアイリスと結婚したらお前らが悲しむと思ってな……まぁこんなことしても問題の先送りにしかならないだろうけど。後はまあヘタレた部分もあったかな。」
アイリスと結婚すると聞いた時、真っ先に浮かんだのはパーティメンバーの顔だ。アイリスと結婚すればあいつらとの暮らしも変わってしまうだろう。それが嫌だったのかもしれない
「"お前ら"ってカズマは私のことも考えてくれたのか?めぐみんが好きだからじゃなくて?」
「…………そんな小っ恥ずかしいこと聞いてくるなよ。ダクネスのことは少し考えただけだぞ。」
俺の返答を聞いてダクネスはじっと俺の顔を見ていたがやがて前を見据え、静かに呟いた。
「ありがとう」
「何だか俺まで恥ずかしくなってくるからやめろ!何ニヤニヤしてんだ!」
ふやけた顔をしたダクネスの頬をつまむが、ダクネスは笑ったままだ。そんなダクネスを見ていると怒る気にもなれず俺は手を離した。
「なあカズマは今でもめぐみんのことが好きなのか?私と付き合う気は微塵もないのか?」
「いや、全くないって訳じゃないけど……」
ダクネスは煮え切らない俺の回答を聞くと少し逡巡した様子を見せ、やがて意を決したように俺の顔をまっすぐ見つめた。そして俺の左手を取り、自分の胸に押し付けた。
「だ、ダクネス?」
「ど、どうだ?めぐみんではこんな感触は味わえないだろう」
感想だけ言うのならば最高です。の一言に尽きるのだが、ここには他の人達が寝ている。こんな姿を見られたらまた不名誉な評価を得るだろう。俺は手を離そうとするが体が言うことを聞かない。それどころかダクネスの胸を堪能するかのようにゆっくりと揉んでいる。デカい。分かってはいたがなんて豊満な胸なのだろう。俺は夢中になり知らず知らずのうちにもう片方の手でも胸を触っていた。
「カズマ、夢中になってくれて嬉しいぞ。」
ダクネスは若干顔を赤くしているが恥ずかしさよりも嬉しさが勝っているようで俺の頭を撫でている。理性を保てない。もっと味わいたい。他の人がいる?どうでもいい。これはダクネスから誘ってきたんだ。俺はダクネスの胸に顔を埋(うず)める。香水を使ってるのか甘い花の香りがする。俺のちゅんちゅん丸も次第に元気になってきた。
「私に興奮してくれているのだな。」
ダクネスは俺の両手を取ると指同士を絡め合わせてきた。そして近づくダクネスの顔、両手を塞がれている俺はダクネスのキスを拒めない。ピタリとダクネスの顔は俺の目の前で止まった。そのまま目を閉じるダクネス。俺にキスを望んでいるのだろう。ダクネスの後ろにめぐみん達が寝ているのが見える。そうだ、2人きりな訳では無い。すぐ横では仲間が寝ているのだ。バレたら不味い
「ダクネス、もしこんなことがバレたら俺もお前もタダでは済まないぞ。一旦落ち着こう」
「ふふっ、お前は肝心な時にいつもヘタレるのだな。」
そう言うとダクネスは口付けし、両手を押し出し俺を押し倒してきた。俺に体重をかけないように両膝を地面についている。最初のキスは啄むようなもの。二回目のキスは少し互いの唾液で唇を濡らすようなもの。何度もキスするうちに一度のキスの時間が長くなっていく。俺の愚息は完全にエクスプロージョンを唱え、ダクネスの股に当たる度に脈打つのが分かった。ダクネスも俺の状態に気づいたのか右手を離しズボンに手をかける。俺はダクネスのキスにメロメロになり抵抗する気にならなかった。さわさわと俺の剛直をズボンの上から撫でるダクネス。俺は惚けたようにダクネスの顔を見つめていた。
「捲っていいのだな、カズマ」
「ま、待てダクネス。どうして今日はそんなにグイグイ来るんだ。遂に痴女になっちゃったのか?」
俺はここまで来てもヘタレてしまう。勿論最後までやりたい気持ちもある。だが、すぐ隣で仲間が寝ていること。今日のダクネスは様子がおかしいこと。それらが引っかかってダクネスを制止してしまった。
「私はもうお前を誰にも取られたくないのだ。めぐみんにもクリスにもアイリス様にも。私と一緒に大人になろう。」
ダクネスはそう言うとパンツごとズボンをずり下げた。中から俺の剛直が露わになる。ダクネスはうわっと小さな声を上げ、それを見つめたまま固まってしまった。
「……ダクネス……?」
「ぁっ……ぅっ……」
ダクネスの目からポタポタと涙が流れ落ちる
ダクネスは顔を覆って泣き出してしまった。俺もお預けになってしまった残念さとダクネスを泣かせてしまった後悔で泣きそうだ。しかし泣いてる女の子の前でちんこ丸出しで泣く男など救いようがないだろう。俺は落ち込む気持ちをなんとか持ち上げダクネスの肩をさする。原因は分からないがとりあえず寄り添ってあげよう。
「すまない……私には無理だ……!」
「大丈夫だダクネス。落ち着くまで俺が傍についてるから」
「そういう言葉はまずそれを閉まってから言え」
ダクネスは俺の息子を見ながら言った。
「…………はい」
その言葉で俺は完全にノックアウトされた。
ダクネスの話をまとめるとこうだ。まず、今日は俺と一線を超える覚悟で誘惑してきたらしい。俺は変な所で律儀だから、一度関係を持ってしまえば責任を取ろうとすると考えたそうだ。でも、俺のグロテスクな剛直を見た瞬間頭が真っ白になり体が動かなくなった。その自分の不甲斐なさに泣き出してしまったと。
「すまない……お前に迫った時も断られないかと怖くて怖くて……」
「俺はダクネスがその気になってくれただけで充分嬉しいぞ。俺は満足してるから大丈夫だ。」
ジャリッ
土の音がした。ほんの小さな音。ダクネスは気づいてないかもしれない。振り返るとすぐ後ろで横になったアイリスと目が合う。アイリスはビクッと身体を震わせるとすぐに目をつぶった。
「アイリス起きてるか?」
「…………」
「寝てるなら何しても大丈夫だよな。」
その言葉を聞いたアイリスは寝ている体を装いながらスカートへと手を動かす。俺はスカートの上のアイリスの手を上から握ると観念したのかアイリスはうっすらと目を開けた。
「……子どもは寝る時間だぞ。」
「……子どもじゃありません。あと数ヶ月で結婚できます。」
「……いつから起きてた?」
「……今夜はまだ寝てません。」
つまりずっと起きてたのか。とてもアイリスに見せられるようなやり取りじゃなかったと思う。待てよ、ずっと起きてたということはダクネスが俺のズボンを捲る時も起きてたわけで……
「……もしかして俺のアレも見たの?」
「…………」
沈黙は肯定という事だろうか。なんてことだ。俺は全身が脱力するような感覚に襲われる。まだ子どものアイリスに自分の一物をしかも、いきり立ったものを見せてしまった。恥ずかしすぎる……
「あ、アイリス様。お見苦しい所を見せてしまい申し訳ございません。」
「ララティーナもあのような顔をするのですね。」
アイリスの言葉を聞いてダクネスは顔を真っ赤にしている。
「御二方とも、仲間が寝ているすぐ横であんな事をするなんて後先考えてなさすぎます。もしあのまま続けていたら2人の情事の音でみんなが目を覚ます所でしたよ」
「「申し訳ありませんでした!!」」
俺達はひたすらアイリスに謝った。
一夜明けて俺達はバルバトスへ向かうため馬車に乗っていた。
「カズマくん昨日の夜どこに行ってたの?」
「男にはやる事やらなきゃいけない時があるんだ。簡単に言うと自分との勝負……ってやつかな」
「ふーん」
馬車に揺られながらクリスが胡乱な目で俺を見てくる。昨日はダクネスのお預けのせいで急遽処理する必要が出てきた。しかしここは人も通らないような山道。サキュバスサービスも利用できないので、俺は人目がつかない所で一人遊びをしたのだ。
馬車の編成は以下の通りだ。御者台にダクネスとアイリス。客席の左側に俺、両隣にめぐみんとアクア。向かい側にゆんゆんとクリスが座っている。昨日まで積極的だったアイリスも昨夜のことがあってから大人しくなっていた。
「カズマ、昨晩何かありましたか?」
「ブフォッ!!」
その言葉を聞いてダクネスが飲んでいた水を吹き出す。その様子を見てめぐみんは何かを察したようだ。
「私はアイリスと何かあったのか聞いたのですがダクネスとも何かあったんですね。」
「べべ別に何もねえし!!お子様なめぐみんには関係ないことだよ!」
俺は声を大にして否定する。
「誰がお子様ですか!!”お子様な”ということは大人がするような事があったという事ですね!?」
墓穴を掘ってしまった。紅魔族随一の天才の名は伊達じゃない。俺の言い回しから何を隠しているのか推理してきた。めぐみんの後ろでアイリスが人差し指を口の前に立てる。『昨晩のことは言ってはいけない』ということだろう。
「むっつりなめぐみんは一体何を想像してるのかな?ほら、言ってみろよ。えろみん」
「誰がえろみんですか!?あまりふざけていると怒りますよ!!」
「まあそう怒るなよ。ふっ、聞きたいか?俺とダクネスとアイリスの3人で愛し合ったことを……」
「お兄様、私はそんな事してませんよ!変なことに巻き込まないでください!」
「ほう、”私は”ということはカズマとダクネスの2人で何かしたんですね?それに、大人がするような事とはカズマとダクネスでイチャイチャしたとかそんな所でしょう。」
「あ、ああその通りだ。ちょっと騒がしくしていた所を起きていたアイリス様に怒られただけだ。」
「全く、それならそうと早く言ってください。私も別に怒ったりなんかしませんよ。」
事態が上手く収まった。これでもう何も言うことはない。そう確信しているであろうダクネスとアイリスをからかってみたくなった。
「ああ、まさか俺も興奮したちんこを2人に見られるとは思わなかったよ」
「「「「!?!?」」」」
俺の発言にみんなは口をあんぐりと開けている。御者台にいるダクネスとアイリスは顔を背けてただ前を見ている。
「か、カズマさん!?まさか童貞の卒業が3Pなの!?」
「あわわわ、私が寝ている間にそんなことが……」
「ちょっとダクネス!そんなはしたない子に育てた覚えはないよ!しかも王女様まで!」
ーーーーーー馬車の中は一層騒がしくなった。
今回の話は書いてて楽しかったです。やっぱり好きなことをするのって最高です