このすばらしい仲間と恋愛を! 作:てつろう
約6500字あります。
「はむっ……はむっ……」
俺は飢えた犬のようにガツガツとご飯を食べていた。現在俺はダクネス達の手によって監禁されている。監禁中はダスティネス家のシェフが料理を振舞ってくれるようでご飯は豪華なものだった。
「美味しいか?カズマ」
ベッドに座っているダクネスが聞いてくる。先程アクアとめぐみんはやる事があると言って部屋を出てしまった。この部屋にいるのは俺とダクネスの二人だけだ。
「別に……自分で作るご飯の方が美味しいぞ」
ご飯を食べ終え俺はベッドで横になる。俺は監禁されているのに意外と危機感がなかった。というのもすぐにアイリス達が助けに来てくれるだろうと思っているからだ。こんな事して王家が黙っている訳が無い。それまで悠々自適に暮らすのも悪くないなと思っていると、
「ではカズマ、セックスしよう」
「……はい?」
急な発言に思わず聞き返す。
「本当はお前にリードしてもらいたいのだが……今回だけ私からやるぞ?」
「ちょ、ちょっと待て。お前とそういう事するとは一言も言って……うぉっ!」
ダクネスは俺の両手を掴み押し倒してくる。手は恋人繋ぎになった状態だ。そのままダクネスは股をスリスリと擦り始めた。
「待っ……うぐっ……!」
「あの王女の事は忘れろ。今は快楽だけ考えるのだ。ほら、少しずつ気持ちよくなってきただろう?」
ダクネスの言う通り快感が体を支配する。俺の息子は硬くなり臨戦態勢に入ろうとしていた。
「お前はずっとこの部屋で暮らすのだ。欲望に正直になっても誰もお前を叱咤する者はいない。本当はエッチな事をしたいのだろう?」
やがてダクネスが右手を離し俺の息子に手を伸ばす。俺は快楽で頭がぼんやりしているが、
「カズマは変な所で義理堅いな。」
「はぁ……俺にはアイリスが居るんだ。諦めてくれ。」
「そこまで言うならこちらもそれ相応の手を使うしかなくなるぞ?」
ダクネスはニヤニヤと笑みを浮かべたまま俺の両足に繋がっている鎖を弄り始めた。なんだか嫌な予感がしてダクネスを止めようとしたが圧倒的な力の差でどうする事も出来ない。
「ふふっ、これを使うのは初めてなのだ。喜んでくれると嬉しいのだが」
ダクネスはワクワクした笑みを浮かべるが俺の体に特に異常はない。何が起きるのかと思ったが大丈夫なのだろうか。
「では、いくぞ。」
ダクネスは自分の秘所を手で弄り始めた。
「うっ……!何だこれっ!」
どういう訳か何者かに体を弄られてるような快感が走る。一体何をしたのだろう。
「この足枷は特別な仕様でな。この鎖で繋がった人と感覚を共有する事が出来るのだ。つまり、私が自慰をすればその快感はカズマにも伝わる事になる。」
ダクネスは自分の股を弄りながら説明してくる。ヤバい……これはかなり気持ちいい……
「ううっ……イッ……!はぁ……はぁ……」
「聞く所によると女の性の快楽は男の快楽の数倍気持ちいいそうだ。この快楽に耐えられるか?」
あまりの気持ちよさに何度か腰が跳ねる。それくらい気持ちいいのだ。もう二度と自慰では満足できない体になってしまうかもしれない。
「では、挿入するぞ」
ヌプヌプと自分の息子が穴の中に入っていくのを感じる。それだけでもう果ててしまいそうだ。俺の快感もダクネスに伝わっているのかダクネスも喘ぎ声を上げながら腰をゆっくりと下げていく。
「ダメだ、もう我慢できない!」
騎乗位の体勢でダクネスが上に乗っているが俺は下から膣を思い切り突き上げた。
「ああ゛っ!最っ……高だぞカズマ!」
とにかく気持ちいい。俺は獣のように腰を振る。しばらく情事に耽っていると、どこを突けば良いのか何となく分かってきた。Gスポットと言われる所を入念に擦る。俺に伝わる快楽も段違いだ。
「はあっ……ふうっ……イッ……!」
「くっ……!もう出るっ……!」
強い射精感に襲われ俺はラストスパートをかける。Gスポットを擦られた快感とダクネスの蜜壷に締め付けられた快感が同時に襲い頭が蕩けていく。
「イクぞダクネス!」
「一緒にイキュ!あああ゛っっ……!!」
俺は今までにないほど大量に精を吐き出した。それと同時に結合部から大量に蜜が溢れる。ダクネスも一緒にイッたようだ。
「はぁ……はぁ……やっちまった……」
+
俺とダクネスは並んでベッドに横になって話す。所謂ピロートークというやつだ。
「遂に私もカズマの女になれたのだな……」
ダクネスが感慨深げに声を漏らす。
「ああ……遂にダクネスにも手を出してしまったか。アイリスに合わせる顔がないぞ」
ここから脱出した時にアイリスになんて言おうか。ダクネスとのエッチが気持ち良すぎてその場の雰囲気に流されましたって言えばいいのか?そんな事言ったら殺されそうだな……
「もうあの王女に会う事もないのだ。これからは自分の欲望に忠実に生きてみるのはどうだ?」
ダクネスからの提案はある意味魅力的とも言えるものだった。俺もこいつらに散々色仕掛けされて動じないほどの聖人ではない。が、まだアイリスの事が忘れられなかった。
「俺はアイリスの事を裏切れない。」
「もう私と肉体関係を結んだのにか?」
「……それは忘れてくれ」
「いいや、忘れない。手を出したからには責任を取ってもらうぞ。」
ダクネスの言ってる事は確かに一理ある。無理やり監禁されたとはいえさっきは俺も積極的に腰を振ってたし浮ついた気持ちがあるのは確かだ。
コンコン
ドアがノックされめぐみんが顔を出す。
「ダクネス、王家の人が私達に任意で同行して貰いたいと言って玄関に来てますよ。」
「おお!遂にアイリス達が来たか!」
もう王家にはダクネス達が犯人だと分かっているらしい。この調子だと、今日にでもこの監禁生活から逃げ出せるかもしれない。
「むっ、仕方ないな。話は後だ。まずは取調べを乗り越えないとな。」
ダクネスは俺の頬に軽くキスをして部屋を出ていった。
「帰ったら私ともエッチしましょうね。」
めぐみんも去り際にそんな言葉を残していった。
+
ベッドで横になること数時間……俺はボーッと天井を眺めていた。この部屋は横の壁は窓一つない殺風景だが、天井には唯一窓が取り付けられている。そこから日光が入ってくるのがせめてもの救いだろう。
「なーう」
ちょむすけが俺の腹の上で丸くなって鳴く。
「お前本当は猫じゃないんだろ?何か超人的パワーで俺を助けてくれないか?」
黒猫は俺の気持ちなど意に介さない様子で目を閉じている。この猫が突然ウォルバクさんに変身して俺を救い出してくれないだろうか。
と、遠くでドアが開く音がした。もしかしてアイリス達がもうこの部屋に乗り込んできたのか?俺は逸る気持ちを抑え今か今かと待ち構える。やがてドアが開きそこに居たのはーーーー。
「カズマさん、私が来てあげたわよ!」
「チェンジで」
「なんでよーっ!!」
掴みかかってくるアクアはさておき、取調べはどうなったのだろう。嘘をつくとチンチン鳴る魔道具もあるし事件解決はそう遅くないと思っていたのだが。
「私達は無事釈放されましたよ。」
後ろからめぐみんが部屋に入ってきた。
「一体どうやって取調べを乗り越えたんだ?」
「嘘をつくとチンチン鳴る魔道具を、自由なタイミングでベルを鳴らせる物に予め変えておいただけですよ。単純な事ですがその場に居る人は意外と気づきません。」
なんて単純な。そんな小さなミスのせいで監禁生活を続けるなんて嫌だ。早く助けに来て欲しい。
「それじゃあ次は私とエッチしましょう?」
後ろでアクアが寂しそうな顔をして部屋から出ていく。空気を読んだという事だろう。
「あのなあ、確かにそういう事したい気持ちはあるけど俺にはアイリスが居るんだよ。」
「もう、カズマは強情ですね。でも安心してください。すぐに私無しでは居られないようにしてあげますから。」
何としてでもめぐみんの色仕掛けに落ちないようにしなければ。そう固く胸に決めた。
+
「頼むめぐみん、イかせてくれ!」
俺はめぐみんに懇願していた。さっきからめぐみんは俺がイキそうになると手を引っ込め暫くして落ち着いた頃にまた手で
「ダメですよ。まだイかせてあげません。もっと我慢してください。」
めぐみんは再び手こきを再開する。俺の両手には手錠のような物が嵌められていて手が不自由な状態だ。俺が射精するかどうかは完全にめぐみんの気分次第だ。
「私の事を愛してると言ってくれたら射精させても良いですよ」
「めぐみん、愛してる」
「そ、即答ですか……それは、そのアイリスよりもですか?」
「いや、アイリスには負けるな。アイリスはもっとお淑やかで可愛らしいし」
めぐみんは無言で俺の竿を扱く手を止めてこちらを真顔で見詰めてくる。
「そんな事言う人にはこれですよ。」
そう言ってめぐみんは竿全体を扱いてた手を一度止めて亀頭を擦るように触り出した。
「先っぽの部分だけ触ってあげましょう。ほら気持ちいいですか?」
「くはっ……!!」
亀頭をこねくり回されて俺は大きく腰をのけぞらせる。でも全く射精できない。これ以上はホントに苦しい。
「め、めぐみん!先っぽだけじゃなくて竿の方も触ってくれないとイけないんだけど」
「分かりました。では30秒だけ触ってあげるのでその間にイってくださいね」
「ーーーーーさーん、にー、いーち」
「ま、まって……めぐみん……もうイクって!!」
寸前の所でめぐみんの手は俺の竿の根元部分を強く握り精子が出るのを止める
「早くイってくださいよ、カズマ。私だってわざわざカズマの汚い竿を触ってあげてるんですよ。」
「……かはっ……!め、めぐみんもうこれ以上は……おかしくなるから……やめて……頼む……!」
めぐみんはひたすらお願いする俺に気を良くしたのかニヤニヤとした笑みを浮かべる。
「情けないですね。ほら先っぽだけ触ってあげますからイってくださいね」
「待って!!……かっ……それほんと……気持ち良すぎるから……!やめて!」
「どうしてもイきたいですか?」
俺は無言で強く頷く。
「じゃあ特別に出させてあげます。」
おお、遂にイけるのか!とにかく早く出したい。それだけだ。めぐみんはパンツを脱いで俺の股の上に座るとゆっくりと肉棒を自分の秘所に埋めていった。
「……但し、私の中に出してください」
ヤバい、さっきから何度も寸止めを食らっていたせいで俺の肉棒は暴発寸前だ。一旦腰を引いて膣から抜け出さなくては。
「逃がしませんよ」
俺が腰を引こうとしたその時、めぐみんが腰を上下し始めた。めぐみんのピストン運動で俺の息子はいよいよ我慢の限界だ。
「くぁっ……もう!出る!……全部出すからな!…うぁっ!……っっ!くっ!…」
数十分焦らしに焦らされた俺の息子はドクドクとめぐみんの蜜壷の中に精を送り込む。めぐみんは愛おしそうに自分のお腹を撫でた。
「はぁ……やっとカズマと繋がれました。」
めぐみんとの結合部からは白い液体が溢れ出ている。こうして見るとちょっとグロテスクだな……。
「カズマも嬉しくないですか?こうして私達とより親密な関係になれたのですよ。」
ダクネスに続いてめぐみんとも一線を超えてしまったことになる。自分でも歯止めが利かなくなっているな。
「俺はアイリスに対する申し訳なさでいっぱいなんだよ。頼むからちょっと一人にさせてくれ」
「アイリスにはもう会う事もないから大丈夫です。それにこれからもっと色んな事をするのに、これくらいで申し訳ないなんて身が持ちませんよ。」
めぐみんは俺を離す気はないようで暫く俺の股の上に乗ったままだった。流石に二回連続で出せる程俺は絶倫じゃない。が、何故か俺の息子はガチガチにいきり立ってきた。
「おや、カズマはまだやるつもりなのですか?全くしょうがない人ですね。」
めぐみんがヤレヤレという感じで俺の竿に手を伸ばす。
「いや、いつもなら俺もここまで性欲強くないんだけど……おい待て。なぜ目を逸らすんだ?」
「別にカズマのご飯に媚薬なんて混ぜてないですよ。」
「お前のせいかーっ!!どうするんだよこれ!全然治まる気配がないんだけど!」
「じゃあ今度は一時間焦らしながら射精させてあげますよ」
めぐみんがニッコリと微笑むと手でゆっくりと竿を扱きながら言ってきた。
「う、嘘ですよね、めぐみんさん?一時間焦らされたら俺おかしくなっちゃうよ?あーっ!頼むからイかせてくれ!」
+
めぐみんが射精させてくれたのは二時間後だった。今日の俺はダクネス、めぐみんと一日中行為をしており疲労感が半端じゃない。その疲れた体を癒してくれるのがアクアだ。アクアはお風呂に入れない俺の体を濡れタオルで念入りに拭いてくれた。
「あ゛あ〜……気持ちいい……」
おじさんみたいな声を出してしまう。
「私に感謝しなさいよ。本当はカズマさんが私の世話をするのが当然なくらいなんだから」
「へいへい」
アクアは意外と世話上手だ。手先が器用だし人を労る心も持っている。
「なあアクア、なんで俺を監禁したんだ?」
「うっ……急にそういう重たい話はやめてくれる?」
めぐみんとダクネスが俺を監禁する理由は何となく分かる。あの二人は長い事俺に拒まれていたせいで少しおかしくなってしまっているのだ。だから二人とも俺を手に入れる為に監禁しようとしたのだろう。だが、アクアは至って健全そうに見える。どうしても監禁に協力するようには思えなかった。
「私はね、皆に幸せになって欲しいの。」
アクアがぽつりぽつりと話す。多分彼女の心からの言葉だったのだろう。
「この前カズマさんが突然お城に住み出したでしょう?その時のめぐみんとダクネスを見て思ったのよ。私達にはカズマさんが必要なんだって。爆裂狂のめぐみん、ドMのダクネス、そして麗しい女神の私。そんなちょっと変わった私達がカズマさんという一人の男に繋がってるの。もう今じゃカズマさん無しではこのパーティは成り立たないわ。」
「そうか……」
「だからお願い。どうかあの娘達を見捨てないであげて。別にアイリスと結婚するなとは言わないわ。それでも月に一度でも顔を見せてあげてほしいの。それだけで彼女達は救われるの。」
いや、長いな!アクアがめぐみん達の事を大切にしている事は分かるが途中からほとんど聞いてなかった。それにしても、アクアは本当にいつもいつもめぐみん達の事を思っている。
「そういうお前はどうなんだよ?」
「どうって?」
「お前も一応……その……俺の事……す、好きじゃないのかよ……」
自分で言ってて凄く恥ずかしい。クソっ、なんでこんな事言わないといけないんだ!
「ぷーくすくす!何よカズマさん、顔真っ赤じゃない!」
「う、うるせー!俺が心配して聞いてやってるんだよ!笑われるくらいなら心配して損したわ!」
アクアはひとしきり笑った後、悲しそうに微笑む。その一挙手一投足が俺をドキマギさせているのが分かった。
「確かにカズマさんの事はその……す、好きよ。でも、私はカズマさん達の幸せの方がずっと大事なの。だからそんなに心配する事ないわよ。」
何だよそれ……そんな悲しそうな表情しておいて心配するななんて無理言うな。こいつは本当に……。全く世話のかかるやつだ。
「アクア、ちょっと目つぶってくれるか?」
「な、何よ急に。」
「いいからいいから」
アクアは戸惑いながらも目を瞑る。が、不安そうにうっすら目を開けていた。折角の雰囲気が台無しだと思いながらも、
俺はそっとアクアに口付けした。
「んっ……」
自分からキスをしたのはアイリス以外では初めてだ。アクアは驚いた顔で俺の方を見つめる。
「……アイリスに怒られるわよ」
「いいよ、もうめぐみんにもダクネスにも手を出してるんだし。もう一人増えたくらいで変わらないって。」
「その理論は私もドン引きよ」
そう言いつつもアクアは笑いを隠しきれないようで口元がムニムニと緩んでいる。
「カズマさんカズマさん」
「んー?」
「ありがとね!」
そこにはいつもの笑みを浮かべるアクアが居た。
今回から視点変更を減らすようにしました。と言うのも何度も視点変更すると読者が一体感を感じるのに時間がかかってしまって読みにくいと思ったんですね。これからは暫くカズマ視点で書きます。稀に別視点になるかもです。