このすばらしい仲間と恋愛を! 作:てつろう
6000字あります。
「ありがとね!」
アクアはいつもの笑みを浮かべる。しかし、次第に目線が俺の顔から下の方へと移動していきある一点で止まった。
「……なんでそんなに勃ってるの?折角の雰囲気が台無しなんですけど」
俺の息子はガチガチに硬くなっていた。別に俺がアクアで興奮しているとかでは断じてない。
「今日めぐみんに媚薬飲まされたからずっと勃ってるんだよ。生理現象なんだから仕方ないだろ」
アクアは恥ずかしそうに俺の顔と局部をチラチラと見る。女神の癖に意外とスケベなのだろうか。
「あのね……カズマさんが良ければなんだけど……私もお手伝い……してあげるわよ?」
「あ、そういうの良いです」
アクアは精一杯の告白をしたようだが、俺はばっさりそれを断った。アクアは俺の言葉を聞いて狼狽えた様子で言う。
「なっ!?……め、女神の私がここまでやるって言ったのよ!そこは喜んでお受けしなさいよ!」
「いや、お前の事は女として見れないんだよ。もう自分で処理するから部屋から出てくれないか?」
「嫌よーっ!お願いだから私に握らせて!先っちょだけでいいから!お願いよーっ!」
「おい、カズマさんのカズマさんは敏感なんだからもっと丁寧に扱えよ!そんな乱暴に触るな!」
アクアは無理やり俺を押し倒して俺の胸の上に座る。そのままシックスナインの体勢で俺の息子を口でしゃぶり始めた。
「おまっ……そこは汚いからやめ……くっ!イっ!待ってくれアクア……!イっ……!」
「じゅる……ちゅぱっ……はむっ……じゅる……」
所謂フェラというものをされている訳だがこいつ上手すぎないか?まだ一分も経ってないのに俺は暴発しそうになっていた。このままではいけないと思い、俺は反撃を開始する。まず目の前にあるアクアのパンツを脱がせてクリトリスを愛撫する。
「いやっ……!んんうっ……!」
少なからずアクアも感じているようだ。暫く刺激を与え続けアクアの愛液を増やしていく。やがて充分に濡れた所で俺は舌でアクアのクリトリスを舐め始めた。
「ひゃっ!やめなさいカズマ!そこは……んぐうっ……本当洒落にならないから……いぎいっ……!」
「お前も……うふぉっ!?感じて……イク……!じゃないか……待っ……!」
俺達はお互いに相手の弱い部分を攻め合い、必死に相手をイカせようとする。それにしてもアクアは強敵だ。今までのめぐみん達とは比にならないレベルでフェラが上手い。超絶技巧フェラと言った所か。
「じゅるるるる!!」
アクアがものすごい勢いで俺の肉棒を吸い上げてくる。マズイ、何だか視界がチカチカしてきた。快感だけが頭を支配し何も考えられない。それでもアクアの膨れ上がった陰核を舐めるのはやめない。
「いい加減……れろっ……出しなさい!」
「イクっっっ……!!」
俺はアクアの口内に溜めていた精液を放出する。射精した後もアクアは口を離さず俺の精液を零さないように口いっぱいに頬張っていた。
「はぁ……はぁ……お前どこでこんな技覚えたんだよ」
「これが初めてだけどそんなに良かったの?カズマさんがして欲しいならいつでもしてあげるわよ」
アクアはさも当然とばかりに言う。これが初めてってアクアはそっち系の才能もあるのか?昔から別の道で食っていける奴だと思っていたけどここでも才能を発揮するとは。
「いや……これは頭おかしくなるからもうちょっと優しめで頼む。」
「へえ、そんなに良かったのね……」
アクアが悪い顔をしながら俺の顔を覗き込む。この顔のアクアはろくな事をしない。
「次はもっと激しくしてあげるわ……れろっ……」
アクアが、再びシックスナインの体勢で俺の息子をしゃぶり始めた。ただでさえ暴発後の敏感になってる息子にアクアの超絶技巧フェラが加わる。そのせいで体中を嫌な快感が襲う。
「イぎいいいい!!うううっっ!!」
あーダメだ、頭が回らない。とにかくアクアを止めさせないと。アクアの性器に手を伸ばそうとしてーーーー。そこで、俺の意識は途絶えた。
+
目が覚めたら見慣れた場所が広がっていた。何度も訪れたことがある天界だ。俺の顔を心配そうに覗き込む一人の女性、もとい女神と目が合う。綺麗な銀色の髪を持ちこの世界の国教ともなっているエリス様だ。
「こんにちはエリス様」
「ああ、良かったです。目が覚めたんですね。」
エリス様は心底安堵した表情でため息をつく。最近はアクア達に閉じ込められていたせいで他の人の顔を見るのは久しぶりだ。別の人に会えた事に少し感動しながらも先程から気になってる事を聞くことにした。
「それで……何で俺は天界に居るんですかね。確かテレポートは出来ない筈ですし……そうなると俺死んだんですか?」
俺の言葉を聞くとエリス様は少し困った表情をして、苦笑いをする。どうやら言いづらい事があるみたいだ。
「その……今回のカズマさんの死因は……ちょっと変わったものです。……それでもお聞きになりますか?」
労るような彼女の目。だが、俺はトラクターをトラックと勘違いしてショック死した男だ。あれ以上に悪い死に方などないだろう。エリス様を心配させないように少し笑いながら答える。
「大丈夫ですよエリス様。何があってもちゃんと受け止めますから」
「そうですか……。では、落ち着いて聞いてくださいね。カズマさんの死因はーーーーー」
「ああああああああぁぁぁ!!!」
俺は地面をのたうち回っていた。恥ずかしすぎる!穴があったら入りたい!
「落ち着いてください、カズマさん!こういう死に方もたまにありますから!」
エリス様の話によると、俺の死因は腹上死。要するに性交中に突然死したということ。行為中の快感が気持ちよすぎて心拍数が跳ね上がり死に至ったそうだ。
「S〇X中に死ぬ!?そんな死に方聞いた事ないですよ!」
「大丈夫です!この事は私と貴方だけの秘密です。ちょっぴり恥ずかしいかもしれませんがこういう事もありますよ。」
エリス様は俺を正面から抱きしめてくれた。彼女の暖かな温もりが俺に伝わってくる。情けなくてどうにかなりそうな俺だったが暫く彼女の抱擁を受けていると次第に心が落ち着き始めた。
「落ち着きました?」
「…………はい。」
本物の女神様はアクアとは違うようだ。
「あっ!そうだ、エリス様にお願いがあるんですけど……」
「ダクネス達に監禁されている事ですよね?」
「……知ってたんですか?」
「ええ、天界からカズマさんの様子は見ていましたよ。めぐみんさんや先輩とエッチな事している所も全部見てました。」
そ、そんな所まで見られていたのか。エリス様ってどこまで見ているんだろう。俺が夜中に一人でゴソゴソしている所も見られていたのなら結構恥ずかしい。
「じゃあ、助けに来てくださいよ!このままだとアイリスの結婚式まで監禁されたままになりますよ!」
「助けに行くには、一つだけ条件があります。」
エリス様は人差し指をまっすぐ立てて言う。
「まず、私がカズマさんを助けに行くには色々と大変だということは分かりますよね?先輩達が居ない時間帯に救出に行かないといけませんし、カズマさんの足枷を外す道具も必要です。その上、脱出経路の確保やその後のダクネス達の処遇も考えないといけません。勿論、カズマさんがダクネス達に誘拐されたと世間にバレるとダクネス達は極刑は免れないのでそこも上手くやらないといけません。」
エリス様は長々とやる事を列挙していく。それだけ俺の救出が困難という事だろう。しかし、俺としても最後の頼みの綱だ。彼女しか頼る人がいない。
「私はこれだけの事をしないといけませんから簡単にカズマさんのお願いを引き受けるわけにはいきません。そこで条件です。カズマさんが私に一つお願いする代わりに私もカズマさんに一つお願い事をする、というのはどうでしょう?」
エリス様の話を聞いてみた訳だが、なるほど悪くない話だ。俺は一つエリス様の言う事を聞くだけで監禁生活から抜け出せる。この機を逃す訳にはいかない。
『カズマさーん、エッチしながら死んじゃったカズマさーん、リザレクションかけたからはやく戻って来なさーい。』
相変わらず空気の読めないアクアが呑気な事を言う。エリス様が指をパチッと鳴らし、門が出現する。
「さっきの事、ちゃんと考えておいてくださいね。では、カズマさん。あなたの恋路に祝福があらんことを!『ブレッシング!』」
俺はエリス様に見送られながら門を出た。
+
(アイリス目線)
お兄様が突然居なくなってから二週間が経った。最初にお城から居なくなった日は何か用事でも出来たのだろうと、たかを括っていた。しかし、現実はそんなに甘くない。お兄様は次の日もそのまた次の日も城に帰ってくる事はなかった。心配になってレインに相談すると
『アイリス様、どうかショックを受けないで聞いて欲しいのですが……』
それからレインが話した事はどれも私の心を打ち砕くようなものばかりだった。お兄様は誰かに誘拐された可能性が高い事、一番の容疑者であるララティーナ達を取り調べたが怪しい証拠は出てこなかった事、万が一このままお兄様が帰って来なかったら結婚を諦めないといけない可能性もある事。特にお兄様ともう会えないかもしれないと聞いた時、立っていられなくなってその場にへたりこんでしまった。
朝起きてもお兄様が居ないことに落胆する。ご飯を食べる時もゲームで遊ぶ時も外に出る時も一人だった。今まではお兄様が居たのに。
私の様子を見兼ねたレインが暫く習い事をお休みにすると言ってくれた。ココ最近はクレア達が家庭教師をしている時もずっと上の空だったので、私の事を心配してくれたのだろう。それでもお兄様は帰って来なかった。
お兄様が居なくなってから二週間後、自室で塞ぎ込んでいた私に天啓が下った。私がお兄様を探しに行けばいい。私はすぐに身支度をして城から抜け出す。向かう先はお兄様の屋敷だ。私の事を心配していたレインにもついてきてもらうことにした。
屋敷に着くと、以前ここに来た時のことを思い出す。あの時は私がめぐみんさんやララティーナからお兄様を奪ったのだ。もしめぐみんさん達が誘拐した犯人ならまた奪い返せばいい。私が屋敷のドアを叩こうとした時、丁度ドアが開いた。
「おや、アイリスじゃないですか。どうかしましたか?」
ドアから出てきたのはめぐみんさんだった。この前見た時より随分元気なようだ。私は彼女に事の顛末を話す事にした。
「……実は二週間前からお兄様が行方不明でして。めぐみんさん達なら何か知っているのではないかと伺いに来たのです。」
「残念ですけど、私は何も知りませんよ。カズマのことですからどこかで外泊でもしているんじゃないですか?」
お兄様を誘拐する動機としてはめぐみんさん達が一番怪しい。でも、何も知らないと言われてこれ以上聞ける事はない。彼女はそんな私の心情を知ってか知らずかニコニコした表情だ。
「めぐみんさんは何かいい事でもあったのですか?」
お兄様が誘拐されたというのに笑っているめぐみんさんは正直気味が悪かった。
「ええ、たった今ありましたよ。」
「私達からカズマを奪って行ったアイリスが、カズマの行方を知らないかと聞いてくるのですよ。本当にざまあみろって感じですよ、ふふっ」
腹が立ちすぎて言葉が出なかったのは初めてだった。私の頭にめぐみんさんの”ざまあみろ”という言葉が反芻して離れない。私の様子を見兼ねたレインが横から口を挟んだ。
「あの……ララティーナ殿とアクア殿にも話を聞きたいのですが二人は今どちらにいらっしゃるのですか?」
「アクア達ならダクネスの別邸に居ますよ。私も今から行くので案内しましょうか?」
めぐみんさんは上機嫌に歩き出す。私も何も言わずについて行った。ここが街中じゃなかったら今すぐにめぐみんさんを斬り殺していた事だろう。
「アイリス様、アクア殿御一行には私から話を聞いておきますので城に戻られてはいかがですか?」
レインがこっそり耳打ちしてくる。まだめぐみんさんとしか話してないのにこれだけ動揺しているのだ。この後ララティーナ達とまともに会話できる自信もない。私は自分一人で城に帰る旨を伝えレインにお兄様達の調査は任せる事にした。
とぼとぼと王都行きのテレポート屋へと向かう。結局何も収穫がなかった。レインがめぐみんさん達に話を聞いてくれるらしいが一度取調べもやっているし大した情報は得られないだろう。本当にお兄様はどこへ行ってしまったのでしょう。そもそも今生きているのでしょうか。
「あれ、王女様?」
声がした方を見るとクリスさんが居た。会うのはこの前の船旅以来だ。めぐみんさんの事で機嫌が悪かった私は睨むようにクリスを見てしまった。
「ど、どうしたのそんなに怒って……」
「すみません、クリスさんに八つ当たりするべきじゃなかったですね。」
怯えるクリスさんを見て少し冷静になる。めぐみんさんとクリスさんは別だ。クリスさんにはなんの非もない。
「カズマくんの行方を追っているんでしょ?」
思わぬ発言にばっと彼女の顔を見る。どうしてそれを知っているのか。もしかして何かお兄様の行方について知っているのでしょうか。
「あっはっは、王女様がそんな間抜けな顔したらダメだよ。」
クリスさんは怒りや焦りに駆られる私の事は露知らず、私の神経を逆撫でしてくる。
「ここで話すのもなんだしさ、場所を変えよっか?」
+
クリスさんに連れて行かれた場所は宿の中だった。なるべく人目につかない所を選んだのでしょうか。
「さてと、じゃあいくらでも質問していいよ。私の知ってる事なら何でも教えてあげるからさ。」
クリスさんは敵なのか味方なのでしょうか。彼女をどれほど信用していいか分かりません。
「では……お兄様は今どこにいるか知ってますか?」
「カズマくんは今、ダクネスの所有する別邸にいるよ。簡単に言うと監禁されているね。」
やはりララティーナ達が誘拐したのですね……。めぐみんさんが前見た時より元気になっていたのもお兄様を監禁して精神的に安定していたからなのでしょう。
「なぜクリスさんはその事を知っているのですか?」
「冒険者には冒険者なりの情報網があるのさ。たまたま情報が入ってきただけだよ。」
理由が釈然としませんね……。でも、ララティーナ達が犯人であるというのは腑に落ちます。となると、クリスさんの言ってる事は本当なのでしょうか。
「あの……どうして私にそんな情報を教えてくれるのですか?クリスさんは……私の味方なのですか?」
「あはは、そんな訳ないでしょ」
少しでも期待してしまった私が愚かだったようですね。やはりクリスさんもめぐみんさん同様に敵という事ですか。
「王女様に情報をあげることで、私にも色々とメリットがあるからさ。それだけの事だよ」
「そうですか、私はもう帰りますね。」
これ以上は理性が持ちそうにない。部屋から出るために私はドアを引いた。
「そんなに怒んないでよ。最後に一つだけ忠告しといてあげるからさ。」
開こうとしたドアをクリスさんが手で押して閉じ、無理やり出ていくのを止めさせられる。
「アイリス様って誕生日にカズマくんと結婚式挙げるんでしょう?羨ましいなあ、妬ましいなあ。」
クリスさんは顔を私の目の前に持ってきて威圧する。私も負けじとクリスさんを睨み返す。
「その結婚式、滅茶苦茶にしてあげるよ」
私の耳元でクリスさんが囁いた。
視点変更は控えようと言った矢先に視点変更してしまいました。小説書くのって難しいですね。ちょこちょこ前フリや伏線が入ってるのですが出来るだけ回収出来るように頑張ります。