※この作品はR-18です。

このすばらしい仲間と恋愛を!   作:てつろう

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今回から物語を書き始める前にプロットというものを作るようにしました。まだまだ拙い出来ですが、温かい目で見守っていただけると幸いです






この貧弱な冒険者に手枷を!

 

 

 

 

 

 

「やぁ、お取り込み中だったかな?」

 

 

 

「きゃああああああぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めぐみんの甲高い悲鳴が屋敷に響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全くダクネスといいクリスといい、あなたたちはどうしてこうも余計なことをするんですか!」

 

「あはは、ごめんね。めぐみんがカズマくんと2人きりになるって言うから是非その邪魔をしに行こうとね。そしたらまさかあんなことになってるなんて……アタシが行ってよかったよ」

 

「なにがよかったよですか!?ちょっとは反省したらどうですか!」

 

 

今俺は自分の部屋でめぐみんがクリスに対して激怒しているのを聞いている。クリスは怒られているというのに自分の行動は正しかったという一点張りだ。

 

 

「私がカズマとやることやる寸前の姿を見られてどれほど恥ずかしかったと思いますか!?それはもう顔から火が出るほどでしたよ!ええ、そうでしたとも!!」

 

 

今日のめぐみんは今までにないくらい怒ってるな。情事を見られそうになったら誰でも怒るのが当然ではあるけど。なんとか仲裁に入らなくては

 

 

「まぁめぐみん、夜も遅いし今日は一旦寝てしまおう。クリスには俺から叱っておくからさ。」

 

「そんなこと言ってカズマはクリスに誑かされるかもしれないから私が叱ってるんです。ここは私に任せてください。クリス行きますよ」

 

 

そう言ってめぐみんはクリスを連れて俺の部屋から廊下へ出ていく。クリスは大丈夫だろうか……殴り合いとかにならないよな……不安に思い俺も続いて部屋から出ると……

 

 

『バインド!』

 

「なっ!」

 

 

クリスがめぐみんにスキルを放ち、クリスの腰から出たロープはうねうねと動きめぐみんにまとわりつく。めぐみんは為す術なくロープに縛られ倒れてしまった。

 

 

「これで一件落着だね!」

 

「どこが一件落着だ!」

 

 

めぐみんを縛ったクリスに思わず突っ込む。めぐみんは先程より更に怒ってその紅い瞳を輝かせている。

 

 

「クリス!!もう本当に許しませんよ!今すぐこの縄をほどいてください!」

 

「やだよ、今日はアタシがカズマくんと寝るんだから」

 

「むきいいいいい!!!」

 

 

流石にクリスもやりすぎだろ。めぐみんめっちゃ怒ってるじゃないか。ここは1つクリスにもめぐみんと同じ気持ちを味わってもらおう。

 

 

「じゃあカズマくん行こっか」

 

『バインド!』

 

「きゃあ!」

 

 

俺は先程のクリスのようにスキルを放ち、クリスを拘束する。縛られたクリスは床に倒れ込んだ。

 

 

「ちょっと何するのさ!」

 

「お前はさっきからめぐみんを煽りすぎだ。今日は2人仲良く廊下で寝るんだな。多分明日の朝には拘束が解けてるだろう。」

 

「ふっ、残念でしたねクリス。あなたはカズマではなく私と一緒に寝るのですよ」

 

 

俺は2人を廊下に放置し、ベッドに入る。今日も結局お預けか……やっぱり俺は丁度いいところで邪魔が入る呪いでも掛けられてるのかな。アクアに今度見てもらうか……

次第に意識がまどろみ、やがて深い眠りについた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

 

 

 

 

 

翌朝、俺が起きて廊下に出ると、めぐみんとクリスの姿はなかった。拘束が解除されてもうリビングに行ったのだろうか。俺もリビングに向かおう。あの後2人はどうなったのだろうか。出来ればあいつらにも仲良くしてもらいたいんだけどな……

リビングに着くとめぐみん、ダクネス、クリスの姿があった。

 

 

「おはようございますカズマ」

 

「おはよう、カズマくん」

 

 

めぐみんとクリスが俺に挨拶をすると、互いに相手を睨み合う。やっぱりまだ仲直りしてなかったようだな。

 

 

「そういえばカズマに手紙が来てますよ」

 

 

俺に手紙?まさか魔王を倒した勇者様に何か依頼でもあるのだろうか。それなら是非断りたいな。

そう思いながらめぐみんから手紙を受け取ろうとすると横からダクネスが素早く手紙を奪い取った。

 

 

「カズマ、これは私宛ての手紙だ。お前が読む必要はない。」

 

『スティール!』

「はい、カズマくん、どうぞ」

 

 

ダクネスが手紙を取るや否やクリスが手紙を更に奪い俺に渡してくる。

 

 

「なっ!クリス!めぐみんだけに留まらずお前までカズマを甘やかすのか!」

 

「アタシはカズマくんと一緒に寝る仲だからね、これくらいは当然さ」

 

 

そんな2人を置いておき手紙を見るとどこかで見たことのある紋章が飾ってある。これはアイリスからの手紙だ!道理でダクネスが俺から手紙を取ったわけだ。逸る気持ちを抑え、手紙を見ると、

 

 

『拝啓、お兄ちゃんへ。魔王の幹部だけでなく、とうとう魔王まで倒されたと聞きました。とてもご活躍なされたそうで、義理の妹として嬉しい限りですーーーーー。つきましては魔王を倒した勇者であるお兄ちゃんに、今度開かれるパーティへご招待する所存です。』

 

 

来た!遂に王城への招待状が来た!前回王城に行った時は無理やり城を追い出されたが、今回は何としてでも居座ってみせる。待ってろよアイリス!

 

俺の持っている手紙を横からめぐみんとクリスが覗き込む。

 

 

「おや、クリスはパーティに招待されてないようですね?ふっ、クリスは1人寂しくお留守番ですか。」

 

「ねぇ、アタシもこっそりパーティにお忍びで行ったらダメかな。」

 

「ダメだクリス、お前はただでさえ指名手配されてるんだから。」

 

 

クリスは不貞腐れたように頬をふくらませる。クリスは銀髪も目立つしほとぼりが冷めるまでは王都に行かない方がいいだろうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

 

 

 

 

 

 

 

朝食を終えた俺は屋敷を出てウィズの店へと向かっていた。と言うのも、ウィズたちには魔王を討伐してから忙しくてまだ挨拶ができていない。ウィズの店で買った大量のマナタイトのおかげで魔王を倒せたと言っても過言ではないしそのお礼に行こうと思ったのだ。

俺はウィズの店につきドアを開けると……

 

 

「へいらっしゃい!とうとう仲間のパーティ全員に加え盗賊の娘まで落としたハーレム男よ!今日もいい品を取り揃えておるぞ!」

 

「ようバニル!久しぶりだな。ウィズも元気……か……?」

 

 

店の片隅には全身を煤だらけにしたウィズらしきものの姿があった。既に体が半透明になっている。

 

 

「バニルはまたウィズに殺人光線を使ったのか?どうせまたウィズが変な商品を仕入れたんだろうけど、ウィズも悪気があった訳じゃないと思うんだ。あまりいじめてやるなよ。」

 

「小僧はこの店主がどれほどポンコツか知らんのだからそう言えるのだ。自分で稼いだお金が次の日にはガラクタに変えられていた吾輩の気持ちが分かるか?」

 

 

それはお気の毒に。何気なく商品棚を見てると

 

 

「そこに置いてあるのはどうせ返品する予定だった品物だ。今なら格安で売ってくれるぞ」

 

「このポーションはなんだ?」

 

 

近くにあった手頃なポーションを手に取る。

 

 

「それは使うだけで好きな場所にテレポートが出来るという品物である。」

 

「一見良さそうなポーションだけどな。……それでデメリットは?」

 

「テレポートはできるが、移動できる距離が歩幅くらいしかない上、これを使うことができるのはテレポートのスキルを獲得してる者だけである。」

 

 

なんだ、ただのガラクタか。

 

 

「その商品よりも汝にオススメのものがあるぞ。」

 

 

そう言ってバニルは一つのポーションを手に取り説明を始める。

 

 

「このポーションを飲むと、遠くにある物を自らの意思で移動させることができるという品物である。しかも、その効果は丸一日続く。いかがかな?」

 

「なにそれ超能力みたいでカッコイイじゃねえか!……でも、何かデメリットがあるんだろ?」

 

「うむ。確かに遠くにある物を移動できるとは言っても、箸くらいしか軽いものを持ち上げられない上、自分自身も箸より重たい物は持てなくなってしまう。」

 

「こんなガラクタ買うわけねえだろ!」

 

「フハハハハハ!!!まあそう言うな!見通す悪魔が宣言しよう。貴様はこのポーションに深く感謝することになるだろう。汝、今宵の夜にこのポーションを飲めばその効果は絶大なこと間違いなしである」

 

 

………嘘だろ?こんなガラクタが役に立つのか。でも、バニルの予言はいつも当たるしな。とりあえず買っておくか

 

 

「じゃあまたな、ウィズ、バニル」

 

 

俺はバニルに勧められたポーションを買って屋敷へと帰った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時刻は夜。俺は自分の部屋でバニルから貰ったポーションを手に持ち眺めていた。

 

 

「本当にこんなもんが役に立つのか……」

 

 

箸より重いものが持てなくなるのが怖いが、バニルの予言に従うのがいいだろう。俺は覚悟を決めて、ポーションを飲んだ。

 

 

「ごくっ……ごく……きゅ……」

 

 

すると、自分の胸がじんわりと温かくなった気がする。試しに布団を捲ろうとすると

 

 

「重っ!!なんだこれ!」

 

 

布団はビクとも動かなかった。これでは、明日相当苦労するのではないだろうか。俺がベッドに悪戦苦闘していると、

 

こんこん

 

ドアがノックされた

「入っていいぞー」

 

ドアを開けて現れたのはアクアだった。

 

 

「カズマ、今日は一緒に寝ましょう?」

 

「丁度いいところに来たなアクア、ちょっとこの布団捲ってくれないか。重すぎて持ち上がらないんだ。」

 

「はあ?カズマさんってばどこまで貧弱なわけ?布団くらいめくれるでしょうが」

 

「今日バニルから貰ったポーションを飲んで箸より重いものが持てなくなったんだよ」

 

「バニルって……あんたまたあのへんてこ悪魔に騙されたんじゃないでしょうね。今度あの悪魔にあったら今度こそ許さないんだから」

 

 

そう言いつつもアクアは布団を持ち上げてくれた。アクアが布団を持ってる間に俺は下に潜り込む。

 

 

「電気消すわよ」

 

「ああ」

 

 

アクアが俺の左側に寝そべる。俺はアクアの方を向いて寝て互いに見つめ合う。そして無言で抱き合った。やっぱりアクアのハグは落ち着くな

……さっきから胸が当たってちょっと緊張するけど……

 

 

「ねえカズマさん」

 

「どうした?」

 

「前回めぐみんに邪魔されてちゅー出来なかったでしょう?今日はちゅーして欲しいんだけど」

 

「よし、アクア目つぶってくれ」

 

 

淡い月の光でアクアの目を閉じた顔が照らされる。こいつ……黙っていたら本当に美女だな……俺はアクアの頬に手を当てそっと口付けする。もうちょっとアクアの唇を堪能したいと思ってる頃には互いの唇は離れていた。

キスをしたら次は何をするか!決まってるだろ!遂にやることやるぞ!

 

俺はアクアの上に跨ろうとしたが………

布団が重すぎて身動き1つ取れませんでした。

 

 

「……カズマさん?もしかして布団が重くて動けないの?」

 

 

そう言いながらアクアは俺の上に覆いかぶさってくる。今の俺の力ではアクアは全く動かせない。アクアはそのまま鼻をすんすん鳴らして俺の匂いを嗅ぎ始めた

 

 

「今日は好きなだけカズマさんの匂いを嗅げるわね」

 

 

そんなに自分の匂い嗅がれるとちょっと恥ずかしい。俺臭くないよね?ちゃんとお風呂には入ったけど大丈夫かな。

 

 

「ねえカズマさん」

 

「なんだ?」

 

「また一緒に寝ようね!」

 

「ーーしょうがねえなあ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーーーま!」

 

…………うん?……

 

「ーーーじゅまさ、ーーーさん!」

 

……誰かが俺のことを呼んでいる?

 

「かじゅましゃん!!」

 

ごん!

 

「痛えよ!!」

 

俺はおでこの痛みに跳ね起きる。どうやらアクアが俺のおでこに頭突きしたらしい。

 

 

「なに!?俺が何したらいきなりおでこに頭突きすることになるわけ!?」

 

「それどころじゃないわよ!カズマ!私たち手錠嵌められてるんですけど!!」

 

 

よく見るとアクアは両手両足を手錠で拘束されていた。かくいう俺もアクアと同じように手足に手錠が嵌めてある。一体誰がこんなことを……すると俺の部屋のドアが開き

 

 

「目が覚めたようだな」

 

 

そこにはダクネスの姿があった。

 

 

「悪く思うなよカズマ、アクア。これも全てはアイリス様の為なのだ。」

 

「おい!どういう事だよ!なんで俺たち手錠嵌められてるわけ!?」

 

「明日はアイリス様主催のパーティがあるだろう?そこでお前たち、特にカズマが行くと二度と城から出ないとか言い出すに違いないということでな。クレアとレインからカズマを何があっても来させてはいけないと言われてるのだ。」

 

 

くそ、あの白スーツたちめ!今度あったら泣いて謝るまでスティールして、盗った下着をそこら辺の騎士に売りさばいてやろう。

 

 

「ちょっと!私は関係ないじゃないの!せめて私だけでもパーティに行かせてよ!」

 

「うーん。そうだなアクアだけは解放してやろう。ただしアクアはカズマがパーティに行くのを手助けしないと約束するか?」

 

「喜んで約束するわよ!ヒキニートは家でお留守番してなさい!」

 

 

こんのアマー!!1人だけ抜け駆けとかずるいぞ!

 

ダクネスはポケットから鍵を取り出し、アクアの拘束を解いていく。…………待てよ?……昨日バニルから貰ったポーションを飲んだはずだ。確かバニルはこう言っていた。

『遠くにあるものを自らの意思で移動させることができる』『箸くらいしか軽いものを持ち上げられない』

ならあの鍵も移動させられるのか?あの鍵は箸と同じくらいの重さだろうか。

 

 

「さあ!カズマさんは放っておいてリビングでゴロゴロしましょう!」

 

「ではカズマ、悪いがアイリス様のためにもどうか分かってくれ。後で朝食を持ってくるからな」

 

 

そう言ってダクネスは鍵を自分のポケットに入れる。俺はその瞬間を見逃さなかった。ダクネスが鍵から手を離した瞬間、俺はその鍵を手を使わずに動かす。そしてダクネスたちに気づかれないように鍵を床に落とした。

 

 

「ん?何か今音がしなかったか?」

 

「さあ?私には聞こえなかったわよ。それより早く行きましょう」

 

 

アクアとダクネスはやがて俺の部屋から出ていく。よし、後は手錠を外せば俺の勝ちだな。俺は床に落ちた鍵を拾い上げ、足と手の手錠を外していく……これ鍵が上手く刺さらないんだけど

 

 

 

 

 

 

 

 

10分ほどしてようやく手錠を外すことが出来た。とりあえず部屋から出て今度は逆にダクネスを酷い目に遭わせよう。そう思い、俺はドアノブを手にかけ……

ドアノブが重すぎて扉が開かない。このポーション不便すぎるだろ!!これが1日も続くのか…………すると、誰かこちらに歩いてくる音が聞こえてくる。俺は頭をフル回転させベッドの下に潜り込んだ。

 

 

「朝食を持ってきたぞカズマ」

 

 

ダクネスがドアを開け中に入ったのをベッドの下から足元だけを見て確認する

 

 

「カズマはどこに行った!?しかも手錠が外れているではないか!」

 

 

ダクネスが部屋の中に残された手錠を見て騒いでるうちに俺はベッドの下から手をダクネスに向け

 

 

『バインド!』

 

「なっ!」

 

 

俺はスキルを使ってダクネスを拘束した。

 

 

「ようダクネス、よくも俺を捕まえてくれたな。これはお返しだ。明日は何がなんでもアイリスの所へ行くからな。」

 

「か、カズマ!?どうやって手錠を外したのだ。いや、それよりもアイリス様の所に行くのだけはやめてくれ!頼む!他のことならなんでもしてあげるぞ」

 

「なんでも……だと……?」

 

 

どうしよう。何でもしてくれるなら是非エッチなことをしてもらいたい。相手はあのエロネスだ。まずは服を脱がせて下着だけの姿にしてその上で扇情的なポーズを取ってもらおう。そしてこう言ってもらうのだ。『ご主人様、私にお仕置きしてください。』と

 

 

「……なあカズマ」

 

「なんだ?俺は今お前に何をしてもらうか考えるのに忙しいんだ。」

 

「それは是非後で聞きたいのだが……それよりもカズマ……!」

 

「だからなんだよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「トイレに……行きたい……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

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