起きたらなんか男女比がやばい 作:ロースト大将軍
「というわけで。今から晴乃ちゃんと二人で君の取り調べを始めまーす。ぱちぱちぱちー」
テーブルを挟んで向かい側に座った洋奈が変なことを言い始めた。その隣には腕を組んで瞑目している晴乃。そして俺の席では、三人分の宿泊荷物が隣であふれそうになっている。
「カツ丼、お待たせしました」
「あ、彼にお願いします。はい、どうも」
「ごゆっくり」
ちなみにカツ丼は洋奈が勝手に注文した。取り調べなのでカツ丼屋かと思ったら、ここは蕎麦屋である。2人は蕎麦を注文した。
「いただきます」
「議長権限でいただきますを却下します。被告人は食器を机に置きなさい」
取り調べじゃなかったのかよ。仕方なく食べようとするのをやめると、裁判が続行された。
「さて、検察の犬黒検事。経緯の説明を頼みます」
「うむ。被告人は旅行最終日、我々と、その……接触をしていたせいで、最終チェックを怠り携帯電話を紛失。捜索の末、洋奈議長が携帯電話を発見、その通知画面を目撃する」
時系列立てて物事を解説する晴乃。だが接触云々は言わない方がいいのではないか。自分で言って赤くなってる。
こほん、とひとつ咳払いをして、片目でこちらを見てくる。何か非難されてる気がして、そわそわしてきた。
「洋奈議長はそこで、『被告人が旅行終了後、その日のうちに保護官抜きで、薔薇峰凛花という女性と密会をする約束を取り付けていた』ことを発見。すぐさま私、犬黒晴乃警察官に通報した」
「被告人、事件の経緯に相違点はありませんか?」
「……ない。たしかにその通り、です」
凛花にお土産を渡したかったし、旅行明けで会いたかった部分もある。それは違わない。
俺の心が幼稚なのか、それとも二人が構いすぎなのか。これぐらい放っておいてくれとも思ってしまう。
「犬黒検事。薔薇峰凛花という女性については?」
「……その前に洋奈、口調を戻していいか? 私もそろそろ蕎麦を食べたいのだが」
「あ、ごめんね二人とも。食べよっか」
一旦ピンと張り詰めた空気が弛緩して、それぞれがテーブルに乗った料理を食べ始める。
晴乃はめちゃめちゃ蕎麦をすするのが下手だった。
「お冷のおかわりはいかがですか?」
「あ、お願いします」
正直寒くて身体が冷えるが、カツ丼だから口が渇く。なみなみと注がれた水に口をつけ潤すと、一息ついた。
「で、話の続きなんだけど。薔薇峰凛花って、あの痴女騒ぎの時にいた人だよね?」
「たしか赤い髪をした、目の鋭い女性だ。私も事情聴取させてもらったからな」
二人にとっては痴女を捕まえた人という以外の印象がないらしく、それ以外どんなことがあったのか知らないらしい。正直洋奈辺りは察してそうだから驚いた。
(そういや洋奈は寝不足で具合悪そうにしてたんだったか……まさか痴女られた後すぐに抜いてもらったなんて考えもしないだろうな)
思えば衝撃的な体験だった。あれが初めて女性の肉感を知った時で、この世界で初めて友達ができた瞬間でもあった。
凛花の顔を思い出す。洋奈に似たアメジストの瞳を持ったピアスの似合う女性だ、波長が合うのか、あれからそこそこメッセージを飛ばしあっている。
「私としては、薔薇峰凛花は信用に値する人物だと思っている。聴取では真摯に返答していたし、被害を受けた君をだいぶ気にしていた。密会は認められんがな」
「……思うんだけど、いくら男女比1:10とはいえ、男性のプライバシーは守られないのか?」
この世界に来てから、自室か風呂トイレにいる以外ほとんど洋奈と過ごしているし、外出は晴乃さんもついてくる。そのことについて不満があるわけではないが、今回みたいに信用できる女性に会うことすら逐一報告しないといけないのは、行き過ぎではないかとも思う。
「……実際女性と比べて男性は自由がないのは否定できない。男性保護の研修では、必ず安全確保の次に自由性は必要とされてきた。だが何よりも、君が無事に生きていくのが大切だ。密会は許可できない」
「接触中第三者がいない状況で君が怪我したら、自業自得だとしても責任が追及される。君が心配だし、関係ない薔薇峰ちゃんだって被害を被るかもしれない。ままならない事態になる前にアタシら保護官がいるんだ」
おかしなシステムなのは重々承知してる、と洋奈は続ける。
全体の約9%という希少な人間の男性。種をつなげるために絶対守らなくてはならない存在。どうか納得してほしいという彼女らにお願いされては、こちらも折れるしかない。
「……わかった。俺も事前に言っておくべきだった。会うのはやめておく」
「ええ? 会わないの?」
「そうだぞ。土壇場で断るのはいただけない」
あれ、何か間違ったのかな。洋奈はよくわからないと言った表情だし、晴乃に至っては見かねていた。
「いや、二人とも会うのはやめておけみたいな雰囲気だったんじゃ?」
「そうは言ってない。密会するのがダメだという話だ。保護官の同伴があれば、安全も守れるからな。私たちも立ち会おう。今日会う約束をしているのだろう?」
「まあ、そうだけど……」
「近くにいられると気になるなら、お店の中とかだったら遠巻きに見れるよ。流石に外はしっかり警護させてもらうけど」
かなり気を回されている。他の女性に会うのが良くないのかと思ったのだが、どうやら事前に伝えなかったのが良くなかったらしい。
「わかった、それじゃあラインで事情を説明しておく。適当なカフェで会うつもりだったんだが、二人はそれでいいか?」
「了解した。私もきっちり職務を果たそう」
「どんな子なのかな〜」
スマホからラインを開いて、凛花に連絡。洋奈と晴乃が同伴することを伝えると、一拍置いた後に返信が来た。
『え 保護官はわかるけど あの警官の人も来るの』
『痴女られた後だからついてくるって 規則らしい』
『そっか そうだもんね 配慮が足らなかった その二人にはよろしく伝えておいて』
お返しにサムズアップのスタンプを返す。どうやら拒否されることはなかったようだ。
となると、女性3人に男1人か。男女比から察するに、これでも男性が多い比率なのだろう。つくづくおかしな世界だ。
「二人によろしくだって。荷物家に置いてしばらくしたら行こうか」
スマホを閉じて、カツ丼の残りを食べる。二人は既に蕎麦を食べ終えていたので、自分が最後だ。
晴乃は途中からすするのを諦めていた。一度思いっきり吸い込もうとしていたのだが、むせてしまったらしい。ちまちまと食べる様は小柄な彼女と相まって小動物感があってかわいい。
「ありがとうございました〜」
会計を終わらせて、蕎麦屋を出る。早めに昼飯にしたから、集合時間まであと3時間ある。ガラガラと戸を開けると、冷たい風が吹いていた。
「帰ってきても気温は低いままだな……」
「そ、そうだな……と、ところで……私もくっついていいだろうか……? 洋奈みたいに寒がりなわけではないが、その、警護のためだから……」
「……腕組むか? 俺も晴乃がいてくれると心強い」
「……! うむ……!」
「あっずる!」
晴乃と腕を組むと、隣に洋奈が抱きついてくる。
洋奈に触発されたのか、晴乃は段々積極的に触れ合いを求めることが多くなった。彼女自身まじめな印象があるから、こうやって違う一面を見せられると甘やかしたくなってしまう。
日本最大級の鉄道会社の電車に揺られて、地元を目指す。流石にこの時間からあのショッピングモールを目指す人はおらず、電車内はすいていた。
「やっと見慣れた景色になってきたな」
自宅近郊の駅になると、途端に帰ってきた実感が高まる。路線にちなんだ蛍光色のラインが入った電車が、隣の線路で並走している。
しばらく経ってから、旅の疲れが溜まってしまったのか、二人とも俺の肩を枕にして眠ってしまった。もうすぐ着くのに、椅子から立つ気力はもう残ってないらしい。
「二人とも……眠いのはわかるけどさ……」
晴乃は寝顔が可愛いし、洋奈に至っては膨らみが腕に当たっている。
前の世界じゃ爆発させたくなるような光景が、自分の身にかかっているこの状況。幸せ以外に表現できる言葉がない。
幸せな時間は案外早く過ぎ去るもので、10分もしないうちに最寄駅に着こうとしていた。このまま乗り過ごしたい誘惑を振り切って揺すって起こすと、寝ぼけ眼で一緒に立ち上がってくれた。
「……あしたにしない?」
「そうもいかないだろう……これを舐めるといくらかマシになるが……」
重そうな足取りで帰宅する俺たち。気つけ用として晴乃から濃縮レモン飴を渡されると、一も二もなく洋奈は口元へ放り投げた。
「ひゃっ!? ひゅ、ひゅっぱ!?」
「レモン果汁と酸味料を固めたものだから、慣れないうちはキツいかもしれない……胆を舐める夫差(ふさ)は苦い思いをしてきたが、こちらは酸っぱい分いくらかマシだろう……」
臥薪嘗胆の逸話を挙げて、晴乃もレモン飴を口にする。こちらは酸味になれてるのか、酸っぱさに身悶えることはなかった。
俺も一つもらい、口の中に入れる。
「がっ……!?」
口の中で弾ける、強烈な酸味。舌が触れただけで顔が歪む。酢酸かクエン酸かはわからないが、とにかく酸味成分が炸裂しているのはわかった。
3人酸っぱい顔をしながら帰り道を歩く。相も変わらず横並びで手を繋いでいるが、別の意味でドキドキしていた。
「ただいまー……」
一旦荷物を全て置いてしまおうということで、晴乃も一緒に自宅へ連れて行く。荷物を戻す気力はさすがに湧かなかった。
ブーツに溜まった運動熱を床材に押しつけて、力尽き果てながら壁にもたれかかる。数日ぶりの我が家はいつもと変わらぬ匂いで暖かく迎えてくれた。
「うぅ、愛しのベッドぉ……君が一番好き……」
「ふふん、なら私はこちらをもらってしまおう。洋奈はベッドと仲良くな」
今日は何やら晴乃の押しが強い。挑発的な視線を洋奈に投げ込むと、洋奈はやれやれと肩をすくめた。
「わかってないなぁ。そもそもだーりんはぶっちぎりのランキングトップで殿堂入りだし、いじめた後仕返しのラブラブえっち賞、理想のお婿さん賞、アタシのパンツでオナニーしてたで賞の三冠持ちだよ? それに、このベッドはだーりんとえっちする為のものでもあるんだから……♡」
「なっ……!? 今聞き捨てられない賞があったぞ!」
ほんとだよ。いつ俺が洋奈のパンツでオナニーしてたことがバレたんだ。もしやすることすら予測してパンツを置いていたのだろうか。
あれは一時の心の迷いだったのだが、それを開けっ広げにバラしてしまうあたり、洋奈はかなり晴乃に心を許しているようだ。俺はとっても恥ずかしいのだが。
「あの時はアタシを想いながらスるだーりんを見ながらシてたんだけど、かなり捗ったなぁ♪」
「ずるい……!」
そしてお前もシてたのか。晴乃は羨ましそうにしてるけど、それでいいのかよ。どの口が言うって話だが、無断で自分の下着使ってオナられたら怖くない?
男女逆転させて考えてみる。洋奈が俺のブリーフを片手に、必死に股を擦ってる姿を想像した。
……うん。好きな相手にされると確かに嬉しいかもしれない。俺が間違ってたわ。
猥談に花を咲かせていると、なんだかやる気が湧いてきた。エッチな意味でのヤる気ではなく、外に出るためのやる気だ。
癖になったのか、洋奈は晴乃から2個目の飴をもらう。相変わらず舐め初めは小さく悲鳴を上げているが、それが堪んないらしい。
「それじゃ、行くか」
3人手荷物を確認しあって、自宅からカフェに向かう。集合時間10分まえには到着できる筈だ、そう急ぐ必要もない。
やはりというか、一歩一歩地面を踏んでいると、乳酸が溜まっているような感覚がある。いわゆる疲労なので、帰ったら早速寝てしまおうと決意した。
「……ん、久しぶり」
「久しぶり。あの時以来だな」
カフェの四人席を既に確保していた凛花が立ち上がり、俺たちに会釈する。あの時から彼女は変わっていなくて、不器用ながらも優しい笑みを浮かべていた。
「あの時の保護官の人とお巡りさん」
「白川洋奈。あの時はありがと。薔薇峰ちゃんだよね? 急に割り込んじゃって申し訳ないけど、これも規則だから」
「犬黒晴乃だ。薔薇峰凛花、改めて君の勇気ある行動に感謝する。一定期間中警護の増員のため、私も同伴させてもらうことになった。よろしく頼む。飲み物を頼んでくるから、少し待っていてくれ」
率先して飲み物を取ってきてくれる晴乃にお礼をして、俺と洋奈はそれぞれ、アイスコーヒーとミルクティーを頼む。支払い用にスマホを渡そうとするが、そのまま行ってしまった。
「……あのさ、あれから様子は大丈夫なの。あたしは男じゃないから、異性の考え方なんかわかんないけど……少し気になる」
凛花はどうやら痴女騒ぎの後、俺が体調を崩していないか気になっていたようだ。人差し指を突き合わせる動作は、少し震えていた。
「まあ、あれから色々あったけど……晴乃が警護してくれて、それから色々出かけたり、旅行にも行ったし。結構充実してるかな」
「晴乃……?」
警官の人だよ、と補足を入れても、凛花は腑に落ちないような顔をする。隣に座った洋奈は、やれやれと言った表情だ。
「薔薇峰ちゃんが聞きたいのは、いつの間に晴乃ちゃんと仲良くなったんだってことでしょ?」
「ああ、そっか。晴乃とは旅行で親しくなったんだ。堅い印象があるかもしれないけど、話してみると結構違ってさ」
「ふーん……?」
関心があるのかないのか、チラッとこちらを見る。
今では晴乃もずるずると関係性を深めてしまっている。男女比に偏りがあるとはいえ、元の世界の感覚が抜け出せず、自分が二股クズ男に思えてならない。
(そういえば、洋奈も晴乃も、それに凛花とも関係を持ってるんだよな、俺……)
どちらにせよクズ男には変わりはなかった。
一人変なことを考えて落ち込んでいると、洋奈に揺さぶられる。やはり少し旅の疲れが溜まっているのか、目がうつろになっていたらしい。
「……出直そうか? 別に旅の後無理して来なくてよかったのに」
「大丈夫。お土産も持ってきたから、早く渡したかったんだ。はいこれ、気に入ってくれると嬉しい」
包装紙に包まれた二つの小箱を渡す。別に中身は隠すほどのものじゃないが、こういうのは特別感があった方がいいということで、それっぽい紙袋から取り出した。
「開けてみて」
「う、うん」
包装紙を丁寧に取り外し、手触りの良い素材の上蓋を外す。俺はピアスには明るくないが、洋奈や晴乃も選ぶのを手伝ってくれたから、多分目利きは大丈夫と思いたい。
「あ……」
薔薇のピアス。別に熱烈な愛の言葉とか、一目惚れとかそんな意味は持っていない。だけど、凛花に一番似合う花はこれだと思ったから、より良いデザインのものを探した。
「うれしい……」
一対のピアスを胸に抱えて大事そうにする凛花。
よかった、まずは嫌いなデザインとかではなさそうだ。
「薔薇峰ちゃん、着けてみない? 喜ぶよ〜?」
「見せてもらうことって、できるか……?」
「わ、わかった……! ん…………どう、かな」
洋奈と俺の要望におずおずと片方のピアスを付け直す凛花。耳たぶを飾る黒い薔薇は、彼女の赤い髪色と調和していた。
「……かわいい」
「え?」
「すごく似合ってる。前のピアスも好きだったけど、今の方が断然素敵だと思う。それに、なんていうか、バランス? 薔薇の装飾と赤い髪色がそれぞれを補い合うというか……」
「ちょ、どうしたし……?」
「や、やめ…‥ストップ……!」
そこまで言って、制止の声がかかる。
凛花は顔を赤らめながら俯いていて、上目遣いで恥ずかしそうにこちらを見ていた。
さらに増大していくかわいさ。照れるような顔が、あの時の凛花を思い出して、さらに心拍数が高まる。
「ご、ごめん……でも、すごく、その、綺麗だ。『凛花』」
「……! あ、ありがと……!」
「ん……?」
言いたいことを一言に集約して、彼女に伝える。凛花もそれが嬉しいようで、今度は耳元のピアスを撫でだした。
「……ねえ、君たち」
お互いもじもじしていた俺たちの間に入り込んだのは、洋奈の言葉。音楽のかかる店内でもよく通るような声が、テーブルに響く。
「一体いつから、名前で呼び合うようになったのかな?」
「あ……」
「……ふん」
何やら踏んではいけないスイッチを踏んでしまったらしい。いつも聴いている洋奈の声にしては、やけに冷たい音色だった。
すごく良くない状況だ。率直に言えばやばい。
肝心の凛花は、何か問題でもあるのかといった風に睨んでいるし、洋奈は洋奈でいつぞやの蛇のような目つきをしている。誰がどうみても修羅場だ。
この状況を打開する方法あるのだろうか。無駄なことを考えつつも、なんとか解決法を探る。
「ふん、ふん、ふん……♪ いやあすまない。ホットドッグを追加注文していたら遅れてしまってな。もちろんみんなの分の飲み物を持ってきたぞ。ブラックのアイスコーヒー、それとミルクとガムシロ付きのをもう一つ。あとはミルクティー、で合ってたよな? ……どうした? 何かトラブルか?」
そんな時、状況を把握できてない、ホットドッグのお巡りさんがやってきてしまった。
というわけで、薔薇峰凛花導入回、もしくは導入の導入回。
本当はこの話に薔薇峰凛花の姉の話をしたかったのですが、「いたずらにヒロイン候補増やしていいのか……?」という判断により一旦保留。需要があれば書きたいと思ってます。(モデルはソーシャルゲーム「ラストオリジン」から「C-77 紅蓮」)
需要ついでですが、今回の話、薔薇峰凛花の投票数が伸びてるのもあって執筆を決意しました。やっぱり現在もイベント開催中のホットキャラなので、どんどん魅力を引き出していきたいですね。
こんな感じで、皆さんの声が作品に反映されるので、お気に入り登録、しおり、評価そして感想をお待ちしております。
特に感想はあればあるほどいいということで、非ログインでも受付可能となっておりますし、適当なお手紙ネームを書けば匿名での送信も可能になっております。乞食でも何でも、読者の意見が聞きたい!(本音)
それではまたお会いしましょう、読んでくださりありがとうございます。
登場済みキャラで誰が好き?
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主人公
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白川洋奈
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薔薇峰凛花
-
犬黒晴乃