日が暮れはじめた闘技場で、転がったパウロが立ち上がるのを待っていた。闘技場に張られた結界のおかげで傷はない。どちらかが気絶するか、降参するかで勝負は決する。
リョウマの構えは変則の下段。明らかに左右のどちらかへと踏み込み、斬りあげるのを狙っている。
地面を斬りつけたせいで剣先どころか足元すらも見えない。それが目的なのだろう。初動を悟らせずに攻め込むためだ。
だがパウロもそんな思惑は読めている。足元と剣先に注意を向け、いつでも反撃が出来る様に正面に長剣を構えた。腐っても三つの流派を上級という高みまで極めたのだ。リョウマがどの程度の実力を持っているのかは知らないが、所詮は格下だ。良くても中級が関の山。不意を突かれたせいで一撃を食らってしまったが、後は予定通りねじ伏せてやる。
(とでも、思っているのだろう)
視線が足元、粉塵の中に集まっているのをリョウマは気づいていた。そうなるように仕向けたのだから当たり前だ。足さばきの太刀筋を悟らせないためというのは本当だが、真の狙いは別にある。開きすぎた距離があっては、こんな小手先の策では足りない。もう一つ、初動を隠しながら距離を詰め、先手を取るための策。
それが活きるまで、三、二、一……
「っ、なんだ、これっ!」
カウントがゼロになった瞬間、粉塵に紛れていたリョウマの太刀が紅い光を放った。突き刺すような閃光に視界を遮られ、パウロは構えを解く。その隙を、狙って作り出した一瞬を、リョウマが見逃すわけもない。
ぞん、ぞん、ぞぞぞぞ、ぞん――!!!
一歩、二歩、三歩と踏みしめた個所が陥没し、殆ど地面と平行になりながら駆け抜ける。黒いコートを翻す姿は、さながら怪鳥のような恐怖を放っていた。刃で闘技場を撫でながら粉塵を巻き上げると、遂に太刀が届く間合いへと辿り着く。
「グラアァ!」
獣にも似た叫びを上げながら斬り上げた刃が空気を裂き、パウロの鎧を撫でる。火花が散りながらより深くと斬り進んでくるが、深手を負う直前で長剣がそれを遮った。斬り上げた刃と押さえつける剣が互いを削り合い、火花が散る。
数秒のうちに何合斬り結ばれたのか分からない。細く反りのある太刀が長剣を弾き、受け流しながら剣閃を放ったかと思えば、幅広の長剣が振り下ろされ、防ぎながら距離を取ろうと拒絶する。
鍔迫り合いになって、ようやく闘技場の観客たちが湧いた。一瞬の攻防に興奮し、ヤジを飛ばし、黄色い声援を送る。これこそが闘技場の醍醐味だ。雑音に晒されながら、リョウマは鍔迫り合った力加減を微調整しながら身体の軸を探っていく。
「てめぇ、どんな小細工しやがった。汚ねえ真似しやがって」
その雑音の中でもとびきりなのが飛んできた。確かに小細工だろう。
リョウマがやった事は、粉塵をまきあげ、そこに刀身と足を隠すという行為。だがそれだけでは太刀から光など放たれない。
そこで重要だったのは、傾き始めた日の光だった。パウロが太刀を注視した最中、差し込んだ日の光を反射させ、視界を奪った。
劣化版閃光弾と言えば良いだろうか。
そんな小細工と呼ぶに相応しい手段に、パウロはまんまと嵌ってくれた。ほくそ笑みそうになるのを堪えながら、太刀に角度をつけて鍔迫り合いの均衡を崩す。
「っ、このやろ」
「刃を受ける時は、不用意であってはならない。軸を崩せなければ、無限に後手に回り、反撃の隙すら手に入らなくなるからだ……」
小さく、自分に言い聞かせるように呟いたリョウマは、太刀を構え直す。頭の中は思った以上に冷静だった。狙うべきはパウロの命。息を吐き、吸い込み、再び吐いて、止める。
刹那、色を無くしたモノクロの視界に火花が散った。
「こんな風にな……!」
体勢を崩した敵へと放たれるのは、剣神流でも北神流でも、水神流でもない刃の連撃。
上段、斬り上げ、横薙ぎ、袈裟斬り、逆袈裟、真っ向、打突。
息つく暇も与えず繰り出される剣技に、パウロは反撃することも出来ずに圧されていく。おそらく膂力も剣の速度もリョウマよりパウロの方が上だ。それなのにこうも圧倒されるのは、技の冴えと見切りによるものに他ならない。
反撃しようとした瞬間に出鼻を挫き、逃げようと守りを疎かにすれば容赦なくそこを突いてくる。鎧が削れ、マントが破ける。それはつまり、防ぎきれていないという証拠だ。
「こん、の、調子に」
だが降り注ぐ剣撃の最中に、僅かな隙があることに気がついた。腐っても天才剣士。力任せに長剣を振るい、連撃の中にあった隙へと渾身の一撃を叩き込んでやろうと雄叫びを上げた。
「乗ってんじゃねえ!」
**********
ゼニスがこの武闘会を見に来たのは、ギレーヌやエリナリーゼを応援するためだった。パウロも出場しているが、ここ最近の行いを考えると応援するような気分にはなれなかった。結局エリナリーゼは初戦でギレーヌとあたり、ギレーヌは準決勝で不自然な負け方をしてしまった。
あとはリョウマが決勝戦まで進んでいると知っていたが、こういったことにやる気のない彼のことだ。適当なところで降参するだろう。
そう思っていたのだが――
「すごい……」
ゼニスが見たのは、荒々しく怒声を上げる親友の姿だ。振るう刃に隙は無く、数珠繋ぎのように繰り出される技には淀みがない。剣術に関して素人の彼女でも、リョウマの刀法が達人の域にあることはよく分かった。思わず見惚れてしまうような演舞に、会場は割れんばかりの歓声をあげている。
「さすが、見事な剣技だな」
「あ、ギレーヌ。もうこっちに来て大丈夫なの?」
「ああ。むしろ、さっさと出ていってくれだそうだ。腹立たしい奴らめ」
鼻を鳴らしながら隣に座ってきたギレーヌに、売店で買った安物の酒を渡す。一つ礼をいうと一気にそれを飲み干した。アルコールのお陰で損ねていた機嫌も少しはマシになったようだ。楽しそうに闘技場内で繰り広げられる剣戟に酔いしれている。
「ねえ、どうしてパウロは反撃しないのかな? これじゃあ、一方的にやられるだけじゃない?」
剣術の素人であるゼニスらしい質問だった。確かに何も知らない者から見れば、ただパウロが何もせず、守りに徹しているように見えるのだろう。攻撃的な性格と相反する戦いの組み立て方に、疑問を抱くのも無理はない。だがギレーヌには、それが何を意味するのか分かっていた。
「あれは反撃しないんじゃなくて出来ないんだ。剣を振るう時には身体の軸が重要になる。それをずらされたら、一度立て直さなければいけないが、攻め立てられてはそんな暇もない」
無駄を一切省いた美しい剣戟は、正にそれを狙ったものだ。暇を与えず、時間を与えず攻め立てる。言えば簡単だが実際に成し遂げるのは難しい。美しさすら覚える刃の演舞は、ギレーヌですらできない完成された技のさえを持っていた。
「そしてリョウマの剣には、注意深く見ればわずかな隙がある。それが厄介で、えげつない所だな」
「え? 隙があるのって、いいこと……あ、リョウマからしたらダメなことなんじゃないの?」
その通りだ。だから誰もが一対一の時に限らず、戦闘中は隙を作らないように警戒する。神経を研ぎ澄まし、危機察知能力を働かせるものだ。それが命を懸けた戦場での極意。パーティーで行動していればもちろん、普段から単独で数多くの脅威に立ち向かっているリョウマが知らない訳もない。
では、どうして隙が生まれてしまうのか。この意味に気づくものは、きっとこの場にはギレーヌしかいないだろう。
「まぁ、見ていれば分かるさ」
そう言われ、ゼニスは再び闘技場へと目を向ける。攻め立てるリョウマの太刀。その最中に、パウロの長剣が大きく振り上げられた。金属同士が擦れ合い、ぶつかり合う鋼の凶器。
弾かれた太刀をリョウマが引き戻すよりも先に、きっとパウロの横薙ぎの一閃が届く。
そう誰もが息を呑んだ、その瞬間だ。
**********
「不用意であってはならないのは……」
トンッ、と太刀の剣先が幅広な剣身に乗せられた。先ほどまでの苛烈な攻めとは真逆の、静かな動き。僅かな力しか籠っていないはずなのに、パウロの一撃は思わぬ方向へと逸れていき、空を切った。
そして一歩、リョウマが太刀を返し、斬り上げる。長剣は宙を舞い、パウロの後方へと放物線を描きながら突き刺さった。
「刃を出すときも同じだ。それすらも分からないのか」
片手で構えた太刀をパウロに突き出す。切っ先がギラリと光り、いつでも脳天を突き刺すことが出来ることを示していた。誘いこまれたと気が付くのにもう時間はいらない。ほんの小さな隙を作り、誘い出すことによってカウンターを叩き込む。またしてもパウロはリョウマの策に嵌ったのだ。
「てめぇ……!」
「剣を拾え。結界の中なら死にはしない。後ろから斬るようなこともしない。真正面から、お前の剣をねじ伏せてやる」
文句は言わせない。
その意思を眼光から感じ取ったパウロは、舌を打ちながら長剣を拾いに行く。屈辱的だった。格下だと思っていた相手に、ここまで簡単にあしらわれている。自分の女にいい所を見せてやろうと思っていたのに、どうしてこうなっているのか。全て自分と対峙しているみすぼらしい男のせいだ。
「言っておくが、情けない姿を晒しているのはお前の不手際だ。ゼニスが機嫌を損ねているのも、お前が裏切り続けているからだ。身から出た錆とはお前のことだろうな」
「っ、てめぇ、あんまり調子に乗るんじゃねえぞ」
痛い所を突かれたのだろう。反論も出来ない。だが浮気の何が悪い。英雄とは色を好むものだ。自分ほどの実力者がそうなっていったい何が悪いというのだ。そんな浅ましさを見抜くように、リョウマの眼光がパウロを射抜く。
「いいぜ、そこまで言うんなら本気でやってやる」
リョウマにしか聞こえない程度の声量だったが、十分だった。
パウロは長剣をまっすぐ構える。
リョウマが太刀を脇に構える。
「オラァッ!!」
先に動いたのはパウロだ。距離は先程より離れていない。一撃の重さならば自分の方が上だとでも言いたげな、力任せの横薙ぎが繰り出される。
剣圧が空気を揺らし、リョウマも回避に間に合わず太刀を構えて受け流す。ビリビリとした衝撃が全身を襲い、間髪入れずに振るわれる長剣の速度も威力も、リョウマの連撃を上回っていた。
「こんな、もので……」
だが、所詮はその程度だ。速く、重いだけでキレがない。繋ぎ目も雑で、簡単に読めてしまう。こんなものでは、リョウマを捉えることなどできない。
逆手に持ち替えた太刀で長剣を巻き込むと、柄頭でパウロの胸部へと打突を叩き込む。斬撃とは違う鈍い痛みに咳き込んだパウロに追い打ちをかけるように蹴り飛ばすと、荒い息を吐きながらリョウマは叫んだ。
「ふざけるなよ……!!」
この程度の力で息巻いていたのか。この程度の力でゼニスを苦しめているのか。この程度の力でギレーヌを貶めたのか。
さまさまな感情が籠った怒りの声だが、パウロは口の中に滲んだ血を吐くだけで返答はしない。もはや互いに問答をする時間は過ぎていた。
ならば斬る。リョウマはそれだけを決めて駆け出した。カウンターなど気にしていないと言うほどの速度で距離を詰めれば、パウロはそこへ長剣を振るう。
ようやく技らしい技だ。剣神流の袈裟斬り。基本的な技だが、シンプル故に威力と効果を持っている。だがリョウマは剣神流を知っている。それどころか、相手よりも深く理解している。逆袈裟に太刀を斬り上げて弾くと、返す刃で袈裟に振り下ろす。
「この、クソッタレ」
「今の一撃、ギレーヌが放っていれば俺は防げなかった」
ギリリ、とパウロの長剣を押さえつける。先ほどまでの非力さは何処へと消えたのだろうか。コートの下で剛力を発揮した両腕に血管が浮き出ていった。怒りが、リョウマを支配していく。
「分かるか。俺も、お前も、所詮はその程度なんだよ」
ギレーヌのような死力を尽くして王の位を手に入れた剣士には、付け焼刃の自分たちでは届かない。それを下らない性欲で、下世話な思惑で圧し折っていいものでは無い。
太刀を返し、長剣の上に刃を滑らせて顔面を斬り上げる。もう返答はない。そんなものはいらない。回転した身体にブレーキを掛けると、鞘へと瞬時に刃を収める。
「滅神流刀法……」
その口から零れ出たのは、三つの流派を聖級にまで練り上げた男の剣技。生み出されたのは、その流派を打ち破るために精錬された神殺しの刀法。
「黒の太刀――‼」
誰も見えない。
誰も知らない。
必殺の抜刀術。
それが遂に、勝敗を決した。
**********
「それで! それでどうなったのですか!」
小さな子供にせっつかれながら、ゼニスは編み物をする手を止めた。子供は男の子だ。黒髪にゼニスと同じ色の目をした男の子は、小さな体躯に合わせて作られた木刀を腰に差している。顔立ちは優しく穏やかなもので、僅かに剣呑とした光を宿している。
「そうね……結局リョウマが優勝して~、賞金はギースが総取り。宿泊券は私にくれたの。パウロとは泊まらなかったけどね~」
確か、そう。宿泊券は女性陣とのお泊り会に使った。リョウマに完膚なきまでに叩きのめされ、一気に機嫌を悪くしたパウロは、黒狼の牙を置いて歓楽街にまでストレスを発散しに行っていた。どうせ浮気。考えるのも馬鹿らしくなったゼニスは、リョウマも連れて飲みに行ってしまったのだ。
「で、それから三日後くらいかな~、ルーデウスのお父さんとイイ感じになったのはね、っと。はい、出来た!」
言いながら出来上がったのは、ルーデウスと呼ばれた少年のマフラーだ。寒くなったこの地域で冬を過ごすには必需品で、小さな身体を暖めるのに重宝する。我ながら出来の良い防寒具をルーデウスに巻き付けると、可愛らしくもゼニスの夫の面影を持つ面差しに愛おしさを感じた。
「で、お父さんはパウロから私を奪い取って、ギレーヌやエリナリーゼ、リーリャのことも幸せにしてくれました、めでたしめでたし」
「わぁ〜、凄いです! お父さんは、本当に凄いです!」
子供ながらにルーデウスは父親へと憧れを抱く。悪漢に虐げられていた女性たちを救い出す姿は、話に聞く限りまさに物語に出てくる英雄だ。だが、そこはやはり子供なのだろう。一体どんな事情と過程があってゼニスと父親が結ばれたのかを理解するのは難しい。
「僕も、もっと強くなってお父さんみたいになりたいです!」
子供らしい真っ直ぐで純粋な憧れは眩しく、そしてゼニスでは抱くことのない感情だった。微笑ましい息子を抱きしめるとキャッキャウフフと戯れながら幸せな時間を過ごしていく。すると、地下の階段から誰かが登ってくる音が聞こえてきた。
今地下にいるのは、ルーデウスにとってもう一人の母親であるエリナリーゼと侍女兼母親のリーリャ。そして、ここの家主であるもう一人だ。
「む? なんだ。なにかあったのか?」
当時に比べれば幼さがなくなり大人の男性へと歳を重ねた男性、リョウマが上がってきた。簡素な服に身を包み、小綺麗にしてはいる。だが地下で何をやっていたのか、ゼニスにはお見通しだ。
そんなことを知らないルーデウスは、膝から降りてリョウマへと駆け寄っていく。
「お父さん、お父さん! 稽古つけてください! 僕も、お父さんみたいにカッコよく女の人を助けたいです!」
「そ、そうか」
「はい! そうなんです!」
「……じゃあ、庭に出て準備運動をしていろ。薪割りをしてるギレーヌも誘って、一緒に鍛錬だ。後からすぐに行く」
どこか遠慮がちにリョウマは息子の頭を撫でる。するとルーデウスは満面の笑みを浮かべ庭へと走り出した。元気の塊のような息子の姿にゼニスも本当に嬉しくなってしまう。
「いったい、何を話してたんだ?」
休憩とでも言うかのようにゼニスの隣に腰をかけたリョウマから、どこか淫靡な臭いが漂ってくる。汗と唾液、精液と愛液が混ざった、情事の臭いだ。ズクン♡ と下腹部が熱くなり、発情しそうな気配が漏れるが、咳払いをして何とか耐えた。
今のゼニスは、どうしてもリョウマとセックスできない理由があった。
「別に? ただ、孕ませたお嫁さんを放ったらかしにして、第三、第四夫人とセックスしまくってる旦那様が、どうやって浮気男から私を攫ったのか話してただけよ」
少し意地悪な笑みを浮かべたゼニスの腹部は大きく膨らんでいた。ルーデウスの次の子供を妊娠していることの証明だ。そのせいでここ最近は欲求が溜まっているのに、リョウマはいつも通り愉しんでいる、少しは意地悪もしたくなるというものだ。
言われたリョウマは少し困ったように顔を顰める。
「その、それは、すまん……お前はいま、大事な時期だから……いや、言い訳だな、これは……」
そんな真面目になりながら頭を下げるリョウマに、ゼニスはおかしくなって笑ってしまう。似たようなことをしたパウロは、言葉だけの謝罪しかしてこなかった。それどころか逆切れして手を上げてきたこともあった。
だがリョウマは、こうして頭を下げて謝ってくれる。そんな誠実さが、やはりこの人を選んでよかったとゼニスに確信させる。
「うそ、冗談、怒ったりして無いよ。あなたが私たちのことを愛してくれてるの、分かってるから」
全員に指輪を渡し、妻として、家族として迎えてくれた彼は、子供が出来ても自分たちに女としての幸せをくれる。愛しい、可愛い、ゼニス達の夫。
「だから、はやくルーデウスのところに行ってあげて。お父さん!」
わしゃわしゃとリョウマの髪を乱して促すと、薄っすらとした笑顔を浮かべて庭へと歩いていった。
きっと、これが幸せなのだろう。この日々がいつまでも続きますように。そんな祈りをミリス神へと捧げながら、新たな命が宿ったお腹を撫でた。
戦闘シーンはいろんな作品を参考にしました。
読むなら誰を読みたい?
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ゼニス
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ギレーヌ
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エリナリーゼ
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リーリャ
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その他