※この作品はR-18です。

隣の加賀さん。   作:カマケル

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プロローグ

 

 

 

 

 

 

 

隣の加賀さん。

 

 

僕の住んでいるマンションの隣の部屋には、とてつもない美人が住んで居る。

 

大和撫子っていう言葉がふさわしい女性。

 

ちょうど僕と同じくらいの年齢だろうか。

 

一人暮らしで、おそらく在宅で仕事しているもんと思われる。

 

なぜ、そんなことまでわかるのかって、

 

毎朝会っているからだ。

 

 

 

『ガチャッ』『ガチャッ』

僕と彼女の扉が同時に開く、平日毎朝起こることだ。

 

 

『おはようございます』

 

「……おはようございます」

 

挨拶すると、一呼吸遅れて返事が帰ってくる。

 

凛とした落ち着いた声。

 

耳にするだけで幸せを感じて、ついつい頬が緩んでしまう。

 

仕事に行くために、スーツを着ている僕とは違い。

 

でも、彼女はいつもラフな格好。

 

駅に向かう僕とはいつもマンションの入口で別れて別方向に向かっていく彼女。

 

向かう先には、この時間に向かえば開店するレストランがある。

 

毎朝そこで食べるのは、なかなかにお金がかかる筈だが、

 

自分で言ってしまうのもあれだが、このマンション自体も結構お高い部類だから余裕はあるのだろう。

 

 

 

最初は話すことなんてしなかった。

 

 

ただ同じ時間に出て、近い距離で歩くだけ。

 

女の子、それも、こんなにも可愛い娘に、無視されなんてでもしたら、

 

泣く、普通に泣いちゃう。

 

挨拶したのは、気まぐれだった。

 

やっぱりお隣さんだし、最低限挨拶ぐらいしても良いんじゃないか。

 

ちょっと声だけでも聞けないかな、とか。

 

あわよくば仲良くなんてなれたら最高だとも思ったりしなかったりしたからだ。

 

初めて言葉を交わせた時、感動した。

 

緊張して、声が震え無かったのが奇跡だと思った。

 

 

そして、今日はそんな最初の時以上に緊張している。

 

いつもは一切はなさない。完全な無言だった、けど今日は違う。

 

このままの関係で、満足すればいいと思いもする。

 

でも、それ以上の関係になりたいと思ってしまう、自分もいるのだ。

 

 

僕が、彼女と二人っきりになれるこのエレベーターに乗るまでの時間が勝負だ。

 

『あの……駅前のビルに入ってる鹿玄亭って焼肉屋、知ってますか?

 行ってみたいと思ってるんですが、

 あそこ、2名からでないと利用できなくなってまして、

 ご都合良ければ、今度の土曜日のお昼にでもご一緒にいかがですか?

 僕が行ってみたいからなので、支払いは全部僕が出しますよ』

 

言った。

 

言ってしまった。

 

デートに誘う場所として選んだのは、歩いていける距離の、

有名高級焼肉店。

いきなりデートに誘うのもどうなのとも思ったが、

一緒にいる時間も僅かなもの、

世間話なんてしてる時間わなかった。

だから、ダメ元だ。

 

 

………

 

無言が辛い。

 

………

 

………

 

やばい泣きそう。

 

………

 

 

「…そうですか」

 

エントランスを出て、いつも通り別れる時になって、

彼女は、そうポツリと呟いた。

 

そして、困惑する僕をよそに歩いて行ったしまった。

 

え!?

えー!?

どっち、ダメなの、良いの、

わっかんないよー。

 

 

 

_________________

 

また、次の日、その次の日も、

聞く勇気を持てず、挨拶だけ……

 

 

そして、前日となる金曜日、

 

 

 

「明日、…楽しみにしています、

 11時30に出れば良いでしょうか?」

 

そんな言葉を、別れ際に彼女は問いかけてきた。

 




AAでかけるって聞いたのに、色々やヤッてみたけど出来んかった(泣)
誰かわかる人いたら、教えて

デケた、良かった
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