※この作品はR-18です。

元ロックスの兵藤一誠   作:黒旗

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オカルト研究部との邂逅から翌日、俺は昨日同様にレイナーレ達を放置して学校にへと向かうのだった。

 

時は流れて、放課後になり帰り支度を整えていると教室の外から悲鳴が上がる。

 

気になった俺が教室から顔を出すと、そこには駒王学園の王子様と呼ばれている木場佑斗がいた。

 

「やぁ、兵藤くん昨日のことで部長が呼んでるから一緒に来てくれないかな」

 

「いいぜ」

 

木場の言葉に俺は承諾し歩き始める。

 

すると、周囲の女共がコソコソ話を始める。

 

「木場君なんで変態兵藤なんかと・・・」「もしかして木場君って・・・」

「つまり兵藤×木場」「逆に木場×兵藤!?」

 

おい、コイツラ頭腐ってんのか!?

 

俺は女が好きなんだよ、何が悲しくて男に手ェ出してることになってんだゴラァ!!

 

内心女共のトチ狂った会話にツッコミを入れて木場の後についていく。

 

あっ、今の内に接触する時のキャラ決めとくか。

 

でないと、ボロが出てやらかしそうだし。

 

欲に忠実で軽い感じのキャラみたいなかんじにすっかなぁ。

 

その方がバレにくいだろうし、それで行こう。

 

そうしてたどり着いた場所が旧校舎の中にある一室。

 

「部長、兵藤くんを連れてきました」

 

「ちわーっす、呼ばれてきました兵藤でーす」

 

そう言いながら中に入ると、そこには二大お姉様の一人姫島朱乃先輩と駒王学園のマスコットである後輩の塔城小猫がいた。

 

塔城は羊羹を食っていて姫島先輩は給湯係なのか茶の用意をしている。

 

そして、俺のことを呼び出したリアス先輩は部屋の奥に置かれた椅子に腰掛けていた。

 

「それで俺になにか用でもあるんで?」

 

「そうね、まずはお茶にしましょう。話は飲みながらでも出来るし」

 

「そうっすね」

 

俺の言葉に少し眉を潜めたがすぐに持ち直してそう言ってくるため同意する。

 

「どうぞ」

 

「あざっす」

 

姫島先輩の淹れて出してくれた紅茶を一口飲む。

 

ふむ、薬の類は入ってないな。

 

薬漬けにしてどうこうしようってことはまずは考えてないってことか。

 

過去の経験からこういうのには敏感になってしまったからしょうがないが癖になっちまってら。

 

「それじゃあ早速本題へ入りましょうか」

 

カップを机に置きながらリアス先輩がそう言ってくる。

 

「あぁ、いいっすよ。それと俺のことはイッセーって呼んで下さいよ、そっちの方が呼ばれ慣れてるんで」

 

そう言うとリアス先輩が問いかけてくる。

 

「それじゃあイッセー、昨日あなたははぐれ悪魔バイサーの寝蔵にいたのは何故なの?」

 

「ちょっと待てくれ、そのなんだよはぐれ悪魔とかってのはなんなんすか?」

 

「もしかして、知らないの?」

 

「えぇ、全く」

 

俺の言葉を聞きリアス先輩は頭を抱える。

 

「まさか、こちら側と思ったら全くの無関係だなんて・・・」

 

「まぁ、そう気にせずに。そういう事もありますって」

 

「君が言うことじゃないと思うよ」

 

リアス先輩にそう言うと木場がそうツッコんでくる。

 

「それじゃああなたがあそこにいたのは単なる偶然なのね」

 

「そっすね」

 

「それでもおかしいわ、普通の人間がはぐれ悪魔を完封出来るなんて・・・」

 

「あー『そこからは俺が話そう』おい」

 

「誰!?」

 

突然響く声にリアス先輩達が警戒態勢を取り周囲を見渡す。

 

「あー、リアス先輩こっちっす」

 

「え?」

 

俺が呼びかけると全員の視線が向けられる。

 

俺の左腕が赤い龍の籠手に変化していることに気づく。

 

「イッセー、あなた神器(セイクリッド・ギア)を持っていたのね」

 

『初めましてリアス・グレモリー、俺の名は赤い龍の帝王(ウェルシュ・ドラゴン)ドライグだ』

 

「赤龍帝!? イッセーが今代の赤龍帝なの!?」

 

リアス先輩がドライグの名前を聞いた途端、大声を上げる。

 

それに伴って姫島先輩、塔城、木場が驚きの表情を見せる。

 

「なるほどね、それならバイサー程度は訳なく倒せる訳ね」

 

『そういうことだ』

 

自己解決しているリアス先輩に口を挟まずに俺は静観する。

 

そうやって深読みしてくれた方が俺が説明するのも省けるから助かるからな。

 

「バイサーを倒せたことの理由が赤龍帝だったからというのなら納得だわ」

 

「それじゃあ本題は無事解決ってことで帰っていいっすよね」

 

「待って頂戴」

 

「なんすか、まだ何か?」

 

要件が片付き帰ろうとした時、リアス先輩が静止してくる。

 

「これはあなたの意思によってだけど、私の眷属にならない?」

 

「は?」

 

突然の提案に俺は呆けてしまった。

 

「これに関してはあなたが良ければの話よ、だから嫌なら断ってくれてもいいわ」

 

「悪魔になったらなにかメリットでもあるんすか?」

 

「最初は下級悪魔からスタートするのだけど功績が認められれば階級が上がって上級悪魔になれば私のように自分だけの眷属が持てるようになるの」

 

「自分だけの眷属ねぇ・・・」

 

あれ、これ俺にとっては好条件だよな。

 

後ろ盾を得られる上に上級悪魔になったら自分の眷属が出来るわけだしな!!

 

「リアス先輩、俺悪魔になります!!」

 

「そう、それなら早速始めましょうか」

 

そう言いながらチェスの駒を取り出す。

 

「あれ、なんでチェスの駒を出してんすか?」

 

「これは悪魔の駒(イーヴィル・ピース)といって他種族を眷属悪魔に転生できる代物なの」

 

「へぇ〜、便利っすね」

 

「でも、それによっての弊害も出てるわ。それがはぐれ悪魔よ」

 

「そういや、はぐれ悪魔ってのは他の悪魔とは何が違うんすか?」

 

俺の問にリアス先輩は答えてくれる。

 

「はぐれ悪魔は主の下から逃げた眷属悪魔のことなの。他には主への敵対行動とか、ね。はぐれになる理由は色々あるけれど、主な理由は無理やり眷属にされた事からなの」

 

「そりゃあそうだ、そんなことされりゃあ誰だってそうなるわ」

 

「そうね、さて用意が出来たわ。始めましょう」

 

「うっす」

 

そうして、悪魔に転生しようとしたが・・・。

 

「ごめんなさい、イッセーの力が強過ぎて今の私では悪魔に転生させることは出来ないみたい」

 

「嘘だろ」

 

結果、海賊の世界で暴れ回った結果実力に差がありすぎて転生できず・・・。

 

『まぁ、俺には解りきっていたことだがな』

 

「あぁん、どういう事だドライグ!?」

 

まさかの発言に俺はドライグに噛みつく。

 

『考えても見ろ、お前は既に禁手(バランス・ブレイカー)その上覇龍(ジャガーノート・ドライブ)をも支配してみせたそんなお前が悪魔へと転生させられるのは魔王ぐらいなものだろう』

 

「なん・・・だと・・・」

 

ドライグのトドメの言葉に俺は膝をつくしかなかった。

 

「あまり気を落とさないでイッセー、ごめんなさいね期待させておいて・・・」

 

「いやいや、まだ俺は諦めませんよ!!」

 

「え?」

 

リアス先輩が慰めの言葉をくれるが無条件でハーレムが作れるのなら何処までも突き進むのが俺だ。

 

それに洗脳とかした女は従順すぎてつまんない時あるし、逆に緩めすぎるとヤッてる時に解けて攻撃される時があるから疲れるんだよなぁ・・・。

 

「だからこそ、実践形式でリアス先輩達の実力向上に協力します!!」

 

こうして、俺のグレモリー眷属魔改造計画が始まる。

 

 

 

 

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