その音は曖昧な意識の中、やたらと近くで鳴っていた。
身体は海を漂うような浮遊感に心地よさを感じ、しかし
「んちゅっ、ん⋯⋯れろっ、んんっ⋯⋯」
こそばゆい感覚に目を開くと、自室の天井が見えた。
その視界の端に見えるのは、女性のものと
もはや説明するまでもない。これは
「⋯⋯何やってんの」
「ん⋯⋯。はぁ⋯⋯。気付くの遅いし」
そんな声と同時に見えた顔に、俺は心臓が飛び出しそうなほど驚いた。
俺の耳をいやらしく舐めていたのは、クラスの女王こと、三浦優美子だったのだ。
「え、何で三浦が?」
「んー、何でっつか⋯⋯。あーし、淫魔だし」
いやもう、その設定開示はお決まりになっているからいいとしよう。本当は全然よくないけど、とりあえず置いておく。
意味が分からないのは、なぜ俺のところに来たかということだ。
「あー⋯⋯。あれだ、来る場所間違えてないか?」
誰とは言わないが、三浦の想いを寄せる相手は別にいるはず。だったらそっちに行けばいいものを、なぜ俺のところなのか。
きっと何かの間違いだ⋯⋯と、そう思って聞いたのだが。
「全然間違えてないし⋯⋯。ヒキオ、何か凄いらしいじゃん?」
どうやら間違いでもないらしい。口振りからするに淫魔同士のネットワークのようなものがあるみたいだが⋯⋯三浦に伝えるとしたら由比ヶ浜だろうか? 淫魔女子同士の会話とか、えげつなさそうだ。
「ってことで、ちょっと搾り取らせてもらうから」
「いやちょっと待っ⋯⋯うぉっ」
俺が言い終わる前に、三浦は俺の肉竿を握り込む。いつの間にか俺は全裸に剥かれており、三浦の手の中でありえないほど勃起していた。
「こんなに大きくしといて、待てないのはヒキオの方じゃないの?」
そう言うと三浦は、俺の顔を見てにっと口端を持ち上げた。自らブラジャーを外すと、惜しげもなくその乳房を晒す。
ぷるんっ、と飛び出た三浦の胸に、俺は釘付けになっていた。千葉村の時も三浦は自分のスタイルに自信がある素振りをしていたが⋯⋯初めて生で見たそれは、あまりにも見事だった。
「胸でするから。それならいいっしょ?」
ツンと前を向いた、ピンク色の乳首。重力に抗うほどの張りを持った豊満な乳房は、およそこれ以上ないほど完璧な形をしている。言うなればパーフェクトおっぱいとでも称賛すべきそれで、三浦は俺の固くなった肉竿を包み込む⋯⋯。
「うぁ、あ⋯⋯」
「ん⋯⋯。ヒキオの、デカいじゃん。全然収まりきらないし」
胸の谷間から突き出た亀頭を、三浦は嬉しそうに眺めている。その表情はまさに淫魔そのもので、俺の鼓動は唐突に早くなり始めた。
「出す時は口の中ね」
「ちょっと待てって。は、うぁぁ⋯⋯」
その形から想像した通り、張りのあるおっぱいは確かな摩擦力をもって俺の陰茎をシゴきあげてくる。
止めなければならない。そうしなければまた歯止めが利かなくなって淫行に耽り、翌日は酷い倦怠感に見舞われることになる。それなのに──。
「あはっ♡ ヒキオ、超気持ちよさそうじゃん」
俺はその行為を、拒絶することができない⋯⋯。
こんな風に性行為まで致してしまうことに慣れてきたというのも、確かにある。しかし今までの経験がなかったら止められるのかというと、それもまた自信がない。それほどまでに、三浦優美子によるパイズリは気持ちが良かった。
「うぁ、おぉぉ⋯⋯」
「ちょっと、声キモいんだけど」
「んなこと言うなら帰れよ⋯⋯」
「んー。それとこれとは話が別じゃん?」
何とか抵抗を示そうとするが、軽い一言で受け流されてしまう。三浦のおっぱいはふにふにと形を変えながら、俺のペニスを刺激し続ける。
大体、この絵面だってエロすぎるのだ。あのクラスの女王たる三浦が、俺の脚の間に膝をついて胸で奉仕している。改めて考えただけでも、非日常と淫猥さが際立ってしまう。
「ん⋯⋯。ヒキオの、もうパンパンだし♡」
「は、あぁぁ⋯⋯」
気付けば俺に肉棒は、三浦の胸の谷間でガッチガチになっていた。段々と睾丸は上がってきていて、熱いものが込み上げてきているのが分かる。
「やばい⋯⋯。出そう⋯⋯っ」
「んじゃ、口の中で出せし。ヒキオの、全部飲むから」
三浦はそう言うと、舌を伸ばして鈴口を舐めた。ミルクを舐める猫のように舌を動かしながら、更に激しく胸を揺らす。
「うぁ、あ、イクっ! 三浦っ、出るっ!」
「いいから、早く。あっ♡ ん♡ んんんっ♡♡」
ビュッ! ビュルルるるるぅぅぅ!! びゅっ、ビュルルっ! ドピュぅぅぅっ!!
精液を真上に一吹きした次の瞬間、三浦は俺のペニスに吸い付いていた。そしてそのまま、三浦の口内で射精を続ける。
「ふ、ぅぅ⋯⋯っ!」
「んんぅぅ♡ ん⋯⋯、は、んぅ、んんっ♡」
ドピュぅぅぅぅっ! びゅるるっ、びゅくんっ! ビュプッ!
一滴たりとも逃すまいと吸い付いてくる三浦の舌の上に、ドピュドピュと白濁液を吐き出していく。精液を絞り尽くさんばかりにバキュームされ、俺は天上の快楽に身を委ねていた。
「んっ、は⋯⋯、んくっ⋯⋯」
そして、三浦優美子は。
コクンと細い喉を鳴らすと、出したての精液をゴックンしていた。
「はぁ⋯⋯♡ これヤバ♡ ヒキオの、すっごい濃くてハマりそうなんだけど♡」
ああ、まただ、と思った。淫魔と化した彼女たちは、俺の精液を飲むと途端に興奮し始めるのだ。その様子は、発情してしまったと言っていい。
「ね、もっかい出せるっしょ? んぅぅ⋯⋯、んんっ」
「は、うぉぉ⋯⋯」
三浦は堪らないといった表情で、吐精を終えた俺の肉竿に吸い付いてくる。射精したばかりの性器には強すぎる快感に、思わず腰を引いてしまう。しかし。
「んぅっ、んぅ、んぅぅ、んん⋯⋯んっ♡」
三浦は俺の腰を追いかけてくるように、喉奥までペニスを咥え込む。頬が痩けるほど口を窄めながら、俺の肉竿にちゅうちゅうと吸いついてくるのだ。
「ちょっと、待てって⋯⋯う、あ⋯⋯」
「んぅぅ♡ ずちゅぅぅぅ♡ ん、はぁ⋯⋯。待たない♡ ん、んぅぅぅ⋯⋯♡」
三浦は異常なまでに艶っぽい声を出すと、俺を見上げながらバキュームフェラを継続する。あまりに容赦がなくて貪るような口淫は、未だに射精が続いているかのような気持ちよさだった。
「んぅっ、んっ、は、んんっ♡ れろっ、んちゅぅぅっ♡♡」
「は、おぉぉ⋯⋯っ」
発情した雌の顔をしたまま、三浦は俺のペニスをしゃぶり続けていた。
あまりの快感に、思わず三浦の頭を掴んでしまう。それでも三浦は、男を果てさせるためのフェラチオをやめない。
「はぁ、う、あ⋯⋯。また、出る⋯⋯っ!」
「んちゅっ、んんぅ♡ あ⋯⋯♡ いいから、出せし♡ ほら、ヒキオの精子飲むから♡」
隠匿された性癖をここぞとばかりに晒け出すように、三浦は俺の顔を見上げながら言った。れろっと鈴口を舐めたかと思うと、また喉奥まで肉竿を咥え込んでくる。
「んぅっ、れろっ、んちゅっ、んんぅぅ、は♡ んぅぅ♡」
「うぁ、あぁぁ⋯⋯。マジで、ヤバい⋯⋯。くっ、うぅ⋯⋯」
三浦の頭を抑えながら、ひたすらに射精を堪える。
もうこれ以上の我慢は、無駄だ。そう思った瞬間──。
「は、あぁぁっ、出るっ! イクっ!」
「んちゅぅぅっ、んっ♡ 出して♡ んぅ、んっ、んぅ、んんぅぅ⋯⋯っ♡♡」
ビュクンッ、びゅくんっ、びゅくっ! ドピュうううううゥゥゥ!!
俺は三浦の頭を両手で抑えたまま、熱い種子をその口内へと発射していた。クラスの女王たる三浦優美子の舌の上に、俺は二度も射精してしまったのだ。
そう考えるといやに興奮してしまって、またビュッ! と精液が飛び出す。三浦はずっぷりと俺の肉棒を咥え込んだまま、目を瞑って俺の生殖液を味わっている⋯⋯。
「んぅぅ、んくっ、ふっ、んん⋯⋯っ♡」
ビュルルルルルルゥゥッ! びゅっ。ビュルルルルッ!!
あまりに強烈な快感に、中々射精が止まらない。勢いのいい射精を受け止めながら精液を嚥下していく三浦の様子は、まさに淫魔のそれだった。
「は、あぁ⋯⋯」
「ん⋯⋯っ♡ はぁぁ⋯⋯♡ ヒキオの、すごすぎ♡ めちゃくちゃ出すじゃん」
「まだイケるっしょ?」
そう言うと三浦は、するりと最後の一枚を脱ぎ落とした。そっと胸板を押してくると、仰向けになった俺の上に三浦が跨る。
「入れるから」
「いや、おい⋯⋯う、あぁぁ⋯⋯」
ずぷぷ、と三浦の生膣に俺の陰茎が埋まっていく。すでにトロトロに蕩けていた三浦の蜜壺が、ねっとりと絡みつきながら俺の肉棒を受け入れていく──。
「ん、あっ♡ ヒキオの、すご⋯⋯♡ 一番奥まで届くし♡」
艶がのった声が、俺の耳朶を甘く震わせた。
あの三浦が、俺の肉竿を膣で咥えて、蕩けるような声を出している。その事実を噛みしめるたびに、心臓の鼓動は大きくなった。
「おい、生は⋯⋯」
「んー、あーしがいいって言ってんの。ヒキオはちゃんと最後、ここに出すんだからね」
そう言って三浦が撫でたのは、俺の肉竿が収まっている下腹部だ。入れて早々の中出し要請に、俺の分身はビクンと脈打ちを返す。
「んぁ♡ ヒキオのヤル気まんまんだし♡ ん⋯⋯ふっ、あ♡ あぁ⋯⋯♡」
三浦は俺のペニスの反応に調子を得ると、ゆっくりと腰を動かし始めた。キュウキュウとやたらに狭い膣内が肉竿全体を締め上げてきて、身体に力が入らなくなるほど気持ちいい。
「う、あ⋯⋯、はぁぁ⋯⋯」
「あは♡ めっちゃ気持ちよさそうじゃん♡ あーしも気持ちいいけど♡ ん、は、ぁぁ⋯⋯♡」
俺とのセックスに満足しているのか、三浦は腰振りの動きを加速させながら甘い声を漏らし続ける。そのたびに目の前で美巨乳が揺れ、目が離せない。
「んっ、あ♡ あっ♡ あんっ♡ ヒキオ、見すぎだし♡」
三浦はそう言って俺の手首を取ると、自らの乳房へと導いた。俺は一瞬の戸惑いの後に、欲望に抗えず三浦のおっぱいを掴む。
「は、んんっ♡ 触って、いいから♡ んあっ♡」
「あ、ああ⋯⋯」
指をめり込ますと、ふにんと形を変える乳房。瑞々しく張りのある胸は、セックスの動きが続いているせいで手の中で暴れ続けている。
これが、三浦のおっぱい⋯⋯。一生触れることなどないと思っていたそれの感触は、感動的なまでに柔らかかった。
「はぁ、んんんっ♡♡」
指の間で乳首を転がすと、甘い声が高くなる。ぐっと背中が仰け反り、膣内が狭まる。
生で入れているだけでもヤバいというのに、これ以上締め付けられるとまたイッてしまいそうだった。
「あは⋯⋯♡ ヒキオ、超やらしい顔してる⋯⋯♡」
三浦は俺のペニスで気持ちよさそうな声を出しながら、そんなことを言ってくる。この状況では誰のこと言っているんだかって話だが、三浦とのセックスが気持ちいいのも事実だ。
「は、あぁ⋯⋯っ! これ、イキそうなんだけど⋯⋯」
「あぁ♡んっ♡ いい、よっ♡ んあぁっ♡ ヒキオの中に出して♡」
三浦は俺に胸を揉まれながら、腰振りの動きを激しくさせていく。本気で膣に雄汁を欲しがっているのか、その性交は貪欲だった。
「いや、ダメだろ⋯⋯。うぉ⋯⋯っ」
圧倒的な快感を前に、欠片ほどになった理性で抵抗を試みる。
しかし──。
「んっ、あ♡あ♡あぁっ♡ あーしがいいって言ってんの♡ あんっ♡ あぁっ♡ ヒキオの、中で絞り取るから♡♡」
これは淫夢であり、三浦は淫魔だ。
抉るように深い腰振りは俺の理性を殴りつけてくるかのようで、理性も知性も粉々になっていく。
「あぁあぁぁっ♡んっ♡ ふっ♡あぁぁっ♡ ヒキオの、気持ちいっ♡ んんっ、あぁぁっ♡♡」
三浦の喘ぎが大きくなるたびに、快感が密度を増していく。脳を蕩かすような甘い声が、全ての抵抗を解きほぐしていく──。
「うぁ、あぁぁ⋯⋯っ。三浦、マジで出る⋯⋯っ!」
「あ♡あっ♡あぁっ♡ 出してっ♡ んんあぁぁっ♡ ヒキオの、中にいっぱいっ♡♡」
ビュクビュクビュクゥゥぅぅぅっっ! びゅるるるるるっ!!
宣告したのも束の間、俺は三浦の膣内で射精していた。
避妊もせず、裸のまま挿入してしまったペニスを脈打たせ、三浦の膣奥に向けて精を放出する。俺の陰茎は別の生き物になったかのように、三浦の膣内で暴れまわっていた。
「あ♡ あぁぁんぁぁ~~──♡ ヒキオの、出て♡んんぁっ♡♡」
びゅるるるるるっ! ドプッ、ドピュッ、ドプぅっ!!
俺に中出しされて、三浦は悦びの声を上げながら絶頂していた。
目の前の女性は、本当にあの三浦優美子なのだろうか?
金髪縦ロールを揺らしながらビクビクとイキ続ける女性に膣内射精を決めながら、俺は考える。
「はぁっ♡ はぁっ♡ んんっ♡ ヒキオのチンポ、すご⋯⋯♡」
三浦は色欲に瞳を潤ませたまま身体を倒してくると、俺の胸板にその豊満な胸を押し付けてくる。堪らない、と言った表情で俺の首筋を舐めてきて、思わずぶるりと身が震えた。
「ねえ、まだ勃ってんだけど♡」
「は、うぁぁ⋯⋯。そりゃ、な⋯⋯」
膣内射精を終えた俺のペニスは、三浦の膣内でまだ足りないとでも言うように勃起を続けている。こういった夢を見た時は、異常なまでに性欲が強くなるのだ。
「まだ出せるっしょ?」
「まあ、出せるけど⋯⋯」
そう答えると、三浦は俺の首に手を回した。そのまま起き上がると、今度は自分の身体を倒して正常位の格好になる。
「あーしさっきので疲れたから、ヒキオが動いて。もっかい中出ししていいから」
「いいからって、お前⋯⋯」
君の方が欲しがったんでしょうが、という言葉が思い浮かんで、声にする前に飲み込んだ。そんなことを言ったからとて、結果は何も変わらないだろう。
「⋯⋯後悔するなよ」
もうこうなったら、容赦などしない。
刺激されすぎ持て余すようになった性欲の解消に使わせてもらう。そのぐらいの権利は、あるはずだった。
「ん⋯⋯、しないし♡ ⋯⋯あ♡ あぁぁっ♡」
俺が腰を振り始めると、三浦の唇から喘ぎが漏れる。整った顔が歪んで、快楽の反応を返す。
思えばこれは、いつもは怖いあーしさんの意外な一面を見るチャンスだ。
いつもは攻める一方だったクラスの女王様は、攻められたらどうなるのか。性に溺れたその先を、見てみたい。
「はぁ、あ、はぁぁ⋯⋯っ!」
「あぁぁ♡んっ♡ ヒキオの、強っ♡ んんっっ♡ 何、さっきよりおっきいんだけど♡」
膣内で更に膨張したペニスを、三浦は悦んでいる。痴女としか言いようのない反応は俺の興奮を高め、快感とは別種の──愉悦のようなものが込み上げてくる。
「⋯⋯お前が、誘惑してくるからだろ」
「あぁっ♡あぅっ♡ んあぁぁっ♡♡」
パァンッ! と音が鳴るほど強く腰を打ち付ける。三浦のおっぱいがぷるんと揺れて、
「は、あぁ⋯⋯っ、ふっ、ふっ、ふっ⋯⋯っ!」
「あ♡ア♡あっ♡ んんっ♡ あぁぁぁっ♡ ヒキオの、凄いっ♡ あぁっ♡ 奥っ♡クるっ♡ あ♡ あぁぁっ♡♡」
精液を搾り取るだけの性行為だというのに、まるで恋人同士のように俺たちは見つめ合っていた。
リズミカルに腰を打ち付ける俺の下で、三浦は段々と快楽に服従し始めている。その事実を、俺は見逃さなかった。
「はぁっ、はぁっ⋯⋯。結局三浦は、こういうことが出来たら相手は誰でもいいんだな」
「あぁ、んんっ♡ ヒキオ、何言って、んんっ♡」
タンッ、タンッと腰を打ち付けながら、値踏みするように三浦を見る。見つめ返してくる三浦の目に、確かな動揺が走った。
「そうなんだろ? わざわざ俺のところ来るぐらいだもんな。葉山じゃなくて」
「そ、それは⋯⋯。んんっ♡ あぁぁっ♡ ヒキオだから、来たのに⋯⋯。あっ♡」
一体それは、どういう意味だったのか。
行為までの経緯を思い出せば、きっと俺の性的な能力が高いことを知ってやってきたのだろう。だとすれば、俺の主張に何の間違いもない。
「俺だから、何だ? 結局こういうことが出来たらいいんだろ?」
「んっ、あぁぁっ♡ そう、だけど⋯⋯っ。んあぁぁっ♡」
そう言いながら、三浦はキュンッと膣内の締め付けをキツくさせた。無数の襞が俺の肉竿を愛撫し、膣道全体が狭まる。
「まあ、いいか」
「あぁぁんあぁぁっ♡♡」
一瞬腰振りの動きを止めてまた深く突くと、脳天を突くような喘ぎが耳をつんざく。
「中に出すからな」
「あ、あぅぅ⋯⋯っ♡」
俺がそう宣言すると、三浦は可愛らしい声で喘ぎながら頷いていた。ここまできたら、完落ちと言っていいだろう。
「はぁ、はぁっ⋯⋯。本当に出すけど、いいんだな?」
「んっ、あ♡ あっ♡ あぁぁっ♡ いいから、出せし♡ んんぁぁっ♡♡」
「頼み方がなっちゃいないな」
「あぁぁぁんあぁぁぁ~~──♡♡」
パンパンパン! と激しく腰を振ると、三浦はガクガクとイキ始める。その反応を見て愉悦を感じる俺もまた、三浦の身体に落とされてしまったということだろうか。
「はぁ、はぁ⋯⋯ん♡ あぁぁ⋯⋯♡」
「もう一回聞くぞ。中に出すけど、いいんだな?」
「は、はい⋯⋯♡ 中に出してください⋯⋯♡」
その答えを聞いて、ぶるると背中が震えた。
あの獄炎の女王が、俺の性器で屈服したのだ。その事実が、ありえないほどの興奮を呼んでくる。
「はぁ、う、あぁ⋯⋯。なら、子宮口広げて孕む準備しろよ」
「あぁぁ♡ あんっ♡ するっ♡ ヒキオの精子で妊娠する準備するっ♡」
三浦は俺に組み敷かれたまま、俺の子種での受精を望んでいた。中出し懇願を引き金にして、俺はラストスパートを開始する。
「はぁっ、はぁっ、う、あぁ⋯⋯っ! なら、出すからなっ! 全部中に⋯⋯っ!」
「あぁぁ、これっ、すごっ♡ ヒキオの、強すぎるっ♡ あ♡あ♡あぁぁっ♡ 隼人のこと忘れちゃうっ♡ 出してっ♡ ヒキオの精子全部中に出してぇぇっ♡♡」
その哀願が、耳朶を震わせた瞬間──。
「は、あぁぁっ、出るっ!」
ビューッ、びゅっ、ビュくぅぅぅっっッ!! びゅぷっ、ドピュッ、ビュルルルルルッ!!
俺は三浦の膣奥に向かって、大量の精を射出する。トプッ、トプッっと膣内に精液を充填していく⋯⋯。
ぶるると思わず、中出ししながら身震いしてしまう。その微かな反応さえ三浦にとっては快楽の元になるらしく。
「あ、あぁぁぁんあぁぁぁぁ~~──♡♡」
三浦は俺に膣内射精されながら、大きな快楽の波に飲まれていた。
その艶めかしい反応に、俺もまた反応を返す。
「は、あぁぁ⋯⋯。まだ出るぞ⋯⋯っ」
ビューッ! びゅっ、ビュプッ! ビュルるるるるるるぅぅぅっ、びゅくぅっ!!
三浦の細い脚を抱きかかえ、腰を押し付けながら子宮に向けて射精を継続する。三浦の膣内を白に染め上げんと、何度も何度も白濁液を吐き出していく。
「はぁ、はぁ⋯⋯。全部、中に出したぞ⋯⋯」
「あぁぁ⋯⋯んっ♡ はぁぁ⋯⋯♡ 出しすぎ、だし⋯⋯あっ♡」
俺がペニスを抜くと、途端にドプッと中出しした精液が逆流してくる。トロトロと垂れてくる生殖液が、ベッドのシーツにシミを広げていた。
その姿を見て、俺のペニスは萎えるどころか更に固くなっているような気さえした。俺はガチガチになった竿を擦りながら、絶頂で弛緩した三浦の肢体に跨る。
「三浦」
そう呼びながら、俺は三浦の縦ロールを手に取った。その巻毛の中に自らの性器を収めると、シュッシュとコキ始める。
「あは⋯⋯♡ ヒキオ、何してるんだし♡」
正直、興奮しすぎて自分でも何をしているのか分からなかった。
とにかく、三浦優美子で射精したい。耽美に、本能的に、圧倒的に彼女と性的な行為に及んで、気持ちよく射精したいのだ。
「はぁ、はぁ⋯⋯。このまま顔に出していいか?」
「ん⋯⋯♡ いいけど、飲みたい♡」
三浦はそう言いながら、ぺろっと舌を伸ばした。赤い唇から飛び出た舌もまた、健康的に赤い。
「よし、なら口開けてろ」
「ん♡ ヒキオの、いっぱい出して♡」
俺との行為で従順になった三浦は、そう言いながら口開けて俺の射精を待つ。
その様子は、淫魔でなければただの痴女だ。男の射精を求めるその視線は、妊娠を望む女のそれだった。
「は、あぁぁ⋯⋯っ! イクっ! 三浦、顔にカケるぞっ!」
「ふふっ♡ いいよ♡ ヒキオのいっぱいカケて♡ あーしの顔と、口に、あ♡♡」
ビュルルルルルルゥゥッ! びゅっ。ビュルルルルッ! ビュクンッ!!
顔射を許可した三浦の顔に向けて、俺は盛大に精液を発射した。
こういった行為の時は、いつもそうだ。段々と性感は高まり、生殖液は蛇口が壊れてしまったみたいに大量に出る。快感が脳を、焼き尽くしていく⋯⋯。
「あぁぁっ♡ すご♡ ヒキオの、熱い⋯⋯♡♡」
ビュぅぅっ! びゅっ⋯⋯。ビュプッ! ビュルるるっ、びゅくぅっ!!
女の命とも言われる髪を性器代わりにされて顔まで汚されているというのに、三浦は悦びの声をあげていた。その事実が堪らずに俺を高めて、中々射精が止まらない。
「はぁ、はぁ⋯⋯。ふっ、ああ⋯⋯」
ようやく射精が終わった頃には、三浦の顔は俺の精液まみれになっていた。
長いまつ毛も、高い鼻梁も、赤い唇も、火照った頬も、全部俺の白濁液がかけられ、汚されている。
「は、ん⋯⋯っ」
三浦は自ら指を使って顔にカケられた精液を集めると、自分の口の中に落としていく。そして精液が集まり切ると、コクンと喉を鳴らして顔射された精液をゴックンしていた。
「あは⋯⋯♡ ヒキオの、まだ勃ってる♡♡」
そうして艶笑った三浦を見て、俺は思わず声をかける。
「⋯⋯もう一回、いいか」
まだ満足していないとでも主張するように、言いながら俺のペニスは脈打ちを続けている。
その問いかけを受けた、三浦は──。
「当たり前だし♡」
──そう言って俺のペニスに手を伸ばすのだった。
* * *
またやってしまった、と思っても後の祭りだった。
翌日の午前の授業は、例によってまったく頭に入ってこない。朝から疲労感も酷く、由比ヶ浜には顔を合わせるなり心配されるぐらいだった。
やがて昼休みになり、俺が真っ先に向かったのは一階にある自販機コーナーだ。こういう日はマッ缶のお世話になるに限る。あんな夢を見た翌日は、無性に飲みたくなるのだ。
小銭を入れてボタンを押せば、心のオアシスが転がり落ちてくる。校舎の柱に背中を預けると、プルタブを引き起こすなり缶を傾けた。
「はぁー⋯⋯」
染みる⋯⋯。染み渡るなぁ⋯⋯この味は。
もうエネドリ全部これで代替できるんでは? と思ってしまうぐらい、心と身体が癒えていく。
そんな風に一息ついていると──。
「⋯⋯」
目の前を横切る、金髪縦ロール。短く詰められたスカート。
無言のまま現れたのは、よりによって三浦優美子だった。
毎度のことだが、どうしてあんな淫夢としか言いようがない夢を見た日に限って、本人と会ってしまうのだろう。いや、さっきも同じ教室にいたっちゃいたんだけど。
三浦は俺を一瞥すると、自販機の前に立つ。そして迷わず、どういうわけか、マッ缶のボタンを押した。
「⋯⋯」
そしてまた無言のまま、三浦は俺の対面の壁に持たれてマッ缶を開ける。
すらりと長い脚を片足だけ折って壁を踏みつけると、そのままマッ缶をあおった。めくれ上がったスカートから大胆に露出された太ももに、思わずどきりとしてしまう。
昨晩の夢の中で、俺はあの脚を抱きながら何度も腰を叩きつけていた。あの、三浦優美子と性的に結合して──。
「⋯⋯何?」
俺の視線に気付いた三浦は、不機嫌そうな声を投げつけてくる。
いや生脚を見てしまっていたのは不可抗力として、これみよがしに俺と同じものを目の前で飲まれたら気になるでしょうが。
「いや、珍しいもん飲んでんなと思って」
「⋯⋯まあね」
本人にもその自覚はあるのか、三浦はやけにあっさりとその事実を認めた。
それから会話の代わりと言わんばかりに缶を傾けていると、先に飲みきったのは三浦の方だった。三浦はゴミ箱に空き缶を放り込むと、すれ違いざまに言う。
「でもさ」
一瞬立ち止まり、横目で俺を見る三浦。微かに漂ってくる、女性特有の匂い。
その目も口元も笑っていて、それは確かに見覚えのある艶やかなもので──。
「味わってみないと分からないよさって、あると思うし♡」
俺は鼻腔にこびりついた三浦の残り香で、股間を窮屈にさせるのだった⋯⋯。