体から薬物を分泌できるようになった大学生の話 作:ヒモになりたいナマケモノ
慣れた足取りで優子さんの家に向かうと、既に幸田先輩がリビングに居た。どうやら二人で餃子作りをしていたようだ。
優子さんに話を聞くと先輩と仲良くやってたとのことだが、先輩の様子を見る限りそうは思えない。根暗っぽい先輩からすればグイグイ来られるのは苦痛だったのかな?可哀そうに。
今後も授業でお世話になるかもしれないんだから、少しフォローを入れとくか。
「すみません、わざわざ来てもらっちゃって。どうしてもお礼がしたくて優子さんに俺から誘いたいってお願いしたんですよ。」
「そ、そう、なんだ。別に全然、気にしないでよかったのに。」
「いやいや、気にしないでくださいよ!と言っても俺が何かするわけじゃないんですけどね。でも優子さんのごはんすごいおいしいんで食べて行ってくださいよ!」
「そ、そのことなんだけど、やっぱり、悪いよ。私、お邪魔だし、帰るよ。」
「え、そんな、気にしないでください!」
急に立ち上がって帰ろうとする先輩。俺が引き留めようと近づこうとすると、幸田さんの対面に座っていた優子さんが身を乗り出して先輩の手首をガッと掴んだ。
「ひっ!」
「落ち着いてよ幸田さん。私は気にしないってさっき言ったでしょ?」
「は、は、はひぃ。」
「私もいきなり誘ったのは悪かったけど、そんな怯えないで。忠雄君、何か飲み物持ってきてあげて。幸田さん緊張しちゃってるから。」
「う、うん、わかった。」
優子さんのいきなりの勢いにビックリしてしまってたが、言われた通り飲み物を用意するためにキッチンへ向かう。
どうにも先輩の態度がおかしい、学校で話したときはある程度先輩然としているというか、いい意味で後輩を舐めてるような気やすさを少しは感じたのだが、今は俺に対しても優子さんに対しても怯えてる感じがする。いきなり家に呼んだのはまずかっただろうか?
何はともあれまずは落ち着いてもらうために冷蔵庫の中からお茶を用意する。先輩と優子さんの二人分のコップを用意して、中に精神安定の効果を付与した唾液を流し込む。リビングで話している二人にバレないように様子を伺うが、二人で小声で話しているようで、こちらを気にしている様子はない。後はコップの底に溜まった唾液を撹拌するようにお茶を勢いよく入れる。こうすればもうぱっと見では唾液が入っているなんて気づかれない。
「二人ともお待たせ、はい、お茶。」
「忠雄君ありがとう!はい、幸田さん落ち着いて飲んでね。」
「は、はい……いや、うん。」
そう言っておずおずと受け取ったお茶を飲む先輩。脅えきった表情だったのが徐々に和らいでいくのが分かる。優子さんもさっきから張り付けたような笑顔だったのが自然な感じに戻っていく。レベルアップの効能上昇ってすごい。
どうにか落ち着いてくれた先輩と夕食を共にし、先輩はぼんやりとテレビを見ている。まだ居心地悪そうにしている気もするが、それでも今すぐ家から出ようというそぶりは見せないので、薬のおかげで落ち着いているようだ。
夕食の準備を任せてしまった代わりに一人で洗い物をしていると、優子さんがこっそりと近づいてきて俺に耳打ちをしてくる。
「もう少ししたら幸田さん返してあげようか。今日これから用事あるんだって。」
「え、そうなの?こんな時間から?」
「うん、なんか彼氏さんのところにお泊りだって♡」
え!?先輩彼氏いたの!?知らなかった、そんな雰囲気みじんも感じなかったなぁ。
まぁ、根暗オーラや姿勢の悪さを除けば、身長高くてスタイル良くて、顔も結構かわいい感じだし彼氏位いてもおかしくないのか?
「そうだったんだ、そんな日に無理やり誘って、悪いことしちゃったな……」
「まぁまぁ、だから最後にデザートだけ食べて解散しちゃお?冷蔵庫の中にケーキ入ってるから、持って行っちゃうね。コップ洗ってもらったのに悪いんだけど、また飲み物入れて来てもらえる?」
「ん、オッケー。」
まさか彼氏さんとのお泊りデートの日だったなんて、申し訳ないな。先輩も言ってくれればよかったのに、と言ってもほぼ初対面の後輩に対してお泊りデートを宣言するのはちょっと恥ずかしかったのかな?
何かお詫びでも、と思うけれどもこれからすぐに解散してしまうのに引き留めるわけにもいかないし、どうしよう?なんて考えていると洗い終わったコップが目に映る。そうだ、俺に出来ることと言ったら薬を盛ることじゃないか!!
俺は自分の分を含めた三つのコップすべてに発情効果を付与した唾液を流し込む。効果は見てわかるように対象を発情状態にできる。感度上昇薬と何が違うのかと言われれると難しいけど、エッチな雰囲気にするのが発情薬で、エッチな雰囲気の中でより気持ちよくなるのが感度上昇薬ってところかな。
三つすべてに仕込んでおけば誤飲の心配もないし、先輩は彼氏さんと良い感じになり、優子さんも激しく俺を求めてくれる。そして俺自身には効果がないのでリスクゼロ!完璧な作戦だ!
「お待たせしましたー、飲み物どーぞ。」
「ありがとー!ねぇ!忠雄君はどのケーキ食べたい?」
「ん?ここは先輩から選んで貰おうよ。先輩、どれがいいですか?」
「え、じゃ、じゃあこのチョコケーキがいいかな……」
「オッケーです。じゃあ俺はこのチーズケーキにしようかな。優子さんはショートケーキで大丈夫?」
「うん!じゃあみんなで、いただきまーす!」
三人で手を合わせてケーキを食べる。そして二人が飲み物を飲んだことをきちんと確認しておく。今回の発情薬は遅効性にしているので、今すぐは効果はないが、後からどんどん体が疼きだすはず。まぁある程度の余裕はあるはず。さすがに先輩も発情中の姿を後輩に見られるのは恥ずかしいだろうし。
「そういえば、先輩彼氏さんのとこに行くのは何時頃なんですか?」
「え、彼氏?な、なんのこと?」
「やだなぁ、とぼけなくてもいいじゃないですか!優子さんから聞きましたよ?今日は彼氏さんの家に泊まる予定だったって。すみませんね、そんな日に無理やり誘っちゃって。」
「いや、だから、何の……ヒェ、あ、そ、そうなんだ、今日は、彼氏の家に行くんだ。だから、もうすぐ、かえるんだ……」
?
もしかして彼氏云々って俺には知られたくなかったのか?やっぱり女性でも異性に対してそういうパートナーの話をするのは恥ずかしいのかな?気持ちは分かる。おれもそうだから。
それにしても、またちょっと挙動不審が復活したような……?彼氏さんの家に行きたくてうずうずしてるのかな?
「ゴクゴクッ、ぷはっ、ご馳走様。今日はありがとね、誘ってもらっちゃって、ノートとかは桃田さんに渡してあるから、それじゃあ!」
ケーキを食べ終わり、飲み物も一気飲みして先輩は足早に転びかけながら玄関へ向かってしまう。
そんなに彼氏に会いたいのか、ラブラブなんだなぁ。今日は俺の薬の効果で一晩中お楽しみいただけるだろう。先輩、後輩からのプレゼントです。思う存分楽しんでください!!
「行っちゃったね、あんなに慌てて行くって、彼氏さんとラブラブなんだね。」
「ふふっ、そうだね。でも、私たちも負けないくらいラブラブでしょ?」
不意に優子さんが俺の手を握ってくる。顔をあげると、優子さんのかわいい顔が俺に向いていてドキドキしてくる。俺は多幸感の薬を分泌しながら優子さんの手をギュっと握り返す。そしてそれに合わせて体をピクピクと震わせる優子さんを見てこちらまで幸せな気持ちになってくる。
「今日は、幸田さんが出かけるから、思いっきり出来るね♡遠慮せず来て♡」
そう言う優子さんの顔は蠱惑的で、どこか含みのあるような笑顔を浮かべてこちらをじっと見ている。
「はぁはぁ、こ、こわかったぁー。」
命からがら、どうにか桃田家から帰還した私を迎え入れたのは、散らかりきった我が家。桃田家に比べると狭く感じる部屋だが、ここには桃田さんから感じるプレッシャーがないからか、むしろ居心地が良く感じる。
「ま、まさか桃田さんがあんなにやべー奴だったとは……まったく気づかなかった……」
やべーよ、あれが世にいうヤンデレってやつか。私が薬師寺君を狙ってるとでも思ってるんだろうか?完全にかかわりたくないのだが、そうやって避けることすらも許可されず、一体私はどうしたらいいのだろうか……
とりあえず、薬師寺君含めたあのカップルには積極的には近づかない。できるだけ自然体を装いつつも距離は取っていこう。
「それにしてもなんだよ、彼氏の家にお泊りって。私には生まれてこの方彼氏なんて出来た事ないっつーの!部屋から追い出すための嘘にしてももう少しまともな嘘をついてくれ。つーかそんな嘘つかれなくてもさっさと帰るって!」
もう、今日一日でかなり疲れてしまった。早く風呂に入って寝てしまおう……いや、面倒だからこのまま寝ちゃおう。明日の朝入れば大丈夫。
疲れ果ててそのままベッドへダイブする。いつもなら風呂に入った後にはネットサーフィンしたりオナニーしたりという時間があるのだが、今日はそんな気分にはなれなかった。
そういえば、オナニーのオカズどうしよう……最近は桃田さんたちのSEXばかりおかずにしてたけど、バレてるとなると使いづらいな。でも、桃田さんは構わないって言ってたし……それに、夕食を食べ終わった後に耳打ちされた「今日は楽しんでね」という発言の意図も謎だし…………
パンッパンッパンッパンッ
『……ッア♡……ッア♡』
いつの間にか寝ていた私の耳に何かを叩くような音と微かに女性の声が入ってくる。
眠い目を擦りながら時計を見ると短針は3を示しており、もう真夜中だということが分かる。
徐々に覚醒していく意識の中、その物音を理解してしまった私は後悔に包まれる。
ベッドから降り、隣の部屋とを隔てる壁に近づくと徐々に物音がはっきりと聞こえるようになる。間違いない、あの二人ヤッてやがる!しかもこの声の音量、初回の時とほとんど変わらない音量だぞ?私が居ること忘れてるんじゃ……っとそこまで考えてようやく気付く。なぜ居もしない彼氏なんぞを作り出したのか、何でもいいから私が居ないと思われる状況を作りたかったんだ。
『あぁ♡いいよぉ♡いい♡もっとぉ♡もっとぎゅぅ♡ってしてぇ!』
『いいよ!ほら、全身で俺を感じて!いやって程強く抱きしめてあげる!』
『あ♡し、幸せ♡抱きしめられながらいっぱい奥♡突かれるのしあわせぇぇぇ♡』
会話の内容がすべて聞こえてくる。いつもは壁に耳をべったりとくっつけないと聞こえないのに、今日は壁際に立っているだけで聞こえるなんて、どんな大音量でやってんだよ!
いつもなら大喜びでオナニーのおかずにするべく全裸になり、壁に体を預けるようにオナニーのポーズを取るのだが、どうしても桃田さんの顔がチラついてそんな気分になれない。さすがに生ものをオカズにしてたことが本人バレしたのに変わらずオカズにし続ける勇気は私にはない。
このまま無視を決め込んで寝れればいいのだが、寝る前にオナニーをしなかったせいなのか、二人の声にあてられたのかどうにもムラムラが止まらない。仕方がないので適当にスマホでオカズを探して一発スッキリしてから寝よう。
『うっ、ヤバい、俺も気持ちいいよ!優子さん!』
『やんっ♡こーら♡この格好の時は名前呼びじゃないでしょ♡?』
『そうだった、ごめんゆう……じゃなくて先輩!』
そのフレーズを聞いた瞬間、私は壁際から離れようとしていた足を再び返し、壁に張り付くようにして二人の会話に耳を澄ませる。
せんぱい?センパイ?戦敗?……先輩?それは今日一日、たった一日だけだけれど呼ばれた出来立ての後輩からの私への呼び名だ。
『それにしても、いきなり高校の制服を引っ張り出してコスプレ、というかイメプレなんて、やらしいなぁ先輩は!』
『ふふっ♡でも興奮してるでしょ?薬師寺君♡』
『くぅー!苗字プラス君付けなんて!それっぽい!分かってるなぁ、先輩!』
なるほど、桃田さんに言われた「楽しんで」の意味はこれだったのか。二人の制服プレイ、互いの呼び方を私と薬師寺君の間のものにしたプレイ。それをネタにオナニーしてもいいよってこと。
バカにしやがって!!私のことを勝手に憐れみやがって!!!
そして、そんな私の思いとは裏腹に無意識のうちに体をまさぐってしまう私の両手。
『先輩!先輩!やばいです!気持ちよすぎです!』
『うれしぃ♡もっと!もーーっと気持ちよくなって♡おっぱいも、おまんこもぜーんぶ薬師寺君の自由にして♡』
隣から聞こえる声に合わせてまずは優しく胸やまんこを揉む。もうすでに痛いほど腫れあがっている乳首の感触を感じる。最初は服越しに、だけどすぐにじれったくなって直に触るようになる。服の隙間から手を差し込み、乱暴に乳首をコリコリ♡とつまんでいじめる。そしていつか身に着けているものすべてが邪魔くさくなり、最終的にはすべてを脱ぎ散らかし、全裸のまま壁に寄りかかって全力でオナニーを始めてしまった。
「あ♡あーーー♡……あ?」
うめき声をあげながら一心不乱に快楽をむさぼる私の視界にある物が映り込む。
大学に入学した際、両親から買い与えられた姿見。大学生になったのだから、これを使って身だしなみを整えるように与えられた大きな鏡。そしてそこに写る自身の間抜けな姿。
脱ぎ散らかされた衣服、その真ん中にいる全裸の女。実家近くの美容室でお任せにした髪の毛、親に言われるままにしているメイク、申し訳程度の胸の膨らみにアンバランスなほど大きい乳輪、そしてその上に乗るぷっくりとした乳首、あばらが薄っすらと見える腹回り、なんの盛り上がりもない腰に大きく腫れあがった大豆サイズのクリトリス。
紛れもない私。オナニーのし過ぎで乳首とクリトリスばかりが目立つようになってしまった無様な私。そしてそんな姿に興奮してオナニーの手がどんどん激しくなっていく。
『先輩!先輩!好き、好きです!大好きです!』
「うれしい♡こんな、こんな私を好きだなんて♡おっ♡」
『先輩の全てを俺にください!付き合ってください!』
「いい♡いいよぉ♡付き合う、だからもっと突いて♡♡♡」
乳首をグリグリと押しつぶし、手のひらでクリトリスを摩りながら指をまんこに激しく出し入れをする。私の脳内ではもうオナニーではなく薬師寺君とのSEXとなっている快楽の奔流。それに流されるままに声を上げて薬師寺君からの告白に答える。
『ぐっ、限界です!出す!出しますよ!』
「うん♡来て♡♡♡奥、いっちばん奥に出して♡私も、イク♡」
『い、いきます!うっ!』
「『イク♡イっきゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ♡♡♡』」
プシッ♡ビクン♡ビクン♡
大きく跳ね上がる私の身体。いつまでも止まらない絶頂が私の体中をしびれさせる。足をガニ股に開き、体をガクガクと揺らす姿が姿見に写る。そしてその姿を見ながらまた深い絶頂へと至る。
そんな波が落ち着いたころ、イった拍子に漏れてしまったイキ潮が床を汚すのをボーっと見ながら隣の部屋からはいまだ盛り上がったままの気配を感じる。
こんなに気持よかったのに、まだ、もっとしてもらえるんだ……♡
体力の限界を迎えて、意識を失う直前、私の心の中にあったのは喜びと羨望だった♡
ノートPCの画面がぶち壊れました
次の更新ちょっと待ってくださいごめんなさい