「たくっ、これで何回目かねぇ」
そう言いながら、俺の目の前にいる彼女は呟く。
腰まで少しウェーブのかかった髪で本来ならばモデル体型だが、脚が少し太めな女性だった。
だが、その腹部はモデル体型とは見違えるように膨らんでいる。
それは臨月を迎えており、妊娠しているのが一目で分かる。
彼女の名前は麦野沈利。
超能力者レベル5の一人で、『原子崩し』の異名を持つ能力者である。
若年層が多い学園都市では珍しく、かなり大人びた印象の顔立ちとスタイルを持つ彼女だが、今は妊婦として、そして出産を控えている母親としての表情を見せていた。
彼女が妊娠したのは、1週間前。
それは、学園都市の妹達の技術によって、妊娠を促されていた。
そして、現在は安定期に入っており、お腹もだいぶ大きくなっている。
そんな彼女に俺は言う。
「まったく、こういう計画だとは知っているけど、本当に呆れるよ」
麦野は苦笑しながら言う。
「まぁねー。私だってまさかこんな事になるなんて思ってなかったわよ。でも、仕方ないじゃない? 私が妊娠しないとアンタの子を産めないんだからさ。だから、アンタも諦めて受け入れなさいよね?」
そう言われると、確かにそうだ。
俺が麦野に子供を産んでもらうために、この行為を受け入れてもらった。
「まったく、とりあえず、責任を取って貰う以上は、分かっているよね」
その言葉と共に、俺の方へと近付いてくる麦野。
彼女はベッドの上で横になっている俺の上に跨り、そして俺の身体を弄ってくる。
その顔には妖艶な雰囲気があった。
それに、俺はため息混じりに答える。
「分かってるって。子供が生まれたらちゃんと面倒見るよ」
「当たり前だろ。
まぁ、今は安定期だからね」
その言葉と共に、俺にゆっくりと身体を預ける。
妊娠している事もあって、普段よりも重みを感じる。
それでも、しっかりと受け止める。
そのままの状態で麦野は俺のズボンへと手を伸ばす。
伸ばされた肉棒を優しく掴む。
「ふぅん、結構大きくなってるじゃん」
その声音からは嬉しさが滲み出ていた。
そのまま軽く上下に擦られる。
その刺激だけで反応してしまうほどに敏感になっていた。
しかし、ここで負けてはいけないと思いつつ、何とか堪える。
そんな俺の反応を楽しむように、麦野の手の動きが激しくなる。
そして、その動きの中で、服を脱ぎ捨て、上半身裸になる。
妊娠しているためか、胸の大きさはあまり変わっていないように見える。
だが、それでも大きくなったような気がした。
彼女は自分の手で乳房を掴み、揉み始める。
その様子を見て、俺は言う。
「相変わらず大きいな」
「ふん、これぐらい大きくないとアンタの子供は満足しないだろ」
そういうと、今度は両手を使って胸を強く握ったり離したりを繰り返す。
すると、それに合わせて、形を変える豊満な胸に思わず視線がいってしまう。
その様子に気付いたのか、麦野は微笑を浮かべながら、言う。
彼女の口元が歪んでいた。
まるで勝ち誇ったかのように。
それからもしばらく、麦野は俺への愛撫を続ける。しかし、それも長くは続かない。
彼女は俺の下半身へ手を伸ばした。
ズボンを下ろし、パンツの中に手を入れてくる。
既に勃起していた肉棒を掴むと、ゆっくり動かし始めた。
そして、先走り汁で濡れた亀頭を指先でなぞっていく。
「私を妊娠させた時と、変わらないわね」
そう言いながらも、麦野は手を止めない。
むしろ早くなっていく。
そんな状態で、麦野は俺の耳元に顔を近づけると、甘く囁く。
「ほら、もっと気持ちよくしてあげるから、出しちゃいなさいよ」
その言葉で限界に達してしまった。精液が一気に噴き出す。
勢い良く出たそれは麦野の顔や髪にかかる。
そして、麦野は射精の瞬間を見逃さなかった。
彼女は手に付いた俺の白濁とした液体を舐め取る。
その光景を見て、麦野はニヤリと笑う。
「ふぅん、いつもより多いじゃない? 溜まってた?」
そう言われて、恥ずかしくなり、思わず目を逸らす。
そんな俺に対して、麦野は楽しそうな声で言ってくる。
「あはっ! 何照れてるのよ!!
まぁ、それじゃ、本番をやろうかぁ」
麦野は宣言すると共に、ゆっくりと立ち上がる。
妊娠している腹部と共に、俺の肉棒を求めるように膣口へと導いた。
麦野が上目遣いで言う。
「どうせなら、後ろからの方が良かったかしら?」
それに首を横に振る。
別にそういう訳ではない。
ただ、正常位の方が好きなだけだ。
その言葉を聞いた麦野は笑みを浮かべた。
それから、腰を落としていく。
ズブっと音を立てて、彼女の中に入っていく。
麦野の表情が変わる。
甘い声を上げる。
そのまま動き始める。
「はぁはぁ」
彼女は自分のお腹にある子供に気をつけながら、ゆっくりと腰を動かす。
俺はそんな彼女を抱きしめるように、背中に腕を回した。
麦野の体温を感じる。
少し汗ばんだ肌からは石鹸の良い匂いがしてくる。
麦野はキスを求めてきた。
俺達はお互いの舌を絡ませる。
その間も麦野の動きは止まらない。
徐々に速度を上げていき、パンッパンッという音が響く。
やがて、その時が訪れる。
俺達の結合部から白濁とした愛液が溢れ出る。
麦野はビクビクと身体を震わせていた。
俺は彼女に覆い被さり、抱き締めたままの状態でいる。
麦野もまた強く俺を抱き締めている。
しばらくすると落ち着いたのか、彼女は唇を重ねてくる。
今度は軽く触れるだけのキスだ。
それから、彼女が言う。
「まったく、子供がいるというのに」
そう言いながらも、嬉しそうだ。
俺の方は、麦野の中に挿入したままである。
そんな状態で俺は麦野のお腹に手を当てながら、ゆっくりと抱き締める。
科学都市での酷い研究かもしれない。
だからこそ、今は麦野との時間を大事にしておきたいと思ったのだ。