※この作品はR-18です。

俺ガイル ヒロインたちがショタに寝取られていく物語   作:柊雪華

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相模南がマゾ性を見出されてペットになるお話

【1】

 

『うん♡ それでね、今日の部活で……』

 

 スマホから聞こえてくるのはマイスイートハニー戸塚彩加の美声である。彼女なのか彼氏なのか、そんなことは一切合切どうでもよくなるくらいトニカクカワイイ俺のパートナー。

 

『ねえ聞いてる? はちまーん♡』

 

 この「はちまーん」って甘い声で呼ばれるの最高すぎないか。いや最高だろ。

 カメラ切っておいてよかった。でないと俺の鼻がでろーんと伸びきってるのがバレてた。

 

「んっ?! おおっ、悪い悪い。ちょっとぼうっとしてた。幸せすぎてな」

「え? なにかあったの?」

 

 きっと目をキラキラさせてるんだろう。一緒にいたら抱きしめていたぞ。

 

「いや、なにがあったというよりは……戸塚と付き合ってることだよ。こうして喋ってると痛感してさ」

「もう♡ はちまん♡ そんなこと言っても今日はできないよ」

「いやそういう意味じゃなく。いや、したいけど」

 

 少しだけ欲望が洩れる。いくら理性を働かせても戸塚と付き合っているわけだ。もう何度も戸塚の穴に挿入したんだ。恥ずかしがる理由もないわけだ。

 

「だからできないんだって♡ はちまんのえっち♡」

「ッッッ!!」

 

 神様ありがとうございます。

 戸塚の中性的な声は最高だな。こんなに幸せに思えるなら声優だってできるだろ。いや、むしろ声優になって催眠音声とかASMRまでやってほしいまである。

 

「あっ、もう二十二時だね」

 

 幸せってなんですぐに終わっちゃうんでしょうね。神様、愛に時間をくれませんか。

 このまま亜光速でぶっ飛ばして戸塚と合体したい。

 

「そうだな。また明日会うんだからここまでにするか」

「……うん♡ また明日ね。学校で」

「お、おう……」

 

 お互いの呼吸が聞こえてくるくらい無音になる。もう一度、喋りたくなるが俺と戸塚はほぼ同じタイミングで通話をきった。

 もどかしい一時だ。最愛の戸塚彩加と会えないのは辛すぎる。

 スマホを置いて深呼吸すると喉が渇いていることに気づいた。落ち着くためにも一階へ降りてあいつをキャリーしてくるか。

 台所の冷蔵庫に到着すると妙なことに気づいた。俺のマッ缶がない。あの甘ったるいブツが戸塚との甘い時間で弛んだ頬やら口元やらをさらに蕩けさせてくれるわけだが見当たらない。

 

「おいおいおい……これは穏やかじゃないだろ」

「なぁにブツブツ言ってんの、お兄ちゃん、キモいよ」

「小町か。いや俺の大事な……そいつがなくてな」

 

 犯人は現場に戻ると言う。堂々と口に咥えてるのは俺が飲もうとしていたマッ缶だ。

 俺が指を差してやると悪びれる様子もなく缶を見つめた。

 

「ああ、これね。喉が渇いてたからもらったんの。だって冷蔵庫の中なにもないじゃん。この暑いのに水っていうのもね~、ごめんごめん」

「ね~、っていやいや俺のだし。最後のマッ缶……」

 

 冷蔵庫の中には小町が言うとおりなにもない。喉を潤すためだとはいえ、水というのもやはり味気ない。

 戸塚との甘いひとときの後なんだから脳を休ませる意味でも当分は必須だろ。

 

「なに? なにか文句あるわけ? いいじゃん。謝ってんだから! 大体、お兄ちゃんはいつもいつもこればっかり飲んでるでしょ。糖尿病になるよ? その歳でなったらどうすんの?」

「う、うぐぅ……」

 

 今日の小町はいつもより激しさアップしてますね。何かあったんですかね。

 思春期ってこわー。

 

「まったく、お兄ちゃんはいいよね。毎日毎日、戸塚先輩とイチャイチャしちゃってさ」

「べつにイチャイチャしてないぞ!?」

「はぁ~? みんな言ってるよ。お兄ちゃんと戸塚先輩が付き合ってるんじゃないのって」

 

 気づかれてましたかね。いや、俺と戸塚はラブラブなんで隠しようもないんですがね。

 

「うわキモ」

 

 頬がニヤッとしてました、ごめんなさい。

 

「いや、べつに付き合ってないし。つーか、男同士だからな」

「ああーはいはい。小町も疑ってないから。まーそっちもありだけど……ジュルリ」

 

 おいおい勘弁してくれよ。腐女子は海老名さんだけで足りてるからな。中の人覚醒させんじゃないよ。お兄ちゃん小町がバナナ食べながらチョモランマ登っちゃうの勘弁だからな。

 

「んんっ!?」

 

 いきなり小町のスマホが震えた。

 

「ああ~、卓也くんだぁ~」

 

 あいつか。まるで飼い主のご帰宅で喜ぶワンちゃんみたいだな。お兄ちゃん悲しいよ。

 小町は俺のことなんて無視して階段を駆け上がっていってしまった。

 さて、なにもないわけだ。ぼうっと立っていても仕方ない。

 マッ缶を買いに外へ出た。夜道を歩いてコンビニに入ったがマッ缶が売っていなかった。いつもは常備してくれているはずなのだがおかしい。店員に聞けるわけもなく店を出て、また歩く。行き先は少し遠くにある自販機だ。酒屋の前に設営されている自販機でマニアックなものが並んでいる。

 到着するとマッ缶はあった。さっそく買って冷たい缶を取り出す。プルタブを引っ張って開けるとグビッと一口。前頭葉を刺激する濃厚な甘みが胃に流れてくれる。

 

「これだな、これ」

 

 納得の味を堪能しつつ、帰り道を模索する。ここから引き返すとかなり時間が掛かってしまう。そこでいつもは通らない道を通ることにした。

 公園を突き抜けるわけだ。かなり大きな敷地を有している公園で背の高い木々が並んでいる。茂みと花壇も多いので昼間は景観がいいと評判だ。

 そんな公園も深夜になると薄暗くなる。外灯が木々と茂みで光が届かない場所が多いから鬱蒼となってしまう。

 俺はできるだけ明るい場所を歩いて通る。

 

「静かなもんだな。こんな時間に人なんていないか」

 

 どこのベンチも無人。歩行者も俺だけだ。このまま深夜散歩を趣味にしたくなってくるくらい誰もいない。

 歩いていると、どこからか、音が聞こえてきた。人の姿はないんだが、誰かがいるような気配がする。誰かが俺のことを見ている。そんな気配。どうする、ここで振り返って「そこにいるのはわかっているぞ!」とでもいってやるか。それとも「見える!」とかNTばりに言っちゃうか。それで出てきたら気まずいなんてもんじゃないが。

 とぼとぼと歩いていると前方の茂みが揺れた。

 

「ひっ?!」

 

 風で揺れたわけじゃない。あきらかに何かが動いた。

 

「ああっ! やっぱり! お兄さんだ!」

 

 子供がひょこっと顔を出してきた。

 外灯の光があまり届いてなかったがそいつの顔ははっきりとわかる。俺から、何もかも奪っていったあのガキだ。

 

「えへへ~、驚かせてごめんね~」

「べつに驚いてないが。お前、こんな時間にこんな場所で……何やってるんだ」

 

 宅間卓也。雪ノ下の今彼……。そしていろんな女をハーレムに入れているモテ男。夏休みの間に葉山グループの女三人を完全に手篭めにしたことと、平塚先生まで手に入れてたことには驚かされた。

 

「ん~、なにってナニかな~。まさかお兄さんが来るとは思ってなかったけど、いいや! せっかくだし来てよ! ほら!」

 

 手を掴まれると引っ張り込まれた。茂みのなかを無理矢理突っ切ると開けた場所に出る。なにか牢屋のようなものがあった。管理用の道具置き場だ。

 

「ん……んん?」

 

 道具置き場のすぐ側に裸体の女子がいた。それも三人。見知った女たちだ。

 

「比企谷っ?!」「うそっ!?」「ええ~、ヒキオ!?」

「よ、よう……相模……それとお友達さんたち……」

 

 いたのは相模南と確かゆっこと遥の三人だ。

 深夜の公園。人目のつかない茂みの中。全裸の女子高生が三人ですか。

 いやなんで裸なんですかね。聞いていいですかだめですかそうですか。

 

「あのね、今、南お姉ちゃんたちとセックスしてたんだ。え~っと青姦っていうんだっけ。お外でセックスするの、アハハ! ねえねえお兄さんに見せてあげよっか」

 

 こいつ、まさか相模達まで手を出してたのかよ。

 自分だけ服を着ているが短パンからペニスが出ている。やはり俺のモノよりもデカい。

 

「あってるが……いや、俺に見せなくてもいいだろ」

「ええ~、南お姉ちゃんたちってお兄さんのクラスメイトなんでしょ。いつも一緒に授業受けてる女子がどんなセックスしてるところって見たくない?」

「いやいや、そういうのないから。相模達だって見られたくないでしょ。つーわけで、俺は退散するわ」

「ちょっと! どこ行くつもり!?」

 

 手首を掴まれた。さすがに三人に掴まれると力で負けてしまう。

 

「いやだから帰るだけ、なんだけど」

「そんな事言って明日、ウチらのことチクるんでしょ!」

「んなことしねー……いや、その恰好どうにかして」

「信じらんない! あんた性格悪いし! 顔も悪いし!」「こいつ絶対にチクるよ、平塚先生、味方だけど他の教師にいったらヤバいって」

「だからしないって!?」

 

 さらっとひどいこと言われた気がするがとにかく茂みから出ようとした。

 相模達も全力で引っ張ってくる。せっかく買ったマッ缶が傾きかけるとバランスを保とうとしてこけた。

 

「ここでお兄さんを帰しちゃったら何言いふらすかわかんないな。南お姉ちゃん、ぼくらのこと説明してあげてよ。ゆっこお姉ちゃんと遥お姉ちゃんも、ね」

「「「うん♡ 卓也くん♡」」」

 

 相模が俺の身体に跨がってくる。ゆっこと遥も乗ってくると胸やらあそこやらお構いなしに見せてきた。

 

「卓也くんの命令なんだから聞いていけっての。それとも警察呼ぶ?」

「……聞きます」

 

 それしか助かる道はないようだ。

 にしても、相模ってけっこう胸あるのな。お友達二人もなかなか……。

 

【2】

 

 夏休みの後半に差し掛かる頃、相模南はショッピングにでかけていた。友人の二人は家の用事があったのでひとりだ。

 約四十日もある夏休みも後半になれば暇を持て余す。いつも一緒の友人達もさすがに話すこともなくなってきて退屈さを感じるので一人でいるのも悪くなかった。

 ショッピングモールをブラブラとしていると声を掛けられた。

 

「ねえねえ、お姉さん一人?」

 

 声のした方へ振り向くと子供が立っていた。顔を見ると思わず心臓がキュッと締めつけられるほどの美貌に驚愕する。男女のどちらかわからず困惑していると微笑んだ。

 

「ねえ、お姉さん、一人なのって聞いてるんだけど、もしかして、ぼくに見惚れた?」

「なっ!?」

「あはは。その反応すっごくかわいいね。よかったら一緒にご飯でも食べない?」

「それってさ、ウチのことナンパしてるわけ」

 

 意外だった。ナンパされるのも、相手が子供であることも。

 

「うん! お姉さんさっきから一人みたいだし、ぼくも一人でご飯食べるのも嫌だったからさ。ね~、どう? 奢るよ」

「子供に奢られるほど貧乏じゃないから。まあ、いっか、お昼だし」

 

 美少年相手に心臓がドキドキしっぱなしだ。目を見て話することも困難だった。

 

「じゃあ決まり! デートね!」

 

 美少年に手を握られた。許可した覚えもないのに指を絡める恋人握り。指の間に滑り込んできた指に思わずドキッとした。

 

「やだ、いきなり」

「ええ~、いいじゃん。これからデートなんだから、そうだお姉さん名前は?」

「え!? ああ、相模南だけど」

「フルネームなんだ。嬉しいけど、ぼくは宅間卓也ね」

「うん、卓也くんね」

 

 なぜフルネームでいったのかすら理由がわからない。とにかくペースを取り戻そうとしたが手を引っ張られた。卓也が歩き出すと連れられて歩くしかなくなっていた。

 

「ここに入ろっか」

「いいよ。好きにして。卓也くんが食べたいのでいいから」

 

 ファミレスだった。中へ入ると店員に案内されてテーブルへ。と思っていると卓也は手を解こうとしなかった。四人席にも関わらず、隣に並んで座ってしまう。

 

「並んで食べようね、南」

「いきなり呼び捨てにするんだ。こういうの馴れてるわけ?」

「馴れてるかな。でも綺麗な女の子にしかしないよ」

「お世辞でしょ」

 

 絡めた指が動く。手のひらを摩り、手首を握る。その指の動きはまるで愛撫のよう。

 さらに相模との距離を近づけると肩がくっついた。

 注文を取りに来た店員は二人の様子を見て羨ましそうにしていた。

 ピザとハンバーグを注文する。

 

「ねぇねぇ、南はどこの高校なの」

「え? ああ、総武高だけど知ってる?」

「うん! 知ってる人が通ってるからね。そっか、じゃあけっこう頭いいんだ」

「べつに普通だって。それより卓也……くんは小学生でしょ。友達といなくていいの?」

「もうすぐ中学生だよ。友達よりも綺麗なお姉さんといたほうがいいや」

 

 まったく興味なさそうにいった。

 指の愛撫に腰がヒリつく。卓也と話をしていると耳が幸せになってきて動悸が激しくなってしまう。

 

「あ、きたよ! 美味しそう!」

 

 運ばれてきたピザとハンバーグを二人で分け合いながら食べる。

 

「南、あ~んして」

「ええっ?! ちょっ、恥ずかしいから、んんっ……」

「美味しいでしょ」

「……そりゃ、ね」

 

 相手は小学生だ。恥ずかしくて堪らなかった。だが同時に心地よくもあった。

 

「顔真っ赤だよ。南」

「もう、さっきから名前呼びすぎだから」

「嫌なのかよ、南」

 

 耳元に顔を近づけてくると囁かれた。

 

「んん~~~~~~~~~~~~~~っ♡」

 

 絡まっている指がさわさわと動く。美少年とくっついている側だけ体温が急上昇している。耳の鼓膜にかかるオレ様口調の美声から電流が走ったようだった。

 

「名前、呼ばれると……」

「お前マゾだな。一発で解っちゃった。今日一日俺の女になれ、連れ回してやっから」

「……はい♡」

 

 わけが解らないまま返事をしてしまう。少年の言葉は魔力でもあるのか従ってしまう。従属する悦びが全身に沸き上がってきてしまうのだ。

 レストランで食事を終えたあと、相模は卓也少年の女として、あちこち連れまわされてしまった。とくに何かしたわけでもないのだが、ショッピングモールを歩き回り続けた。途中で疲れてトイレに行こうとしたが許されなかった。

 

「ねえトイレ行きたいんだけど……」

「ぼくは行きたくないけど?」

「うぅ、いじわるしないでよ。ね、卓也くん、お願いだからおトイレに行かせて」

「行かせてください」

 

 天使みたいな笑顔を浮かべるくせに悪魔みたいに意地悪だった。

 相模は下腹部に感じる尿意に抗えなかった。

 

「トイレに行かせてください」

「いいよ」

 

 絡まっていた指が離れると不安にかられた。

 相模は足早にトイレに駆け込んで用を足そうと下着を下ろす。すると糸が引いていた。美少年に連れまわされて濡れていたのだ。

 

(……ウチ、マジでマゾなのかも。卓也くんに色々されちゃったらヤバいって♡)

 

 早々に終わらせて戻ってくると卓也の姿はどこにもなかった。

 

「マジでいないわけ?」

 

 美少年の姿は瞼の裏に焼きついている。数時間、絡まったままだった指はご主人様のぬくもりを求めるように疼いていた。

 一時間ほどトイレの横で待ってみたが来る気配がなかったので仕方なく帰った。帰宅するとそのまま自慰に興じた。卓也を想いながら膣の浅い部分を指でクニクニするだけですぐに絶頂に達したのだった。

 翌日、相模はひとりでショッピングモールを訪れていた。

 約束しているわけではない。だがもしかすると、また宅間卓也に会えるのではないか。そんなふうに考えていた。

 あの美少年と会ってなにかしたいわけではない。けれど身体が疼いて仕方なかった。

 あてもなくショッピングモールを歩いていると前方によく知る人物がいた。

 

(……あれ、雪ノ下さんだ。まあいてもおかしくないけどさ……嘘でしょ……)

 

 雪ノ下雪乃。総武高校で知らない者がいないほどの超絶美人の才女様。お家柄もよく生徒会とも繋がりのある人物である。

 相模からしてみれば、ほしいのものをすべて手にしているように見えた。

 その雪ノ下があろうことか卓也と手を繋いでいた。先日の自分を見ているかのように指を絡めている。あきらかにただならぬ関係だ。

 

(……おかしくない!? 雪ノ下さんは比企谷と付き合ってたんじゃなかったっけ。あのキモいのと付き合うからいい感じに価値下がっててよかったのに……なにそれ、マジでムカつく)

 

 比企谷八幡。相模にとって忘れられない存在である。雪ノ下と同じ部活に所属して色々と動いていた結果、二人は付き合う事になったと聞く。その話を聞いて相模は大いに喜んだのを覚えていた。

 なにせ校内一の美人様が校内一の嫌われ者が付き合うのだ。価値が低くなってくれて万歳というわけだ。なのに美男美女、それもあの宅間卓也といる。許しがたい光景だった。

 

(はぁ?! はぁ?! はぁ?! はぁ?! ちょっと、あれ三浦じゃない! なにこれどういうこと?!)

 

 相模をナンパした美少年に駆け寄るもう一人。クラスでもとびきり上位の存在。

 三浦優美子。雪ノ下雪乃とは相性が最悪だったはずの彼女が卓也を挟んで愉しげに話している。

 

(嘘でしょ、なんなん!? あの子いったい何者なの?!)

 

 驚きつつもじっと見つめてしまう。雪ノ下と三浦を侍らす美少年。あきらかに二人を彼女扱いしている。

 

(……待って。あの二人がいるのに、昨日はウチに声を掛けたわけ? あれ……これって……ラッキーじゃない? あの子のことちょ~っと誘惑してウチのカレシにしちゃったら、あの二人が泣いて悔しがったりしちゃうんじゃない)

 

 雪ノ下と三浦はたまに卓也を取り合うような動きをみせている。もしも少年を惚れさせることができれば、二人が悔しくて堪らなくなるはず。

 と、考えていると二人が離れた。どうやらトイレに行くらしい。

 

「ねえ」

 

 身体が勝手に動いていた。卓也に声をかける。

 

「昨日はどうも、南お姉ちゃん」

「勝手に帰っちゃってどうしたのかと思ったんだけど、平気そうでよかった」

「うん。用事ができてね。それでどうしたの?」

「勝手に帰った罰として明日ウチとデートして。これ連絡先ね。拒否権とかないからよろしく~」

 

 今回は隙をあたえない。携帯の番号を書いたメモを渡すとすぐに離れた。

 一度、姿を消して陰から見ると卓也はメモをポケットにしまっていた。

 三人が何をしたのか気になったがそのまま帰宅する。家に着くとほぼ同時にスマホが鳴った。相手は卓也だった。

 

『もしも~し、卓也だよ。明日のデートなんだけど、待ち合わせはどうしよっか』

 

 先に決めてあったプランを話す。卓也は素直に聞いてくれた。所詮は小学生。飼い慣らすのも簡単なんだろう。

 一日が過ぎ、デート日。

 いつもよりもばっちりオシャレして待ち合わせ場所に向かう。まだ三十分前だったが、到着すると卓也はいた。小学生を待たせるのは気が引けて合流すると二人で歩き始める。

 水族館に出かけて過ごす。

 

「卓也くんは彼女いるの?」

「なんで?」

「だってさ。気になるでしょ。こうしてデートしてるわけだし」

 

 雪ノ下か三浦の話がでるかと思ったが卓也はいわなかった。

 

「ウチとかどう?」

「南お姉ちゃんがぼくの彼女になるの?」

「そうそう」

 

 少しでも可愛く見えるように上目づかいで頷いてみた。

 

「気が向いたらかな~。南お姉ちゃんカワイイから好きだけど、彼女って感じじゃ無いんだよな~」

「ええ~、いいじゃん。ウチけっこう尽くすよ」

「ふぅーん。じゃあ考えとこうかな」

 

 また意地悪な目つきをしていた。

 ぞくりと背筋を伝う怖気。血の気が引くような恐怖。なのに身体の芯から燃え上がるような昂ぶりが目覚めてくる。

 相模は愛想笑いで誤魔化すことしかできなかった。

 水族館から出るとカフェに入る。さすがに相手は小学生だ。話の内容もそこまで深いものではなかった。しかし、妙に愉しくなる。相模がほしいものを少しずつ、確実に、提供してくれる。

 

「なんだか愉しくなっちゃってた」

「みたいだね。嬉しいよ」

 

 気づけば小学生にエスコートされていた。カフェを出ると今度は近くの公園だ。日差しは厭になるくらい強かったが、高い木々に囲まれているせいか影が多いので涼しいのだ。

 

「ねえねえ!」

「ん~、どうしたの? きゃっ?!」

 

 いきなりだった。完全に油断しきっていた相模は手を引っ張られて茂みの中へと連れ込まれた。

 

「な、なに、卓也くんってば!? いきなりどうしたの?」

 

 気が動転していた。茂みの中は薄暗い。さっきまで歩いていた世界とは違うようだった。

 

「えへへ。南のこと犯したくなっちゃった」

「はぁ!? え、なに、へんなこと言わないでよ」

 

 逃げようとすると手が掴まれて引き戻される。顎を掴まれて見つめられると動けなくなった。拒否する間もなく唇が奪われる。

 

「ちゅぱっ、期待してたんだろ、このマゾ女」

「っ!? べ、べつに期待なんてして、ない……んんっ、あっ、やだっ、触り方エロいって、ひやっ?!」

 

 南の首筋を撫でたかと思うと胸を触った。ブラジャーの上からだったが、異性に触れられたことで感じてしまう。声をだして悶える南の肩や脇腹をくすぐるように触りだした。

 

「南の身体、すっごく感じてるよ。処女なのに」

「なんで解るの、言ってないでしょ」

「解るでしょ。だって反応が初心だし、ぼくのこと意識しすぎだしね。ねえ、ぼくでオナニー何回したの?」

 

 卓也の舌が首筋を舐めあげた。

 喉がしまってなにも言えなくなると今度はキスしてくる。吸盤のように強く吸い付いてから離れると赤く腫れていた。

 

「答えろよ、マゾ南」

「んんっ♡ だめっ、ウチべつにオナニーとかしてないからっ、ひやぁっ!?」

「嘘つくな。ぼくのオンナだろ」

 

 唇が重なるくらい近くで見つめられる。左手が股に入り込んでくるとスカートのなかへと潜り込んだ。

 

「一回……だけ……んんんぅうううっ♡」

「嘘」

「三回♡ 三回したっ♡ 卓也くんと初デートして♡ そのあとオナニーしたのっ♡」

 

 スカートの中の手が陰部を弄りだしたのだ。

 下着の上から恥丘を撫でるとじわりと愛液がにじみ出す。南の身体は卓也の声に強く反応していた。

 

「もう濡れてるんだ。本当にマゾだな。小学生にナンパされて良い気になってさ。ねぇ、本当にぼくのペットにしてあげよっか」

「ひっ♡ うそ♡ またそんなこと言って、ふらっと消えちゃうんでしょ」

「南次第かな。ぼくのペットになりますって言えばしてあげるよ。散歩しよっか。首輪着けてさ、四つん這いで」

 

 言われた事を素直に想像してしまう。

 想像のなかでは首輪をつけている自分がいる。それも全裸だった。丸裸で犬の散歩のように四つん這いで歩いている。

 

「また濡れてる。どんどん溢れてきてるよ」

「べつに興奮してないから。あんっ、卓也くんの指、馴れてるっ、ああぁっ!」

 

 思っていた以上である。卓也の指は下着の上から割れ目を上下になぞっているだけだが、心地よくて足が震えてしまう。

 

「南のこと気に入っちゃった。ちょっと激しくしちゃおっと」

「なにを気に入ったって!? んんぅぅぅうっ♡ だめっ♡ 見ちゃダメだって?!」

 

 足の間に割り込むと両足を大きく開かせた。スカートを捲りあげると青のショーツがまろび出る。普通の、どこにでも売っているシンプルなショーツだった。そのショーツの大事な部分に染みになった縦筋が浮かんでいる。

 卓也はショーツを尻側から引っ張ると食い込ませた。むちっとした丘陵を反対の手で撫でながら揉む。

 

「はぁあぁっ、あああんっ! んっ♡ ああぁぁっ、やめよっ、もうやめようよ♡」

「南、あんまり騒ぐと誰か来ちゃうよ」

「ふぇ……えっ、あっ! んんんっ!!」

 

 口を自分の手で塞ぐ。

 言われて思いだしたがここは茂みのなかだ。三メートルも離れていない場所に道がある。声を出せば聞かれてしまう場所だ。

 

「この公園は夕方からこういうことする場所になるから見つかってもいいんだけどね。南は恥ずかしいでしょ」

「そんな場所なんて知らないよ。ホントなわけ? んんっ?!」

「あっち見てて」

 

 卓也が示したのは背の高い木々の下。鬱蒼とした場所に蠢く影が見えた。

 目をこらすと蠢いているのが中年の男だと気づく。相手は同年代の女性だ。

 

「マジなんだ……ああぁっ、んんっ、あぁっ! 卓也っ?! くんんんんっ!!」

 

 声を押し殺すと腰が持ち上がってくる。卓也の指がショーツをめくり大事な場所が露出した。すでに濡れている割れ目を指で開く。

 

「んんはぁっ♡」

「もうトロトロだね。南のオマンコ。処女なのにぼくとのセックス妄想して弄ったところ」

「ウチのこといじめて愉しい?」

「いじめられて愉しいんでしょ」

 

 指が一本、膣へ挿入された。顔を真っ赤にさせながら何度も首肯する。

 

「素直になったら愛液の量増えてきたね。記念写真撮っちゃおうか」

 

 スマホを取り出すと二人の身体が見えるように構えた。膣穴に指を挿入したままシャッターをタップする。

 

(……ウチ写真撮られてる♡ 卓也くんにレイプされてるのに♡ なんでぇ♡ マジで気持ちよすぎるんだけどっ♡ この子すごいんだけど♡ んんんっ♡)

 

 挿入された指が膣を広げようと動き出した。粘膜を押し広げるともう一本挿入した。左右へ、上下へ、指の力で粘膜が拡がっていく。

 

「あぁぁっ、ああんっ、勝手に弄って、ホントにレイプじゃん」

「レイプは興味ないんだよね~。ほうら、もっと弄ってあげる。セックスしたくなったらぼくのペットになりますっていいなよ。それまで挿入しないから」

「はぁ!? セックスと、か、べつにしたいわけ……んっ♡ あぁっ♡ ないからっ♡」

 

 自分でするのとは全く別だ。異物の指が意思を持って蠢き、的確に気持ちいい場所を撫で回してくるのだ。今までしてきた自慰が児戯にも等しく思えてくるほど鮮烈だった。

 

「あぁぁあ、ああっ、また声出ちゃうっ、んんっ、~~~っ」

「ちゃんと押さえてた方がいいよ。誰かに見つかっても知らないから」

「そんなっ!? んんっ、あはあっ、あぁっ、あぁっ! やだやだっ、イクっ♡ ッ~~~っ!!」

 

 容赦なく動く指が膣の浅い場所を完全に支配していた。

 南の感じる場所はもう知り尽くされている。自慰でいつも撫でる場所。そこを他人に支配されると腰が震えて仕方が無い。だがそれだけで済まされない。

 卓也の指が激しく動くと両手で押さえることしかできなくなった。

 

「ほらイケよ」

「んん゛~~~~~~~~~~♡♡♡」

 

 小学生の指で弄られて絶頂に達した。言い逃れのできない膣の反応に足が震える。

 卓也の顔を見ると勝ち誇った表情を浮かべていた。口元を押さえている両手を掴まれて剥がされると唇が重なる。

 

「んっ♡ んぢゅぢゅれろれろれろ、んん゛ん゛ん゛ちゅっ、はぁはぁ、んん♡ れろ~♡ なにすんの♡ キスばっか、んんっ♡」

「南はぼくのオンナになろっか」

「ふぇ……」

 

 強姦するつもりはない。あくまで二人の関係は合意のもの。そう言わせたのだ。そんなことにどれ程の価値があるのか、南には計り知れなかった。

 

「ちゅっちゅっ、れろっ、れろぉ、ねぇねぇ、いいじゃん、ぼくのこと好きでしょ?」

「思い上がってるのなんなの、あんっ、ぢゅぢゅ♡ あぁぁっ♡」

 

 また膣に指が挿入される。今度は包皮を向かれてクリトリスを弄られている。自分が最も敏感だと思っている場所が他人に好き勝手にされているのに、もっとほしくなる。

 

「んんっ♡ あぁ、ああっ、オンナになったらどうなんの、んっ♡」

「ん~? このオマンコにぼくのデカチンポぶち込んでひぃひぃ言わせるよ。そんでマゾの南がされたいことしてやる。ペットにしてやるってことだね」

 

 口内で交わる舌がヒリヒリと痺れてくる。粘膜同士で絡むと脳がふやけてくるみたいだった。

 ピリピリと痺れるような感覚は喉を伝って下腹部へ降りる。掻き回され、弄られている股間と繋がり軽い絶頂が連続して起きる。

 

「ん゛♡ ウチ、ペットになりたいわけじゃ……ないけど、んんっ♡ あぁ、あぁっ♡ 卓也くんのペット♡ なる♡」

「やった! 南ゲット~!」

 

 卓也は南を押し倒した。

 力の抜けた彼女から服を全て剥ぎ取ると靴と靴下だけにした。そして四つん這いにすると背後に陣取る。

 

「な、なにして、んんっ♡ なにこの恰好♡ 犬じゃないから」

「犬でしょ。ペットになるっていったじゃん。ほ~ら南~、マンコするよ~」

 

 短パンを降ろすと巨大な肉棒が姿を現した。

 

「なにそれっ……でっかぁ……そんなにでかいんだぁ……」

 

 初めて目にする巨大なペニス。ネットにすら載っていないほどの逞しい一本。今まで短パンで隠されていたのが不思議なほど見事な逸物だった。

 卓也は肉棒を割れ目に沿わせて腰を前後に揺らした。

 

「んんあぁぁぁぁあぁあぁあ♡」

「声、でちゃってるよ」

「うぅぅ♡ でもでちゃう♡」

「じゃあ手で押さえたら?」

 

 言われたとおりにすると尻がくいっと持ち上がった。まるで求めているかのようだった。

 卓也は割れ目を指で開くと先端を挿入する。愛液がドロッと流れ出てくると肉竿へ塗布して方向を確かめる。

 

「じゃあ、いくよ」

「うん……卓也くんとセックス♡ するぅ♡ ウチのはじめて、ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぁっ♡」

 

 身体を支える手の甲に口をあてがい辛抱した。メリメリと突き進んでくる巨大な肉棒に膣が拡がっていく。どこまで入ってくるのか解らない。初めてで奥がわからない。ただ我慢して巨大な逸物を受け入れる。

 

「ッ♡ んんっぅぅぅぅうう♡ おっきぃぃからぁ、まだ? まだ入るの?」

「うん。もうちょっと。ほらあと少し……南のマゾマンコすっごくキツい!」

 

 卓也の肉棒が膣奥へ当たる。

 

「あぁぁっ……んん゛っ♡ なにこれっ、ひっ♡ あっ♡ ひぃぃいやぁっ♡」

「ん~、当たったよ。でもまだだね。いくよ」

「嘘でしょ。ん゛~~~~~~~~っ♡ ひぃひぅあぁあぁっ♡ ッ♡ ッ♡ ッ♡ ッ♡ ッ♡ ッ♡ ッ♡ ッ♡ ッ~~~~~~~~♡」

 

 まだ挿入されていない肉棒の根元がゴリゴリと押し入った。膣の形状が変わるまでに南は何度も絶頂感覚を覚え込まされた。

 

「入ったよ」

「あぁ♡ これヤッバいからっ♡ 抜いて、よ♡ ン゛♡ ン゛ン゛ン゛♡」

 

 ピストンがはじまった。

 

「抜くわけないじゃい。セックスなんだよ。南のオマンコいまから使うんだ~。ほら、どう? オマンコイクでしょ。イクっていってよ」

「あっ、あんっ♡ ひっ♡ ひぃっ♡ オマンコイク♡ イク♡ イってるぅぅぅ♡」

 

 地面に突っ伏してしまう。顔を上げていられないほどの快楽が押し寄せてくる。

 

「かたちぃ、変わってるからっ、ウチ、もう、またっ♡ だめっ♡ いぐっ♡」

 

 半泣きになりながら絶頂に達する。膣内は肉棒の挿抜一回毎に形を返られていく。まるで卓也専用の肉壺へと変化していくようだった。

 

「あぁあぁっ♡ これぇぇっ♡ 気持ちよすぎるっ♡ ウチはじめてなのにっ♡」

「あはは。またイッちゃった? もう声我慢できてないね。誰か来る前に射精してあげる」

「はぁぁ!? ああっ♡ まさか射精って♡ んんっ♡ はあっ♡」

 

 卓也が南に覆い被さると耳元に口を近づけた。

 

「当たり前だろ。マゾ南……あっ、オマンコ締まったよ。ほしいんだ。ひぃひぃ言っちゃって、かわいいな」

 

 容赦なく肉棒で突きまわす。暴力ともとれる激しいピストンにも関わらず南の膣は何度も締まり肉棒を欲していた。

 

「ちがっ……ひぃっ♡ んぅぅ~~~~~~~~っ♡」

「じゃ、射精しちゃうね」

 

 もう四つん這いではなかった。身体を丸めて縮こまっているだけだ。お尻を持ち上げて男の欲望を受け入れているにすぎない。いやらしい言葉で攻められるのが堪らない。

 

 どびゅびゅっびゅううううううううううううううううう!!

 

「ッ゛ッ゛ッ゛♡♡♡♡」

 

 子宮をド突く強烈な精液の噴出。ドロッとした濃厚な精液が子宮へと注がれる。

 結合部から愛液が飛び散っていた。

 長い射精のあと、卓也は南の髪を引っ張って顔をみた。

 

「気持ちよさそうな顔しちゃって。ねぇ、ぼくのペットでいいよね」

「はい♡ ウチ、卓也くんのペット♡」

 

 真っ赤な顔に快楽によって溢れ出た涙。

 相模南は破瓜の傷みよりも小学生のペットになったことに悦びを感じていた。

 

【3】

 

 当初の目的は完全に崩れ去った。小学生相手にレイプされて己のマゾ性をわからせられたあと、あっさりとお持ち帰りされてしまった。見知らぬ高級マンションの一室に連れ込まれると朝まで犯され気づいたときには完全なペットになっていた。

 開放されても卓也のことが頭から離れず、ひたすら膣穴を弄るようになっていた。

 暴力的な言葉。罵倒。膣を犯す肉棒。なにもかもが南の欲望を満たしてくれるもの。

 スマホが鳴ったのは二日後のことである。昼前に鳴るとマンションまで来いと命じられた。ご主人様からの命令を嬉々として受け入れると準備してでかける。

 気がかりは総武高校の制服を着てこいという命令だ。卓也の命令なのだから気にすることはなかったが、さすがに制服姿でマンションへ向かうのは恥ずかしかった。

 

(これからセックスするんだよね。なのに制服なの。ウチの制服姿を見たいとか……それでセックスするとか♡ やだ、もう♡ 卓也くんってエッチすぎるんだけど♡)

 

 マンションに到着すると部屋を訪ねる。

 親の姿はなく、静かな廊下が奥まで伸びていた。出迎えた卓也は南の姿をじっくりと観察すると口を開いた。

 

「やっぱり制服っていいよね。南お姉ちゃんが高校生だってはっきりとわかっちゃうし」

「そ、そうかな、制服好きなの」

「うん。大好きだよ」

 

 白のシャツに少しだけ水色のブラジャーが透けている。南のアピールだ。露骨すぎないように少しだけ、僅かに透けるような色を選んでいた。

 

「部屋に行こうか。南お姉ちゃんもセックスしたいでしょ」

「えっ?! あ、うん♡ したい、です♡」

 

 卓也が歩くあとを三歩ほど離れて歩く。ぬいぐるみや、勉強机のある部屋に入るとバッグを足下に置いた。

 

「そういえばさ。この部屋って卓也くんのお部屋……じゃないよね? 表札は隣が宅間ってなってたし」

 

 隣室の玄関に宅間と表札が掲げられていた。

 この部屋は別の誰かの部屋だ。

 

「ぼくのオンナの部屋だよ。ぼくね、ハーレムを作ってるんだ」

 

 笑みを崩さずに近寄ると制服のボタンを外しだした。手慣れている。ボタンは勝手に外れていくように取れていった。

 

「ハーレムって……ウチ以外にもレイプしちゃってるの?」

「レイプはしてないよ。青姦だっけ、外で処女膜破ったのははじめてだったな~。南お姉ちゃんは正真正銘のマゾだし、おもしろかったから、あんなふうにしたけど他のオンナは違うよ」

「……そっか。いるんだ、ウチ以外の女の子」

 

 卓也の異常なテクニック。女性との関係がないはずはない。確実に五人以上は抱いている。それくらいは南にもわかる。

 

「え……もしかして……その女の子って」

「えへへ」

 

 答えない。制服のボタンは外れて青のブラジャーに手が重なる。

 軽く揉むと南の身体は電流が流れたみたいに感じた。

 

「んっ?! あぁっ、はぁはぁ……なんなの、これ……んあぁっ」

「南お姉ちゃんの身体はもう出来上がってるからね。なにも激しく揉んだり弄ったりしなくて良いんだ」

「はぁ?! あぁんっ♡ 卓也くん、んんぅっ、ホント、何人抱いてるわけっ♡」

 

 卓也の指で弄られる。身体の芯から熱くなってくる。

 

「はぁはぁ、んんっ、んっ、そうかもしんないけどさ」

「あれれ~、もしかして激しくされたいの?」

「んんぅううううううぁぁぁっ♡♡♡」

 

 乳房を絞りあげた。さっきまでのが電流なら落雷そのもの。

 スカートの上からでもわかるほど腰が震えていた。卓也の手がくびれを撫でながらスカートの中へと潜り込んだ。太ももを摩りながら大事な場所をひと撫でする。

 

「もうぐっしょりだね。ねぇねぇ、南お姉ちゃん、もう挿入してほしい?」

「うん♡ 卓也くんとセックスしたい♡」

 

 素直に言ったが次の瞬間、視界がぐにゃりと歪んだ。身体はくるっとひっくり返って、破瓜の時と同じ恰好になっていた。

 

「まだだめ」

 

 パシン、と音が鳴る。尻を叩いたのだ。

 

「ひあぁぁぁああぁあっ♡ あぁぁあぁ……な、なに……ぃっ♡ ぃいぃひっ♡」

 

 力は入っていなかった。痛みはほぼ皆無。南の尻肉を大袈裟な音が出るように叩いただけだ。だというのに、尻表面に衝撃と膣に刺激が針のように刺さった。

 

「お尻、叩かれるの好きでしょ。マゾだもんね。あと二発で一回絶頂しよっか」

「はぁ?! なんでぇ、お尻叩かれてイクとかなぃぃいいいっ♡ あぁぁっ♡」

 

 二発目の尻叩き。勝手に尻が持ち上がりプリンのように震えていた。

 南は見上げるが三度目が振り下ろされた。

 

「ひぃっ♡ ぃぃひぃぁぁあぁあぁああああっ♡♡♡」 

 

 宣言通り南の身体は絶頂に達した。膣が痙攣しながら締まる。

 尻肉の下で飛沫が吹き上がり、ベッドのシーツが濡れてしまう。

 

「あはぁ♡ なんれぇ♡ あひぃいっ♡」

 

 シャツを引っ張られて立たせられる。

 卓也がするりと滑り込むとスカートの裾を掴んでたくし上げる。裾をスカートの中へと入れると下着が見えるようにする。上下お揃いの水色だ。

 

「なに、して、んんぁはぁぁ♡」

「なにって、セックスするんだよ。南お姉ちゃんが腰振る係りね」

「はぁはぁあぁっ、ああっ♡ んんんぅぅぅぅッ♡」

 

 卓也は自慢の肉棒を取り出すと扱きながら陰部に擦りつけた。

 完全に勃起しきっている肉棒の亀頭に指を掛けて腰を浮かせる。

 

「うぅぅ、はぁはぁ、我慢できないッ♡ 卓也くんっ♡ 挿入れるから♡」

「どうぞ、マゾ南。自分からぼくのチンポ咥え込んで腰振ってね」

 

 自分から肉棒を咥え込むと腰を下げる。膣穴を押し広げられる感覚を味わっていた。子宮口に当たると最後の一押しとなる。

 

「じゃ、じゃあ、いくから♡ ん゛ッ゛ッ゛♡♡♡」

 

 子宮が潰れていく感覚が南にとって最高潮を与えてくれる。極太の肉棒で串刺しになることで得られる最上級の快楽。それをさらに高めるために腰を弾ませる。

 

「あぁぁっ、ンッ♡ ああはっ♡ 卓也くんのデカチンポっ♡ おおきすぎっ♡」

「腰の動きが激しくなってきてるね。いい感じだよ、ほら、もっとシて!」

「はいっ♡ ああんっ、あんっ、あっ、んんっ♡ こう? これでいいのっ♡」

 

 昂揚した身体から汗が流れてくる。

 まだセックスのいろはも解らない南は自分の膣の気持ちいいところを当てて擦る。

 

「へこへこ、しちゃってるの、ダッサいんだけど♡ 気持ちいいっ♡ 卓也くん、どう? ウチの腰♡ あぁっ♡」

「いいよ~、続けて続けて」

「うんっ♡ ひぁぁっ♡ ああっ、んっ、んんぅううっ!」

 

 軽い絶頂なら何十回と達している。しかしどうしても究極的な部分では物足りない。与えてくれるご主人様の存在が必要だ。

 

「動いてほしいんだ」

「ッ♡ はい♡ 卓也くんにぃいじめられたいっ♡ ですっ♡」

 

 相手が小学生だということは関係ない。

 快楽の果てへ僅かに届かないもどかしさが許せない。

 腰を振る力も速度も激しくなったが足りていない。

 

「ほらっ!」

 

 卓也は絶好のタイミングで突き上げた。

 

「っっッ゛~~~~~~~~~~~~~ッ♡♡♡」

 

 極太の肉棒で子宮がひしゃげた。

 結合部分から飛沫が吹き上がる。肉棒が突き上げる度に膣内から掻き出された愛液と飛沫が溢れ出る。

 

「あははっ、おもしろっ、突く度にイッてるぅ~! 南のオマンコキツキツですっごく気持ちいいや! ほらっ!」

「い゛ッ♡ あぁぁっ♡ はぁはぁっ♡ 卓也ぁ、くんっ♡ ひぃひあぁぁっ♡」

 

 卓也の身体は女をよがらせるためにある。

 膣のどこを突いても絶頂するほど昂ぶっていた。

 

「あぁあっ、えぇ? あぁ♡ ちょっ、誰っ?!」

 

 子宮まで形が変わるほど突かれてもまだ終わらない。

 南は頭の中が真っ白になっていた。そんな南の意識がはっきりと戻ってくる。それは玄関から聞こえてくる足音だ。一人ではない。何人かの足音が近づいてくる。

 

「ん~、ああ、帰ってきたみたいだね」

「なに呑気にいってん、のっ♡ ああっ♡」

 

 また、絶頂。

 

「相模じゃん、ふーん、卓也くんの新しいオンナってあんただったんだ」

「三浦……と、雪ノ下さん……はあぁっ♡」

「気にしないでいいのよ、相模さん。卓也くんから聞いてるわ。ハーレム入りさせたいオンナだって」

 

 部屋に入ってきたのは雪ノ下雪乃と三浦優美子。ショッピングモールで見た二人だった。

 雪ノ下は繋がっている南の肩をぐっと押した。それを見て、三浦も反対側の肩を押す。

 

「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ぁ♡ 子宮ぅ♡ 潰れちゃうぅぅぅ♡」

 

 結合部分から大量の愛液が流れ出てきた。まるでお漏らし。小水のように大量だった。

 

「相模さん、ハーレムにようこそ」

「うん♡ 嗚呼♡ 雪ノ下さん……三浦さんもちょっと、肩♡」

「はぁ? 先輩からの歓迎だし♡」

 

 ぐっと押されると肉棒が子宮を潰す。

 

「あぁぁぁぐっ♡ ああぁぁっ♡ はいッ♡ 先輩っ♡」

「南お姉ちゃんのオマンコすっご~い、愛液ドバドバ出てる~」

「よかったわね、卓也くん♡」

「あーしもこれ後でしたいんだけど♡」

「私が肩を押してあげるわ、優美子♡」

「ゆきのん♡ あーし、ゆきのんに押されたい、かも♡」

 

 二人の瞳が近づいていく。南の肩を押しながら二人の唇が重なった。

 

「ふぇ、ええ、二人ってそういう関係? ああぐっ♡」

「ちゅぁぱっ♡ ふふっ♡ 卓也くんのハーレムのオンナは仲が良いのよ」

「レズじゃないから。れろれろっ♡ ほら♡ 気持ちいいことは共有するべきだし♡」

 

 卓也の手が南の太ももに掛かる。指が食い込むと腰を激しく突き上げはじめた。

 

「あぁぁぁあぁっ♡ だめだめだめっ♡ いま二人が押してるからっ♡ 突き上げられたらっ♡ マジでだめぇえっ♡」

「だめじゃないよ、このまま射精するんだ~」

「はぁっ?! あひぃんっ♡ んっ♡ はぁはぁぁッ!!」

 

 南に逃げ場はなかった。上から二人に押され、突き上げられる。

 

 どっびゅっびゅびゅびゅううううううううううう!!

 

 ひしゃげた子宮に熱い迸りが打ち込まれる。

 子宮は燃え上がり、最上級の絶頂へと至らせる。

 

「はぁ、はぁ♡ ひっひっひぃ♡ ひぃ♡ あぁぁ♡」

「気持ちよかったんだね。顔が蕩けきってるよ」

「うん♡ ウチぃ♡ もうこんなの覚えたら♡ ……あ、あのさ」

「な~に?」

 

 ぐりぐりと亀頭で膣奥を掻き回しながら聞いた。

 

「て、提案があって……卓也くんのハーレムに♡ 誘いたい子がいるの♡」

「あ~、あの二人。相模のツレでしょ」

「可愛いの?」

 

 雪乃が南のバッグからスマホを取り出した。南の指を掴むと指紋センサーにあてる。

 

「この子達ね」

「へぇ~、可愛いじゃん。この二人の処女マンコもほしいな~」

「ウチ♡ ゆっこと遥♡ 献上しちゃう♡」

「三人揃ってぼくのモノになったら、ハーレムの証をあげるよ。二人がしてるチョーカーと指輪」

「うん♡」

 

 南は跨がったまま頷いた。

 

【4】

 

 ファミレスの奥の席で女子高生三人が美少年を取り囲んでいた。

 

「ええ~、南がこんな可愛い子と知り合いだったなんて~」

「うんうん、知らなかった~」

 

 相模南の友人、ゆっこと遥は宅間卓也を両側から挟み込んで座っていた。

 猫なで声で褒めちぎり頭や肩に触れている。

 

「えへへ。ぼくも南お姉ちゃんの友達に美人さんがいるの知らなかった~」

 

 卓也の手も二人の身体に触れている。

 二人とも簡単に触らせるはずはないのだが、卓也は別のようだった。むしろ触られることがとても嬉しく感じてしまう。

 

「卓也くん、ジュースのおかわり大丈夫? 私が持ってきてあげよっか」

「だ~め、あたしが行くの。ね~、卓也くん」

 

 南の目から見ると友人二人の様子は異様。いつもの二人とは全く違う。完全に卓也のフェロモンにあてられていた。

 

(……卓也くん、本当マジで凄いんだけど……この子だったら雪ノ下さんも三浦さんも落ちちゃうよね。ウチもだけど……まさか平塚先生までハーレムにいるとか、マジなんなわけ♡)

 

 ハーレムのメンバーを聞けばクラスメイトはおろか平塚静までもがいた。自分の知っている女たちが、この少年に夢中になっている。

 

「ねぇ~、南~」

「え、なに?」

 

 卓也のことを見つめたまま、ぼうっとしていた。

 

「なにじゃないよ。卓也くんがそろそろお店を出ようって言ってるの」

 

 卓也の目を見ると意味のある瞳で微笑みかけてくる。

 この後の段取りはできているのだが、二人の様子からすると南がなにかする必要もなさそうだ。

 

「わかった、行こっか」

 

 四人はファミレスを出ると近くの公園へと入る。南にとって特別な意味を持つ公園だ。

 ゆっこと遥は卓也にべったりとくっついたまま歩いている。小学生とはいえ、その美貌は魔性のもの。

 近くにいるだけで身体が反応してしまうほど強いフェロモンを放ち続けている。

 二人とも腰の動きや顔の表情が昂揚しているようだった。

 

(……これ、絶対にセックスしたくなってる♡ ゆっこも遥も♡ 間違いなく濡れてる♡)

 

 卓也には女を惹きつける力があるのだ。

 南は横に並びながら歩いていると前方にあの茂みが見えた。倉庫のすぐ側の茂みだ。卓也とタイミングを合わせてゆっこを引きずり込んだ。卓也は遥を押し倒し茂みに雪崩れ込む。

 

「いったぁ~、ちょっとなに!?」

「卓也くんどうしたの?!」

 

 突然のことに理解できていない二人に卓也が腕を伸ばした。

 

「えへへ。ゆっこお姉ちゃん、遥お姉ちゃん、デートのラストはじめちゃおっか」

 

 南が二人を背後から抱きしめると動けなくした。

 卓也の腕が二人の股座へと入り込む。そして身体を前にすると耳元に顔を近づけた。

 

「お姉ちゃんたち濡れてるよ。ぼくとセックスしたかったんだね」

「えっ!? そんなことは……なひっ♡」

「やあぁ♡ あああっ♡」

 

 指がショーツをずらすと小陰唇を撫でる。指先に淫音が鳴るほど濡れていた。

 

「あはぁあ♡ な、なにっ、ああっ♡」

「よくわかんないっ♡ なにこれぇ♡」

 

 指先は感触だけで処女だと悟る。濡れ具合から奥へと潜り込み入り口を開いてしまう。

 卓也の指は膣内を掻き回すと南を見た。

 

「うん♡」

 

 二人を押さえていた南が卓也の短パンを下ろす。勃起しきった肉棒が猛烈に匂う雄臭を開放するとゆっこと遥の膣はビクッと跳ねた。

 

「うそっ♡ ウチも感じちゃったんだけど♡」

「三人揃ってオマンコ広げちゃおっか。ぼくとセックスしたいでしょ」

 

 処女二人は巨大な肉棒に目を奪われていた。力強い男の象徴に自ら股を開く。そして南がやったように膣穴を開いたのだ。

 

「じゃあゆっこお姉ちゃんからね」

「あぁぁぁあああっ♡ んんっ♡ あぁっ♡」

 

 膣穴に宛がわれただけで絶頂に達する。熱い肉棒が膣内へと挿入されるとゆっこの身体は激しい快楽に取り込まれてしまった。

 

「ああぁっ♡ これぇっ、セックス♡ うっそぉ♡ あぁあっ♡」

「ウチも最初そう思ったけど、凄いでしょ♡」

「うんっ♡ だめだめだめっ、ああぁっ♡」

 

 巨大な肉棒が処女膣を犯す。破瓜の痛みはまったく感じていなかった。

 

「あぁぁっ♡ イク♡ きちゃうっ♡ すごいのっ♡」

 

 膣奥を叩きつける肉棒に子宮口を押し潰されると言葉が消えていった。

 

「遠慮無く射精しちゃうね」

 

 どびゅっびゅうううううううううう!! びゅるうううううううう!!

 

 ゆっこの膣奥で放たれる精液。ガムのように濃い泥のような精液が子宮口を塞ぐようにへばりついた。

 

「ゆっこ、大丈夫?」

「え……なにが♡ すっごく♡ 気持ちよかったんだけど♡」

「えへへ。これでゆっこお姉ちゃんはぼくのものだね」

「うん♡ わたし、卓也くんのものでいいよ♡」

 

 卓也が唇を奪う。南と遥に見せつけるように舌を絡ませた。

 

「じゃ、次は遥お姉ちゃんね。オマンコ入れるよ~」

「うん♡ うん♡ 挿入れてほしい♡」

 

 素直に言うと卓也は濡れた肉棒を挿入した。

 処女膣は蕩けるようにほぐれて拡がってしまう。成人男性の腕のような逸物に貫かれてはもう元の形には戻ることはないだろう。

 

「あぁぁぁあっ♡ やぁぁっ♡ あぁっ♡ みなみっ♡ これすごいっ♡」

「でしょ♡ ウチも最初凄く気持ちよかったんだぁ~♡ だから、三人で卓也くんのハーレムに入りたいなって♡ ねぇ、どう?」

「私はいいよ♡」

 

 ゆっこは即答した。遥を犯している卓也の顔を見つめていた。

 

「あぁっ♡ あんんっ♡ 深いところまで拡がっちゃってる♡ セックスって、こんなのだったんだぁ♡」

 

 子宮に到達すると遥の腰がブルブルと震えた。

 卓也がくびれに腕を回して腰を突き出すと口がだらしなく開いた。

 

「はぁぁ♡ ぁあぁっ♡ わたしも♡ 卓也くんのはーれむぅ♡ 入りたい♡ もっとぉ、もっとセックスしたいの♡」

「じゃ遥もぼくのオンナだね」

「はいっ♡ あぁぁぁぁっ♡」

 

 卓也はポケットの中から三人分のチョーカーと指輪を取り出した。

 南、ゆっこ、遥の順番にチョーカーをつけ、指輪を嵌める。

 

「これで三人ともぼくのオンナ。ハーレム入りを許可しまーす! そらっ!」

 

 腰を突き上げると遥の子宮を押し潰した。

 

「ん゛~~~~~~~~っ♡」

 

 感電したみたいに痙攣する遥。南が支えてあげるなか、卓也は射精した。

 膣内を精液で満たしきると改めて三人に命令する。

 

「そうそう、いいね。三人ともぼくのペットって感じが出てて最高だよ」

 

 命令の内容は服を脱ぎ捨て裸になること。犬に覚えさせる『ちんちん』の恰好を取ることだった。

 南たちはチョーカーと指輪だけ着けることを許された状態で忠実に『ちんちん』の恰好になったのだ。

 卓也はスマホのカメラを向けると三人の姿を写真に収めた。

 

「三人とももっとオマンコ見せるようにして!」

「「「わん♡」」」

 

 三匹の雌犬が鳴いた。

 卓也のスマホがまた鳴る。フラッシュを浴びると三人の股座から愛液が飛沫となって吹き上げた。

 

【4】

 

 裸のクラスメイトたちが首筋や腕やお腹を舐めてくる。

 じゃれついてくる犬のようだった。

 

「というわけさ、お兄さん」

「なにが、というわけなのか、さっぱりなんだが……まあ、相模達が好きでやってるなら俺はなにも……」

 

 クラスメイトは人間を辞めたように思えた。

 

「でね、今夜は三人の初散歩の日なんだ~。裸で、首輪をつけて、公園を歩くの。ほら三人ともぼくのペットだからさ~、散歩させてあげなくちゃでしょ」

 

 飲んでいたマッ缶はすでに空になっていた。

 相模達にじゃれつかれるうちに喉が渇いて仕方なかったのだ。

 

「そうだ! ねぇねぇ、お兄さんさぁ~、三人のうち誰かひとりだけお持ち帰りしてみない?」

「ぶぅっ!?」

 

 なにをいきなり言い出したこいつ。

 

「汚なっ! あんたね、なんで噴き出すわけ?! せっかく卓也くんが言ってくれたのに!」

 

 いや怒るところそこかよ。

 

「いや、いきなりすぎて思考が追いつかないというか、いや、お前らも拒否しろよ」

「はぁ? ウチらに拒否権ないし♡」

「うんうん♡ それにぃ、卓也くん以外の男子も気になるし~」

「だよね。あんた雪ノ下さんと付き合ってたんでしょ。セックスもまぁまぁできるんじゃないの?」

「うっ……」

 

 苦い思い出が蘇ってくる。

 雪ノ下とはしていない。経験する前に別れさせられたからな。

 

「で、どうする? 誰がいい? 南、ゆっこ、遥、三人ともオマンコすっごく気持ちいいよ」

 

 諸悪の根源はお前だろうが。

 いくら綺麗な顔していても俺は騙されないからな。相模たちを使って俺の弱みを握っておこうというんだろ。

 

「くっ……そりゃ、相模たちは、可愛いからな。男子だったらすぐに食いつくな……だが、断る」

 

 きっぱりと言ってやる。いつも女たちが「はい、よろこんで~」とばかりに尻尾振るから拒否されるのは厭なはず。

 さっきまで微笑んでいたくせにふくれっ面になった。

 

「ええ!! じゃあさ~、お兄さん可愛い子紹介してよ~!」

「は、なんでだよ」

「南お姉ちゃんたちの裸見たでしょ」

「見せたんだろうが……っ!? 無理矢理!!」

「ふーん、ここで警察呼んじゃおっか」

「おい、止めろ……つーか、俺は誰も紹介できない。お前が全部取っただろうが」

 

 可愛い子なんてもう周りには……ああ、戸塚がいるか。俺の天使様が。

 このガキがそっちの気があるか知らないが、絶対に紹介するわけにはいかないな。

 

「う~ん……そっかぁ~、残念だな~」

 

 隙をみて相模たちを振りほどいて立ち上がる。

 若干前屈みになっていたのは相模たちに貪られそうになったためだ。クラスメイトの裸は刺激が強すぎた。

 

「俺はただ散歩してただけだ。この事は秘密にしておく。だから」

「わかったよ。お兄さんは興味なさそうだし、帰っていいよ」

「お前に言われるまでもなく帰る。じゃあな」

 

 茂みを抜け出ると喉が渇いた。

 道側から茂みを見るとなにもないように見える。けれど、この茂みを隔てた先にはまだ四人がいるのだ。

 

「そろそろ帰るか。コーヒー飲みたかっただけなんだがな……」

 

 股間が腫れたみたいに勃起して歩きにくかった。

 

 完




※おまけ
公園の散歩とHシーンの短編あり
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