俺ガイル ヒロインたちがショタに寝取られていく物語 作:柊雪華
【1】
総武高校最後の二学期がはじまって数日後のことである。
比企谷八幡の近所では時期をずらして開催される小さな夏祭りがあった。遠方からの客はほとんどなく、地元の小学生、中学生を中心に家族連れが盛り上がるための小さな祭りだ。
夜六時になると八幡もいそいそと家から出ていた。近所の誰にも会わないように隠れるようにして神社に到着するなり隅っこに移動する。
「さぁ~てと、時間は……まぁこんなもんだろうな」
スマホで確認するとまだ六時三十分。約束まで少し早い時間だったがこれも計算である。もしも自分が先に来てしまったら、待ち人に対して心構えができなくなってしまう。
会いたいが会いたくない。そんな気持ちを抑えつつ待っているとスマホが鳴った。
「戸塚?」
「えっへへぇ、はちまーん♡ もう早いんだから♡」
スマホに向かって声を掛けたはずが、背後から声を掛けられた。年中ぼっちの男に下の名前をストロベリーフラペチーノ並に甘く囁く人物がほかに誰がいるだろうか。
「うおっ?! いきなり背後から声をかけるとは、やるな……」
「えへへ」
振り返るとそこにはひとりの可憐な美少女がいた。いや、違う。彼は男だ。
銀色の髪に整った顔。瞳は大きく眉は細い。全体的に肉がなくてしゅっとしていて、程よく小柄。ついつい抱きしめたくなってしまう小動物っぽさを兼ね備えた愛しの恋人。
「戸塚……その恰好は……」
戸塚彩加は女物の浴衣を着ていた。碧色の華やかな柄だ。ほんのりと化粧までしている。胸の膨らみや肩の角張った感じがなければ完全に女の子だ。
「うん。あのね、ぼくと八幡のことバレちゃった」
誰にと聞くのは野暮というもの。おそらく両親だろう。確かに夏休み中ずっと一緒にいたのだから勘づかれても仕方が無い。
「お、おう……でもその恰好はどういうことなんだ」
「えっとね。うちの父さんと母さんいわく昨今の恋愛に口出しするのはよくないから、好きにしなさいって。それに母さんは僕に女物の浴衣着せたかったって喜んじゃって」
「LGBTQにご理解のある素敵なご両親ですこと」
「なので八幡。これからもよろしくね。それと……一緒に毎朝お味噌汁飲める関係になれるといいな♡」
(……なにそれ。幸せの限界突破☆6ですか。だってそうでしょ。味噌汁には幸せホルモンセロトニン様が入ってるわけですよ。一緒に飲むって事は結婚いやパートナーか。まぁこの際結婚にしてしまっていいだろう。つまりセロトニン爆発ってやつだ)
「八幡? おーい?」
「ん、ああ。悪い見惚れてた。浴衣が最高に似合いすぎてて好き」
「うん♡」
「だが……ほう……」
戸塚母が用意したという浴衣姿を目に焼きつける。
完全に美少女と化している戸塚に他の客達も目移りしていた。男よりも女のほうが戸塚を見てキャーキャーと声を上げている。
八幡には華奢な戸塚だからこそ似合っているのだが少し気になることがあった。
「下着履いてるよな」
「え!? え、えーと……うん。あっち行く?」
まだ神社に踏み入ってはいない。人が流れている駐車場の隅だ。さらに隅を指差す先には茂みしかない。
「彩加」
「なに!?」
「俺はお前の彼氏だよな。なら、その下がどうなっているのか確認したい。いや、確認しないとイケない気がする」
「じゃ、確認してほしーな♡」
二人して人目を忍んで茂みに入った。
【おまけ】へ
【2】
神社の階段を上りきる。戸塚の姿は他の一般参加者からじろじろ見られるが男だとバレている様子はなかった。むしろ向けられる視線は八幡への嫉妬だった。
「えへへ、八幡とこうしてお出かけできるのすっごく嬉しいよ♡」
「お、おう。俺も嬉しいぞ」
なにもしなくても美少女といって問題ない戸塚の完全女装姿に鼻の下が伸びてしまう。階を上る前のことなど思いだすとまたニヤけが止まらない。
「お祭りのあとでね」
「いや。俺はもう十分戸塚を楽しんだ。いや、楽しみすぎて今がアフターまである」
「ぼくはもっと八幡を楽しみたいな♡」
腕に抱きついてくる。もうこのまま天寿を全うしてもいいとすら思った。
二人で出店を回る。小さなお祭りなのでたいしたものはない。射的ゲームや金魚すくいなど、どこの祭りでも見かける催し物やたこ焼き、焼きそば、林檎飴などなど。目新しいものはなかったが二人でいるだけで幸せというものは何倍にも膨れ上がっていた。
「あ、そろそろ花火の時間じゃないかな?」
「いやまだ早いだろ……あと三十分くらいあるぞ」
気づけば八時半。花火は九時からだ。
「そうなんだけど、そうじゃないっていうか……ほら、出すべきものがあるでしょ」
「ん、ああ~」
言われて納得してしまった。男のトイレは小なら並んでもたいして掛からない。最悪茂みで、という具合でもある。けれど今の戸塚は女物の浴衣。それも化粧済み。おいそれと男物の便器でするわけにはいかない。
「ちょっとトイレに行ってくるね。あっ! 一緒に見られる場所、覚えてる?」
「おう。ばっちりだ。下見もしてる」
実は昼間に一度やってきて場所の確認はしてあった。実は一番見晴らしのいい場所は駐車場から別の階段を上った先にある裏ルートである。
「じゃあさ、そこで合流しようよ」
「わかった」
「ちょっと買い出しにも行ってくるから場所取りしててね」
「おう。気をつけていってこいよ」
戸塚はてくてくと歩いていく。人混みに紛れて見えなくなりかけると手をあげた。大きく振ってアピールしてくる。
「か、かわいい。俺の彼女マジでかわいすぎるッ。でも可愛いだけじゃないんだよなぁ、男なんだよなぁ。男であの可愛さだからマジ天使ッ!」
手を振り返していると戸塚の姿がみえなくなっていった。
グッと拳を握りしめると移動をはじめた。
出店の並ぶ通りから抜け出て駐車場から続く別ルートへ。そして階段を少しだけ上る。外灯のない薄暗い道を進んでいくと開けた場所にでた。
ここは周囲に明かりがないため花火がよく見えるのだ。
「他に人はいないか。まあ俺が見つけた穴場だしな。ヨシッ!」
暗い場所だったのでついノリで現場猫的ポーズをとって言う。
「なにそれウケる」
「ふぇっ?!」
背後から声を掛けられた。見ると折本かおりがスマホのライトを点けて立っていた。悪気のない笑顔にはほんのりと化粧のあとが見られる他浴衣まで着ている。
隣には誰だか知らないが友達らしき少女も立っていた。
「比企谷ってさ、昔っからそういうところあるよね~」
「……お、おう……」
恥ずかしくて泣き出しそうになった。
「ナンデ、コンナ、トコロニ、イルノ」
「なにそれペッパーくんのモノマネ?」
なにしたって笑うんじゃないかというくらい折本は笑う。
「ああ~、あたしらも花火見に来ててさ。そしたら比企谷いるじゃん、『挨拶』しておきたくなっちゃったんだよね」
「へぇ……」
「かおり、マジでするの? わたしこの比企谷って人ほとんど覚えてないんだけど」
「いいから千佳だって言われたでしょ。挨拶しておいた方がいいって!」
「はぁ~。わかった」
深いため息をつくもう一人の少女。八幡はどこかで見たような気だけはあった。
「なに? まさか私のこと覚えてないとか? 失礼すぎない?」
顔をぐいぐい近づけてくる。彼女の持っているスマホのライトではっきりとわかったことがある。浴衣の下には何も着ていないということだ。
「目つきいやらしぃ~」
「すんません……ッ」
すぐに離れようとしたがなぜか腕を掴まれた。
「アハハッ、千佳やめなって。比企谷も逃げなくたっていいじゃん。ほらあっち行こっか」
「なんでっ?! お、ぉぅ……」
折本にまで腕を掴まれると引きずられるように茂みに連れ込まれた。
スマホ二台分のライトも茂みのなかから外へはでないだろう。そんな特別な場所に連れ込まれると二人は自分たちの足下にスマホを置いた。
「うぉっ?!」
「アハハッウケる。なにうぉって。そんなにあたしらの恰好いやらしかった?」
改めて見る二人の姿。浴衣の上からでも下着がないことは明白だ。そればかりかスマホのライトの光で肌が透けていた。
そして首に巻かれたあアクセサリーが見えたのだ。
「おい、それって……」
「おっ、さすがわかるー。これ卓也くんにもらったんだよねー」
頭をハンマーでぶん殴られたような感覚がした。もう吹っ切れていたはずなのに、折本かおりの口からそう言われると足に力が入らなくなってしまう。
もう随分前になるが自分が告白した相手だ。彼女は自分の告白を喋り散らかした張本人。それでも嫌いになれない人だった。
それが、宅間卓也にとってはファーストフードのように食べられてしまっている。
「うん。卓也くんマジですごいよね。これ大事にしなくちゃ」
折本の隣に立っている少女も嬉しそうにしていた。
「あ、マジで忘れてるんだ。葉山くんと一緒のときに会ったでしょ。仲町千佳!」
「あ、はい、ごめんなさい」
「ちょっと謝らなくたっていいって!」
仲町が肩を揺らすと乳房が弾む。まるでレインコートのような浴衣に裸身が浮かぶ。
八幡が股間に目を向けると折本と仲町の陰毛らしき黒ずみが見えた。
「ああ~、比企谷のエロ~」
「ちょっとガン見しないでよぉ~」
「お、お前らまさか挨拶って」
再び取り押さえられてしまった。無理矢理、股を開かれてしまう。
仲町の手が股間に伸びると耳元に吐息があたった。
「なぁ~にぃ~、イカ臭いんだけど♡」
「もしかしてシコッた? ウケる~。比企谷祭りの前にオナニーするんだ。でもあたしらの話もちゃんと聞いてよ。卓也くんに報告するんだからさ」
二人の手が股間を弄ってきた。好きだった女子の手が睾丸を撫でてくると、身体は硬直してしまった。
【3】
数日前のことである。
夏も終わりに差し掛かる頃、海浜総合高校生徒会長こと玉縄は折本かおりに声をかけていた。最後の夏休みに一緒にまつりにいかないかと。
折本は誘いにすぐに乗った。なにも考えてないんじゃないかというぐらいにぴょこんと乗った。
玉縄としては当然の結果だ。
女子が男子と一緒に祭りに行くなど普通はない。
きっと自分に好意があるに違いないのだ。なにせ自分は海浜の生徒会長である。
日頃のアウェアネスチェンジを欠かさず、レディファーストも心がけ、常にグローバル)に生徒会を纏めてきた。これほどアドヴァンストな男はなかなかいないのだ。
だが自信は一瞬で崩れた。
「あっ、玉縄くん。こっちこっち!」
「折本さん。いやぁ~、今日はありがとう。一緒にお祭りに……なんで仲町さんがいるんだい」
「え? だってかおりに誘われたからでしょ。あれ他の人たちは?」
「他には誰も。ま、まさか」
「あれ? 生徒会のお祭りじゃなかったんだ。ごめーん、でもいいじゃん。三人いたほうが楽しいっしょ」
勘違いだった。生徒会での行事に誘われたのだと思っていたようだった。
このようなミスコミュニケーションは許されないことだが起きたことは仕方が無い。リカバーしていけばいいと気を取り直した。
「いいだろう。三人で回ろうじゃないか。カーニバルは大人数で回った方がいいしね」
「たった三人だけどね」
「ほらほら千佳行こうよ! まずはアレっしょアレ!」
二人が走り出した。
「やれやれ。これじゃ保護者だね。でも折本さん、綺麗だよ、浴衣」
跡を追いつつ一人呟く。デートではなくなったものの、しっかりと浴衣姿を目に焼き付けていた。
「あははっ、なにそれウケる~! ひゃっ!?」
店を回っていると折本が足を引っかけた。普段履かない下駄でバランスを崩したのだ。
「折本さん!」
咄嗟に玉縄が腕を伸ばして掴んで抱き寄せた。
「あ、あり、がと……玉縄くん」
「あぶな……コホン、大丈夫かい? ケガはしていないかな」
危ないだろうと言いかけたのを飲み込んだ。こういう時は怒ったり叱ったりするよりもケガの心配をしてあげたほうが喜ぶと恋愛指南書にあったのだ。
「うん。ケガはしてない、かな」
「よかった。折本くんにケガをされたら僕は……キミが無事でよかった」
顔が赤くなっていた。その表情は満更でもなさそうだった。
「あ、あはは。もう大丈夫だから」
「ねぇねぇかおりー、あれ」
立ち上がる折本に一気に攻めようとしたが邪魔がはいった。仲町が前方に何かを見つけたらしい。
恥ずかしさを紛らわそうと折本も目を向けた。
「あれってさ、総武高校じゃない? すっごい美人ばっかり」
「確かに。生徒会長の一色さんに……平塚教諭もいるようだね」
総武高校の特に目立つ女性陣が集合していた。折本はその中に比企谷八幡の妹である小町がいるのをみつけた。
「挨拶行こっか」
「……そうだね。目にしてしまった以上、声を掛けないと失礼になる」
玉縄は断れなかった。海浜の生徒会長として挨拶するくらいのことはしておかなければならないだろう。なにより二人の手前挨拶しないという選択肢もない。
「こんばんは、総武高校の皆さん」
玉縄が声を掛けると一斉に振り向いた。由比ヶ浜結衣、一色いろは、比企谷小町、川崎沙希、鶴見留美、雪ノ下陽乃、平塚静、三浦優美子、海老名姫菜、相模南、ゆっこ、遥と勢揃いしていた。
さしもの玉縄も美女率100%の集団を目にすると口が固まってしまった。
「すっごアイドルの集団じゃん」
「ふふん!」
「先生の事じゃないと思いますよ?」
胸を張った平塚にツッコんだのは一色だった。
「なんだと! 私だってな! ……っとそれよりなんだ海浜の生徒会長じゃないか。挨拶してくれるとは嬉しい限りだな。だが私たちも今はプライベートでね」
「ねぇねぇ! 見てー!」
てくてくと歩いてくるのは美少年。と、雪ノ下雪乃だった。
「卓也くん、あまりはしゃぐと転ぶわよ」
「大丈夫。ほら見てよ、金魚取ったんだよ!」
金魚すくいから戻ってきたのだろう。手には金魚が五匹泳いでいる袋が握られていた。
「そちらの子は?」
「ああ。私の預かっている子だよ。宅間卓也くんだ」
平塚の声を聞くなり折本と仲町が飛び出す。
「かわいい!! あたし折本かおりっていうの。よろしくね」
「わたし仲町千佳よろしく~。キャー、かわいい!」
ジャニーズ系というよりはまだ男女のどちらでもない中間の美しさを有している。勢揃いしている美女たちの中心にいて遜色ないどころか、彼女たちが引き立て役になるかもしれないほどの美形だ。
「お姉さんたちもかわいいね! そうだ、一緒に回ろうよ」
「いいのっ、どうするかおり!」
仲町はすでに乗り気だ。聞かれた折本は考えるまでもないといったふうで玉縄に目配せした。
「誘われたんだから一緒に行動するべきかも、ね」
「それある! オッケー! じゃあよろしくね、えっと卓也くん!」
「わぁーい!」
卓也が折本に抱きついた。
「ちょっ!? おおお、おおおっ?!」
動揺する玉縄だったが、女性陣たちは笑っていた。抱きつかれた折本も嬉しそうに卓也の頭撫でている。おまけに仲町まで卓也の髪に手を伸ばして撫でだした。
「ま、まぁ子供だから、ふん」
前髪を弄りながら由とした。
玉縄の受難はここからはじまった。女性陣の意識はすべて卓也に注がれていた。なにをするにも卓也が中心なのだ。
「卓也くん、あーん♡」
出店で買った焼きそばを由比ヶ浜結衣が食べさせる。
「どう? 美味しい?」
「うん! 結衣お姉ちゃんが食べさせてくれる焼きそばだからかな。とっても美味しいよ」
「えへぇ~そうかな♡ お口にソースついちゃってるよ」
玉縄は少し離れた場所から二人のやりとりを見ていた。するとハンカチを取り出すかと思いきや結衣が唇を近づけて舐めとった。
「ちゅっ♡ はい、これで綺麗になったね♡」
「ありがと」
(……見間違いか。いまキスしたような……)
卓也は二、三、口にすると次はかき氷を食べ始める。もちろん自分の手で食べるような事はしない。
「ほらかき氷だ。卓也の好きなブルーハワイだぞ♡」
「えへへぇ、あーんじゃなくっておっぱいで食べたい!」
「仕方のない奴め♡ んっ♡」
平塚静がかき氷を少しだけ自分の胸の谷間に乗せた。体温で溶けていくかき氷を卓也は顔を埋めて舐めとった。
「どうだ♡」
「シャリシャリはしてないね。でも美味しいよ、静」
玉縄は目だけではなく耳までおかしくなったのかと思った。
卓也に名前を呼び捨てにされた女教師が歓喜に顔を赤らめているのだ。
ほかにも生徒会長一色いろはがまさかのパシリだ。卓也がほしいと言ったものを忠犬にでもなったかのように取ってくる。本来ならば彼女が誰かを動かすのだが自分から率先しているところがある。
他の女子達も同じだ。卓也を中心に動いていた。
「いやー、マジですごいわ、あの卓也くん」
「だねぇ。わたし達の入る隙がないっていうかさ」
折本と仲町は近づけていなかった。玉縄にとっては好都合なのだが、取り入ろうとしているところを見てしまうと悔しくなってしまう。
「折本くん、そういえばここの花火なんだが」
「そう! 花火! ねぇねぇ卓也くん」
「ん~?」
ささっと離れてしまう。話のきっかけを与えてしまっただけだった。
「いい所あるんだけどいかない?」
「行きたい! みんなで行こう!」
卓也の声に反論するものはひとりとしていなかった。
かくして折本の提案で集団は移動した。
神社の裏にある関係者用の駐車場なのだが特に立ち入りが制限されているわけではなかった。
「広いし人少ないし、いいね!」
「でっしょー。ん? どうしたの?」
卓也が折本に近づいた。玉縄も近づこうとしたがスッと雪ノ下姉妹に塞がれてしまう。回り込もうとすると今度は相模たちだ。まるで距離を離されているみたいだった。
ならば、と仲町に声を掛けようとしたがやはり卓也の傍にいた。
(……なんだ、この動きは。まるで僕が近づけないようにしているとしか……いや、あんな子供にどうにかなるようなことなんてないない)
相手は中学にも入っていないであろう小学生だ。相手をするのも大人げない。
今夜は普通に花火を愉しめればそれでいい。また今度誘えばいい。折本のあの表情を見れば自分に気があることは間違いないのだから。
ヒューーーーーーーーーパァアアアアアアアアアアアアン!!
轟音が夜空に響いた。
花火が始まると皆空を見上げていた。
玉縄はふと気になって横目に折本を追った。
(……ん? なんだ、あの少年。なにをしているんだ……)
みんなが夜空を見上げているなかで、卓也は折本と仲町の間に入っていた。そして手を尻に当てていたのだ。
あり得ない。そう思いながらも手の動きを見てしまう。臀部を弄る指先や尻の間に潜り込んで指を押し込むように蠢いている。折本も仲町も顔は昂揚しているのが見てとれた。
ヒューーーーーーーーーパァアアアアアアアアアアアアン!!
花火が打ち上げられる下で卓也の手は尻から前へと移動した。浴衣の上から股間を弄っている。嘘や幻ではなかった。
(……止めさせないと!)
「卓也くんの邪魔はしないでくれないかな」
「……ッ」
平塚静がスッと立ち塞がる。背が高い女教師に威圧されると玉縄は動けなくなった。
ヒューーーーーーーーーパァアアアアアアアアアアアアン!!
また花火が打ち上がる。平塚の背後に見えたのは卓也と折本のキスだった。折本のほうから屈んで卓也にキスしていた。続いて仲町も卓也にキスをせがむ。小学生に頭を撫でられて幸せそうに顔をほころばせていた。
「なあに黙っていればキミにも得になることがあるさ」
「そうそう。男と女の間に割り込むような悪い子はダメだよ。ちゃんといい子にしててね」
雪ノ下陽乃まで立ち塞がると大人しく従うしかなかった。ここにいる女性達は全員卓也の味方をしているのだ。そして、卓也は、女を知っているのだとようやく理解した。
花火が終わるまでじっとしていた。
「いやぁすごかったね」
「ええ、卓也くんが見たいというから来てみたのだけれど、花火は素敵だったわ」
「雪乃ちゃんてば一緒にみれてよかったくらい言ってあげればいいのに」
「みんながいない時にいうわ。さて……今夜はどうしようかしら。ここで解散してもいいけれど留美ちゃんのこともあるし。私はマンションに帰るべきだと思うのだけれど」
雪乃がいうと結衣が手を上げた。
「はぁーい! わたしゆきのんのお部屋に泊まるぅー!」
その声に続くように女性陣は全員、雪ノ下の部屋へ行くことに決めた。そして残り三人。
「あなたたちはどうするの? うちに来てもいいわよ」
「じゃあ行こっかな。千佳もね」
「うん。お邪魔していいなら」
折本と仲町は卓也のほうばかり気にしていた。花火の間尻を揉まれ陰部を弄られていたのは確実だ。なにせ浴衣に湿り気が帯びている。
最後の一人となった玉縄だが行く気はなかった。なにせもう夜も遅い。この様な時間に女性の部屋へ向かうのはよくないとの思いだ。だが許される状況でもなかった。
「わかった。僕も行こう」
何人かの視線が「帰るな」といっていた。
ひとりで帰るのも負けた気がして帰れない。なんとしてでも折本かおりを取り戻す糸口くらいは作っておきたかった。
【4】
大勢での移動になったが途中でタクシーを拾うと苦ではなかった。夜中の千葉を駆け抜けた車は荘厳なマンションに辿り着く。
玉縄もある程度の家に住んではいるのだがさすがに格が違っていた。ぞろぞろとマンションに入っていく。通路を歩いていると宅間と表札の掛かった部屋の前を通る。
不思議に思う玉縄と折本、仲町だったが誰も気にしていなかった。
宅間と女性陣は全員、隣の最奥の部屋に入ったのだった。
「え、なになに卓也くんの家って二件あるとか?」
折本が聞くと雪ノ下雪乃が軽く微笑んだ。
「違うわ。この部屋は私が借りているの。卓也くんの家は隣だけよ」
「うわすご! 二人とも隣だったんだ。ていうか卓也くんの家にはいかないわけ?」
不思議に思うのも無理はない。いくら部屋が多いとはいえ、一気に入ると狭く感じる。何人かは別れたほうがいいと思うのは誰でも同じだ。
「えへへ。かおりお姉ちゃんはそんなの考えなくてもいいんだよ。だって今夜は、かおりお姉ちゃんと千佳お姉ちゃんをぼくのオンナにするんだから」
「え、ちょ、もう♡ 卓也くんたら♡」
小学生に口説かれて顔を赤らめていた。
「さっきのアレ、マジなわけ♡ 卓也くんてばあたしらのこと気に入っちゃった♡」
二人の表情はあきらかに違っていた。
好きな男子に告白された時の恥じらいや照れではない。
女として男に求められたときの高揚感だ。
「ま、待ちたまえ。きみはさっきから何を、うぉっ!?」
黙っていられなかった玉縄が声を上げるなり、身体を取り押さえられてしまう。
川崎が台所の椅子を持ってくると数人がかりで押さえつけた。縄で縛り付けられると口には猿轡まで噛まされてしまった。
「んぐぐっ?! ん゛~~~~~っ!?」
「黙れ」
「ん゛ん゛ん゛ん゛ッ?!」
玉縄の膝にお尻を置いた平塚が見せつけるように拳を丸める。
「いいか、ここは卓也様のオンナがいる部屋だ。今夜は卓也様が是非というから入らせてやってることを忘れるなよ」
反対の膝を川崎沙希が踏みつける。すごんで顔を近づけてくる。
「そうさ……いいか、卓也くんはあたしらの男なわけ。今夜は新しいハーレムメンバーができるんだからあんまり騒ぐな」
玉縄は卓也のほうをみた。もう折本と仲町の身体を撫で回している。
「静ちゃんも沙希ちゃんも驚かせすぎちゃだめでしょう」
陽乃だ。笑顔を浮かべているがまったく声が笑っていない。
「いい? あの二人は今夜のデザートなの。で、玉縄くんは添え物。あの折本って子の事隙なんでしょ」
折本の浴衣に手がかかる。美少年の手で帯が解かれると着物の擦れる音がした。好きな女子の下着が露わになる。
「あら意外とスポーティなのね。それとも初めからデート気分じゃなかったのかしら」
上も下もスポーツタイプ。飾り気はない。玉縄の期待していたものとは少々違った。
次は仲町だ。彼女の帯も解かれた。折本よりも少し胸は大きい。派手ではなかったが純白の上下セットを着用していた。
「浴衣の下につける下着だから当然ね。どう? 好きな女の子の下着は」
「ん゛~~~~~っ!?」
玉縄のベルトが外された。
「姉さん、あまり虐めてはだめよ」
「いいじゃない。この子のこと、雪乃ちゃんだっていいようには思ってないでしょ」
「そうだけど」
はっきり言って印象は悪い。隠しもしなかった。
「んんん゛~~~っ」
「ふぅーん。普通? ちょっとちっちゃい?」
ズボンを脱がされると陽乃、静、沙希に見られてしまった。
小馬鹿にされて泣きそうになったが声をあげるので精一杯だった。
そして卓也が二人を奥の部屋に連れ込むと玉縄が椅子ごと連れ込まれた。
ベッドのすぐ傍で拘束されたまま設置される。
「あはは。すごい恰好だね。玉縄のお兄ちゃんってかおりのこと好きでしょ。隠さなくてもわかるよ、だってずっと目で追ってたもんね。でもだめでした。ぼくね、気に入っちゃったんだ~、このオンナ」
ベッドの上で下着姿の二人を侍らせる。
手は肩や腰を撫で回していた。
「んっ♡ あぁぁっ♡ ね、ねぇ、見られてるんだけど」
「うん。見せつけてあげようよ。かおりって処女でしょ。ちゃんと処女卒業するところ見てもらおう。とっても気持ちいいからさ」
「ええ~♡ 恥ずかしい♡ でもそれ……ある……かも♡」
サバサバしていた口が蕩けていた。卓也の指で撫でられるだけで身体が熱くなってくる。
「千佳お姉ちゃんは好きな人とかいるの?」
「べつにいないけど……んんんっ♡ 強いていうなら卓也くんかなぁ~なんて♡」
「じゃ両思いだね。かおりは?」
好きな女子のことを目の前で呼び捨てにされて玉縄は吠えそうになった。
「特にいない♡ あたしも卓也くんかな~♡ だって処女あげたいし♡」
「うれしいな~」
卓也の手が折本のブラを脱がした。プルンと揺れながらまろびでた乳房は手に収まるちょうどいいサイズだ。形も崩れておらず美しい。
すぐに卓也が鷲掴みにして指で慣らす。
「えへへ、かおりのおっぱい綺麗だね。いろんなおっぱい揉んできたけど素敵だよ」
「ほんと?! よかったぁ~、あ、んっ♡ あたしの胸そんなにおっきくないしさ、んんんぅ……気に入ってくれるか不安だったんだ♡ あああぁ」
感じている。指が乳房を揉むとプニッと凹む。程よい弾力があり跳ね返ってくる。
乳輪を指先で擦ると折本はいやらしい声を反射的に奏でた。
「かおりってばマジで感じてる♡」
「だってぇー、千佳もやってもらいなよ。卓也くんすごいから♡」
卓也が千佳に目を向ける。純真無垢を絵に描いたような綺羅星だった瞳が、今では妖艶に輝き女の欲望を煽る。見つめられているだけで千佳の股座から愛液が溢れてきた。
「うん……ああんっ♡ やばっ、ちょ、あぁっ♡」
「感じてるね。花火のときからずっとオマンコ濡らしてたし、ねぇ、恥ずかしがらずに、ね」
おへそと頭を同時に撫でた。腹筋が緊張と誘惑にひくつく。
「あああ、はぁーい♡ 卓也くんだったらマジでいいよ♡ ううん、わたしシタい♡」
玉縄は幻覚でも見ているかのように思えていた。
同じ学校に通う女生徒が美少年相手に股を開く。関係を深め合う時間などなかった。まだ会って一時間程度しか経っていないというのにもう自分からセックスをしてほしいとねだっている。
「じゃあ千佳からオマンコしよっか」
「ええー!?」
「いいじゃない。別に先とか後とか関係ないでしょ。それにわたしもう我慢できなくって♡」
足を左右に開くとショーツが濡れていた。卓也がショーツの中に手を入れると淫音が鳴り響いた。
「うっわ♡ オッケー、先にやっていよ♡」
「ありがと♡」
「えへへ。じゃあ千佳お姉ちゃん、そこでオマンコ献上するみたいに仰向けで足持って」
「うん♡」
卓也のいうことに何でも従う千佳。言われた通りにベッドの上で仰向けになると両足を抱えるようにした。
「これ邪魔だな」
卓也の手は魔法の手。ブラジャーは簡単にホックが外されて宙を舞う。男子にとって畏れ多い乳房になんの躊躇もなく触れると大きさを確かめる。
「いい感じの胸だよね。ほら指に吸い付いてくる」
「あぁぁっ、だめっ、あぁっ♡ ううっ、はじめてだから♡ んんっ♡」
「なに? はじめてだからって。ぼくが触っちゃいけないの? さっきぼくに処女あげたいっていったよね?」
詰問しながら乳輪を指先で擦る。
「あああぁあ♡ いいました♡ はい♡ わたし、卓也くんとセックスしたくってたまりません♡ 花火見てる下でオマンコとお尻弄られて三回イキました♡ おっぱい、感じちゃうから♡ もっとしてっ♡」
「えへへ~、かわいい」
卓也が倒れ込む。乳頭を摘まみながら唇を押しつけた。
「ん……ぢゅれろっ、ぢゅちゅっ、ぢゅ~~~~っ、ちゅぷっ! ぷはぁ♡ れろぉ♡ れろぉ♡ んんっ♡」
「キス気持ちいいでしょ」
「はい♡ 卓也くんとのキスはとっても気持ちいいです、あぁぁっ、オマンコ♡」
女子の口からでる下品な性器の名称。男子ですらそう簡単に口にしない言葉を女子がいうと倫理から外れた気分になる。強い性衝動へと変化して己の欲求を高める。
卓也はショーツを指に引っかけるとくいっと持ち上げた。
「ああああぁぁ、食い込んでるっ?! んんはぁぁぁ」
「いやらしいオマンコ汁がたっぷりだね。処女なのが嘘みたい」
「処女です♡ 処女♡ 信じて~、わたしはじめてなんですぅ♡」
卓也はショーツを指で引き千切った。摘まみ上げたショーツはドロッとした愛液が大量に付着していた。
「信じてるよ。オマンコの形見ればわかるもん。だから処女もらうね」
卓也が短パンと下着を脱いだ。
「わぁっ♡」
歓喜の声を上げたのは折本だった。横で友達を見ながらまろびでた男の逸物にときめていた。
同時に驚愕したのは玉縄だ。同じ男としての格を見せつけられ泣きそうになってしまう。
「すごいでしょ~、これとセックスするんだよ」
「すごっ♡ みんなこれとセックスしたんだぁ♡ いいなぁ~」
部屋にいるハーレムの面々は肉塊じみた巨大な男根と行為に及んでいる。なぜ一人の美少年に尽くすのか疑問など浮かばなかった。むしろ、宅間卓也になら抱かれて当然なのだと思わせられてしまう。
三度手で扱くと先走り汁が零れてくる。
「すっごぉ……ゴーヤみたい♡」
「あははっ、はじめてだよ。その表現。じゃ挿入れるね~」
千佳の股座に肉棒を挿入した。
「んぐっ?! ああっ……」
「痛くないよ。ぼくのチンポだからね」
はじめては痛い。誰でも知っていることだった。しかし千佳が痛みを感じたわけではない。あまりにも気持ちよすぎるのだ。肉棒が膣穴をゆっくりと拡げてくれる。自分は股を開いているだけでいい。
「ああぁぁぁぁ、くるぅ、ああぁっ♡ やだ大きい♡ かおりぃ、マジですごいよ~♡」
「うんわかる♡ 千佳のオマンコすっごく拡がってる」
折本は自分の股に手をやっていた。指で淫裂を掻くどころかパンツの中に手を入れて指を挿入している。
肉棒がぐいぐいと入り込み亀頭が完全に埋没する。さらに押し込むと動きが止まった。
「膜に当たってるね。いくよ」
「は、はい♡ んんんん゛ん゛ん゛っ?!」
処女膜が裂けても痛みはない。ヌルッと滑り込む肉棒が粘膜を押し広げながら奥へ進む。
「ほら痛くないでしょ。ぼくね、処女でもちゃんと気持ちよくできるんだよ」
「かっこいい♡ 卓也くんはセックス上手なんだぁ♡ みんな好きになっちゃうのわかるぅー♡ ああぁっ、ああっ! このっ♡ デカチンポ♡ す、すごぉっ♡」
様子が変わってきた。
肉棒が音を立てて挿入っていくうちに千佳の顔が蕩けていく。抱えている両足のつま先がピンと伸びきって唇が震えていた。
「あぁぁっ、あぁっくる、きてますっ♡ かおり見ないでっ?! ンッ!?」
プシャッ!!
膣奥に肉棒が当たると絶頂に達した。潮まで吹いて痙攣する。
「あぁぁぁぁぁ、しゅ、しゅごぉ……」
「はいイッた。ほらピストンするよ。セックスだからね」
「うん♡ あああっ?! ああぁっひひひあぁぁぁっ!? あああ゛~~~~っ♡ んぐっ♡ あぁひっ♡ ひやぁっ♡ ストップ♡ ああひっ♡ ひひやぁぁぁっ♡」
卓也は面白がっていた。腰を突き動かすと千佳が声を上げるからだ。
はじめての性交にも関わらず嬌声が止まらない。結合部分からは愛液がとめどなく溢れてくる。一度の挿抜運動だけで軽い絶頂が目眩を起こすほど起きていた。
「あぁあぁ、あぁぁっ、だめっ♡ いくっ♡ イッちゃてるっ♡ こんなに大きいのに痛くないっ♡ わたしぃイクっ♡」
「イけよ、千佳」
「はいっ!! イキまぁーすぅ♡ ん゛~~~~~~~~~~っ?!」
プシャッ!! プシャッ!! プシャッ!! プシャッ!!
何度も潮を吹きながら絶頂に達する。それでも容赦しないのが卓也だ。痙攣気味の膣内に肉棒を叩き込む。
「あぁあぁっ! イって、イってますっ♡」
「しらなーい。ほら、ぼくが気持ちよく射精できなきゃだめでしょ」
そういったが千佳は天井を見上げていた。
「ほぉ゛♡ ああっ♡ あたまぼ~っとしちゃってぇ~、んんぉ゛♡」
「ああ~。攻め過ぎちゃったのかな。千佳お姉ちゃん体力ないなぁ~」
言いながら膣奥を叩き続ける。結合部分から潮が何度も吹き上がっていた。
「ぼくだって射精しないと辛いのになぁ~。ね、かおり?」
「えっ?! ええっと……それある……のかな? あはは♡ えーと」
あの折本かおりがまったく反応できずにいた。友達の破瓜を見ながら自慰をしていた恥ずかしさもあるのだろう。苦笑を浮かべていた。
卓也が肉棒を引き抜く。完全に勃起しきった巨大な肉棒を揺らしながら胡座を掻いた。
「こいよ、かおり。処女マンコにぶちこんであげるからさ。なにやってんだ、遅いぞ」
「ごめんっ!? 今すぐいくから♡」
好きな女子がパンツを脱いだ。雄々しい巨根の美少年に抱いて貰おうとしている。
「ン゛ン゛ン゛ン゛ッ!!」
辛抱できずに怒鳴るが声が出てくれない。
「玉縄さん、そんなに怒らないでよ。かおりはぼくとセックスしたいんだよ。ね?」
「もちろんじゃん♡ 卓也くんとしたい♡」
股間から愛液が垂れていた。内股を伝う透明の汁がベッドのシーツに染みこんでいく。
「ど、どうしたらいいかな」
立ち上がったがその後の動きはまったく知らない無垢な処女だ。
卓也はかおりの手を引っ張ると股間に導いた。玉縄に背中を見せるようにして、跨がらせるとゆっくりと腰を落とさせる。
「これでいいんだ♡」
「そうだよ。かおりはぼくだけ見てればいいからね」
胡座をかいている卓也に跨がると股間が擦れた。
「んあっ♡ これやばっ♡ あそこが痺れてくるっ♡」
「けっこう身体が引き締まってるね。なにかスポーツとかやってるの?」
肉棒を擦りつけながら問う。確かに折本の身体は引き締まっている。特に太ももは帰宅部の少女とは違って太くみえる。
「たまにロードで走ってるんだ。ツーリングとかもするし♡」
「そうなんだ。だからこんなにエロいんだ」
「ちょっ♡ んんんっ♡ あぁぁっ♡ 身体触られただけでイキそう♡」
お腹を撫でられると腰をくねらせてしまう。
「んん゛ーーーーーーーーーーっ!!」
「あはは。玉縄さんが怒ってる。ほら、かおりのオマンコだよ~」
太ももに手を当ててひょいっと持ち上げた。小陰唇を指で拡げた。
玉縄は一瞬だけ見るとすぐに首を捻って目を瞑った。
「あらら、見たくないか」
「あたしのあそこ見たくないとか失礼じゃない?」
「ねー。すっごく綺麗なのにね。それじゃぼくが綺麗なオマンコをもらっちゃうね」
「うん♡ おねがい♡」
折本が腰を浮かせた。セックスの基本だけは本能で理解しているようだった。
肩に手を置くと浮かせた腰を肉棒の上で下ろした。
玉縄の見ている前で膣へ肉棒が入っていく。
「あぁぁっ♡ これ、千佳いうとおりじゃん♡ あぁぁっ♡ 太いっ♡ 入口が拡がって」
「痛くないでしょ。ほら膣口に亀頭入ったよ。すごいね~、キツキツ!」
「そりゃ普段から、股は絞めてるから♡ んんっ♡ はぁ、はぁ、やっばい♡ ああっ!」
足が震えていた。力の入れ方がまだわかっていない。
だからか、自分でバランスをとりながら亀頭になれていこうとしていた。
「ああぁっ、待って、自分で挿入れるから♡ ね」
「いいよ。かおりが自分で処女捧げたいなら」
「そう言われるとなんだか照れちゃうんだけど、んくっ、ホントだから♡ ああっ♡ ここっ♡ はぁはぁはっ♡ んん~~~っ♡」
膣口から大量の愛液が零れてくる。
「はぁっ、マジで気を引き締めないと♡ んん~~~~っ♡ はぁはぁっ! い、いけるかもっ」
卓也がお尻をペシペシと叩いた。
「よ、よしっ♡ いくからっ♡ ん゛ん゛ん゛っ♡」
腰を落とした。
まだ二十センチ近くあった肉棒が一気に挿入された。
「あぁぁあっ♡ ん~~~~~~っ♡ はぁはぁっ♡ これすごいっ♡ おなかのなかいっぱいっ♡ ミチミチってなってるぅ♡」
卓也に抱きついた。
腕ほどある巨大な塊を膣に挿入すれば誰でもそうなる。
「はぁはぁ♡ これで動くんだよね」
「そうだよ。かおりの処女マンコキツいなぁ~。ぼくのでオマンコほぐさなくっちゃね」
「ちょちょっ?! 待って、ああぁっ!」
まだ破瓜のつらい感覚が残っていたが卓也は腰を突き上げた。
「待って、待っていいすぎだよ。ほら、感じてるんでしょ。素直になればいいの」
「わかってっ、るっ♡ あぁぁっ♡ これほんと好きになっちゃう♡ セックス気持ちいい♡ おっきいチンポ好きっ♡」
少年の腰が女子高生の身体を突き上げる。
肉棒だけが雄々しいのではない。中性的な身体をしていても、すでに男としての機能を持ち始めている。
一度突き上げただけでかおりの膣穴から愛液が零れだしてくる。その量は凄まじく、片手では到底すくいきれないほどだった。
「あぁぁ゛っ♡ ぁ゛っ♡ ぁ゛っ♡ 卓也くんっ、これいい♡ これいいよっ♡」
「でしょ。ほらほら、もっとセックスしようね」
「うん♡ うん♡ あぁぁっ♡ ぁっ♡ イクっ♡ イクからっ♡」
しがみつくと卓也が唇を奪った。
「ん゛ん゛ん゛ぅうう♡ れろっ♡ ぢゅぢゅれろっ♡」
はじめてではない。祭りの最中に何度かキスしていた。しかし、それとは全くの別物。
性器で繋がったままでするキスはなによりも刺激的だった。
舌を絡ませながら膣奥を突かれると全身が熱くなる。男に支配されることが極上の快楽を生み出せることを直覚してしまう。
「あぁぁぁっ、ぢゅぢゅうううっ♡ ぢゅれろ♡ ぢゅぢゅっ♡ 卓也くんのオチンポ♡ 子宮口にごりごりってぇ、してる♡」
「かおりのオマンコキツくって好きだよ。ほら、一発射精してあげるね」
まるでご褒美だと言われているようだった。
「うん♡ いいよ♡ あたしのオマンコにちょーだい♡ んっはぁぁぁっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ んん゛~~~~っ♡ はぁああっ♡」
腰を掴んで連続して突き上げる。
膣襞を拳骨で掻き回すようなもの。処女を卒業して間もない膣には快楽拷問というべき所業だが、卓也は容赦ない。
「ああぁああぁ♡ イクっ♡ いぃッ、いぐぐぐうううううっ♡」
「あはは。それそれ~」
パン!! パン!! パン!! パン!! パン!! パン!! パン!! パン!!
「お゛ッ♡ ほぉ♡ ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぅう♡ ほううっ♡ んぉ゛~~~~~っ♡」
「あはは。スゴい顔。見てると射精したくなるっ! ああっ、ううう!!」
子宮口に鈴口をあてて腰を回転させる。
激しかったピストンと違って性衝動を高めるための動きだ。折本かおりの性器で肉棒を擦り続けると腰をぎゅっと抱きしめた。
「うううっ!!」
どびゅぶびゅっびゅっびゅぶううううううううううううう!! びゅるるるうううううううううううううううう!! びゅぶびゅううううううううううううううう!! びゅびゅぶううううううううううううう!!
「ッ♡ ~~~~~~~~~~~~~~~~っ♡♡♡♡♡」
かおりが、また、しがみついた。
卓也の射精は凄まじく勢いが強い。腰が持ち上がってしまうほどだ。
なんとか耐えたが、かおりも、絶頂に達していた。
「ふんふんふ~ん。うっわー、折本先輩、すっご♡」
部屋に入ってきたのは比企谷小町だ。折本の顔を見てニヤッと笑う。
「どうしたの小町ちゃん」
「うん、あのね、折本先輩のことちょ~っとお話……こちょこちょ」
「えっ?! 八幡が告白した人だったの!? うっわー、なにそれー、じゃあぼく二人に勝ったってことになるね!」
折本かおりはかつて比企谷八幡が告白した女子である。
それを聞いた卓也の腰がまた動く。
「いや~、それなら先に言ってよ~」
「あぁぁぁ、ああはあぁっ♡ あんっ♡ 卓也くんてばっ♡ 激しすぎるっ♡」
「えへへ。八幡お兄ちゃんがモノにできなかったオンナを侍らすと気持ちいいんだよね。ほら、ぼくのチンポどう? かおり~」
「あぁぁぁっ、いい! いい♡ 最高っ♡ ああぁっ♡ いぐっ♡ いぐっ♡ いぐっ♡ いぐからぁぁぁぁ♡」
プシャッ!! プシャッ!! プシャッ!! プシャッ!! プシャッ!! プシャッ!!
また飛沫をあげる。
「あぁぁっぁっ♡ ああっ♡ ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ♡ 深い所まで刺さってるっ♡ こんなのっ♡ すごいっ♡ らめっ♡ らめっ♡ らめっ♡ らめっ♡ らめっ♡」
「ほらイけ」
ずん、と大きく突き上げた。
「ひぃあぁぁぁああああああっ♡」
あっさりと、容易く、絶頂してしまう。
膣が卓也を覚えてしまった。牡として驚異的なポテンシャルをもつ美少年に心から感服して惚れてしまう。
「ぁぁぁぁぁ♡ はぁはぁ♡」
「どうだった? ねぇ、ぼくとのセックス」
「気持ちよかった♡ あたまぼうってなるぅ♡ あたし、オンナになれる? みんなみたいにオンナ♡ セフレ♡」
「もうなったよ。でもまだちゃんと覚えてないのかな。なら、ぼくの射精、もう一回してあげる」
「マッ?!」
ぐるっと態勢が変わる。
かおりはベッドに押し倒された。
「おらっ!!」
「ぃぐううううううううっ♡ ほぉっ♡ んっ♡ んはぁぁっ♡ はぁっ♡ あん♡ ぐっ♡ オマンコ奥にあたってるっ♡ ああぁあ♡ だめぇぇっ♡ ぇっ♡ ぇぃぐぅうっ♡」
「んんっ! ぼくも!」
どびゅぶびゅーーーーーーーーーーーーーっ!! びゅるうううううううううう!!
びゅぶぶうううううううううううううううう!! びゅううううううううううううう!!
子宮が膨らむほど膨大な量を吐き出したのだった。
かおりの意識は朦朧として、そのまま倒れてしまった。
【5】
茂みのなか、八幡の股間を撫で回しながら話を続けていた。
「てわけでさ。あたし達も卓也くんのオンナになったわけ」
「すごいよねー。あのチンポ♡ わたし初めてだったけど全然痛くないし、それどころかテクニックすごすぎて頭ぽ~ってなるの」
「それそれっ♡ 卓也くんに抱かれるのって天国だよねー♡」
かつて好きだった女子の変化に開いた口が塞がらない。
ともかく、股間が弄られていると力が抜けて立ち上がれなかった。
「そ、それは、よかったな」
「うん!」
「いいからそろそろだな……」
何分経っただろうか。そろそろ戸塚が来るのではないか。
そんなふうに考えているとガサガサと音が鳴った。
「あっ、いたいた」
「お前?!」
茂みに入ってきたのは宅間卓也だった。
「あはは。八幡お兄ちゃん久しぶり。かおりと千佳を捜してたんだ」
やっぱりこいつがいた。
行く先々で出くわすのは一体何なのか。狙ったにしても都合がよすぎる。
「卓也くん、いまね、比企谷くんにわたし達のこと話してたの♡ こいつ、チンポガチガチに勃起させてるんだよ~♡」
「へぇ~。よかったね」
「よくねーよ。どうでもいいから開放してくれ」
卓也が二人に目を向けると八幡はすぐに開放された。
「ぼくね、聞いたんだ。かおりが八幡お兄ちゃんから告白されたって」
「昔のことだ。もう……」
「うん! 昔のこと。でもそれがいいんだよね。昔、告白した女の子がぼくには簡単に股開いたってところがさ」
プライドをズタズタに引き裂き踏み潰す。
美少年のほうへ向かう折本と仲町は腰をくねらせていた。
「ねぇ~卓也♡ あたし達にもご褒美ちょーだい♡」
「そうそう♡ ねぇ~、いいでしょ~♡」
発情していた。
今すぐにでもセックスしたいとねだっている。
見たくはなかった。
たとえ今はどうも思っていない人物でも一度は告白した人なのだから。
「わかった。じゃあ二人ともセックスしてあげる」
「やった♡」
「じゃあ比企谷、そういうことだから♡」
なにがそういうことなのか。八幡の前から三人は遠ざかっていった。
まだ花火が始まる前だというのにどこかへと消えたのだ。
「…………」
ひとり茂みのなかで立ち尽くす。
頭の中でモヤモヤとした考えが重くのし掛かっていた。
しばらくするとスマホが鳴った。
「戸塚……」
『八幡、いまどこ? 着いたんだけどいないよ?』
「お、おう。悪い。今行く」
茂みのなかから出ると不思議そうな顔をしている戸塚と合流した。
二人して、花火を見上げていたが、内心、あまり嬉しく思えなかった。
完
※おまけ
戸塚とのシーン(兜合わせとフェラ)あり