フリード神父に転生したのでアーシアたんにエッチしたい♡ 作:エチエチ神父
「おっ邪魔しま~す♪」
「お、お邪魔します!」
無許可で家に不法侵入する2人の神父とシスター。そんな2人を出迎えようと奥からこの家の家主と思わしき人物が現れる。
「はいは~い! お待ちして……おり……?」
玄関で待っていたのは男が想像していた悪魔などではなく、その真逆に位置する聖職者の服を着た男女だった。
「ん~? ドグサレ悪魔がやって来たと思いましたかい? でも、残念で~す♪ オレっち達は悪魔祓いの教会の者で~すよ♪」
神父らしからぬふざけた挨拶に加え、自身が悪魔召喚した直後という最悪のタイミングであった為に、家主は暫くの間フリーズしたようにポカーンとしていた。が、ようやく状況が吞み込めたのか、家主は一目散に家の奥へと姿を隠さんと走り出した。
「おいおい、母ちゃんに教わらなかったのかい? 家の中で走っちゃダメよって♪」
何処から取り出したのか、フリードは荒縄を巧みに操り、逃げる家主を捕縛&拘束する。
「うぐっ!?」
走ってる最中に縛り上げられれば当然ながらバランスを崩す為、家主は無様に廊下に転がり倒れる。
「さ〜て、オレっちはこの無神論者さんにちょっ〜とだけ罰を与えるから、アーシアたんは周りの住人に迷惑が掛からないように結界でも張っといて♪」
「はい、分かりました。ですけど、あまり酷過ぎることはしないであげて下さいね……」
「OK ! OK! 分かってるって!」
ぶっちゃけオレっちもこのオッサンや悪魔に対して何の興味も敵意も無いし、普通に形式上のお仕置きでお仕事完了させる予定だかんね♪
とりあえず、天井にあられもない格好で吊るし上げてりゃいっか。ホレコレソ~レっと、はい汚いオッサンのいや~ん♡な吊るし上げの完了でっす♪
「むご〜! むむご〜〜!!!」
鞭で縛ると同時に、口枷代わりに余った部分の鞭の先端で口を塞いだ為、むご〜っとしか喋れない家主に神罰という名のお仕置きを執行しようとしたちょうどその時だった。
「ああん? この気配は……」
この家の玄関先から悪魔の気配を感じ取る。大きさは例えるなら鼻くそレベルの貧弱さ、これは十中八九主人公のイッセー君だろう。
原作では依頼主を殺した後ぐらいに到着する筈なのだが? 今回は道中でアーシアたんを使って遊んでたから原作よりもオレっち達が家に着く時間が遅かったからこその結果って訳だな。
「おやおや、運がいいねあんた。どうやら家の前にクソ悪魔の気配がするぜ! これでオレっちよりも強かったら晴れて悪魔に救出されてハッピーエンド。だけども、オレっちよりも弱かったら悪魔共々魔女狩りだかんね♪」
「むご~!」
そう言い残してオレっちは聖法気で作り上げたエーテル体の剣で首をスパッ! と搔っ切る仕草で脅しをかけて部屋を出ていく。
家主は命乞いでもしてるのか喋れない口を必死に動かして叫び続ける。そんな声に誘われて玄関先で待っていた主人公君が意を決して家の中に入ってきた。
その様子を気配を消して天井に忍者さながらに張り付いて監視し、部屋の様子に驚愕するイッセー君の背後に音もなく忍び寄った。
「な、なんじゃこりゃ!! オッサンの緊縛プレイとか誰得だよ!? いや、まさか今回の依頼って俺とそういうことをしたいというっ……!!?」
「むごぉ~!!!」
緊縛されていたオッサンが何かやたら目を開かせて声を張り上げる。
何だ違うのか? って、そもそも冷静に考えたらあんな縛り方1人じゃ出来ないよな。なら、この家のどこかにこのオッサンを縛り上げた犯人がいる!?
その答えに至ったと同時に背後から男の声が聞こえてきた。
「ぶは♪ クソ悪魔とオッサンのSMプレイとかどこのド腐れ腐女子が見たいんですかってんだ!」
背後からの不意打ちによる足蹴りでイッセーは蹴り倒され、無様な声を上げて床と熱いベーゼをかます。
「ぬわぁ! ぶぎゃ!!」
「アッヒャッヒャ♪ ぶぎゃ!! だってよ、ダッセェーな!!」
起き上がって背後を見ると、俺を蹴飛ばしたであろう神父服を纏ったかなり整ったイケメン顔の白髪の男が腹を抱えて笑っていた。
恐らく、依頼主のオッサンを吊るし上げた犯人もきっとコイツだろう。
言葉遣いも神父とは思えないぐらい悪いし、いきなり不意打ちを仕掛けて来るし、コイツ絶対に悪人だろ!!
「やいテメェ、いったい何者だ!」
「ん~、それを聞いちゃいますか~? この服装を見て分かんないかな~? オレっちは悪魔を殺す専門家の悪魔祓いで~す♪」
おちゃらけた態度で答えるフリードにイッセーは信じられるか!? と言葉を返す。
「まあ、別に悪魔に信じてもらおうがどうだろうがオレっちがすることに変更はねぇし、どっちでもいいよ……」
「……っ!?」
突然さっきまでのふざけた態度から獲物を狩り殺すような狩人の如き殺気を放つ神父の変貌に息を吞むイッセー。
その次の瞬間だった。神父の手元が一瞬だけ光ったと思えば足に強烈な激痛が走った。
「ッッ、がああああ!!」
立つことすらままならず、崩れ落ちるかのように地面に倒れ込む。
この痛みは知っている。あの日、俺が殺されたあの光の痛みだ!
何が起こったのかすら理解できない程の力の差、本来なら一撃で俺を殺すことぐらい訳ないだろうに、コイツは俺で遊んでやがる。
「チ、チクショウ──!」
「おたくも大変だねぇ?
憐れみを籠めた口調でそう語りかけてくるが、顔を上げた先の視界であの神父はニヤニヤと笑みを浮かべていやがる。
「っく、せめて一度くらいは部長のおっぱいを一揉みだけでもしたかった……」
このままおっぱいも揉めずに死んでしまうのかと諦めかけたその時、鈴の音のような綺麗な女の子の声が聞こえてきた。
「フリード神父?」
「およ、どったのアーシアたん? あっ、もしかしてオレっちのお仕事完了が待ちきれなかった? ごっめんね~、さっさとこのクソ悪魔をぶっ殺してラブホでイチャコラしようね♡」
「ラ……ラブホだとぉぉ!!」
「ひうっ!」
足を撃ち抜かれて倒れていた筈のイッセーが嫉妬の力で立ち上がる。
その必死過ぎる表情に恐ろしくてアーシアが怯えた声を上げる。
「おいおい、オレっち達の仲に嫉妬して立ち上がるとかマジでクソ悪魔だな。ね~、アーシアたん♡」
「キャッ! もうダメですよフリード神父……///」
嫉妬する主人公君の反応を面白がってオレっちは、結界を張り終えてこっちにやって来たアーシアたんのおっぱいを後ろから手を伸ばして掴む形で抱き寄せる。
ムニッと柔らかくオレっちの手の中で形を変えるおっぱいに血涙を流す勢いで羨ましがる主人公君に向かって、オレっちは更に魅せつけるようにコイツは俺のモンだと分からせるようにアーシアの頬にチュッ♡とキスをする。
それに対して嫌がるどころか赤面して照れるシスターの反応にイッセーは覚醒する。
「──ッ///」
「ぬっがぁぁぁ!!!」
ついに目の前の神父の外道行為に怒りの限界突破するイッセー、その左手に神器が形成されて装着される。
これが普通の漫画とかならば、怒りのパワーで覚醒した主人公によって外道な敵がぶっ飛ばされるのがお約束なのだが、現実は非情かな……
「弱い、鈍い、隙だらけ!」
「があぁ!!?」
いつの間に動いたのか、先程まであの金髪のシスターと乳繰り合っていた神父が目の前に立っており、それに気づいた瞬間に腹部に強烈な痛みが走り壁際まで吹き飛ばされた。
痛む腹に手を当てて前を向くと、片足を上げた蹴りの態勢で止まっている神父の姿が目に入る。
そこから考えるにこの腹部の痛みはあの神父に蹴り飛ばされたからなのだろう。
まさに天と地ほどの力の差にイッセーは悔しさのあまり悪態をつく。
「……ッ、クソォ!」
「いいかいクソ悪魔君、戦闘ってのは武器の優劣で決着が着くんじゃない。戦闘経験や才能、個々の相性と様々な要因はあるが、結局のところ強い奴が勝つってだけの単純な話なのよ♪」
幼子に物の道理を教えるかのように懇切丁寧に語りかけながら近づき、イッセーの顔の横スレスレに片足を叩きつけて見下す姿勢をとる。
「お前、やっぱり神父じゃなくてヤンキーだろ?」
「ひっでぇーな、オレッち程悪魔をぶっ殺すお仕事熱心な悪魔祓いはいませんぜ! なんなら、お前さんを今すぐ殺して証明してしせんしょうか?」
左手に聖法気で剣を作り上げ、そのままイッセーの顔目掛けて振り下ろそうとした。
「ダ、ダメです! フリード神父!!」
背後からオレっちを止めようと抱きついてくるアーシア。
正直、腕を掴まず胴体を抱きしめるだけじゃ止まるなんてことは無いんだけど、オレっちは嫁さんに対して優しいから言われた通り剣を振り下ろすのを止める。
「おいおい、アーシアたん。優しさは美徳だけど悪魔にまで振り撒いてたら皆んなから嫌われちゃうぜ? 前みたいにね……」
「……そうかもしれません。でも、悪魔だからという理由だけで殺すのは間違ってると思うんです!」
「かぁ~、本当に優しいねアーシアたんは……。っま、理由云々は置いといて、このクソ悪魔を殺すのはタイムオーバーって感じかな?」
神父が剣を振り下ろす構えを完全に解くと、床に青白い光が走り、それが徐々に魔法陣の形を作り出す。
これは、グレモリー眷属の魔法陣! その次の瞬間、光の中から見知った人ならぬ悪魔達が姿を現した。
「待たせたわねイッセー。そしてあなた、よくも私の下僕をかわいがってくれたみたいね?」
紅蓮の長髪を揺らした美女、すなわちリアス・グレモリーがオレっちの前に立ち塞がる。
他にも気に食わないイケメン君や、ちっこいロリにポニテ巫女と他の眷属も勢揃いってか!
「これはこれは、現魔王サーゼクス・ルシファーの妹様じゃ~ねぇですかい。こんな小汚い狭っ苦しい場所にどのようなご用件で?」
「それはさっき言った筈よ、聞こえなかったのかしら?」
彼女の性格なら己の下僕が痛めつけられていたら即座に攻撃を仕掛けてきてもおかしくはない。
だというのに、未だ攻撃を仕掛けてこないのは後ろで倒れているイッセーと、天井に吊り下げられている依頼人の安全を確保する為に会話で時間稼ぎをしているからだろう。
現に、リアスの意図を読み取った木場が家主を縛っていた荒縄を創造した剣を使って切り裂き、そのまま解放された家主を安全な場所まで連れて行った。
まあ、オレっちも後ろで抱きついているアーシアたんが離れられる時間が確保できるんで別に見逃しちゃってもいいですけどね。
「お〜、仕事が早いっすね。さっすが腐れ悪魔と言ったところっスか?」
「下品です……」
木場が依頼人を救出したのを見届けた小猫がまず真っ先にフリードに突撃を仕掛けた。
小柄な体格を利用しての真下からの攻め、更に死角に入るよう低姿勢から突っ込んでの顎へのアッパーの一撃は中々にいい攻撃だ。
だが──
「攻撃自体はそこそこいいが、動きは単調だしなによりも遅い」
「っ! っぐぅ!?」
指一本で下から迫る小猫の攻撃を受け止め、更に合気をもって床に転ばせる。
「小猫!? ──っ朱乃!!」
「ええ、ずいぶんとおいたをしてくれましたね!」
片手をかざすと、カッ! と眩い光と共に強力な雷がフリードを襲う。
しかし、所詮は強化イベントを何一つとして乗り越えていないクイーンの魔力攻撃、そんなもの真夏の鬱陶しい蚊と大して変わらない。
「弱いな」
パシッ! と片手で雷を床に弾き落とす。
「なっ!?」
あまりにもあっけなく対処されたことに呆然とする朱乃。
「そんな、小猫ちゃんと朱乃さんの攻撃がこんなにもあっさり潰されるなんて……」
前回のはぐれ悪魔との戦いで圧倒的な強さをみせていた2人がまるで子ども扱いされるほどに強い神父の力に驚愕するイッセー。
「……流石は教会で最強の悪魔祓いと呼ばれるだけのことはあるわね。殺戮の天使フリード・セルゼン」
「およよ、オレっち有名人じゃん! そうです、私がフリード・セルゼン様ですぜい!」
「聞いてた噂通り下品な言葉遣いね。言っとくけど、私を甘く見ないことね!」
滅びの魔力と呼ばれる巨大でドス黒い魔力の塊がオレっちに向かって発射される。
う~ん、手加減のての字もないこの攻撃、避ければ後ろに立つアーシアたんは勿論のことながら、その先の住宅にも被害がでるっしょこれ!
「だったら、斬り裂くっきゃないでしょ!!」
「なっ!!?」
直前まで迫った滅びの魔力を真っ二つに斬り裂いて消滅させる。
「所詮は悪魔の魔力、聖なるパワーを以てすりゃ消滅させるなんざ訳ねぇよん♪」
「噓……私の滅びの魔力が……」
「いや~、思いっきりの良さは評価してやるぜ。別に悪魔なんだ、この土地の領主だろうと正義の味方でも無ければ人類の守護者でもないんだから、今の攻撃で人が何人死のうと構わないって姿勢は大変よくできましたと褒めてやるよ」
「な、なんだと! テメェ、部長のことを何も知らねえクセして何言ってやがる!? 部長は優しい人なんだ、そんなふざけた考えしてる訳ねぇだろが!!」
「おっ、マジですかい。じゃあ今の攻撃は俺を消し飛ばしたらすぐ消える仕様だったザンスか?」
「おう! ですよね、部長!!」
「っ、え……ええそうよ。私を誰だと思っているのかしら?」
若干イッセーの擁護に動揺を見せていたが、すぐに開き直ったかのように自信満々に胸を張る。
「こりゃ失礼しやした。なら今の攻撃は別に避けても平気だったわけかいチックショー! これじゃ斬り裂き損だなオイ!!」
「本当マジなんなんだよコイツは……」
「油断しないことよイッセー、さっきも言ったけど、アレは教会で最強とまで呼ばれる悪魔祓いよ。下手をすればこの場で全滅なんてこともあり得るだから」
全滅……その言葉にイッセーは頬に冷や汗をかく。
「そうゆことよん。んで、オタクんとこのナイト君も戻ってきたし、そろそろ本格的に戦闘でも始めましょうかね?」
「ごめん待たせたみんな! 大丈夫かい?」
あの神父が言う通り、ちょうど依頼人を安全な場所まで送り届けた木場がこの場に戻ってきた。
「ええいいわ。私たちグレモリー眷属の力を貴方に見せてあげる」
「おぉー、それは光栄滑稽コケコッコーってか……」
ふざけた態度の神父はコキコキと首を鳴らして戦闘準備を始める。
その態度に当然キレるグレモリー眷属だったが、小猫ちゃんと木場のコンビネーションを活かした攻撃も、朱乃さんや部長の魔法も、その悉くを神父は遊び感覚で対処していってゆく。
「ほれほれ、どうしましたかい? こんなもんかよクソ悪魔ちゃんの実力ってのはよ!」
「「「っぐ!!」」」
俺の目には何が起こったのか理解出来なかったが、あの神父があの光る剣みたいなのを一薙ぎした瞬間、小猫ちゃんと木場と朱乃さんが傷だらけで吹き飛ばされていった。
「みんな!?」
「あ~、期待はちょっちしてたんだよ。魔王の妹の眷属だし楽しいバトルになるかな~って思ってたのに、実際の内容はドラクエのスライム狩りかよってくらい実力差開きすぎてて草www」
「っく、バカにして……」
「バカにする……? ノンノン、オレっちは事実を述べただけだよん♪ テメェら悪魔共は雑魚だってな~」
ケラケラと笑いながら神父が部長に近づくと、べぇ~っと舌を出して煽りに煽ってくる。
そんな神父の態度に腹が立つが、この中で一番弱い俺には何も出来ない。ギリッと歯を食いしばって怒りを抑える。
「いい加減にしない。私の下僕をこれ以上侮辱するのは許さないわ!」
「ほうほう、突撃しか能の無いルークに、スピードはあるけど剣士としては一流と呼べないナイトに、クイーンにしては特別強いとも言えない奴に、はっきり言って存在そのものが弱点としか評せない雑魚ポーン。あっれぇ~、おかしいぞぉ~、どこに侮辱する以外の能力があるんだぁ~?」
某少年探偵のような棒読み台詞で再びバカにする神父に部長が憤怒に顔を染めて滅びの魔力を放つ。が、神父は片手でその魔力を受け止める。
「だっかっら、オレっちの聖なるパワーを上回らなきゃ滅びの魔力なんてカス同然なんだよ! 理解したかい、ユーアンダスタン?」
「キャッ!!!」
部長の腹にあの神父の蹴りが当たり壁に打ち付けられる。
もう我慢ならねぇ! これ以上大切な人達が傷つけられているところをただ指をくわえて見てるだけなんてできやしねえ!!
ああそうさ、あの神父も言ってたように俺には何の力もねぇし存在自体が弱点って言われっちまうほど弱いのなんざ理解してんだよ!!
「でも、それでも! 俺の
『
こんな俺の言葉に──いや、想いに答えてくれたのか、籠手に嵌められている宝玉から眩い光が溢れてきた。
眩しいけど、あの神父や堕天使の光と違って痛いどころか安らぎと力がとめどなく溢れてくる。
「これなら、テメェをぶっ飛ばせる!!」
「おうおう! この土壇場で覚醒とか主人公じゃねぇですかい!! まあ、それが通用するかどうかは別問題ですがね!」
「おおおぉぉ!!!!」
『
俺が出せる最大限のパワーをこの拳に乗せて目の前のクソったれ神父にぶつける。
「うっひょぉ! こんなのまともに喰らったら死んじまうぜ!! まあ、まともに喰らってやる気はねぇが、その意気込みに免じて真っ向から勝負してやんよ!!」
聖法気を拳に集中させる。それすなわち、主人公イッセーとの真っ向勝負、否、その主人公が宿す『
ってまあ、結構誇張表現しちゃったけど、いくら怒りで覚醒したといえど今の時点では所詮上級悪魔レベルの力しかないのだ。
「っぐわぁぁぁ!!!」
「オレっちの勝ち!」
案の定、この対決はオレっちの勝利に終わった。主人公君は籠手ごと腕がぐちゃぐちゃに折れてぶっ倒れるし、他の眷属の悪魔も主人公君の覚醒に驚いてたけど、オレっちとのぶつかり合い後に敗れたのを見て絶望に顔を染める。
「イッセーェェ!! よくも私の可愛い下僕を!!!」
「ふっふっふ、実力のない弱い負け犬らしい遠吠えっすね! さて、勝敗はもう決しましたし、ここにいる悪魔さん方を全員ぶっ殺しちゃいましょうかね?」
先程の赤龍帝と対決する時以上の聖法気を放出し、もはや悪魔なら近くにいるだけで針を直接肌に刺されたような激痛が走る程のオーラ量だ。
これ程までに力の差があると知ったグレモリー眷属は全員己の死を理解してしまう。
「理解した? 覚悟はOK? 神に……はちょっち違うか、なら魔王に祈る時間は済んだかい? それじゃあの世へグッバイしようか♪」
「ダ、ダメですフリード神父様。もう勝負はついてます!」
処刑の一撃を振り下ろそうとするフリードを止めたのはまたもやアーシアだった。
目の前に両手を広げて立ちふさがるアーシアを見て、フリードは無造作に放出していた聖法気を止めて降参のポーズを上げる。
「はぁ~、参った参った。アーシアたんのお願いじゃ聞くしかねぇわな。機嫌損ねてこの後のイベントを取り消されても嫌だし、魔王の妹殺して悪魔勢を丸ごと敵に回すのも面倒になったわ……」
「フリード神父様。あ、あの、あまり悪いことはしちゃ駄目ですよ……」
自分のお願い事を聞いてくれたフリードに笑顔になるアーシア。
そのまま家を出て行くフリードの後を追いかける前に、倒れているグレモリー眷属全員に自身の
全員が治ったのを確認すると、ニッコリと微笑んで悪さをしないようにと聖母のような笑みと共に告げて去っていった。
「「「「…………」」」」
あのシスターの庇い立てが無ければ自分達は死んでいたという事実が、今のグレモリー眷属全員の顔に陰を落としていた。
「──ッ、強くなりましょう! あの神父に今度こそ負けないように各々強くなるの!! 私の……リアス・グレモリーの眷属たる貴方達ならばそれくらいやってのけられる筈よ!!」
「部長……!」
「……そうですね。私も今よりもっと強くなります!」
「僕もあんなに言われたい放題で黙ってられないしね……」
「ええそうですわね。私もクイーンとしてもっと精進しなければいけませんわ。そして、次に会った際には……ふふっ」
皆が部長の言葉で立ち上がり前を向くことが出来た。
やっぱり、俺達の部長は凄い人だと改めて思う。俺もみんなに負けないぐらい強くなって、今度こそあの神父野郎に絶対に勝つんだ!
「て、うん? そういやあいつこの後のイベントって言ってたな。…………っああぁぁぁぁ!!!」
深夜の時間に一軒家から叫び声が轟くなか、歓楽街に建つピンク色のホテルに神父とシスターが入っていったのはきっと無関係ではないだろう。
アーシアがフリードの嫁になったから堕天使イベントやライザー編での回復役がいなくなるからパワーアップイベントとして戦闘シーン書いたのが遅れた理由です。
エッチな濡場シーンは来年くらいかな?
次回の展開は?
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フェニックス編
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エクスカリバー編