サラマンダー「俺の名はサラマンダー! フフフ、怖いか?」 作:Dr.∮
傭兵「・・・・・・・・・。」ジトー
サラマンダー「・・・・・・。」フッ
サラマンダー(俺の怖さに声も出ねェってか…)
サラマンダー「俺の名はサラマンダー! フフフ、怖いか?」バァーン
サラマンダー「・・・・・・・・・。」ニヤニヤニヤ
傭兵「いや、特に。」
サラマンダー「えっ・・・・・・・・・。」キョトン
傭兵「むしろ可愛い分類に属されるかと思うが。」
サラマンダー「・・・か・・・かわ・・・・・・。」プルプルプル
傭兵「それになんだ? その眼帯は。」
サラマンダー「が、眼帯ってこのアイパッチのことか?」ヒョイ
傭兵「目は一応あるんだな。」ジィー
サラマンダー「フ、フッ・・・コレを付けると怖さが増すだ―」[微笑]
傭兵「目の動き的に義眼で無いところを見ると・・・
結膜炎・・・もしくは物貰いか? 魔物娘も結膜炎や物貰いに罹るんだな。」フム
サラマンダー「え、あのだな・・・」キョトン
傭兵「俺の目の前にそんな状態で立ちはだかる意気込みには評価をするが・・・
万全な状態で戦わないと、お互いの本気が出せないぞ?」ヤレヤレ
サラマンダー「」キョトン
傭兵「ただ、即座に夜戦や明かりの無い建物内で戦闘を行うには、その眼帯は
十分な力を発揮だろう。だが、あいにく今は太陽の照りつく熱い真夏の昼だし
左右を見てもそのような廃墟も同然な家もない。ましてや、そのような光が無い
住居は余程の欠陥住宅か地下でしかありえない さらに事を述べさせて頂くと
ここは火山地帯に似た熱い気候の場所だ そんなワザと脱水症状を引き起こさせる
ような欠陥住t――」
サラマンダー「もういい!!」[涙目]ウルウルウル
傭兵「もう良いのか? この後 眼帯が役に立つワーバット戦術と眼帯を中二病っぽく
見せるためのアレンジ方法を1500文字に達するまで説こうと思ったのだが・・・
必要ないか? 因みに今は640文字だ。」
サラマンダー「結構だ!! それにこのアイパッチは俺のファッションの一つだ! それを物貰いだの
結膜炎だの言いやがってェ・・・!! マジレスをするのは止してくれ!」[顔覆い]
傭兵「・・・すまない。」
サラマンダー「ただえさえ、友人のリザードマンと一緒に『俺の名はサラマンダー! フフフ、怖いか?』
と近所のアリスとフェアリーにアイパッチを付けて驚かせに行ったら、リザードマンの野郎
裏切りやがってェ・・・遠い場所から『可愛いー!』と叫びやがった!!
おかげでアリスとフェアリーからも『かわいいー!』『かわいいー!』コールの連発だ!!
怖がれよっ!! って話だよ!! なんでアイパッチ着けたか分からねェよ…」オヨヨヨ・・・
傭兵「oh……。」
サラマンダー「とにかくだ!! なぁ、剣を抜け なあ 剣だ!! 傭兵だろう!? なぁ傭兵だろ おまえ!!」
傭兵「・・・なるべく無駄な戦闘は避けたかったんだけどな。
俺の身を守るためだ仕方がない。か。」シャキン
サラマンダー「一勝負と行こうかァ!」シャキン
傭兵(たしかサラマンダーは、勝負に勝った男を婿に取るんだっけか?
あれ? リザードマンが、勝負に勝った男を婿に取るんだったか?
やばいな・・・ド忘れしちまった・・・。)
サラマンダー「行くぞ!! 傭兵!!!」ニヤッ ダッ
傭兵(ええい 儘よ! こうなったら俺は前者の考えを取る!! 適当に戦闘を長引かせて
うっかりミスで敗北する道をな!!)「来い! 魔物よ!!」グッ
サラマンダー「おりゃああああぁあああ!!」ギィン!
傭兵「ぬぅっ!!」ガキンッ!!
傭兵「でやぁっ!」ブンッ!
サラマンダー「ほっ・・・と」クルクルクル・・・ストン
傭兵(お、思わず受け止めちまった・・・蹴りが鳩尾に入れられなくて良かったぜ・・・)
サラマンダー「今のを受け止めるか・・・大抵の戦士は回避行動に打って出たぞ?」ニヤニヤ
傭兵「確かに今のは重い一撃―」
傭兵(焦ったのは言えない・・・適当にハッタリでもかましておくか)
サラマンダー「・・・。」フンッ
傭兵「と見せかけて、次の斬撃を与えるためのフェイントだろう?」ドヤッ
サラマンダー「・・・・・・。」ピクッ キョトン
傭兵(フヘハハハハ! 適当なハッタリだと気づいた顔だな!!)
サラマンダー「やはり、見切っていたか・・・そう、あれは重い兜割りと見せかけて
回避行動を取ったところに武装解除させる斬撃の事前動作だったんだかな・・・
フフフフフ・・・久々に血が滾るのを感じるぜ・・・・・」メラメラメラッ!
傭兵「えっ」キョトン
サラマンダー「えっ」キョトン
傭兵「き、気にするな。今度はこちらから行かせてもらうぞ!!」ダッ
傭兵(まずい・・・回避行動を取るんだった・・・・・・同じミスは出来ない・・・
いいか俺・・・適当に斬り込んで、適当に長引かせて、適当に負けるんだ!)
傭兵「そぉらぁあァァア! 昇竜拳ッ!!」ザンッ
サラマンダー「ぐっ! 両手突技と見せかけて片手斬り上げと来るか!!」ギィィィン
サラマンダー「・・・だが、面白い!!」ガキィン! メラメラメラ!
傭兵(マズイヨーマズイヨー。アトモウスコシ、ハヤカッタラ カッテタヨー
アブナカッタヨー。)ダラダラダラ‥
サラマンダー「凄い汗だな! ハッ!! もう疲れたか!!!」ギリギリギリギリ!
傭兵「そんな訳・・・ねェだろっ!!」ギリギリギリ
サラマンダー「そう来なくっちゃなァ!!」メラメラメラッ! ググググッ!!
傭兵「ッ! ・・・押し負けてたまるかァ!!」ギギギギギギギギッ!!
サラマンダー「押し返してくるか・・・いいなァ♪ いいなァ♪ 俺はそう言うのを待ってたんだ♪
決して回避行動を取らず、真正面から ぶつかって戦い合える人間をなァ!!
凄く面白くなって来やがったぜ♪♪♪」メラメラメラメラッ♪
傭兵(あー・・・マズイ。ヒジョーにマズイ。これは、回避行動取るべきだったわ。)[冷汗]
サラマンダー「ほらほらァ! 押し返す力が弱くなってるぞ? 汗も凄いし、やっぱり
もうバテちまったかぁ?!」ググググググッ!
傭兵「なんのォォォォオオオオォオオォオオオ!!」ギギギギギギギギギッ
サラマンダー「ほぉっ♪♪」メラメラメラメラメラッ♪
傭兵「せぇぇぇえぇのっォ!!」グッ!
サラマンダー「・・・!」グッ
傭兵「どらっしゃぁぁぁあああ!!」ドゲシッ!!
サラマンダー「ゲホッ!?」ゴロンゴロンゴロン!!
傭兵「・・・・・・やっちまった。思いっきり、下腹部蹴り飛ばしちまった・・・」[冷汗状態:滝]
サラマンダー「ゲホッゲホッ! やるじゃねェか・・・ゲホッ 今のは一番キいたぜ・・・?」ゴォォオオオ!!
傭兵「よっしゃ! 立ち上がった!! まだ、大丈夫!!!! まだ婿確定判定出てない!!」キター!
傭兵(まだ立ち上がってくるか・・・)フッ
サラマンダー「俺の予想だと受け流しからの兜割りだと思ってたんだがなァ・・・!
まさか蹴りを入れてくるとは・・・ゲホッ・・・・・・。燃えるぜェ!!」ゴォォオオオオ!! ダッ!
傭兵「・・・・・・。」グッ
サラマンダー「オラァ!!」カンッ!
傭兵「ひぅぁ!?」キンッ
サラマンダー「突技も、その剣の中央の溝で受け止めるとはなァ!!
未だかつてそんな傭兵に出会ったことはねェぜ!!」カンッカンッカンッ ゴォォォオオオオオオ!!
傭兵(流石にこれは受け止めねぇと! ヘタにワザと負けるとこっちの身が危ない!!
それに回避行動を取るのもありだが、キラービー流百裂剣が飛ぶこと間違いねぇし!)
傭兵「やっ! せいっ!!」キンッキンッキンッ
サラマンダー「ふははは・・・はははははっ♪ ハァーハッハッハッハッハッ!!」ギンッ!! ガンッ! カンッ!!! ゴォォオオオ!!
傭兵(笑ってやがる・・・上機嫌なのは良いことか。そろそろ負けておくか・・・
じゃないと、この後町に辿り付ける気がしない・・・。)シュッ!
傭兵「貰った――!」グッ
サラマンダー「甘いッ!!!!」ギィンッ!!
傭兵「なぁっ!」ツルッ!
カンッ・・・・・・カランカランカラン・・・
傭兵「剣が・・・。」ボーゼン
サラマンダー「ふはははは! はっはっはっはっはっはっはっ!!」ゴォォォオオオオオォオオオオオオオオ!!
傭兵「勝っ・・・負けたぜ・・・。」ガクッ
傭兵(よっしゃ! 魔物の婿回避ぃいい! 勝負には負けたが、魔物の婿化には勝った!!
それにしても・・・サラマンダーの尻尾、なんであんなに燃え上ってんだ? 勝負は着いた。
俺は負けた。もう、興奮して燃え上がる要素は一つもないってのに・・・)
サラマンダー「よう。傭兵・・・フフフ、怖いか?」ズイッ…!! ドヤァ・・・ ゴォォォォォオオオオオォォオォオオオオ!!
傭兵「あぁ。スッゲェ怖いな。それじゃ、勝負は着いた。俺は町に向かわせてもらうぞ。」
サラマンダー「ん? 何言ってんだ?」ニコニコ ガシッ! ゴォォォォオオオオオ!!
傭兵「ん? 何って何だ?」[冷汗]
サラマンダー「まぁ、少しゆっくりしていけよ。」ニコニコ グッ
傭兵「ん? ん? お、俺・・・勝負に負けたよな?」
サラマンダー「ああ! 確かに勝負には負けたな♪」ニコニコ♪
傭兵「勝負・・・・・・には・・・?」ピクッ・・・ピクッ・・・
サラマンダー「だが、俺の好敵手には相応しい人間だ♪」ニヒッ
傭兵(・・・・あれ。これ、サラマンダーの対処法を間違えて婿化ルート入ったんじゃねェか?)
サラマンダー「だから、これからも“俺だけの”好敵手として一生を一緒に過ごしてくれねェか?」
傭兵「ん? ん? おじさん、年を取っちゃったかなー? 耳が遠くてよく聞こえなかったなー
つまり、どういうことだ?」[冷汗状態:ナイアガラの滝]
サラマンダー「・・・傭兵・・・・♥♥♥」ギュッ♥
傭兵「あの・・・サラマンダー? 顔が近いんだが、それと何、手を握って・・・。」
サラマンダー「結婚してくれ♥」ノシッ♥♥
傭兵「は? え? ん?」
サラマンダー「もう一度言うぞ。傭兵、お前は最高の好敵手だ♥♥ 俺と結婚してくれ♥♥♥♥」
傭兵「・・・・・・。」[冷汗:秀吉の使用戦術水攻め量]
サラマンダー「黙っているということは、Yesと捉えて良いんだな・・・♥♥♥?」ニコニコ♪
傭兵「いやいやいやいや! Noだ!! 絶対にNoだ!!」
サラマンダー「なんでだ? 俺じゃ不満か? ・・・!! そうか、アイパッチが嫌なんだな!!?
傭兵が嫌だというなら、俺は取るぜ!! だから、結婚してくれ!!」サッ
傭兵「いやいやいやいやいや!! そういう問題じゃなくてだな。眼帯は外さなくて
結構! そのままで良い!! 十分、いいから外さなく良い!!」
サラマンダー「そうか? じゃ、結婚してくれるな♥?」
傭兵「・・・ちっ・・・・・・押し負けたよ。」
サラマンダー「ありがとな! 傭兵!! 俺、傭兵の事を必ず幸せにしてみせるからよ!!」ギュッ♥♥♥
傭兵「それじゃ、ちょっと俺の上から降りてくれるか? 俺の弾き飛ばされた剣の回収に
行きたいからよ。」
サラマンダー「あぁ、気が付かなくてごめん! 今、降りるからよ♥♥!!」
傭兵「・・・・・・。」ヨイショッ
傭兵(剣を回収したら、全力で逃げる。もうこれしかない・・・。)
サラマンダー「・・・・・・傭兵♥♥♥」キュン♥ ワキワキ・・・ソローリ
傭兵「おお、折れてなかったか俺の愛剣! よかった。よかった。」チラッ
サラマンダー「傭兵? 回収できたかー?」手フリフリ
傭兵(・・・・バカめ俺を逃がしたのが運のつきだな。韋駄天走りの傭兵の姿とくとご覧あれ!
俺は逃げるぞ!! こんな、眼帯サラマンダーと結婚してたまるか!!)ダダダダダダダッ
ダダダダダダダダダダダダッ
サラマンダー「・・・・・・あれ? なんで、向こう側に・・・走・・・・・・!!」ピキンッ
サラマンダー(・・・なるほど。これが恋人同士でやると噂される砂浜ならぬ、火山地帯での
楽しい、楽しい追いかけっこか・・・♥♥♥ 傭兵・・・♥♥♥♥♥♥♥)ゴォォオオオォォオオオオオオオ!!
サラマンダー「傭兵♥ 待ってくれ~♥♥」ダダダダダダダダッ
傭兵「ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・。4時間かけて上る山を2時間で踏破しちまった・・・。
ここまでくれば・・・流石に・・・・・・」チラッ
サラマンダー「傭兵♥♥♥♥♥♥♥」ダダダダダダダダダッ
傭兵「追いかけて来たーーー!? 溶岩も飛び越えて来たのか!? ちくしょう!!」ダダダダダダッ
サラマンダー「待ってくれー♥♥♥」ダダダダダダダダダッ!
傭兵「町に・・・予定より・・・・・・3時間も早く・・・。」ゼェ・・・ゼェ・・・ゼェ・・・
傭兵「サラマンダーは・・・?」
シーン
傭兵「俺の逃亡に関しての韋駄天走りにはついて来れなかったか・・・。よかった・・・。」
傭兵「・・・・・・予定より早いが、休憩がてらに酒場&ギルドに向かうか・・・。」
サラマンダー「傭兵・・・何処だ? やっぱりアイパッチが嫌だったのか・・・?」シュン・・・
サラマンダー「ようへーい?」コツン
サラマンダー「・・・これは・・・・・・。傭兵の手帳か・・・?」クンクン
サラマンダー「傭兵の香りがする・・・。傭兵が何処に向かったのか書いてあるかもしれないな
ちょっと、中身の確認をするか・・・。」パラパラパラ
サラマンダー「なるほど・・・ふむふむ・・・・・・ここから・・・あっちに・・・・・・。ふむふむ・・・
ギルドに向かった可能性が高いな。」ポトッ
サラマンダー「ん? なにか落ちたな。・・・こっちは、ギルドの依頼紙か。ふむふむ・・・盗賊の討伐
流石、俺の夫だな! 報酬は・・・金貨120枚。おおっ。なにか、小さな字で・・・・ん?」
[この用紙が無ければ、依頼完了することは出来ません。]
サラマンダー「・・・! これは、絶対に届けなければ!! それが傭兵の妻としての務めだ!!」キリリッ
サラマンダー「待ってろよ! 傭兵!!」
初めてSSで戦闘シーンを書いた結果がこれだよ!