※この作品はR-18です。

Skeb成果物   作:ムメイ

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エロハザ時空5の尾張ちゃん 女傑化ルートとも言えるか


【Biohazard5 after File:owari】

アタシは尾張、薬師寺尾張……詳細省くけどアタシは前世持ちのギャルっぽい女。

前世がとんでもないガチクズっつーか、ありえねーレベルのダメ男だった。

んで、今生はなんつーの、太陽系ギャルって感じの尾張になれたワケ。

尾張っつーのはスマホゲーのアズールレーンの超肯定してくれる系ギャルの尾張ね。

まーアタシはそれに似た感じになれたしー……前世の反省でめっちゃ頑張ってさ、ボランティアで医者やってたんね?

アフリカのキジュジュ自治区、そこでほぼ無償の医療ボランティアしてたんよ。

でもさ、この世界まーじクソみたいなのが多くってさー……マジ、参ったっつーか……

ぶっちゃけると、この世界一般人に優しくない世界筆頭格っつっても良いバイオハザードの世界。

ラクーンシティ、アンブレラ……ここまで言えば現象としてのバイオハザードと違うっての分かるっしょ?

日本が代表するチョー有名なゲームと……まぁ良くも悪くもデカい話になはった映画のヤツ。

その世界に今アタシは生きてる……つい最近死にかけたけどさ。

 

キジュジュ自治区でデッカいバイオテロが起こって命からがら逃げ出せたのは幸運だった。

けどさ、そこで生きてたアフリカの原住民達ほぼ全員連絡取れなくなった。

正直まだテロった奴らが残ってるかもしれないし、ゾンビとかじゃなくても……正気失った連中がうろついてるかもって思うと怖い。

けどさ、けどさぁ……ワンチャン生き残ってて、アタシの帰り待ってたりすんじゃね?って思うと喝を入れてまたアタシは向かってた。

正気の沙汰じゃねーって?んなのアタシが理解ってるっつーの。

この目で見てみないとさ、分かんないじゃん。

 

「……いやぁ、やっぱつれーわ。マジ何なん?」

 

酷いったら無い、キジュジュ自治区の静けさもだけど……あちこちに転がる死体、なんかの残骸……

ぶっ壊された家屋に変に入り組んだ見知ったようで全然違う町並み……

明らかになんか大爆発あったような雰囲気もあるし……

なんの権利があってこんな事するって考えになんのかマジわかんね。

普通にその技術力とかさー別な事に使わん?

 

「んーと、こっち?マジわかんねぇじゃん……」

 

アタシの診療所どこー?

ついでに言えば……生存者どこよ、医者が来たぞー

 

 

 

はー、マジ残念すぎる……生存者が一人も居ない。

アタシに懐いてくれてたガキンチョ連中も……良くしてくれてた人達もぜーんいん……

いやまぁ、そんなかもしれないって思ってたよ?

思ってたけどさぁ……ガチ、落ち込むっつーか……ショック。

アタシの診療所も結構まぁ荒らされてるし……これ再開とか無理ゲじゃね?

はー……ガチかぁ……俄然テロリスト達許せねぇじゃん……

 

「はぁ……使えそうなもんは持って次のボランティア先探すかぁ……」

 

んー……でもその前に犠牲者の慰霊碑とかぶっ立てた方がいい?

わかんね……あんま考えてもしょーがないしなぁ。

……あ、カルテ……それにこりゃ……はは、コレは残ってたか。

 

「……ガキンチョ達がアタシに作ってくれたアクセじゃん……残ってて、良かったわ」

 

あーヤバ、鼻がツーンと来んじゃん……

カルテもアタシが診てきた患者が確かに生きてた証だし。

これは絶対に持ち帰って……

 

パシ、ピキッ……

 

「んは?」

 

なんかイヤーな音したっしょ、アタシの幻聴とかじゃないっしょ?

建物が崩れかかってんのかも!つ、詰めるだけ詰めてさっさと出――――

 

 

 

次の瞬間には……足元が抜けていた。

尾張が聞いたのは建物の悲鳴で間違いなかったが……壁や天井ではなく……尾張を支えていた床だった。

戦闘の余波でキジュジュ全体が脆くなっていたのだ。

さらに言えば不幸なことに尾張が居を構えていた場所は……テロ組織の地下通路でもあったのだ。

 

「いったぁ……マジ、呪われてね?」

 

真っ逆さまという訳でもない、滑り落ちるように落下したのがまだ不幸中の幸いだ。

ギャルの鉄板と言いどんな治安の悪い場所でもミニスカートを外さなかった尾張だった。

だが流石にテロ後の場所に……ともなれば流石に装いも考える、スパッツを履いてフットウェア等も頑丈なモノへ。

結局ミニスカートは外してないが……それ相応に防備も固め、肘膝の防護プロテクター等も装着する念の入れ方をしていた。

診療所の物品を収める為のリュックサック等も普段の尾張らしからぬ装いだ。

それだけ装備を整えていて助かった……とも言える。

 

「……うっわぁー、めっちゃ落ちたじゃん、ウケる」

 

頭上を見上げればうっすらと見える陽の光。

かなりの距離を滑落したのは伺い知れるというもの。

一つも面白く無さそうにヒクついた笑みを浮かべる。そうやって笑ってなければやってられないというものだ。

 

「とりま、足とか捻挫してねーだけマシかぁ、また崩れられてもだしなぁ……えーっと、ライトライト」

 

ペンライトをリュックサックに叩き込んでいたのも……生き残る可能性をあげてくれる。

薄暗い通路を照らせば……落ちた先がかなりしっかりした作りの構造物である事を示してくれる。

陸上のアフリカの大地には余り見られない構造物だ。

大掛かりな施設の搬入経路等と見受けられる。

 

「……もしかして……テロ組織の研究施設とか?」

 

嫌な汗が尾張の頬を伝う。

ここまで整っている地下施設なぞテロリストの施設以外に思い当たる物がない。

記されている言語も完全に英語、そして目に付くロゴ……トライセル。

製薬会社だが、この世界での製薬会社は何かと後ろ暗い存在だ。

アンブレラの後継者とも言えるのがトライセル、尾張の頭にも記憶として蘇っていた。

このテロの背後に居たのはこのトライセルだった……と。

 

「うっげぇぇぇぇ……」

 

考えられるのはこの地下施設でBOWを研究、実験、生産を行っていた事だ。

落ち着いたとは言っても潜伏している可能性もある、その上……BOWが脱走、大繁殖をしているという可能性も否定できない。

尾張の口から出た悲鳴とも嘆きとも言える声と苦虫を噛み潰したような顔がすべてを物語る。

 

「ちょいちょい待ってって……アタシ拳銃とかマジ扱えたもんじゃないんだけどぉー?」

 

あくまでも医者であった尾張、一般人でありラクーンの住人などでもない。

特殊な戦闘技能等は持ち合わせていない。

Tの抗体等は持ち合わせている、ワクチンも接種済み。

だが……プラーガやキジュジュ自治区で実験製造されていたウロボロスに対しては無力。

感染してしまえばどうなるか……楽観的なフシがある尾張をして楽観的になれなくなる。

 

 

 

 

まっさかトライセルの施設がアタシの診療所っつか、キジュジュ自治区ん下にあるとはねぇ……施設っつかこの場合は搬送通路かもだけどね。

んでこれ見て思い出したっつーか……記憶がふっと出てきたっつーか。

何を研究してたとかはぜんっぜんだけど今回のテロの後ろ盾だ。

プラーガの改良型にまぎれて……なんか作ってるってのは噂程度に医療関係に流れてきたけどさ。

つーか天井とかくらいしっかりやってくんね?鉄ですっげー補強してるけどさー。

非常用の照明も落ちてるくさいし……はぁー、ペンライト無かったらマジなんも見えなかったじゃん。

 

「出口とかの案内とか書いとけしー……」

 

分かりづらいし暗いし……マジやってらんねー……

壁も結構しっかりしてるけど……所々ヒビ入ってておっかねーっつー……

出口さっさと見つけないと……迷子になってる暇ないし。

BOWとか出てきたらアタシ、死ぬっつーか……殺される可能性高いじゃん?

流石にそれは勘弁しろっつーね、つか……犠牲者の弔いしてーんだからさっさと出ないと……

しかしまじ分かんね……代わり映えしねーし……当てずっぽうで進んでるけどコッチで合ってるのかなぁ?

立て札もねーし……整備されてるっつーことは人が利用してたのは間違いないっしょ?

どーやって識別してたん?その空間認識っつか把握能力?やばくね?

 

「うひ……これ、死体?うへぁ……損傷がクッソ激しいじゃん」

 

地上では綺麗サッパリなくなってた死体の数々、多分テラセイブとかBSAAが弔ってたんだと思うけど。

つーことはここは……手が入ってないっつー事っしょ?

あんまし触りたくないけど、こういうの死因を軽く探ったほうが情報が手に入るっつー事で……

 

「ゾンビ化の兆候無し、ごめんだけどちょい調べさせてね」

 

ゾンビ化してたら離れないとだけどさ襲われるおそれも無さそうだったし……ちょっと仏様をペタペタ、ジロジロ……

銃創とかだったら戦闘に巻き込まれてーとか機密保持に消されたとかが思い浮かぶけど。

そういう感じじゃぁ無さそ、とんでもなく鋭利なので切り裂かれてる……

おまけに首がありえねー方向に曲がってる……これBOWじゃね?

 

「マジかぁ」

 

この辺で間違いなくBOWと遭遇して首コキャされて殺されてるワケだ。

んで死後数日は経過してるっしょ……テロ当日と見て間違いなさそ。

BOWの生存期間がどんなもんかの資料はついぞ見たことないけど……生物ベースだったらこういう死体の肉とか食って生き延びるっしょ?

……つーことはここ、BOWの巣がある可能性も出てきたじゃん?

マジ早く地上への出口探さないとアタシもそうなるじゃん……!

 

ん、なんか動いたよう……な?

やべー、疑心暗鬼になってんじゃん……ウケる、アタシちょービビってんじゃん……

手も足も震えてるし……どーしよ、マジでBOWとかだったら……

 

「ぎゃぁ"ぁあぁっっ!!!??な、なんだし、もぉー……」

 

心臓がびっくぅーって跳ねた!!なんかが飛び出してきた……って思ったんだけど。

見た感じ……なんか居ない?アタシの気の所為?

ガチでもう気が滅入るから止めてくんね……?

 

「うひぇぁあ!?!?や、やっぱなんか居るしぃ!!」

 

壁から飛び出してきたのはなんかちっこい……それでもアタシの拳大のヤツ。

アタシに向かって飛んできたのがはっきりと見えた……けど、なんかヘンでさ……そのまま粉々になって消えちゃった。

何なん……?BOWってぇわけじゃぁ無さ気?

いやでも……どーだろ、生物系のイレギュラーミュータントだったら……

モスジャイアントだっけ、あれの幼虫とかこーんなだったよね……

それっぽいと言えばそう?ゆっくり見たらその辺分かってくるのかもだけどさー。

 

「なんかパッと見れた感じ……あれ、蟲じゃね?」

 

きしょい蟲だったら嫌なんだどなぁ。

 

 

 

尾張の予想は当たらずも遠からず。

儚く散っていったその小さな命はトライセルが製造したウロボロスの成り損ない。

ウロボロスにより異常な成長を見せた昆虫種だった。

ただしここで繁殖を繰り返していて細々と命をつなげていたのは……ラクーンシティで偶発的に生まれたT変異ウィルス、L接種個体。

BOWとしての凶暴性と苗床となる相手を見つけられれば無尽蔵に増えていくその特性を取り入れる目的だった。

実験を繰り返していたがBSAAの面々に乗り込まれトライセルのこの実験施設は自壊処理された……

だが、しぶといこのBOW……リーパーは研究員たちを食い命を繋いでいた。

尾張を襲っていたのはそんなリーパーの産んだ卵から孵化した幼虫だった。

飛びかかっただけで砕けていたのは……適した場所でしっかりと孵化する事が出来なかったからだ。

未成熟なままに卵を破り生まれ落ちた幼虫は尾張の温かな身体を求め飛びついたのだ。

その衝撃で砕け散るのも……ただの自害ではない。

Lウィルス由来の女を苗床に落とす強力な媚薬成分を散布していくのだ。

無色透明、無臭のガスが尾張の身体に取り込まれていく。

ゆっくりと……その効力を身体に行き渡らせようとしていた。

 

「もぉぉぉ!!!何なん!?!?さっきから蟲蟲ムシィィ!!」

 

リーパーの適切な孵化環境……それは狭く適切な圧力が加えられる生物の中。

狭い場所にただただ卵を突っ込んだだけの卵がこうして未成熟な幼虫になっていっていたのだ。

尾張が歩く通路の行く先には数多の亀裂があり……その中は幼虫があちこちに潜んでいた。

走って逃げようとすると余計にガスを吸い込んでいく……

その幼虫塗れの通路はさほど長いものではなかったが……尾張の身体に蓄積させるには……十分な距離だった。

 

「はぁっ、はぁっ……もう、無い?はぁぁぁ……マジ、キツ……」

 

体力的なキツさよりも生理的嫌悪感を抱かされる蟲に集られていた精神的キツさに息を吐く。

幼虫の通路はもう終わりだったが……尾張の手に持つライトがその先の通路を映した時にはもっと酷いモノが待ち受けているのが見えた。

 

 

 

 

なんか、ちょいダルい?

息切れするのは走ったからとして……動悸が激しいし、身体が変に熱っぽくね……?

なんかやばい毒持ちとかだった?

襲ってきてたのは間違いないけど、肉食系……っつー感じでもなかった。

アタシに噛みつくっつーよりしがみつきに来てた感じだし。

マジ……にしても気分最悪、蟲も一匹二匹とかなら別に耐えれるけどさぁ。

つーか生理的に嫌悪感持つっつー数に大きさだし……はぁ……忘れよ。

めっちゃ走った気するけど……この先はどーなって……うわぁ……

 

「なにこれ……ジャイアントスパイダーとかの巣だったらやばいんだけど」

 

糸があっちこっちにあって……明らかに蟲の巣って感じが出てきてた。

ただ何が最悪って……ここに来て風を感じるのよ。

風が通ってるっつーことは外への出口があるっつー事で……

 

「マジホラゲじゃないんだからさぁ……勘弁してよぉ……」

 

生きて出ようと思ったらここ通れってかぁ?

マジ今日のアタシめっちゃ不運じゃね……ツイてないなんてレベルじゃないんだけど。

気が進まないけどほぼ一本道みたいなもんだし……行くしか無い?

マジもうちょいマシな明かりとかありゃ……って思う、死角ばっかじゃん。

ほらー、このあからさまな繭とか何出てくるか分かんないじゃん……!

耳をすませて……ちっこい音も聞き漏らさないようにしないと……

ジャイアントスパイダーとかだったら自重支えるための足がめちゃくちゃデカいから音がだかだか鳴るし……

他の蟲系BOWもわりかし音結構出すから……割とそれで近い近くないが判別出来るじゃん?

現物に遭ったことは無いけどさ……

 

ん?何の音?どっから聞こえた?

 

 

 

ライトを右へ、左へ……目を見開いてそれぞれを見ていく。

その正体は……何か、うごめく糸に包まれた……人間のような何かだった。

生きているのか、それとも別なBOWなのか……定かではない。

気がかりなのは……ライトの光に反射する細い糸だった。

上へ伸びているようにも思えるそれを辿り……天井へ目を向けた。

 

バリィッ……!

 

眼の前で尾張が恐れていたモノが飛び出したのだ。

天井に形成されていた繭が割け飛び出てきたのは尾張をすっぽり包めそうなほど大きな蟲だった。

 

「ひぃぇっ……」

 

件の幼虫たちの親であり道中に転がっていた死体を作った暴力の化身。

そして、眼の前の繭を作り上げた張本人でもある。

原種のリーパーであれば尾張は抵抗する間も無く襲われ、見るも無惨なめった刺しの死体にされていた事だろう……

だが、今目の前に居るリーパーは……L変異を起こした改造型、リーパー・ウル。

大きく発達したトゲのような腕に突き刺されると思った尾張は腰が抜け見上げるしかなくなっていた。

大きな複眼が見下ろし、じっくりと見て様子を窺う様に頭が右に左にぐりぐりと回る。

見ているのは……尾張のその大きな乳房と孕むのに適した腰回り。

 

「に、にげ……にげなきゃ……来んな、来るなぁっ!!」

 

にじり寄るリーパーに怯え、腰が抜け満足に動けないなりに離れようともがく。

だが……超至近距離まで迫られるのは秒も掛からず……

 

「なん……ぅ、あ?」

 

リーパーの雌を無力化する為の麻痺毒のガスを大量に食らってしまう。

即効性の高いそのガスを吸引した尾張は逃げたい心理に反して全身から力が抜け倒れてしまう。

何が起きたのか理解するだけの猶予はない。

身体が麻痺させられた次に襲ってきたのは……真の効果、媚薬効果だ。

本人が自覚する事なく……身体の感度は何倍にも引き上げられていた。

長い触覚が前に垂れ、尾張の乳房を撫でる、どんなものか探るように……

 

「ふ、ぁ……♥やめ……ぇぅ♥なんっ♥でぇっ……♥♥」

 

指で突かれるよりも断然軽いハズのその感覚で快楽を感じる。

明確な喘ぎとして口から出てきていて尾張自身は大層驚く。

麻痺して弛緩していく身体もその快楽にピクピクと震え、跳ねて……リーパーの刺激で感じているのを如実に示す。

不幸なことに、尾張はLに適合してしまったのだ。

急速に尾張の身体は化け物達の母となるべく変異していっていた。

それがリーパーも分かったのか、はたまた……単純に尾張の身体がお気に召したか……

殺害するのではなく、母体として使おうとして四本の腕で器用に尾張の身体を抱えあげる。

非常に産卵しやすく抵抗もされづらい……膝立ちバックの体勢だ。

邪魔になるリュックサック、布地は鋭利な腕により取り払われた。

何をされるか……否が応でも分かる。

 

「ぃ……いやぁ……♥」

 

尾張の脳裏に浮かぶのは苦い苦い初体験。

学生時代に味わった無理やりに女であることを理解らされた暴力。

うまく動かせないなりに首を振って嫌がるが……そんな尾張に対して淡々とリーパーは準備を進める。

体格に対して小さめとも言える腹から生殖器が飛び出した。

自在に曲がるその蟲ペニスは肉々しく大きく……瘤がいくつも形成された女殺し。

挿入されればトラウマ持ちの尾張であれ……快楽に攫われるのは想像に容易い。

 

ぴとっ……すりすり……♥

 

自分がいかに優れた雄であるか……それをアピールするかのようにそんなペニスを擦り付けていく。

尾張の心とは裏腹に発情しきっている身体は……雄ペニスに歓喜するほか無い。

とろりとした蜜を垂らし……受け入れ準備が出来ているのを示していた。

 

「ッッ、うそぉ……なん、でぇ……♥」

 

奥歯をカチカチと鳴らすほどに恐怖し、性行為にも嫌悪感を示している尾張には……到底理解したく無いモノだ。

麻痺しながらも快楽神経だけは鋭くなっていく身体、下腹部にこもっていく熱は……間違いなく生殖欲によるもの。

困惑している暇もなく、リーパーのペニスの矛先は割れ目に頭を突っ込んでいく。

 

つぷ……♥にゅぷっ♥

 

「ゥっ……♥♥が、ぁっ……」

 

苦しみは無い、だが心は引き裂かれる様な苦痛に見舞われる。凌辱の始まりだった。

 

 

 

 

夢であってほしい、これが落下して気絶してる間に見てる悪夢であってほしい。

そんな風に現実逃避したくなる……マジモノの悪夢がアタシを襲っていた。

 

ずっちゅ♥ずちゅっ♥♥ずちゅんっ♥♥ごりっ♥

 

「ふぁ"っっ♥♥あ"ぁぁぁああぁっっ♥♥やめ"っっ♥♥やめて"ぇッッ♥♥」

 

背後から聞こえてくるギチギチなんて音もそうだけど、身体を支える硬質な腕……

淡々としたリズムで叩き込まれる馬鹿みたいに太くて長いペニス……

お腹、裂けそうっつか……割けてておかしくないレベルだってのに……アタシの身体は喘ぐばっかり。

クソが付くほど気持ち悪いってのに……喉の奥から出てくるのは甘い喘ぎ。

圧迫感、膣ん中ゴリゴリされる感覚……火照っていく身体……高鳴っていく鼓動。

どれ一つとってもアタシの心とは真逆だった。

つーか……なんでこんな馬鹿みたいに快楽感じるん……?

アタシ、こんな……エッチな事すっげー避けてたのにぃ……!

 

「やだぁっ♥♥やだやだぁっっ!!ふざけんっっ♥♥あ"ぁ"ぁあぁっっ♥♥」

 

だんだんとピストンが早くなってく。

奥を小突かれる力も……強くなってって、アタシに精を吐き出そうとしてんのは理解っちゃう。

アタシも一応元男だし、レイプされた時に理解らされたっつー……

でもさ、人間相手ならまだしも……バケモン相手とか……マジ、キツイって……

突き上げられんのも……喉からこんな声出すのも……疲れるっつーの……

 

ずりゅぅ……ずどんっ♥♥

 

「ほぉ"ッッ♥♥……ぉ……ぉぉっっ♥」

 

……は?なに、何が起こって……♥

いきなりゆっくり引いたと……思ったら……意識が一瞬、とんだ?

奥に感じるのは消えてない……めっちゃ力強く突かれたんだ……

ん、んで……引く気配が無い?いや、いやいや、んなの……!

 

「そとっ……ナカでやんな……!膣内射精とか……ぜったい許さないかんね……!」

 

悍ましさに息が詰まる、吐息が荒くなって意識が遠く飛んでいきそうに思える。

ナカで膨らんでいくペニス、あ……これ身体動いても無理じゃん、クソデカい返しついてる……

コイツっ……!絶対に孕ませるつもり!?そういうペニスしてやがる……!

ドクンドクンってペニス越しに脈動が……あ、あぁっ……やだやだやだぁっ……!!

膨らんで、せり上がって――――

 

ぶぴゅぅっ……♥

 

っっ……は?ぁー……なん…だこれ……?

熱いのがお腹に入り込んでるけど……精液をぶちまけられて……無さ気?

絶対精液叩き込まれたって思ったのに……ぅん?まだ迫り上がって来る!!

 

「ぅお……おぉ?」

 

なんか、これ……アタシのナカに水風船でも叩き込まれてる?

ブヨっとしてる風に思うんだけど……確証が持てない。

少なくとも今アタシの腹の中に……2つは産み付けられた。

一個一個はそう大きそうではないけど……うぅっ、ちょい……苦しくね?

お腹圧迫されんだけど……!何個産み付ける気……!

 

 

延々と産み付けられるかに思えたけど止んだ……?

これ、卵とかってオチじゃないよね……?そうじゃないよね?

 

ぐりっ……ぐぐっ

 

「ぃうッ♥♥そ、そんまま引き抜くなぁっ!!萎えてから、萎えてっ……うぐぁ"ッッ♥♥」

 

バッキバキになってて返しもついたまま……無理やり引き抜こうとしてる!?

い、今ゴリってえぐられたって!!ふざけん……あ、イヤぁっ……せっかく落ち着いてきたのに……!!

 

ぶりゅん、ぶちっ

 

「ほぇあ"ぁあああぁぁぁっっ♥♥♥」

 

まじ……次から次に……何が起きてるん……?

絶頂で……意識飛かけるって、何……エロ同人じゃないんだからさぁっ……

 

 

 

 

尾張の胎内に産み付けられていたのは特濃の媚薬成分を含んだ精液。

粘膜接触により急激に吸収される事になり、本能的な快楽を全て爆発的に増幅させる爆弾だった。

リーパーの生殖方法の第一段階だ、孕み穴に軽く圧力を加えられれば破裂する精子の袋を産み付ける。

そしてその後……硬質な産卵管を叩き込み……卵を産み付ける。

この圧力というのが絶頂時の膣の収縮も該当し……引き抜かれた際に絶頂したのが破裂するトリガーになった。

意識を刈り取りかねない快楽のタネはそういうモノだった。

 

「みょ、みょぉ……かんべ……ぇひっ♥♥」

 

呂律も回らないほどに追い詰められている尾張に全てを知覚するのは難しい。

だが、腹で何かが弾けたのはしっかりと知覚出来ていた。

もう一発爆発したら今度こそ気絶してしまう、もう絶対にイキたくないし、爆発もイヤという事しか考えられてなかった。

 

ごり、ごりごり……♥

 

「ふぎゅぅぅ……ぉ、ぉひ……♥」

 

硬質な産卵管が尾張の膣内へ……今にも爆発しそうな精包を押しのけながら……子宮口へと迫る。

抽挿こそされない、もう解れきり……雌の快楽を引きずり出すことには成功している。

無駄なピストン運動はもう必要ない……後は卵を産み付けるだけだ。

 

ごぷ……つるんっ♥

 

一つ、尾張の子宮に卵が植え付けられた。

卵の大きさこそ拳より一回り小さいほど、しかしそれが幾重にも植え付けられていけば……圧迫されていく。

小さな積み重ねが圧力になり……精の爆発につながる。

絶頂に絶頂を重ねた身体はもうクタクタ、麻痺毒無しにしても抵抗なぞしようと思えないほど。

 

1つ、2つ、3つと産み付けられていき……尾張のほっそりとした腹に膨らみが生まれていく。

圧迫感はコレ以上無い……そして、終わりのときが来た。

 

プツ……パンッ

 

尾張が感じたのはたった一回の破裂だけだった。

 

「――――――――ッッッ!?!?あ"がッ――――――――ッッ♥♥」

 

連鎖爆発を起こした精子爆弾によりもたらされた快楽に一瞬にして意識を刈り取られた。

ある意味それが幸運だったのかもしれない。

褐色の乳房から吹き出た母乳も……自分の股から溢れ出る精も見ずに済んだから。

 

 

だが、リーパーの齎す性の辱めは始まったばかり。

これからが本番だ……卵を産み付けたのは繁殖のため。

尾張という雌を苗床に堕とし……数少ない自分の種を増やしていく。

これから待ち受けるのは……気の遠くなるような繁殖行為だ。

ぐったりと気絶した尾張を抱え……リーパーは己の巣へと持ち運んでいく。

 

暗く、リーパー以外に動くものは少ない……リーパーが生まれ育った巣窟へ。

 

 

 

 

 

 

……ズキッと痛む不快感で意識がすっと浮かぶ。

んでもって……あー最悪……マジ、気がつくと同時に身体がポッポッと火照ってるの。

おかげですーぐあの惨劇を思い出した……アタシが気絶した後もヤられてた……っつー感じでは無さ気?

腰とかのダルさは無いけど……うっ、身体は動かせない感じぃ?

麻痺ってる感じじゃないなんか身体に張り付いてる……それで固定されてるくさい?

うーっすらと目を開けてみて……うわ、暗い……けどまぁ見えなくはない感じ。

なんつーか汚いけど研究施設だってのは分かる、でっかいトライセルのロゴが否応なしに目に付く。

 

「トライセル……マジでアンブレラの跡継ぎみたいな事しなくていいから……クソがぁ……」

 

トライセルが十中八九なんかウィルス研究してやらかしたんでしょ。

マジそういうのやめね?そういう所までアンブレラ仕草しなくて良いから……

……状況はめっちゃ悪いけど全部見て判断しねーと……まず身体……え、は?

 

「え、な……なん……?」

 

アタシのおっぱい、まぁデカいし野郎共の目をめっちゃ惹いてたし……ガキンチョにイタズラめっちゃされるくらいにはあったよ?

ただ今アタシが見下ろしてる……アタシの胸にくっついてるおっぱいは……デカすぎる。

マジ……え?アタシの頭よりぜぇったいにデカい……つーか赤ん坊は軽く入るっつー……

あ、だからか……服がほとんど残っちゃいない……あちこちスースーするわ。

お腹の疼き方とか……あー……なんか、蠢いてっ……

 

「ん、は……♥こんなので、感じるって……」

 

普通こんな胎動で快楽を感じるってありえない、つーか感覚通ってないっしょ?

だってぇのに……今、アタシ……明確な快楽を感じてた。

こんな身体の状態で……また犯されでもしたらどうなるんだって……

 

「うぅぅぅ……くぅぅっ……!!」

 

胸はバカデカくさせられてて、くっそ重いし……身体は絶対になんか変な事になってる。

こんな所に長い事居たら……身体は保ってもアタシの心がもたねぇって……!!

くそがぁ……両手足馬鹿みたいに硬い何かで固定してぇ……!!

身体はしっかり動くし足腰だってしっかりしてるっつーのに……!!岩か何か?って具合に動かない。

めっちゃ身体暴れさせてんだけど……だーめだ……

一応コレ……生物由来のやつよね?時間経過でもろくなる可能性もワンチャン……?

 

ぁ?何この感じ……中でなんか……暴れ――――

 

「ぅ"お"ぁぁっっ……♥なん……♥ひぎゅっ♥♥やめっ♥♥んぃ"ぃあ"っっ♥♥」

 

腹の中で何かが暴れて……その感覚が快楽になってアタシを襲ってくる。

なんでってなるのはもうやめよ……考えてもわかんないし……

それより、耐えるかアタシを見失わない程度に慣れるっきゃない……!

ぶっ壊れて一生ここでヤラレ続けるとか絶対に御免だっつーの!

 

「散々ナカで暴れてぇ……!!はよ出てけってぇ……!!」

 

膣を降りてくる感覚がある……間違いない、アタシに産み付けられてたの……BOWの卵だ。

食い破るってことが無かったのは良かったけど……さぁ……!!

この腹ん中で暴れられるとアタシに負担がかかるから止めろしぃ……!!

めっちゃ歯を食いしばって快楽に抗うけど……これ、まさか……!アタシ、産み落とそうとしてるのにすら快楽感じてる!?

つーか……アタシ、何……BOWのママにされたって……?

 

「ぁ……あぁ……あぁぁぁ……」

 

ありえね……アタシ、まだそんなつもり無かったけど、ふつーの男に抱かれて……そんで赤ちゃんってのは考えたりしたよ?

まだ男に迫られるとくっそ怖くなるからまず無理だけどさぁ……!!

何なん……アタシの全部ぶっ壊していって……!

ぁぁぁ……出てくる、出てくるぅ……!!

 

 

 

 

 

ギリギリと歯噛みしながら産み落としていく。

身体の悦びとは真逆に異形の母親となった事実はおろし金のように尾張の精神を削っていく。

そして……その事実が紛れもない事を示す命が這い出てくる。

 

ぽとり……キィ、キィ……

 

「うぇ……ぁ……」

 

金切り声のような音を立て鳴くのはBOW、リーパーの完全な幼虫。

孵化条件が完全にクリアされた個体が一匹、二匹と膣から這い出ていく。

その悍ましい感覚に苛まれた尾張はただただ呻くしかできない。

生まれ落ちた幼虫は次に何を求めるか……生まれ落ちた次に求めるのは……餌だ。

新鮮な肉?否、このリーパーが求めるのは……母体の体液。

とりわけ母体が滴らせる母乳が大好物だ、親のリーパーが雌を仕込んだ際に大なり小なり母乳が出るように改造するのもあって絶対に母乳を欲する。

尾張の適性は……かなり高く褐色の爆乳にたっぷりと蓄えられていた。

 

「ぃ……はぇ?何おっぱいに……うぁあんっ♥♥くぁ……何、乳首ちくちく……ふぅっ♥♥ぁ"あ"ッッ♥♥」

 

順に褐色の山に登っていき……先端の目立つ桜色の突起に食いついていく。

甘噛し、母体を刺激し……母乳を滴らせていく。

快楽でいつでも出せる体勢にあった身体は即座に応じ、母乳を滴らせる。

それがさらなる快楽につながる、異常発達させられた乳腺は母乳を放り出せば出す程に快楽を感じる無限機関になっている。

吸われ、出せば落ち着くのにどれだけかかるか。

 

幼虫の出す興奮効果のあるガスもまた尾張を追い詰めていく……

逃れようがない快楽地獄に叩き込んでいく。

そして……幼虫の声に尾張のよがり声に反応したのか……

 

カサカサ……ギギギ……

 

数十分前に尾張に卵を仕込んだ張本人、親のリーパーがまた尾張に覆いかぶさろうとする。

幼虫が生まれればまた次……尾張の肚に卵を産み付けていくのだ。

回数を重ねればさらに快楽の度合いは増えていく……尾張の女性としての尊厳は踏み躙られていく。

 

「ぁ、ぁは……はは……ぁ♥」

 

乾いた笑いは絶望から漏れ出たものか……はたまた身体の欲求に負けた雌の鳴き声か……

絶望と快楽に振り回される尾張の気は遠くなっていった……

 

 

 

 

 

 

キジュジュ自治区バイオテロ事件アフターレポート-インシデントTriLab

 

当該地区に残存していると思わしきBOWの掃討作戦を実行していた所、トライセル社の研究施設を発見。

遺棄されているものであったが随所に人の死体、不明なガスを検知。

バイオハザードが発生していると断定し当該施設の調査を実施。

その結果内部でのバイオハザードが確認され掃討作戦が平行実施された。

結果、内部に残っていたウロボロス実験体、リーパーの変異種の大量発生が観測された。

おそらく遺棄した際に処分を免れた個体が繁殖したものと推測される。

繁殖方法も悍ましく、一人の女性が囚われていた。

アフリカ人ではなく純日本人と思われる女性で恐らくキジュジュ自治区で医療ボランティアをしている女性と思われた。

その後、施設通路で発見したリュックサックから身分証が発見され確定した。

女性の命に別状は無いが隔離処理の後に尋問等を行う予定となる。

見る限りでの反応は非常に精神的ストレスが強く希薄としか言えない。

強いトラウマになっているのは間違い無さそうだ。

 

BSAAにて保護、経過観察した後にどうなるかは彼女次第だが……無事に日常生活に復帰してくれることを願う。

 

 

 

経過観察レポート 対象:尾張

 

フルネーム、薬師寺尾張……ウロボロスウィルスとLウィルスの複合感染により変異、その後適合した女性。

日本生まれ日本育ち、褐色の肌と身の丈に迫る豊かな白髪が特徴の女性。

保護当初は非常に精神が不安定で小さな音にも過敏に反応し恐怖に我を忘れて暴れる始末だった。

精神安定剤の投与と根気強いカウンセリングの結果安定傾向に向かうが……あの施設で起こった事は思い出したくないと言い尋問を拒否する。

 

なぜキジュジュに居たのかと問えばボランティアで開いていた診療所の後片付けに訪れていた事が話される。

これはすぐに事実と確認される、医師免許取得後即座に海外に飛び出して医療ボランティアに従事している。

キジュジュ自治区での活動もしっかりと資料に残されていた。

ズタズタにされていたリュックサックのカルテも彼女の診ていた患者のモノと推測される。

 

現在は体内ウィルスが空気感染する状態でない事が確認され隔離レベルを引き下げている。

看過出来ない事実としてはLウィルス適合者が発するフェロモンだ。

BOWやTウィルス感染者などを誘惑する物で彼女がBOWにまた捕まる事があれば爆発的に増えることが予想される。

これは最初のLウィルス適合者とされるイヴ・サラザールの例を見て間違い無いと思われる。

バイオテロ組織が喉から手が出る程欲しがる素質だ、出来ることならBSAAでこのまま保護するのが良いと思われる。

今も彼女は幻覚や悪夢でBOWの影に怯えている。

精神状態の不安定さは音声ログからも伺い知れるだろう。

持ち前の精神性から上向きになりつつあるが予断は許されない。

また、医療チームの資料をかなり素早く飲み込んでいて医療スタッフになってくれたならばすぐさま活躍できそうではある。

 

 

 

音声ログ 対象:尾張

 

「あー……もうこれ録音回ってる感じ?」

「マジ、とりま……助けてくれてあんがとね……でも、マジ悪いけどあの……あの、出来事は……」

 

10分程対象の震えた呼吸音が続く、過呼吸気味

深呼吸を促されるもうまく行かない。

 

「は、は……はぁっ……はぁ……ふぅ……わり、マジ……ちょっとでも思い出すと無理なん……」

「ッ!?何か聞こえ……てないよねぇ、はぁぁぁ……えーと、今日のインタビューは何?」

「最近のアタシの事ぉ?あー……症状とかかぁ、自覚症状アリな事はねー……」

「とりま、蟲の鳴き声が幻聴で聞こえてくるのと……寝覚めとかひっどい幻覚で、アタシの身体に……そのぉ……察して」

「寝起きから暴れる時ってそ~言う事、正気に戻った後はマジ自己嫌悪パなくてさー……はぁぁぁぁ……」

「気にすんな?はっ、そりゃ無理ってモンっしょ……BSAAの皆さ、アタシの命の恩人なワケじゃん?」

「その人達に発狂して暴れて危害加えかけてるっての……ツラいって」

「あー、症状の他?何してるって?……BSAAの医療チームの資料とか見てるかなぁ、アタシ一応医者の端くれだし」

「なんでって?……アタシだってちっとでもバイオテロ撲滅してやりてーし、もしかしたらアタシだって役立つ時来るかもじゃん?」

「……うぷ、ごめ……ぉぇ……」

 

BOWの姿を思い出したらしく嘔吐

 

「はは……こんなザマじゃまぁ……夢のまた夢よねぇ」

 

 

 

 

 

 

はは、こんな時期もあったよねぇ……!

マジBSAAに保護してもらった時は毎日泣いて発狂して……吐いて……やばかったわ。

アタシが持ち直すまで結局……半年かかったっけ、今でもトラウマでたまーに夢に見るけど……

 

「何を見てるんだ?」

「あークリスさん!んっと……医療データ漁ってたらアタシのが出てきて……ちょい懐かしむ感じで見てた」

「……あまり無理はしないでくれよ」

「あいあーい」

 

今のアタシは……まぁ、うん。聴いて驚くなかれ、BSAAの医療チームに在籍してるの。

ウジウジしててもさ、バイオテロ無くなんないし。保護してもらってる間もスタッフさん何人かひっどい怪我して戻ってきてたりしててさ。

あとはまぁ……現地医療スタッフが足りなくて死者が出たとかそーいう話、耳にしてたのさ。

マジそういうの……惜しくない?現地にアタシがもし居たら助かったかもしれない命があるわけじゃん?

でも怖いし、またレイプされたらって……毎日吐いてたけど……

いつからだっけかなぁ……一応戦闘訓練っつーか、そういうの見るようになって目が追いつくじゃん?

なんかアタシ、ウィルスの適合者らしくってー身体能力上がってるじゃん?

まぁちょい良くなってる程度だけど……あれ、これアタシでもぶっ倒せるんじゃね?ってなって。

バーチャルだけど普通にぶっ倒せてさ……吹っ切れたんよ。

アタシの入隊は……歓迎もされたけど反対もされた、危険が過ぎるって。

命は狙われないけど身体は絶対に狙われるしBOWによる苗床レイプもまた起こり得る、その時アタシがぶっ壊れるんじゃないかって……

そーいう心配されたわけさ、マジ優しくて涙が出たんだけど……それもそうだけど、やっぱ恩返ししたいし、前線で死なない医者は欲しいっしょ?

 

「お、グラインダー……へいへーい、腕の怪我はど?後遺症ない?」

「バッチリパーフェクト、今夜ベッドの上で見せてあげてもいいぜ?」

「あっはは、アタシのウィルスが伝染るよ?」

「おっとそうだった」

 

気の良い人は多いし……アタシにとっちゃ……天国っていうか、ぴったしの場所。

こっから先はだーれ一人として欠かさせないから。

 

 

 

 

リターナー、そう呼ばれる戦場医師が居る。

どんなにBOWに溢れた地獄に放り込まれようと絶対に生きて還ってくる褐色の天使。

今日も何処かのバイオテロ事件の前線で……恥辱に塗れながらも人命を救うために身を捧げる。

 

名は尾張、地獄に輝く太陽だ。




これで5月22日現在でのストックは放出した形になります。
あとはそれぞれ出来上がって納品したらちょっと休憩はさんでこっちに投げる感じになります。
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