私がオデュッセウス様のメイドとして抱え上げられ働くようになったのはもう二週間も前。
見習いとしてはもう十全に業務を熟すようになれたかとは思います。
本日もオデュッセウス様のお屋敷のお掃除にお料理の下拵えに……お洗濯……
やる事は依然として変わらない、大まかに言えば家事です。
メイド長からは一定の評価を頂いていて……近くどこか一つを任せられるかもしれない。
メイドの朝はとても早い、ご主人様がお目覚めになる前から動いているので当たり前ですけど……
もう見慣れつつある寝室の壁とふかふかのお布団が起きた私を迎える。
外はまだ暗く、うっすらと朝日が差し掛かろうかといった具合。
時刻は5時ちょっと前……上々ではないでしょうか、料理長はもうお目覚めでしょうけど。
さて、私は私で身支度を致しましょう。メイドは主人の映し鏡……
身だしなみが出来ていないメイドはメイドとは言えませんので。
手早く、しかし見苦しさを一切排除する……これが求められます。
「癖毛でなくて助かります……」
私の場合最も時間がかかるのが髪のセット。私の髪は長くどうしても整えるのに時間を要してしまう。
……切る事も考えましたがメイド長を始め全員に反対されてしまい……ご主人様からも悲しい眼を向けられて断念。
あまりこういった事に口を挟むお方ではないと……短い付き合いながらに感じていましたが……
余程気に入られているのだと痛感するばかり。
手入れは手間暇かけますが、幸い私の髪は癖毛でなくて素直なので……寝癖程度でしたらマシです。
手順さえ覚えてしまえば何てことはありません。
髪の手入れも最初は鏡を見ながらでなければマトモに出来なかった物だけど、今はすらすらと出来る。
整った見た目なのに出来ないなんておかしい話……とメイドの皆に笑われたりもした。
記憶を全て失っている私は何とも言えないけれど……オデュッセウス様のように誰かに仕えられる立場の人間だったのだろうか?
はたまた……お世話好きな誰かがいたのだろうか? 真相は失われた記憶の中だ。
「ん……完璧」
あとは顔を洗い、メイド服に身を包めば良い。
支給されたパジャマを脱ぎ、質素ながら厳格さを見せるメイド服に着替えていく。
露出は一切無い、奉仕する相手に一切の性的誘惑を感じさせない貞淑なメイド服……
――――ギチッ……みちぃっ……♥
私の場合は胸元を最大限に余裕を持たせて尚……パッツパツになる。
下手に隠している方が淫靡だとさえ言われてしまう始末……これは汎用品で本来のメイド服ではないけど……
初日に言われた辺りが私の規格外さが窺える……オデュッセウス様の目線も時折下に流れるので……うん、凄いんだろう。
身支度を終えて軽く鏡の前で見て……大丈夫そうだ。
万が一何か見落としがあったとしても朝礼の際に正されると思う。 甘えるつもりはないけれど、フェールセーフがあるなら頼ろう。
それより遅刻してしまう方が問題だろう。
「よし……」
オデュッセウス・ウ・ブリタニアに遣えるメイド、ライ……準備完了です。
今日のお仕事は何でしょうね? 何か新しい仕事が覚えられたりしたら楽しいかもしれない。
メイド・ライの容姿は非常に蠱惑的であった。
艶やかで絹のような白銀の髪は眼を惹く、それだけに留まらず顔立ちはゾッとするような美人。
仕事中もあまり動かない表情筋だが……その雰囲気だけを見ればメイドではなく深窓のお嬢様である。
それだけでも男の独占欲であったり好意を集める事だろう……だが、ここに追い打ちを掛けるようにその肢体は肉感的。
メイドとしての貞淑な装いをしているのにも関わらず突き出た乳房と臀部の丸みは隠しきれない。
胸元に至ってはいつはち切れてもおかしくないシワが寄せられている。
その内側に詰まっている乳房のボリュームを如実に表している。
事実、メイド服のベストの下に隠れるブラウスはこれ以上無く引っ張られていてボタンがいじめられていた。
そんな蠱惑的という言葉が陳腐に思える様な魅力が服を着て歩いている女、ライを見て何も想わないのが無理だ。
それが血生臭いブリタニア皇族の中でも特等和を重んじる傾向にある優男、オデュッセウス・ウ・ブリタニアであっても……避けられない。
「今日も精が出るねライ」
「これは……御主人様、お褒めに預かり光栄です」
本来オデュッセウスはメイドの誰かを贔屓するというのをしない、避けていた。
優柔不断とも言われるその優しさが故と全員を抱え上げる器量も無いというのもあって線引きをしているのだ。
己の身が政治的交渉材料たり得る事も……それも理解しているが故に自分で身を固めると言う事は余程の事が無い限り……あり得なかった。
その余程の事が……最近拾い上げたメイド、ライという美女……否、魔女とも言える女の登場だった。
毎日の公務に支障をきたすのを避ける為とメイド達に毎朝しっかりとヌいて貰っていて尚……その美貌を目にすれば男の獣欲が湧いてくる。
事実、オデュッセウスの目はライの顔と……拭き掃除中で窓に押しつけられていた爆乳に向けられていた。
そんな獣欲を知らぬか、向けられたとして忘れてしまったのか……恭しく礼をして応える……
だぷん……♥ゆさゆさ……♥
「おぉ……」
「?……御主人様、どうか致しましたか」
「な、何でも無いよ……お勤め頑張ってね」
「はいっ」
無垢……そうとしか言い表せないライの性格に反してその凶悪な乳房はオデュッセウスを誘惑する。
一挙一動、全てでゆさゆさと揺れ危うい張りがあらぬ期待を掻き立てる。
どうにか手を出したくなる欲をねじ伏せて当たり障りの無い笑顔を見せ去るくらいしか出来ない。
剛では無く柔な彼らしい判断だろう。
だが……いくらねじ伏せようとその肢体を見ない日は無い、日に日に欲は膨らんでいき抑えようが無くなっていく。
二ヶ月、その脅威的な早さでの専属起用はそんな背景もあった。
一度、本格的なご奉仕というものを御主人様にしてから……気付いた事がある。
視線の先はいつも乳房であったり……もっと下、下腹部付近に釘付けだった。
如何に皇族と言っても興味はあるのか、優しさばかりが目立っていた御主人様も……と思わされる。
それでも毎日の直属メイドとしての業務中チラチラと見られるのは……その……意識させられる。
お互い我慢しているとは思うけど……身体の動きをかなり意識させられる。
今も……気付かれてると思ってない御主人様がこちらをジッと見てる……視線の先は胸だ。
執務室で書類仕事の補佐を務めさせて貰っている……けど……要らぬ邪推が浮かぶ。
『もしかして、オデュッセウスは私に気がある……?』
馬鹿な……こんな出自が怪しい女をどうして気に入る……それに本人の信条に反する。
不敬も良いところだ……こんな妄想をしているなんてバレたらクビ切られるかもしれない。
「……ライ?」
「っ……な、何でしょう?」
タイミングが、悪いな……何だろう。
「手が止まっているようだけど、休憩しようか?」
「……いえ、大丈夫です……少し考え事をしてしまって」
「それは……君自身のことかな?何か思い出すことがあったかい?」
ドッドッドッ……と高鳴る胸を悟られないように平静を装いつつ……私に回されていた書類に目を落とす。
やっているつもりだったけれども御主人様の方に気を取られすぎていた様だ……
疲れとみて心配してくれているのが……罪悪感を余計に加速させるっ……!
記憶の方は……まだまだ糸口すら見えない。
それどころか……このメイドとして御主人様に仕える日々が愛おしくも感じる。
「……こほん、御主人様の方こそ休息が必要なのではないでしょうか?」
「え?どうしてそう思うんだい?」
ちらりと顔を伺えば……視線の先は机に乗っかっている私の胸だった。
メイド長にも言われているでしょうに……このお方は……今朝もスッキリと口と胸でご奉仕したと言いますのに……
……股間の方を少し見下ろせば痛々しいまでに張り詰めさせていて……この惚け方は流石に無い。
「……少し失礼致します」
「んむ!?」
書類仕事をともにする以上身を寄せるように並べていた椅子をさらに寄せ、肩がくっつくほどにして……
ほんの少し、背伸びをするようにして……逃がさないように両手を添え、唇を奪う。
……触れ合うだけの軽いキス……だけど、分かるはずだ。
「気付いてないとお思いで?」
――――ふにゅり……すりすり……むにゅぅん♥
身を寄せれば自ずと私のメイド服を淫靡に見せる……胸の膨らみが押し当たり、少し身動ぎをしてみればさらに柔らかく拉げる。
その触感は二の腕だろうと興奮を誘うに値するだろう、おっぱい好きの御主人様なら……ね?
「いやぁ……参ったね……そんなに露骨だったかい?」
「いえ、気になれば分かる程度ですけれど……メイド長にも釘を刺されたばかりでこれは如何なモノかと」
「ははは……耳が痛いねぇ、でも優しいライはそんな私をそうやって……誘って……」
「執務に支障が出るからです、オデュッセウス……貴方の為ですが……」
こうなっては執務所では無い……適当に切り上げてから軽く……軽く……
お互いにこんなやらしい考えが浮かばないようにスッキリとさせなければ……
執務に遅れが出れば後の工程に迷惑が掛かります……それは我が君のお心に反すること。
私と……オデュッセウスは執務を一時休憩とし、少し離れた応接室に向かった。
ここならば防音もされていて私とオデュッセウスの睦事を邪魔する者も絶対に入れない。
――――どくん、どくん
この胸の高鳴りは……私のだろうか?それとも……オデュッセウスの物だろうか?
どれだけ言葉で言い繕うが興奮している事実は塗り替えられない。
私も悪かろうが……ノッたオデュッセウスも悪い。つまり共犯……かな。
むにゅり……かり……♥
メイド服を盛り上げ、押し当てにいっている胸の先端に指が引っかかる。
確信を持っていて……胸を揉んだついでに確認をした感じ、バレちゃった……♥
「私もどうして我慢出来なかった物だけど……ライも存外そうだったみたいだね?」
「誰のせいだとお思いで……」
「ふふ、それはそれは……光栄に思うよ」
手玉に取られているな……と思っても嫌では無い。ホントに不思議な人だ。
こんなにも心躍るのはこの人だけだ……
私という男は生れはとても良くてもこのブリタニアを率いるには不向きな性格に生れ、素質もあまり恵まれた物では無かった。
政治手腕、戦略眼、カリスマ……どれも弟たちに一歩……いや、二歩三歩劣る。
その代わりにと言えば何だけども……私は争いからは縁遠い事へ目を向けるのが得意……と言って良いのだろうかね?
ブリタニア皇族は揃って血の気が多い、争い事が絶えないからこそ……だけれども、私はそれが嫌だった。
博愛主義とまでは行かないけど好き好んで争う事はしないでどちらかと言えば弱者を救い上げる事に注力していた。
孤児の支援であったり、ブリタニアにも少なくない貧困層への支援……まぁこういったことだ。
さっきまで私がしていた仕事もそんな支援事業関連の書類審査だった。
誰かを特別視はしない、私自身が特別なワケでもなく……政略結婚等も全然あり得たから。
私が皇位継承者であるのを芳しく思わない何者かに消される恐れも無きにしも非ず。
考えられる不安要素は余りにも多い、私が強いとは言わない……けれど、弱点を態々作るのもどうかな……?
そんな考えでいたんだけれども……私が随分愚かというか、知らなかっただけなんだなと痛感させられる。
父上も恐らくはこんなにも心を掻き乱されたのだろうか……
「んちゅ……ぷ……ぁ……はぁ……♥」
私の運命、それはこのライと名乗る真っ白な……いや、透き通る女性と出会う事だったのかもしれない。
陳腐な表現だけれども、そう信じたい。初めてだ……こんなにも求める事を止められず、ことあるごとに顔が浮かび……
立場など忘れて歯が浮くような言葉を並べたくなる様な……心に刻み込まれる女性は……
最初こそメイドとしてただ……慈善事業の一端のような物で雇い入れたハズなのにね。
どうしてこんなにも……焦がされる……外見は完成された芸術品のようで……それだけでも心揺れるよ。
でもね、最も私を惹くのはそんなのではない……聡明で有り、起用でありながらメイドとして懸命に働き……
少しばかり無防備で、可愛らしく微笑み、驚き……知らない事に首を傾げたり……あぁ、思い出すだけでも心が燃えるね。
嫌な顔一つせずに朝の奉仕もしてくれて……こうして私を求めてくる……その心に揺らぎは無いのだろう。
暗殺を企てるならばこんな回りくどい事をせずとも良いだろう、そも……私を殺すメリットも少ないだろうしな……
……どこまでも素直で優しさを見せる君が……私を心から求めてくれる……こんなにも興奮することがあるかな?
私は無いと断言したいね、他の誰が……父上、シャルル・ジ・ブリタニアが否と言おうが私は声高らかに……!
「ごしゅじんさま……何を、考えて……」
「……ぁあ、ごめんね。ちょっと……ライとこうしてハメを外すようになってしまったのが感慨深くて」
「……また、そういうことを」
出来る事ならばこのキスだけではない、手で少し慰める程度で無い事に及びたい。
が……そこまでの時間的猶予はない、公務を忘れるほど私もライも……まだ、ブレーキがかけられる。
「キスはもう良いだろう?私もキミも……もう限界ではないかい?」
「……貴方ほど露骨では……っ」
少し失礼して股に指を滑らせれば……あぁ、これはこれは。
ねっとりとした音、ほのかに暖かくてとろりとした蜜が滴っている。
「似た者同士かもしれないね」
「……涼しい顔していられるのも……今のウチです……!」
おっと、これは思わぬ所で怒りを買ったかもしれない……ご奉仕が苛烈になるかな……?
オデュッセウスが父、シャルル・ジ・ブリタニアの真逆とも言うべき存在なのは明らかであった。
不公平こそが真の平等と後に演説することになる者とは真逆、特別を作らないと言うのがオデュッセウスであった。
その信条を覆してまで入れ込んだ女、記憶喪失の美女ライ……執務室でも盛るようにすらなってしまっている。
お互いに求め合う様に唇を奪い合い、舌を差し込み絡め合う。
朝のご奉仕のように一発限りでは終わらないかもしれない、区切りは多くとも3発……それ以上は恐らく臭い消しも間に合わない。
外からの介入で止める事になること程無粋というか、味が無い……最低限の節度は持ちつつ……ライは主人であるオデュッセウスの股座へ傅く。
張り詰めた怒張を出す前にイジワルだと言わんばかりに焦らすように……鼻先を近づける。
豊満な乳房を持つライがソファーに腰掛けるオデュッセウスの足下に傅けば自然と両足にその胸が押し当たる。
そんな状態でいきり立った肉棒に鼻先の吐息がふきかかればもどかしいというモノでは済まないだろう。
「ぅ……く……」
「すん……すん……すぅ……んぐ、く……」
すぐにでも咥えるなり指を絡めて摩ってほしい……そう願えば願うほどに愚息は堅く、濃ゆい先走りを滲ませる。
下着だけではもう抑えられないかもしれない、特濃の雄の臭いに恍惚とも興味津々とも言えぬ絶妙な表情になる。
怯むような様子を見せながらも数秒掛けて深呼吸して……胸いっぱいに慕う男の精臭をため込む。
興奮してたまらない、下腹部に熱が籠もっていく。垂れていると指摘された下腹部の蜜は大洪水になり果てる。
貞淑なメイド服の股座に酷いシミが浮かびそうだ。
「はぁ……♥失礼いたします……♥」
誰がどう見ても双方……惹かれ合っている。
つつー……とジッパーを下ろしてから張り詰めた下着に指を引っかける……
ぼろんっ……ビキッ……
絶対にお前を自分の物にしてやる、そんなオデュッセウスの意思を宿したかのような猛りがそこにあった。
とんでもなく大きく、ビクビクと跳ねていて早く早く摩ってくれと如実に示している。
その猛々しさは毎朝……ライがご奉仕する度に増していく一方。
ライを知ったが故に収まりがつかなくなっていくのだ。 そしてライはオデュッセウスの色というモノに染められていきより、求める。
相互にある意味欠けていた人間性を補い合っていくのだ、
「ぁ……♥ふふ、朝あんなに処理をしたのに、こんなに……♥」
そのまま頬にその猛りを擦り付けて見上げる、情欲だけではない。
その瞳に映っているのは慈愛もあった。本人の自覚はまだ無いが……確かな愛情がそこに芽生えていた。
「ぁ……む……♥」
朝と同じく……その可憐な唇にいきり立った逸物を咥え込んだ……
ぐっぽぐっぽ……と頭蓋に響く音はここ数日で聞き慣れたモノ……
上に見上げる顔も……あぁ、ゾクゾクとする……♥
面白い、楽しい……そう思える、もっといろんな貴方を見せて……♥
今の何もない私に色をくれた貴方の……知らない顔を見せてほしい。
その一心で専属メイドとして働いて、寝るとき以外は付かず離れず……時折こうして合体するけれども、節度は守ってるつもり。
あぁ……香っていた時からずぅっと……頭に突き抜けていくこの……濃厚な香り、クセになる……♥
中々落ちなくて染みこむようにも思える……色が無い私に染み渡るようで……それもまた、ゾクゾクとする♥
「ろぉ……?ごふゅひん……んぐ♥」
「咥えたまま喋るなんて……はしたないし、反則じゃないかなぁ……!」
本当は頭を抑えて乱暴に……って衝動的にしたいんだろうけれど……必死に押さえ込んでる。
目の血走った様子が雄弁に物語っているし……座り心地がいいソファーのクッションをギチギチと握り込む掌が物語っている。
そんなにも私の口淫が良いのか……それとも、”私”だから……良いのか……
メイド長や他の同僚メイドに教えて貰ったテクニックも交えつつ……私は私で慰める……
ぐちゅぐちゅと音をたて、自分の指で……御主人様の手を煩わせるのもメイドとしてはよろしくない。
……もっと言えば、次にムラッと来たときに御主人様から指でいじられたい……なんて欲求があるから。
私にこんな欲求が出来てくるのがそもそもビックリ、記憶を失う前は私は……どんな人間だったのか、恐ろしくも感じる。
「出したいときは……いつでも……どこにでも……♥」
ちろちろ……れろぉ……♥
私はこのご奉仕行為に……オデュッセウスにご奉仕することに酔いしれている……♥
間違いない、これは……私の心の高鳴り……
唇から引き抜いて茎からつつーっと……先端までゆっくりと舐めて先端を舌で念入りに舐る。
あぁ、こうするととても気持ちが良いのね、必死に堪える姿……たまらない♥
顔に出されても、口の中でも……胸の中でも……まだ、してない下のほうでも……どこでも、受け入れる用意は出来ている。
どこに吐き出して、私を染めたいの。 愛おしい我が君……どこ、どこに……♥
「ぐぅ……っ!口の中……全部、飲み込んでくれっ!!」
「いえす……ゆあ、はいねす……♥」
私の全てを決定するのは……貴方以外にいない……少なくとも、メイドである私は……そう。
反射的にえづくのを抑え込んで喉奥に届くまで……精一杯根元まで咥え込む。
苦しい……けど、心地良い……♥
どっぷりと、毎晩、毎朝出しているのにねっとりとしていて……孕ませる気概十分な精液が弾ける。
ご寵愛賜る栄誉に打ち震えながら……初めてはいつ奪われるのだろうかと夢想する。
……ふふ、私も随分と……浮かれてるな。これを幸せと言うんだろうか。
きっちりと3回……私は二回ほどしかイケませんでしたが、それはどうでも良いことです。
御主人様、オデュッセウスはスッキリ……仕切っては無い様子ですけど興奮を振り切ることは出来た様子です。
専属メイドとしては上々のお仕事が出来たと思います、メイド長には即刻バレてお小言が飛んできた。
まぁ少しの遅れ程度に済んだのは幸い、私も必死に煩悩振り切るように頑張ったので……その程度に終わったのかと。
執務はそうして一区切り、予定は緩めで次の公務は夕方以降に設定されている。
急ぎの物はもう終えた……と言うわけで、比較的自由な時間を過ごせる。
オデュッセウスが政治的にも軍事的にも手腕が振るわない……というのもあって割かしヒマがある方。
だからこそ軍部の視察など他の皇族では手が届かない様な所に仕事が回っていくらしい。
「それで、我が君は貴重な時間をメイドめに費やすと……」
「ライ、キミは余りにも自分のことに気を掛けてないらしいね、私服もろくに持っていないだとか」
「……どうにも、屋敷の外に色を見いだせないので」
これは偽らざる私の本心だった。
屋敷の外に目を向けても、買い物に少し出ることがあっても……私の興味を引く物は一切無かった。
凪いでいる……無風の湖畔のような物でしかなかった……私服もこれと言って何か気を引く物も無い。
ただ楽に着れる物であり、見苦しい物でなければそれで良い……私物も増やすつもりは無かった。
話が出たのはメイド長経由か……それとも別なメイドからか……
「それでは人生に彩りが無いよ、キミ自身が気にしなくても私が気にしてしまうな」
「……それならば態々御身を忍んでまで……あぁ、それともこれを口実に逢引きをしたいと?」
「それも……そうだね」
思わず頭を抱えてしまいたくなりますが……これが我が君、オデュッセウス・ウ・ブリタニアという男でした。
少し外に出掛けようと言われメイド服以外で……と言われ何かと思えば私の私服を買おうという。
……男性が服を贈るというのはそれを着てほしい……等という欲望の表れでしたか。
「なるほど、なるほど……」
では少しばかり揶揄ってみましょうか。
私、まだまだムラッとしてますので……手を出すに出せない状況で誘われたら……どんな顔をするんでしょうね。
色気も何もない無地の白いシャツ、スキニージーンズに青色のジャケット……さて、これからどう着替えてみましょうか。
「外ではどうお呼びしたら?」
「オーディーと呼んでくれ、私的な時にはこっちでも良いよ」
「ふむ……了解した、オーディー」
愛称か……ふむ、気を赦している証拠……
元々敷居が低い方だけれども、あぁ、どうしてこう……嬉しいのだろう?
栄光満つる大帝国、ブリタニア……その首都となれば人と叔父はかなりの物。
行き交う人々は皆活力に満ちている様に見える。
時折すれ違う男からこちらに視線が飛んでくるが……隣を見てはそっと視線を外す。
……隣を見れば見事な立ち姿の我が君、簡素な服装であっても華やかさがある。
行き交う人々の明るい表情を見ては満足気に微笑んでいる……
世が戦乱の時代でなければこう言った施政者が名君と呼ばれるのだろう……
「楽しそうですね、オーディー?」
「ライの方こそ案外見ているね、どうだい……何か思い出すことはあるかな?」
「いや……何も、ただ……オーディーの顔を見ているとホッとするような……暖かさを感じるな」
「そう、かい?はは、私の顔なんて見てたのかい?」
「楽しいので」
楽しさで言えば私の胸の揺れ具合を見ている時と同じでは?
まぁ、楽しむだけでは済まないのがお着きのメイドという物で……周囲を警戒しなければ……
「あ、あの店だ。予約しているから名前さえ言えば」
「なるほど……どちらで予約を?」
「キミの名前だよ」
買い物に……といって向かった先は小洒落たブティック……紳士服3割、婦人服7割といった具合で一応双方楽しめる店舗。
ブランド物を専門に扱っている為に中々人は入りづらい……富裕層が多い首都であっても、尚……
私も金額を見ると正直尻込みをしたくなる金額であったりして……
一般的なメイドの私服にとは中々……メイドとしての礼服はそも、ブリタニア皇家メイド服であり他に持っている必要性は究極的にはない。
故に……ここを指定してきたオデュッセウスのことをついついと見てしまう。
「はは、甲斐性を見せないとね。他のメイドにも報償として買ってあげてたりするんだ」
「……そういう事ならばもっと早くに言ってください」
……私だけと思ってしまっていた。
この不愉快さはなんだ……当然と言えば当然だろう?何を不快に思っているんだ……私は……?
見れば見るほど、本人が言う色が無い……っていうのは無理があるな。
他のメイドにも買い与えているって言った途端に眉間に皺が寄って……面白いくらいに拗ねてるのが見て取れた。
貸し切りにしてもらっているブティックに入る足取りも、扉の開け閉めも……何処か力が入っていて……
君自身が思っている以上に色がついてしまったようだね。
最初は確かに人間味が少ない子だとは思っていたけれども……こうした側面を見るとキミもどうして……
さて、私は私で何か新しい服を見繕うか。使用人に任せっきりというのも良いけれどね、私の趣味というのもある。
一個人として伸び伸びと……
「オーディー、ちょっと来てくれ」
シン……と静まりかえっている店内で良く通るライの声がする。
ふむ、方角的には試着室かな、なんだろう?
「折角だから、是非とも見て感想を述べて貰いたい……この衣装はどうかな?」
……ぉぉ、これは……いけないなぁ、数時間前にしっかりヤって貰ったというのに……!
そうか、キミはそういうイタズラっ子だったか。
このブティックに数少なく置いてある男女の営み用のランジェリーやパジャマの類だ。
シースルーの黒いネグリジェ……奥にあるのはこれまた美しいライを着飾るゴシックドレス……
ただ際どいところがすっぽりと抜け落ちている……どこからこんな物を見つけてきたのかな……?
「……さて……鼻の下を伸ばしたオーディー……感想をど・う・ぞ」
「ふ、ふふ……恥ずかしさで顔を赤くしながら言うのはどうかな、ライ?」
「そういうのは聴いちゃいない……!!」
言葉は無粋だな、すこしばかり……刺激的な事をしてみようか。
何を企んでかは知らないけれど……私は存外、恥も外聞も知らないでって時はあるんだよ?
今こそその時だ、他の何も気にしないで……この目の前の愛おしい存在を独り占めしたい……!
「私を一端の男に堕とす魔性を感じるよ、美しいね……」
ほぅら、赤い顔が可憐に蕩けていく……この表情は私だけの宝物だよ。
お買い上げはもう間違いない。ブティックの最奥、締めきられた試着室で二人はあろう事か……おっぱじめたのだ。
オデュッセウスが個人的に金を出して貸し切っている上に迷惑料を払うとして……
ライ自身はここでオデュッセウスが臆してオロオロとしたりする所を期待していたが……自分が思う以上に男を見せてきたのだ。
試着室に押し入って来たオデュッセウスはそのままライの……誘うネグリジェ姿に誘惑されるがまま、壁へと押しつけ……
生れたままの股座に指を滑り込ませていく……ぐちゅりと粘つく水音が鳴り響き……ライの焦りが増す。
「ほ、本気で盛る者があるか……!我が君、ご乱心なさったか……!!」
「誘った君が言うかな……乱心するだけの魅力がキミにあるって事だよ?」
「~~~~~ッッ!!か、勝手に……ぅぅっ♥」
「こうして欲しかったんだろう、素直に言ったらもっと激しくしてあげるよ」
従者という立場も忘れて中々攻めた言葉遣いをしているが……気に留めた様子も無い。
そもオデュッセウス自身が二人きりの時は楽に……と常々言っているからだ。
公務中であったならば気を抜かないが……こういう場ではライも飾らない素がでてしまうのだろう。
ぐちゅっ♥にちゅにちゅ……ぐちゅり♥
「ぅあ゙ぁぁっっ……♥♥」
「今はライとオーディーだ……主従じゃない、それともお仕置きって言った方が興奮するかい?」
「――――っっ♥♥ぃ、ぃぐ……からぁ♥♥ちょっとまっ……へぇ♥♥」
興奮に涙を浮かべ珠の汗を肌に浮かべ……ガクガクと震える。両腕は胸板に添えられ微かに押すような仕草もある……足腰は覚束ない……
試着室の壁に身体を預けて、ほんのりと興奮を宿していた身体があっという間に臨戦状態に。
そのむわっと香る雌のフェロモンにオデュッセウスもまた……股間をいきり立たせる。
勝負下着を見たことはある、だが……この装いはもっと扇情的だ。
絶頂に導かれるから……と言って止めるように懇願するのも逆効果という物。
焦りと官能が織り混ざるその表情は嗜虐心をくすぐる。
ぐりぃっ♥
「ぃあ゙ぁぁっっ♥♥あ゙ぁぁっっ♥あぁっ♥ひぃぁ……ああぁぁあぁっっ♥♥」
指が届く範囲で、往々にして弱点とされる部分に指を押しつける……
すると縋るように見上げていた表情が決壊し快楽に打ち震え余裕なく……嬌声をあげる。
外に店員がいようが抑えきれない快楽のよがりがでてしまう……
「大丈夫だよ、どれだけ声をあげようと……ここの店員は何も聴いちゃい無いし見ちゃいない……ね」
「しょぅいう……もんだい……じゃぁ……♥」
「それよりもね……私も存外凄く興奮していてね……申し訳ないけど、ここでキミをいただいちゃおうかな」
どくん♥
心臓が跳ねたように感じるのは乙女、ライ……
頂くというのは下で繋がり合うと言う事を指し示す。
頭を横に振ることも出来ただろうに……興奮と官能と悦びに支配された頭は首を縦に振ることしか赦さなかった。
ぱんっ♥ぱんっ♥むにゅり♥ぷるんっ♥
挿入されると同時にもう……勢いはそのままに腰を打ち付けていた。
処女膜が破れるが痛みを感じる様子もない、ライの顔にあったのはこれ以上無い幸せだった。
オデュッセウスの表情もまた……興奮の他にあったのは幸福感だった。
言葉はもう無い、お互いに唇を貪り合い、手を握り合い……絡み合わせながら腰を打ち付け、繋がり合う。
一線を越えた二人の心の距離がぐっと縮まった瞬間でもあった。
興奮した愚息と初めてにして想う相手と結ばれた膣はこれ以上無く興奮し粘液を絡め合わせていく。
鼻息も胸の鼓動も……二人揃って荒く激しく……
びゅっ……びゅぅー……っ♥
最奥の子宮を小突いて爆ぜた迸りに反応するように膣もきゅぅっと収縮する。
共に興奮し、共に絶頂に至る……相性は抜群に良い様子だった。
日に日に爛れていく二人の関係だったが……これが後々の日常にまで波及し記憶を取り戻して尚二人をがっちりと結ぶ……
強固な愛を育んでいく事に繋がっていく……失われた色は柔らかく再び彩りを取り戻していった。