※この作品はR-18です。

Skeb成果物   作:ムメイ

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【奇跡の乳牛・樫野】

自分は今白昼夢を見ているのだろうか?

鮮明な草の匂いと暖かな木漏れ日がそれを否定してくる。

しかしながら自分の身体の状態は……白昼夢と思いたいほどに不可思議な事になっていた。

 

前提として俺は三十路手前の何処にでも居そうな会社員だった。

特に特技らしい特技もない……向上思考もあまり無い現状がそのまま続けば良いよって類の人間だった。

特筆して太っても無いしガリガリでも無かった、自分でも悲しくなる程特色が無い人間だった。

あぁ、でも一つ言うなら……こんな森の中に入り込むようなアウトドア派では無かったのは確実に言える。

そんなインドア派な俺がなんでこんな森の中……更に言えば……

 

「どうしてこんなボディになってるんだぁ……」

 

頭頂部にぴょこんと生えた耳と角、人にはあり得ざる尻尾の感覚。

男にはあり得ないサラッサラで艶やかな栗色の髪……そしてデデーンと突き出たまん丸乳房……

そう、乳房に人間にあり得ない器官があったり耳が4つあったり……!

何より出てくる声は甘ったるい女性の物。

この衣装、身体の特徴……そして声から察するに……今の俺は樫野になっているんだと推測される。

アズールレーンに登場する特殊な艦船の一人だ、正直戦闘に引っ張り出せる船じゃない。

本来は運搬を担う裏方の艦船だからだ……まぁ身体のパワーとかは……

悲しいかな、男性だった頃よりも強いのは確かだけどもウン万馬力とかでは無い。

適当な若木を揺さぶろうものなら枝みたく凄い軽さでやれたものだ。

……頭を抱えたくもなったが前向きに考えると色々と完全上位互換化したと言っても良い。

中は残念なオッサンだが見てくれは凄まじい美人だ。

その上力は強く体幹もかなりしっかりしている……労せずして手に入れた身体だが……凄まじいの一言。

ただ楽観視は出来ない……なぜかって?

 

「丸腰じゃないですかやだー……スマホひとつ無いなんて……」

 

白地に一部紫のアクセントがある軍服なのは良い、カッコいいと言える。

しかし右に挿しているはずの軍刀は無い、他にも連絡手段になりそうなスマホは無い。

というか着の身着のまま!食料も水分も無い……これで見知らぬ森の中となれば流石に楽観できねぇよ。

アウトドアに無縁な俺でも流石に分かる、これがどれだけ危険な状況なのかってのは……

見える限りでは鬱蒼と広がる森林地獄、水辺は無くどっちに向かえば良いかまるで分からない

方角一つ確かめようにも太陽くらいしか……それも真上なのでどっちがどっちなのか……!

 

「はぁ……とにかく、歩いて行くしか無いか」

 

フットウェアはこういった野外活動に不向きとも言えるパンプスだが……まぁなんとかなるか。

……スカートのこの無防備感、嫌だな。

よく女はコレで彷徨けるな……ちょっと大股だったら見えたりしない?

それにあちこちゆさゆさ揺れて……じゃ、邪念が……

こんな状況じゃなかったら直ぐにでも自分で味わい尽くしてやるってのにぃ……!

 

 

 

数分歩いただけでもこの身体の高性能っぷりと……あまりの感覚の違いにドギマギする。

パンプスっていう歩き辛いハズの物も何のその、根っこに引っかかることも無くスイスイ……

そんでもって重心の前への偏り具合、無意識に動き回る尻尾……

しっかり尻尾穴が開いてなかったらスカートが捲り上がっていた事だろうよ!

……この胸の揺れ具合、それにこの触覚から察するにノーブラ。

ショーツは流石に履いているみたいだが……なんという無防備さ……!

流石スケベな種族KAN-SEN……いざ自分がなってみれば嫌ってほど痛感させられる。

服装は流石にしっかりと作られているから頑丈さで言えば……文句なし。

この暴れん坊な乳房の圧力に負ける気配がない。

遠くを見ようとして背伸びをした時とかふと弾む胸に合わせて……ギチギチになっている胸元が見える。

そう、そんな具合なので弾けるのでは?と危惧したりもした……まぁその兆候は見られない。

 

「身体はイイけど俺の精神がズタボロになっていくのを感じるぜぇ……」

 

身体の具合はまぁ良い、でも中身にはずーっとスリップダメージが入っているんだ。

本来あるはずのブツが無くなって逆に胸元とかに無いはずのものがブチ込まれて……

行動すればするほど胸やら尻やらの柔らかい肉が自己主張しまくって否が応でも自分の身体じゃないのを知覚させる。

そんなこんなでグロッキーになりつつ進む……

幸いにして天候は良好なまま、シチュエーション以外は極めて長閑……

運動も健康に良いって言ってたけどたしかに、この身体じゃなかったらなぁ……

 

「ん……ヒュッ……し、死体……!」

 

風が凪いで木々の揺れる音ばかりがすると思っていた長閑な森に突如見えた人影。

よくよく見てみれば……それはまぁなんとも凄まじい……

苦悶の表情で息絶えたんだろう……干からびた人の死体が転がっていた。

衣服もちょっと残っている。ここがどこなのかとかの手掛かり、だが……

け、けっこう気が動転してドックドックと動悸が……!

迷い続けた結果がこうだったら俺もこうなっちまうってことだろ……嫌だぜ、こんな死に方……

……とにかく、一旦調べてみないとだな。

近づいて……まずは両手を合わせて冥福を祈ろう。

 

「失礼しますよ……っと……うーん……」

 

ごそごそ……衣服のポケットを漁る。

ズボンを漁ろうとすると……必然的に身体を密着させちゃうな。

このバカでかい胸も押し当たってるし……あ、楽だな。

うへ、自分の胸になったとはいえクソ重たいのを抱えてたと改めて実感するな……

……うん、特になにもないな。

この上着の下は……タンクトップか、衣服の様子からしてもミリオタか……?

にしては何も持ってなさすぎだ、俺と同じような感じだったのかな。

推測する材料は何も……こりゃまいったなぁ。

 

「よっと……また当てもなく彷徨う他ないかぁ」

 

先は思いやられるが……その他にない。

そうしなければ座して死を待つのみ、そんなのはゴメンだね。

 

立ち上がったその時だった、視界の端っこからなにか飛来してきたのは。

視認することも出来ないままそれが……俺の両胸に飛びついてきた。

 

「なん……うひぃぃ、なんだこのデカいヒルは!?!?」

 

馬鹿みたいにデカいヒルが俺の両胸に喰らいついていた。

分厚い軍服もこんなデカいのに食いつかれたら無意味だろ

それにヒル……こんなのに吸血なんてされたら干からび……まさか!?

この死体を作り上げたのもこのヒルか?

だとしたら俺もそうなるじゃないか、嫌だ嫌だ!!

 

「く、この……離れろぉぉぉぉ……!!」

 

このデカさ……小型犬も真っ青じゃねぇか!

くっそ……片手でしっかりと掴みきれない、その上胸の1/3程度喰われてる!

いっくら掴んで引っ張っても全然取れる気配がしない!

チクっと来た、チクっと……あ、やばい……これ吸血されるか……?

この馬鹿力でも全然ビクともしねぇ……!火、火があったらコイツ炙るのにぃ!!!

 

かぷっ……うにうに……むにゅ……♥

 

あ、もうだめだ……チクチクとした痛みが乳房を覆った。

その上でムニュムニュと揉み込まれるような動きが……む、胸から吸血されて死ぬとか、嫌だなぁ……

 

「ぅぉぉぉぉぉ……い、いだだだだ……ダメかぁっ……!」

 

ぐにゅぅぅぅぅ……ん……たぷんっ♥ぽよん、ぽよん……♥

 

最期の最期まで諦めてたまるかよ……と乳房に食らいつくヒルを引っ張ったが……だめだ。

いっくら引っ張ってもこっちが痛くなる一方でヒルは余計に食らいつく。

離してみれば……ロケット状に伸びた胸が戻ってゆさゆさ……

はは、儚かったな……俺の美女人生……失血死の感覚ってどうなんだろうな、怖いや。

 

ちゅっぷ♥ちゅぅっ♥ぢゅぅぅっ♥♥

 

「……へ、変だな……」

 

熱さを失っていくような感覚はない、むしろ……胸に熱が籠もって集まって……

そんな熱に合わせて全身が熱く、滾ってくるような……

吸血じゃないなにか別なのを吸い出して……って感じ、か?

ヒリヒリしてくるな、胸……こんなに吸われるの……初めてだ。

気持ち悪いってだけじゃない……なんだ、このふわふわする感じ……い、いやまさか……俺、このヒルに吸われて興奮して……?

んんっ……でも、確実に胸になにか集まって込み上げようとしてる。

この感じ分かるぞ、射精するのに似通ってる……チン勃起の代わりに乳首がなんか固く成ってる気が……

……まさか!?い、いやだいやだ!!身体は女になったかもしれないぜ、でもだからといって母乳搾られるとか……!!

 

ぢゅぅぅっ♥びゅくっ♥びゅっ♥ごくんっ♥ごくっ♥ごきゅん♥

 

「ぉ、ぁ……ぁぁぁぁ……っっ……!」

 

右、左と偶然か狙ってるのか……交互に吸い上げては飲み込まれる感覚……

射精……じゃないな、射乳って言うべきなのか?その感覚に脱力してへたり込んでしまった。

ほ、他にこんなヒル居ないよな?居ないよな……?

でも……これでコイツらに搾乳され続けたら結局貧血だったりその後の……

恐ろしいと思う反面……この射乳の何とも言い難い感覚に魅入られ始めていた。

元々男で快楽に弱いもんだ、ちょっとでも気持ちがいいと思うと……それがダメだって分かっても。

それが破滅の道だって分かっても……一時の快楽のために身を浸してしまう。

そういう男だったんだ、胸に喰らいついてビチビチと跳ねて……胸を揺らして吸い上げる……クソデカヒルを見下ろして生唾を飲んだ。

樫野がそもそも母乳が出る体質だった疑惑はあるが……吸い上げられるまでそんな兆候は一切なかった。

噛まれた時にちょっと注がれてる感じもあったし……それが原因だとは思いたい。

 

ごっきゅ♥ごきゅ♥ぶぷっ……ごっきゅ♥

 

「ん、はぁっ……ぁっ……ぁぁぁ……」

 

先天的か後天的かなんてもうどうでもいいか……

こんなにも樫野に似合う体質は無いし……何より、自分でされていて何だが……非常に似合っているのは間違いない。

身体の昂り様も凄いし……オナニーとかよりも……ぜんぜん気持ちいい。

死ぬまでとかは流石に勘弁だけど、そうならない程度なら……イイ、かな?

右、左……びゅーっ♥びゅーっ♥……この射乳していく感覚に目を閉じ堪能していく。

気持ちいい……ぅ、あ……ヤバ、腰が抜けてる……♥

 

「あぁっ♥あっ……ふっ♥ふぅっ♥は、はは……声、エロぉ♥♥」

 

吸われれば吸われる程快感が胸から走って……全身をとろとろにしてくる♥

声も絞り出るものから快感に震えるドエロい物に変わっていって……自分で自分の喘ぎに興奮する。

搾乳への嫌悪感はまだ残るけれども……快感に負けてそんなの考えに入らなくなっていた。

身体が動けなくなるほど強い快楽にオレは呑まれていった。

これで死ぬかもしれないっていう恐怖を忘れて……

 

 

 

どれほど搾られたんだろう。

そこまで日は傾いてない、けれど……快楽でボンヤリとする頭で認識出来たのは丸々と肥えて離れていくヒルの姿だった。

頑張れば片手で掴めていたそのボディは二倍程度に膨らんでいて……それだけオレの胸から搾乳されたって事を物語っていた。

……胸元は丸く食い破られていて軍服をお仕上げていた爆乳が丸まる飛び出ている。

興奮して喘ぎまくった結果だけども額や胸元やら太ももやら……汗と汁が付着していてヤバい。

水分を失った量はかなりあると思うんだが……脱水症状の兆候がない。

どうなってるんだ?と首をかしげるが……身体がそれだけ頑丈なのかもしれない。

頭が冷えると自分がどういう状態で身体を搾られていたかって言うのを自覚してキモが冷えるね。

 

「まぁ、あれでオレがヤバい森に居るのはよーっく分かった……怖い怖い……」

 

あんな普通の何十倍もデカいヒルとか怖いったらねぇ。

これで他の生物も同じだとしたら……オレは格好の獲物だ。

柔らかい肉、比較して非力な腕力……踏み潰されていた虫けらみたいな気分だな……

やられたのは搾乳っていう男としちゃ屈辱だが、めちゃくちゃ気持ちよかった行為だ。

状況材料しかないが……もしかしたらオレは殺されないかもしれない。

オレの知っている生態系と違う可能性が大いにある。

搾乳搾精で生きている……なんてアホな事も考えられるんだ。

そんなエロ同人真っ青な事をさっきまでオレはされていた……体験していた。

うぇ、反芻すると余計に萎えてくるよ……

 

「うわ、今度もまた……これは……手記か?」

 

またも死体が……それもまた干からびていて、こんもりと膨らんだ胸ポケットから手記が見つかった。

幸い言語はオレが知っている日本語だ……内容は調査キャラバン及びその護衛部隊が付近にある事。

そしてこの森の怪物にやられて散り散りになったって事。

やっぱりあの生き物たちすっごい特異なんだろうな。

一応この人達、駆除専用にアレコレ装備していたみたいだけど……効き目がいまいちだったみたいだ。

そりゃ、うん……そうだろうなって思うよ、このくっそ分厚い布が軽く噛み切られてるし……

噛まれてたハズなのに無傷な乳肌も乳肌だ、どうなってんだ……?

ともかくキャンプがあるのは分かった、匂いとかで分かってこないかな……

 

 

 

歩いても歩いても鬱蒼とした森が続く……

その間もずーっと乳房を丸出しにしたままが続く、流石に死体の布をってのは気が引けるし……

何よりあの布かなり頑丈そうだったから手で引きちぎれるか怪しい……

今のオレ、言ってちょっと力強いだけの女だし。

この隊員を殺した化け物とか出てきたら目も当てられない事になりそう。

 

「うへぇ~……どこまで続くんだぁこの森……きゃわぁっ!?いったた……くそぉ、転ぶなんて……」

 

……なんでもない木の根っこに引っかかる?

そんな事あったか……?そもそもだが悲鳴、悲鳴も悲鳴だ。

女の、それこそ樫野本人が出しそうな悲鳴が出てきたじゃないか。

転び方もそうじゃなかったか?

身体に引っ張られているのか、それとも別な要因があるのか……マズイのはマズイ。

オレが樫野に成り果てる可能性もあるか?怖いな……

無意識下の行動の一部が塗り替わっている……これがどんどん広がっていったらオレという存在はどう……なるんだ?

心配が積み重なってぐるぐるとオレの頭をかき乱していく。

早く……どうにか抜け出さないと……

 

ぶぅーんぶぅーんと耳障りな羽音がする。

近くに化け物が居るんだろう、遠くからでも聞こえる羽音……うへ、怖い……

あと蟲って人間の何倍も嗅覚が鋭いんだっけか……オレが知覚できない範囲から補足されている可能性だって……

考えだしたら不安材料しかねぇじゃねぇか……泣けるぜ。

 

「……ぱあああぁぁぁぁあああ!?!?」

 

尻尾も耳もピンっと伸びた、ヌッと差した影に恐る恐ると上を見上げて悲鳴が飛び出た。

なんとそこに居たのは……オレの体躯より大きいだろうカミキリムシだった。

その非常に大きな身体に加え羽を広げた姿はメチャクチャ威圧感を与える上に……

オレ、このカミキリムシっていうのに対しては嫌悪感を抱く人間だった。

その姿を確認した瞬間、身体が硬直して動けなくなってしまうほど……インパクト大だった。

硬直して動けないオレなんて……まぁ格好の餌だろうな。

あっという間に……オレは押し倒され……

 

「ぅ、ぅぅ……」

 

……おかしい、このカミキリムシもおかしいぞ。

カミキリムシって言ったら大体が草食、一部は肉食だが……その口はかなり鋭い顎になっていたはずだ。

コイツ、口が完全にカップ状になっていて……お誂え向きにオレの乳房にマッチしそうな形だった。

押し倒した後も触覚をうねうね動かしながらその口をクパクパと蠢かせて……

狙う先はちょっと前にヒルにメチャクチャ吸われた胸……え、ウソだろ……

 

「……ウソだろぉ……またぁ?」

 

またあの快楽に溶かされるのか?そう思うと嫌になる。

嫌になるのと同時に期待が胸の内に浮かんでくるのも自覚して……余計にげっそりする。

また吸われてバカになったら戻れないかもしれない……

丸出しの胸の先端……まだ興奮の余韻が残る、半勃起してる乳首にその口がつこうとしていた。

 

 

往々にして獲物を捕らえた瞬間というのは油断するものである。

その獲物に対して意識が集中し、捕食行動にありつける喜びで他への意識が疎かになる。

いくら大きくなろうとその知能が進化しない蟲はその傾向が強かった。

甘い女の匂いに誘われていたのはなにもカミキリムシ一体だけではなかった。

他にもこの森で育まれ異常成長した蟲は嗅ぎつけていた。

甘い蜜を好む蟲による餌場の取り合いはさほど珍しいものでもない。

 

 

ドンッと大きな音がした、一瞬でカミキリムシが消えた。

遅れてすごい風圧と……重いドシャっという音が横で聞こえた。

ソッチを見れば……これまた人間サイズにデカくなったカブトムシが居たじゃないか。

カミキリムシと取っ組み合いになって……こんなのに巻き込まれたらひとたまりもねぇよ……!

は、早く……逃げなきゃ……!

恐怖でガクガクになった足ではあんまり早く走れなかったが……取っ組み合いをしている蟲共からは離れることに成功した。

お互いかなり強い上に拮抗していたから……だろうか?

それとも通常の捕食器官が無いからだろうか……分からないよ……

 

 

どれだけ走ったことか……大きな木の根本、小さな穴に身を隠していた。

ここなら蟲も入ってこれない、ヒルには侵入されるだろうけど……それはもう諦めよう。

ヒルは二匹揃って吸ったら吸ったで離れていった。

まだオレを探しているのか時折遠くで蟲の羽音がしたりして……正直かなり怖い。

歩き詰めだった上に走って逃げてきた身体は結構ヘトヘト。

ここである程度休憩したらまたスキを見て走って遠くに逃げないとな。

蟲ばかりに遭遇しているけど、他の生物もなにか変化していたら嫌だなぁ……

はぁ、早く家屋の中で布団に包まって眠りたい……

 

「……はぁ……どうしてこうなったんだ?」

 

始まりは突然だったし何の因果があってオレが……

上に何が見えるわけでもないが……天井を見上げてため息。

無意識に動く尻尾もペシペシと地面を叩く。

元々の生活に戻りたい、平穏な何にも生命を脅かされない生活に……

 

カサッ……カサカサッ……

 

「ぁー……もう来たか?」

 

どこからか聞こえてくる葉っぱが揺れる音。

まっすぐにコチラに向かってきている……もうバレたかと思うと憂鬱だ。

まだ体力を回復しきれてないのに……探り当てられる前にさっさと逃げるか?

そう思ってのそのそと背を預けてダラっとしていた所を起きた。

 

―――キキッ、キーッ!!

 

逃げようとしてもそうは問屋が卸さず……眼の前に降りてきた上直ぐ様オレを張り倒したのは……

見事なふわふわな毛に覆われたニホンザルと思われる猿だった。

これまた非常に強いもので……オレは抵抗するのを諦めた。

 

ビィッ……ばるんっ♥

 

軍服の胸元をさらに引き裂かれて……バカでかい胸を引っ張り出された。

 

 

 

むにぃっ♥むにむに……すりすり♥

びゅくっ♥びゅーっっ♥びゅっ♥

 

「ん、ふ……ふぅっ♥ん"んんっっ♥♥」

 

猿はオレが抵抗しないと見れば迷いなく胸に手を沈めこみ……むにむにと揉み始めた。

噴き出るミルクには時折舐める程度で……専ら胸を揉んでさすって……胸をオモチャにして弄ぶばかり。

ガチガチになっていく乳首も見られるが……それより視線が合うのはこっちの顔だ。

明らかに……オレの感じる顔を見てニヤニヤと笑いながら搾乳してきてやがる。

事実、ヒルに吸われたときよりも明確に感じている。

抵抗する気はもとから失せてたが……もうこれで完膚なきまでにへし折れた。

 

くりくり、かりかり♥♥

 

「ん"ぉっっ♥♥ぉッ♥♥」

 

乳首が弱点の一つで弱くカリカリされるだけでもイク雑魚乳首っていうのもバレた。

それからは指先で焦らすようにイジられ……浅イキを繰り返し。

性欲が無限に増幅させられていっている♥

へこへこと腰が揺れてしまうほどに……身体がもっと快楽を求めてしまっている。

睨みつけるような気概も無い、高揚していくのを、興奮してしまっているのを隠しきれない。

表情も……自覚しているだけでもかなりゆるゆるのトロトロだ。

声も頬も……目尻も、オレの外見は発情した雌そのものだろうよ……悔しいけど。

もどかしい、軽くイくばかりでもっと強い絶頂がほしい……♥

 

……ニィっと猿が笑った気がした。

 

ぐりぃっ♥ぐにゅぅ、むにぃぃぃっっ♥♥

 

「ほっぎゅっっっ♥♥♥――――――――ッッ♥♥ふぎぃぃぃっっ♥♥♥」

 

焦らすだけ焦らして一気に、痛いくらいに乳首と乳房を揉み潰してきてっ……♥

みっともなく鳴きながらイキ散らして身体を逸してビクビク震え……

両胸から湯水のように母乳が……噴水みたいに飛び出ていく……♥

射乳の感覚っ♥びゅーびゅー出て行くの、きもちいい……♥

 

かりゅ♥くりくりくり♥ぴんっ♥

 

「あっ♥あっ♥あんっ♥んぅぅっ♥」

 

強くイカせたと思ったら……また乳首を……♥

あぁっ♥弄ばれてる……悔しいのに、もっと欲しくなってくる♥

次はどうやって……どう、私をイかせてくれるの♥

 

むにゅっ♥ぐにっ♥むにゅむにゅ♥

 

「ふぉぁぁぁっっ♥♥みりゅ、く♥♥もったいな♥ぃぃッッ♥♥」

 

根本から先端に向かって揉みこまれて……搾られて……完全にこれ搾乳する手付き……♥

勢いよく出ていくミルクは一切口にされず地面に吸い込まれていって……回りには凄い甘い匂いが漂う。

もったいないのに……それも一種の快感になってしまって……もうとまらない♥

イッてイッて……イキまくって……また意識がぽやーっとなっていった……

 

 

 

 

 

目を覚ました私は両腕、両足をまるで動かすことができなくなっていた。

……何事かと思ったけれども直ぐにその原因は分かった。

蔦が幾つもより合わさって出来上がった大樹に取り込まれていた。

あまり高くない……せいぜい2mも無い所で……

身体を揺すっても当然抜ける様子もない……あの猿はどうした?

首をかしげる私だったが……それよりもまずい状態なのは目に見えている。

この蔦が……脈動していたりして生きているのを如実に伝えてくる。

なにより、胸を突き出した形……蟲が来たらっ……!

 

「ひっ……な、何……もう、胸をイジられるのは……っ……!」

 

ほれ見たことか……蔦がひとりでに動いて胸に集まってくる。

その先端は針のように細く一部薄いのか中に液体が詰まってるのが見える。

なにをされるかわかったものじゃない、ぜったいにろくでもない……!

……でも、ちょっと……気持ちいいのかな?と期待が浮かんでくる。

だ、だめ……快楽に負け続けたら……ヒルとかと……ぁえ?

私って言ってたけど……私、男で……オレって言ってたよね……?

 

つぷ♥とすっ……とくとく……♥

 

「ほ、ぉぉっっ♥な、に……これ……♥」

 

痛みもなく、突き刺さっていく蔦。

そして注がれていくなにか……注がれた胸が異常に火照って、疼いて……どうにかなりそう……っ!

どんどんと火照って疼いて……快楽がっ……!

注がれていくのが……終わったと思えば今度は……ブラシヘッドな蔦が近寄ってくる。

……それで撫でられたら、どんな快感が来るんだろ……♥

ん、もう……不安とか、感じるより……快感を感じ続けて幸せな気分でイたほうが、いいよね♥

うん、そう。そうですよ♥その方が私には良いんですから♥

 

 

ぺしんぺしんと樫野の尻尾も嬉しそうにしなり樹の幹を叩く。

内面も拮抗を失い快楽へ傾くと……その身体は変貌を見せ始めた。

ヒルにより初期改造を終えた樫野の身体はさらに最終調整として……その乳房を大規模改造されはじめた。

その為の液体であり……ブラシ触手である。

 

「もっと、もーっと気持ちよく♥んんっっ♥もっとくださぁぃ♥♥」

 

甘く甘く鳴く樫野に気を良くした風に触手は揺らめく。

快楽を、搾乳されることを受け入れた樫野の爆乳に纏わりつくとその白い肌にブラシを擦り付けていく。

その表面はまた液体がにじみ擦り込み改造を促していく。

 

ふにゅん♥すりゅすりゅ……にちゅにちゅ♥ぷしぃっ♥

 

「ふぁぁぁっ♥んぁあっ♥♥」

 

ブラシ触手はその胴体もまたブラシが生えていて乳房にとぐろを巻いた上でヘッドをこすりつける。

根本から搾り出されながら念入りに擦られると快楽が強く母乳が溢れ出てくる。

粘液が滑らかな肌の上で擦られ奏でられる淫らな水音もまた興奮を煽るスパイスになる。

樫野の聴覚と象徴とも言える爆乳を蹂躙していく……するとどうだ、樫野の乳房が膨れ上がっていく。

母乳が出るようにした次は……その乳房に蓄える事ができる母乳の量を増やそうということだ。

産出するにはどうしても発達した乳腺が必要になる。

その乳腺も小さな乳房には収まらない……元が元で牛である樫野はそれはそれは改造の下地が整っているものだった。

右に左に……とぐろを巻いた触手が蠢くこと数分で乳房の体積はぐんぐんと増えていく。

 

「んぉぉっっ♥♥びゅくびゅく♥みりゅく、しぼられるの……気持ちいいぃ♥♥」

 

それに比例して樫野の搾乳快楽への中毒も酷くなっていく。

もう本能的な所まで搾乳中毒が浸透して不可逆な快楽の刻印が刻まれてしまった。

ブラシの擦り込みもそこそこに……離れていく。

巨大化するのを確認していたと言わんばかりに……そして次に顔を覗かせるのは大本命だ。

 

「……わぁ♥素敵な触手♥」

 

巨大化し下に垂れれば己のヘソまで隠す程大きく長くなってしまった乳房。

爆乳の域を超え超乳に踏み入れようかという物だ。

もう樫野はミルクサーバーとして生きる他無い……そう見せる物だ。

そんな乳房にマッチした大きさのカップを備えた触手が顔を見せた。

その上……樫野の搾乳効率をあげるべく2本触手がさらに出てくる。

樫野の上下の口に潜り込もうとする養分供給の触手だ。

 

「い~っぱい、搾ってくださいね♥私も頑張ってミルク出しますから♥」

 

生殖本能を刺激し乳腺にアプローチをしようという物だ。

 

かぽっ♥ぐに……ぢゅぅぅぅぅぅっっ♥♥

 

「――――――――――――――――ッッッ♥♥♥♥」

 

左右の胸にかぶさったカップは一瞬で真っ白に染まった。

強烈な吸引に搾乳絶頂する樫野……反り返った首、腰……強い絶頂が樫野の意識を飛ばす。

あんぐりと開いた唇、性感にぐしょぐしょに濡れた膣には何の抵抗もなく触手が入り込んでいく。

こうして……樫野というミルクサーバーは完成した。

 

搾り上げられた母乳は蔦達が吸収する他……この森の生き物達に吸い上げられていく。

幹に成ったいくつもの乳白色の蜜袋……これこそが樫野の母乳が蓄えられた共有資産になるのだ。

 

 

 

 

 

 

/M森林における生態のレポート 作成者:蓬莱製薬研究班

 

M森林に生息する動植物全般はかなり凶暴で巨大、独自の生態系を築いているのを確認してました。

一般的には指先サイズの蟲が人間サイズに巨大化しているのは半年前から確認されていました。

しかしながら他の動植物もまた特殊な進化を遂げその凶暴性もまたかなり強いものでした。

調査班及び護衛班を多く殺害しているのも凶暴化した猿はボディアーマーすら容易く引きちぎる怪力を有していました。

その一部を多数の犠牲を払いながら捕獲し解剖し解析した結果、共通の成分が検出されました。

主に胃腸に当たる部分から多く検出された。

異常化した植物のサンプルから抽出された物は……なんと驚くことに母乳に近いものでした。

差し当たって一度女性の実験体を放り込むとあっという間に改造を施されミルクサーバーとされていました。

ただその改造に耐えきれずに数時間で死亡していました。

その数時間の間にも搾り出された母乳は既存の法則性を無視した搾乳量を観測しました。

その母乳サンプルも一部入手しましたが抽出された物と同じなのを確認。

 

つまりあの森の生物は女性を改造しミルクサーバーにすることで強靭な身体を育む成分を産出する生態系だったのです。

その勢いも波があったのですがここ二ヶ月は常に勢いづいていてその原因を探ることにしました。

仮説ですが完全に耐え切れる個体が居るのであれば人類のさらなる進化への礎にできることでしょう。

 

 

 

 

蓬莱製薬が後に発表した老化を劇的に遅らせる延命丸薬。

その製法は秘匿されているが成分は非常に単純、しかし他は決して製造すること叶わない魔法の丸薬。

富裕層を始めとした権力者に高値で流通していくその丸薬……その製造方法は……蓬莱製薬の奥深くにあった。

 

「ふぐぅっ♥♥むぅぅぅぅっっっ♥♥うぅぅぅっっ♥♥うぅっっ♥ん"んんッッ♥♥♥」

 

ゴウンゴウンと機械の動作音と共に聞こえてくるのは女性の甘く野獣のような喘ぎ声。

その女性は四肢をがっちりと拘束され、膣と肛門には振動する玩具が深々と刺さっている。

冗談かと思うほどに巨大な乳房にはそれに見合った搾乳カップと……噴乳の勢いに負けないようにと締付けベルトが装着されていた。

瑞々しい唇にはチューブが入っている……最低限の養分が与えられていた。

その女性もまた普通ではない、頭頂部には角があり人ならざる耳があり……尻尾もあった。

森林の奥深くで発見された彼女はその体細胞は不変で不滅。

即ち不老不死と呼ばれる類の生物になっていた、そして……脳の中枢は搾乳の快楽に侵されマヒしていた。

 

理性があればこの扱いに対して涙したことだろう。

しかし……樫野はこの扱いすら許容していた。

 

永遠に続く搾乳……気持ちいい♥

 

搾乳され続けることを良しとしていた。

これからもこの事実が表面化するまで……樫野は搾乳され続けることだろう……

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