被害……ヒロインはマシュになりまーす
カルデアの中でちょっとしたハプニングだったり、イベントが開催されるのはそう珍しいものでもありません。
私、マシュ・キリエライトが先輩……藤丸立香と共に歩んできた数年の間は間違いなくそうです。
その度に騒動になり原因究明、そして平常に戻っていく……そういうものの……ハズなのですが……
「あっはっは!!全能な新生ダ・ヴィンチちゃんは捕まらないぞー♪」
「私と同じ顔と声でハレンチな事は辞めろって言ってるんだよー!!待てー!!」
先輩がどうしてもと良いカルデアの召喚式で呼び出してしまった……
ダ・ヴィンチちゃんを自称する全裸のサーヴァントが今猛威を振るっているのです。
当然シャドウボーダーの管轄AIをしていたハズの本物のダ・ヴィンチちゃんはおかんむり。
それもそうでしょう、その……目に毒なご様子ですから。
ダ・ヴィンチちゃんの身体は可憐な少女、無垢な美しさというものを追求されていたと思います。
しかしその……全裸なダ・ヴィンチちゃんはと言えばそんなダ・ヴィンチちゃんの胸や尻は頼光さん並にでっかいモノが……
それを惜しげもなくあけっぴろげに晒しているのです。
そして何より……厄介なことにとてもハイスペックで追いかけきれないのです。
「先輩、見てないですよね?」
「み、見てないよ……!」
退去してもらうという事もちらつくのですが……この全裸ちゃんがとてもハイスペック。
全裸で性に関してかなり開放的という事以外は非常に優秀なんです。
……とても尖ったスペックであるのも間違いないのですけど。
この全裸ダ・ヴィンチちゃん……全裸ちゃんの愛称がつけられ呼ばれてますが……
全裸ちゃんの齎す恩恵を100%受けるためには受ける側も全裸にならないといけない。
そういう縛りがあるのです……勿論、私は遠慮してるのですが……
先輩は一時的にですが何度かバフを受けているそうです……
意図せぬ形での、とのことですが……
「明らかに風紀を悪くすると思うんですけど、先輩はどうお考えなんですか?」
「んー……コレに関しては実際に恩恵を前向きに受けてる人に聞いてみたほうが良いんじゃないかな……」
「と、言いますと?」
「今ちょうど戦闘訓練してると思うんだけど……スカサハ師匠が最たる例だよ、聞きに行ってみると良いよ」
「私は先輩の考えを……ま、まぁいいです、分かりました先輩がそうおっしゃるのでしたら、それで分かるんでしょう」
戦闘シミュレーション室へと向かってみましょう。
……ちなみにですがこのカルデア全体に今は全裸ちゃんの恩恵が広まっていて……お風呂に入るべく全裸になるだけでも片鱗を味わえます。
私は一時的な筋力ステータスの向上が認められましたけど……他の皆さんはそれだけではないみたいです。
その片鱗というものをもしかしたら……見れるのかもしれませんね。
「……いやぁ、精力増強で複数人相手に搾られても平気になったっていうのが大きいから退去させられないとかは……言えないよ」
ポツリと先輩が何かつぶやいたような?
振り返っても……先輩はにこやかに手を振るばかりで……
そういえば全裸ちゃんが来てから先輩の寝覚めがスッキリされてることが多いような……
寝る際に脱いでいらっしゃるんでしょうか?
戦闘シミュレーターは稼働していて中にはスカサハさんが一人……いえ、同じくケルトの英雄、フェルグスさんが。
少々中をのぞ……ぴゃっ!?
「な、ななななな……なぁっ……!!」
スカサハさんはともかく、フェルグスさんまで全裸!
両者共に涼しい顔してますけど、局所が!!局所が丸見えでした!!
み、見てしまいました……!先輩にもついていることでしょう、男性の股間についているモノを!
「なんだ、マシュマロちゃんも混ざっていくンボォァ」
「今のお主はマシュには刺激過剰も良いところじゃ、今日の慣らしは中止。良いな?」
「そ、そういう理不尽なところも好きだぜ、姉御……」
「さっさと行かんか馬鹿者」
あわあわして引っ込んだ私の気配はモロバレだったのでしょう。
ドムンッと鈍い音とフェルグスさんがまずまず上げないような酷い悲鳴が……
戦闘訓練中というよりも聞こえてきた内容から恩恵がある環境下での身体の動きに慣れる目的だったのでしょうか?
追加で蹴るような鈍い音がして……ぺたぺたと足音が?
「ふむ、今の時間はマスターにべったりだと思っていたが、何用か?」
「あ、いえ……実はですね?」
訓練室の中から現れたのはまるで一糸纏わず裸体を晒しているスカサハ師匠でした……!
お風呂場で見たりしますが、こんな往来で晒すのは流石にハレンチ!ハレンチです!!
うっすらと浮かぶ汗、細かな傷……そして今も私の視界の端で揺れ動く中々大きな乳房……
こ、これは同性の私でもかなり、クるものです……!
ぐーっと堪えながらココに来るに至る経緯を説明しまして……
「ん?どうしたもっと見ないのか?」
「揺らして誘おうとしないでください!」
「はははは、悪い悪いついな?」
説明最中にもわざとらしく胸を揺らすんですから、もう!
ぷりぷり怒る私をみてカラカラ笑うばかりなんですから……
「そうさな、始めはお主と同じで儂も眉唾モノと思っても居たな」
こうして全裸寛容派になったきっかけはフェルグスさんらしいです。
訓練で見事スカサハさんを一度倒し切る快挙を成し遂げたフェルグスさん。
そのご褒美にとスカサハさんに願ったのが……性行為でしたがそれは敢え無く却下。
折衷案でスカサハさんが一発攻撃を受ける度に衣服が消えるという縛りで訓練。
……その際に全裸になってから一気にあらゆる感覚が冴え渡って……とのこと。
これはスゴイ……と全裸ちゃんを許容するように先輩にも進言するようになったとか。
「ところでお主も恩恵を受けてはいないのか?」
「え?お、お風呂の時や着替えの最中だけですけど……」
「ふむ……そうか」
「は、はぁ?」
口ぶりからして……先輩と同じ様なタイミングで思わぬ恩恵をって所でしょうか?
そこも大きいのでしょうか……
「まぁ良い、これはこれで解放感があり恩恵有り無しでもなく良いものだと見せてやろう」
「……あぁ、なるほど。論より証拠と言う訳ですね」
スカサハさんがなにやら入力していきますが……これは……
「今の私は強いぞ?」
あ、一人称も代わって気を引き締めてますね。
これは……なんと、感慨深い第五特異点で相対した……聖杯で強化されたクー・フーリンさんです。
そのデータを入力してシミュレーション上で戦おうと言うみたいです。
……それはもう、圧巻の一言でした。
スカサハさんの動きは先輩の令呪でもってブーストがされているかのようにも思えるほど……洗練で……
いえ、何時ものスカサハさんも凄まじい動きなのですが……
残像すら見えないようなクー・フーリンさんの槍捌きをあの細腕で捌き切り受け流し、返す形で刺していくのです。
データ上の戦いですので……実際はもっと勝手が違うのでしょうけど。
それでも、互角……いえ、スカサハさんの動きのほうが一枚上手!
「おぉ……これは、すごい……ですね」
「そうだろう?正直この恩恵を編み込んだルーンも開発中でな?」
「……あの、こちらを見るのは……?」
「マシュ、丁度よい実験相手になってくれんか?」
あ、これは逃げてもどうにもならないヤツですね。
笑顔ですけど、圧があります……逃げたら先輩も巻き込みそうです。
部分的でも効果は出る……との事でいきなり全裸というハードプレイは免れましたが……
う、ぐぐ……見る方が全裸のスカサハさんだけとは言え、恥ずかしいです。
「仮想敵は……コヤツがちょうど良いか、ほれショーツ一個になっただけで恥ずかしがるでない」
「普通は武装だけで敵の前に出ることなんてありえないんですからね!?」
「ははは、何時いかなる時でも全力を出す訓練と思え!」
たしかに……と思いましたが戦闘時には霊衣を装着するはずです。
そんな全裸で戦うことは……ぐ、ぐぐぐ……
言い包められている感じがしますが……トップレスの水着で戦ってると思え……ば……!
「シミュレーションエネミーはモリヒトデ達だ、気合を入れろ」
「え、あの……それって?」
「無論、組み付くことを許せば大変な事になるヤツだ」
恥じらいとか感じている場合じゃなくなってきました!
さ、流石にあんなのに組み付かれるのはイヤです!
フェルグスさんが喜ばれる事にもなるって聞いただけでよくないことになるのも分かってます。
流石にシミュレーションなので体感するだけですが……!
「仮想現実でも、そんなのは許しません……!」
「では誰なら許す?」
ふと浮かんだのは先輩の顔ですが……先輩がそんな事をする筈も……
私とキスをしたり胸を揉んだり……う、うーん……イヤ、ではないのですけど。
「ほれ、目の前の敵に集中しないといかんぞ?」
「はっ……対処します……っ!」
シールドが……いつもよりも軽い?
それに、動きが思った以上にスムーズで……これが恩恵という事でしょうか。
攻撃も……想像以上に軽い、この敵は……現実のモリヒトデ達と筋力ステータスは変わらない筈なのですが……
明らかに……それよりも軽いっ……やはり、ステータスを可視化してもそうです……!
こんなにも機敏に動けている上に相手の攻撃が軽いとなれば……!
「ハァッ!!押し切りますッ!!……せいっ!!」
やはりそうです、筋力もかなり上昇していてエネミーを押しつぶす事も吹き飛ばすことも容易ですね。
これだけ実戦でも動けるのでしたら……!
殲滅するまであまり時間は掛かりませんでした……想定上ではもうあと十分はかかったかと思います。
私一人でとなれば火力不足が否めないところはありましたので……
「ふぅっ……」
「見事、儂のルーンもいい具合に作動するのは知れた……上々だな」
パチパチと拍手をもってスカサハさんに褒められる程に動けていたのでしょうか。
「途中から動きがかなり過激であったが、身体に違和感はなかったか?」
「はい、特には……」
「それもそうか、集中していてあまり気にしてなかった様子だったしな」
言われてようやく気が付きました、私こんな半裸状態で……!
かなり大胆に動いていたと思います、見物しているのがスカサハさんだけで良かったです……!
かぁ……と頬が赤くなってしまいます……
「素養はあるな、それでそのショーツも取り払えばさらに……」
「か、勘弁してください……私にはハードルが高すぎますっ……!」
戦闘面での利点は確かにスゴイと思います。
でも、その為に脱げるかと言われましたら私はNOです……!
先輩にならともかく、黒髭さんに見られたら……!
「まぁ私はTPOを弁えて脱いでるのでな、マシュもそうしてみるといい」
「か、考えておきます……」
これ以上居ると言い包められてそのまま全裸にさせられてしまいそうです……!
衣服を慌てて着ると訓練室から飛び出してしまいました……!
どっと疲れた気がするのを拭えません……精神的な疲れがこんなに身体に来るのは中々無いと思います。
戦闘訓練の疲れは正直そこまででもないんです……はい。
本当に慣らし程度だったのが幸いでした……スンスン、ちょっと汗臭いでしょうか?
先輩に今会えませんね……先輩は、お休み中のご様子。
何時ものベッド待機組が先輩の動向は監視しているでしょうから何かあればスグに知らせてくれるでしょう。
戦闘面での利点は少々わかった気もします。
ですが他の利点……一体何があるのでしょう?
元々全裸になったりしている英雄王は……ノリノリですが。
他の皆さんはそんな気はなかったはず……最低限の衣は纏っていたと思うのですけど。
全裸否定派のほうが少ないまであるのですから……
「……歓声?」
聴こえてくるのは……お栄さんの歓声でしょうか?
部屋も合致しています……ちょっと覗いてみましょうか。
「まぁまぁ!素敵な絵!頂いてもいいの?」
「応ともサ、あびぃにゃ……ぉん?なんでぇとと様……お、おぉー!新たなもでる発見!!」
「あらら、マシュさんもお仲間に入りたいの?ふふっ楽しい事になりそう♪」
中に居たのはアビーさんとお栄さん……そして北斎さん。
アビーさんはこれまた全裸……被り物をしていますから夏の霊基なのでしょう。
とってもハイテンションなのがより夏の魔力に当てられてる感じが……
ど、どうしましょう……モデルと言ってましたから絵画のモデルということなのでしょうけど……
「面白そうな事してますねっ☆私も混ぜてくれないと拗ねちゃいますよ?」
「わぁぁっ……BBさんっ!?」
とても厄介な事に愉快な事に目が無いBBさんがっ……ドンッと背中をおして押し込んできたじゃないですか。
そして両手はがっちりとお栄さんに掴まれて……キラキラと輝くアビーさんの目もあって逃げづらいです……!
「まぁ悪いようにはしないからサ、ましゅ嬢ちゃんも中々良い絵になるべっぴんさんだからサァ」
「ご覧になって、これ!今しがた描いてもらった私の絵!!すごくきれいで素敵に描いてくださったの!!」
「わぁ、すごーい☆後で私も描きあげてくれませんか?センパイのオナネタに提供しようかと」
な、生々しいまであるアビーさんの裸婦画っ……確かにスゴク良く描画されていると思います。
芸術的な観点で見れば全裸はあまり珍しくは無いですね。
BBさんも後でというのでしたら……旅の道連れは出来たと言っても?
「さぁさ、ましゅ嬢の裸体は……っとぉ!」
「剥くのは真に万能なBBちゃんにおまかせを♥」
「え、は、いつの間にっ……!」
あっという間にですが私の衣服は剥がれていました。
さ、流石の手癖の悪さですね、BBさんっ……!!
さっと消えてブラジャーは勿論の事ショーツまで一瞬で奪うとは……
「おぉぅ……こりゃぁまた、芸術品ったぁこの事だねぇ。肌は初雪、しかしてその身体は命豊かな春先の大地!」
「あ、あの……恥ずかしいので、早く……!」
「カーッ!!ダメダメ、身体を隠すんじゃねぇ、構図はこうして、こう!……ン、ちょいと我慢してな?」
局所を隠そうとしていたらダメ出しを食らって……な、なんでしょう……
西洋の像のようなポージングをさせられて……正直恥ずかしいのですがこうなったら止められないんですよね。
さ、流石に局部は描かないでくれるとは思うのですけど……先程のアビーさんも髪の毛等で局部は隠してくれていましたので。
「ン、覚えたッ崩してもいいぜぃ嬢ちゃん」
さっと筆を取って白紙に筆を走らせていくその姿は真剣で……輝くモノを感じます。
描くモノは一部見せてもらえませんが……その描く際の姿勢というのは魅入る何かがあるんです。
情熱というものや職人魂というものでしょうか?
そもデッサンはモデルの方はこんなに早くに開放されるものでしょうか?
「とっても記憶力が良くって風景を描く時も描きたい瞬間をぴたーっと覚えちゃうんですって!」
富嶽三十六景神奈川沖浪裏を描かれた時もその才能を……と思えば確かに。
……私の裸体も記憶されているって事では……?
「美人の裸体はどんな時も切り出せるねぇ」
「描き上げたら忘れてくださいっ!!」
「そりゃ無理な相談サ、目にも心にも焼き付く美体だったんだから」
「ぅ、くっ……」
わ、悪い気はしませんが、できれば忘れて頂きたいのですけど。
「それにどうせますたぁに見せるんだろ?今更何恥ずかしがってんでぃ」
「ところがナスビちゃん、まだセンパイと寝たことが無いんですよ」
「……マジか?」
寝る……先輩と添い寝はしたことあるのですけど、それは違うと言うんです。
まだ私には早いとかそう言われたりするのですが……
「んじゃあ、子作りに関しちゃ」
「それはまぁ、識ってますけれど」
何でしょう、皆さんの視線が生暖かいモノに……
性交渉自体は識ってますとも……まさか、寝るとは……?
「ちっと色を識ったほうが良いんじゃねぇか?ついでに良い絵にって思うんだけど……あびぃ、ちょいちょい」
「はいはい?うん、うん?……まぁ確かに確かに、素敵な事になると思うわ!!」
ぞわりと悪寒が走ったのは……気の所為ではないと、思います。
純真無垢な夏のアビーさんの笑みがほのかに怖く感じた瞬間でした。
次の瞬間にはそのほのかに感じていたモノが具現化していました……
足元から這い出てきたのは混沌の化身の触手。
……そういえば、ここに集まっているのは……!!
全員フォーリナーです……!
足元から顕現した大小色とりどりのタコやイカの様な吸盤付きの触手が姿を表し私を絡め取ってっ……!
え、あの……全裸のままIの字に拘束されてしまったのですけど……
「おぉイイねぇ……へへ、じゃぁちょいと……」
「もうちょっとイジって発情させちゃいましょうよ♥ほらほらぁ……」
「か、勘弁してくださいっ……この、ぬるっとした感じ、ひぃぃぃっ……」
生理的嫌悪感が凄くてゾワゾワしますし、ひぇっ……股座にまで……
すりゅ、すり……むにゅり♥
股座はコリコリとした吸盤が擦れていき……乳房の方は絡みついてきて……揉んできてっ……!
先端に吸盤をくっつけてはグイグイと引っ張って……ッ!
本能的に逃れようと動いてしまって、余計に触手が食い込んでっ……
「おぉ……」
「あら、いけないわ。ちゃんと見て覚えていただかないと」
「こんな、装飾は必要なんですか!?」
「必要ですよ、センパイはぜーったいに喜びますから♥」
先輩、が?今の私のこの様子を見て喜ぶ……?
ぐらりと頭から揺らされ思わずBBさんの顔を見てしまいます。
「ほら、これセンパイの本棚にこーっそり隠されてたブツです♥BBちゃんの目を盗んでこんなので自慰行為をしてたんです、ギルティです」
「これ、は……」
「まぁ、マスターったら触手プレイもお好きなのね、今度はそちらの方面でも愉しんで貰いましょ♥」
ぐわんぐわんとする頭で見るのは……どこかで見たような特徴をした方と触手が交わっている絵……
これで、本当に?疑う私に動かぬ証拠を突きつけてくるのは……やはりBBさん。
映像記録でこの本で……男性器を摩り……ッ……
「ほら、マシュマロちゃんの痴態でもシコって貰いましょうよ♥ザッコザコなセンパイならすぐに……おやおやぁ?」
先輩ッ……最低です、こんな、こんな……
こういう事で興奮するのでしたら私が徹底的に治さないとっ……
もっと肉感的な方も居ますけど、私がしっかり性欲処理を担当させていただきますっ……!
「あ、あらぁ……残念、もうちょっとマシュちゃんのお胸、むにむにとしたかったのだけど」
「いえいえ、あれでイイんですよ。ふふふ、愉しくなってきましたよ」
背後で何か聞こえてきましたが、もうそんなのは気にしてられません。
一刻もはやく……先輩の性癖というものをノーマルな方向に持っていかないと、手遅れになっちゃいましゅ!!
フスフスと鼻息荒くアビゲイルの触手を振りほどいたマシュは飛び出していく。
一糸纏わず全裸であることに違和感を抱く余地もなく……
フォーリナー3騎と狂気の産物でもある触手と触れた為にうっすらと……マシュの高い各種耐性が弱体化していたのだ。
そして浸透するようにダ・ヴィンチ(裸族)の真の恩恵……加護がマシュに根付いていった。
全裸のダ・ヴィンチは低ランクながらに神性を宿す土着信仰の神に至った。
その権能は子作りと知識、物創り……そして全裸であってもまるで問題がない健康の神。
マシュの認識は徐々に汚染されていく……全裸に違和感を持たない……
性的接触に対しての羞恥も減退し肉体は健康で性的魅力あふれるモノへと変革していく……
マシュは生きている人間でもあるが故にこの権能を特に強く受ける……
カルデアの最後の砦とも言える女が今、堕ちた。
今マシュを飾るのは……たった1つ、メガネだけだ……!!
……全裸ダ・ヴィンチちゃんが召喚されてからもう二週間にはなる。
最初こそダ・ヴィンチちゃん自身の圧に負けて退去させようかってもなったんだけど……
速攻作ってくれた精力剤のお陰で今、オレピンピンしてられるんだ……
メルトリリスから始まった独占欲が強いサーヴァントによる独り占めセックスん時間コースが多発して……
最近はモルガン陛下も中々キツく搾ってくるから……大変だったんだ。
皆さんすっごい美人なだけに断るのも……オレには無理だよ。
そういう関係じゃ……って言っても押し負けちゃって……マシュに知られたら軽蔑されるどころじゃないと思うんだけど。
……清姫は凄くウブだしキスでコロっと気絶しちゃったからセーフなんだけど。
「ぅっ……ふはぁ~……ようやくご飯にありつけるよ……今日のエミヤのご飯はなんだろ?」
何をするにしてもご飯を食べて英気を養ってから……っと?
なにか良くない感じがするぞ、殺気というかなんというか……!
「なんだろ、セックスしまくってるのが頼光さんにバレちゃったかな……」
実際そういう類の生存本能に直結するヤバい知らせだ。
まぁ、最悪マーリンやレディ・アヴァロンになんとかしてもらえるように頼み込む他……
「やぁやぁ、マスターくん。今日の分の精力剤だよっ」
「あ、ありがとう……ちょっとタイミング早くないかな?」
「いーやいや、今から必要なものさ……腹ごしらえもしたいだろうけど、今はこれでグイっと行ったほうがいいよ?」
「……うん、そうします」
今や全裸ダ・ヴィンチちゃんが把握していない事っていうのは数少ない。
裸族堕ちしたら最後、行動とか把握されちゃうんだ……オレが裸族堕ちしちゃいけない理由でもあるんだけど。
というか裸族堕ちしたら漂白された人理をどうのこうのっていう事も……まぁ忠告通りに……
今回のはゼリータイプか、ちょっとお腹が膨れる……
「そろそろ来るかな、じゃあがんばってねー♪」
「は、はぁ?」
何が来るんだろう……バーゲストかな、盛ったらもうスゴイから……
それともアタランテ・オルタっていう線もあるかも……どっちにしても腹をくくらないとね。
ペタペタと素足の音、そして鬼気迫る魔力の渦……あーうん、ゾーンに入っちゃってる娘だ。
さて、だれか……なぁ……?
「え、は?え?」
「せんぱぁぁぁあああい♥♥」
どうしちゃったのマシュ!?え、誰かお酒飲ませちゃった!?
デンジャラス・ビーストモードだコレ、オレこれ終わったかも。
身体強化して構えると……マシュの超興奮状態のマシュマロボディが突っ込んできた。
先輩を視認した時から身体がもうドキドキとうるさいですっ♥
抱きついてみれば……うっすらと香る汗のニオイと先輩自身のニオイでしょうか?
勢いが強くて廊下で倒しちゃいましたけど、もう、ドコだって良いですよね?
どうせ、先輩だって……アブノーマルな事で興奮するんですからっ……!
私がしっかり治す前にまずは普通の営みでしっかり興奮してもらう必要があるんですからっ……!
「ま、マシュ?どうしたのさ?」
「先輩っ……♥」
困惑した様子の先輩もかわいいです、あ……これがBBさんの感覚ですか。
なるほど、これは堪りませんね♥こう、お腹にキュンと来る感じがあります。
発情して、興奮して……もう子作りの準備は万端です。
「子作り、しましょう♥」
「え、は?マシュ!?マシュー!?」
私の準備はともかくとして、先輩は……わぁ、ズボンの上からもうカチカチなご様子。
男性器がもう熱り立ってしょうがないのですよねっ♥
すりすりと下腹部で擦ると……ビクビクと反応してかわいい♥
「よし、落ち着こうか、マシュ?」
「落ち着いてますっ♥先輩のニオイってリラックス効果もあるんですよね♥」
「だめだこりゃ、バーサーカー?」
「とにかく子作りです、先輩の興奮も子種もいーっぱいください♥」
どんなに言い繕っても身体が反応しているのは隠せないんですから……
はっ……先輩の男性器……フェルグスさん並に大きいっ……!
そしてなんでしょう、この変色具合は……日に焼けたみたいな色の変化ですね。
でもまぁ、良いです……全部脱がしてしまいましょう!
「お願いですから、あまり抵抗しないでください……っ」
「本当にどうしちゃったの!?酔ってない?」
「酔ってませんっ!先輩が悪いんですっ!先輩がっ!!」
そう、先輩が全裸を認めちゃってる所があるんですから!!
性癖歪みまくりですよこの先輩、最低ですっ……だいすき♥
という訳でズボンから何からぜーんぶ力づくで引っ剥がしていっちゃいましょう。
私も全裸なんですから先輩も全裸になるべきです!
サーヴァントとマスターは深い深い所で繋がり合うものなんですから。
もう全身全霊でつながっていっちゃいますからねっ……!
ち、知識にはありますけど、実際にこんなのが入るんでしょうか?
不安な所もありますが……先輩を懲らしめないといけないんですからっ。
シールダー、吶喊しますっ……!
にちゅ♥くぷ……ぐっ……ぶちぃっ♥ぶちゅんっ♥♥
ぅ"ぁ……?
痛みと共に来るのは非常に強い……幸福感?
いえ、これは……快楽の、先輩を想って身体を弄った時と同じ……快楽の、渦っ♥
挿入し純潔を散らしマシュはマスターである立香と繋がった。
深く、深く……肉体的にもパス経由でも……深く結ばれた。
一気に流れ込んでくるマシュの激情の迸りはマスターにも流入し……
「……挿入しただけでイっちゃったんだ?かわいいねぇ……」
「ぅ、あ♥こんな……幸せな、気分っ♥」
主導権もチンポも握っていたのはマシュだったが……ギラギラとした目を浮かべ……
様子が一変する立香、押し倒された際に無抵抗にだらんとしていた腕がマシュの腰をつかむ。
押し倒されたその体勢は騎乗位だが……その主導権は……
「もっとイッちゃえよ」
「――――ッッ!?!?♥♥」
今、一転し攻守逆転してしまった。
全裸の恩恵を受けたマスターは並み居る女性サーヴァントとも肉体関係にある。
その体液を介して人理が戻った際には封印指定待ったなしのとんでもな肉体になっている。
無論、性においても……無類の強さを誇る。
精力剤の影響?そんなものはほぼプラシーボだ。
ダ・ヴィンチが言うにはほんのすこし……マスターの持つ才能というものを引き出すだけ。
多方面の女傑を心から堕としたマスターは……いわば一つの概念が宿っているのだ。
女殺し……その概念が遺憾なく発揮され、今マシュにその矛先が向かう。
どちゅっ♥ぐりぃぃっ♥♥ごりっ……ぬるぅ……ずどっちゅん♥♥
「ほぉっっ♥♥――――ッッ♥♥」
少し前まで純真無垢、暗喩的な所を理解するに至らなかったウブっ子が……
ペニスの1ストロークで簡単に甘イキし奥をゴリゴリとされれば身体をしならせ絶頂に至る。
マスターの醸すニオイという物自体が……一種の媚薬にも相当するのだ。
これには真っ白だったマシュの認識があっという間に淫靡な色を覚えていってしまう。
もう、戻れない……全裸を、セックスを……マスターとつながる歓びを識る前には……
「いくよ、魔力供給だ……たっぷり、味わってね……もちろんイけよ?」
「はぃ"ッッ♥♥イき、ますッ♥♥」
まずは一発目……廊下で、誰かが通るのは避けられないような往来で……始まった砦陥落の宴。
その区切りとして女という城への特効、攻城兵器にもなりえるペニスから……あつあつの子種が放たれる。
あえて緩く、奥を小突き……そして吐き出される。
じわりじわり広がる熱い子種の感覚はマシュの脳髄を犯していく。
そして……子種は子宮内に飛び込んでいき……
「ほひっ♥♥ぃッ♥♥~~~~~~ッッ♥♥♥」
マシュの身体に感じたことのない……一等強い幸福感と快楽が走っていき……
身体を大きくしならせ豊満な胸を大いに弾ませ……イキ狂う。
イけばイク程に……マスターのペニスを食い貪り……よりその形を、熱を感じて……さらに幸せが刻まれていく。
「ご禁制、ご禁制のにお……マシュさんっ!?!」
「ま゜ッ……きゅぅぅぅ……」
「清姫さんが気絶しました!」
「浮気の気配……ふむ、良いでしょう。誰が一番夫の妻に相応しいか床で勝負と参りましょう」
当然あふれる嬌声に淫らなニオイと……魔力の波動はサーヴァントを呼び寄せる。
一人、二人……マスターである藤丸立香のペニスを貪ろうと……身体を重ねたくよりついていく。
「という訳で全裸も悪くないと思います」
「まぁー……オレもマシュの事は好きだったし、前後逆だけど付き合う事になりました……」
フスフスと鼻息荒く私と先輩は連れ立ってダ・ヴィンチちゃん達に報告することになりました。
現状生きている人間である私と先輩が最優先ということで……他のサーヴァントの皆さんは一歩引いてくださりました。
正直今でも夢のようです、先輩とお付き合いする事に至ったのも……
その、すっごく激しく抱かれたということも……
「おぉーヤったね☆マシュを抱いた感想はどーだい、マスターくん?」
「いやもう、甲乙つけられないと思うんですけど……マシュはなんだか、特別な気がして……」
「先輩……♥」
「あ、まってね、今盛ったらダメだから……後でしっかりハメ潰してあげるから、ね?」
自然とキュンと子宮にクる事をキリッとした顔で言ってくるんですから、先輩は卑怯です。
グッと押し倒したくなりましたが……グッと我慢して……
全裸ちゃんはニコニコ祝福してくれて……
「……はは、もうどーにでもなーれー」
ダ・ヴィンチちゃんはと言えばどこかやけくそで……バッと衣服を脱ぎ捨てちゃいました。
「これからも末永く……よろしくお願いしますね、先輩」
「うん……でも要所要所でちゃんと服を着ようね?締める所はしっかりとしなきゃ」
「……ぶー」
先輩の言う通りかもしれませんけど、先輩にはより近くでより1秒でも長く……私の身体をすべてを……見て欲しいんです。
このワガママは通してもらいますからね、先輩。