私は、私は何なのだろう?
どことも分からない場所で目覚め、彷徨い歩く私は何だ?
名前だけだ、名前だけが私を認識させてくれる。
ライ……その名前だけが、私の存在の証明。
ただただ、遠くに見える文化の光を目指して歩く。
私の命の灯火が尽きるのが先か……たどり着けるのが先か……
あぁ、でも……前者の方が濃厚だ、客観的に見て女が飲まず食わずでたどり着ける距離じゃない。
道中に小屋らしき物があるけれども、人の気配も何もない。
「……ぁ」
足元から力が抜け、堅い地面に身を投げ出してしまう。
幸いにして自分の乳房がクッションになったけれども……痛い。
ここまで……なんだろうか?私は……
薄れゆく視界、遠くからは……何か、音が……良く分からない、な。
大――……君、大――か――――
良く聞こえないけど、温かみがあって……私を包んでくれるような……何かだった。
私は死ぬんだろうか?それとも……偶然にも誰かが通りかかって――――
はっと目が覚める。
最後に見たどことも知れない土の上ではない……
背中を包むのは柔らかな布団……ではないな、ベッド?
「ここは……?」
豪奢と言って良い室内、ベッド一つとってもかなり上等と見える。
服だって着替えさせられている。
……少々胸元がキツいな、ゆったりとした寝巻きに見えるけれども。
「お目覚めになられましたか、オデュッセウス様にすぐにお知らせしなさい」
「はいっ!」
声の方を見れば……侍女と思われる女性が二人。
かなりのご身分の方に拾われた……と見るのが正しいか。
何故か私の胸の奥には焦燥があった、ここに居てはまずい……と。
いや、まて……私は何を……?
「貴女、行き倒れていたのは覚えていまして?」
「……えぇ、そこで朽ち果てるとばかり思ってました」
「結構、では掻い摘んで説明しましょう……貴女を我が君が拾い上げてからの事を」
「お願いします」
……話を聞けば私が倒れ伏したすぐ後、駆けつけたのが件の人らしい。
メイドの話のやり取りからオデュッセウスという方……だと思う。
自然保護活動の視察等を終えて帰る最中に私を視認……危険だと声をかけようとした所倒れた……らしい。
王に誓って不埒な真似はしていない……らしい、実際に私にやましい事をされた形跡は無い。
それに側近に女騎士が居てそんなマネが出来るはずもない……との事だ。
身元を特定できるものも無く身寄りがないと判断された私は一端保護される運びとなった。
全てはそのオデュッセウスの厚意での事……らしい。
「何かご不明な点は?」
「……私はどうしたら」
「それについても我が君から提案がございましょう、暫しお待ち下さい」
メイドはそう言い……飲水などを取って来ると言い離れていった。
ぽつんと……また私は一人残され静寂が押し寄せる。
何か思い出す事も出来ない、私の痕跡は……どこにも無い。
入ってきた男は……優男と言うべきだろうか。
金髪で優雅なヒゲを生やしたこれまた気品高そうな召し物をした男だ。
この男がオデュッセウス……私をどうするつもりなのだろう?
「やぁ、気分はどうかな?」
「……良く分からない」
「そ、そうか……じゃあ君の事についてちょっと聞かせて貰ってもいいかな」
言葉遣いからも優しくふわっとした印象。
主君っていうにはちょっと威厳が足りないのではないだろうか。
私の率直な言葉は彼の苦笑いを誘った。
正直に記憶なんて何もなく私に残ってるのはライって名前だけっていうのを話すほか……無いかな。
「私には何も無い、ここがどこだか分からない……残ってるのは名前だけ」
「それは……記憶喪失って事かな?」
「そう、私の過去は無い……何も思い出せない……」
「そっか……行く当ても無いなら何かの縁だ、私の下で働いてみないかい?」
「……正体不明の女を雇うって正気?」
危機感というものが無いのだろうか?
それとも底抜けにお人好し……なのだろうか?
「勿論まずは見習いとしてだよ?」
「それはそうでしょう……しかし、拾っていただけるのは願ってもない事です。どうぞよろしくお願いします」
「そうか、あぁそうだ……自己紹介が遅れたね、私はオデュッセウス・ウ・ブリタニア……ここブリタニアの第一皇子だよ」
ブリタニア……知らないハズなのにどこか懐かしい響き。
もしかしたら私はここブリタニアの民だったのかもしれない。
そう思うとどこか落ち着く気がする。
どことも知れない縁のない地よりも……断然。
これが私、ライがオデュッセウスの下でメイドとして働くようになった理由だ。
ただ生きるためだけに偶然拾われた主の下で働く……ただそれだけ。
与えられた仕事はしっかりとやり一日一日を過ごしていった。
関わりをもったメイドの皆は誰もがいい人だった。メイドの仕事は分からず右往左往する私に一から教えてくれた。
覚えてしまえば後は最適解がスグに頭に浮かんだ。
仕事の手際もかなり良く評価してもらえた、物覚えも良い。
ただ……私は仕事をしただけで特別な何かをした訳でもないけれど……
ずっとここで働いてくれないかとも願われた、考えておく……とだけ言ってその後はあまり……
一週間で雑務メイドから昇格し一ヶ月、二ヶ月と過ぎていけば私の評価はかなり盤石な物になった。
今のメイドとしての生活が楽しいとすら感じていた。
それはなんでだろう?私の中では正直誰かの為にという意識はかなり希薄だと思っていた。
それでも私ははっきりと言える、今のこの生活が楽しい……と。
最初の数週間は慌ただしく過ぎ去っていて感じる余裕が無かったのだけれども……
ふと、思えばどうしてなんだろう?自分の事を見直してみては不思議に思う。
一歩外に出てみれば何も感じない、非常につまらないことばかり。
言葉を掛けられることは多い……私は他人から見て美しい……らしい。
正直そんな事どうでもいい……私にはそんな物無価値だ。
言ってしまえば、この……オデュッセウスの住む屋敷の中だけが色づいている。
他がまるで色がない、無味透明な物に見えてしまうんだ……なんでなんだろう?
「やぁ、ライ。調子はどうかな?」
「ごしゅ……二人きりだからオデュッセウスで良いんだっけ?」
「うん、変に気負われるよりは良いかな。少し浮かない顔をしていたけれど」
「なんでも無い、気にするほどの事でもない」
本当にこの男……まるで主君って感じがしない。
ブリタニアという国には全く似合わない……失われた記憶の緒になるかなと調べたりもしたからわかる。
神聖ブリタニア帝国という超大国は……争いでその身を巨大化させた。
今は新兵器のナイトメアフレーム……KMFと呼ばれる兵器を用いて勢力を急拡大中。
そして次の侵略先が……日本だという、宣戦布告がつい先日された。
……日本、この響きにブリタニアと同じ何かを感じる。
「オデュッセウス……少し聞きたい、日本についてどう……思う?」
「どうって?うーん……あの島国にどんな利用価値があるかは父は話してくれなかったけど不憫な国だなぁと」
「負けるビジョンしかないか」
「うん、流石に戦術感が無い私でもはっきりと言えるよ、ブリタニアが勝つよ」
「そうか……変なことを聞いた」
本当にこの男はブリタニアの皇子なのかと思うくらいに博愛主義だ。
世が平穏だったら……きっと名君として迎えられるだろうけど……
なにより気さくで側に居ると何か……心が落ち着く。
従者に対しても驕りは許さないけど親しみやすさを重視する姿勢……嫌いじゃない。
「それで、オデュッセウスはどうしてこちらに?」
「制圧戦になる前に私が後援している施設を回ろうと思ってね、君も一緒にどうかなって思ってね」
「少し考えさせてください」
仕事で外遊、誘う理由は私の記憶の緒を探そうというところと……
単純な交友を深めたいっていうだけのところの2つか。
誘われたなら……行かない理由はないな。
「質問ですが、オデュッセウス様それはご命令で?」
「どっちととっても良いよ?」
「では……お供の任承ります、何より私は貴方のメイドですので」
「ははは、板についてきたね。ばっちりと着こなす様になったし……うん、今の君はすごく綺麗だよ」
……?
何気ない言葉……のハズが……妙に響く。
頬が熱い、なんだこの……感覚は……?
「どうしたんだい?」
「なんでも無いです、すぐに準備しますので失礼します」
すぐに離れないと頭にまでこの熱が伝わりそうだった。
私がこの時抱いた想いの種は徐々に、オデュッセウスとの交流を通じて大きく深く私の中に芽吹いていった。
どうしようもなく、ふんわりとした綿毛のように包み込み春の息吹を感じさせるこの人に……私は染められていった。
程なくして私はオデュッセウスにも側近メイド達にも認められ栄えある近衛メイドとして召し上げられた。
メイド長直下、オデュッセウスのおはようからおやすみまでをお世話するメイドの一人に……
今日はそんな昇格初日の記念すべき日、メイド服の意匠も若干変わって……正式に私がメイドとして雇われた証。
……記憶は相変わらず戻らないけれども、この穏やかで私にとっては有意義な毎日が送れたらそれだけで十分だ。
私の身体はかなり……豊かだ。
同じ仕事仲間となったメイド達からはお小言が飛んできた。
『格式高いブリタニア王家のメイド服を持ってしてもその身体の色気を抑えきれないとは……末恐ろしい子ですね』
『ちょっと前のメイド服だってすごく胸元ギチギチだったのに……このデカパイ羨ましいぃ~……』
『ライ、貴女のメイド服は特注も特注。大事にしてくださいね……それにメイド服の汚れは誇りの汚れです、細心の注意を払いなさい』
……まぁ軽口が叩ける間柄になれたのは喜ばしいことだ。
何より……今の私はただ一つ……御主人様であるオデュッセウスの感想が聞きたかった。
まだ披露して無く、今日のモーニングコールで初披露となる。
どうだろうか、胸が早鐘のように鼓動を打つ……
『あの……これは?』
『先輩からの餞別よ、貴女オデュッセウス様にかなり気に入られてるし……味見されるかもしれないから』
『味見?』
『……え、うっそそれ知らない?あー……オデュッセウス様に抱かれたりするかもって話しよ、アンタ美人だしスタイル抜群だし!』
『……ッッ!?わ、私が?そんな……ぁ、ぁぅぅ……ちょ、ちょっと考えられないですね……』
メイド服と一緒に受け取った下着はかなり攻めた……布面積が少ない物だった。
あのオデュッセウスがそんな事を?いや、一応彼も王族で男だ……興味はもつのだろうか?
フリルのあしらわれたエプロンドレスの下に身を潜め隠れる……その下着を思い出してサッと顔が赤くなる。
何を……期待しているんだ、私は……不埒だ。
一度息を整え、深呼吸……ふぅっ……良し、切り替えていきましょう。
今の私は、オデュッセウス様のメイド、それ以外に無い。
コンコンコン……
「おはようございます、我が君オデュッセウス様……お眠りのご様子ですね」
控えめに、しかし起きていられたら確実に聞こえるだろう音量でのノック。
しかし反応は無くいまだお眠りのご様子。
昨晩は夜分遅くまで書類仕事に励んでいらしたので無理も無いかと思います。
心苦しいですが本日も政務があります……
「失礼します……ふふっ」
天幕付きの豪奢なベッドで眠る御主人様は何とも穏やかな寝顔。
普段もどこか愛らしい所があるのですが……これはまた格別。
職務中にも関わらずついついと笑みが浮かんでしまいます。
寝覚めの紅茶もご用意していますし……健やかな寝覚めの一助にな……
「ッ!?」
……し、失念していました。男性の生理現象……あ、朝にはアレが大層元気に……
うわぁ……オデュッセウス様の……すご……
緊張などはあまりしていないつもりでしたが……ここで凄く心拍数がっ……!
声はあまり震わせずに……落ち着いて。
「おはようございます、御主人様」
「ん……あぁ、朝か……おぉ、今日の朝はライが来てくれたか……うーん、そのメイド服も良く似合ってるよ」
「恐悦至極です……こほん、御主人様。僭越ながら朝の身支度のお手伝いを務めさせていただきます」
「うん?うん、ありがとう」
ここは落ち着いて職務を全うしましょう。
身支度となれば朝の洗顔……場合によっては軽くシャワーを浴びられるかもしれません。
それらのお手伝いを……さて、まずは……
「……あの?オデュッセウス様?」
「ん、いや……まぁ後でも良いか」
ちらっと……私の胸に視線が……ま、まさか……
「……あの、もしかして……下の方も?」
「あぁやっぱりその辺説明されてなかったんだね……私も王族である以前に一人の男だからね、職務に支障が出ない為にって毎朝……」
「そ、そういう事だったのですね……では、私が……?」
「嫌だったら」
「とんでもございません、やらせていただきましゅっ……くっ……」
正当な理由もございます、拒絶なぞ……
求められている事実に思いの外……舞い上がってしまっている?
私……喜んでいるのか……?
出自は全くの不明、ブリタニア人に見える顔立ち……美しく艷やかで長く腰程までにある銀髪、切れ長で色っぽさを感じさせる碧眼。
そして女性としては長身である178cmの身長と……見事としか言えない上下の膨らみ。
乳房はブリタニア広しと言えど同じ大きさを探すのはほぼ無理と断言されるほどの爆乳。
それでいて腹は引っ込み……オデュッセウスの識る中ではユーフェミア・リ・ブリタニアと並ぶ程に細く折れそうなまである。
尻も爆乳に負けじと大きく豊かで女性らしさがかなり強く出ている女……それがライという女性だった。
拾われた当初はどこか硬く空虚……憂いを帯びた雰囲気もあり消え入りそうな物があった。
だが、オデュッセウスの下でメイドとして働く中……オデュッセウスとの交流の末に一人の乙女としての色が出てきた。
最初はただオデュッセウスの為に働くのが楽しい、嬉しい……だけだった。
その心の奥底で芽吹いた恋慕はじわじわとライを染めていった。
仕事においては完璧、その頭の素性の良さもあってあっという間にメイドの中でも上り詰めたのも……裏ではオデュッセウスへの想いがあったのかもしれない。
「まずは……胸をご覧になられたいと?」
今、オデュッセウスの寝室に立つライは大凡見られないような恥じらいの顔を浮かべていた。
そして普段ならば直接見ること叶わない爆乳と……支えるブラが露わになっていた。
ブラはブリタニア王族の瞳、淡い紫の色合い。そしてその面積は……非常に少ない物。
寄せ上げるタイプのオーソドックスなブラジャーだったがカップの面積が少ない。
乳首が辛うじて隠れる程度、乳輪は1/3程度しか隠れず……乳肉が大いに溢れている。
レース加飾が多く施され……乳房の白が透けて見れる……色情を誘う女の勝負下着。
貞淑なメイド服の下にそんなモノを隠していた……ライのむっつり具合が見て取れる。
考えるな……と自分に言い聞かせつつも期待していたのだ。
「……」
「あ、の……?御主人様?」
「はっ……あ、あぁ……悪いね、あんまりにも美しいから見惚れちゃって」
美しい、上玉を見慣れているだろうオデュッセウスをして心奪う……極上の女。
世が世なら傾国の美女と例えられるだろう、それこそ奪う為だけに戦争が起きる……そのようなレベル。
「恐縮、です……っ」
その成熟した魅惑の身体をもつライ自身は純朴、初々しさが多大に出ていて……それもまた大いなる魅力となっていた。
言動には裏表が無く、仕事は実直……そして親しみを持った相手……特にオデュッセウスに対してはかなり献身的とも言える。
身体を見せる今この瞬間も……その内心は大いに荒ぶり、その感情の一部が表情に出ていた。
眉尻は下がり、頬は赤く染まり……口角が若干上がっていた。
「あぁ待って……もう少しそのまま、メイド姿も凄く綺麗だったんだけど、今のその……下着を見せた状態もかなり良くてね」
恥じらいはある、しかしそれを塗りつぶす悦びの感情がライを支配していた。
もっと見て貰って喜んで欲しい……綺麗と言われるのがとても嬉しい。
その内心をはっきりと言葉にすることはメイドという立場……そして今も記憶喪失しているというモノが足枷になり出来やしない。
人は変化を恐れる、変わりないならばそれが一番……それにオデュッセウスは他のメイドにも同じ事をさせている。
自分だけが特別じゃない、その考えがライの頭にブレーキをかける。
恋に浮かれる女から現実に引き戻す。
「ふぅ……よし、じゃあ……ちょっと汚してしまうかもしれないが、その胸で頼めるかな?」
「イエス・ユア・ハイネス」
ぷつっ……たっぽん♥
ライの凶器とも言える爆乳がブラから解き放たれ……オデュッセウスの眼前に躍り出る。
朝から元気いっぱいな愚息にご奉仕し……その後の煩悩を祓うために……
外されたブラは脱ぎ捨てられ……落ちる。
その大きさは恐ろしい事にライ自身の顔に迫ろうという物。
抱えていた物の大きさを物語るには十分すぎる。
頭がぼーっとする……これが、男の性器……オデュッセウスのペニス。
独特の匂いが鼻につく……ビクビクと跳ねて、大きく……
これが、男の人の興奮の証……私で、興奮している証拠。
毎朝こうなるとは聞くけれど長続きもしない……今もこうなってるのは……私の胸で興奮した証拠だ。
「い、今から……パイズリご奉仕をさせていただきます」
先輩から教えてもらった通りにやっていこう。
いつかする日が来ると言われたけれど、こんなにスグにとは思ってなかった……
唾液でまずは谷間を濡らしていく……こうも興奮して無かったら口や手で興奮させる必要があったけれども……
その必要が無いのは……ありがたいかな、まだ私は慣れてない。
……私が頬張れば歯を立てるかもしれないし、そんなつもりはないが吐くかもしれない。
手よりも……私の持ち味を活かせるこのご奉仕で良かった。
ぐちゅ、にちゅ……♥♥
耳につくこの音も眼下でテカりを帯びていく私の乳も……何か、淫らだ。
見慣れているハズの物だし、毎日のシャワーで見慣れているハズなのに……
「失礼します……っ、熱い……」
「ほぉ……これは、中々……」
唾液でねとねとになった乳房……肌を撫でる風はほんのりと冷える……
ドキドキと胸が高鳴り頭が茹だっていく……クラクラする。
なんでこんなに興奮しているのだろう、わからない……けれど、イヤじゃないんだ。
心地いいふわふわとした感じでもある。いざ乳房の合間にペニスを包めば……とびきり熱くビクビク跳ねる感覚。
滑りも良く……見上げるオデュッセウスの顔は険しいような、それでいて……喜んでいる?
「どう、ですか……御主人様、ライの胸は……」
ずりゅ……ずちゅっ、ぐにゅぅぅぅ……♥
自信は無い、こういった男女の事は……一切練習なんて……
言葉と絵図で識ってるだけだ……両手でしっかりと圧をかけながら……擦りあげて。
放し、圧を逃しながら根本へ……たぱん、たぱん……と音を立てては擦り上げる。
オデュッセウスのペニスはあまり小さいとは思わない……けれども……
こうして擦って行くと谷間に埋もれては先端だけ出てを繰り返す。
びくっ♥びくびくっ♥
あっ……谷間で暴れてる……気持ちいいのだろうか?
恐る恐る見上げてみれば……あっ……
「ふっ……ふっ……ぅっ……!」
余り見ない、オデュッセウスの必死に……堪える顔があった。
……可愛い、愛らしい……もっと見たい。
私の中に欲が生まれじわじわと心を満たしていく。
「御主人様、ご感想をお聞かせください……ライの、トップ106cmのおっぱいは如何ですか♥」
意地悪したくなる、止められない……♥
声も上ずっていって……まるで、自分じゃない声みたいだ。
甘く甘く……蕩けて消えてしまいそうな声。
オデュッセウスの方は……返事をする余裕も無いみたいだ。
―――このまま蕩けさせて、私の虜にしてしまえ
イケナイ、とても……従者らしからぬ考えが一瞬鎌首をもたげた。
どぷっ……ごぷ♥
「あっ……言葉は不要、でしたね……♥」
「ふぅっ……も、もう少しだけ……」
「……遅刻してもしりませんよ、御主人様♥」
乳房の中で膨らみ、爆ぜる……熱い熱い濁流。
まだまだ満足には至らないらしくおかわりをねだられる……気持ちがいい♥
他にもまだパイズリの技巧はある、それも試しつつ……満足されるまでヌキヌキしよう。
時間スケジュールはまだ余裕はある。
その日から、専らムラっと来るのを避ける為の処理メイドは私が引き受ける事が多くなりました。
他ならぬオデュッセウスからのご指名で……異例中の異例ですとメイド長からは聞かされました。
誰かを優遇する……贔屓にしてっていうのを避けていた節が見受けられました。
それをかなぐり捨ててまで私を求めてきていた。私も満更ではなく……むしろ、私からも求める事が多くなりました。
色を……オデュッセウスをからかう事を覚えて……オデュッセウスにベッドの上で支配される悦びを識ってしまった。
それが私の生活を……今の生活を大きく変えてしまったのです……
来る日も、来る日も……私の爆乳はオデュッセウスに揉まれ、顔を埋められ……吸われ……開発されていきました。
ハジメテだった身体も捧げてしまった……悔いはありませんけど……
こんな日がずーっと続いていく気がしていました。
ある日、何気なく同僚のメイドに言った言葉……私の胸を見るの禁止……
これが何故か命令として聞き入れられてしまった。
……思い出してしまったのです、私には異能がある……絶対遵守の王の力。
ギアス……他人に一度だけ命令を下すことが出来る力。
そしてこれが暴走状態にあることも知覚したのです……そこからは連鎖反応的に色々と思い出してしまった。
私は……わたくしはこの時代の人間では無かったのです。
今から何百年も前の古代ブリタニア時代の皇女の一人。
数ヶ月前に制圧されエリア11とされた日本とブリタニア皇族とのハーフ。
……思い出したときは愕然とし……そして、わたくしの根幹が揺らぎました。
わたくしがこの、ギアスを得たのも皇女として君臨したのも……全ては母上と妹の為だった。
……暴走の結果全て失い……絶望したわたくしは自らにギアスを掛けました……全てを忘れろと……
今また暴走し……何気ない一言が命令となり破滅に向かうかもしれない……
オデュッセウスにまかり間違って死ねと言ってしまったら……そう、思うと……震えが止まらなく……涙が止まらなくなりました。
幸い、外見上の特徴で皇族の紫は無いから警戒されることは無いかもしれないが……
このギアスの事は知られては……まずい。
わたくしだけならばいざしらず……オデュッセウス、私が愛してしまった平穏の君を振り回すのは……不本意です。
心は引き裂かれそうでしたが、ここに留まれない……
そうならば、行動は唯一つしか……無かった。
オデュッセウスがエリア11に赴任する……そのタイミングを逃す手は無い。
もう、かれこれ何ヶ月を身体の関係を持ったせいか……オデュッセウスに会うと意識すると……身体が疼いてしまう。
会う前のルーティーン……シャワーを浴びた後の姿見でのチェック。
見てみれば……随分と私も変わってしまった。彼無しに生きていけるかは……正直わからないわ。
元より大きかった乳房はここ数ヶ月の事でさらに大きく、淫らに……オデュッセウス専用の物に変えられた。
106cmのMカップとかなり大きく……オデュッセウスの顔を軽々と包めた胸は……119cmQカップと淫魔乳と言える……物へと変わり果てた。
それに合わせてブラジャーもショーツもその都度変えた。
紫、赤、黒……どれも男性を誘う色気を持った物……
レースにシースルーを組み合わせた物や所謂セクシーランジェリーも私のクローゼットには増えていった。
メイドではなく情婦だとも……思った日もあるわ、上等だけど。
オーソドックスなデルタ……ホルターネック、チューブトップ……あぁこんなマイクロビキニもあったあった。
どれも……オデュッセウスを喜ばせたい一心で選んだ物……大事なパズルの一欠片。
ショーツの方もハイレッグ、ローレッグ……どれも割りと鼠径部が見える物にしていたわね。
今日の下着はカップレスにオープンクロッチで行こう、もう……会えないのだから。
手慣れたしまったメイドの動作……私にとってはどちらが……本物なのだろうか?
私かわたくしか……心揺れる中、身支度は早々に終わってしまった。
じく……キュンッ……♥
身体の方は些か掛かり気味ね……
コッ、コッ……メイドのローファーが耳に響く。
慣れ親しんだ廊下は今は静けさを見せている……それもその筈、もう就寝時間に差し掛かろうとしている。
仕事をしているのは守衛の兵士と翌朝の仕込みをしている厨房担当の方々です。
……月明かりが差し込む中真っ直ぐにオデュッセウスの居るであろう寝室に向かう。
記憶が戻る前ならばそのまま飛んでいきそうなほどに浮かれてスキップ混じりに行ってましたよ。
……告げるのは非常に嫌です、未練ばかりが胸にこみ上げる。
だからこそ、ここに残り続けて壊してしまうのが怖い……怖いのです……
重い足取りで行くも数十分もかからない、眼の前はもうオデュッセウスの寝室の扉。
ノックしようとして……止まる、主人に告げれば……もう戻ることは出来ない。
「ッ……!」
こん、こん、こん……
下唇を噛みながら『嫌だ、離れたくない』と叫ぶ本心を殺しノックする。
「ライかい?どうぞ、待ちわびてたよ」
耳につく非常に嬉しそうなオデュッセウスの声を……忘れないようにしよう。
「夜伽と……大事なお話をしに参りました」
未練は……切り捨てろ。
顔を見ては涙が込み上げそうになる、鼻先がツンとする……堪えろ。
「大事な話?」
「単刀直入に申し上げます……お暇をいただきます」
「……なんだって?」
目を丸くして……それから務めて落ち着いて諭すように問いかけて来る。
そうですよね、貴方はそういう人……
「記憶が戻ったのです、私は……わたくしはここに居てはいけない人間だったのです」
「……もう少し、詳しく聞かせてくれないかな?それだけじゃ私は納得できないよ」
「皇族の貴方はご存知かもしれませんが……ギアスという物が私にあるのです……それは異能、我が身も滅ぼす毒」
ギアスについても事細かに話さねばならないでしょうね。
正直に話せばどんな扱いをされるかは……分かったものではないけれども。
そも、ブリタニア皇族……知らないとは思わない。
全てを話して……かなり突拍子もない話に混乱させたかも知れない。
瞳は揺れ……意を決して何かを紡ぐつもり、か?
「絶対遵守だっけか、一度きりなんだよね?」
「えぇ、どんな事でも……」
「じゃあ何か私にかけてしまえば解決じゃないか、例えば……正直な気持ちを話してくれとか」
……たしかに何かしょうもないことを命令してしまえばその後はイイかも知れない。
けれども……それで良いんだろうか?
「正直に言えば私は君を手放したくは無い、何なら娶ってしまいたいと思うほどに君に夢中なんだ」
「っ……そんなのは、わたくしも……ッ……」
堪えた筈の涙がポロポロと浮かんでは落ちて……せき止める事も出来ずにハラハラとこぼれ落ちていく。
離れたくなど無い、けれどもギアスがまた暴走してしまったら……
……心が揺れ動く……もう、何もないわたくしが患った恋の病。
「……ライが命じます、貴方の想いを聞かせてくださいな」
身体が熱く、火照り……ギアスの力は言葉となって駆け抜ける。
静かに……しかし、しっかりと聞こえる声は耳に入ったのでしょう。
「分かった、ライ……君の事を愛している、私らしからぬ独占欲が湧き出るほどに君に夢中で……どんな手を使ってでも君を幸せにしたい」
朗々と語りながらこちらに近づいてくる、一歩一歩確かな足取りで……
私の手を取り、跪き……見上げてくるこれは……
「君を不幸になどさせない……結婚を前提に付き合って欲しい」
わたくしは……もう、この人から逃れる事は出来ないですね……
わたくしのギアスはもうオデュッセウスには通じない、暴走してもこの人は失わないで済む。
ギアスについては知らなかった様子ですけれども……この屋敷内……いえ、オデュッセウスの傍から離れない様にさえしていれば……
全てを自らのギアスで失ってきたわたくしが……今、こうして恋をし、成就させてしまって良いのでしょうか?
「君の……君の返事はどうあっても良い、私は君をいただく。その上で幸せにしよう」
「え、あっ……オデュッセウス……もう、降参……です」
想いと罪、揺れるわたくしを抱きしめ……キスでもってわたくしを黙らせてきた。
ギアスも何も……紡げない、一人の女として愛し、幸せにすると宣った。
身体も心も……もう逃げられませんね、困りましたよ……旦那様。
特別秀でた物ではない、ただただ博愛主義でブリタニア皇族の中でも平穏という物を尊ぶ男と
覇道を進み全てを失い、嘆き忘れ眠っていた姫が結ばれ……月明かりの下で抱き合い一つになって……ベッドに倒れ伏す。
その営みはここ数ヶ月ずっとしていた事だが……その意味合いは大いに違う。
主とメイド……ではなく、夫と妻の愛し合いだ。
メイドとして拾われ、今に至るまで……心の中に大きく居たのはオデュッセウスでした。
記憶が戻り、最愛だった母上と妹の存在が大きくなろうと……埋もれるどころかその大きさを意識せざる得なくなりました。
罪な人……記憶喪失の出自がわからない女を拾ってこうも蕩けさせたのですから。
「どう……しました?いつもよりも動きが硬いです」
「……正直に胸の内を話した後だからね。それに受け入れてもらえたというのが……ね」
「ふふっ……そういう所、相変わらず可愛らしい人……」
ギアスでそう仕向けたとは言え、大胆にもプロポーズして……わたくしを奪ったのにも関わらず……
ギアスで喋った後はいつもの彼へと戻ってしまったご様子。
ただ……もうわたくしも彼も間柄が変わってしまった。
想いを秘めていた、肉体だけの関係でも良いと思っていたわたくしは恋人となってしまった。
こうして抱き合いお互いの想いを確かめあっているだけでも至上の喜びになっていく……
「ふふ、わたくしに弟が居たならば貴方のようだったかもしれませんね?」
「おいおい……私を早速尻に敷くつもりかい?」
「あら、ごめん遊ばせ……やっぱり、今まで通りに御主人様と呼んだほうが燃えます?」
「それはどうかな……君の心の赴くままに振る舞ってくれ」
……喜びが駆け巡る。
同時に、開発されきった身体にも火が灯る……絶対に孕む、孕んで幸せを掴んでやると……
開発されきり、淫らそのもの……しかしその心意気は初夜を迎える花嫁。
メイドという職務からも、過去の事からも掬い上げられ抱かれる女の顔には……未だに信じられないという色があった。
「夢では……無いですよね?」
「夢じゃないさ、明日からエリア11に赴任するけど……勿論君にも一緒に来てもらうし……色々と便宜を図るよ」
衣服を脱ぎ捨てた男女が豪奢なベッドで抱き合い……お互いの体温、鼓動の高鳴りを感じ合う。
ただただ欲をぶつけ、貪るだけの物ではない。愛の営みの始まり。
ライの方はと言えばじっくりと恋人となれたオデュッセウスの鼓動を感じようと胸板に耳を寄せていた。
無論その際にライの発育激しい胸は潰れ拉げ……オデュッセウスの性欲を煽る。
今すぐに組み敷き性欲の昂りを叩きつけたくなるが……ぐっと堪え、悲哀から解き放たれたライの頭をなでつける。
その眼に浮かんだ涙が消えるその時まで……
「……あの、貴方?無理に我慢しなくて良いんですから……いつも通りに感じさせてくださいな」
「ぅっ……表に出さないようにしていたんだけどなぁ」
「下の方はいつも正直ですもの、我慢はよろしくないですよ♥それにわたくしもそのつもり……ですので」
そのつもりだったがライの方が我慢ならないらしい。
貞淑とは真逆……優柔不断な面もあるオデュッセウスにはありがたいだろう決断力というものを持ち合わせていた。
仮にオデュッセウスが王となった時には絶大な貢献をすることだろう……
「……いけない子だね」
「貴方がそう仕向けたのでしょう?」
寄り添い、寝ながら抱き合う形でいざ……とした時。
前戯も必要ないほどに秘処は濡れ物欲しげにひく付くまである……準備万端なライに苦笑い。
準備万端なのはオデュッセウスも同じだ。
つぷ……ずりゅっ♥
「ん、ふっ……♥」
オデュッセウスの以外にも女遊びを知っているペニスはライの膣へと滑り込んでいく。
何度も何度も抱かれた結果ライの膣は完全にオデュッセウス専用の物へと開発されきっていた。
大きさ、太さ共に女を喜ばせるに足るだけの物があるオデュッセウスのペニスは悠々とライの奥底へと侵入していく。
程よく、擦り上げる肉襞に筋を刺激する数子天井……ぴったりとフィットするのもあり至極の名器と言えよう。
喜びに変わった表情の色はさらに悦びの色が強くなり……漏れる声もそれ相応の物へ。
「悪い子へのお仕置きだよ」
「結局そうなるんじゃないですか……♥激しく感じさせてくださいね♥」
ずちゅっ……にちゅ、たぱんっ♥♥ずちゅ♥にちゅっ♥♥
決して強くはない、微笑み合いながら……お互いを昂らせあっていく。
オデュッセウスの掌も抱き合いから乳房へとターゲットを移して責めていく。
「っ♥ふっ……ぅっ♥♥ぁぁっ……ぁんっ♥♥」
激しくなくとも身体の相性はかなりいい。
ゆったりと、子宮を揺らすように奥を小突く。
何度も何度も……より感じるように責めていく。
非常にゆったりとしながらも快楽の渦へと堕としていく……ライの弱点は知り尽くされている。
ひくひくと震え萎縮しては体全体へと伝播していく……快楽に対して非常に弱くなってしまったライはやんわりと優しいスローセックスでも簡単にイク事ができた。
確実に腟内に射精して種を仕込もうという意思もあるのがライを快楽に堕とすファクターでもある。
「い"ッッ……ぃんっっ♥♥あッ♥や、だ……こんなにイクなんて♥♥ふ、ぎゅ……♥♥」
「出すよ、存分にイクと良いよ」
断続的に絶頂しつづけているライに対して囁く、死刑宣告にも等しい事だ。
その言葉は優しくもライを一人の女からメスへと叩き落とす……
どぷ……とぷとぷ……♥
「――――ッッ♥」
静かに、しかし激しく……愛し合う二人だけがお互いの顔を見合いながら……達していった。
流れる涙は悲哀の物ではない……悦びの物に変わり……月明かりに照らされてキラリと光った。
かくしてオデュッセウスは内々に向けそれとなく側室を迎える事を宣言し……
エリア11でもかなり静かに……ライと共に平穏に未来へと歩みを進めて行くのであった。