戦争は何も変えられない……人の醜い部分を際立たせるばかり。
人を獣に堕とす蛮行だと思う。
オレは……そんな戦争とは無縁な国に生まれたはずの男だった。
核とかともかなり無縁だったと思う。
少なくとも日常生活に繋がるとするならば大型の原子力発電くらい。
一般家庭で核動力なんて危険でまず無かった。
……しかし、今手元にはそんな核がある。
マイクロフュージョンセル……掌で転がして遊べる程小さな核電池。
気が狂ったとかではない、オレは……世界を飛び越えた。
勿論不慮の事故の末だ……流行り病に罹患したオレは隔離され……その先で満足な食事も摂れず、処置もされず……
まぁ言ってしまえばオレは死んだ、他にも大勢居たし、オレだけじゃない。
もしかしたら他にもこうして転生してるヤツも居るかも知れない。
……転生はチャンスだと思ってるさ、だが……かなり、参るポイントがあった。
「つくづく、なんで女で……ブレマートンなんだろうな」
どうしてって思うのは性別が真逆、女になってしまったこと。
そして日本人じゃなく……純アメリカ人って訳でもない。
KAN-SEN……まぁ言ってしまえば戦艦の擬人化に準ずる何かしらのエッセンスが入った女。
オレが識る赤髪にいくつか黒が混じったギャルって言った風味。
コンバットゴーグルに左右に結ったツインテールがトレードマーク。
バストは豊満其の物、腰回りは細め……なんとも抱き心地が良さそうなボディを持っている。
オレじゃ無かったら中身は……世話好き、相談屋だったりするお姉さんなんだがな。
残念ながら中身は……ちょいと粗野な男だ。
今日だってオレはまぁ生きていく為にとは言え……大凡ブレマートンならしないことをしてきた。
オレが今いる世界は核戦争後の所謂ポストアポカリプス。
アメリカに対して中華圏が喧嘩を売って全世界的に核の大嵐……
その結果が地表は荒れ果てて生き物は見たことあるようで見覚えのない化け物だらけ。
人間さえも酷い有様になってるのが居る。
その名はグール……核戦争の真っ只中で真っ向から浴びてしまい……その体表を焼け爛れさせながらも生き延びた人達。
表皮は焼かれても根幹部分は放射能耐性を得て外の劣悪な環境下でも活動できる。
オレが思うにこのグール……新しい人類の姿なのかもしれない。
醜悪な姿なのは戦争を捨てられなかった我々の罪って事かもしれないしな……
オレはそんなグールな訳じゃない、前述の通り美少女と言って差し支えないブレマートンの容姿だ。
だが放射能耐性を有していて……その辺の事が身体の元となったKAN-SENのエッセンスを彷彿とさせる。
美しい見た目を保持しつつグールと同等の耐性……まぁおかしい話だ。
「Vault-Tecが関与してるのかもしれないが……わからんな」
考えられるのはオレがこの身体で目覚めた経緯等からもいくらか考察できる。
オレはVaultと呼ばれるシェルター内で目覚めた。
衣服はふざけた事にウェディングドレスだったがな……これもブレマートンの着用衣装だった。
Vault189……それの第3区画でオレは目覚めた、超大型Vaultでいくつかの層に分けられていた。
ただまぁ……やっていたのは非合法かつ倫理観的にドアウトな事ばかり。
その成果物がオレなんじゃないだろうかと疑うよ。
……正真正銘生きている人間だが、生まれは保証されちゃいない。
そんな具合で……スリープポッドの中で寝ている美少女達以外は全滅していたVault189からは脱出して……オレは地表で生活している。
衣服はお誂え向きに……スクールガール衣装が転がっていた。
そのまま着るのは抵抗があったがドレスのままなんてのはもっと嫌だった。
幸いスパッツ等も入手出来たので……それで外に出たんだった。
まぁ今は保安官の衣服を支給してもらってそれを着ているんだがな……
「それにしても、レイダーの連中は懲りないな……無法者の殺害もストレスなんだが」
……オレの仕事は保安官って言っても……いろんな街を襲撃するならず者集団、レイダー達の殲滅だ。
文字通り、アサルトライフルやガウスライフル……放射線をブチかます銃で文字通り焼き殺す。
そういう仕事をオレはやっている。
こういうのはブレマートンが絶対にやりそうに無いことだ。
セイレーンっていう化け物相手なら容赦なくぶち殺しにかかるだろうが……人間相手にここまで冷酷になれるかな?
疑問視するよ……殴り倒して説教はするかも知れないがな。
左腕に装着したデバイス……pip-boyで現在地と最寄り街までの距離を確認する。
……かなりあるなこりゃ参った……逃げるレイダーを追っかけ回して念入りにアジトをぶち壊したのは良いが……
帰りの事を失念していたな、弾もあまり無いしマイクロフュージョンセルも残り数個……帰りがけにスーパーミュータントなどと出くわしたら……
外で生活している生物には基本的にガウスライフルは微妙、それもそのはず……
基本的には変異して生まれている生物が殆どで放射線に対して耐性を持っている。
「ステルスボーイもしっかり買っておくべきだったな……」
可視光線で姿を捉えられなければ交戦するリスクはグッと減る。
それを実現するのが使い捨てのステルス迷彩、ステルスボーイなのだが……手持ちにない。
無い無い尽くしだが帰る他にない。レイダーの拠点は潰したばかり……今レイダーに襲われたら逆にオレが殺される。
状況は最悪、夜中で霧もある……ラッドストームじゃないだけマシだが……視界は劣悪。
こういう環境下ではコチラが視認するよりも……視覚等が強化されているスーパーミュータント……
あとはフェラルグール等が先手を取りやすい、奇襲を受けかねない……
行軍し始めてどれだけ経った?精神的な疲労が強いな……pip-boyのマップでは……ジーザス、半分も行っちゃいない。
こういう時は何処かで時間が経つのを待ちたいが……
「あれは……丁度いいな」
廃棄された掘っ建て小屋があった。
索敵しつつ……中へ入ってみる。
閉所ではサプレッサー付きの45口径……これも弾が残り2マグ程度しかない。
ラッドローチ程度ならばこれで十分だが……
「ほら出た……まったく!キモ……」
家具の物陰からぬっと出てきやがる。
本当に気持ち悪くて鳥肌が立つ……うへぇ……
一発の弾丸でしっかりと仕留めれるが……死体になってもその生理的嫌悪感は拭えない。
靴先で押しのけながら……安全の確保。
お誂え向きに粗雑なマットレスが敷いてあった。
汚れているが……硬い床で寝るよりはいくらかマシ。
ローチがこうして入り込む事はあり得るが……オレが懸念しているようなヤツはまず入り込むことはない。
pip-boyにアラームをセットしておいて……
大きな欠伸をしたブレマートン、しかしその耳に入った音で再び警戒することになる。
ブーン……
嫌な羽音だ、核戦争後のアメリカ全土で忌み嫌われる物の音だ。
大きく二つ考えられその内のどちらか。
最悪なことは二つが同時に襲ってくることが考えられる。
ブラッドバグ・ブロートフライ……元々からして害虫でしかない虫。
蚊と蝿片方は21世紀までで最も人類を殺している害虫……もう片方は汚物の散布等で病原体として蔓延る害虫。
それらが核放射能の影響で巨大化している物が……ブラッドバグとブロートフライ。
特に後者は非常に嫌われている……というのもその特異な進化、攻撃方法に由来する。
自分の腹から幼虫であるウジを飛ばして攻撃する、悍ましい物だからだ。
ブラッドバグに関しては変わらず吸血……だがそのデカさ故に看過できない痛手を負うことになる。
幸いな事は……どちらも基本的には弱く、拳銃数発で仕留められる。
「来るなら来いよ……糞虫が……」
無論ブレマートンも慣れたものだ。
ようやく眠ろうと言う所に訪れた邪魔者にキレながらも拳銃を構える。
集中力は欠いている、精神的疲労からも警戒も長続きしない。
早期決着が生存のための鍵だった。
ただ、相手が普通のブロートフライ等であったら……だが。
「……伝説級かよぉ」
諦めにも似た言葉が出る。
伝説級とは……極稀に頭一つ飛び抜けて大きく、強くなる個体が居る。
その特性上非常にタフで、機動性も高く……
なにより……瀕死になると追加変異を起こしてより強力になる。
ただ発生率は何万に1あるかないか、ブロートフライの生息数を鑑みればそこそこ遭遇しそうだが……
他のクリーチャーに食い殺されているのだろう……デスクロー、モールラット……他の動物達が挙げられる。
不運な事にブレマートンはそんなある意味希少なブロートフライに目をつけられてしまった。
臨戦態勢となったブロートフライ……ブレマートンを視認するや否や腹を大きく後ろに振りかぶる。
ウジ射出の予備動作だ。外で遭遇したならば特段問題なく回避出来るだろう……
「ッ……危ねぇな……!」
だがココは掘っ建て小屋の狭い屋内、ブロートフライが侵入するのがやっとといった具合。
ブレマートンが何とか回避するも保安官服……警備員等が装備している服の胸元にかすって破かれた。
回避挙動がワンテンポ遅れたのと馬鹿みたいにデカい胸が邪魔をしたのだ。
拳銃で応戦するもブロートフライは致命傷を避けるように動きながら続く第2、第3射へと移っていく。
ブロートフライのウジ発射はそのウジの形状もさることながら……付随する体液が問題だ。
強力な神経毒となっていて少しでも素肌に付着しようものなら……そこから麻痺毒として浸透。
最悪はブロートフライの眼の前で身動きも取れなくなる。
「くそっ、しまった……!離れ……ひ、ぃっ……!」
回避し損ねて右胸にウジを受けてしまったブレマートン。
指のように食い込む顎が衣服を破り、乳房の先端を露出させる。
食いつき、うねうねと蠢く姿は生理的嫌悪感を増長させる。
当然食らいつかれたままでは自分の身体の中へと侵入する可能性がある。
引き剥がそうとするが……さらに追い打ちのように……一度避けたウジが左胸に飛びつき、食らいつく。
上がる悲鳴……手元からポロリと落ちる拳銃。
もう相手が反抗能力を失ったと見るや……ブロートフライはゆっくりと第3射……
「ぅ、ぉ……!?」
ブレマートンになった男にとって不可侵領域だった膣へと……ウジを飛ばした。
何かと薄い生地だった股座は容易く噛み破られ……そのままするりとナカへと侵入された。
生理的嫌悪感、恐怖に満たされ……そして……男としての尊厳がめちゃくちゃにされた瞬間だった。
オレ……ブロートフライの幼虫に……?
バカでかい胸が邪魔をしてよく、見えない……だが、股座から感じる悍ましい感覚は悪夢みたいだが、現実だ。
ブロートフライの幼虫が、ウジが体内に入った後の事を聞いたことは無いが……
その生態から察するに……ナカから食われていく、のか……?
びちびちびちっ……ぢゅっ♥ぐにぃっ♥♥ちゅぅぅぅぅっっ♥♥
だが、その様子がない……オレの胸に食いついたウジも嫌なくらいに蠢くんだが……
それ以上に肌を食い破って来る様子はないし、なんなら搾乳でもするのかってくらいに吸い上げてくる。
痛い、だがそれ以上のことは無い……コイツだけ……なのか?
殺されない可能性が出てきたのはイイんだが、オレの尊厳……プライドってものがズタズタだ。
野郎に犯されるとかならまだしも……こんな、不潔でキモくて……
殺しても殺しても湧いて出てくるクソ蟲に犯されるなんて……ッ!
あ、頭がおかしくなりそうだ……!
腹の中で蠢かれるこの感覚には吐き気を催すし、胸を吸われる感覚もそうだ。
「ぃっ……何を、しやが……ァッッ!?」
チクリとなにかが乳首と腹の中で……噛まれたのか?
食い破られるような激痛じゃないが、コイツらに噛まれたとなると……!
ほれ見たことか、胸やら下腹部が異様に熱いっ……!
いや、だが待てよ……ブロートフライの毒といったら神経毒。
麻痺させられる事が多いハズだ……こんな反応は聞いたこと……
「~~~ッッ♥♥なに、か……出てぇっ♥♥」
胸の熱さが……一気に噴き出る、何かがオレの身体に起きているのは間違いない。
何より看過し難いのは身体を突き抜ける快楽だ……!
自慰にも等しい快楽のピークがずっとオレを襲ってくる。
久しくオナニーなんざしてないのに……忘れようと必死に目を背けていたのに……!
オレはまだ男のつもりでいる、女なんざの快楽なんか興味無い……!
知ってしまったら……戻れない可能性だってあった。オレが忌避していたのはそれが原因だ。
覚えがあるんだよ、性との初接触後猿のようにヤりまくったのを覚えている。
その再来をオレは恐れていた……実際に触れてみてその恐怖がまざまざと……
ごっきゅ♥ごきゅっ♥♥
胸から出ているのは……なんだ?まさか……母乳とかって言わないよな?
両乳首に食らいついてビチビチ蠢いているウジから聞こえる嚥下音はなんだ?
オレの胸から飛び出る熱の正体が液体なのは伺える……
血のようで血じゃない……脱力感はあるが快楽が勝るそれは……母乳くらいしか考えられない。
……考えられるだけの余裕があるのが逆に苦痛だな。
どうせなら考える余裕も無いほどに快楽に狂っていたら……!
「やめ、ろぉっ……♥♥」
引き剥がそうと両胸のウジを掴むが……だめだ、力が入り切らない。
無駄に胸を引っ張って余計な快楽になるばかりだ。
視界の端には……うっ……マズイ、ブロートフライが迫ってる……
もう、オレが抵抗できないと見ているのかゆっくりと来ている。
逃げようにも……くそっ、この腹の中で蠢く感覚が身体から力を抜きやがるっ……!
快楽だってオレの邪魔をして……!
「ぅぁっ……♥」
無理矢理に立ち上がろうとしても腟内で蠢くウジが一際強く激しく蠢いて……腰を抜かさせる。
あぁ、クソッ……クソッ……眼の前にクソデカいブロートフライが……ぁっ……!
些か、その整った顔を憤怒に歪めつつも……表情は色欲に染まっていた。
ブレマートンの急所とも言える乳房と膣に見事食らいついたウジはしっかりとお膳立てをし……
親であるブロートフライの次なる行動の助けとなった。
のっし、のっしと……普段の機敏な動きとは正反対に迫ったブロートフライは……ブレマートンに覆い被さる様に押し倒す。
当然必死に抵抗しようとするブレマートンだが……快楽に打ちひしがれる身体ではろくな抵抗も出来ず……
ブレマートンの身長にも迫ろうという巨大さ……質量も大いにある上、もう抵抗も許さないと……両腕ごと抱き込まれてしまった。
まともに動くのは両足だけ……?否、その両足にも対策がされている……
ブロートフライの分泌液は時間とともに空気と結合し粘着性を帯びていく。
捕まえたエサを逃さない為の徹底した生態の一つだ。
「ぁ、あぁぁ……やめろ……やめて……」
ブレマートンからしてみれば恥辱の限りを尽くされた上でのさらなる凌辱が待ち受ける事を意味する。
眼前には巨大な複眼と伸び縮みを繰り返すハエ独特の口がある。
異形に抱かれている、今から二重の意味になるというのを如実に感じさせられる。
恐怖も相余ってブレマートンの口からは震えた懇願が漏れ出る。
それどころじゃない……頭も振って言葉、態度……全てで拒絶を示している。
だが、それが通じる相手ではないし……普段ブレマートンが相手しているようなレイダーならば逆効果と言える。
「やめろ、やめろぉぉぉっっっ……!!!あ、ああぁぁぁぁ……あ"ぁぁあああぁぁっっ♥♥♥」
つぷ……ぬぷぅぅっ……ぐりゅっ♥♥
ブロートフライの腹、通常ならばウジを発射している場所から本来の物……そう、産卵管が出てきた。
その質感というのがブレマートンにとってはある意味馴染みがあるペニスにも感じれたのだ。
膣口に触れたのを皮切に犯される一歩手前という事実に発狂しそうになりながら必死に身体を揺すり抵抗していた。
だが、無駄だと言わんばかりにねじ込まれる産卵管、奥に先に入り込んで整えていたウジを押しのけるように……
いや、その先端を器用に使いウジを引き剥がしていく。
ウジも自分が先にこの膣を使うんだと言わんばかりに抵抗し、その先端の肢を使って留まろうとする。
膣壁を掴んだ……そこが偶然にもブレマートンのGスポットだったのがまずかった。
ブレマートンに耐え難いメスの快楽が叩き込まれ掘っ建て小屋の中にメスのイキ声が木霊する。
「やめてぇっ♥♥やめでぐれぇぇっっ♥♥♥」
往生際が悪いウジは何度も引き剥がされては追加で膣壁を掴んで抵抗する。
ウジ自身の形状、太さもあって擬似的なペニスのアクセントとなっていたのだが……
さらに小刻みなピストン、返しよりも酷い刺激に泣き叫びながらブレマートンは快楽に悶える。
むり、めりぃっ……ぶぽんっ♥♥
「ほぐぅっ……ぅっ……♥♥」
ようやくと引きずり出された頃にはブレマートンの抵抗の揺すりは無くなり……
若干虚ろな目になりつつある……快楽に苛まれた女の快楽の痙攣しか残っていなかった。
両胸から絞り出される母乳も勢いがつきはじめ……身体に回っていった苗床へと変える毒はしっかりとブレマートンを変えていた。
もう、乳房はハエを始めとした異形の雄を育むミルクタンクに……
子宮と卵巣は……ブロートフライの子を孕む為だけの機関へと変貌していっていた。
ぬぷ……ブチッ……ずちゅ♥ずちゅん♥ずちゅずちゅ♥♥
「あっ♥あっ♥ん、ぁ♥♥あ"ぁぁっ♥♥んっ♥はぁっ……ぁん♥♥あっ♥」
抵抗するだけの気力をへし折れば後はブロートフライの本懐を果たすのみ……
早々にこの女に自分の種と卵を叩きつけて苗床として完成させる。
いかに強い伝説級のブロートフライとは言え……所詮はハエ。
ブレマートンもかなり消耗した状態だからこそこうして捕縛できたもの。
相対的に言えば弱い部類……その弱さを補うには……その繁殖能力を生かした物量しか無い。
無事、ウジを退かしたブロートフライは産卵管を深々と叩き込みブレマートンの子宮をノックしていく。
その途中で純潔の膜が邪魔をするが……問答無用で破いていく。
結合部からは血が流れるが……気に留めた様子もない、ブレマートンもそれに流す涙は……もう無い。
媚毒も回ったブレマートンはもう抗いようもなく官能に悶え、喘ぎ声を漏らす。
その表情に生気は無く虚ろだが……瑞々しい唇から溢れる喘ぎは艶めかしく聞く者が居たら劣情を抱かざる得ない物だ。
数回のストロークの間にしっかりと絶頂を味わい膣は萎縮し……子宮口も開く。
産卵管の先端はそんな子宮口に無理やり押し入り……先をねじ込んでいく。
もうこうすればストロークも何も必要ない、あとは自分の持つ卵を叩き込み……じっくりと生育させるだけだ。
ぷりゅ……つぷ♥♥
太い産卵管から人間の指3本程度の太さの細長い卵が子宮内部にキレイに産み付けられていく。
膣と子宮という……肉の揺り籠の中にぎっしりと……
数時間と掛からずにブレマートンの未使用だった子宮は孕むはずもない筈だった別種の命で満たされる。
だれも止めるものは無い、介在するとするならば……
「……ころ、し……てぇ……」
いくら余裕が無くなろうと、快楽に塗りつぶされようと……
頭が塗りつぶされず、その事実を何処かで受け、絶望する……ブレマートン自身の絶望程度か。
ブロートフライの産み付けはそれで終われば良かった。
けれども……そんな事はなかったし、何なら食い破られて絶命できるような物でもなかった。
数分と経たずにお腹の中で孵化した幼虫はお腹で大暴れ。
打ち出すウジとはまた違う……本当に産まれたてのウジ……
ブロートフライも産み付けるような事はしないで……抵抗できないようにと抱きかかえているだけ。
このまま気絶したらどうなることか、わかったものじゃない。
けれども……勘が、快楽に浸され続けた"私"が囁く……詰みだと。
「う"ぅぅっっ♥♥う"っ……ぅぅっ♥♥♥」
ジクジクと来るのは性器から来る疼き。
ウジの分泌液でナカから感じさせられているんだ……
イケばイク程に膣もお腹もキュッと締まって産まれやすいからなんだろうか?
さっきからずっとこう……どれだけ快楽に浸されようと……現実的に見えてしまう。
正気を失ってしまえば……楽、なのに……
ほら、ほらぁ……今子宮から一匹、はいでてきて――――――――
「ふぎゅぅっっ♥♥ん、ぎ……ぎぃっ……♥♥んぃ♥♥い"ぃぃっっっ♥♥♥」
むりむりむりぃっ♥♥ナカでいっぱい触られ……あ"ぁっっ♥♥♥
身体がガクガク震えてぇっ……もう、だめ♥止まらないぃ♥♥
びゅぷっ……びゅぅぅっっ♥♥
あはっ……両胸ぇ、ウジが吹き飛ぶほどにミルクがびゅーびゅー……♥♥
もう、ダメ……頭がぼーっとしてくる……
ウジを産んで、イかされて……失神して……
ワタシはどうなっちゃうのかなぁ……あは、あははは……
ぶぽんっ♥
声にならない絶頂の断末魔が上がると同時に……一匹のブロートフライの幼虫は生まれ落ちた。
ブレマートンの意識もなくなり……ぐったりと全身から力が抜ける。
それまで微動だにしなかったブロートフライは……羽を羽ばたかせて……飛び立つ。
その動きに機敏さは無いが……邪魔するものは無い。
その後のブレマートンの行方を探す者は無く。
レイダーに返り討ちにされて殺された……と噂が流れる程度だった。
ワタシがブロートフライにヤられて……もう、何日経ったんだろう。
次に気がついたワタシが見たのは地獄も生ぬるいクソな所に収められていた……
左腕のpip-boyはもう見れない、粘液に埋められて動かすこともままならない。
右腕もそう……それに動かせたとして絶望的な所は変わってはくれない。
服はボロボロで身体のあちこちにはウジ、ハエが我が物顔でくっつく。
両胸に食らいつく大きく肥えた蛆虫……もうすぐ蛹になるとは思う大きさのから産まれたての小さい子まで……
真っ白で邪魔な位に大きいって程度だった両胸はさらに大きくなって……銃撃戦もできそうにない。
母乳を蓄えて重く、こうして吸って搾って貰わなかったら発狂しそうなほどに快楽が襲ってくる。
搾られたら搾られたで……喘がされる。もう……戻っても……
「ぁっ♥……ぁぁっ……♥♥」
じゃあ死ねるかと思う?残念だけど……喘いでいる口の縁から溢れる……コイツらの体液がそうさせてくれない。
ちょっと前にねじ込まれてたらしいけど、酷い味だし臭いもクソだけど……身体に活力に満ちているのがイヤってほどに実感する。
多分……ワタシっていう苗床を殺さないための栄養なんだとおもう。
ついでにRAD汚染もされていることは……間違いない。
思考が塗りつぶされていってる……母乳を搾られる快感と……
「ぐぷ……♥ん、むぁ♥……ちゅぷ♥♥」
小さい、ワタシが産み落としただろうブロートフライ達に強引なフェラをさせられる悦び。
バカ見たくデカくなった胸の下で膨らんでいるお腹から来る胎動にも似た……命の鼓動。
孵化した幼虫達の蠢きから感じる物……原始的な孕む悦び……
悍ましい経験だし、今も心底イヤだって言うのに……身体はその真逆を行っている。
突きつけられるハエペニスも……反射的に咥えこんでしまっている。
酷い味……酷い臭い……悍ましい……のに……止められない。
順番待ちのがさらに頬や胸元にグイグイこすりつけてきていて……キモいのに……
「ん、ぐ……♥♥ふぐっ……ぐぅぅぅっっ♥♥♥」
あぁ来る……お腹から来るこの激しい快楽。
ワタシの陣痛だ……痛みではなく快楽……ある意味、精神的な痛みがワタシを襲う。
産み付けられてボテ腹にされただろうお腹から……二つの穴を通して生まれ出ようとする動きの代償っ……
今やワタシの身体で使われていない機関はほぼ無い……直腸も、コイツらの孵化装置として使われている……
嫌な感覚が、気持ち悪い感覚が……堪えようのない快楽を伴って這い出でようとしてくるっ……♥
おまんこを……ケツマンを……押し広げてっ……ぅ、ぉ♥♥
めり、めりぃっ……ピギィィッ!!
「ふっ――――――――ぅぐぅっっ♥♥ほ♥ぉ……ぉぉおぉおっっ♥♥♥」
一匹、二匹……立て続けにワタシの前後穴から出ては産声をあげるウジ……
その排出の開放感、快感が駆け抜けて……身体を震わせる。
一匹産めばさらに出産絶頂で圧がかけられ……連なって産まれてくる……
こうなったらもうダメ……お腹の中に詰まっている卵を全部出しきるまで……止まらない……止められない。
それに……終わりも無い……産声を聞きつけた親ブロートフライ……
ワタシをココに繋ぎ止めて体の良い孵化装置にしている……クソ野郎が戻ってくる。
産めば……次は種付けが待っている……
抜け出せないエンドレスループ……ワタシがくたばるまで延々と続く……
早く終わって欲しい……けれど無駄に頑丈な身体がそれを許してくれない。
ワタシが堕ちきるまえに……誰か、誰でも良い……誰でも良い、レイダーでもスーパーミュータントでも良い……
ここを見つけ出して……終わらせて欲しい……
手遅れになる前に……手遅れになるほど産まされる前に……
ワタシを……終わらせて……お願い。
もう、視界の何処かしこも……ウジとハエばかりで……イヤぁ……
願いは届く……数ヶ月後に、ブロートフライの異常発生の原因調査に訪れた放浪の人間によって踏み入られる。
おびただしい数のブロートフライ、ウジ……そして酷い臭いと場違いな甘い香り。
撃ち殺し切り倒しながら巣の奥へと足を踏み入れた人間が見たのは……酷いものだった。
ソコに残っていたのは絶望の末に心折れて……物言わぬハエの苗床と成り果てたブレマートンと名乗っていた女だけだった。
ブロートフライを殺しきった人間に終わらされたか、持ち帰られたかは……定かではない。