なお会心を出せなかったのが心残り……エロの修験道はまだまだ長いなぁと思います
KAN-SEN、過去に存在していた船が人の形を成した存在。
正確にはメンタルキューブより生まれ出る存在だ。
単一存在ではなく……複数の同一KAN-SENは生まれる。
ただ、それぞれに繋がりはなく経験、出会いによって別な個性を生み出していく。
アズールレーン、レッドアクシズ……両陣営において軍拡は急務だが……保有できる数にも限界はある。
では、生み出されたが……余剰であったり既に強化等が完了した上位個体が居る場合はどうなるか。
退役という形で軍属を解かれ、KAN-SENとしての力は失い……そして世に溶け込んでいく。
見目麗しいだけの女となって出ていく……引き取り手は数多。
無論……クリーンな引取先だけではない……肉感豊か過ぎるその女体に邪な思いを抱く男は多い。
その結果違法行為と知りながら欲望に浸らせる者は後を絶たない……
私、イラストリアスは建造後間もなく余剰と判断され……退役処分と相成りました。
欠員が出ず、母港に溢れている他の子達の様子を見た限りでは……私が願う平穏を体現しているものでした。
遠くには私と同じ姿形をした……えぇ、その母港のイラストリアスが居ました。
ほんの数分だけお話しましたけれど……とても、指揮官様の事を慕い、愛していたご様子でした。
聞いている私の方がぽぽ……っと熱くなってしまいましたわ、舌をちょこっと出していましたから確信犯ですわ。
指揮官様は今も増員傾向ですからKAN-SENとしての復員もあり得ますし……一般女性として幸せを掴むこともあり得る。
実際にそういった例はロイヤルの中だけでもかなり見受けられているそうですわ。
ですので……私もそうだと、信じていました。
KAN-SENとしての力を剥奪する処理を行う為に眠りにつかされ……次に目を覚ました時には新たな道を歩む。
そういうハズだったのです、そう……そのハズでした。
目を覚ました私を迎えたのは……無機質なコンクリートの壁と窓一つもない小部屋……
身に纏っているドレスはそのままですが……両手首には手枷、片足にも同じく枷がつけられていて寝かせられていたベッドに繋がっていました。
あまり理解したくはありませんでしたが、誘拐か……それとも人身売買か。
ロイヤルの内部政治に巻き込まれてしまってるのかも……しれませんわね。
固く、ギシギシと軋むベッドの他には小さなベッドサイドテーブル……そしてうっすらと光る電灯だけ。
あまり淑女を迎える環境ではございませんわ……こうした方はいったい……どちら様でしょう?
重く力強い足音が迫って来ていて……思いの外すぐに顔合わせはできそうです。
[100]調教開始
対象:イラストリアス
イラストリアスはロイヤル所属の淑女を体現したKAN-SENでありトップヘビーという言葉はこの女の為の物だ。
姉妹も軒並みトップヘビーで豊満な身体で奴隷市場の人気はかなり高い。
柔和に全てを包み込む性格と乳房は誰をも魅了する。
ただ芯の強さもあり一筋縄では行かない、調教しようとした調教師が逆に飼い慣らされるケースも散見する。
虜にするか、虜にされるかは「あなた」次第だ。
イラストリアスは金に目が眩んだ男達により商品として売られた。
KAN-SENは人間ではない、人間に近い見た目をした別な存在だ……見目麗しく受け答えも人間そのものだが……違う。
人権に近いものは存在しなく法によって守られる存在ではない。
庇護下にあるのは……軍属である時、そして誰かの籍に入った時のみだ。
美しく永遠に衰える事もない美女を性奴隷として飼いたいと願う富豪は……存外多い。
裏社会ではそんな元KAN-SENの性奴隷を妻やメイドにすることをステータスにしている男が多い。
……そして今、イラストリアスが身を置く場は奴隷調教の場だ。
向かう男は救助の手ではない、もちろんの事奴隷調教師だ、それも特等実績のある男。
曰く、その男にかかれば一日で鉄壁の女、ベルファストが堕ちた。
耐えることで名が知れている女、プリンツ・オイゲンを数時間でよがらせ、快楽の虜にさせた。
男が抱けば淫乱にすぐさま堕ちチンポに媚びる事のみ考えるバカになる。
落としたKAN-SENは数しれず……大凡全てのKAN-SENを味わった男だった。
しっかりと外鍵がかけられた鉄の重ったるい扉が開く。年季が入った軋み音を奏でる。
不安に揺れるイラストリアスの目は……そんな屈強にして強大、まるでグリズリーかのような男を捉える。
すぐに不安そうな表情は鳴りを潜める辺りは気丈そのもの。
「概ね察してるな、聡明なのは好きだ」
「なぜ……このような事を……っ、乱暴なのは良くありませんわ」
低くそれ相応の身なりをしたならば威厳を纏うだろう声だ。
イラストリアスの側まで近づくと有無を言わさずベッドに押し倒す。
凛然とした抗議が出るが男はまるで意に介さず……イラストリアスの衣服の上から肢体を撫でていく。
身長は些か小柄ながらも当然の権利のように乳房は頭と同等の文句なしの爆乳。
腹回りは細く……男が乱暴に抱けば拉げてしまいそうなほどで何度か同じイラストリアスを抱いてきている男でも飽きさせない。。
尻周りも非常に豊満で乳に負けず劣らず雄を誘う。
か細い腕で必死に押し返そうとするも……残念ながら見た目相応にしか力が出ない。
今のイラストリアスは大層淫靡な身体をした深窓の令嬢そのものでしかない。
「改めて現実を叩きつけてやる。お前は奴隷として売られた、俺はお前を調教する……未来はお前自身の身の振り方で変わる」
「……」
「睨んでも無駄だ、同じようなKAN-SENは何人も堕とした……さて、軽く慣らしていこうか」
「謹んで遠慮しますわ……っ……」
拒絶をいくらしようが引き剥がすことは叶わず……イラストリアスの身体に男の掌が這い回っていく。
逃げ場は無い、ただただ未経験だろう性経験を重ね、快楽を覚え込まされていくだけだ。
手枷に鎖はありませんけれども……私の身体の自由はありませんでした。
押し倒され、ギシギシと軋むベッドに縫い付けられて……身動きがとれませんわ……
胸は重く……調教師を名乗る男性も私のお腹に乗られて……息苦しいですわ……
どれだけ腕で押し返そうとしても……まるで防波堤に腕押しをしているかのようで、ビクともしません。
抵抗は……無意味なのだと察しました。
大きくゴツゴツとした岩のような掌が胸を掴み……揉み込んできました……
むず痒く、揉まれるこの感覚に戸惑いを隠せません。
「あの……やめてください……」
言葉でのお願いをしましたが聞き入られる様子は無くてただただ……むにむにと大きな掌の感覚を刻まれ続けるだけでした。
目線を合わせてはくれず、私の胸を一心不乱に揉みしだいているご様子で……
くすぐったさもそうですが……見知らぬ男性に胸を揉まれるのはあまりいい気分ではありません。
胸は……命を育む物なのですから。
「くすぐったいだけですわ……」
ぐにぐにと揉みしだかれたかと思えば……今度は根本から絞り上げるような揉み方に。
まるで私の胸全体を衣服の上から品定めしているかのようでした……
何度も抱いていると豪語されていましたけれども……一体……?
「ふむ……発育は誤差+0.5……乳腺も既に活性化と見た」
何を……と思いましたが、すぐに理解しました……このお方、イラストリアスの乳房の発育具合を見ていらしたのです。
それもメジャーなどを使わず完全に手による……触診と胸揉みだけで……
事実、建造された際の各種計測でそう言われた様に思えます。
「良いな、となると……」
「っ……直に軍部が来て貴方を拘束します……お辞めください」
「それはないな、各所の高官はオレの配下みたいなものだ、邪魔はさせんよ」
幾ら言葉で説いてもダメそうです……眼光は鋭く、落ち着いていて……
とても何かの狂乱に落ちている風ではございません。
圧倒的な自信と揺るぎない何かがありました……
ぐぐ……たっぷん♥
ドレスの中から胸が引き出され……かぁっと頬に熱が走りました。
あぁ……男性に胸を見られた上に……揉まれるのでしょう……
こんな辱めがさらに待っているのでしょう……不運、ですわね……
このむず痒くも嫌な感覚がずっと続くのでしょうから……屈してしまわないように気を保たなければなりませんわね。
男はいっそ執拗……否、一種の執念をもってイラストリアスの乳房を弄んでいた。
ドレスから持ち上げ、引きずり出すと念入りに乳房の肌を撫で回し……その奥の乳腺を刺激していく。
KAN-SENの中でも特に美麗な容姿をしている上に乳房が大きいイラストリアスは……乳房の誤差はほぼ無い。
そんな中でも今回のイラストリアスは……潜在能力が高めな+0.5という数値だ。
男は寸分の狂いもなくそれを測定できる技能を持っていた。
元々イラストリアスの乳房は敏感な事が多く顧客もその大きな乳房に甘えたり、揉みイジメたりを望む。
敏感に開発しなんなら調教期間中に発育を促し……指揮官の元で何年もかけて育つような豊乳を作り上げる。
その算段だった、予定通りといえば予定通りだが……
「っ……やめて、くだ……さぃ……っっ」
このイラストリアスは特等……乳房が脆弱だったのだ。
ハナから淫靡に堕ちる為にあったかのような……あるいは……
まるで調教師の男の元に来るべきだったKAN-SEN……指揮官に触れられている時と同等の敏感さを見せていた。
これには調教師の男も唆るものを感じざる得ない。
KAN-SENは自身の運命の相手と相対した時に身体も精神も受け入れようとする。
その運命の相手を感じる事は難しく……本人すら気づかないこともある。
いくら失望するような相手であっても……無視する事も出来ず触れられれば喜びがあふれるようになる。
それが理解出来ず……精神を病む者も居たりした。
「……楽しいのですか?こんな、乱暴な事をして……」
もはや調教は作業みたくになっていた男をして……楽しいと思わせていた。
幼いふうにも見えるイラストリアスの顔は悲哀に揺れていた。
嗜虐心を煽る……それはそれは楽しさを煽る物だ。
ガッッ……むにぃぃぃぃぃ……
「んぅっっ……ぃた……」
思いっきり乳房を潰すように鷲掴みにして……ぐりぐりと円を描き伸ばしていく。
痛みに顔を顰め、耐えるようにイラストリアスはベッドのシーツを握り込む。
男への反感も心に募るが……激しく反抗したとしても待ち受けるのは暴力か……さらなる辱めか。
「楽しいさ……お前はどうにも……特別みたいだからな」
「それは、どういう……っっ、今度は何です……」
乳房への刺激はまだまだ続く。
イラストリアスの最大の魅力と言って良い乳房を目覚めさせるべく……乳首に指がかかる。
乳房の全てを性感帯に堕とし……母乳滴らせる魔の果実にし……
ただひたすらに快楽に溺れる女に仕立て上げようとしていたのだ。
最初の数時間はイラストリアスの反応は非常に悲痛な物だった。
男に触られる痛み、むず痒さ……好き勝手に蹂躙されることの恐怖……
痛がる度に、竦む度に調教師の男がさらにグイグイと乳房を絶妙な力加減で痛みと……感じたくない快楽を刻みつけていった。
そう、快楽だ。乳房に張り巡らされている神経を……触られる事で快楽を感じるように叩き起こしていたのだ。
軽く撫で、揉み込み……そしてぎゅうぎゅうと痛むほどに揉み潰す。
その緩急が強い刺激となってイラストリアスの乳房の性的な目覚めを促していた。
「はっ♥はっ♥はっ♥……もう、いいでしょうっ♥♥ぉふ♥♥」
「いーやぁ、まだまだだ……お前の身体がしっかりと乳イキを覚えるまで……まだまだやるぞ」
数時間と揉まれ続けたイラストリアスは……感じ、喘ぎ……身体を震わせていた。
揉まれだす前はむず痒さを感じる程度であったのにも関わらず男の手でたった数時間の間に快楽と触覚が結びついていたのだ。
本来であれば乳首をいじくり回されてどうか……といった具合の物が乳房全体になってしまっていた。
抑え込まれた腰が何度浮かび上がろうとしただろうか。
握りしめられたシーツはいくつもシワを刻み……溢れ出た汗と唾液で沁みが出来ていた。
それだけ激しく感じ絶頂を繰り返していた。
あり得ざる快楽の繰り返し……激しい絶頂も何度も何度も体験し……イラストリアスの体力は限界に近づきつつあった。
「いや、また……またぁっ♥♥」
「イヤイヤと言いながら噴乳アクメする姿はお似合いだぞ……美しいとすら思うよ、ほらイケイケ」
「いやぁぁぁぁっ♥♥おやめ、くださ……ぁぁっっ♥♥」
ぐにぐにと揉み込まれ乳房からの快楽でイク事が重なり……イラストリアスの活性化していた乳腺は……文字通りミルクを作っていた。
溜め込んだ胸は絶頂と共にミルクを放出し……調教部屋の中を甘ったるいミルクの匂いで充満させていた。
そしてそれはまた……新たな快感へと繋がっている。
何度も経験するのはマズイのは……否応無しに理解ってしまった。
絶頂を重ねていく度に襲ってくる快楽も大きくなったのだ。
快楽の虜になってしまわないように……そう歯を食いしばって耐えようとするも無理だ。
刻み込まれていく快楽に抗えないのだ。さもありなん……快楽は非常に原始的な欲求に基づく物。
人間ではないKAN-SENにはどうか?残念ながら通じてしまう。
感覚神経等は全て同じになっているからだ。
「決定権はお前にないよ、奴隷の身分をよく覚えておけ……っ」
いくら拒もうが主導権……否、イラストリアスに基本的な権利は存在しない。
ただただ快楽を覚え込まされていくだけ、それ以外の権利は無い。
「ほら、もう男の指一つでイクようになったのを……受け入れろ」
「いやぁっ……いやぁぁっっ♥♥ぁ"ぁあああぁっっ♥♥ふあっ♥あ"っ♥」
ビクビクと震え身を竦ませ……絶頂に至る。
乳房の先からは溜め込まれていたほんの少しの母乳が吹き出る。
まだまだ稼働開始して間もないのもあって……そんな物だが……確実にイラストリアスの精神に楔を打ち込んだ……
「ふ……ぁ……♥♥」
イラストリアスは疲れ果ててしまった様子だった。
ぐったりとしていて……その顔に活力は無い。
「何を休んでいる?まだまだ乳の開発は始まったばかりだぞ、起きろ」
「ぇう"っ♥♥ふ、ぁあっっ♥♥あああぁぁぁあああぁぁっっ♥♥」
気絶することは許されない、そんな物で逃げられては調教が少しでも遅れてしまう。
気絶する自由も……イラストリアスには存在しなかったのだ。
身体の疲れは放心していた際に男が何をしたのかスッと飛んでいた。
それを不思議に思う余裕は当然……無い。
調教を終了します……
B感覚Lv5
欲望Lv3
従順Lv4
噴乳中毒Lv1
快楽刻印Lv3
以上の素質を手に入れました、一日を終了します……
私の乳房は……たった数時間の間に別物へと変わったと言って良いです……
と言いますのも……調教と言う名の乳房への異常な執着の発露は終わったのですが……
はぁっ……今も、あの掌が這い回っているようにも感じます……
手枷には鎖が繋がれ……自由は阻害されベッドの上からあまり動けないです。
足の枷もそうですし……ドレスは……あぁ、シワもですけれど……汗が沁みてて気持ち悪いですわ……
お着替えをしたいですしシャワーだけでも浴びたいのですけれど……それを許してくれるとは思えませんわね。
食事を摂るだけの事は出来ますが他がまるで……本当に奴隷として売られてしまった様子ですわね……
「同時期に建造されたベルは大丈夫でしょうか……はぁ……」
らしくないとは思いますが……どうしてもため息が多くなってしまいます。
憂う事は多いですし……私の身体も酷いことになっていますし……
乳房はとても酷いですわ、正直今こうしている間も疼いてしまっているのです。
風が撫でればそれだけでほのかに快楽を感じる程ですし……自ら触れてしまえばピリッと快楽が……
……それに、考えたくは無いのですが、疼きに合わせて……つい数時間前までされていた調教を思い出すのです。
……触られたい、そう……身体がぼやいているようにも思えてなりません。
「おかしい、ですわ……」
建造されて間もなく性の経験など一切無い私が……なぜ、こんなにも胸を変えられてしまったのでしょう?
母乳が出来る体質だったという言葉も驚愕ですが……実際に母乳は出て、ほのかに快楽を感じていたと……思います。
不可解です……そんな風になるとしても前例は……指揮官様に胸をたくさん愛された末になる事ですわね。
または……子供な指揮官様に甘えられて胸を吸われて……というのは記録にありますわ。
私の場合はそのどちらでもないですのに……最初から活性化していたというのが本当だと信じる他ありませんが……
絶頂に合わせてあんなにも出してしまえる物なのでしょうか?
「これを食べる他、ありませんわね」
傍らにあったベッドサイドテーブルには少々冷えてしまっているお夕食……でしょうか?
外の時間がどうなっているのかわかりませんから……それも、些細なことかもしれませんわね。
このお部屋を出られる時はそんな事に考えが行かなくなった後かもしれませんし。
気が滅入る中でする食事は……喉を通りませんね。
味もよく分かりませんわ……あぁ、一つだけ確かな味がありますわ。
「……私、泣いていましたのね……」
滲む視界、ツンとくる鼻先……良くわからない中に感じる塩っぱさ……
こんな姿は妹達にはもちろん、指揮官様にも……見せられた物ではございませんわね。
指揮官様はまだ……居ませんけれども……
枕を涙で濡らす……こんな体験をするとは思いもしませんでしたわ……
「んっ……♥はぁ……横になるのも……一苦労ですわね……」
こんな調子では身を清めるチャンスが訪れても身体を洗う事は出来ませんわね。
初日にしてイラストリアスのメンタルはズタズタにされていた。
頼りになる者は一人も居なく、明かりはあれど外の様子を一切伺える物はなく……
自分の汗を吸い取って湿気たベッドといつの間にか用意されていた食事……ただそれだけだ。
白亜のドレスも汗と母乳を吸い……酷い有り様……気丈であっても堪えるのは無理もない。
自分が仕える指揮官、もしくは他の男性を誘惑するのに有効だと思っていた乳房も立派な性感帯に作り変えられ……内も外も……快楽を貪る果実になった。
一つ一つがキツく……イラストリアスの心を蝕んだ。
だが、これはまだ一日目……始まったばかりだった。
次の日はどうなるか……イラストリアスの頭には不安しか無かった。
のしのしと重く力強い足音が近づいてくる。
その音に眠りについていたイラストリアスは跳ね起きた。
「はぁ……今日の辱めの時間ですか……」
ぴょこんと頭の上から飛び出た一房の髪もどこか萎れている様に思える。
初日は幾分気概が見えた瞳にも……陰りが強い。
たった一日でかなり気概をへし折られているのは明白だ。
「……ぅっ……お願いですから……落ち着いて、静まって……」
心もへし折れていたが……それよりも致命的だったのは……身体のほうだ。
少しでも思い出せば乳房が疼き、快楽のリフレインに下腹部まで疼き出す。
その様子はまるでハメられたがりの淫乱だ、抵抗する様子も無いものだから余計に飼い慣らされた性奴隷感を煽る。
身動ぎし、疼き湿り気を帯びていく下腹部に……内腿をすり合わせ懸命にこらえようとする姿はいっそ……健気だ。
「……フン、もう目が醒めていたか調教……の前に飯だ」
「……要りませんわ、それよりも……」
「食わないなら良いがそれなら栄養剤を注入して餓死だけは避けてもらうがな?」
「……お風呂に浸からせてください、昨日はあんなにひどく……ッ……ひどくしておいてっ」
男が入ってきて顔を見せれば一気にイラストリアスの顔が険しくなる。
あまり見ない類の表情だ、同じようなものであれば……ロイヤルの問題児、アークロイヤルが何かしでかした時ぐらいか。
それだけイラストリアスに余裕が無くなっている証拠でもある。
確かな手応えを感じざる得ない、もう一押しだ……と。
食事を拒絶するもその次にかけられた言葉とスッと出されたアンプルに出鼻を挫かれつつも……解放の二文字が出なくなっていた。
暗にイラストリアスが脱走を諦めている証拠でもあった。
「フン、それくらいなら良い……だが俺も同行する、脱走されたり死なれては困る、だから食ってくれ、な?」
厳しいのやら優しいのやら……良くわからないといった様子で渋々とイラストリアスは食事を手に取り、もそもそと食べていく。
イラストリアスにとっては食べ慣れているだろう軽食、BLTサンドだった。
味は相変わらず曖昧にしか理解らなくとも……一つ確信出来るものがあった。この作り手を知っている。
ロイヤル屈指の出来るメイド……ありえないと頭を振るが考え抜かれた並び、切り方……どれもがそうとしか言えないのだ。
余計に混乱してくるイラストリアスだったが……空腹感に駆られそのまま平らげた。
「貴方は……何者なのです……?」
「俺は調教師、そういったハズだが?」
イラストリアスの目は懐疑的な物だった。
実際に男は調教師……だが、仕入れに対しての奴隷卸はいささか少なかった。
この男、指揮官の才には恵まれずに試験を落ちた指揮官候補生の一人だったのだ。
だが、KAN-SENと懇意になりたい……その欲望は潰えなかった。
それどころか日に日にその欲望は膨れ上がっていった。
戦闘指揮能力はさほど重要でない事が判明したのは……男が闇に堕ちた後だった……めぐり合わせが悪かった、ただそれだけだった。
では、男は何が秀でていたか……それは一番大事とも言えるKAN-SENの各種コンディションを見る目だった。
「……あの、えぇと……なんとお呼びしたら?」
「好きに呼べ、指揮官でも良いぞ?」
「御冗談を……」
KAN-SEN奴隷調教師となるにはこれ以上にない素質、そして……これはまた摩訶不思議な事だが……
男が触ったKAN-SENは一日に数回限りだけだが全てを無視してベストコンディションにする事ができた。
さらにはセイレーンの触手を操る術すら持ち合わせていた……他にもKAN-SENに限ってほぼ何でも出来るような能力があった。
心だけは……別だが、身体は好き勝手出来る……そういった男だった。
偏にコレは……めぐり合わせと裏社会に根付く物の執念でもあった……男以外に適合者は居ないのが難点だが。
男はその身にKAN-SENとは別次元のセイレーンの技術を宿していたのだ。
今は感度を押さえつつイラストリアス待望のシャワーを浴びせていた。
困惑気味なイラストリアスを尻目に……その裸体に手を這わせていく。
その手つきにいやらしさは一切ない、まるで子供か……はたまた商品を洗うかのようなものだ。
「このまま外には……」
「それはダメだ」
「あぅ……」
外へ逃してくれるかという希望が出てくるが……残念ながらそれは素気なく却下される。
代わりにとイラストリアスの豊満で……今は感度を抑え込まれている乳房にパシンと軽い平手打ちが飛んでくる。
……イラストリアスには痛みは無い、軽い児戯みたいな物だ。
「……」
「どうした、湯をかけるぞ」
「いぇ……なんでもありませんわ」
まさに飴と鞭……どちらが男の素性なのかイラストリアスは理解らなくなってきていた。
生殺与奪は握られたまま……調教中は厳しく……それでいてその他では優しく。
その温度差に狂わされていった。
二日目の調教は……またもや私の胸を苛め抜くというものでした。
しかし……今度は感度の開発ではなく……
「これは、あんまりですわ……」
ドレスの代わりにと渡されたのは私の身体にピッタリなサイズの……ビキニ水着。
ですが……胸は大事な布地が無かった上に……金具がついていたので何かと思いましたら……
今度はイラストリアスの胸にできてしまう母乳を搾り取ろうという物でした……
えぇ、私の二日目の調教は乳牛の如く搾乳されるという物です。
搾乳調教用の拘束台まであって……私の上半身は固定されてしまいました。
両腕は後ろに組まされ……足はついてもほぼ何も出来ませんわ。
下腹部は台に載せられ、首の後ろにはバー……丁寧な事に腰と台はベルトで固定されています。
さながら……えぇ、前途の通りで乳牛の気分ですわ。
「よくお似合いだぞ、お前の豊満で魅力的な乳が良く映える」
これで喜べる方はそう居ないと思いますわ……
両乳房には搾乳用のカップが取り付けられ……金具でもしっかりと固定されました。
これで何が起こるのかなど……想像に容易いですわ。
初日同様に胸で何度も喘がされ絶頂に導かれるのでしょう……イヤですわ……
「さて、始めて行こう……今日はみっちり7時間……途中休憩も挟んでやるがお前の乳を開発しきってやる」
「あ、あんまりですわ……もう、十分では……ひゃぅっ♥」
反論は相変わらず許してくださらない様子で……かるくひと撫で……胸を擦られて……
あぁもう母乳が……搾乳機のスイッチは入れられてはいませんのに……っ♥
「直にイヤとも言えなくなる……それはお前さん自身が良く理解ってると思うがな」
カチリ……スイッチが入る音がして……ごうんごうんとポンプが始動し……
「ッッ……ふっ、うぅぅ……っっ♥♥」
また、快楽地獄が幕を開けるのですね……もう、イヤですわ……
しかしイラストリアスのそんな内心とは裏腹に身体は非常に歓喜して着実に乳房を性感帯かつ……母乳多くあふれるタンクに仕立て上げていった。
一日目と同様に二日目も所々休憩、食事を与えながらも搾乳機と共に調教師の乳揉みも混ざり……イラストリアスは早々に絶頂していった。
「ぉ"……ぉ"ぉ……♥♥」
7時間も揉まれ搾られ続けたイラストリアスは虚ろな目でビクビクと震え搾乳機の中にゴポゴポ音を立てて母乳を吹き出していた。
乳腺は完全に覚醒し……その発達度合いは目を見張る。
サイズピッタリにしていたはずのビキニトップはギチギチ……建造当初から顔以上に大きかった乳房は……頭以上には大きくなっていた。
途中から母乳の排出量が激しくなり搾乳機のタンク1.5Lを軽々と満杯にさせていた。
「ふむ……」
疲労困憊といった様子のイラストリアスの頭を撫で、顔色を見る男……
舌もだらりと出て完全にぐったりとノビているが……壊れている様子はない。
「良く頑張った……」
はたしてその声が届いていたのか……それは定かではないが……
イラストリアスの心境に変化が見られ始めた。
異常な経験を立て続けに味わい……乳房からくる連続絶頂の数々……
快楽に抗う事が出来ないと……悟ったのだ。
同時に……一つの要素がイラストリアスの中の懐疑心を余計に増やす。
なぜこの男は挿入して一番大事な性行為の調教をしない?
商品価値を高めるため?膜を破らずとも感度を上げさせる手段はあるとは思う。
それでも……頑なに乳房以外を全く弄らない。
仮に挿入され処女を散らされようものならば淑女らしからぬ憎悪に駆られていたとは思う。
男の苛烈な調教と其れ以外での生ぬるいまである優しさのギャップにも目が行く。
この男……奴隷調教師と名乗っているが売り飛ばすとは明言していない。
その後の一週間……変わらず乳房がメインで調教が続けられた。
時折奉仕調教も入ったが……本気で嫌がるイラストリアスに強要はしなかった。
それがイラストリアスの中にあった疑いを確固たる物へと変えていった。
あのお方……私が自害をする選択をさせるような事は一切しませんでした……
えぇ、おっぱいはかなりいじめ抜かれましたが……そこまでのショックを受けていないというのが事実です。
調教では厳しくされますが……それ以外では真逆、まるで……指揮官様の様にも思えてならない対応をされるのです。
この一週間で身体が疼いて、疼いて……あのお方の愛撫を切望するようになってしまいました……
こんなのはおかしいとは思います、ですが……厳しくも愛情を持って接されるあの方に……惹かれているとしか思えません。
……つい先日も質問してしまいました、ニューカッスルが居ますね?と。
あのお方……臆面もなく首肯して……面会までさせてくださったのです。
そして……ええ、確信しましたわ……ニューカッスルも私と同じだと。
「……恋に落ちるのが後か先か……ですわね」
これがこの異常事態の末の事なのかは知りませんわ……ですが……
今のこの、燃ゆる想いに偽りはございません……
今日も大きく音を立てて……胸が高鳴りますわ。
「あの……よろしいでしょうか?ほんの少しだけお話させてくださりませんか?」
これは……乙女の戦いですわ、受け入れられたのでしたらここで……
受け入れられなかったのでしたら……貴方の実績となるべく従順な奴隷として売られましょう……
「……良いだろう、言ってみろ」
……目を見てこちらの隣に……慕情を伝えるにはあまり、ムードも何もあったものではございませんが。
他に私の居場所はございませんので、仕方ありませんわ。
「どう思われていても構いませんわ……厳しいようでお優しい方……私、貴方に蕩けさせられてしまった様子ですわ」
調教前で鎖に繋がれていますが……多少の自由はありますもの。
言葉と行動で……示しましょう……♥
「……好き、です。おかしいでしょうか?」
「……そうか、ようやくか……クク」
「……?」
とん……と押し倒されて……いったい、何が……
ん、んん……これは、受け入れてもらえたと見て……良いのでしょうか。
「……俺専属艦にしてやる、喜べ」
おそらく……この一週間で初めて……喜びに満ちてベッドに押し倒されました。
キスもこんなにも温かな気持ちでするのは……初めてですわ。
「どうか……御心のままにしてください、イラストリアスは受け入れますわ」
「どれ……じゃあ……」
本当におっぱいが大好きなのですね……ふふ♪
目線が物語っていますわ、それに……これがこの方の素顔……なのでしょうか?
無邪気な少年にも思えて来ますわ、笑みがこんなにも……
「ぁあぁぁっっ♥♥は、ふ♥こんな、ちょっと触られるだけ、でぇ♥♥」
「そうしたからな、いっぱい感じてくれよ。オレのイラストリアス……」
すこし、普通ではない出会い方だっただけですわ……♥
おそらく初めてイラストリアスは全ての枷を外されて性行為に挑もうとしていた。
しかし変わらない、乳房を愛でて……乳房でペニスに奉仕する。
「はっ♥はっ♥はぁああぁぁっっ♥♥もっ……とぉ♥♥搾ってくださ……ひぃぅうぅうぅぅっっ♥♥」
「搾ってるだろ……もっと強くってことか?んん?」
ガクガクと首が縦に振れる。
快楽でビクビクと震えながらも腕でぎゅっと乳房を挟み込み圧をかけつつ……大いに喘ぎつづけている。
乳房からは母乳がビュービューと噴水のように溢れ……表情以上に甘い匂いを溢れさせる。
それでいながら男から掌でしっかりとぎゅっと寄せられ、搾られながらのパイズリをさせられている。
快楽が脳髄に突き抜けていく、それを否定することもない。
「良い圧だ……ほれ、ザー汁をくれてやる」
その言葉を理解しているか怪しいが……口は胸元に近寄っていく。
イラストリアスの手も男の腰をがっしりと掴む。
淑女らしからぬがっつき具合だが……それだけ心酔していると言って良い。
快楽も、浴びせられてきた精液も……中毒するほどに求めるようになった。
「んぶぅううぅうぅぅっっ♥♥♥」
どぷどぷ……と精液が吐き出される……
谷間からほんの少し出てきた亀頭から出る精液をしっかりと飲み込む……が、同時に絶頂に至ってしまう。
目をきつく瞑って快楽に飛んでいかないようにこらえているが……
勢いと量のある射精に口の中に留めきれずに逆流、鼻と唇からあふれる。
「ふー……んく……♥ふっ……ふっ♥」
興奮ありありとしているが……まだまだ求める、心の憂いが無くなったイラストリアスは……かなり性に溺れてしまっているようだ。
本番セックスはまだだが……其の内、イラストリアス側から夜這いして散らせるかもしれない。
かくして……奴隷として売り飛ばされたイラストリアスだったが……来るべき場所に収まったようなものだ。
境遇の名に目を瞑れば……そこにあるのは愛と平和……イラストリアスが求めていた物そのものだろう。