【旧版】「欠番覇王の異世界スレイブサーガ」※全話掲載完了 作:ぷるっと企画@園島義船
(女の子の部屋だな…ここは)
侵入した部屋の雰囲気は、明らかに女の子といった様相。
カーテンやベッド、机の色もカラフルで、ヌイグルミもいくつか見受けられるので、若い女の子の部屋だと思って間違いないだろう。
(モヒカンの話じゃ、同年代程度の娘を集めているとか言っていたな。ここは、そういったスレイブの部屋の可能性が高い。となれば、サナがいる可能性も高くなる。注意深くいくか)
廊下に人がいないことを確認し、そっと扉を開けて出る。
(あまり『ひと気』がないな。四階は要人専用の特別なフロアなのかもしれない。イタ嬢がいるのならば当然か)
イタ嬢は領主が溺愛している一人娘らしい。
となれば、あまり人を近づけたくないだろう。メイドや専属のスレイブを合わせても十数人程度だと思われる。
(これくらいなら普通に歩いていても大丈夫そうだな。さて、どこの部屋かな)
廊下をしばらく歩いていると、人の気配がある部屋を発見。
扉も同じデザインをしている。ならば、ここも女の子の部屋の可能性が高い。
中を探ってみる。
(女の子なのは間違いないが、この雰囲気はサナとは違うっぽいな)
この距離ならば気配だけで相手の状態がある程度わかる。サナとは違うが、同年代の女の子に近い雰囲気を感じる。
本当ならば素通りすればよいのだが、アンシュラオンには一つの感情があった。
(オレの物に手を出したんだ。なら、オレもあいつの物を好きにしてもいいよな。うん、これこそ平等だ)
ということで、遠慮なく中に入る。
ガチャッと何のノックもなしにドアを開けると、中には予想通りに女の子がいた。
年齢はサナより一つか二つ上だろう。藍色のショートカットをした愛らしい少女だ。
アンシュラオンが入ると、ベッドの上から視線をこちらに向ける。どうやら寝る準備をしていたようで、パジャマ姿であった。
(首にスレイブ・ギアスがある。イタ嬢のスレイブかな? くくく、ちょっと試しに命令してみるか)
「はい。今日の検診を始めますよ」
「はへ? 検診…ですか?」
「そうです。私は医者です」
「お医者さん?」
「お嬢様に頼まれて、皆さんの健康を管理するお仕事をしています。さあ、服を脱いでください」
「は、はい! お嬢様のご命令なら!」
イタ嬢の命令だと勘違いした女の子がパジャマを脱ぐ。
「下着も脱いでください」
「は、はい」
ついでに下着も脱がせる。
(おっ、何でも言うことを聞くな。というか、持ち主以外の言うことも聞いてしまうのか? おいおい、それは危険だろう。このあたりは当人の知能とか判断力も影響する問題っぽいし、サナや他のスレイブと契約するときは気をつけよう)
ひょんなことから重要な情報を得た。ラッキーである。
「ベッドに寝てください」
「は、はい」
「楽にして…胸に触りますよー」
「あっ!」
「こらこら、動いたら駄目ですよ」
「す、すみません。触られるのなんて…初めてで」
「おや、お嬢様は触ったりしませんか?」
「は、はい。友達って…そういうこともするんですか?」
「する人もいますねー。いいですか、そういうときは相手の手を振り払って、涙ぐんだあとに平手打ちをするのですよ」
「え? お嬢様にですか? そんなこと…できません!」
「駄目ですよ。それが友情には必要なんです。遠慮なく平手打ちをしてください。相手が泣くくらいにね。泣くまで叩かないと友情は結ばれませんから、絶対に殴り続けることです。わかりましたか?」
「そうなんですね…知りませんでした。わ、わかりました。今度やってみます!」
「私以外の男の人に触られたときも同じことをしてくださいね。そういう場合は、感謝の意味があるのです」
「勉強になります」
平然と嘘知識を教えるアンシュラオン。
これも報復の一環である。
「じゃあ、診察しますから動かないでくださいねー」
「ひゃっ! ぬ、ぬるぬるします!」
「我慢してください。治療ですから」
アンシュラオンが手に、ローションくらいにぬるぬるさせた命気を放出。
さらにそれを胸に触れながら高速振動させる。
ポヨポヨポヨ ヌルヌルヌル
「あっ、ひゃっ、ひゃっ!」
「声はもっと艶っぽく!」
「つ、つや?」
「そう。あっ、あぁあ! あはぁ! みたいな感じで!」
「は、はい! あっ、あはあ!! ああああ!」
「いいですよ! そうですよ! グッドですよ!! モミモミモミ! ヌルヌルヌルヌル! ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっ!」
「あっあああああ! ああああ―――――――――っがく」
少女は痙攣しながら意識を失った。
「あれ? もうイッたの? ちょっと胸の上で命気ローションを振動させただけなのに…敏感な子だな。しょうがない。ついでに身体を調べるか」
命気を振動させて身体の状態をチェック。
これは怪我をしたときに使う実際の作業であり、ついでに少女の身体を診察してみる。
「うーん、ちょっと胃腸炎気味かな? やっぱりイタ嬢と付き合うってのはストレス溜まるんだろうな。この子に罪はない。同じ被害者だからな。治しておこう」
口から命気を侵入させて胃腸に薄く展開。それらが瞬時に新しい細胞となって防護膜を張りつつ、古くて傷んだ細胞を侵食していく。
数秒後には、綺麗さっぱり健康体になっていた。
「通りすがりの白仮面。その正体は医者。報酬はこれでいいや。モミモミ」
まだ発達途上の胸を何回か揉んで、報酬の受け取り完了である。
高額な医療費を請求する闇医者より遥かに良心的だろう。
アンシュラオンはサナの捜索に戻り、廊下を歩く。
「しかしまあ、成金趣味というか。廊下にいろいろ飾りやがって…」
領主城の通路には、高級な調度品が飾られている。
上級街にある高級店やハピ・クジュネから送られてくる貴重な品、あるいはさらに南から仕入れたような芸術品が並んでいる。
倉庫にあったものより質が数段上なので、どれも高級品といえるだろう。一応、芸術を見る目はあるようだが、単に高いから買っただけの可能性もある。
「下級街はあんなにボロなのに、やっぱりここの領主はクズだな。うん、そうだ。絶対に許せん。詫びの証として、いくつか持って帰ろう」
といっても、どれも大きなものばかりなので、これを引きずって帰るのは非常に面倒である。
よって、選ぶのは手頃なサイズのものかつ、値が張りそうなものに限定する。
「おっ、剣があるじゃないか。…って、これは張りぼてだな。何かもっとましなものは……おっ、この皿はなかなかいいな。これをゲットして、と。あとは…この椅子にはまっているのはジュエルかな? こいつもボッシュートだな」
なかなかセンスの良い皿があったので、それを数枚ゲット。
加えて、椅子や壺などにジュエルがあったので、それもゲットである。
そして今度は、飾ってある『符』といったものを物色する。
「これって…何かの術式が付与されているな。そういえば術式を込められるのってジュエルだけじゃないんだよな。媒体として優秀ならば、どんなものにだって付与できるみたいだし」
符は文字通り紙媒体に文様が描かれたもので、見た目は書道そのものだが、それぞれに特殊な効果を宿すことができる『
これを『
術式は術士因子を持つ特別な人間にしか扱えないが、こちらは誰にでも使えるという利便性が売りだ。
「ふーん、せっかくだからもらっておくか。しかし、なんでこんなものが飾ってあるんだ?」
目に付いたものは一通りゲットである。どうやら複数の術式がかけられているようだが、あとで試せばいいだろう。
そうしてまたしばらく進むと、再び部屋が見えてきた。中には人の気配がある。
そして、なぜこんな場所に術符が飾られているのか、その答えがこの部屋にあった。
部屋の扉には『術符』が張られている。
他の部屋にはない特徴なので、明らかに廊下に置いてあったものと関連があると思うべきだ。
「これは何の符だ? まあいいや。お邪魔しまーす」
バリンッ
何か音がしたが、気にせずに入っていく。
遠慮なくドアを開けると、オレンジっぽい髪色の少女がこちらを振り向いて硬直している。その少女も非常に整った顔立ちをしていた。
「あっ、診察に来ましたー。服を脱いでください」
「え? え!? 診察!?」
「はい。診察です。あなたの身体の異常を全部治すために、胸を触りますよ。はい、脱いで」
「えと、えっと…ぬ、脱ぐ? 胸? あれ? 扉の結界は…? え?」
「お嬢様の命令ですよ。早く脱いでください」
「…は、はい? 命令って…?」
「もう、面倒くさいな。脱がせてあげましょう」
理解が及ばないようなので、アンシュラオンが率先して脱がせてあげる。
少女は驚いてはいるものの、まったく抵抗することなく服を脱がされる。
「はい、力を抜いて」
「あ、あの…これ……」
「はーい、ぶるぶるしますから気をつけてねー。ブルブルブル、ヌルヌルヌルヌル!!」
「あっ、ああああ!! あひぃいい!!」
「おっ、いいですよ! いい声だ! もっと、もっと自分をさらけ出して!! 素直になって!」
「あっ、ああああ! ひぐうううう! ―――がくっ」
少女は達して気絶。
「うーん、まだ十秒もやっていないのに…。もしかして、この世界の女の子は敏感なのか? でも、姉ちゃんなんて何時間やっても大丈夫だったような…。まあ、あの人と比べたらかわいそうか。こっちは一般人だしな」
それから身体を診察。
肉体面に問題はないが、精神力がかなり疲弊している様子であった。
「イタ嬢の相手は疲れるんだな。お疲れ様だよ。命気を全身に塗って疲労だけでも抜いてやろう」
命気で疲労回復である。報酬の胸揉みも忘れない。
前の子より育っているようで、それなりに楽しめる大きさであった。ついでに乳首もつまんでおいた。股間も一回だけ撫でるオマケ付きだ。
それから部屋を物色してみると、周囲にはさまざまな符が落ちており、さきほど少女がいた机の上には書きかけの符が置いてある。
「ああ、なるほど。この子が符を書いていたのか。ということは術士の才能があるのかな?」
少女の首には緑のジュエルがあるので、彼女がスレイブであることは間違いない。
ただし普通のスレイブではなく、特殊な技能を持った存在なのだろう。符が書けるのならば二級以上は間違いない。
「なかなかいい人材だな。オレも欲しいが、今はサナが優先だ。じゃあね」
白仮面は、けっして後ろを振り返らない。
少女の胸を触れたのだから、よしとしよう。