※この作品はR-18です。

さされい(ヒプマイ)シリーズ01・さされい試し書き   作:ネコシマれーな

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足舐めえっち


足先から悦楽を

「あー、足が浮腫むー」

自宅に帰るなり、白膠木簓はそう言った。

立ち仕事が多い簓の足が浮腫むのも、無理はない。

それに、よく喋るから、喉が渇く。

よって、水分の摂取も多い。

「れーい、おるんやろぉ?」

「なんだ、何か用か」

天谷奴はシャワーを使っていたらしく、タオルを頭に被り、片手でそのタオルを動かしている。

上半身は裸、腰に長めのタオルを巻き付けていた。

 

「ぶっ、なんや零、出張サービスかいな!」

「誰がデリヘルだ」

「そぉ、それなんやけどぉ、零」

ん?

と、眉を傾げて簓に向き直る。

タオルを持っていない方の手には、缶ビールが握られていた。

「それなんやけど、って、それ!ワイのエビスさんやん!」

「これは俺が買ってきたもんだ、お前のは冷蔵庫にちゃんとある、安心しろ」

「ほぉかほぉか、気が利くなぁ、気が利くついでに頼まれてくれん?」

簡易なキッチンの椅子に座った簓は、足を差し出す。

「デリヘルならマッサージしてくれやぁ」

「だから、誰がデリヘルだ」

ふい、と、顔を逸らして、缶に口をつける。

ゴクン、と、音をさせ、喉元が緩やかにうねるのを見て、簓は駄々こねモードに入った。

「なぁー、れぇ、たのむわぁ、してくれたら、ワイのエビスさんもあげるさかいに」

「ほぉ?」

冷蔵庫にしまってある缶の数を知っているだろう天谷奴は、簓の声に耳を貸す体勢となった。

まぁ、それを飲み尽くしたところで、天谷奴が潰れるとは思えないが。

 

「足、浮腫んでんねん、マッサージしてくれへん?」

「んー…ツマミも欲しいんだよな」

「明日やきとり、コンビニの並んでるの全部こうたる!」

「コンビニのかよ!」

そう言って笑いながら、天谷奴は、簓の足に近づいた。

マッサージくらい、してやるか。

実際、こんな若いのに、大勢の人を笑わせ、その裏に葛藤があるのを何度も見てきた。

労って、やらないことも無い。

 

「右足、出せ」

「零、ありがとなぁ」

天谷奴が椅子の前に座ると、簓の右足が、天谷奴の腿の上に乗る。

ふくらはぎの辺りを押してやると、

「かー!そこたまらん、血が巡るー」

「そうかよ」

丁寧に、揉みほぐしてやる。

そして、膝の裏を押してやった時だった。

簓の足が、ビクン、と、跳ね、天谷奴の目の前をかすめる。

「あぶねぇな、動くな」

「せやかて…」

「なんだ」

「零の、カッコ、みてたら、ぞわわわって」

「はぁ?」

簓の足が、勝手に手から離れ、

つぅ、と、天谷奴の内ももに這わされる。

 

「っ!」

 

「なぁ…れぇ」

簓の声は、熱を帯びていた。

天谷奴の息も、く、と詰まる。

 

「零…足、舐めてくれへん?」

「だ、れが…」

「ええやろ…なぁ、れぇ」

甘い声で簓に囁かれると、天谷奴は己の弱さを罵った。

こいつが、気持ちよくなることなら、と。

 

靴下をそっと脱がせ、捧げるように素足を持つと、足先に口付ける。

 

「はぁ…零」

「ん、っ」

足指が動き、天谷奴の唇をなぞった。

唇を這う感触に、思わず震え、脳内が蕩ける。

 

ゆっくりとだが、口を開き、ほの赤い舌がちろりと見えた。

そのまま、足の親指をしゃぶる。

 

「零、たま、らんわ」

ちゅる、と音をさせて指を抜き取ると、唾液に濡れた指が光った。

 

そんな格好してたらな、しゃぁないやん、燃えるて!

その声と共に、簓が覆いかぶさってきた。

 

「辛抱、たまらん、零」

「シャワー、浴びたとこなのによ…っ」

「ええやん、また浴びたらええ、なぁ、れぇ?」

 

耳元でそう囁かれると弱い。

正直、足を舐めている時点で、天谷奴のモノは勃ちあがっていた。

その先端から精液が放たれるのを今や遅しと待ちわびて。

 

「れぇ、たまには、こっち向きや…」

「冗談はよせ、オッサンの喘ぎ顔見たら萎えるぞ」

「それが、見たいねん…」

 

体に纏っていたタオルは全部はずして。

顔の見える体勢に、天谷奴は戸惑った。

ぐ、と、下唇を噛む。

 

「零、堪えられんようにしたるわ」

「な…!あ゛!」

 

正常位にも関わらず、体を割って深く入る簓のモノに見悶える。

簓は、律動を繰り返しながら、上体を起こし、

 

天谷奴の片足を持ち上げた。

 

ぬるり、と、天谷奴の足指の間に、舌が這う。

 

「ーっ、、う゛、は、っ、」

「声、出してーな、零」

接合部分から、ぷちゅぷちゅと鳴る音が、簓の足を舐める舌が、天谷奴を蕩けさせて行った。

焦点、合わない。

 

「れぇ、足、好きなん、やな、ぁ、」

「ひっ、あ゛っ、んふ、んうう!」

「かわええ…もっと舐めたるからなぁ」

 

ちゅる、ちゅる、と音をさせて、1本1本解していくと、天谷奴は抑えきれずに精を放った。

 

「なんや、零、足でイッてもうたん?」

「か、はっ、ぁ゛、も、やめ、それ、だめ」

「ん?これかいな?」

 

ちゅ。

 

「んぅ゛ぅ!あっ、は、う、ごけ、よ、お前も、出せッ」

「おおきに零、もうちょい楽しませてもろうてからにするわぁー」

 

律動はゆるやかに、天谷奴を攻め続け、足首からアキレス腱まで、テロテロと舐め尽くす。

 

「や、は、ぁ、ぁあ!それ、や、だぁ」

「もっとやなー、ようわかるで、れぇ」

 

白膠木簓は、とんだ性癖の持ち主同士やから、合うんやろなぁ、などと、1人納得していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「簓、酒が足りねぇ」

「はいはい、すんまへん、ほい」

「簓、やきとり、たりねぇ、つまみよこせ」

「カシューナッツでええか?」

「おでんないのかおでん」

「あああー!わかった、買い出し行ってくるさかいに!」

約束した手前、てんやわんや。

ただ、悪い気はしなかった。

天谷奴の、弱い所を、またひとつ、見つけたのだから。

 

 

次のオフの日を、また待ち侘びる簓なのであった。

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