「きゃっ」
「おっと悪い、大丈夫か?」
「いえ、平気よ。
ありがとう」
人混みの中俺は少女と体をぶつけてしまった。
肩まである金髪に、水色のドレスを着た、いかにも育ちが良さそうなお嬢様だ。
幸い倒れるほどではなかったが、ひとまず謝罪し、少女も大丈夫だと言ってそのまま人混みの中に消えていった。
だが何だろう、あの少女とは近い内にまた会う気がする。
何となくだがな。
数日後───
「見つけたわ」
「ん?」
再び人混みの中、俺は少女と出会う。
そう、この間ぶつかった少女だ。
少女は俺を見つめて口を開く。
「私、貴方を探したのよ? 会えて嬉しいわ」
少女は嬉しそうな表情でこちらに手を伸ばしてくる。
しかし何故俺を探していたんだ?
「お前は……この間の!」
「覚えていてくれたのね。
嬉しいわ」
そして少女は改めて自己紹介をする。
「私は沙条愛歌、あなたという恋を探してたの」
「恋ね、派手な告白じゃねぇか?
ま、こんな地味な人混みの中で話すのもあれだから、そこらの喫茶店に行くか」
「えぇ、行きましょう」
俺達は近くの喫茶店へと足を運ぶ。
道中も愛歌はずっとニコニコしていた。
店に着くなりコーヒーを二つ注文し、早速本題に入る。
「それで、改めて聞くがなんで俺なんかを探してたんだ?」
「決まってるじゃない、あの日すれ違ってぶつかった瞬間に、私があなたに恋をしたからよ。
まるで、色褪せていた世界に彩りが宿ったかのように……」
少女は少し恥ずかしそうに言う。
「だがよく俺を見つけれたな。
これでも俺は色んなところに行くから、簡単に見つかるわけじゃねぇと思うが」
「簡単よ、私がそのように運命を操ったからよ」
「ほぉ?」
運ばれてきたコーヒーの匂いを嗜み、一息ついてから話を続ける。
何でも愛歌は魔術師の家系で、しかも魔術師なら誰もが追い求める『根源』ってやつに接続してるらしい。
それも生まれつきだ。
それ故に何でもできる全能の力を有してるとのこと。
もちろん未来を見るなんてお目のもの。
だから意図的に自分に関する未来を避けてたという。
何でもできるからこそ、世界が色褪せて見えてしまい、退屈な日々を送っていたところ、俺とぶつかった。
ぶつかった拍子に俺を見た途端、色褪せた世界が俺を中心に鮮やかで綺麗なものへと変わったらしい。
それを恋だと、愛歌は思ってしまったのだ。
だから近い内にまた会えるように、全能の力を持って運命を操作したという。
「ふむ、それは確かに運命的な出会いかもな」
「でしょう?だから───」
愛歌は自分の気持ちを伝えるべく口を開く。
「私と付き合ってください」
真っ直ぐな瞳で俺を見てくる。
その瞳には偽りはない、心の底からの願いなのだと分かった。
正直、俺には全能なんてスケールがデカすぎて逆に地味に見えてしまうものに何の興味もねぇ。
だが、こいつの恋心は間違いなく本物だ。
なら、答えは決まっている。
「ダメだ、お前とは付き合えない」
「え…?」
「と、悪い。
言葉が足りなかったな。
付き合うんじゃだめなんだ。
その、そこまでお願いされちまったからな、付き合うんじゃなくて、俺の嫁になってくれよ」
「……はい!喜んで!」
こうして俺は、沙条愛歌と結ばれたのだった。
喫茶店を出たあと、二人でホテルに向かった。
それも二人で行為をするのに派手にうってつけのホテルだ。
部屋に入り、互いに抱き寄せあってから唇を重ね合い、ベッドに押し倒して。
そして─────
「んっ、あっ、はぁ〜♡はぁんっ♡」
スカートを脱がせ、可愛らしい下着越しに割れ目を弄る。
既に愛液で濡れており、ショーツの上からも分かるほどに膨れ上がっていた。
軽く撫でるとビクンと体を震わせる。
感じている証拠だ。
指先でクリトリスを刺激してやる。
すると更に声を大きくして喘ぐ。
「どうだ、イキそうか?」
「んっ、はいっ、イクッ、イッちゃいますぅ〜♡」
「いいぜ、イケよ」
耳元で囁きながら愛歌を強く攻め立てる。
すると腰を浮かせて絶頂を迎えた。
「あ、ああぁぁぁ~~っ!!」
秘部から潮を吹き出し、体は大きく痙攣する。
絶頂の余韻に浸り、蕩けた表情をしている。
しかしまだまだ満足していないようだ。
もっとしてほしいと言わんばかりにこちらを見つめてくる。
ドレスの胸元を開き、膨らみかけの胸を触りながら激しくキスをしていく。
舌を入れ込み愛歌の口内を犯していく。
「はむ、ちゅぱ、れろ、ぷはぁ……」
唾液を流し込むと、愛歌はそれを飲み込んでいく。
「次はこっちだ」
そう言って愛歌のパンツを脱がせ、その白い両足を持ち上げ、まんぐり返しの状態にする。
小さな小陰唇がヒクついているのが見える。
そこに顔を近づけて、膣内に舌を挿入した。
「ひゃうん!?」
突然の出来事に愛歌は驚いたが、すぐに快楽を感じ始める。
ピチャピチャと音を立て、舐め回す。同時に両手で乳首を摘み、コリコリと刺激を与える。
「ふわぁ、すごいぃ、おっぱいも、おまんこも、気持ち良いわぁ〜♡」
気持ち良さそうにしながら愛歌は身悶える。
十分に解れたところで、いよいよ本番へと移る。
ズボンとトランクスを下ろして肉棒を取り出した。
それを見た瞬間、愛歌の目が輝く。
「まぁ…♡
これがあなたの……大きい……」
「そうだ、これを今からお前のここに挿れるんだ」
愛歌の細い足を掴み、大きく広げさせる。
そしてそのまま覆い被さるようにし、一気に奥まで突き入れた。
「ああっ!!きたぁ! すごぉい!こんなに、奥までぇ!入ってぇ、きてぇぇぇぇぇぇ!!!」
あまりの質量に、愛歌は背中を大きく仰け反らせ、白目を向いてアヘ顔になっている。
どうやらイッてしまったらしい。
構わずに抽送を開始する。
最初はゆっくりと動き徐々にペースを上げていく。
パンッパチュパチュンという肌同士がぶつかり合う音が部屋に響き渡る。
その度に愛歌は体を跳ねさせ、甲高い声で鳴く。
そしてついにその時が訪れる。
「出るぞ!」
「えぇっ、えぇっ♡
出して!中にいっぱい、熱いの注いでくちょうだい!」
どぴゅるるるるっ!!!
大量の精液が愛歌の中に注ぎ込まれる。
それでもまだ足りないのか、収まり切らなかった分が逆流してきた。
「あんっ、出てるぅ♡ お腹の中が、満たされてくのがわかるぅ♡」
幸せそうな笑みを浮かべながら愛歌は呟いた。
その後も何度も行為を続け、お互いに疲れ果てたところでようやく終わった。
お互いに生まれたままの姿になって、抱き合う。
愛歌は顔が精液で汚れてるのに、一切の不快感も感じさせない、可愛らしく幸せそうな寝顔で眠っている。
「すー…、すー…、すー…」
「まったく、無理をしちまって……。可愛かったぜ」
頭を撫でてやりながら、優しく抱きしめてやる。
「んっ……、えへへ〜♡
私の王子様…♡だーいすき♡」
「ははっ、俺の嫁さんは本当に可愛いなぁ〜」
「えへへ〜♡」
ひしっと抱き締めながら、俺もしばらく眠りにつくのであった。
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真行寺由仁