「う、おおぉお〜っ! すっ……げえ!」
ユーマはチャーターしている中型騎空挺の甲板から身を乗り出し、眼下に広がる絶景に目を輝かせていた。
「ユーマちゃん! そんなに身を乗り出したら危ないよ!」
叱りながらナルメアはユーマが落ちないように後ろからしがみつく。
女ドラフ特有の豊満な乳房がぐにぐにと押し付けられて気持ちいい……のだが、今のユーマは眼下の絶景に夢中だった。
ユーマたちが乗るチャーター挺は目的地であるアウギュステを間近にとらえている。
つまり、今この瞬間はアウギュステとそれを囲むように点在する群島の数々を一望できる位置にあり、アウギュステに広がる広大な海、島から流れ落ちた海水が霧状になり光を煌めかせてかかる虹、遠目に見える色鮮やかな街並み。それらが纏まりまるで一つの絵画のように視界というフレームに収まっていた。
アルスター島に赴いた時にも、空に浮かぶ島々を見て感動はしていたが、アウギュステは島そのものの在り方が美しい。
なるほど観光が盛んであるのも納得だ。
元々いた世界のどこを探しても決して存在しない絶景を前に、ユーマは子供のようにはしゃぐ。
(あ〜あ、あんなにはしゃいじゃって……なんか可愛いじゃん♥)
一歩引いた位置で見ていたゼタは、ユーマを見るたびに心の奥底にあるナニかがキュンキュンと刺激されるのを感じていた。
「なに、アンタ? アウギュステは始めてなの?」
「……始めてさ。それどころか、リゾート地ってもの自体始めてだよ。いやぁ、本当凄いなぁ。これからあそこに行くんだなぁ」
ユーマはゼタをチラリと見るが、すぐに視線をアウギュステに戻す。
本当に純粋に楽しみにしているようだ。
目を輝かせているユーマを見て、ゼタは無性に抱きしめたくなる。
たが流石に理性がそれを阻む。
しかしナルメアは落ちないように抱きついているハズなのに、にへらと蕩けた笑みを浮かべていた。
それが無性に羨ましい。
だからせめてユーマの頭をわしゃわしゃと乱雑に撫でた。
「そっかそっか、始めてかー。だったらお姉さん、他にも良い所を知ってるよ。アロハスって最近できた娯楽施設なんだけどね。まだアタシも行った事がなくてさ」
などと、ちゃっかりアウギュステ以降についてのアピールをしてみたり。
『お姉さん』を自称した瞬間、にへらにへらしていたナルメアが愕然とした表情でゼタを見たが気にしない。
「アロハス? いいね。アウギュステを堪能したら次はそこへ行こう」
「オッケー。じゃあ予定に入れとくから」
(やった♥)
バカンスの延長が決まり、ゼタを心の中でのガッツポーズをする。
(……って、アレ? なんでアタシが喜んでるんだろう?)
ふとそんな疑問を感じたが、ゼタも久しぶりのアウギュステでのバカンスに浮かれているのか、あまり深く考える事はしなかった。
──────────
アウギュステに無事到着したユーマは誰もいないビーチを前にして仁王立ちで蒼い空を見ていた。
ユーマたちはアウギュステでもVIPクラスが滞在する専用コテージにて滞在する事になっている。
コテージは広く、内装も豪華で外にはグランピング施設も用意されていた。
また、ユーマが立つビーチはそこまで広くはないものの、なんとプライベートビーチとなっており、境界に植えられた樹木と柵によって完全に区切られている。
大衆が利用するビーチも程近いが、喧騒は聞こえてこない程度には離れており、観光施設が立ち並ぶ中心街へも簡単にアクセスできる立地という最高クラスの待遇だ。
これはお金に糸目をつけずに予約したわけではなく──そもそも今のユーマたちにそのような金銭的余裕はない──ましてやフェニムの力で誰かに干渉したわけでもない。
これは一重にヘルエス元王女の存在が大きく、ヘルエスはアルスター島復興の為にアウギュステへ観光その他諸々の視察という名目でアウギュステを訪れている。
それはもちろんアウギュステの観光組合に事前連絡をしており、アウギュステ観光組合としてもアルスター島の復興を名目に、アウギュステの特産物の流通や事業の提携などが結べれば島の活性化にも繋がると考えていた。
昨今、先にゼタが述べたようにアロハスなどという一大娯楽施設が出来た事により、バカンスを楽しむ観光客がそっちに流れるという経済不安もあり、アウギュステ観光組合としてもアルスター島との興業による結びつきは大事にしたい事柄だったのだ。
アルスター島は近年の王国崩壊に伴う情勢不安があったからこそ、その懸念が払拭された今、観光その他諸々について手つかずの金の鉱脈とも言えた。
つまり、要約すると接待である。
最高のバカンスを楽しんで貰い、アウギュステの良い所をアルスター島で広めて欲しい。そんな思いのもと、こうしてユーマたちはVIP待遇を受けているのだ。
さて、そんな状況はさておき、この世界に来てからユーマが1人きりになると言うのは珍しい。というか、ナルメアと出会ってからは初めてだ。その理由は──
「ユーマちゃん、お待たせー♥」
ナルメアの声が後ろから響く。
そに合わせて他にも何人かの声と足音が響く。
「おぉ……」
振り返ったユーマの視線の先に、見目麗しい女性陣4人の水着姿がズラッと立ち並んでいた。
ゼタだけまだのようだが、それはそれで都合がいい。
ナルメアは黒いラインの入った白いビキニ。普段はおろしている後ろ髪をお団子に纏めており、女ドラフとしても小柄ながら兇器のような豊満な乳房による谷間に圧倒される。
「ああ、可愛い。なんて可愛いんだ。可愛いよナルメア」
「えへ♥ 可愛いって、そんなに♥ えへへ♥」
ナルメアを抱きしめ、露出している背中に指を這わせる。
「ひゃんっ♥」
今はそれだけで開放すると、ナルメアはヘナヘナと腰が砕けたようにその場にしゃがみ込む。
次に見たフェニムは白い布を首の前で交差させ、それぞれが胸を覆うデザインで、下はかなりのローライズで、半透明な前掛けが繋がってい水着だった。
褐色肌も相成ってアラビアンな雰囲気を醸し出している。
「フェニムも可愛いなぁ。褐色肌に白が映えて凄くいい」
「あぁん♥ お兄ちゃんに褒められちゃった♥ 嬉しい♥」
フェニムはにこにこしながらユーマの手を下に引っ張っぱった。
それに逆らわず身体を屈めると、フェニムはユーマの耳元で甘く囁く。
「ねぇ、お兄ちゃん♥ フェニムのおまんこだいぶ出来たの♥ 後で確認してね♥ 多分、ここいる間には、お兄ちゃんのおちんぽぱこぱこして貰えると思うから、楽しみにしててね♥ ちゅっ♥」
淫猥な事を告げ、最後に頬にキスをしてきた。
「……わかった」
(お兄ちゃんってば『オス』の顔してる♥ 視線だけで犯されちゃいそう♥)
ユーマの反応に満足したフェニムは手を離す。
すると、待ってましたとばかりにスカーサハがユーマの前に立つ。
「どうだ、ユーマ。吾の水着は?」
スカーサハが全身を見せつけるようにくるくると回転する。
スカーサハは白いワンピースのような水着だが、当然のように背中は大きく露出させているデザインだ。その上に肩出しの黒いケープを羽織っていた。
「スカーサハも可愛いぞ。よく似合ってる。お人形みたいでイタズラしたくなってくるな」
「ふふふっ♥ オスに褒められるというのは心地良いものだな♥ イタズラしてもいいのだぞ? 吾は主殿の性奴隷ゆえにな」
ゼタがいないからか、スカーサハが妖しく目を細めながら水着のスカート部分を軽くめくって見せつけてくる。
そんな挑発的な事をされると今すぐ砂浜に押し倒して犯しつくしたい衝動に駆られるが、いまはとりあえず……いや、かなりギリギリながらなんとか我慢した。
最後にヘルエス。
大きな麦わら帽子を被り、青いフリルとラインの入った白いモノキニタイプの水着だ。
前から見るとワンピーススタイル、後ろから見るとビキニスタイルという水着で、そこから腰にドレスのスカートのようなパレオを纏っている。
「ど、どうでしょうか?」
ヘルエスは好きな男にだけ見せるような顔で恥ずかしそうにしながらユーマの反応を待つ。
「ヘルエスはエロ可愛いな……正直、最高」
「そ、そうですか♥」
自身に見惚れるユーマを見て、ヘルエスは嬉しそうにはにかむ。
さんなまるで少女のような仕草は決して他の男には示さない反応だろう。
……と、ユーマが皆の水着姿を堪能していると、遅れていたゼタがやって来る。
「いやー、ごめんごめん。気に入った水着だったけど、ちょっと絡まっちゃって時間かかった。……で、どう? ユーマ」
そう言いながら現れたゼタは、水着自体は真紅のビキニでシンプルなものであったが、足に赤い紐が大きく交差したデザインのストッキング(?)と称すればいいのか、とにかくそういう装飾が施されたモノを履いている。
どうやらそれが絡まったので時間がかかっていたらしい。
確かにあのデザインだと、よほどキレイに纏めて置かないと絡まって大変な事になりそうだ。
それはともかくユーマはゼタの水着姿をガン見する。
全身、戦士として引き締まっているのに肉付きよくむちむちとしている……そんな相反しそうな要素が絶妙なバランスで混在している肢体。
胸もヒューマンとしてはかなり大きい部類で、あれなら肉棒を挟んでしごく事も可能だろう。
「ど、どこ見てんのよ。スケベ」
ユーマの不躾な視線にゼタは自分の胸を抱え隠すように身体を横を向ける。
「いやぁ……赤い水着なんて派手で着こなすのは難しそうなのに、似合うものだなあ、と」
「ふ、ふぅん♥ まぁ、赤はアタシのイメージカラーみたいなもんだからね」
ゼタは褒められて満更でもなさそうに頬を赤らめた。
そうこうしていると、横からフェニムがゼタに駆け寄る。
「ゼタさんゼタさん。ダメですよ隠しちゃ♥」
そう言うと胸を隠すゼタの手を取りガバッと開かせユーマの方へ向かせた。
「ちょっ!? フェニムちゃん!?」
突然のフェニムの蛮行にゼタは慌てるが、ああ見えてフェニムは星晶獣である為に身体能力はかなり高く、ゼタはフェニムを振り解けないでいる。
というか、ユーマも驚く。
「ゼタさん、アウギュステでこんな豪華なバカンスを送れるのはお兄ちゃんのおかげなんだよ?」
「えっ? それは……そう? かも? えっ、いやいや、だからって、何を……え?」
ゼタを後ろから拘束するフェニム。
「お、おい……フェニム?」
『お兄ちゃん』
フェニムの行動に困惑していると、脳内にフェニムからの声が届く。
『フェニム、どうしたんだ? いきなり』
フェニムはユーマと魂で繋がっているので、こうしてお互いの脳内だけで通信のような会話が可能だが、普段はあまりそういう事はしてこない。
つまり、目の前にいるのにわざわざ脳内に語りかけてくるという事はそれなりの理由があってこそ、という事だ。
しかもどういう理屈なのかわからないが、フェニムと脳内で会話する分には現実での時間経過とは切り離されたように一瞬で完了する。
まるで2人の意識以外の時間が止まったように会話が成立するのだ。
『うん、あのね……お兄ちゃんのポリシーは理解しているつもりなんだけど、ゼタさんについてはちょっと強引にでも干渉して、お兄ちゃんの女にして欲しいの』
『強引に? どうして?』
ユーマはいきなり女の子を言いなりにするような干渉を行う事を好まない。
スカーサハやヘルエスの時もそうだったが、あくまでキッカケのような干渉を施すだけで、その後はある程度自由恋愛のような関係を楽しむ傾向がある。結果としては必ず自分の女にするつもりではあるが、だからこそのお楽しみ期間とでもいうべきか。
『うんと、ね……ゼタさんが持ってる槍があるでしょう? アレ、星晶獣である私にはちょっと危険かもしれなくて』
『危険……?』
『うん。その辺りの記憶、ごめんだけどちょっとだけお兄ちゃんに送るね?』
フェニムの声が脳内で響くと、続いていつぞやのような脳の痛みが走る。
──封印武器──
かつて月の民と呼ばれる月に住む人類が作り上げた対星晶獣用の決戦兵器。
それが空の民によってゼタのように空の民が使えるようにカスタマイズされて現存する武器の数々。
『つぅ……っ。この情報が流し込まれる感覚は慣れないな』
『ごめんね。だからあまりしたくはないんだけど、今回はその方が話が早いから』
申し訳なさそうなフェニムの声。
しかし、根本的にフェニムはユーマの為にならない事はしない、という確信があるので、咎める気はない。
『いいんだよ。フェニムはいつだって俺の事を想って行動してくれてるからな』
『お兄ちゃん……♥ 好き♥』
魂で繋がり魂で会話しているからか、嘘偽りなくフェニムを信頼するユーマの言葉とそれを受けて歓喜するフェニムの好意が2人を包んだ。
『……それで、ゼタの持ってる槍がヤバいってのは分かった。けど、ゼタにはもう軽くだけど干渉はしてるし、今から敵対し始めるとも思えないぞ?』
『それは……うん、そうなんだけど……』
フェニムにしては珍しく歯切れが悪い。
『どうしたんだ?』
『あの……お兄ちゃん、さっきゼタさんがいるから気を使って1人で着替えて先に行ってたでしょ? 私、それが心配で……』
フェニムはユーマが1人で行動した事が余程気になっていたらしい。
『それに、せっかく海でのバカンスなのに、このままだとゼタさんが完落ちするまで大っぴらにお兄ちゃんとえっちな事が出来ないんだもん。……本当は今すぐにでもお兄ちゃんのおちんぽ気持ちよくしてあげたいの。これは多分ナルメアお姉ちゃんやスカーサハちゃん、ヘルエスさんも同じだと思うんだ』
かと思えば、割と俗物的な理由も加わる。
『なるほど……』
『うん……わがまま言って、ごめんね?』
とにかくユーマに奉仕したいという感情をわがままだとフェニムが謝る。
『まさか。謝る必要なんてないよ。確かに俺も早く水着姿の皆を犯したいとは思ってた。わかった、フェニムの言うとおりにするよ』
『あは♥ お兄ちゃん優しい♥』
フェニムの言葉を最後に意識の流れが現実に戻った。
「……そうだな。確かに俺たち──いや、俺のおかげでこんな豪華なコテージに宿泊出来るし、プライベートビーチまで楽しめるんだ。ちょっとばかりお返しを貰おうかな」
「……はぁ? ちょっ……な、なによ? いきなり随分と強気な態度じゃん?」
フェニムに腕を掴まれたままのゼタにユーマが詰め寄る。
まるで被っていた猫の皮を脱ぎ捨てたオスの姿をゼタが睨みつける。
歴戦の戦士であるゼタが本気で睨み付けたならば、ユーマのような一般人程度の男なら竦み上がってしまうものであったがユーマはお構いなしに更に一歩詰める。
ユーマはフェニムとの会話を終えた時点でゼタの運命に干渉した。
『ユーマに敵対しない』
『ユーマが行う性的行為に受け入れる』
『ユーマから与えられる快楽が倍になる』
これだけ干渉すれば最早ゼタはユーマの言いなりのようなモノだ。
たとえこの場でレイプしたとしても今のゼタなら受け入れざるを得ない。
もうゼタのユーマの間には殆ど空間はなく、もう一歩も動かずともお互いの肌が触れ合うような距離だ。
ユーマは右手でゼタの頬に触れぷにゅぷにゅと柔らかさを堪能する。
「ひゃっ♥ こ、こら……なに勝手に触れてんのよぉ……♥」
ゼタは特に頭は拘束されてないので顔を振って手を振り解くくらいはできるハズだが──もちろん干渉の影響で受け入れてしまう──されるがままに頬を撫でられる。
「んっ、くぅ……っ♥ えっ? あっ、ちょっ……んむっ!? ん、んんっ」
ユーマは更に近づき腰に左手を回して抱きしめるとそのままゼタの唇を奪った。
「んんんんっ! ぷはっ! な、なな……アタシのファーストキス……!」
ゼタは水着に負けない程に顔を真っ赤にして肩を震わせ涙目になっている。
「ファーストキスって言った? 本当に? てことは処女なの?」
「……そ、そうよ! 悪い?」
ゼタのような美人がキスの経験もないとは正直驚く。
確かに気も腕っぷしも強いのだが、しかし未経験とは思わなかった。
「いや、全然悪くなんてないよ。むしろ俺は嬉しい」
「嬉しい……ってなによ。まるでアタシの処女まで貰えるみたいな口振りじゃない。……あげないわよ」
口では文句を言っているが、抱きしめられた身体はユーマから離れようとしない。出来ないのだが。
(フェニムの言う通りにしただけだったが、口では嫌よ嫌よと言いつつ身体は抵抗出来ない……ってのも悪くないな。むしろ良い)
「くれないの? ゼタの処女。欲しいなぁ。ゼタの処女、俺にくれない?」
「……っく! わ、わかったわよ。アンタにあげるわよ、アタシの……処女……♥」
(ちょっとちょっとちょっとした! アタシってば何言ってるのよ!? なんで、処女を捧げる宣言なんかしちゃってるワケ!?)
ユーマが性的行為を求めるとゼタはそれを拒めない。受け入れてしまう。
ゼタとしてはまるで自分の身体が乗っ取られたかのようにでも感じているのだろうか?
……いや、実のところゼタはそれほどの不快感は感じていなかった。
気持ちに関してはそこまでの干渉を行っていなかったが、感情でもユーマを受け入れつつある。
ゼタがユーマたちと出会ってからアウギュステに到着するまでに2つ程の島を経由してきた。
その間、ユーマと行動を共にする女4人の反応は明らかにユーマに抱かれている女のモノであったし、実際にゼタに隠れて何か性的な行為を行っている事は察していた。
恐らく性行為を行ってきたであろう事後の女たちの幸せそうな顔とフラフラになる程の激しいセックスを想像しては自分に置き換え、ユーマに犯され処女を奪われるシチュエーションを妄想して自慰に耽ることさえあったのだ。
なぜあんな平凡で戦う力もない男に星晶獣や女が夢中になるのか理解できないが、自分もまたそうなりかけている事には謎の心地良さを感じていた。
だから水着も奮発して男の欲望を刺激するような大胆なモノを選びもした。
……だからといってここまでいきなり唇を奪われ挙げ句の果に処女まで奪われる宣言をされるとも思っていなかったが。
「処女、俺にくれるんだ? いいの?」
そう言いながらゼタのお尻や太ももを撫で回し、もう片方の手では無遠慮に胸を揉みながら何度も唇を奪う。
「んっ♥ だって、アタシの処女……あんっ♥ 欲しいんでしょ♥ だったら仕方ない……じゃない♥ あっ、やだ、耳舐めないで──ぅんっ♥」
ユーマの手の動きにゼタの子宮が切なさを覚える。
耳を唇で優しく喰まれ内側に舌を入れられぴちゃぴちゃという音で脳を犯されている気分に陥っていく。
「こんないい女に手を出さないなんて、この世界の男は見る目がないのかな?」
「知らない、わよぉ♥ い、今まで寄ってきた男なんて、どいつもこいつもぶちのめしてきたし……あ、やっ♥」
「ゼタのお眼鏡に叶う男がいなかったんだな。じゃあ、こうして身体を好きにさせて貰える俺は合格って事かな?」
好き勝手な事を言いつつ、ユーマの手は止まらない。
水着の上からでもわかるほどに勃起した乳首を親指でぐにぐにと押しつぶし、この胸を自由に出来るのは自分なんだと主張するように力強く揉んだりする。
また、もう片方の手は水着のボトムの中に潜り込ませ、お尻の割れ目に指をずりゅずりゅと這わせていく。
そこに指を這わせるという事は肛門も刺激され、更にその先の割れ目にまで到達する。
「ひんっ♥ あぁっ♥ くっうぅん♥ ……んあっ♥」
男に身体を好き放題に弄くり回される事に屈辱的な感情を抱くゼタだが、身体がどうしても言う事を聞かない。
ユーマに触られた部分からビリビリと快感の波が押し寄せ、股間からは全身を貫くような衝撃が走る。
「はぁ……はぁ……やだ♥ どうして、アタシこんな……♥」
ここまでくると既にフェニムはゼタの腕を離しており、ゼタはユーマの背中に手を回し縋るように寄りかかっている。
(なんでこいつの指こんなに気持ちいいの♥ 自分でする時と全然違うじゃん♥ ……あっ、そこ♥ もうちょっと上……♥ 触って欲しくなってる♥ やば、イキそ……♥)
火照った身体に引っ張られ、ゼタの精神は既に堕ちていると言っても過言ではなくなっていた。
ユーマの指が大陰唇や小陰唇の入り口をわざと音を立てるように弄っていると、その上にあるクリトリスを触れて欲しいとばかりに腰をくねらせる姿は『組織』の契約者としての威厳は微塵も感じられない。
(もうちょっと……♥ もう、イク♥ イッちゃう……っ♥)
「……えっ?」
絶頂の寸前、ユーマの指の動きが止まった。
「ちょっ……なんで?」
汗ばむ肌を高揚させたゼタがユーマの顔を見上げる。
「イキたい?」
ユーマの指が先程までの蹂躙するような動きから、ゆっくりと優しい労るような動きで愛撫に変化する。
「あっ♥ やだ♥ 優しくっ……んきゅっ♥」
単純な刺激なら先程までの荒々しい愛撫の方が強いのに、優しい愛撫は身体の奥から熱がこみ上げてくるような感覚をもたらす。
脳が甘く蕩け身体が喜んでいた。
生まれて初めて味わう感覚に酔いしれる。
「俺の指でイキたいかって聞いてるんだけど?」
指先だけ膣内に入れ、くいくいっと中をほじるように動かすとゼタの身体がビクンと反応を示す。
「ひゃんっ!? こ、このぉ……ううんっ♥ イ、イキたい♥ いきたいから……イカせてえぇっ♥」
一瞬ゼタは反抗を試みるが、ユーマの手練手管に翻弄されすぐさま屈服してしまった。
「いい子だ」
ゼタの反応に満足げに微笑んだユーマが手を深く差し込みクリトリスをぐちゅりと潰す。更にもう片方の手では乳首を摘みあげ、更に唇を重ね舌で舌をべろりと舐める。
「んぐうううぅぅぅッ♥」
待ち望んだ以上の刺激を同時に与えられたゼタの腰が砕けるようにガクガクと震え、ユーマの手に潮を吹きかけ絶頂した。
「イッたな? これからはイクときはちゃんとイクって言うんだ。いいな?」
躾けるように言いながら、ゼタの乳首をグリグリと捻り潰す。
「くはっ♥ わ、わかったから……♥ んはあっ♥ イッてる♥ 今もイッてるぅ♥」
必死で抱きつくゼタの指がユーマの背中に食い込む。
ズキリと鈍い痛みが走るが、ゼタの痴態を前にはささいな事だと思う。
「はぁーっ……はぁーっ……♥」
(ヤ、ヤバ♥ 何コレ♥ 男に触られると、こんなに気持ちいいの? こんなのハマっちゃうじゃん♥)
身体を支えきれなくなったゼタがへなへなと座り込む。
するとユーマの股間が丁度目の前にくる。
(えっ……この膨らみ、ちんこ……よね♥ ウソ、デカくない? 今にも水着からはみ出しそうなんだけど♥)
「興味津々みたいだね。後でゼタの処女を奪うちんぽよく見てて」
視線に気づいたユーマは水着をおろし肉棒をゼタの眼前に晒す。
既に何人もの女をモノにしてきたユーマに羞恥心はない。
(す、すごっ♥ これが、ちんこ……♥ ヤバすぎなんだけど♥)
ゼタは目の前の肉棒から目が離せない。
漂ってくる匂いが鼻腔をくすぐり頭がくらくらしてくる。
「ゼタの初めてがビーチってのも悪くないけど、やっぱり夜ベッドの上がいいかな? ……スカーサハ、こっちにきてしゃぶれ」
夢中で肉棒をガン見しているゼタの頭を撫でながら思案したユーマがスカーサハを呼びつける。
真龍に対して一介の人間が口にするには余りにも不遜な物言いだが、スカーサハはユーマの性奴隷なのでそれが許される。
「うむ♥」
むしろ呼ばれた事にスカーサハは歓喜しつつユーマに駆け寄ると、膝立ちになり躊躇いなく肉棒を小さな口で頬張る。
「ん〜……あむっ♥ じゅるっ♥ ん、んっ♥ ちゅるちゅる……れろっ♥」
喉奥まで咥え込み舌で丹念に肉棒を包みこみ、下品に頬を凹ませながら吸い上げ、そんな顔を見せつけるようにユーマを見上げる。
「くっ……いいぞスカーサハ。キレイな顔が俺のちんぽ咥えて下品に歪んでるのが更にいい。……うおっ」
「ユーマ殿、私も……♥」
「お兄ちゃん、私たちのペロペロで気持ち良くなってね♥」
「ユーマちゃん♥ お姉さんにお尻舐めさせてね♥」
スカーサハの口淫を楽しんでいると、羨ましそうに太ももをもじもじとさせていた他の3人が我慢できなくなったのかユーマに群がり、耳や乳首、尻の穴に舌を這わせ始めた。
その光景を間近で見せつけられているゼタの手がまんこに伸びる。
「あんっ♥ あっ、んっ♥ ……ウソ♥ 自分の指じゃ全然足りない♥ やだ……アタシの身体、もう躾けられちゃってる♥ ユーマの指しじゃないと、ダメにされてる……♥」
それでも切なそうな顔でぐちゅぐちゅと指で自分のクリと乳首を弄るゼタを見て、ユーマとフェニムは満足していた。