・前回までのあらすじ
『遂にえっちできる身体になったフェニムを寝室に連れ込んだ』
なのですが、その話がイマイチ筆が進まずズルズル放置してました。
しかしまた改めて更新再開しようと思ったのですが、やっぱイマイチのらず、このままだとまた放置しそうだったので、いっそ一旦飛ばして次の話を書いていきます。
飛ばしたフェニムとの初えっち話では
『ナルメアも入れて3Pして2人は竿姉妹となりました』という内容になると思います。
その内追加したいです。
再開一本目でエロなしですが、よろしくお願いします。
「おぉーっ。これが例のアロハスリゾートかぁ!」
アウギュステでのバカンスに一区切りつけ、ユーマたちは次の目的地としたアロハスリゾートへとやって来ていた。
「ユーマちゃん、ユーマちゃん。お姉さん受付してくるね♥ いこ、フェニムちゃん♥」
「あはは。わかったよ、お姉ちゃん♥」
竿姉妹となったナルメアとフェニムが仲睦まじく連れ立って施設の受付へと向かっていく。
ロビーにある椅子に腰掛けると、まるでそれが定位置であるかのようにスカーサハがユーマの股の間に座り込んだ。
それがあまりに自然だったので、ついスカーサハの脇から手を差し込み小さな膨らみを手のひらに収める。
「んっ♥」
スカーサハが嬉しそうに背中を預ける。
それはもはや様式美のようであり、隣に座ったヘルエスも近くに立つゼタもツッコミを入れることは無かった。
「あれ、大丈夫なの? ナルメアの過保護っぷりがエスカレートしてない?」
「本人は嬉しそうだし、良いと思うよ」
スカーサハへのイタズラはスルーして他の事を心配するゼタに答える。
竿姉妹の姉としてナルメアはユーマだけではなくフェニムにもあれこれと世話をやくようになっていた。
世話を焼く対象がユーマ1人からユーマとフェニムの2人になって世話焼きっぷりは分散されるのかと思いきや、恐るべき事にそれまで以上の世話焼きっぷりをユーマとフェニムそれぞれに発揮している。
その世話焼きっぷりの極めつけは、尿意を催したユーマに対し『おトイレまで我慢するの大変だろうし、全部飲んであげるから、お姉さんのお口におしっこぴゅーってしよ?』と言い出す程だ。
もちろん、ユーマはその申し出を受けてナルメアに小便を飲ませた。
そしてそれが不服だったのがスカーサハである。
『ご主人様の肉便器として負けてはおれん……!』と、飲尿を申し出た。
それ以来、ユーマの放尿の殆どはナルメアかスカーサハが飲んでいる始末だ。
ちなみに、大便に関しては普通にトイレでしている。
飲尿させて興奮はするが、食糞は流石にユーマの趣味ではなかった。
それを伝えた時に、ナルメアが大層不満そうだったのは流石に心配になったのだが。
ナルメアには“ユーマから発する匂いが好きになる”という運命の改変が行われている。
大便ともなれば、恐らく個人が排出する物体の中で最も強烈で醜悪な匂いがするだろう。
ナルメア的にはトイレにもついていき、匂いだけでも嗅ぎたいと思っているのかもしれない。
ナルメアたちを待ちながらそんな事を考えていると、施設の入口が騒がしくなる。
「着っいたあぁーっ!」
ロビーに飛び込むように入ってきたのは小柄な少女だった。
ヘルエスや一般的なエルーンとは違い、丸く猿のような耳を携え、細長い尻尾をふりふりと振り回す少女は、一目みただけで天真爛漫さが伝わってくる。
そしてそれを皮切りに、続々と美少女の集団がロビーへ姿を現した。
ヒューマン、エルーン、ドラフ、ハーヴィン、多種多様な種族で構成されたその集団は揃いも揃って可愛らしく美しい少女たち。
「おいおいおい、なんだあれ凄いな。とんでもない美少女集団じゃないか」
「あれは……十二神将の方々のようですね」
「じゅーにしんしょー……?」
つい口にした感想にヘルエスが答えてくれたのだが、バカみたいな声で聞き返してしまったユーマをゼタが呆れた目で見る。
「なによアンタ、まさか十二神将を知らないワケ?」
バカにしたような……いや、実際にバカにしたゼタには後で飲尿させるとして、何とか言い返す為に“十二神将”というキーワードを使ってフェニムの記憶を漁る。
「バ、バカにするなよ。十二神将とは……干支の名に起因する十二の神社が点在しており、その年の恵方に対応する方角の神宮には、その年において星の民の動向を監視する「歳神」が任命される。
その十二の「歳神」が十二神将であり、星の民の動向を監視すると同時に、年の暮れには空に淀んだ“煩悩”を打ち払うという使命がある。……だ」
「なにその辞書の解説を丸読みしましたみたいな言い方……でもまあその通りよ。私も実物を見るのは初めてだわ」
情報を咀嚼して自分の知識として披露するだけの時間と余裕が無かったから仕方ない。それはともかく──
「“煩悩”を打ち払う使命……かぁ」
「んおっ? どうした? おちんぽ様が大きくなっているぞ♥」
スカーサハがメスの顔をしながら振り向き、ユーマを見る。
「それって……まさかアンタ、あの娘たちにも手を出そうとか思ってない?」
呆れたような視線を向けてくるゼタに対しユーマはニヤリと口角を上げた。
「もちろん」
それと同時にユーマはフェニムの力を行使する。
瞬間、誰にも気づかれず、彼女たちの運命は書き換えられた。
──────────
「それでは、今年の十二神将会議を……って、それどころではないのじゃ!」
バシーン! と、女ドラフ特有の小柄な体躯に宝満なバストをブルンと震わせながら、十二神将が1人、未神宮の長であるアニラが会議室の机を叩いた。
アロハスリゾートは“仕事も余裕を持って”というオーナーの意向が反映されたビジネス向けの“休める仕事場”としての施設がいくつかある。
その中の1つである会議室の一室に十二神将の面々が集っていた。
先の未神宮のアニラを筆頭に、
申神宮のアンチラ(エルーン)
酉神宮のマキラ(ハーヴィン)
戌神宮のヴァジラ(エルーン)
亥神宮のクビラ(ドラフ・褐色)
子神宮のビカラ(ヒューマン)
丑神宮のシャトラ(ドラフ)
寅神宮のシンダラ(エルーンの双子・ファンとパイ)
卯神宮のマコラ(エルーン・褐色)
の総勢10名が神妙な面持ちで席に着いている。
そのいずれもが美女美少女でありながら、他とは一線を画す力の持ち主だ。
なお、残り3人の神将は諸事情により欠席している。
「あわわ……それってやっぱりロビーにいたあの人の事だよね?」
「凄い“煩悩”を感じました」
「あれが、伝承にあった“煩悩”の“王”……“煩王”ってやつだな」
「人が発していい煩悩じゃなかったよ」
「ハハッ! あれにはぼくもビックリだよ」
「うしし。なんだか〜すっごくカッコ良かったね〜」
「んにゃ〜! ついに、この時がきてしまったんだぞ!」
「シャトラさん……ガチ恋の目をしてる」
「ようやく参加できた十二神将会議の場で“見つけ”ちまうとは、これもなさまた“運命”だねェ」
各々が一斉に喋りだし、誰が何を言っているのか把握できない。
「えぇい! 皆のもの、静まれ静まれぇ〜い!」
再びアニラがバシバシと机を叩いた。
静かになったところで、改めてアニラが口を開く。
「偶然とはいえ、我々は遂に“煩王”と出会ってしまったのじゃ。つまり、十二神将に口伝でのみ引き継がれてきた真なる使命を果たす時……という事なのじゃ。皆のもの、覚悟は出来ておるな?」
ゴクリ。
誰かが生唾を飲みこみ、それぞれが真剣な面持ちで頷いた。
「うむ、覚悟は出来ておるようじゃな。……では、十二神将会議改め【煩王対策会議】をはじめるのじゃ!」
高らかに宣言し、アニラが設置されているホワイトボードにキュキュキュッと【煩王対策会議】と書き込み、続いて【十二神将の真なる使命】と書き込む。
「……さて、一応念の為に一度皆で前提の共有をしておこうかの。我ら十二神将の真なる使命……それはなんじゃ? アンチラ」
この場に集う十二神将の中で最年少のアンチラを学校の先生よろしく指名する。
「はいはーい! 煩王の煩悩を発散させる事! です!」
元気よく答えたアンチラの回答に「うむ、その通りなのじゃ」と頭を撫でる。
「では、どうやって発散させるのか? ファン、パイ、どうじゃ?」
続いて若いファンとパイ──シンダラに矛先が向く。
「ん、んにゃ〜!? えっとえと……ど、どどどうやって、って言うとぉ〜……」
(どうしよう、パイ。具体的にどうやって発散させるかなんて考えてなかったぞ!)
(大丈夫。任せて、ファン)
「……基本的には、私達のお口やおまんこを使っておちんちんをしこしこして、精液をびゅーって出させてあげる……です」
シンダラである双子の妹──パイが思った以上に生々しく具体的な方法を口にした事で想像したのか、十二神将たちの頬が赤く染まる。
まだ一目見ただけの煩王の肉棒と、それを自身のまんこに入れる……それをちょっと想像しだけで、まんこがじわっと湿り気を帯びてしまう。
「……う、うむ。これで我ら十二神将の真なる使命についての前提は共有できたじゃろう」
羞恥を誤魔化すように咳払いをしながら、アニラは全員の顔を一瞥していく。
押しなべて頬を上気させながら、太ももをもじもじさせつつ、全員が「理解してる」と頷く。
「よろしい! では、より具体的に、煩王の煩悩を発散させるか、その方法について話し合おうではないか!」
「おー!」
こうして、十二神将であるがゆえの“運命”を全うしようと、全空においても屈指の美女美少女軍団が、いかにしてユーマに精液を出させるか……というバカみたいな事を真剣に話し合いが始まった。
──────────
「アンタが煩悩の王様で、十二神将はアンタの煩悩を発散させる使命がある、ねえ?」
アロハスリゾートのプールサイドで、ユーマはロビーで見かけた十二神将の運命を書き換えた事を皆に説明すると、ゼタは呆れ果てたような声を上げた。
「そう。だから今日か明日か……とにかく十二神将の方から何かしらのアプローチがあると思うけど、それがどんな方法であったとしても、あくまで向こうの最終目的は俺の煩悩発散だから、本気で敵対したりしないでくれよ」
ビーチベッドに寝転がりながら日光浴を楽しむユーマ。
もちろん、ユーマを始めとして全員が水着姿である。
「でも、お姉さんは心配だな。それだとユーマちゃんがなにか危ない目にあったりしない? はい、あーん♥」
隣で丸椅子に座りながら献身的にフルーツ盛りのフルーツをユーマに食べさせるナルメア。
「あーん……ん、おいしい。ナルメアみたいな美人に食べさせてもらうと、当社比300%増しでおいしいな」
「美人だなんて……えへへ♥」
最近、ようやくユーマからの称賛を素直に受け取るようになむてきたナルメアが嬉しそうにはにかむ。
「ま、とにかく、そういう訳だから今日明日はみんな自由行動でいい。俺の事は特にきにせずアロハスを満喫してくれ」
「ぬぅ……吾としては、主殿のおちんぽケースとして、ずっと繋がっていたいのだが……」
「……とんでもないエロジャンキーがうまれちゃってるわね」
ちんぽケースとしての役割に真剣に悩むスカーサハに対してガチ目にゼタがドン引きしていた。
「うぅむ……そうだ、“空間”を司る星晶獣、みたいなのはおらぬのか? それで、こう、何か上手い感じで主殿のおちんぽ様と吾のおまんこを繋げて、常に犯されている状態にできるようなヤツは」
「えぇ? 空間を司る星晶獣かぁ……? うーん、いたような気はするけど、なんて名前だったかなあ?」
突拍子もない質問をされたフェニムが、その星晶獣の名前を思い出せず頭を悩ませる。
俺と繋がっているフェニムの記憶領域を検索するにしても、肝心の名前が分からなければ探しようがない。
「いいの? あの子、主殿とか呼びながらアンタの事を肉バイブにしようとしてるわよ?」
「ん? 別にいいんじゃないか? 俺もスカーサハの事はオナホ扱いしてるしな。それに、空間を繋げて俺のちんぽをまんこに繋げるってアイデアは面白い。俺としてもぜひやりたいね」
「あ、そう……そういうヤツよね、アンタって。本当にいるのか知らないけど、そんな力の使い方をさせられる星晶獣に同情してきたわ」
「ね、ね、ユーマちゃん? お姉さんの事も、オナホにしてくれていいんだよ? ううん、むしろ、しよ? お姉さんオナホも気持ち良いよ? ね?」
ナルメアが会話に割り込んでくる。
オナホ扱いされるスカーサハの事が羨ましくなったようだ。
「ナルメアはオナホっていうより……肉便器かな?」
「! 肉便器♥ えへへ♥ うんっ♥ お姉さん、ユーマちゃんの肉便器だよね♥ いつでもどこでも、精子出したくなったら、お姉さん肉便器に出してね♥ あっ、もちろんおしっこもだよ? お口でもおまんこでも、お尻でもいいから、出したくなったら全部お姉さんに出してね♥」
まさに喜色満面の笑顔になるナルメア。
「わー、嬉しそうねー」
人としての尊厳もへったくれもない肉便器扱いを大層に喜ぶナルメアに対し、もはや死んだ魚のような目をしながらゼタがツッコミをいれる。
いや、ツッコミというより思考放棄か。
「そういう意味では、結構ノーマルないちゃらぶセックスが好きなゼタは恋人かな?」
「こ、恋……ッ!? はっ? はああぁぁっ!? な、ななな、なに言い出してんの、アンタ!?」
面白いほどにゼタが動揺する。
頬はおろか顔全体が真っ赤になっていた。
「イメージな」
「イメージ? そ、そう……イメージ。あくまでイメージの話、よね……。全く、アタシが、恋人……って、そんな」
ゼタはツインテールの毛先を指でねじねじと弄りながら、ぶつくさ言いつつチラチラとユーマの方へ視線を向ける。
(えっ、めっちゃカワイイ)
乙女のような仕草にキュンときたユーマは、ゼタに向かってにっこりと微笑む。
「ゼタ。こんどらぶらぶ恋人えっちしような?」
ヒュンッ──
「えっ?」
言った瞬間、顔の横を風が吹き抜けた。
振り返ると、奥の建物の壁に何かが突き刺さっている。
「はぁーっ……はぁーっ……!」
もう一度振り返ると、そこには赤鬼──真っ赤な顔で鬼の形相をしているゼタ──が肩で息をするほど呼吸を乱していた。
動作も何もかも見えなかったが、どうやらゼタが何かを投げつけたらしい。
もし顔面に直撃していたら……割りとマジで死んでいただろう。
ゼタはユーマに対して害ある攻撃が出来ない運命が刻まれているが、今のは流石に運命によるモノではなく、わざと外したのだと思いたいが……。
「き、今日明日は自由行動だったわよね!? じゃ、そういう事で!」
ゼタは勢いよく立ち上がるとそう言い残し、プリプリしながらどこかへ行ってしまった。
(こわ〜……)
ユーマは肝を冷やしながらも、ゼタのイメージを“恋人”から“ツンデレな恋人”へとアップデートした。
「ふふっ、あんなに動揺されて……可愛らしいですね。ところでわたくしはどのような扱いになるのでしょう?」
今までのやり取りをにこにこしながら見守っていたヘルエスが、満を持して参加してくる。
「ヘルエスか。ヘルエスは、そうだなぁ……」
姉……と言いたいところだが、その称号を使うとナルメアが対抗意識を燃やして暴走しかねないので違うイメージを思い浮かべた。
「高嶺の花ってところかな」
「まぁ! そんな印象をお持ちでしたか?」
「元だろうがなんだろうが、ヘルエスは王女様だったわけだし、王族なんて俺の人生から考えれば物語の登場人物だからね。動作のどこを切り取っても気品を感じる。本来ならまさに高嶺の花さ」
「あらあら、そんな風に言われると照れてしまいますね。でも、ゼタさんはともかく、スカーサハがおちんぽケースで、ナルメアさんが肉便器なのに、わたくしが高嶺の花というのは些か寂しく思います。だから──」
ヘルエスが顔を近づける。ふわりと心地よい香りが届く。そしてユーマの耳にキスするように唇を寄せた。
「その高嶺の花も今は全て貴方のモノですわ。ですから、どうかわたくしを“雌豚”に仕立て上げてくださいませ♥」
甘い声でそう言うと、れろっ……と舌を伸ばし、ユーマの耳穴をねぶる。
「おぉう」
「ふふふ。ではわたくしは各施設の視察に行ってまいります」
口を耳から離すとそう言い残し、ヘルエスもその場を去っていった。
「びっくりした」
(でも、雌豚……雌豚王女か。良いな)
呆気にとられてしまったが、元王族の王女様を徹底的に雌豚として調教する事を想像し、背筋がぞくぞくする感覚に襲われる。
「うふふ♥ お兄ちゃん楽しそう♥ ……でも、そろそろ私たちも行こっか、スカーサハちゃんにお姉ちゃん」
「む。しかしやはり主殿から離れるのは……」
「そうだよ。ユーマちゃんを1人にするなんて、お姉さん反対だな」
「大丈夫。お兄ちゃんと私は心も身体も繋がってるから、何かあればすぐわかるし、そもそもお兄ちゃんは私の力を使えるからね。ほら、行くよ。お兄ちゃんの邪魔になっちゃうんだから。……じゃあね、お兄ちゃん♥」
フェニムがスカーサハとナルメアの手を引きプールに併設されているウォータースライダーへ向かう。
それを見送り再びプールベッドに身体を沈め、これからの事を考える。
(さてさて、十二神将様たちは一体どうやって俺の煩悩を発散させてくれるかな? ストレートに誘ってくるかな? こっちからアプローチしてもいい。うーん、楽しみだ)
ウィ……ウイィィーン……ジ、ジ、ジ……。
ニヤニヤと笑うユーマを、遠くから見つめる一つの“目”があった。
「ターゲット“煩王”の煩悩の急速上昇を確認、です。ターゲットは現在1人。ミッションを仕掛けるなら絶好のタイミング、ですです」
“目”──煩悩測定装置を通し、ユーマを監視していたマキラが報告する。
「えぇっ?! もう? どうしよう、まだあんまり案が出揃ってないよ?」
「むむむ。しかし“煩王”の煩悩が上昇しているのならば、一刻の猶予もならん!」
「わ、私が行ってくる……!」
ギャルっぽい見た目とは裏腹に十二神将でも一際責任感の強いクビラが立ち上がる。
そして、既に何個か出ていた“煩王とお近づきになろう大作戦”が書かれた紙を手に取り会議室を後にする。
「クビラ……頼んだのじゃ。我らもすぐ後に続くからな……!」
それから暫くして──
ここしばらく朝から晩までセックス三昧であり、常に誰かと一緒にいたユーマは久しぶりの一人きり状態に思いの外リラックスしてしまったのか、プールベッドで眠りこけていた。
しかしそんなユーマの前に人影が忍び寄る。
「は、はぁ〜い。お兄さん、お、お疲れ? ちょっと、お時間良いですかぁ?」
「んぁ……?」
目を覚ますと、目の前に水着姿の女ドラフ──クビラが立っていた。
(やべ、寝てた……けど、早速来たみたいだな。果たしてどう出てくる……?)
こうして、煩王ユーマと十二神将による煩悩発散バトル(出来レース)の火蓋が切って落とされた。