「さて、どう見る?」
夜、宿場町にある安宿の一室でディアドラがヘルエスに問いかける。
「そう……ですね。話をした限り、マフィアと繋がっている可能性は低い……かと」
2人は、敢えて問題を起こしそうな下っ端マフィアを護衛に雇い、道中での揉め事を意図的に起こしていた。
マフィアの下っ端であろう男ドラフは、2人の思惑通り料金の上乗せを要求してきて結果はあの通りである。
その後、宿場町までユーマたちと同行し、お礼と言う事で3人に食事を奢り、色々と話をしたあと別れ、こうして宿を取り宿泊している所である。
「そうだな。確かにマフィアとの繋がりは見えなかった。まるでただ観光に来ただけ……。しかし、そんな事があるのか?」
「まだ判断しかねますね。私の顔を見ても特に反応はありませんでしたし」
食事の際、ヘルエスはフードを脱ぎ自らの顔を晒した。
名前こそ偽名を名乗ったが、元王女の顔は広く知られている。
それを見て元王女だと気付く素振りもなかった事から、ヘルエスを知っているわけではないと感じた。
「反応はあったであろう? あの……ユーマと言ったか。あの男はお主の顔を見て随分と鼻の下を伸ばしていたではないか」
「ディアドラ様、今は真面目な話をしているのです。いい加減、その様な物言いはおやめください」
確かにユーマがヘルエスを見る視線は明らかに男が女に向けるものであった。
「何を言う。吾は至って真面目に話しておるぞ。お主もわかっているだろう? ユーマだ。あの男が中心だ。あの男次第で他の2人も付いて来る」
「それは……」
そうだ。それは間違いない。
そうだとして、ディアドラは本気でヘルエスにユーマを垂らし込めと言いたいのか。
ヘルエスは齢27にして未だ処女である。
幼い頃からアイルスト王国の王女として淑女たらんと努め、清廉潔白なる日々を過ごすうちに、当時としても女としては少々行き遅れたという後悔はあるものの、父コノールの真龍討伐命令の折には島を離れており、その結果王国は崩壊。その後、島の復興に全力を投じてきた彼女には浮いた話の一つも無い。
そんな自分が男を身体で垂らし込むなど、一体どうすれば良いのか。
……と、そんな事を考えては頭を振る。
だから、どうして実行する前提で考えているのか。
現在のアルスター島の状況や未知なる星晶獣の上陸、ディアドラの甘言等、様々な要因があったにしても、今日初めて会ったばかりの平凡な男であるユーマに対し、ヘルエスがこれほどまでに思い悩むのは、当然の事ながらユーマによる干渉のせいだった。
ユーマはヘルエスを見た瞬間、その美貌に心を奪われ、自分のハーレムに入れると決めていた。
故に、ヘルエスのユーマに対する好感度のようなモノに干渉したのだ。
それは盲目的にユーマの事を好きになると言ったモノではなく、なんだか気になる異性……程度ではあったが、それ故にヘルエスはこうして悶々と淫らな思考に偏っては理性でそれを押し留める、という事を繰り返すハメになっていた。
「ふむ。仕方ない。であるならば、吾がしてみるか? 人の子の交わりというのも興味がある」
ディアドラは遂にとんでもない事を言い出した。
「なんという事を仰るのですか」
「お主はイヤなのであろう? ならば、吾がするしかないではないか」
一体全体どういう理屈なのだ。
「いえ、いえいえ、違う方向からのアプローチをですね……」
例えば金。
余り潤沢な額を用意出来る身ではないが、星晶獣と剣豪を味方にできるならば多少の無理は通す事も吝かではない。
「ダメだ」
「何故です?」
「吾の勘のような物が囁いておる。あやつらは一時のものではなく、永く、完全に吾らと共にすべきだと」
「勘で……」
そんな確証もないあやふやな理屈に、自分の純潔や真龍ディアドラの純血を捧げると言うのか。
ちなみにだが、ヘルエスが考える通り、ディアドラもまた処女である。
それは仮初の肉体的についてはもちろん、本体である龍の姿についても同様だ。
真龍という存在は非常に稀な存在で、そもそも伝説的な存在である。
目の前にいるディアドラという存在が既に奇跡なのだ。
ディアドラ自身、自分と同じ同じ真龍という存在は数える程しか知らない。
そもそも真龍に性行為によって子孫を繋ぐといった生物的機構はない。
自然発生的に産まれ、どれ程の年月をかければ寿命といったモノで死する事になるのか、当の本人であるディアドラ自身も知らないのだ。
だから、ディアドラがエルーンとしての器を得た今、そのような情事に興味を示す事には理解を示すが、だからと言って……。
更に重ねて言えば、ディアドラもまた既にユーマによる干渉の餌食となっている。
内容はヘルエスと同様だったが、人の営みと性行についてより興味深かったディアドラにしてみればその効果は絶大で、最早いかにしてユーマに抱かれようかと思案する程であった。
とにかく、知らず知らずの間にユーマの魔の手が既に伸びてしまっているにも関わらず、どうやって3人を取り込もうかという会議が繰り広げられていた。
──────────
安宿に泊まっているディアドラとヘルエスとは逆に、宿場町の中でもそれなりに豪華な部類に入る宿にユーマたちは泊まっていた。
理由はもちろん3人で寝られる部屋があり、風呂付きの部屋を求めてだ。
資金については、元王族のヘルエスを手篭めにしてでもハーレムに加える事を前提とし、そのツテを使っていくらかは補給できるだろうとの皮算用の元、散財しても構わないと実に楽観的な目測によって紐が緩んだ。短慮である。
しかし、その分の見返りは大きい。
何せ風呂だ。
前の島で転がり込んだナルメアが滞在していた宿はシングルで、風呂はなくシャワーが設置されているだけだったし、アルスター島への定期便の部屋にはシャワーすらなかった。
街に大衆浴場はあったようだが、別に風呂そのものに入りたい訳ではなく、美少女2人と一緒に入りたかったのだ。
だから、アルスター島に到着する前から、今晩は風呂付きの宿を取ると固く決心していた。
発着場にある安宿を利用せず、この宿場町へ急いだ理由がこれである。
そのおかげで、ヒューリとシャーフィ──ヘルエスとスカーサハの名乗った偽名──という美人美少女二人と知り合いになれたという僥倖も付いて来た。
あの2人とは、明日また合流して旧王城のある中心街まで一緒に行く約束をしている。というか、向こうから護衛の依頼をしてきた。
道中フェニムやナルメアといちゃいちゃし辛いかもしれないが、ユーマは逆にあの2人とも関係を結ぼうと考えている。
その為、2人には自分への好感度をそこそこ上げるという干渉と、他にもちょっとだけ干渉をしておいた。明日が楽しみだ。
少し話が逸れるが、全空ハーレムを作る事を目標に掲げているユーマだが、何も出会った美人美少女を片っ端から抱くといったつもりはない。
そんな事をしていては、全空を巡ってハーレムを作り上げる前に、ユーマ自身のキャパシティを超えてしまうからだ。
女を囲うだけ囲っても愛せないのであれば片手落ちも良い所だろう。
だから余程気に入った相手でなければフェニムの干渉でちょっかいをかけるつもりはない。
目下、このアルスター島ではヘルエス元王女のみにターゲットを絞っていたが、その考えをあっさり覆されるほど2人が魅力的だったのだから仕方ない。
だが、そんな明日の事より大事なのは今だ。
「ユーマちゃん、どうかな? 気持ちいい? お姉さん、ちゃんと出来てる? んっ♥」
「あんっ♥ 乳首、ぴりぴりしゅる……♥」
ユーマは念願の風呂場で、泡まみれのナルメアとフェニムに身体を使って洗ってもらっている真っ最中であった。
ナルメアはその余りにも大きな胸に肉棒を挟み、ぐにゅぐにゅと揉み洗い、フェニムは薄い胸板をユーマの背中に擦り付けている。
本当はマットプレイのような事もしたかったユーマだが、肝心のマットそのものやローションを入手しているヒマが無かったので、シンプルに座った状態での全裸洗いを堪能していた。
「あぁ、もちろん気持ちいい。最高だ」
「えへ♥ 良かった♥ あっ、おちんちんさん、お姉さんのおっぱいで挟んでも、先っぽ出てきちゃう……♥ おっきぃ♥ よしやし、良い子だから、い〜っぱい気持ちよくなってね♥ ちゅっ♥」
「ねぇ、お兄ちゃん♥ 立ってもらってもいい? お兄ちゃんのお尻、舌でぺろぺろしてキレイにしてあげたい♥」
フェニムに耳元で囁かれ、ユーマはビックリしてしまった。
尻を舐めてキレイに?
「凄いな、それ。そんな事されるのは初めてだ。ナルメア、ちょっと立つぞ」
「あんっ♥」
ナルメアの頭を撫でながら、ユーマは立ち上がる。
そして舐めやすいように少し足を広げた。
「んふー♥ じゃあ、ぺろぺろお掃除、するね♥」
後ろでしゃがんだフェニムがユーマの尻肉を掴んで左右に広げ、露出した肛門に躊躇なく口を近づける。
「んんんっ♥ く、くちゃいぃ♥ もうっ、ちゃんとキレイにするね♥ れろっ♥ ちゅぶっ♥ れろれろ……♥」
「う、お、おぉぉ……っ!? こ、これは……!」
ぬるっとしたフェニムの舌が肛門の周りを這い回る感触に、快感が全身を走り抜け腰から力が抜けそうになる。
しかも物理的な快楽だけでなく、美少女が嬉しそうな声をあげながら自分の肛門を舐め回すという背徳的なシチュエーションに、征服欲もガンガンと刺激され、思わず射精しそうになってしまった。
「えっ? え? ユーマちゃんのお尻……? 初めて? あっ♥ ああっ♥ い、いいなぁ……♥」
目の前で繰り広げられる光景を、ナルメアは今にも涎を垂らしそうな──いや、実際に垂らしながら、食い入る様に見つめる。
「フェニムちゃん、ユーマちゃんのお尻の匂い、ど、どど、どう?」
「ちゅぶっ♥ れろぉ……♥ んっ♥ すっごく、くちゃい♥ よ♥ あぁん、でも好き♥ お兄ちゃんのお尻の匂い、好き♥ ちゅうううっ♥」
「ううっ……いいなぁ」
今にも泣きそうなほどの表情で羨ましそうに見るナルメア。
そんなに羨ましそうにしなくても、こんな事はユーマからしてみればお願いしてでもやって欲しい事だ。
ナルメアにも明日と言わず、この後にでもして貰おう。
だが、それより今はこの射精感だ。
「やべ……もうイキそう。ナルメア、咥えて……っ」
「えっ? あっ、うん!」
ナルメアに咥えて貰った瞬間に出そう。ユーマがそう思い、ナルメアが口をぱっくり開いたその時──
バタンッッ!
ドアが勢いよく開かれる大きな音が浴室に鳴り響いた。
だがそれは浴室のドアが開かれる音ではない。どうやらこの部屋のドアが開かれた音だ。
「な、なんだ?」
「んん?」
「へぁ?」
あまりにも大きな音だったので驚き、つい今しがたまでの興奮が波が引くように去っていく。
程なくして、ドカドカと荒い足音を響かせながら何者かが部屋に入ってくる音がする。
「なんだ、誰もいねぇじゃねえか」
「部屋から出たって報告は……あっ、兄貴、どうやらこっちみたいですよ」
「おうおう、風呂場で楽しんでるって訳か」
浴室の外から男たちの声が浴室にも届く。
なんでいきなり男が部屋に入ってくるのか意味がわからなかったが、射精寸前まで高められた興奮を台無しにされたユーマは、かつてないほど不愉快な気分に陥っていた。
そんな気分とは裏腹に、頭は異常なまでの冷静さを発揮する。
「2人とも浴槽に入ってろ」
苛立ちを隠せないユーマの声に、ナルメアとフェニムは慌てて浴槽に入る。
ユーマはそんな2人を隠すように浴室のドアの前に立つ。
ちょうどそのタイミングで浴室のドアが無遠慮に開かれ男が侵入してきた。
「ひれ伏せ」
にやにやと笑いながら入ってきた男とユーマの視線が交差した瞬間、そう命令する。
「ハッ!」
男はユーマの言葉に迅速に従い、その場に頭を擦りつけんばかりの勢いでひれ伏した。
それはもちろんフェニムの干渉能力の賜物で、ユーマは男に絶対服従の運命を刻み込んだ。
蜜月を邪魔された苛立ちもあり、男へは容赦なく能力を発揮する。
「兄貴!?」
続くもう一人の男にも運命に干渉し、絶対服従させた。
「お前もだ。ひれ伏せ。顔を上げるな床だけを凝視してろ」
「はいっ!」
こうして侵入者2人は一瞬で制圧される。
「ユーマちゃん……?」
「ちょっと待ってて」
後ろでユーマの影に隠れるように湯船に浸かるナルメアを制止し、侵入者へ命令を出す。
「そのまま下がって浴室から出ろ。出たら部屋のドアを閉めた後、そこでひれ伏したまま待っていろ」
命令に従い、2人はひれ伏したままもぞもぞと動き浴室から出ていく。
なんなんだアイツらは。
「ユーマちゃん、カッコいい♥」
「お兄ちゃん、すごーい♥」
侵入者共が完全に浴室から出たのを確認すると、ナルメアとフェニムが左右からむぎゅっと抱きついてくる。
凄いのはフェニムの力のおかげでしかないが……、
とは言え、2人に抱きつかれただけで先程までの苛立ちが霧散していく。
「へへへ」
実にちょろい男だった。
「ね、お兄ちゃん、続き、する?」
横からフェニムがお尻に手を伸ばし、指先で肛門をくにくにとこねる。
「うっ……ど、どうしようかな」
そんな事をされたら、引いた射精感が再び込み上げてきた。
出したい。
出したい……が、侵入者の事もあるし、このまま吐き捨てるように射精するのも勿体ない気がする。
2人は既に自分のモノだ。
今だけの関係ではないのから、後でじっくり気持ちよくなりあって出したい。
それに、フェニムはノリノリだが、ナルメアは外の様子をチラチラ気にしている。
このまま続きを始めて、2人の嬌声を聞かせるのも嫌だ。
「……い、いや、今は侵入者への対処を先に……しよう。ぅぐ……!」
「ざんねーん。じゃあ、また後で、ね♥」
ユーマの肛門から指を離すと、フェニムはその指をぺろりと舐めた。
「んっ♥」
見せつけるように、赤い舌で細い指をねっとりと舐め続ける。
(くっ……! 挑発して……。後でわからせてやる)
さっきまでとはまるで違う意味でイライラしてきた。
「ふふ♥」
(お兄ちゃん、すっごい見てるぅ♥ おちんぽイライラしてくれてるかなぁ? えへ♥ 後でお仕置きされちゃうかも♥)
「と、とにかく身体を拭いて……」
ユーマはイライラしながらも、なんとか切り上げる事を絞り出す。
それでようやくフェニムは挑発をやめ、素直に身体を拭き始めた。
──────────
「それで、お前らは一体──」
簡易的は部屋着に着替えたユーマたちが浴室を出て、いまだドアに向かってひれ伏したままの侵入者に尋問を始めた。
コンコン。
しかし、丁度そのタイミングでドアがノックされる。
「……!」
3人は顔を見合わせる。
ユーマは後ろに下がり、ナルメアは刀を手に前へ。
フェニムはユーマを守るように横に控えた。
警戒心が高い状況だったとはいえ、なかなか連携の取れた動きになってきている。
「……失礼する!」
返事をしなかったからか、来訪者は勝手にドアを開けようと試みるようだ。
先の侵入者2人はどうやったのか知らないが合鍵を使って入ってきたようで、今はカギがかけられている。
しかし、来訪者は強引にカギを破壊し、ドアを開く。
「ユーマ殿! ご無事ですか!? ……わっ」
来訪者は昼に出会ったエルーンの女性だった。
そのヒューリ──ヘルエスが名乗った偽名──は、ドアを開くなりそこにひれ伏す男2人の姿を見て驚く。
「えっ? ヒューリさん?」
ユーマたち3人もヘルエスの来訪に驚く。
強引に侵入してきた時の口振りからすると、ユーマたちの事を心配してきたらしい事はわかるが、どうしてこの部屋にユーマたちが泊まっている事を知っているのか。
確かにこの宿をとったのはヘルエスたちと食事に行く前だったから、この宿に泊まっている事は知っていても、どの部屋かまでは伝えていない。
それに、心配して駆けつけてきたという事は、先の侵入者の事も承知しているという事か?
「これはこれは……」
驚き固まるヘルエスの後ろから、シャーフィ──ディアドラの偽名──が姿を見せる。
「ふむ……」
ユーマたちもヘルエスもどういう状況なのか把握しきれず固まったままの様子を見て何事か思案する。
そして、ドアに向かってひれ伏したままの侵入者をふわっと飛んで乗り越えると、そのままユーマの前に立つ。
「あっ」
ディアドラに敵意が無かったからか、ナルメアの反応が遅れる。
「何はともあれ、夜分遅くに失礼する」
事も無げにそう言って、ディアドラはぎゅうぅっとユーマを抱きしめる。
「えっと……こ、こんばんは」
抱きつくディアドラをユーマも抱きしめ返す。
「ん♥」
一瞬、ディアドラが甘い吐息を吐いた後、スッとユーマから離れる。
「そら、ヘルエス。お主も挨拶をせぬか」
ディアドラはぽけっと固まったままのヘルエスに促す。
(ヘルエス……?)
ディアドラが呼んだ名前に疑問符が浮かぶ。
あの人はヒューリさんでは?
「……あっ、はい。そうでした。失礼します、ユーマ殿」
促されたヘルエスもまた侵入者を飛び越えるとユーマに近づき、ディアドラと同じように抱きつく。
外套の下に鎧を着ているのかゴツゴツした感覚が伝わってくるが、それでもディアドラには感じなかった胸の膨らみを感じる。
「こんばんは」
少し落ち着いてきたユーマは、そんなヘルエスを抱きしめ返す。
先程からディアドラとヘルエスがユーマに抱きついているのは、ユーマが2人に干渉したせいである。
2人の好感度をそこそこ上げるのと同時に、ユーマに対する挨拶は抱きつく事──という認識の改変を行っていたのだ。
だから2人は挨拶としてユーマに抱きついた。
「それで……2人はどうしてここに?」
少し頬を赤らめながら離れたヘルエスに問いかける。
ヒューリではなくヘルエスと呼ばれた事も気になるが、まずはそこだろう。
「そ、それは……」
「うむ。こうなってしまっては小細工は無用であろう。吾はディアドラ。そしてこやつはヘルエスという」
口籠るヘルエスの代わりに、ディアドラが改めて名を名乗る。
「ディアドラ? ヘルエス……?」
「そうだ。偽名を名乗った事は詫びよう人の子よ。しかし吾らにも事情があった。許せ。そして最早単刀直入に言おう。吾らの力になって欲しい」
毅然と言い放つディアドラを前に、ユーマたち3人は依然として混乱したままだった。