『この部屋での出来事は全て忘れ、自警団に出頭し、今までの悪事について全て話せ。そして罪を償え。もし死罪を免れたなら、その後は善良に生きろ。行け』
そう命じ、ユーマたちの部屋に侵入してきた2人を開放する。
2人は痺れきった足を引きずりながら、朝焼けの街へと消えていった。
結局のところ、あの2人は先日ヘルエスやスカーサハと揉めた男の仲間で、その時の話を聞いてお礼参りにやってきただけだった。
最も、当の本人はナルメアにビビり散らかし来なかったようだが。
ユーマたちの居場所と部屋の合鍵はホテル側から提供されたもので、なんとユーマたちが泊まったホテルそのものがマフィアの息のかかったホテルだったのだ。
風呂のために良いホテルを選んだのが失敗だったらしい。
だから安宿に泊まったヘルエスたちのところには誰も訪れはしなかった。
「こんなにも、マフィアの勢力が手を伸ばしているとは……」
ヘルエスが侵入者たちから聞いたマフィアの組織と勢力範囲をメモした紙を見ながら頭を抱える。
マフィアたちはかなり広範囲に渡って勢力を伸ばしているらしい。
「それも吾が力を取り戻すまでだ。ヘルエス、さっそくだが儀式に取り掛かるぞ、準備するがいい。吾は早く主殿に抱かれたい」
「それは承知していますが、そんなあけすけな物言いは……」
ヘルエスとしてもスカーサハの気持ちはわかるが、あくまでスカーサハは真龍ディアドラなのだ。あまり下世話な言葉を紡がれ過ぎるのも困る。威厳というものは必要なのだ。
「分かっておる。これは吾ら同胞のみがいる時だけよ。しかし、今の吾はディアドラではなくスカーサハだ。お主もそのように接しろ」
つまり、スカーサハはユーマに仕えるメスとして対等である事をヘルエスに求める。
やれやれた言った具合でヘルエスが息を吐く。
「……わかりました」
「それでよい」
全然対等でなさそうな会話の応酬だが、当人たちはそれで納得したようだ。
「……では吾らも行くとしようか」
スカーサハに言われ、ユーマたちは移動を開始する。
マフィアの息がかかった宿は引き払い、ホームとも言える旧王城を目指すのだ。
そこでディアドラの復活の儀を執り行い、真龍としての力を取り戻す。
そしてスカーサハとヘルエスはユーマのモノになる。
この島を訪れた大目標の達成は目前に迫っていた。
──────────
「ディアドラ様! 一体どこに行っておられたのですか。それに姉上まで」
半ば強行軍の末、辿り着いたアイルスト旧王城の客間にて一行を出迎えたのはそのような声だった。
声の主は、ヘルエスと同じ美しい銀髪に鋭い眼光を携えた美男子。
言うまでもなくヘルエスの弟であるセルエルだ。
「うるさいぞ、セルエル。吾がどこかに行くのをいちいちお主に報告する謂れはない」
「……しかし」
スカーサハの一喝でセルエルは言葉に詰まる。
セルエルもまた、ヘルエス同様スカーサハに対して負い目があり、強く出られないのだ。
「だが、お主の言いたい事も分かっておる。今後は控えよう。もうその必要もないであろうしな」
「? それは、どういう──」
まるで納得していないセルエルが食い下がろうとする。
「もうよいでしょう。セルエル、ディアドラさまを束縛するような真似はおよしなさい」
「姉上……。わかりました。出過ぎた真似でした。……ですが、そちらの方々は?」
一段落したところで、セルエルの視線がユーマたちに向く。
王国が存続していれば次期国王だっただけの事はあり、その眼光は鋭く威厳があり、なおかつスカーサハと姉が無断外泊の末に連れてきた怪しい男に対する威嚇を含んだものであった。
(こえ〜)
ユーマは背筋が凍る思いでその視線を受け止める。
「彼の者はユーマ。吾らの主となる者だ。そして吾が同胞たちだ」
スカーサハによる端的な説明。
「主? なんの冗談ですか、それは」
それを受けセルエルの眼光が更に鋭さを増す。今にも腰にかけた剣に手が伸びそうな勢いである。
「おやめなさい。この方々はディアドラ様自らがお招きになったのです」
「姉上まで、一体どうされたというのですか? このような事──」
今度はヘルエスにも食ってかかるセルエル。
(まあ、当然こういう反応になるよなぁ)
逆の立場なら、ユーマをあっさり受け入れる事など出来ないのは理解できるため、ユーマが腹を立てたりはしない。
後ろに控えるナルメアとフェニムの機嫌がだんだん悪くなっていくのは仕方ない。
「やはりセルエルを説得するのは面倒だな。主殿、頼む」
「……わかった」
(いいのかなぁ? ま、いいか)
ここまでの道中で取り決めていた通り、セルエルに対してユーマはフェニムの力を振るう。
──『セルエルめを納得させるにしても手間がかかる。だから、主殿の力を使って欲しい』──
スカーサハの言葉の通り、確かにセルエルを納得させるのは骨が折れそうである。
しかしユーマがスカーサハとヘルエスを諦めるという事は絶対にないので、だったらその手間を省こうとなった。
姉のヘルエスも同意したので、気に病む必要はないが……。
そういう訳で、セルエルへの干渉内容は『ユーマの事を全面的に信頼する』だ。
「大体、あのような……あの、ような──? ユーマ殿……でしたか。失礼しました。ディアドラ様の事、お任せ致します」
ユーマによる干渉でセルエルは熱い掌返しを見せる。
「おぉ、これは凄い。良いのか、セルエル。ユーマを主として戴くというのは、ヘルエス共々、ユーマに抱かれるという事だぞ?」
スカーサハはユーマによる干渉の具合を確かめるように問いかける。
「なんと、姉上もですか? ……良いのではないでしょうか。姉上はこれまでアルスター島の為に自らを犠牲にしてきたんです。ユーマ殿になら安心してお任せしますよ」
セルエルは信頼するユーマに姉も託す旨を言葉にする。
視線も随分と優しい。人格には一切干渉していないので、これが本来のセルエルという人物なのだろう。
「良かったですね、姉上」
「え、えぇ……」
後のことを想像でもしたのか、ヘルエスの頬が赤く染まる。
「そうだ、突然の事で遅くなりましたが、皆さんに紹介したい人物がいるのです」
セルエルはそう言うと、机の上に置かれた鈴を鳴らす。
それを合図とし、程なくしてドアがノックされる。
「どうぞ」
セルエルが許可を出すとドアが開き、ウェーブのかかった美しい金髪姿のこれまた美男子が入室する。
「ノイシュ! ノイシュではありませんか。いつ戻ってきたのです?」
その美男子を見てヘルエスが立ち上がった。
「少し前に、です。ご挨拶が遅れ真に申し訳ありません。ヘルエス様におかれましてはご健勝なご様子で何よりでございます」
ノイシュと呼ばれた男はヘルエスの前で膝をつき、仰々しく頭を下げる。
「堅苦しい礼儀など必要ありませんよ。今の私は王女ではなくただのヘルエスなのですから」
「ヘルエス様……」
ノイシュは嬉しそうでもあり、しかし悲痛そうでもある何とも形容し難い表情でヘルエスを見上げた。
「ノイシュ、この方にもご挨拶を」
セルエルに促され、ノイシュはスカーサハと向き合う。
「貴方が……ディアドラ様ですね」
「ふん、セルエルから聞いたか。だが、今の吾はディアドラではない。スカーサハだ。セルエルも覚えておくがいい」
「スカーサハ?」
セルエルとノイシュは疑問符を浮かべる。
「この身体は仮初なれど、吾はこのユーマを主としてかしずく。覚えておけ」
「えっ……」
「何か問題でも?」
スカーサハの威圧的な言葉にノイシュは口を噤む。
セルエルは既にユーマの事を信頼しているので、特に反応は無い。
「ヘルエス、ところでこの人は?」
アルスター島の面々による挨拶が一段落したと見て、ユーマはヘルエスにノイシュの事を尋ねる。
フェニムとの共有知識にもノイシュの事は無かった。
フェニムが知っているのは、あくまでも世界の大まかな趨勢や歴史だ。
王族ともなればともかく、ノイシュという男の知識は持ち合わせていなかった。
「彼は、先の真龍討伐の折、王国軍を率いて戦った者です」
「……お初にお目にかかる。ノイシュと申します。ご紹介の通り、かつてこの国の騎士であり、取り返しのつかない愚を犯し……」
(あぁ、この人が)
かつて真龍ディアドラが討伐されたという事は、討伐した人間がいる。
それがこのノイシュだった。
「やめよ。謝罪はヘルエスとセルエルから飽きる程聞いた。それにそなたは王の命令に従ったまで。謝罪される謂れはない」
懺悔を始めたノイシュをスカーサハが一喝する。
「ディアドラ様……しかし、私は……」
ノイシュとしても『はい、わかりました』とはならないのだろう。
知らなかった事とは言え、悠久の時の中で島の守護を担っていたディアドラを討伐し、それがキッカケとなり王国は崩壊。その崩壊に巻き込まれて犠牲になった人々の事を考えると、彼の中の贖罪は言の葉で済む問題ではない。
「やれやれ、面白い話はなさそうだ。主殿、行こう」
スカーサハはつまらなさそうにノイシュの言葉を遮ると、ユーマの手を取り退出を促す。
「いいのか?」
「構わぬさ。アレはあやつの問題。吾が何を言っても救われはせぬ。セルエル、ヘルエス。儀式の準備は任せたぞ」
スカーサハそう言い残す。
「承知しました」
「あっ……はい、畏まりました」
深々と頭を下げ明瞭に答えたセルエルとは対照的に、これから行われる事を察したヘルエスは羨ましそうにしつつも、渋々返事をしていた。
──────────
「わぁ、これがスカーサハちゃんのお部屋なんだね」
案内された部屋に入ると、ナルメアが部屋の豪華さに感嘆する。
その言葉通り、案内されたスカーサハの部屋は豪勢な作りをしており、おそらく旧王国時代には王族に纏わる人物──ともすれば王──が使用していた部屋なのかもしれない。
最も、部屋の作りや装飾は豪勢であるものの、備え付けられた調度品の数々はそこまででもない。
それはやはりここが既に王城ではない事を示しているのだろう。
「主殿、こっちへ」
スカーサハに促されベッド横へ連れてこられる。
そしてスカーサハはユーマの前にしゃがみ込む。
「吾のこの身体は儀式が終わってから捧げさせてもらうが、まずはその前に主への奉仕というのをさせて貰う」
「はいはーい。お兄ちゃんへのご奉仕なら私にお任せだよ!」
「うむ。頼む、同胞よ」
フェニムがスカーサハの隣へ寄り添うようにしゃがみ込み、ユーマの足元に2人が収まる。
「まずは、お兄ちゃんのおちんぽによしよししてあげるの♥ ズボンの上から〜……よしよし、って。ほら、やってみて」
「うむ……よし、よし……」
フェニムに教わるまま、スカーサハの小さい手がズボン越しに肉棒へ触れ、すりすりと上下に撫でられる。
「もっと愛情を持ってやらないと。お兄ちゃんのおちんぽ気持ちよくなってね♥ よし♥ よし♥」
ただ撫でるだけだったスカーサハに代わり、今度はフェニムが撫でる。
「うっ……はぁ」
刺激としては対して違わないように感じるのだが、フェニムが言う通り愛情が籠もっているからなのか、ユーマの口から吐息が溢れる。
「お、おぉ……。凄い、主殿が反応しておる。それに、見るからに大きくも……。む、むむ……奥が深い。愛情、愛情か……」
スカーサハはフェニムの手付きを食い入るように見つめ、主を気持ちよくする為にどうすれば良いのか考えているようだ。
「ふふ♥ まだ初めてだから、しょうがないよ。だけど、直接見て触れたら、きっとわかると思うよ♥」
そう言うと、フェニムがベルトを外し始める。
「チャックをおろしてあげてね。お兄ちゃんのは大きいから、挟んじゃダメだよ?」
「う、うむ。では……こう、か……?」
実年齢はともかく、見た目は完全に幼い2人組が自身のズボンを脱がせる。そんな光景を見下ろして満足感に包まれていた。
ズボンをおろされ、下半身が下着のみとなる。
脱がされたズボンをナルメアが回収し、スンスンと匂いを嗅いだ後、うっとりしながら畳む。下着も渡せばそのまま自慰すら始めそうだ。
「はぁーい、じゃあごたいめーん♥」
フェニムのによって下着も脱がされ、堅く勃起した肉棒が2人の眼前に晒される。
「おっ、おお……これが、主殿の生殖器か。何とも奇妙な形をしておるのだな。それに、この匂い……すんすん……これが、オスの匂い……というヤツか……♥」
スカーサハは躊躇なくユーマの肉棒に顔を近づけ、初めて見るソレを興味深そうに観察する。
ナルメアとは違いスカーサハには匂いに関する干渉は行っていないが、蒸れたオスの匂いを嗅ぐとエルーンとしての身体が反応したのか、声色に甘く艶のある響きが混じり始めた。
「優しく、いつでも愛情をもって触れてみて?」
「う、うむ……」
スカーサハの白く小さく美しい指が、血管の浮き出たある種グロテスクな肉棒に触れる。
「うっ……」
触れられたところから快感が広がり、ユーマが思わず呻く。
肉棒が喜びを体現するようにビクンと跳ねる
「ひゃっ!? な、何かマズかったか?」
「大丈夫だよ。よしよしされて気持ちよかったんだよ♥」
「そ、そうか……ふふっ♥ 吾の手で気持ちよくなってくれたのか♥」
慈しむように肉棒を擦るスカーサハ。
「すごく……熱い♥ これが主殿の熱♥ なんという逞しさだ♥」
「ふふ♥ ヤッパリ直接見て触れちゃったら分かっちゃったね♥」
「あぁ……この不思議で心地よい感覚が『愛情』というものなのか?」
「そうだよ♥ 『お兄ちゃんのおちんぽに気持ちよくなって貰いたい♥ 気持ちよくしてあげたい♥』そういう気持ちが湧き上がってくるの♥」
「わかる……わかるぞ。このオスに尽くしたい♥ そんな気持ちで満たされていくぞ♥」
宝石のような艶のある褐色肌のフェニムと白く陶器のような滑らかな肌のスカーサハの2人が、まさに奉仕の精神を具現化したかの顔でこしゅこしゅと肉棒を撫で回す。
気持ちいい。気持ちいいが、流石にコレだけではイケない。もどかしさにユーマは焦れる。
「二人とも、もう我慢できない、早く……」
「あは♥ おちんぽイライラしちゃった? ♥ まだ、たまたまへのよしよしが終わってないけど、仕方ないね♥」
「すまない……♥ イライラさせてしまったんだな♥ 同胞よ、次は、どうしたら?」
「おちんぽイライラさせちゃったら、舌でぺろぺろするんだよ♥ おちんぽイラつかせてごめんなさいって謝りながら、ね♥」
「謝る……そうか、謝らなければな♥ 主殿、おちんぽ……いや、おちんぽ様をイラつかせてしまってすまない♥ ちゅっ♥」
スカーサハが申し訳なさそうに亀頭に口づけをした。
真龍と呼ばれる高位存在が、一介の人でしかないユーマに詫び、許しを求めている。
女にとって大切なモノであるファーストキスを肉棒へ捧げて媚びる様に、ぞくぞくとユーマの腰が震えた。
「ふ、ふぅ……♥ ぺろっ♥ れろれろ……♥ これが、主殿の味♥ まるで、脳が痺れているようだ♥ 真龍たる吾は、もうこのおちんぽ様に服従してしまったのだな♥」
すっかりメスの顔になったスカーサハが小さな口から舌を目一杯突き出し、ちろちろと先端を舐め回す。そして鈴口から溢れる我慢汁を舌に乗せてはちゅるちゅると吸い付く。
「凄い♥ 教えなくても、本能でご奉仕理解しちゃってる♥ 私の力を使わなくても女の子をメスにしちゃうお兄ちゃんちんぽつよつよだね♥」
フェニムが睾丸を手で揉みながら、尊敬の眼差しをユーマに向ける。
その視線に気づいたスカーサハは唇で亀頭をはみながらユーマの顔を見た。
「あー……うっ、はぁ」
快感に顔をしかめるユーマを見て、スカーサハの膣から愛液がとろりと太ももをつたう。
(ああ、主殿が吾の口で感じている♥ 可愛いと思ってしまうのは、主に対して不敬であろうか? しかし、どうしようもなく愛らしいではないか♥ もっと、もっと吾で気持ちよくなってくれ、主殿♥)
「はむっ、ちゅううっ♥ れろれろ……ぷはぁっ♥ 主殿♥ 教えてくれ♥ どこをどうしたら、気持ちよくなって貰えるのだ? ♥ ちゅっ、ちゅっ♥ どうか好きなように吾を使って欲しい♥」
まだ出会っばかりと言えるユーマにはわからないが、今までのスカーサハ──真龍としてのディアドラ──を知っている者ならばとても信じられない程に媚びに媚びるスカーサハ。
そこにはナルメアと同じように、ユーマというオスに服従するメスがいるのみだ。
「好きなように……だったら」
我慢の限界を迎えそうだったユーマはスカーサハの頭を掴むと、小さな口の中へ肉棒をねじ込んだ。
「んぶううぅぅっ♥」
突然の衝撃にスカーサハの目が見開かれる。
一切の遠慮なく突き込まれる肉棒は大きく長く、まだ未成熟な身体であるスカーサハの口内ではとても収まりきるものではなく、半分を少し超えた辺りで喉まで到達した。
喉が塞がれ呼吸が止まる。
ガツガツと喉奥を突かれ、苦しみから涙が溢れる。
一瞬で余裕は失われ、ユーマから離れようと抵抗を試みるが、しかし頭を掴み固定する力に逆らえなかった。
如何に仮初であり幼いエルーンの身体であろうとも、ただの人間であるユーマの力に敵わないハズはないのだが、それを身体が拒絶しているかのように力が入らない。
「おごっ♥ おっ♥ おぶぅっ♥」
喉の中まで突かれて抽挿されるたびに口元から唾液が飛び散る。
(苦し……のに、気持ちがいい♥ これが支配されるという事か)
アルスター島の民を庇護し頂点に立っていたスカーサハは初めて支配される喜びを脳に叩き込まれているような感覚に陥った。
酸欠で白く染まっていく脳に誰が支配者なのかを刻まれる。
「ぐっ……出る!」
最後に目一杯ユーマの肉棒を喉の中にまでねじ込まれ、直接胃袋に注ぎ込むように精液を放たれた。
「んぶっお゛お゛おおぉぉッ♥」
気道を塞がれ獣のような唸り声を上げながらスカーサハの意識が飛ぶ。
その瞬間、スカーサハは自分はこれで死ぬのだと思った。だが、主の精液で溺れ死ぬのならば、まぁいいか──とさえ思ったのだ。
そうして全身の力が抜けたスカーサハは両手をだらんと垂らし、何度かの断続的な射精を全て喉で受け止めた後、ドサリと布団に倒れ込む。
「わ、わ。スカーサハちゃん大丈夫?」
あまりの光景にナルメアが慌ててスカーサハに駆け寄る。
けぽけぽと肉体的な反応のみで喉に詰まった精液を吐き出し、浅いながらも呼吸し始めたスカーサハを確認してホッと胸を撫でおろす。
「ん……ちゅっ♥ お兄ちゃんったら、初めての女の子に無茶しすぎだよぉ♥ でも、すっごい力強くてカッコ良かった〜♥ あむあむ♥」
フェニムは相変わらずユーマの行いを全て肯定しながら、肉棒にしゃぶりつく。
そのまま鈴口に残る精液を啜り、肉棒に付着した精液やスカーサハの唾液を丹念に舐め取り始めるお掃除フェラへと移行する。
そうしながらも、自分にもスカーサハがされたような強引なイラマチオをして欲しそうにユーマへ懇願の視線を送っていた。
射精直後にも関わらず興奮冷めやらぬユーマはフェニムの頭を両手で掴む。
「あっ♥」
(お兄ちゃん、やる気になってる♥ 私にもおちんぽイライラさせたお仕置きする気だ♥)
フェニムが口を開けて肉棒を待ち受けた。
ユーマがそこに肉棒を叩きこもうとしたが、くいくいっと袖を引っ張られて動きを止める。
「ねぇ、ユーマちゃん。お姉さん、ユーマちゃんのお尻を舐めたい……♥ 舐めても、いいかな? ♥」
おずおずとナルメアが申し出る。
その表情は羞恥ではなく、すっかりと発情したメスのそれであり、期待がこもったものであった。
「あぁいいよ、もちろん」
ユーマは答えながらフェニムの口内へ肉棒を叩き込む。
ナルメアそんなユーマの後ろに回り、実に嬉しそうにしながら肛門へと舌を伸ばした。